シングルマザー(母子家庭)でお金がない…今すぐ使える国のサポート制度や、お金を借りる方法
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シングルマザーの方は、金銭的な不安が二人以上の世帯の方よりも強いかと思います。
この記事では上記のような疑問や不安を解消するべく、シングルマザーだからこそ利用できる制度やサービスやお金を借りる方法について解説していきます。
上手に活用しながら、少しでもお金の不安を解消していきましょう!
▼お金がなくて悩んでいたら、こちらの記事を是非参考にしてください。
ファイナンシャルプランナー
監修者飯田 道子
金融機関勤務を経て1996年FP資格を取得。
現在は各種相談業務のほか、セミナー講師、執筆活動、独立支援などを活動は多岐に渡る。
どの金融機関にも属さない独立系FPとして、金融・保険情報が得意。
また海外移住の相談などにも対応しており、特にカナダや韓国への移住支援などを行っている。
「宅建資格を取るまえに読む本」「貯める!儲ける!お金が集まる94の方法」「介護経験FPが語る介護のマネー&アドバイスの本」「テラー必携‼ あなたのファンを増やす魔法の質問」などの著書もあり。株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。
■書籍
初心者でもわかる!お金に関するアレコレの選び方BOOK
■保有資格
KTAA団体シルバー認証マーク(2023.12.20~)
■許認可
有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788)
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母子家庭の世帯年収は?
「令和3年度 全国ひとり親世帯等調査」によると、母子世帯の平均年収は272万円という結果になっています。
父子世帯の平均年収は518万円となっているので、母子世帯の平均年収は約半分となっており、子どもと一緒に生活をするにはやや厳しい水準でしょう。
1カ月に必要な生活費
この章では、一般的な二人以上の世帯と母子家庭の生活費を比較し、1カ月に必要な生活費をみていきます。
母子家庭世帯の収入・支出
一方、母子世帯の1か月平均消費支出は225,340円で、36,247円の黒字となっています。
平均世帯人員が2.44人となっていますので、子供が2人いる家庭ではもう少し厳しい生活になることが想定されます。
一般的な二人以上世帯の必要な生活費
一般的な2人世帯の1ヶ月で必要な生活費は、382,117円で149,265円が黒字となっています。
母子世帯と比べると、113,018円も多く黒字が出ており、生活に余裕があることが想像できます。
消費支出費用の内訳:一般家庭と母子家庭との比較
一般家庭と母子家庭の各支出項目について、詳しく比較していきましょう。
まず食費は、2人以上家庭が20.8%(60,217円)であるのに対し、母子家庭は20.4%(40,061円)でした。
支出全体における比率はあまり変わらないものの、金額的には大きな差があることがわかります。
次に住居費は、一般家庭が7.2%(20,844円)であるのに対し、母子家庭は14.6%(28,671円)と、支出全体に対する割合や金額は母子家庭が一般家庭を大きく上回りました。
これは、母子家庭が賃貸住宅を利用していることが影響しているためと想定されます。
なお、光熱・水道費は、一般家庭が6.8%(19,686円)であるのに対し、母子家庭は7.7%(15,121円)と、金額的な差が見られました。
教育費は、一般家庭が5.3%(15,344円)であるのに対し、母子家庭は4.6%(9,033円)と、母子家庭ではかなり抑えられていることが分かりました。
教養娯楽費は、一般家庭が9.6%(27,792円)であるのに対し、母子家庭は8.2%(15,514円)と、母子家庭では一般家庭の約半分にとどまりました。
母子家庭では教養娯楽費にお金をかけられていない、余裕のない現状が伺えます。
シングルマザーを支援する主な4つの公的制度
母子家庭を支援する公的制度・助成制度のうち、より利用しやすいものを4つご紹介します。
詳細は地方自治体によって異なりますので、詳細はお近くの役所で確認してください。
母子父子寡婦福祉資金貸付金制度
母子父子寡婦福祉資金貸付金制度は、母子家庭・父子家庭のひとり親が経済的に自立し、安定した生活を送るための資金を融資する制度です。
医療費を借りる医療介護資金、子の就学を支援する修学資金・就学支度資金、事業を開始するお金を借りる事業開始資金など、さまざまな貸付内容に対応しています。
連帯保証人を立てれば、基本的に無利子で借りられる点は大きなメリットでしょう。
詳しくは、「母子父子寡婦福祉資金貸付金制度 | 内閣府男女共同参画局」を参照してください。
生活福祉資金貸付制度
生活福祉資金貸付制度は、低所得者世帯や障害者、高齢者を支援するための制度です。
この制度には、「総合支援資金」「福祉資金」「教育支援資金」「不動産担保型生活資金」の4つの種類があります。
各資金の種類によって貸付条件がことなるので、詳しくは「生活福祉資金貸付条件等一覧|厚生労働省」を参照してください。
また、事前相談が必須のため、役所の生活支援課や子育て支援課などで相談しましょう。
児童育成手当
児童育成手当は、離婚した親やシングルマザーが18歳以下の子どもを養育している場合に、児童一人あたり月々13,500円の手当がもらえる制度です。
利用する際は、お住まいの役所の窓口にて申請しましょう。
ひとり親家庭自立支援給付金事業
ひとり親家庭自立支援給付金事業は、ひとり親に対して就職に有利な資格取得を支援する制度です。
「自立支援教育訓練給付金」と「高等職業訓練促進給付金等事業」の2種類があります。
「自立支援教育訓練給付金」は、指定の訓練講座を受講し修了した場合、最大で受講料の85%が支給される制度です。
「高等職業訓練促進給付金等事業」は、就職に有利な国家資格等を取得するために養成機関で修業する場合、修業期間中の生活負担を軽減するための給付金を支給する制度です。
対象資格は看護師・介護福祉士・保育士・調理師などで、コースを修了したあとに修了支援給付金がもらえます。
詳しくは、「母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業について|こども家庭庁」「教育訓練給付制度 | 厚生労働省」を参照してください。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 飯田 道子の一言コメント!
公的なサポートはいくつかあります。自分が利用できるものはないのか、確認してみて下さい。実際に、自分が利用できるものが良く分からないというなら、まずは自分が住む地域の役場に出向いて、母子家庭(自分)の場合、どのようなサポートが受けられるのか、サポートを受けるにはどのような準備が必要になるのかなどを相談してみましょう。
飯田さん
▼お金を借りることについての理解を深めたい人はこちらの記事もチェック
本当にお金がないときに頼れるのはカードローン
公的な制度を利用できない、または利用できてもお金が足りないときには、カードローンの利用を検討してみるのもひとつの手です。
なかでも、消費者金融のカードローンは即日審査・即日融資を受けられるケースも多いので、すぐにお金が必要となった場合には強い味方になります。
シングルマザーでもカードローンは利用できる
シングルマザーでもカードローンを利用することは可能です。
カード会社によりますが、正社員でなくてもパート・アルバイトによる安定した収入があれば、融資可能なケースはあります。
パート・アルバイトでも利用できるカードローンについては、「シングルマザーにおすすめのカードローン」で紹介します。
年収などの融資条件は?
カードローンを利用するには、安定した収入のあることが前提となるケースが大半です。
また、カードローンは収入の3分の1以下しか借り入れできないという貸金業法上の「総量規制」の影響を受けているため、収入が低い場合は利用できる金額も低くなります。
より審査に通りやすくするポイントは、希望借入額を低めに申請することです。
10万円~20万円など最低限度額に近い金額であれば承認が下りるケースも多いので、あきらめずに一度申請してみることをおすすめします。
カードローンへの申し込みは簡単
カードローンへの申し込みは、WEB完結で行なえるカード会社が多いです。
窓口対応や郵送の手間もかからず、お手持ちのスマホやパソコンからいつでも申し込めるので、時間的な余裕がない母子家庭の方でも簡単に申し込むことができます。
シングルマザーにおすすめのカードローン
カードローンの中には、パート・アルバイトでも安定した収入があれば利用できるものがあります。中でもおすすめの2つをご紹介します。
申し込みはすべてWEBからできますので、お手持ちのスマホやパソコンからアクセスしてみましょう。
レイク
※審査時間・融資時間:21時(日曜日は18時)までの契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中に振込みが可能です。審査結果を確認できる時間は、8時10分〜21時50分(毎月第3日曜日は、8時10分〜19時)です。時間外や申し込み内容によっては、電話またはメールで審査結果が通知される場合があります。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
※無利息期間サービス:Web以外の無人店舗や電話で申込むと、借入額全額30日間無利息または借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1万円~200万円まで。30日間無利息、60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。無利息開始日は初回契約日の翌日からとなります。無利息期間経過後は通常金利適用。貸付利率は契約額および利用残高に応じて異なります。
- 申込み後、最短15秒※で審査結果を表示!
- 24時間申込みOK!
- 初めてなら5万円まで最大180日間無利息!
レイクは、SBI新生銀行グループの大手消費者金融のカードローンです。
スピーディーな審査が魅力で、即日審査・即日融資も可能。
借入金利は年4.5%~18.0%。初めて利用であれば、選べる無利息サービスも行なっているので、どちらか選択して利用できるのもメリットでしょう。
※Web以外の無人店舗や電話で申込むと、借入額全額30日間無利息または借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1~200万円まで。30日間無利息、60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。無利息開始日は初回契約日の翌日からとなります。無利息期間経過後は通常金利適用。貸付利率は契約額および利用残高に応じて異なります。
auじぶん銀行カードローン
※表示金利は、「カードローンau限定割 誰でもコース」です。通常金利(年1.48%~年17.5%)、カードローンau限定割 誰でもコース(年1.38%~年17.4%)、カードローンau限定割 借り換えコース(年0.98%~年12.5%)
※限度額は通常、カードローンau限定割 誰でもコース:10万円以上800万円以内(10万円単位)、カードローンau限定割 借り換えコース:100万円以上800万円以内(10万円単位)となります。
※返済額は借入金額および適用金利によって算出されます。
- au IDをお持ちの方なら金利が最大年0.5%優遇
- 毎月の返済は1,000円から※
- 借り換えでの利用OK!
auじぶん銀行カードローンは、申し込みから契約までWeb上で完結し、au IDがあれば金利が優遇される銀行カードローンです。
コンビニエンスストアや三菱UFJ銀行などの提携ATMならATM手数料無料で利用可能な点や、ほかの銀行と比較してよりスムーズに審査をしてくれる点が魅力です。
借入金利年1.38%~17.4%※と、やや低めである点もメリットですね。
※表示金利は、「カードローンau限定割 誰でもコース」です。通常金利(年1.48%~年17.5%)、カードローンau限定割 誰でもコース(年1.38%~年17.4%)、カードローンau限定割 借り換えコース(年0.98%~年12.5%)
まとめ
母子家庭は経済的にも精神的にも負担のかかることも多いです。
公的機関の支援を上手に活用しつつ、カードローンのキャッシングも利用することで、経済的に生活が楽になるでしょう。
パート・アルバイトでも申し込めるカードローンもありますので、ぜひ検討してみてください。
本記事の執筆者について
金指歩
法学部政治学科卒業・信託銀行出身のフリーライター。FP3級を大学在学時に取得。不動産会社や証券会社でも勤務経験あり。 カードローンやクレジットカード、資産運用、生命保険・医療保険など、金融系コラム記事を中心に執筆している。
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- ※プロミス:※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
- ※アコム:※審査時間・融資時間:申込時間や審査により希望に添えない場合があります。
- ※アイフル:※申込の状況によっては希望にそえない場合があります。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 飯田 道子の一言コメント!
一般家庭と母子家庭(シングルマザー家庭)では、支出にどのような違いがあるのでしょうか。まず、食事です。収入における食費にかける割合に違いは少ないのですが、実際にかかる金額では一般家庭が60,217円であるのに対し、母子家庭では40,061円と、20,000円もの違いがあります。また、娯楽費においては、一般家庭では27,792円であるにもかかわらず、母子家庭では15,514円となっています。母子家庭の余裕のなさが理解できる、結果ではないでしょうか。
飯田さん