値上がり益とは?【初心者のための株の利益の出し方】
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- 値上がり益(キャピタルゲイン)ってなに?
- 値上がり益にはどんな特徴があるの?
値上がり益とは、株の売買によって得られる利益のことです。
「安く買って、高く売る」というシンプルな利益の狙い方で、短期間で大きな利益が狙えるのが特徴です。
一方で、株価の予想を読み違えると、大きな損失を被る可能性があるというデメリットもあります。
この記事では、値上がり益の仕組みやメリット・デメリットについて解説します。
最後まで読めば、値上がり益のメリット・デメリットを理解した上で株取引できるでしょう。
株式会社400F 執行役員CGO(Chief Growth Officer) / 株式会社400F
監修者林 和樹
京都大学卒業後、2007年トヨタFS証券(現:東海東京証券)入社。2012年エイチームへ入社し、翌年に金融メディア事業を立ち上げ。最盛期には売上高72億円の事業に育てる。2019年エイチームフィナジーを設立し、代表取締役社長に就任。保険代理店業務を開始する。2022年5月より現職。個人理念は『お金の不安が意思決定の制約にならない世界を創る』。趣味はボディメイク。
イーデス編集部 / 株式会社エイチームフィナジー
編集者小林 梨沙
1989年生まれ、愛媛県松山市出身。
大学卒業後、株式会社ブリッジインターナショナルに入社。外資系教育サービス会社にて、薬機法や品質マネジメントシステムのインサイドセールスを担当。その後、スーパーバイザーとして、日系大手企業のインサイドセールスプロジェクトの立ち上げを行う。
2019年に株式会社エイチームフィナジーに入社。FX、新規事業開発部を経て、イーデスの編集者に就任。
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値上がり益とは
「値上がり益(キャピタルゲイン)」とは、株を売買することで得られる利益のことです。
値上がり益を狙う場合、基本的に株価が安くなったタイミングを狙って買います。
そして、株価が高くなるのを待って売ることで、「差額」を値上がり益として得られます。
株価は刻一刻と値動きしますので、値上がり益は比較的短期間で利益を狙えるという特徴があります。
ただし、短期間しか狙えないという訳ではありません。
値上がり益の獲得を狙う方法には、何年も待って、株価が何倍にもなるのを狙うものもあります。
1株800円で株を買い、1週間後に1株1,000円に上昇した場合
- 800円×100株=8万円の資金で株を購入
(株は基本的に1単元、100株単位で売買されるため、100株購入とする) - 1株1,000円になったため、1,000円×100株=10万円で株を売却
- 8万円で買ったものが10万円で売れたため、10万円-8万円=2万円の利益が得られたことになる
↓
この時に得た差額の2万円が、値上がり益!
値上がり益のメリット
メリット
- 短期間で利益を得られる
- 大きな利益も狙うことができる
- 「安く買って高く売る」という利益の狙い方がシンプルで分かり易い
値上がり益を狙った投資は、株価が上がりそうな株を選んで買い、少し待って売るだけと、やり方は非常にシンプルです。
中長期はもちろん、短期間での利益獲得を狙うこともできます。
また、どのくらいの利益を狙うかは、自分で決めることができます。
このように単純明快な方法であるため、多くの初心者は、まずは値上がり益を狙った株式投資から始めます。
値上がり益のデメリット
デメリット
- 株価が予想通りに動くとは限らない
- 短期間で大きな損失を被る可能性がある
- 株が無価値になる可能性もある
仕組みがシンプルなため、株式投資を始めたばかりの初心者にもチャレンジしやすい値上がり益の獲得ですが、実はとても難しいものです。
その最大の理由が、株価の予想が難しいということです。
株価がどう動くかは、誰にも分りません。
今まで順調に株価が上がっていたのに、いきなり大きく下がることもあります。
そのため、短期間で大きな利益を狙うことができる反面、損失も大きくなる可能性があります。
株は、発行した会社が倒産してしまうと一切の価値がなくなり、最悪の場合は投資額が全て失われることもあります。
値上がり益狙いの投資法は、実はリスクが高いということを覚えておきましょう。
まとめ
株を売買することで得られる利益である値上がり益を狙って、株取引を始めようと考える人も多いのではないかと思います。
値上がり益狙いの株取引は、初心者にもチャレンジしやすいように感じるかもしれません。
しかし、株価がどのように変動するかは誰にも分からず、値上がり益で利益を獲得することは難しいのです。
また、大きな利益を狙える一方で、大きな損失を被る可能性もあるので、リスクも高い投資法だともいえます。
ある程度の資金を用意できるのであれば、配当や株主優待で利益を得ることを考えてみると良いでしょう。