
消費者金融の審査について徹底解説!落ちる原因と通りやすくなる方法
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「どうしてもお金が必要だけど、消費者金融の審査が不安…」という方も多いのではないでしょうか。
当然ながら、消費者金融の審査において問題なく通過できる場合もあれば、審査に落ちてしまうこともあります。
利用者から見れば、「審査に落ちたくない」と感じるのは当然のことといえるでしょう。
しかしながら消費者金融の審査に落ちてしまう要因は、どのようなポイントなのでしょうか。
また、審査に通りやすくなる方法などはあるのでしょうか。
ここでは、消費者金融の審査にスポットを当てて、審査基準などについて徹底解説していきます。
借入金利 | 年4.5%~17.8% |
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※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。

新井智美からのコメント
ファイナンシャルプランナー
審査に通りやすい金融機関は存在しません。だからといってなかなか審査に通らないわけではありません。
申込先が定めている条件をクリアし、さらに属性や信用情報に問題がなければ、無事に審査に通ることは可能です。カードローンは担保を提供せず、自分自身の属性と信用を基にお金を借りる方法です。
そのためには、信用力を高める努力はもちろん、借りた後はきちんと期日を守って返済を行うなどの実績を高めることも大切です。
トータルマネーコンサルタント
監修者新井 智美
福岡大学法学部法律学科卒業。
1995年4月 情報通信会社入社。
2006年11月 ファイナンシャル・プランニング技能士1級取得。
2017年10月 独立。
コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆および監修も行い、現在年間200本以上の執筆および監修をこなしている。これまでの執筆および監修実績 は1,000本以上に及ぶ。
監修実績
レイク:融資とは?出資や投資との違いや種類についてわかりやすく解説
auじぶん銀行:資産運用について知っておきたいことまとめ!種類や方法、注意点を解説株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
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有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788)
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審査が通りやすい大手消費者金融と中堅消費者金融はどこ?
「審査が通りやすい消費者金融を探している」という方は非常に多いです。
ただし結論から言ってしまえば、銀行系のカードローンなどより「審査が甘い」と明記しているような消費者金融はありません。
なぜかというと、そのように告知することで、多重債務者が集まってしまう可能性もあるからです。
消費者金融側からすれば、信用情報の怪しい利用者にお金を貸付することは延滞や貸し倒れなどのリスクにつながるため、「審査が甘い」と表現しているような金融機関はほとんどないのです。
消費者金融にも当然審査があります。
その審査基準は各社異なりますし、非公開であるためどのようになっているかは正確に分かりません。
しかし、「スコアリング審査」が採用されているのが一般的です。

新井智美からのコメント
ファイナンシャルプランナー
貸金業法では、「実際のものよりも著しく有利であると人を誤認させるような表示若しくは説明をしてはならない」と誇大広告の禁止を規定しています。
そのため、「審査が甘い」などと明記しているような消費者金融はありません。
金融庁は多重債務者を無くすためにこのほかにもさまざまな規制を設けています。その中には返済能力に対する調査を行う旨の規定もあり、融資を行う際には必ず審査を行う必要があります。
スコアリング審査とは
スコアリング審査とは、申込者の情報からコンピューターによって返済能力をスコア化する審査方法です。
たとえば、以下のような項目がスコア化されます。
- 年齢
- 年収
- 職業
- 勤続年数
- 他社借入額・件数
- 過去の返済履歴
このような項目がひとつひとつスコア化され、その合計スコアが各社の定める合格基準を満たせば審査通過となるのがスコアリング審査です。
信用情報機関への照会も重要な項目
消費者金融の審査には、「信用情報機関」への照会も重要な項目となってきます。
信用情報機関とは、自分が利用したクレジットカードやローンなどの利用記録が保存されている機関です。
日本には「CIC」、「JICC」、「全国銀行協会(JBA)」の3つの信用情報機関があります。
クレジット会社やローン会社、消費者金融、銀行などはこれらのいずれかあるいは複数に加盟しています。
そして自社の商品を利用した顧客の情報を信用情報機関に提供しています。
このため、審査の際に信用情報機関に照会をすれば以下のような項目を判断できます。
- どのようなお金の使い方をしているのか?
- 現在どれくらいの借入があるのか?
- 毎月どのくらいの返済負担があるのか?
- しっかりと返済期日を守っているのか?
- 過去に事故情報を起こしていないか?
つまり、申込者の「借入状況」や「お金に関する信用度」といったことが分かるんですね。
消費者金融は審査時に信用情報機関へ照会してこうした部分を調査しますので、信用情報機関に記録されている情報も審査の合否に大きく影響すると知っておきましょう。
大手消費者金融なら「審査通過率」を参考にする
しかしながら、大手消費者金融であれば、審査基準の目安として利用できる数値があります。それが「審査通過率」という指標です。
審査通過率とは、「申込者数に対し、契約した人の割合」を示すものです。
当然ながら、審査基準が厳しいものであれば落ちてしまう人も多くなりますから、審査通過率も低下することになります。
つまり、公表されている審査通過率を比較することで、契約割合の多い消費者金融を見分けることができるのです。
このような背景から、ここでは大手消費者金融各社の審査通過率を一覧にまとめてみました。
(※正確には、審査通過率ではなく成約率という情報が開示されています)
まずは、下記表をご覧ください。
※データ参考元
・プロミス:SMBCコンシューマーファイナンス月次営業指標
・アイフル:月次データ
・アコム:最新データブック
上記表をみると、アコムの成約率が40%台、プロミスとアイフルについては、30%台となっていることが分かります。
当然ながら、成約率は月によって変動しますので、過去と常に同じような結果になるわけではありませんが、利用するサービスを選択する1つの基準にはなるでしょう。

新井智美からのコメント
ファイナンシャルプランナー
以前では40%後半を占めていた成約率も、ここ数年でかなり下落しています。
アイフルに至っては30%を下回っており、成約率の低さが気になります。もちろん、成約率が高いから必ず審査に通る、もしくは成約率が低いから審査に通りにくいとは限りません。
審査はあくまでも申込者の属性と信用情報に基づいて行われることを覚えておきましょう。
大手消費者金融より中堅消費者金融のほうが審査は甘い?
消費者金融と一言でいっても、大手消費者金融もあれば中堅の消費者金融もあります。
したがって、利用者の選択肢は非常に幅広いといえます。
しかし多くの方から見れば、「大手消費者金融よりも中堅消費者金融のほうが、審査に通りやすいのでは?」という疑問を持つ場合もあるでしょう。
結論からいうと、大手消費者金融と中堅消費者金融のどちらが審査は甘い、というような比較をすることはできません。
なぜかというと、多くの中堅消費者金融では、審査通過率や申込者数などのデータが公開されていないからです。
したがって正確なデータ記録を得ることができない以上、比較して説明することはできないのです。
しかしながら、カードローン全体でいうと、「金利が高いほど審査条件は広い」という傾向があります。
なぜかといえば、金利が低くなればなるほど収益率も小さくなります。
そうなると、できる限りリスクの低い返済能力のある利用者(たとえば年収が高い、勤続年数が長いといった条件を満たす属性の人)に貸付を行う傾向があるからです。
そのような傾向からすれば、大手消費者金融よりも中堅消費者金融のほうが全体的に金利は高めですので、中には契約しやすい消費者金融も存在しているでしょう。
ただし、街金と称される「中堅消費者金融」と一言でいっても数多くの業者が存在しています。
ここでは、代表的な中堅消費者金融の金利を一覧にまとめました。下記をご覧ください。
業者名 | 金利 |
---|---|
スカイオフィス | 年15.0%~20.0% |
アルコシステム | 年15.0%~20.0% |
ライフティ | 年8.0%~20.0% |
ダイレクトワン | 年4.9%~18.0% |
関東信販 | 年13.98%~19.98% |
アロー | 年15.0%~19.94% |
フクホー | 年7.3%~18.0% |
アプラスパーソナルローン | 年6.9%~18.0% |
TRYフィナンシャルサービス | 年9.85%~18.0% |
セントラル | 年4.8%~18.0% |
ベルーナノーティス | 年4.5%~18.0% |
フタバ | 年14.959%~19.945% |
ニチデン | 年7.3%~17.52% |
上記表を参考にすると、金利面で高い数値になっているのは「スカイオフィス」「アルコシステム」「ライフティ」です。
スカイオフィスは即日での融資にも対応している消費者金融で、最短手続きの素早さが特徴の業者です。
消費者金融の利用を検討中の方は、上記表も参考になさってください。
口コミや業者ごとの特徴を比較したい方にはこちらの記事もオススメです。
▼こちらで中小消費者金融について詳しく紹介しているので、ご参考にしてください。
消費者金融の審査で聞かれる質問内容について解説
「消費者金融を利用したいけど、審査内容が不安…」という方も非常に多いと思います。
もちろん、審査通過率の高い消費者金融といえども、40%前半の数値になっていますので、全ての方が審査に通過できるわけではありません。
逆に言えば、契約に至りやすい消費者金融でも、約半数は審査落ちしてしまう、という事実があるということです。
しかし、消費者金融ではどのような審査が行われるのでしょうか。また、消費者金融ではどのようなポイントを審査担当者に質問されることになるのでしょうか。
消費者金融で聞かれる質問内容について触れていきます。

新井智美からのコメント
ファイナンシャルプランナー
審査基準は各社で異なるものの、審査に必要な項目は各社ともにほぼ共通しています。したがって、事前にどのようなことを聞かれるのかを把握し、正確な答えを準備しておきましょう。
特に注意しておきたいのが他社からの借り入れです。自分では把握しているつもりでも、うっかり忘れている可能性は十分に考えられます。
毎月口座からの引き落としで返済を行っているならば、通帳を確認することで、どこから借りているのかを把握することができます。
消費者金融で聞かれることの多い質問内容
消費者金融で聞かれることの多い質問内容は、下記のとおりです。
- 個人に関する情報
- 生活の状況に関する情報
- 勤務先に関する情報
- 他社借入状況に関する情報
上記のように、消費者金融で聞かれやすい質問内容を大まかにわけると4つです。それぞれのポイントについて触れていきましょう。
個人に関する情報
消費者金融の申込時にまず入力する情報として、個人に関する情報があります。具体例を挙げると下記のとおりです。
- 氏名
- 電話番号
- 生年月日
- 連絡先 など
これらの項目が審査に大きく影響するケースは少ないものの、提出した本人確認書類と相違していた場合は、審査に落ちてしまう要因になる可能性もあります。
正しく記載できているかどうか、申込前に必ず確認するようにしましょう。
生活の状況に関する情報
利用者の返済余力を想定する際にも利用されることがあり、あまりに生活状況が芳しくない場合、審査に落ちてしまう理由になる可能性があります。
生活状況に関する情報として回答を求められる項目としては、下記のとおりになります。
- 年齢
- 配偶者の有無
- 住所
- 持ち家か賃貸か
- 家族構成
- 家賃負担の有無
- 住宅ローンの有無
- 安定収入 など
例えば、年収200万円の方が消費者金融に借り入れ申込したとしましょう。
しかしながら、他社の借入が無かったとしても毎月の住宅ローン負担として10万円支払いだった場合、客観的に見ても返済余力がないとわかります。
また、そもそも無職である場合や、生活保護の人・専業主婦も同様に返済能力がないとみなされるケースがほとんどです。
したがって、このような場合であれば、通常のケースよりも審査に落ちてしまう可能性が高くなってしまうのです。
生活に関する状況は、このように利用されています。
勤務先に関する情報
勤務先に関する情報は利用者の返済能力にも大きく影響する部分ですので、基本的に項目数が多いです。
勤務先に関する情報として質問されやすいのは下記の項目です。
- 職場の名称
- 勤務先住所
- 勤務先の連絡先
- 事業規模
- 社員数
- 業種
- 職種
- 契約形態
- 勤続年数
- 年収
- 所属部署 など
全ての項目が重要ではあるのですが、中でも「年収」「勤続年数」「契約形態」の3項目は、審査結果に大きく影響します。
なぜかというとこれらの3項目は、利用者の返済能力に直結する項目だからです。
基準としては、年収は高ければ高いほど、勤続年数は長ければ長いほど、契約形態は安定していれば安定しているほど、審査において有利になります。
カードローンでお金を借りることにおいて、収入状況は非常に重要なポイントです。しっかりチェックしておきましょう。
自営業を営んでいる、個人事業主の人
「事業の現況」「資産状況」「事業年数」「売上」「今後の将来性」といった項目が見られます。
ただし、借りたお金を事業資金として使用することはNGの会社もあるため、使用用途を前もって確認するようにしましょう。
フリーターや学生の場合
アルバイト・パートで安定した収入がある場合は審査に通る可能性もあります。
そういった場合は審査に申し込みしてみてもいいと言えます。
他社借入状況に関する情報
消費者金融は、貸金業法による「総量規制」の対象になります。
総量規制とは、「貸金業者は、利用者年収の3分の1以上を貸付してはならない」と規定している制度です。
つまり、審査の際に年収の3分の1以上を既に借入しているような状況であれば、審査に通過することはできないということです。
したがって、他社の借入状況の記載は非常に重要な項目だといえるでしょう。
ただし注意点として、他社の借入状況は信用情報の照会においても調査が行われます。信用情報とは、信用情報機関が管理している、個人信用に関わる情報のことを指します。
信用情報には、クレジットカードやキャッシングの申込履歴や契約内容、過去の返済状況、残高、債務整理の有無などの詳細が記載されています。
過去の返済で延滞を繰り返しているなどいわゆるブラックリスト入りしている場合は審査に通らない可能性がかなり高いです。
カードローンのブラックリストについてより詳しく知りたい方は、「ブラックでも借りられるカードローンはある?FPがブラックの定義と解除方法を解説!」を参考にしてみてください。
もし審査の際に記載する「他社の借入状況」という項目で嘘の記載をしたとしても、信用情報の照会ですぐにバレてしまいます。
「他社の借入が多いと審査に通らないかも…」と不安になってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、審査の際には必ず事実を記載するようにしてください。
上記のポイントは全て、消費者金融の審査において重要な点です。しっかり把握しておきましょう。
▼カードローンの審査が不安な人は、審査に通るかの判断チェックシートがついたこちらの記事もぜひ参考にしてください。
消費者金融の審査申込時に嘘をついた場合はどうなる?
消費者金融の申込で嘘をついてしまった場合、一体どのような結果が待っているのでしょうか。
「ちょっとくらい嘘をついてもバレない」と思われるかたもいらっしゃるでしょう。
審査を受ける側としては「少しでもよく見られたい」という気持ちになるかもしれません。
しかしながら軽い気持ちでついた嘘が、案外と見抜かれてしまうことは多いのです。
また気をつけるべきは「うっかりの間違い」も嘘と同じ扱いになりかねないことです。
例えばクレジットカードのキャッシングがあるのを忘れて申告しないような場合です。
本人は忘れていただけでも、消費者金融側としては「隠していたのではないか」と考えざるをえないのです。
ちょっとした間違いが審査に大きな悪影響となる場合があります。慎重に確認しながら申込をするようにしましょう。
嘘をついてしまいがちな項目
申込時に嘘の申告をしてしまう項目というのはだいたい決まっています。
以下の項目が代表的と言えるでしょう。
- 年収
- 勤務年数
- 勤務先
- 住所
- 他社の借入件数と金額
- 持ち家などの資産情報
たとえば「年収」が本当は300万円なのに500万円などと申告してしまうケースで考えてみましょう。
小口の借入であれば収入証明の提出が求められないこともあります。収入証明がいらないならば年収を「盛って」もバレないような気がしませんか?
少額を「盛る」だけなら、もしかしたら通ってしまう可能性はあります。
しかしある程度盛ってしまうと審査で見抜かれる確率が高まるのです。
なぜならば、勤務先と年齢で、おおよその適正年収は推測できるためです。
消費者金融会社は過去の膨大な申込情報をデータベースとしてまとめています。
そのデータベースと照らし合わせて不自然な年収情報はあぶり出されてしまうのです。
「勤務先」は「在籍確認」を知らない人が嘘をついてしまいがちです。
在籍確認では、申告の勤務先に本当に勤めているかの確認をします。その連絡によって嘘の勤務先はバレてしまうのです。
「勤務年数」は健康保険証の発行年月日などから嘘がわかってしまう場合があります。
比較的バレにくい項目ではありますが「盛って」も特別に審査に有利とはなりません。しかし何となく短い勤務年数を引け目に感じてしまう方もいるようです。
その他の項目についても「バレ」やすさにいくらかの差はあるものの、思いもよらぬ形でバレてしまうことがあります。
また嘘がバレてしまうのは審査中だけとは限りません。無事契約を済ませ利用している間にもバレてしまうケースがあるのです。
具体的には、返済が遅れた時に発送される督促状が宛先不明で戻ってしまうと、架空住所がわかってしまいます。
嘘がバレた場合にどうなってしまうのか
「審査中」に嘘が発覚した場合、嘘の内容によって対応が分かれます。
勤務先をごまかすなどの致命的な嘘の場合、そこで審査通過は絶望的でしょう。
しかし、ささいな嘘の場合はまず消費者金融側から確認が入ることになるでしょう。
たとえば年収が疑わしい場合は収入証明書類の提出が求められる場合があります。
この場合、少額のブレであれば許容範囲として済むかもしれません。しかしあまりにも金額がかけ離れていると審査通過は厳しくなるでしょう。
「利用中」に嘘がわかってしまった場合は「強制解約」や「一括返済」などのペナルティーが科される場合があります。
「強制解約」の場合、それより後の借入はできなくなります。今ある借入残高をひたすら返済することになるのです。
これに対して「一括返済」の場合は今ある残高全てをまとめて返済しなければなりません。
このような処分となった場合は信用情報にもキズがついてしまいます。
そのため他社の借入も強制解約などの処分を受ける可能性があります。
もちろん「ささいな嘘」の場合は見逃される場合もありますし、「限度額の減額」程度で済む場合もあるでしょう。
しかし基本的に融資絡みの「嘘」は信用を大きく損ねることを忘れてはいけません。
「嘘」を付く人にお金を貸してくれるところなどないと考えたほうが良いです。

新井智美からのコメント
ファイナンシャルプランナー
カードローンの申し込みにあたっては、嘘偽りなく正確な情報を申告するようにしましょう。
単に記載ミスであれば修正できますが、悪意を持って嘘の申告をしたと判断されると、審査に通らないことはもちろん、内容によっては詐欺の対象となってしまいます。
金融機関側もいくら属性が良くても、嘘の申告をするような人にお金を貸そうとは思わないでしょう。
金融機関はその人の信用力に応じてお金を貸してくれるということを忘れないようにしてください。
消費者金融の審査にすんなり通るためには?
消費者金融には審査がありますので、その審査を通過しないと借入が出来ません。
そこでこの章では、審査に通るために抑えておくべきポイントを解説していきます。
そのポイントとは以下の5つです。
- 安定した収入源を持つ
- クレカやローンの返済期日は必ず守る
- 他社借入額と件数は少なめに
- 総量規制に気をつける
- 信用事故を起こさない
安定した収入源を持つ
安定した収入源を持つことは必須です。
消費者金融の審査でもっとも重視されるのは「安定収入の有無」です。
その証拠として、ほとんどの消費者金融の申込条件に以下のように安定収入の記述があります。
貸付対象者
20歳以上の安定した収入と返済能力を有する人で、アコムの基準を満たす人
ここで言う安定収入とは「毎月継続して得られる収入」のことです。
つまり、月に1回は収入を得られるような状態でなければいけないということですね。
このため、パートやアルバイトでも良いので毎月収入が得られる状況になってから、申し込みをするようにしましょう。
クレカやローンの返済期日は必ず守る
クレカやローンの返済期日は必ず守ってください。
カードローンの審査には信用情報機関への照会がありますので、これらの返済状況をしっかりと調査されます。
その時に「延滞したという」記録があると審査にマイナス要素となってしまいます。
このため、現在利用中のクレカやローンの返済期日を守ることは必須です。
他社借入額と件数は少なめに
他社借入がある際は金額と件数を少なめに抑えましょう。
これらが多いほど毎月の返済負担が増えますので、返済能力を低く見られる可能性が高くなり、審査に不利となってしまいます。
逆に少なければ、返済できる余力を大きく見てもらえる可能性が上がりますので審査にも有利です。
総量規制に気をつける
総量規制に気をつけましょう。
消費者金融は総量規制の対象であるため、他の貸金業者の借入と合計して年収の1/3までしか借入できません。
このため、他の貸金業者から借入がある際はその借入額に気をつけなくてはいけません。
年収の1/3に近づくほど審査落ちの可能性が高まりますので、他の貸金業者から借入がある場合はその金額をなるべく減らしてから申し込むのが得策です。
信用事故を起こさない
信用事故は絶対に起こさないようにしてください。
信用事故とは信用情報機関に「事故情報」として記録されるものであり、代表的なものは以下の4つです。
- 長期延滞
- 強制解約
- 代位弁済
- 債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)
これらの金融事故を起こしてしまうと、その情報が信用情報機関に記録される5年~10年の間は審査に通るのが絶望的です。
もし、過去に起こしてしまった場合はその情報が信用情報機関から消えるまで待つしか対処法がありません。
消費者金融の審査に落ちる原因を事例から解説
審査通過率が高いとされている消費者金融ですが、当然ながら審査に落ちてしまう利用者も存在しています。
では、審査に落ちてしまうような事例とは、どのようなケースなのでしょうか。ここでは、実際の事例を挙げて解説します。
Aさんのプロフィール
- 職業…会社員
- 勤続年数…10年
- 家族構成…既婚、子ども1人
- 住宅ローン…毎月9万円
- 他社の借入件数、残高…4件、
- 合計115万円
事例
「ヤバイ…15日の返済が間に合わない…」と他社の返済に困ってしまったAさんは、消費者金融の審査に申し込みました。
「即日融資も可能と書いてあったから、今日中にお金を用意できるだろう」とAさんは考えていましたが、審査の結果は否決。Aさんは、なぜ審査に落ちてしまったのでしょうか。
想定要因とFPの見解
まず、Aさんが審査に落ちてしまった想定要因を挙げると、以下の3つが該当します。
- 他社の借入件数が多い
- 既存の借入残高が総量規制以上
- 生活状況が良くない
先述したように消費者金融の審査では、信用情報の照会も含めて総合的に判断されることになります。
Aさんの場合、既存の借入件数が4件と多くなっています。
消費者金融のキャッシングやカードローンにおいては、借入件数が多くなればなるほど毎月の返済額も高額になりますので、審査を受けた消費者金融から、「返済不能になるリスクが高い」と判断されてしまった可能性があります。
加えてAさんは、住宅ローンの毎月負担が9万円と高額ですので、既存の借入件数による返済を踏まえると、生活状況が良くないという点も審査に影響しているでしょう。
また、既存の借入残高が総量規制以上である点も、審査に落ちてしまった大きな要因でしょう。
消費者金融などの貸金業者が総量規制を超えて貸付した場合、行政処分の対象になってしまいます。
したがって、消費者金融がAさんの審査を否決にしたのも当然だといえるでしょう。
このように、審査に落ちてしまう要因が複数含まれているケースも存在します。
ご自身の状況を整理し、できるかぎり不利な状況を改善しつつ申込するようにしましょう。
複数の貸金契約を1つにまとめ、返済の効率化を図る「おまとめローン」についても、知っておくと良いでしょう。

新井智美からのコメント
ファイナンシャルプランナー
おまとめローンは複数の借入先を一つにまとめることで、返済管理を行いやすくすることができるほか、これまでよりも低い金利が適用される可能性があるといったメリットがあります。
ただし、おまとめローンは基本的に返済に特化したローンですので、追加の借り入れなどは行えません。複数社から借り入れを行っており、その返済を負担に感じているならば、ぜひ検討してほしいローン商品です。
審査が甘い消費者金融はある?
冒頭でも触れましたが、審査が甘い消費者金融はありません。
なぜかというと、そもそも独自基準である消費者金融の審査を、客観的に比較することはできないからです。
ただし、契約者数の割合が大きい消費者金融は存在しています。たとえば、アコムは新規成約率が40%を超えています。
この数字は人によっては「低い!」と感じるかもしれません。
しかし、10人申し込んで4人が契約に至っていると考えると、それほど低い数字ではないと考えることができます。
具体的な数字を確認したい方は、下記のファイルより「成約率」をチェックしてみてください。
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▼アコム・プロミスについて、さらに詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
消費者金融の増額審査と新規申込みの審査の違い
消費者金融の審査には、新規申込時の審査とは別に、「増額審査」というものが存在しています。
増額とは、新規申込時に決定された限度額をさらに大きくする手続きのことで、増額を受ける際には、再度審査を受ける必要があります。この審査が、いわゆる「増額審査」です。
増額審査と新規審査の基準は、同様になっているケースが多いです。
ただし、新規申込時の審査とは異なり、既存の借入残高がある状態で審査を受けることになるため、落ちてしまう確率も必然的に高くなります。
増額審査と新規申込みの審査には、このような違いがあります。
消費者金融の借り換え審査は新規審査よりも厳しい可能性あり
借り換えをする際は、新規申し込み同様に審査を受けることになります。
ただし既に他社の残高がある分、審査基準は新規申し込み時の審査よりも厳しくなる傾向があります。
借り換えを検討している人は、借り換え審査についてまとめたこちらの記事を参考にしてください。

新井智美からのコメント
ファイナンシャルプランナー
カードローンの増枠申請や借り換えについても、新規申込時と同様、審査に通過する必要があります。新規申込時と比べて属性が変わっているなどでは、審査に通らない可能性もあります。
ただ、増枠申請や借り換えの申し込みの際には、気をつけておくべきポイントがいくつか存在し、それを実行することで審査に通りやすくなります。
実際に、増枠や借り換えを考えた際には、どのようなポイントに気をつけておくべきなのかもしっかりと調べ、行動に移すようにしましょう。
審査は厳しい?消費者金融以外でお金を借りる方法
消費者金融以外でお金を借りる方法には、
- フリーローン
- 銀行カードローン
- クレジットカードキャッシング
- 親や友人から借りる
などがありますが、消費者金融キャッシングと同様幅広く資金を利用できる方法でいえば、「銀行カードローン」でしょう。
銀行カードローンは消費者金融よりも金利が低く、利息を節約しやすい融資商品です。
その反面、消費者金融のような手続きの素早さは備えていないため、融資までには少し時間を要します。
消費者金融以外でお金を借りる場合は、銀行カードローンを含めて検討すると良いでしょう。
まとめ
消費者金融は、すぐにお金を用意したい場合に強い味方になる業者です。
消費者金融を利用する際は、他社商品も含めて比較検討しつつ、ご自身の状況に応じた業者を選択するようにしてください。
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