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つみたてNISAは株主優待の権利なし?優待を受ける口座併用の方法

最終更新日:

監修者

伊藤亮太

つみたてNISAは株主優待の権利なし?優待を受ける口座併用の方法
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  • つみたてNISAでも株主優待ってもらえるの?
  • ほしい株主優待があるけど、つみたてNISAではどうすればもらえる?

つみたてNISAは投資信託での積立になるため、株保有の権利となる株主優待をもらうことができません。

株主優待をもらうには一般NISA口座、または特定口座で対象銘柄の保有が必要になります。

しかし、つみたてNISAも時間をかけて積み立てることで、資産運用の一つとして活用できます。

この記事では、資産運用をしながら利回りのいい株主優待を受け取る方法について、解説します。

最後まで読めば、株主優待と資産運用を両立するためには、どのような方法をとるべきかが分かるでしょう。

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つみたてNISAでは株主優待がもらえない

つみたてNISAは投資信託への積立投資しか行えないため、株主優待を貰うことはできません。

たとえ投資信託のポートフォリオに株主優待をもらえる銘柄が含まれている場合も同様です。

投資信託へと積立投資をしていても、それはあくまでそのファンドへの投資です。

実際に株へと投資しているのはファンドであり、その株の名義は信託銀行になっています。

そのため、株主優待を受けとる権利があるのは信託銀行になるのです。

ただし、その株主優待でもらえるものが換金できるものであれば、それは換金されます。

そして、信託財産へと繰り入れることが投資信託協会で定められているのです。

そのため、換金できるものは換金後、信託財産に繰り入れられます。

株主優待をもらうにはつみたてNISAでなく一般NISA/特定口座を活用

つみたてNISAでは、株主優待をもらうことができませんが、一般NISAや特定口座を活用すれば、株主優待を貰うことができます。

つみたてNISAで投資できるのは、金融庁が定めた基準を満たした投資信託とETFだけです。

しかし、一般NISAならそれ以外の投資信託にも投資でき、さらには、国内外の上場株式やETN、ワラント債などへの投資も可能です。

特定口座の場合は一般NISAに加え、公社債や日銀出資証券にも投資できます。

また、株主優待をもらう上で重要なのが、株主優待がある上場株式に投資できるかという点です。

一般NISAと特定口座は、投資できる銘柄に制限はなく、どちらも国内外の上場株式に投資できます。

また、配当金も同様です。

株の配当金は、投資信託では受け取ることができないので、つみたてNISAではもらえません。

しかし、一般NISAや特定口座であれば、配当金も問題なく受け取ることができます。

つみたてNISAと一般NISAは併用できませんが、切り替えることはできます。

つみたてNISA一般NISA特定口座
取扱商品

投資信託
ETF
※金融庁の基準を満たす商品のみ

上場株式
投資信託
ETF
REIT
ETN
新株予約権付社債
上場株式
投資信託
ETF
REIT
ETN
新株予約権付社債
公社債
日銀出資証券
など
株主優待
配当金

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特定口座とは

証券口座を開設する際、「特定口座」と「一般口座」の2つの口座のうち、どちらか1つを選ぶことができます。

どちらも課税口座ですが、特定口座は投資家が簡易に納税申告を行えるのが特徴です。

一方、NISA口座は非課税口座で、投資上限額内で購入した金融商品から得られる利益には税金がかかりませんので、この点が大きく異なります。

口座の種類と確定申告

特定口座には「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」の2種類があります。

源泉徴収ありの場合、株の売却益から20.315%の税金を引いた金額が証券口座に入金されます。

税金は証券会社が代わりに納税してくれるため、個人として確定申告や住民税の申告をする必要がありません。

源泉徴収なしの場合、利益の合計が20万円を超えたら自分で確定申告しなければなりません。

つみたてNISAは株主優待をもらえる特定口座との併用ができる

一般NISAかつみたてNISAを開設していても、特定口座とは併用できます。

例えば、つみたてNISAでは投資信託しか投資できませんが、特定口座では株取引もできるため、高配当銘柄や株主優待銘柄に投資できます。

また、一般NISAと特定口座を併用する場合もメリットがあります。

NISA口座はどちらも損益通算不可ですが、特定口座で投資していれば、損失が出た場合にその分を利益から差し引くことができるので、節税できます。

なお、一般NISAとつみたてNISAは併用できず、どちらか一方を選択して1つの金融機関で開設する必要があります。

ただし、所定の手続きを行えば、開設後でも、一般NISAとつみたてNISAの口座切り替えは可能です。

その際には以下の2点に注意しましょう。

  • その年に一度でもNISA口座での買付をしていない
  • 原則、変更しようとする年の前年の10月から12月変更手続きを完了させる

ただし、NISA口座のタイプを変えるだけでなく、金融機関も変更する場合、変更したい年の9月末までに金融機関で変更手続きを完了させておく必要があります。

また、年内に既にNISA口座内で金融商品を購入している場合、変更は翌年の投資分からになる点には注意しておきましょう。

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つみたてNISAと特定口座の併用による注意点

つみたてNISAと特定口座を併用することで投資できる対象が増えますが、注意しなくてはいけないのが運用資金です。

投信積立と株の取引を併用すると、その分、運用に必要な資金が増えてしまいます。

特に、特定口座で高配当株や株主優待銘柄などを取引する場合は注意しましょう。

配当や株主優待はインカムゲインですが、その恩恵を受けるためには長期間保有する必要があり、保有している間は、運用資金は動かせなくなります。

そのため、併用する場合は、運用資金にはなるべく余裕を持たせる必要があるでしょう。

また、特定口座で投資をし過ぎた結果、つみたてNISAの積立資金が不足する、ということも起こり得ます。

あらかじめ積立用か株式用か資金を分けておくようにしましょう。

※参考:インカムゲインとキャピタルゲインって何?あなたはどちらに向いている?|auじぶん銀行

つみたてNISAを一般NISAに変更すれば株主優待がもらえる

つみたてNISAとは違い、一般NISAでは株主優待銘柄を保有していれば、株主優待を貰うことができます。

そのため、現在のつみたてNISAを一般NISAに変更すれば、株主優待を貰うことができます。

変更の手続きは、年1回のみ可能で、変更したい年の前年10月から12月に金融機関での変更手続きを完了させておく必要があります。

ただし、その際に、つみたてNISAで保有銘柄があるという人もいるでしょう。

その場合、変更後は積立投資が停止され、保有銘柄はそのままつみたてNISA口座に残されることになります。

一般NISAでも積立投資は可能ですが、そちらに移管することはできません。

保有されている銘柄は、追加での買付はできませんが売却はいつでも可能です。

※参照元:
NISA特設ウェブサイト|金融庁
あなたはどっち?「NISA」と「つみたてNISA」を徹底比較|SBI証券

おすすめの株主優待を選ぶポイント

おすすめの株主優待を選ぶポイントは下記のとおりです。

おすすめの株主優待を選ぶポイント

ポイント1:自分にとって使い勝手が良いか

株主優待には多くの種類があり、意外なものも見つかるため、欲しくなるかもしれませんが、どんなに魅力的であっても普段使いできなければ宝のもちぐされになってしまうので注意が必要です。

株主優待は、クオカードや商品券など、どこでも利用できるものもあれば、自社の割引券ということもあります。

また、カタログギフトをくれるところもあれば、自社商品の詰め合わせをくれるところもあるのです。

どんなに素晴らしい内容でも自分には不要なものもありますし、どんなに高額でも、実際に利用できないのではその価値はないに等しいでしょう。

例えば、自社の施設の割引券が優待内容の場合、自宅の近くにその施設がなければ使いようがありません。

また、あったとしても、興味がなく使う機会がないこともあり得ます。

無駄にしないためには、自分が普段から使うことのできる株主優待を選ぶことが大切です。

ポイント2:長期優遇制度を設けているか

株主優待の中には、保有年数に応じてより良いものを貰えるようになる「長期優遇制度」を設けている銘柄もあります。

その理由として、株価の急落を避けたいという会社側の思惑が挙げられます。

株主優待銘柄の多くは、権利落ち日が過ぎると手放す人が増え、株価が急落することがあります。

それを避けるために会社は長期優遇制度を設け、長期保有してくれる安定株主を増やす取り組みを行っているのです。

株主優待をもらい、長期で保有しようと思っている方にとって、長期優遇制度は大きなメリットになります。

例えば、オリックス(8591)では全国各地のカタログギフトがもらうことができ、カタログギフトにはAコースとBコースの2種類があり、AコースはBコースよりもワンランク上の商品ラインナップとなっています。

保有している年数が3年未満ならBコースから1点、3年以上保有している場合は、Aコースから1点選べるのです。

そのような銘柄を選ぶことで、よりお得に株主優待をもらえるでしょう。

※参照元:株主優待について| ORIX(オリックス)

ポイント3:優待利回りが高いか

株主優待銘柄を選ぶ際は、も重要です。

優待利回りとは、株主優待をもらうための投資金額に対して、どのくらいの価値の優待を受けられるかを表す指標です。

優待利回りが高いほどお得で、低ければあまりお得ではないということになります。

優待利回りは、以下の計算式で算出されます。

株主優待の価値÷必要投資金額
=優待利回り

例えば、株価が500円の株を100株買って、1,000円相当の株主優待を年2回もらえるとします。

その場合は優待利回りは4%になるのです。

1,000×2÷(500×100)
=4%

優待利回りは、カードのポイント還元率と似ています。

300円で1ポイントよりも100円で1ポイント還元される方がお得です。

優待利回りも、50万円で2,000円よりも5万円で2,000円の優待を受け取れるものの方が良いのです。

そのため、優待利回りは、「お得度」を測る指標ともいえるでしょう。

なお、優待利回りの基準については、同じかあるいは似たような優待内容を提供している他社と比較すると良いでしょう。

優待内容によっては、どれくらいの価値があるのか分からないものもあるからです。

たとえば、「5,000円相当の品を贈呈」などの具体的な金額が明示されておらず、かつ、市販されていない品物を贈呈する場合や体験型のものであった場合、どれくらいの価値がある優待なのか分かりません。

優待利回りの基準を考える時は、同じもしくは類似した優待内容を提供している他社と比較すると参考になるでしょう。

※参照元:優待利回り| 野村證券

まとめ

つみたてNISAは、長期の資産形成をするのに向いている投資方法です。

しかし、投資では株主優待を楽しみにしている人もいるでしょう。

その場合、つみたてNISAではなく一般NISAで投資をするか、特定口座と併用しましょう。

併用することで、長期の資産形成と株主優待の両方を同時にできます。

ただし、併用した場合はその分、投資に必要な資金も増えてしまいますので、注意が必要です。

その点も踏まえて、自分に合った方法を選びましょう。

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