海外でクレジットカードを使ってドル決済したい!メリットや流れ、注意点を解説
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海外旅行などで、支払い時にクレジットカードで決済しようとしている人が多いかと思います。特にアメリカはクレジットカード大国なので、ほとんどのお店でクレジットカードが使えて便利です。
アメリカのお店や各国の免税店でクレジットカード払いをしようとした時、ドル決済ができるか気になりませんか?
また、レートは現金に比べて有利なのかや、ドル決済する時の注意点やメリットを知りたいと思いませんか?
今回はクレジットカードでドル決済するときの流れ、メリットや注意点について解説します。
ドル決済について正しく知ることで、自身がドル決済をするべきなのか円で決済するべきなのかを判断できるようになります。
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伊藤亮太/ ファイナンシャルプランナー
皆様にとって真に必要なライフプランニングの設計、資産運用相談を承っております。中立的な立場から、ご相談に応じます。砂金取りという趣味も実益をかねて実践中です。詳しくはZIPANNINGで検索を。
【専門家の解説】
クレジットカードでドル決済をしたい場合には是非この記事を読んでやり方を理解しましょう。
特に海外旅行に行く前に読んでおくと良いですね。
海外旅行でのクレジットカードについては、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
スキラージャパン株式会社 代表取締役 / スキラージャパン株式会社
監修者伊藤亮太
伊藤亮太は「スキラージャパン株式会社」の取締役を務めるFP(ファイナンシャル・プランナー)。
慶應義塾大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻を修了しており、在学中にCFP®を取得。
その後、証券会社にて営業・経営企画・社長秘書・投資銀行業務に携わる。
現在は富裕層個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランの提案・策定・サポート等を行う傍ら、資産運用に関連するセミナー講師や講演を多数行う。
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海外旅行時、クレジットカードのドル決済をする流れ
アメリカに旅行に行ったとき、クレジットカード決済をしても、必ずしもドルで決済されるわけではありません。
時には店側のよる独自のレートで、日本円に設定している場合もあります。支払いの時に不利なレート換算された円で決済されてしまうこともあるため、ドル決済をしたい旨の意思表示をすることが必要です。
また、金額や通貨が正しいか、しっかりと確認することも重要です。
日本語が通じない事も多く、特に英語が苦手な人は、英語での簡単な言い回しを事前に確認しておくことも重要です。
では、アメリカでのクレジットカード決済の流れを見ていきましょう。
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伊藤亮太/ ファイナンシャルプランナー
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【専門家の解説】
今後海外旅行に行こうと計画している方も多くみえるのではないでしょうか?
その際に両替の問題が生じます。
あまり現金で持ち歩くと何かと不便ですし、盗難防止の観点からもクレジットカード支払いを中心に行った方が良いでしょう。
空港で両替するよりも手数料面でも得になるケースも多いです。
なお、お店によってカードのブランドによっては利用できないといったことがあります。
そのため、VISAを軸としながらも、マスターカードなど他の国際ブランドのカードも作成しておきましょう。
いずれかが利用できれば心配ありません。
思い切って英語でドル決済したいと伝えればさらに手数料を浮かせられます。
是非チャレンジしてみてください。
支払い時にクレジットカードで払う旨を伝える
支払いをするときにクレジットカードで払う意思を伝えることが必要です。
お店によっては取り扱っていない国際ブランド(Visa、Mastercard®、JCB、アメリカン・エキスプレスなど)もあるため、注意しましょう。
また、支払いの通貨を選択できる場合は、ドル払いにしたい事も伝えましょう。
英語では、
このクレジットカード使えますか?:Can I use this credit card?
ドル払いでお願いします。:I want to pay in doller.
の言い回しを覚えておきましょう。
参考までに、アメリカのクレジットカードのシェアは、Visa(50%以上)、Mastercard®、AMEX、ディスカバー(JCBと提携)の順です。この中の2~3種類を持っていると安心です。
このように、まずは支払い時にクレジットカードで支払いたい意思を伝えましょう。
金額を確認して、暗証番号またはサイン
店員がカード決済の手続きをしてくれるので、金額を確認したら暗証番号の入力か、サインの記入をしましょう。特に、金額については、後から修正が難しい場合もあるので、数値と通貨単位は必ず確認しておきましょう。
アメリカでは、クレジットカードを利用したときに、小売店がサーチャージを加算することが認められています。そのため、商品代金よりも高い金額が決済される場合があります。手数料がどの程度かは、店頭に表示されていることも多いです。
店頭に記載されていない場合は、
クレジットカードの手数料は何パーセントですか?:What is the percentage of credit card surcharges?
と尋ねましょう。
また、レストランやホテルなど、何らかのサービスを受けた場合は、チップが加算される場合もあります。表示をチェックしながら、金額に誤りがないかをしっかりと確認しましょう。
このように、金額が正しいかを確認してから暗証番号の入力やサインを記入しましょう。
利用控えをもらって、後日明細と確認する
決済が完了したら、必ず利用控えをもらって、後日明細と付け合わせることが重要です。
会計の際、控えが必要か聞かれる場合や、控えをもらえない場合があります。このような言い回しを覚えておきましょう。
領収書は必要ですか:Do you need receipts?
領収書をいただけますか:Could I have a receipt?
その結果、金額が異なる場合や、利用に覚えのない請求が発生していたら、すぐにカード会社に確認をしましょう。利用から60日以内でないと、異議申し立てができないためです。
例えば、このような事例が考えられます。
- ホテルからのチェックアウト後に判明した追加請求:ミニバーや電話代など
- レンタカーを返却後の追加請求:ガソリン代金や修理代金の補填
- キャンセルしたはずの請求が届いた:No Refund(返金不可)でないか確認、お店でキャンセル手続きが完了していない場合もある
いずれの場合も、身に覚えがなければクレジットカードの発行会社に確認をしましょう。
このように、正確にチェックをするためにも、必ず利用控えをもらって、後日明細と確認しましょう。
ここまで、海外旅行などでドル決済をするための流れをご紹介してきました。
そう難しい手続きではありませんが、簡単な英語の言い回しを覚えておいたり、店頭の表示を忘れずに見ておくことで、請求が間違ってないかの確認もしやすくなります。
次の章では、クレジットカードでドル決済をするメリットをご紹介していきます。
クレジットカードでドル決済をするメリット
クレジットカードでドル決済をすると、このようなメリットがあります。
- 現金を両替して利用するよりも手数料が安く済む
- 円決済と比較してもお得な場合が多い
よく知らない・計算が面倒・何となく不安といった理由から現金や円決済を選択する人もいます。しかし、仕組みを正確に理解すると、クレジットカードでドル決済をした方がお得なことがわかります。
それでは、クレジットカードのドル決済のメリットについて、詳しく見ていきます。
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伊藤亮太/ ファイナンシャルプランナー
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【専門家の解説】
世界を見渡せば日本よりもキャッシュレスが進んでいる国も多く、クレジットカードは最低限持っておくべきです。
海外旅行に行く際には必需品といってもよく、手数料を抑えながら是非よい買い物を楽しめるようにしていきましょう。
現金を両替するよりも、手数料が安い
円からドルへ現金を両替するよりも、クレジットカードでドル決済をした方が、手数料が安く、お得に利用することができます。
アメリカ国内で円の需要が少ないため、手数料は、
アメリカ国内で両替>日本国内で両替>クレジットカードでドル決済です。
換算レートや手数料率はクレジットカード会社ごとに異なりますが、おおむね両替手数料よりは安く利用できます。
それでは、具体例を挙げてご紹介していきます。
円とドルの換算レートや手数料率はカード会社によって異なる
円とドルの換算レートや手数料率は、厳密には国際ブランドによって違いがあります。国際ブランドとは、世界中でクレジットカード決済を利用できるシステムを提供している会社です。
ドルから日本円への換算は、クレジットカード会社において売上データが処理された日が基準となります。
国際ブランドの決済センターで手続きの時に、国際ブランド【独自】の為替レートで日本円に換算され、さらにその金額に対して為替換算手数料が加算されます。
JCB、Mastercard®、Visaでは各社のサイトで独自レートに為替換算手数料を加算したレートを確認する事ができます。ただし、JCBが公表しているのはその日のレートのみです。
換算の際、海外利用にかかわる事務処理コストとして、クレジットカード発行会社が定めた手数料率に従った手数料が、国際ブランドが定めた換算レートに加算されます。
具体的にご紹介します。
1ドル110円の時の1ドルあたりの為替事務手数料
1ドルあたりの 為替事務手数料 | 手数料率 | |
---|---|---|
羽田空港 トラベレックス | 2.52円 | 2.27%(料率非公表のため参考値) |
三井住友銀行 外貨両替コーナー | 2.61円 | 2.37%(料率非公表のため参考値) |
Visa | 1.79円 | 1.63% |
JCB | 1.76円 | 1.60% |
Mastercard® | 1.79円 | 1.63% |
AMEX | 2.2円 | 2.0% |
DinersClub | 1.43円 | 1.3% |
基本的に、各ブランドごとにレートが異なり、公表されていないので、厳密に比較はできません。
しかし、1ドルの価値が同じ場合で比較すると、クレジットカード決済の方が手数料が安く済みます。クレジットカードにはポイントも付くので、比較的お得といえます。
クレジットカードの換算レートの基準額は、その日の為替相場を元に算出されており、各社異なります。DinersClubに関しては、非公表ですが、親会社であるCITIBANKのレートが基準と言われています。
CITIBANKは基準額が他行より1~2円ほど高い傾向にあります。そのため、DinersClubはあまりお得とはいえません。
このように、円とドルの換算レートや手数料率はカード会社毎の規定によって異なります。
ドル決済と日本円決済で選べる場合、ドル決済のほうが安い
ドル決済と日本円決済で選べる場合、ドル決済のほうが安い場合が多いです。日本円決済ができるお店はそう多くなく、お店によってレートが異なります。
基本的にはドルを日本円に変える際の価値は、日本円をドルに換えるときの価値より1ドルあたり2円程度低くなります。
例えば日本円→ドル:1ドル110円であれば、
ドル→日本円:1ドル108円
となります。
ただし、クレジットカードが請求処理されるのが、明細がカード会社に届き、処理をされた時点となります。そのため、為替相場の大幅な変動があり、大幅な円安になると、ドル決済の方が高くなってしまうこともあります。
しかしながら、基本的にはドル決済と日本円決済で選べる場合、ドル決済の方が安くなります。
ここまで、クレジットカードでドル決済をするメリットについてご紹介してきました。ほとんどのカード会社では、カード決済の方が手数料がお得なことが理解していただけたかと思います。
次の章では、クレジットカードでドル決済をするときの注意点を見ていきます。
クレジットカードでドル決済をするときの注意点
両替の手間の省くことができ大変便利なクレジットカードでのドル決済ですが、日本とは事情が異なるので注意が必要な点もあります。
それでは、どの部分を特に気を付ければいいか、詳しく確認して見ましょう。
支払い時、金額に間違いがないかを確認すること
最も大事なのは、支払いをする時、金額に間違いがないかを確認することです。品物やサービスの合計額に加算される金額には、以下のようなものがありますので、頭に入れたうえで合計額の確認をしましょう。
- 消費税:税別・税込表示を必ず確認しましょう
- チップ:観光地などではあらかじめ何パーセントか書いてあるのできの額に対して計算しましょう
- カード利用手数料:「Surcharging」として店頭に表示されている場合もあります
会計の際、チップが料金に含まれている場合もあります。サインをする前に、必ず明細を確認しましょう。
チップの欄(TIPS)が空欄であれば、ドル・又はパーセンテージで記入をしましょう。利用する店のランクや種類によってチップの相場が異なりますので、現地の事情は事前に収集しておきましょう。
また、書かれていてもサービス内容によってチップの金額を上げたり下げたりしたい場合は、サインの前にチップの欄を書き直しましょう。
また、合計額とともに通貨単位が合っているかもしっかり確認が必要です。5,000円で決済したつもりが5,000ドルだった、などという事になってしまうと大変です。
特に、暗証番号の入力で決済した場合は、返金してもらえないこともあります。その場での確認が重要です。
決済が終わったら利用控えも必ずもらって帰りましょう。
利用控えと明細に間違いがないか確認すること
後日、クレジットカードから明細が届いた時、利用控えと明細に間違いがないか確認することも重要です。
- 利用したお店から身に覚えのない請求をされていないか
- 不正使用をされていないか
を確認する必要があるからです。
ホテルやレンタカーの利用などで後から請求が上乗せされる場合もあります。しかし、手元に明細がない請求は正しいものなのかどうか、確認をするべきでしょう。
また、特にアメリカはカード社会であるため、クレジットカードを使った犯罪に遭う率も日本より高いと考えられます。スキミングなどの被害に遭っていないかチェックする意味でも、明細との付け合わせるべきでしょう。
クレジットカード会社に利用情報が届くまで、数日かかる場合があります。そのため、利用日と明細の日付が異なる場合がありますので覚えておきましょう。
これまで、クレジットカードでドル決済をするときの注意点をご説明してきました。その請求は本当に自分が利用したものなのか、金額は合っているのか、利用控えと明細を照合して確認をすることは重要です。
次の章では、海外旅行の手数料を抑えるその他の方法について、ご紹介していきます。
海外旅行の手数料を抑える方法
クレジットカードでドル決済をする他に、海外旅行の手数料を抑える方法として、
- 海外キャッシング
- 海外プリペイドカード
がおすすめです。
少し前までならトラベラーズチェックもおすすめでしたが、2014年に国内での販売を終了してしまったため、現在は新規に購入することはできません。そのため、現在新たに利用できる方法としては、上記の方法がおすすめです。
それぞれの内容について、詳しくご紹介していきます。
海外キャッシング
海外キャッシングも、両替より安くドルを手に入れられる方法です。ほとんどの場合ATMの利用手数料がかからず、キャッシングの利息のみで現地でドルを引き出せるからです。
例えば、JCBクレジットカード
キャッシングの利息は年率15~18%と個別に定められています。
※【参考】JCB公式サイト「キャッシングに関するQ&A」(2022年7月12日現在)
海外でキャッシングをして支払日は40日後と仮定すると、
18%×(40/365)=約1.97%の利息です。
つまり、2.5%程度の両替手数料より手数料を抑えることができます。
ただし、一日の利用限度が決まっている場合や、ATMがない地域もありますので、事前の情報収集は欠かせません。
また、ATMは当然英語表記なので、渡航先の州に多い銀行のATMの表示を事前にチェックしておくと安心です。
また、クレジットカードのキャッシングについては、繰り上げ返済できる場合があります。そうすると、さらに手数料を抑えられます。
例えば利用日の10日後に返済をすると、
18%×(10/365)=約0.49%
の利息で済むため、繰り上げ返済をするとさらにお得です。
換算レートが同じ1ドル110円の時、100ドル利用した場合で比較すると、
利率 | 利息 | |
---|---|---|
三井住友カード利用 | 1.63% | 179.3円 |
海外キャッシング40日後に返済 | 1.97% | 216.7円 |
海外キャッシング10日後に返済 (繰り上げ返済) | 0.49% | 53.9円 |
羽田空港 トラベレックス | 2.27% (料率非公表のため参考値) | 249.7円 |
利息だけを比較すると、キャッシング繰り上げ返済、クレジットカードのドル決済、キャッシングの順にお得なことがわかります。
ただし、キャッシングの繰り上げ返済は、振込手数料やATM利用手数料がカード利用者の負担になる場合がほとんどです。
さらに、キャッシングをして余ったお金があると、日本円に戻す手数料も発生してしまいます。クレジットカードにはポイントも加算される点も考慮すると、クレジットカードのドル決済が一番便利でお得と言えます。
ただし、海外キャッシングは両替をするよりはお得なため、現地で現金が必要な場合は利用することをおすすめします。日本での両替よりお得なのはもちろん、円の需要が少ないアメリカでの両替よりもお得です。
そして、返済は、繰り上げ返済と普通に返済する場合の差額が返済に必要な振込手数料やATM利用手数料より大きい場合は、繰り上げ返済を行いましょう。
このように、海外キャッシングは、両替をするよりお得にドルを手に入れられます。
海外プリペイドカード
海外プリペイドカードもおすすめです。いわゆる「チャージ・カード」で、事前に預け入れた金額の範囲で利用することができます。防犯にも強く、年齢制限もないため、クレジットカードと違って未成年でも持つことができるのが特徴です。
券面には、VisaやMastercard®などの国際ブランドが付いていて、使い方はクレジットカードと同じです。
選ぶポイントとしては、
- 入金手数料が無料のものを選ぶこと
- 海外利用手数料・海外ATM利用手数料が安いものを選ぶこと
が挙げられます。
特に、海外利用手数料が3~5%に設定されていることが多く、両替より高い手数料担っています。しかし、盗難されてもロック機能があったりと、被害を最小限に抑えられるため、防犯を重視したい人にはおすすめです。
このように、盗難にあうリスクを考えると、海外プリペイドカードもおすすめです。
これまで、海外でクレジットカードのドル決済をしたいときの流れ、メリットやデメリットをご紹介してきました。色々な方法の中で、手数料が一番お得なのは為替相場の変動リスクを除くと、クレジットカードでドル決済をすることという事が理解できたと思います。
海外旅行におすすめのクレジットカード3選
海外旅行の手数料を抑える方法についてふれてきました。それらを踏まえたうえで、ここからは年会費がお手頃でいざという時の保険が付帯しているものなど、海外旅行におすすめのクレジットカード3選を紹介していきます。
エポスカード
エポスカードは、年会費が永年無料のカードで、利用付帯の海外旅行傷害保険が付いています。
補償内容も下記の通り付帯しているうえ、24時間・年中無休で日本語による海外の現地サポートデスクがカードのことだけでなくパスポートの紛失や盗難時の手続きなども案内してくれます。
- 海外旅行傷害保険:最高3,000万円(利用付帯)
- 傷害治療費用:1回の事故につき最高200万円限度
- 携行品損害(免責3,000円):1旅行につき最高20万円限度(1個・1組・1対あたり10万円限度)
海外の加盟店でクレジットカード決済をすると、海外利用時の事務処理費1.63%をプラスしたレートで日本円に換算されます。
海外キャッシング利用は事務処理費は0円ですが、ATMの利用手数料が発生します。
(利用金額 1万円以下:税込110円/件 1万円超:税込220円/件)
参考:よくあるご質問「海外でカードを利用した場合、手数料はかかりますか?」(エポスカード公式サイト)2022年7月6日現在
ライフカード「旅行傷害保険付き」
ライフカード「旅行傷害保険付き」も、年会費は初年度無料で2年目以降は1,375円(税込)です。
年会費が手頃にもかかわらず、
- 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(自動付帯)
- 傷害治療費用:1回の事故につき最高200万円限度
- 携行品損害(免責3,000円):1旅行につき最高20万円
- 国内旅行傷害保険:最高1,000万円
- 自動車に搭乗中のシートベルト傷害保険:最高200万円
とかなり充実した内容になっています。
上記以外にも「LIFE DESK」では日本語による電話対応だけでなく、世界主要都市20か所に設置された会員専用窓口にて現地スタッフが案内もしてくれます。
また、海外でのカード決済については、海外利用時の事務処理費は国際ブランドにより異なり、プラスしたレート日本円に換算されます。
- Mastercard®:2.00%
- JCB:1.60%
- Visa:2.00%
海外キャッシング利用は事務処理費はかかりません。ただし、ATMの利用手数料はかかります。
参考:海外でのショッピングや外貨で決済した時の日本円換算レートを教えてください。(ライフカード公式サイト)2022年7月6日現在
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは、センチュリオンの入った券面で一見年会費が高そうなイメージがありますが、初年度は無料で2年目以降も3,300円(税込)と手ごろに所有できるカードです。
海外でカード決済をすると永久不滅ポイントが2倍付与され(国内では基本1,000円で1ポイント)、1ポイントは5円相当で提携ポイントと交換することができます。
さらに海外旅行からの帰りは、国際空港から自宅までの手荷物無料宅配サービスも1個無料で利用できるのでとても便利です。
旅行先で何かあった際の付帯保険については
- 海外旅行傷害保険:最高3,000万円(利用付帯)
- 傷害治療費用:1回の事故につき最高300万円
- 携行品損害(免責1,000円):1旅行につき最高30万円
- 国内旅行傷害保険:最高3,000万円
- ショッピング安心保険(自己負担1万円):年間最高100万円
と心強い内容になっています。
海外利用時の円換算については国際ブランドにより異なり、
- Mastercard®:2.20%(税込)
- JCB:2.15%(税込)
- Visa:2.20%(税込)
- アメリカン・エキスプレス:2.00%
となっています。
参考:国内・海外でのセゾンカードの使い方(セゾンカード公式サイト)2022年7月6日現在
海外キャッシングは事務処理費手数料など費用が発生します。利息・手数料等に関してはこちら(セゾンカード公式サイト)にてご確認ください。
まとめ
今回の記事では、海外でクレジットカードのドル決済をしたいときの流れ、メリットやデメリットをご紹介してきました。再度ポイントをまとめます。
- クレジットカードでドル決済をしたい旨の意思表示をすることが必要
- 2~3種類の国際ブランドのカードを持っていると安心
- 金額と通貨単位は必ず確認した後に暗証番号又はサインをする
- 利用控えをもらって、後日明細と確認する
- 一番手数料が安いのは、クレジットカードでドル決済
- 換算レートや手数料率はカード会社によって異なるが、DinersClubは高い
このように、クレジットカードでドル決済は手数料が安い反面、デメリットもあります。流れや概要、注意点を理解したうえで、クレジットカードのドル決済を利用するべきかどうか判断するといいでしょう。
本記事の編集者について

イーデス編集部
専門知識がないと難しい金融商品を、正確で詳しく、わかりやすく伝えるために、記事企画・推敲・構成・編集・情報の更新を行っております。