お布施が払えないときの対処法！相場やお布施が少ないと言われたらどうするか解説
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お布施は僧侶に渡すお礼のお金です。お布施の金額に決まりはありませんが、宗派によって相場があり、数十万円と渡すケースも珍しくありません。そのため、いざ法要を実施するとなったときに「お布施を支払うだけのお金が準備できない」といった事態になってしまうこともあるでしょう。
そこで本記事では、お布施が払えるだけのお金を用意できないと分かった際の対処法についてご紹介します。お布施の支払いは義務ではないと言いつつも、実際は義務のようになっているため、費用を工面するためにも参考にしてください。
塚越 一央 / 塚越FP社労士事務所 代表
【専門家の解説】
お布施は、葬儀や法要で読経や故人の戒名に対するお礼として、お寺や僧侶に渡す金品のことです。お布施の金額は宗派によって相場が異なるので、葬儀を執り行う葬儀社に聞くとよいでしょう。お布施のお金を用意できないからと言って、払わないわけにはいかないので、そのときはカードローンの利用などを検討してみてください。
ファイナンシャルプランナー / 塚越FP社労士事務所
監修者塚越 一央
東京都立大学法学部を卒業後、大手都市銀行および銀行系のシンクタンクに41年間勤務。
定年退職を機に1級ファイナンシャル・プランニング技能士および社会保険労務士のダブルライセンスで「塚越FP社労士事務所」を立ち上げ、現在に至る。
日本FP協会東京支部主催の「神保町FPフォーラム」に参加し、相続のセミナー講師および相談員を務める。
また、外部メディアへの記事執筆や監修、コンサルティング業務を手掛ける。
経営理念「お客様に喜んでいただき、信頼される仕事を目指します」
株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。
■書籍
初心者でもわかる！お金に関するアレコレの選び方BOOK
■保有資格
KTAA団体シルバー認証マーク（2023.12.20～）
■許認可
有料職業紹介事業（厚生労働大臣許可・許可番号：23-ユ-302788）
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お布施の金額の相場
そもそもお布施とは、法要の際に読経や戒名などの儀式を行ってくれたお坊さんにお礼として渡すお金のことです。無宗教祭のようなケースではお坊さんにお願いすることがないため、お布施を渡すことはありません。
なお、渡したお布施はお寺の運営費に使われることが多く、そのお寺を運営・維持していくことに活用されます。お布施の相場は宗派ごとに異なるため、金額については自身がお願いするお坊さんの宗派に合わせて判断しましょう。
【宗派別】葬式でのお布施の金額の相場
冒頭でも触れたとおり、お布施の金額に決まりはありません。ですが、宗派によって相場と呼べる額が存在するため、以下の表を参考にしてください。
| 宗派 | お布施の相場 |
|---|---|
| 浄土宗 | 30万円～50万円 |
| 浄土真宗 | 20万円程度 |
| 日蓮宗 | 30万円～50万円 |
| 曹洞宗 | 30万円～60万円 |
| 真言宗 | 30万円以上 |
| 天台宗 | 40万円以上 |
| キリスト教 | 10万円～30万円 |
約30万円～40万円前後がお布施の相場になります。表の金額はあくまでも相場でしかないため、実際にお布施の金額を決める際は葬儀を取りまとめる葬儀会社の人に聞いてみましょう。
法事・法要でのお布施の金額相場
お布施を渡すのは葬式だけではありません。その他の法事・法要でも渡す必要が出てきます。それらの相場についても以下で押さえておきましょう。
| 法事法要 | お布施の相場 | 概要 |
|---|---|---|
| 初七日 | 3万円～5万円 | 故人の命日から7日後に行う法要 |
| 四十九日 | 3万円～5万円 | 故人の成仏を願う法要 |
| 納骨 | 1万円～5万円 | 一般的に四十九日と同日に行う法要 |
| 一周忌 | 3万円～5万円 | 故人の命日から1年後に行う法要 |
| 三回忌～ | 1万円～5万円 | 個人の命日から2年目以降に行う法要 |
約3万円～5万円がお布施の相場になっています。葬式のときほど相場は高くないため、親族から貰う香典で賄うこともできるでしょう。
お布施は払わないといけない？
お布施の支払いは義務ではないため、強制されることはありません。とはいえ、実際のところお布施を払わないこと自体が「失礼」にあたるとされているため、「必ず払うもの」と考えておいたほうが良いです。「お布施は義務ではないが、義務のようになっている」というのが現実で、お金がないからと言って支払わなくて済むようなことはほとんどないでしょう。
もし、お布施を払うお金がないのなら無宗教で葬儀を実施するのも一つの方法です。その選択ができないのなら、寺院に相談してみるなどして対処方法を一緒に考えてもらう必要があるでしょう。
編集部
お布施は払わないといけません。ただ、どうしても払えない状況にあるのなら、一度寺院に相談してみましょう。相談することで、支払いを一時的に待ってくれるといった提案をしてくれる可能性もあります。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 塚越 一央の一言コメント！
お布施の支払いは強制ではありませんが、読経などをしていただいた僧侶へのお礼ですので、気持ちよく渡すようにしてください。どうしても支払えない場合には、事前にお寺と相談するのがよいでしょう。兄弟や親戚がいるなら、相談して工面するのもよいでしょう。僧侶には、お礼の気持ちを示したいですよね。
塚越さん
お布施が払えないときの対処法
お布施は払わなければいけないことを前提に、続いてはそのお布施を支払うお金がない場合の対処法をご紹介します。
お布施が払えないときの対処法
- 寺院に相談する
- お金を借りて支払う
自身の手持ちの中でやりくりできるのかを考えたい場合は、まず寺院に相談してみましょう。場合によっては、支払いの一部を待ってくれる可能性があります。
手持ちのお金がまったくなく、寺院に相談できるほどの手持ちがない場合にはお金を借りるのも一つの方法です。お金を借りると利息も含めて返済が必要になりますが、自身でお布施に対する問題を完結できます。
寺院に相談する
支払えるお金がない場合には、まず寺院に相談してみましょう。相談した結果、葬儀の際にかかる戒名料の支払いを待ってくれるなど、最善の提案をしてくれるかもしれません。ただし、必ずしもすべての寺院が同じような対応をしてくれるわけではないため、過度な期待はしないようにしましょう。
お金がないにもかかわらず寺院にお願いしたいと考えるのは、故人をきちんと送り出したいという気持ちがあるからだと思います。ですので、そのような気持ちがあることを寺院に真摯に伝えれば、もしかしたら良い提案を受けられるかもしれません。
お金を借りて支払う
お金がないのなら、お金を借りるという選択肢を取るのもおすすめです。
お金を借りる方法はさまざまで、
- 身内から借りる
- 葬儀ローンを利用する
- カードローンを利用する
といった方法があります。
葬儀ローンやカードローンの場合は利息がかかるため、必要とする金額以上に返済をしなければいけませんが、利用することで寺院に相談する必要がなくなります。人によっては寺院に相談することに抵抗を感じる人もいるかと思います。そういった場合にはお金を借りるほうが精神的にも最善と言えるかもしれません。
お布施のお金を借りるならカードローンがおすすめ
前項でも触れましたが、お金を借りるならカードローンを利用するという選択もあります。カードローンの種類によっては、返済に対する無利息期間を設けているケースもあるため、葬儀ローンよりもお得に借りられる可能性があるでしょう。
本記事では、おすすめのカードローンとして「アイフル」をご紹介しています。以下で詳しく解説しているので参考にしつつ利用を検討してみてください。
アイフル株式会社が提供するカードローン「アイフル」では、初めて利用する人なら最大30日間利息0円でお金を借りられます。借入金利は年3.0％～18.0％で、融資限度額は最大800万円です。
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※申込の状況によっては希望にそえない場合があります。
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編集部
アイフルのおすすめポイントは何と言っても1カ月の無利息期間です。無利息期間のシステムも分かりやすいため、初めてカードローンを利用する人にもおすすめです。お金を借りるならアイフルの利用をぜひ検討してみてください。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 塚越 一央の一言コメント！
お布施が支払えないときに、お寺にも相談できない場合は、カードローンの利用を検討してください。アイフルのカードローンでは、WEB完結で申し込みをすれば、最短18分※で即日融資も受けられ、初めての利用で30日間の無利息サービスも受けられてお得です。借入も返済も、お近くのコンビニATMでできるので便利です。
塚越さん
※申込の状況によっては希望にそえない場合があります。
お布施が少ないと言われたらどうする？
お布施には相場があるとされていますが、人によっては相場より低めの金額を渡すこともあるでしょう。そういった場合には寺院（お坊さん）から「少ない」と言われ可能性があります。もし「少ない」と言われたら、取るべき選択としては以下の2点が挙げられます。
- 追加でお金を包む
- お願いする寺院を変える
相場より大幅に少ない金額を渡した場合に、少ないと言われたのなら追加で包むことを検討しましょう。寺院との良好な関係を築いていくためにも、必要な負担であると言えます。
ただし、相場内の金額を渡しているにも関わらず少ないと言われた場合には、寺院の変更を検討するのも一つです。お布施は義務のようになってはいますが、あくまでも「お礼の気持ち」であるため、高額な金額を請求してくるようなものではありません。高額なお布施を払うことになるのなら、寺院を変えたほうが相場通りのお布施で済ませられる可能性が高いです。
編集部
御布施が少ないと言われた際は、まず相場と渡した金額の差を確認し、「たしかに少ない」と感じたのなら追加で渡すのも良いでしょう。もしそうでない場合には、寺院の変更を検討してみてください。今後、寺院とどのような関係性を築いていきたいかが重要な判断基準となるでしょう。
お布施に関するよくある質問
戒名をつけるお金がないときはどうする？
戒名をつけるお金がない場合は、まず寺院に相談してみましょう。場合によっては、戒名料の支払いを分割にしてくれたり、遅らせても良いと言ってくれたりする可能性があります。
対応自体は寺院によって異なってくるため、まずは相談をしてからどのような案を提示してもらえるか確認してみましょう。
お寺に払うお金は年間いくら？
お寺に払うお金は年間で1万円～4万円くらいとされています。これはお墓の管理にかかる費用と寺院の運営にかかる費用を檀家が負担する分を合わせた相場です。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 塚越 一央の一言コメント！
お布施が少ないと言われたら、相場はいくらか調べてください。明らかに少ないのであれば、追加でお布施を渡した方がよいでしょう。高額なお布施を要求してくるのであれば、お寺の変更を検討してください。お布施はお寺やお坊さんへのお礼の気持ちですから、相場を調べて、適切な金額を渡すようにしてください。
塚越さん
まとめ
お布施は、寺院に払うお礼のお金です。お気持ちとして支払うのが昔からの認識であり、支払い自体は義務ではありませんが、実際のところ義務のようになっています。矛盾しているようですが、結局のところ支払わなければいけないということだけ覚えておきましょう。
お布施を支払うお金が用意できない場合は、寺院に相談するかお金を借りて対処しなければいけません。寺院への相談は、対応が寺院ごとに異なるので場合によっては、最善の提案をしてくれない可能性もあります。
また、人によっては寺院に相談をするのが嫌だという人もいるかと思います。そういった人は、カードローンを利用するなどしてお金を借りてしまうのがおすすめです。
これからカードローンを契約しようか検討している人は、本記事でおすすめしているアイフルの利用を検討してみてください。1カ月無利息でお金を借りることができるため、返済プラン次第では最小限の利息負担でお金を借りることができます。
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- ※アイフル：※申込の状況によっては希望にそえない場合があります。
編集部
故人が亡くなられてからの期間が立つほど法要の相場は低くなっていきます。負担自体はそこまで大きくないかもしれませんが、タイミングによっては大きな負担に感じることもあるため、親族で集まる際には事前にお布施をどうするか相談しておくのも良いかもしれませんね。