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結婚式費用が払えないときの対処法!相場や費用の払い方をわかりやすく解説

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結婚式費用が払えないときの対処法!相場や費用の払い方をわかりやすく解説
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一生に一度とされる結婚式を、盛大に執り行いたいと考える人は多いでしょう。しかし、結婚式には多額の費用が必要な場合も多く、払えるかどうか不安という人もいるかもしれません。万が一結婚式のお金が払えないとなってしまったら、どうすればいいのでしょうか。その状況に陥らないためにも、お金の出所や対処法をしっかりと理解しておくべきです。

本記事では、支払いのタイミングや払えない場合の対処法、結婚式にかかる費用の相場と自己負担額について解説します。

金子さん

金子賢司/CFP(日本FP協会会員)

【専門家の解説】

結婚式の相場を見ると、想像以上にかかると感じるかもしれません。 しかし実際に結婚式を挙げようと打合せをしていると、「せっかくの結婚式だから」ということで、いろいろなオプションを付けてしまい、想定よりもかなり高い見積りになりがちです。 結婚の費用は二人の考え方もあるため、一概に自分の意見だけで節約できるというわけでもありません。 ここで紹介する程度の費用はかかると想定しておいた方が良いでしょう。

  • ファイナンシャルプランナー

    監修者金子 賢司

    東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、金融に興味を持ち、資産運用やローンなどの勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。

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結婚式の費用が払えないときの対処法

もし結婚式の費用が支払えない場合、どのような対処法があるのでしょうか。親・親族からの援助を除いた場合、次の方法が考えられます。

  • 結婚式の費用を見直す
  • お金を借りて結婚式の費用を支払う

お金を借りる前に行いたいのが、結婚式費用の見直しです。一部の項目を減らしたり、別の内容に変えたりすると、用意していた資金で結婚式が挙げられるかもしれません。それでもどうしてもお金が足りない場合に、お金を借りることを検討するのが一般的な対処の検討方法です。順番に見ていきましょう。

なお、本記事では支払いのタイミングを結婚式前とします。

結婚式の費用を見直す

結婚式の費用が払えないと感じた場合、結婚式の内容を見直して安く抑えるプランにし直すことが大切です。結婚式の費用に上限はなく、こだわればこだわった分だけ費用が高くなります。そのため、ウエディングプラン作成ときに譲れない部分をはっきりさせておき、それ以外はウエディングプランナーと相談して決めると良いでしょう。事前に予算を伝えておくのもひとつの方法です。

見直す内容で触れないほうが良いのは、食事や引き出物です。試食やサンプルの確認をした結果、ランクダウンしても問題なければランクダウンしても問題はありません。しかし、ゲストの満足度に直結する部分であるため、無理なランクダウンは避けたほうが良いでしょう。

それ以外の方法には、衣装数を減らしたり、ペーパーアイテムの要不要を決めたりする方法があります。詳しくは「結婚式の費用を抑えるコツ」で解説しています。ぜひ参考にしてください。

お金を借りて結婚式の費用を支払う

結婚式のプランを見直してもお金が足りない場合は、不足している費用を借りて支払う必要があります。全額借りる方法もありますが、返済時の利息負担などを考えると、不足分だけを借りたほうが良いでしょう。親・親族からの援助以外にもお金を工面する方法があるため、次章を参考にしてどの方法を採用するか検討してください。

足りない分の結婚式の費用を借りる方法

プランを見直しても結婚式の費用が足りない場合、何かしらの方法で結婚式の費用を工面しなければなりません。その際、借りるという手段も検討材料に入りますが、借りるとひと口にいってもいくつかの方法が存在します。

本記事では、2つの方法を紹介しますが、金利や融資スピード・借入限度額を総合的に編集部で優先順位を決定しました。

対処法融資スピード審査の有無金利
ブライダルローンでお金を借りる1カ月前後あり年3.0%~10.0%
カードローンでお金を借りる最短即日あり年3.0%~18.0%

結婚式までに時間があり、なおかつ金利を抑えたい場合はブライダルローンが優先的に考える借入方法になるでしょう。支払いまで時間がない、結婚式までの時間が限られているなどの場合は、カードローンの利用を検討してください。それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。

ブライダルローンでお金を借りる

ブライダルローンとは、結婚に関わるお金を借りられる金融機関の商品のひとつです。銀行や信販会社、クレジットカード会社が取り扱っていますが、結婚式場と提携しているものもあります。

事前の書類作成や審査は必要になりますが、後述するカードローンよりも金利が低いという特徴があります。取扱い金融機関によって多少の差異はあるものの、ブライダルローンであれば年3.0%~10.0%程度です。また、最高300万円~500万円まで借りられる可能性があるため、不足している結婚式の費用を補填するには十分な場合も多いでしょう。

ただし、一般的なフリーローンとは異なり、ブライダルローンは費用の使い道が決まっており、結婚に関連する内容以外で利用できません。また、同じブライダルローンでも利用できる条件が異なる点に注意が必要です。

メリットデメリット
複数の金融機関から自分に合ったものを選択できる審査~融資決定までに時間がかかる
カードローンと比較すると金利が低め使い道が決まっているため、対象となる項目を確認する必要がある

CFP(日本FP協会会員)
監修者 金子 賢司の一言コメント!
手持ちのクレジットカードにキャッシング枠が設定されていれば、審査なしでお金が借りられます。 ただしキャッシング枠は、数十万円とあまり大きくない傾向があります。 急ぎで利用したい人や、少し借りられれば良いという人は検討してみましょう。 また結婚費用の借入は、どちらかが相手に秘密で利用してしまうと、あとでトラブルのもとになります。 必ず二人同意のもと利用するよう心がけてください。

金子さん

金子さん

カードローンでお金を借りる

カードローンとは、銀行や消費者金融が取り扱っているフリーローンの一種です。専用のカード1枚で借入も返済もできるため、カードローンと呼ばれています。近年ではアプリで完結するサービスも登場しており、アプリローンと呼ばれることも増えました。

テレビCMなどでよく見かける消費者金融カードローンと、ATMなどに掲載されている銀行カードローンには、わずかながら違いがあります。具体的には以下の通りです。

消費者金融カードローン銀行カードローン
金利年18.0%前後年14.0%前後
融資までのスピード最短即日最短翌日
借入限度額500万円~800万円500万円~800万円

1日程度の猶予がある人であれば銀行カードローンを、時間がなくすぐに資金を工面したい人は消費者金融カードローンを選択しましょう。それぞれのカードローンの詳細は以下の記事でも解説していますが、本記事でも次章以降で簡単に解説します。

消費者金融カードローン

消費者金融のカードローンとは、プロミスやアコムなどの消費者金融が取り扱っているローンです。銀行カードローンよりも審査~融資実行までの時間が短く、すぐにでもお金を借りたい人におすすめです。

ただし、対象となる法律が貸金業法になるため、すでに別で消費者金融から借りている人は年収の3分の1以上を借りることはできません。

申込み方法はアプリや郵送などでできますが、即日融資を希望するのであればホームページやアプリなどのオンライン申込みが便利です。なかには最短1時間以内に融資実行までできる場合もあるため、急いでいる場合は消費者金融カードローンを利用しましょう。

返済方法も複数の方法があり、提携コンビニATMや無人機での返済のほか、銀行からの引き落としで返済することも可能です。ただし、返済時の金利が銀行カードローンよりも高いため、無理のない返済ができるかどうかも確認しておきましょう。

メリットデメリット
最短即日での融資が可能銀行カードローンと比較すると金利が高め
返済方法が複数から選択できるため、返済の自由度が高い総量規制の対象になるため、年収の3分の1以上は借りられない

消費者金融カードローンの中でおすすめしたいのが、三井住友銀行の系列であるプロミスです。

多くの消費者金融では、損失を避けるために年18.0%という最高金利を設けています。しかしながら、プロミスは少しでも顧客の負担を軽減するため、年17.8%の金利を提供しており、わずかながらも年0.2%の低下が返済総額において大きな差となり得ます。このため、返済負担を減らしたい方には特におすすめです。

プロミスのもう一つの特徴は、30日間の無利息サービスがあること。この期間は初回借入の翌日から始まり、一度契約しておき、資金が必要になった時に借入しても良いでしょう。

おすすめポイント

  • ほかの主要消費者金融と比べて金利が低い
  • 初回借入日の翌日から30日間は利息がかからない※
  • 契約してからすぐに借りなくても、無利息期間は減少しない

※30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とweb明細利用の登録が必要となります。

金利年4.5%~17.8%
審査時間最短3分
融資スピード最短3分※
web完結可能
無利息期間初回借入日の翌日から30日間※2
学生の利用〇(18歳以上の場合)※3

※1.申込みの時間帯や利用する銀行によって、当日中の融資ができない場合があります。
※2.30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とweb明細利用の登録が必要となります。
※3.申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。

プロミス

プロミス
利用限度額審査時間融資までの時間
最大500万円※最短3分最短3分※
借入金利無利息期間サービス土日の借入
年4.5%~17.8%30日間

※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。

おすすめポイント

  • Web契約で最短3分融資も可能
  • 最短10秒で振込可能(24時間振込可能な金融機関の口座を持っていること)
  • 申込、借入、返済24時間OK!

銀行カードローン

銀行カードローンとは、その名の通り銀行が取り扱っているカードローンの一種です。消費者金融カードローンとは異なり保証会社がついているため、審査には最低でも1日を要するという違いがあります。即金性という意味では消費者金融カードローンに劣るものの、保証会社がついているため、消費者金融よりも金利は低めに設定されています。返済総額も消費者金融より低くなるため、返済の負担を抑えたい人にはおすすめです。

注意したいのは審査の厳しさです。審査基準は公開されていませんが、銀行カードローンは保証会社の兼ね合いで細かなポイントを審査されます。そのため、年収や年齢などの問題で融資を受けられない場合もあるでしょう。また、希望している金額を借りられない可能性もあるため、その点にも注意が必要です。

メリットデメリット
消費者金融よりも金利が低めに設定されている審査に最低1日はかかるため即金性では消費者金融に劣る
借入上限額は消費者金融とほぼ同じで、まとまったお金を借りられる可能性が高い審査の結果借りられなかったり、借入額が小さくなったりする可能性がある

CFP(日本FP協会会員)
監修者 金子 賢司の一言コメント!
銀行カードローンは借入までに時間がかかる反面、低金利で利用できる。 一方、消費者金融は早ければ20分程度で融資が受けられる反面金利が高いという違いがあります。 ただし大手消費者金融は、はじめての利用なら、一定期間は利息がかからない無利息期間を設けているケースがほとんどです。 無利息期間に返済できるなら、消費者金融の金利の高さは問題にならないでしょう。

金子さん

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当サイトのおすすめサービス

みずほ銀行カードローン

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利用限度額審査時間融資までの時間
最大800万円最短当日※最短当日※
借入金利無利息期間サービス土日の借入
年2.0%~14.0%※--

※審査時間・融資時間:みずほ銀行の口座を持っている場合は最短当日~1週間程度、持っていない場合は2~3週間程度かかります。借入金利:住宅ローンの利用で、みずほ銀行カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

おすすめポイント

  • WEB完結申込なら24時間いつでも受付!
  • 提携コンビニATMで借入も返済も可能
  • みずほ銀行のキャッシュカードで利用できる

結婚式の費用を抑えるコツ

結婚式にかかる費用は、演出などをこだわれば上限がなく、青天井といわれるほど高額になる可能性もあります。裏を返せば、必要なものとそうでないものを仕分けすれば、結婚式費用を抑えられるかもしれません。いくつかの方法が考えらえますが、代表的な結婚式費用を抑える方法は次の通りです。

  • 人気の日取りを避ける
  • 演出やアイテムをカットする

絶対に外したくないものを除いて、削減や変更できることに対応することで、結婚式の費用を抑えられるかもしれません。それぞれの詳細を解説します。

人気の日取りを避ける

まず検討すべきは結婚式の日取りです。結婚式場の繁忙期は5月~6月と10月~11月といわれています。過ごしやすい気候や気温であるため、結婚式の時期として人気があるようです。特別な事情がないのであれば、この繁忙期を避けた時期に結婚式を開くと良いでしょう。繁忙期には割高だった費用を下げられる可能性があります。

また、六曜のうち大安を避けるのも結婚式の費用を下げる方法のひとつです。特に仏滅は一般的には結婚式を避ける風潮にありますが、結婚式場は仏滅割引などを用意している場合があります。特に六曜を気にしていないのであれば、大安を避けることで結婚式の費用を抑えやすくなるでしょう。

ただし、特に六曜に関しては新郎新婦だけで決定せず、双方の両親や親族の意見も聞いて決定するようにしてください。人によっては気にする人もいるためです。時間はかかるかもしれませんが、まずは季節や六曜を再検討しましょう。

演出やアイテムをカットする

装飾やウェルカムボード、写真や動画などを見直すことで、結婚式の費用を削減できるかもしれません。装飾でもフラワーアレンジメントを予算内でお任せにすることで、アレンジメントを指定するよりも低額に抑えられる可能性が高くなります。また、ウェルカムボードを自作するなど費用をかけないようにすることで大幅な費用削減につながるでしょう。

ほかにも、スナップショットのシーンを指定したり、ビデオ撮影でも細かい条件を指定したりすることで費用を抑えられる可能性があります。ほかにもアルバムにするのではなくデータでもらう、招待状を紙ではなくWebにするなどにするといいかもしれません。

結婚式場によっては変更できない項目もあるため、事前にウエディングプランナーとの相談は必須です。もしある程度、新郎新婦側に裁量がゆだねられているのであれば、少しでも節約できる方法を模索すると良いでしょう。

結婚式の費用は誰が払う?

結婚式の費用は、結婚する夫婦とその両親・親族が負担していると考えましょう。「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023首都圏」によると、結婚式に備えて貯金をしていた夫婦は、全体の86.9%であることがわかっています。ただし、夫婦の貯金については結婚式だけではなく、結納や結婚指輪代、新婚旅行の費用なども含まれています。

では結婚式の費用を全額夫婦で負担していたのかというと、そうではありません。同調査内の「挙式、披露宴・ウエディングパーティーの費用として親・親族からの援助有無」という質問の回答では、回答者全体の73.5%が「あった」と回答しています。

具体的な金額では、夫婦間の貯金の平均が317.2万円、両親や親族からの援助が181.1万円となりました。後述しますが、結婚式だけにかかる費用の相場は327.1万円です。結納や婚約指輪などの費用を合わせると415.7万円であるため、仮に全国平均と同じくらいの費用が必要な場合、夫婦の貯金だけでは結婚式とそれに付随するイベントに必要な費用が足りません。そのため、多くの場合は両親や親族からの援助を加えて結婚式の費用としていると考えられます。

結婚式にかかる費用の相場

結婚式の費用は誰が払う?」でも触れましたが、結婚全体にかかる費用の相場は415.7万円、挙式および披露宴・ウエディングパーティーだけでも327.1万円です。この数字は全国の平均であり、地域によってはこの金額よりも高い相場になっているケースもあります。以下の表は、各地域の結婚式にかかる費用の相場です。

結婚式にかかる費用の相場
地域結婚式にかかる費用の相場
(カッコ内は挙式、披露宴・ウエディングパーティーのみの費用の相場)
全国415.7万円(327.1万円)
北海道274.0万円(203.1万円)
青森・秋田・岩手346.9万円(271.5万円)
宮城・山形380.0万円(303.3万円)
福島383.3万円(300.8万円)
茨城・栃木・群馬416.5万円(335.5万円)
首都圏456.9万円(356.3万円)
新潟376.7万円(310.0万円)
長野・山梨398.4万円(318.2万円)
富山・石川・福井398.4万円(309.0万円)
静岡431.9万円(346.7万円)
東海421.5万円(332.5万円)
関西412.1万円(322.4万円)
中国地方370.0万円(289.8万円)
四国384.4万円(303.5万円)
九州404.2万円(328.0万円)

挙式や披露宴などを含めた結婚式の費用のうち、全国平均を超えていたのは首都圏・静岡・東海と九州となりました。それ以外の地方は平均を下回っており、300万円以下の地域もあるようです。統計を取る年によって多少の前後はあるかもしれませんが、これから結婚式の費用を貯金しようと考えているのであれば、全国平均の金額を目標にすると良いでしょう。

結婚式費用の自己負担額はいくら?

結婚式にかかる費用は、全額を新郎新婦で負担するわけではありません。ある調査結果によれば、新郎新婦の自己負担額は153.7万円が平均であり、結婚式費用の相場の約半分程度です。

そもそも、結婚式費用は、ご祝儀や親族からの援助である程度まかなえます。そのため、全額を夫婦の貯金だけで捻出するケースは稀であり、最終的な自己負担額はご祝儀と援助を差し引いた分となるのです。その平均額が全国では153.7万円となります。

ご祝儀に関しては参列する人数や新郎新婦との関係性によって前後することはあるものの、ウエディングプランナーなどのアドバイスをもとにシミュレーションを作っておくと良いでしょう。シミュレーションをしたうえで結婚式費用を組み立てることで、結婚式の費用が支払えなくなってしまうリスクを減らせます。

CFP(日本FP協会会員)
監修者 金子 賢司の一言コメント!
親からの援助があるからといって、結婚式の予算を上げてしまうのは避けましょう。 結婚は喜ばしい出来事ではありますが、長い人生におけるライフイベントの1つでしかありません。 これから住宅購入やお子さまの教育資金、老後資金などの準備が必要になります。 結婚を機にライフプランを作り、親からの援助を含めてどれくらいの予算がかけられるかシミュレーションしておくことをおすすめします。

金子さん

金子さん

結婚式の費用はいつ払う?

結婚式場で結婚式を執り行う場合、本契約の際に契約金を支払わなければなりません。挙式料と呼ばれることもあり、この費用が全国平均で35.0万円とされています。それ以外の費用は結婚式場によって支払いのタイミングが異なりますが、大きく分けると次の3種類があります。

  • 前払い
  • 当日払い
  • 後払い

それぞれのメリット・デメリットがあるため、違いをしっかりと理解しておきましょう。主流である前払いでの支払いが難しい場合は、事前に別の支払方法ができないか相談するためにも覚えておくと良いかもしれません。

前払い

前払いとは、結婚式の1カ月~1週間前までに契約金以外の料金を支払う方法です。結婚式場の多くで採用されている方法で、見積書に記載されている残金を支払わなければなりません。契約金支払い後に一括で支払う方法と、2回に分けて支払う方法があります。いずれのパターンも式前に支払いが完結するのがメリットです。

式後のお金の心配をしなくても良いのがメリットではありますが、ご祝儀などを受け取る前に支払う必要があるため、自己負担額が大きくなります。また、挙式・披露宴での時間オーバーや追加ドリンクが発生すると、式後に別途精算しなければならなくなります。

当日払い

当日払いとは、挙式当日に支払いをする方法です。披露宴が終わった後に支払うのが一般的で、主に会員制結婚式場で採用されています。披露宴後であるためご祝儀を支払いの一部に充てて自己負担を減らせます。少しでも自己負担額を減らしたい場合には、前払いよりもメリットが大きな方法といえるでしょう。

一方で、結婚式が終わった後にご祝儀の開封・計算をしなければならないため、忙しい結婚式当日の負担が増えてしまいます。事前にシミュレーションした金額よりご祝儀が少ないと、結婚式費用が足りなくなってしまう可能性も考えられるため、多めの手持ち資金を用意しておく必要があるのもデメリットです。

後払い

後払いとは、結婚式の翌日以降に設定された支払期日までに全額支払う方法です。前払いと当日払いのデメリットを両方解消できる方法ではあり、自己負担額は少なく、なおかつご祝儀の計算時間にも余裕が持てます。

ただし、当日払いと同様に、ご祝儀がシミュレーションより少ない場合は自己負担額が増加する点に注意が必要です。また、大前提として後払いに対応している結婚式場は少数でもあります。基本的には前払い・当日払いのいずれかになることがほとんどであるため、基本的に結婚式費用の後払いはできないと考えておきましょう。

まとめ

結婚式は、一生に一度の大事なイベントのひとつです。しかし、先立つものがなければ思い描いた結婚式ができないのも事実です。カップルで貯金をしておくことはもちろんですが、場合によっては結婚式の中で使うものを見直しても問題ない場面もあるでしょう。なるべく貯金や援助の中でできるようにプランニングしましょう。

もしそれでも結婚式の費用が足りないのであれば、ウエディングローンやカードローンを利用して補填することも検討してください。結婚式の費用は高額であり、ほとんどの結婚式場では前払い制を採用しています。見積書をもとに必要な分だけ借りるようにし、返済額が大きくなりすぎないようにしましょう。大切なイベントがのちの負担につながらないよう、借入は計画的にしてください。

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