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退去費用が払えないときの対処法!納得いかない場合の相談先も解説

退去費用が払えないときの対処法!納得いかない場合の相談先も解説

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賃貸住宅に住んでいる人が引っ越しをする際にかかる費用の一つに退去費用があります。退去費用は、原状回復やクリーニングなどにかかる費用のことで、家の取り扱いや契約時の内容によっては想定以上にかかってしまうこともあるでしょう。

退去費用を支払うお金が手元にない場合、不足分を工面するために適切な対処法を検討しなければいけません。もし支払えない状態が続くと、最悪の場合、費用の未払いで起訴されてしまう可能性があります。

本記事では、退去費用が払えないとどうなるのか、払えないときの対処法、退去費用を借りる具体的な方法を解説します。

この記事を読んでわかること

  • 退去費用はいつまでに支払えば良いのか
  • 退去費用を払えない場合の対処法
  • 退去費用が高すぎて納得がいかない場合の相談先
  • ファイナンシャルプランナー

    監修者金子 賢司

    東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、金融に興味を持ち、資産運用やローンなどの勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。

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退去費用とは

退去費用とは、賃貸で借りていた部屋を退去する際に、次の入居者が住める状態にするための原状回復やクリーニングなどにかかる費用のことです。賃借人が負担する額は、「敷金-(ハウスクリーニング代+修復(原状回復)代)」で算出されます。

また、原状回復代の負担内訳は貸主と賃借人で異なり、かかった費用のすべてを賃借人が負担するわけではありません。賃借人と貸主、それぞれの負担度合いの詳細は国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」で決められています。

賃借人と貸主の負担詳細は以下の表のとおりです。

賃借人が負担する必要がある場合賃借人が負担する必要がない場合
・引越作業で生じたひっかきキズ
・畳やフローリングの色落ち(賃借人の不注意で雨が吹き込んだことなどによるもの)
・落書きなどの故意による毀損 など
・家具の設置による床、カーペットのへこみ、設置跡
・畳の変色、フローリングの色落ち など
壁・天井・タバコなどのヤニやにおい
・壁などのくぎ穴、ネジ穴(重量物をかけるためにあけたもので、下地ボードの張替が必要な程度のもの)
・クーラー(賃借人所有)から水漏れし、放置したため壁が腐食 など
・テレビ、冷蔵庫などの後部壁面の黒ずみ(いわゆる電気ヤケ)
・壁に貼ったポスターや絵画の跡クロスの変色(日照などの自然現象によるもの) など
建具・柱など・落書きなどの故意による毀損
・飼育ペットによる柱などのキズ・におい
・地震で破損したガラス
・網入りガラスの亀裂(構造により自然に発生したもの) など
設備・日常の不適切な手入れもしくは用法違反による設備の毀損
・鍵の紛失、破損による取替え戸建賃貸住宅の庭に生い茂った雑草 など
・鍵の取替え(破損、鍵紛失のない場合)
・設備機器の故障、使用不能(機器の寿命によるもの) など

原状回復の負担をどちらが負うかは、以下の定義をもとに決められます。

賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること

引用元
国土交通省

賃借人が負担するのは通常の使用で発生する損耗に対してではなく、たばこや鍵の紛失など、故意もしくは不注意で発生する損耗・破損などです。

賃借人が負担する必要がある場合

賃借人が負担する必要があるのは、賃借人の故意または過失などで、通常の使用を超える消耗をした箇所を修繕する場合です。通常の使用を超える消耗箇所を修繕した費用が敷金の範囲で収まっていれば、退去時に費用を負担しなくて済みます。しかし、修繕費用が敷金を超えてしまった際は、その超えた分の費用が退去後に請求されてしまいます。

また、例外として特約が記載されている場合には、賃借人が負担する範囲が広くなることもあります。範囲が広くなると、負担する額も大きくなるため、特約が記載されているかどうか契約書で確認しておいたほうが良いでしょう。

賃借人が負担する必要がない場合

賃借人が負担する必要がないのは、経年劣化や通常の使用で起こった消耗が見られる箇所の修繕費用です。経年劣化とは、時間の経過によって品質が低下することを指します。例えば、日光によって壁や床が変色する、湿気によって窓枠のゴム部分が劣化する、といったものが該当します。

通常の使用で起こる消耗は、カーペットのすり減りなどです。経年劣化と通常使用による消耗はどちらも不可抗力であるため、基本的に賃借人が負担することはありません。

CFP(日本FP協会会員)
監修者 金子 賢司の一言コメント!
2020年4月に施行された改正民法のなかで、敷金返還義務や原状回復のルールが定められました。 しかし原状回復費用に充当されて、敷金が返還されなかった、敷金を払っているのに、追加で費用を請求されたなど、退去時のトラブルは依然として多い傾向にあります。 一般的な用途で使っていた場合に生じた傷などであれば原則、負担をする必要はありません。 退去時の費用で困ったときは、最寄りの消費者センターに相談してみましょう。

金子さん

金子さん

退去費用の相場はいくら?

退去費用の相場は間取りごとに異なります。間取りごとの退去費用相場は以下の表のとおりです。

間取り退去費用の目安
1R・1K(20㎡~30㎡)2万円~3万5,000円
1DK・1LDK・2DK(約30㎡~50㎡)3万円~6万円
2DK・2LDK(50㎡~70㎡)5万円~8万5,000円
2LDK・3DK・3LDK(70㎡~90㎡)7万円~11万円

必ずしも相場とおりに収まるわけではない点には注意しましょう。最初に敷金が多めに設定されている場合や、綺麗にしたことで負担度合いが低い場合には、相場よりも負担を抑えられる可能性があります。

退去費用はいつまでに支払う?

退去費用の支払い期限は、基本的に請求書の支払期限に従います。請求書が送られてくるのは退去費用が確定した後です。確定するのは大体1カ月以内であることから、請求書も確定のタイミングに合わせて1カ月以内に送られてきます。賃借人は、送られてきた請求書に記載されている支払期限までに支払わなければいけません。

敷金を使用した結果、余りが出た場合には、こちらも同様にハウスクリーニング代などの費用が確定した後に賃借人に戻されます。

退去費用を払えないとどうなる?

退去費用の請求が確定したものの、費用を工面できずに払えない場合には、連帯保証人に連絡がいく可能性や裁判にまで発展する可能性があります。請求期限が過ぎたらすぐに連帯保証人に連絡がいくわけではなく、以下のような段階を経ます。

  1. 管理会社・保証会社・大家から連絡・督促がくる
  2. 連帯保証人に連絡がいく
  3. 最悪の場合、裁判になる

まずは管理会社などから督促状が送られてくるなど、支払いを催促する書面、もしくは連絡が来ます。この段階で支払いに応じなかった場合に連帯保証人へ連絡がいき、それでも費用を徴収できなかった場合に、未払いで起訴されて裁判になってしまう可能性があります。

退去費用が払えないときの対処法

退去費用が払えないときは、以下3つの対処法を検討しましょう。

退去費用が払えないときの対処法

  • 貸主や管理会社に相談する
  • お金を借りて退去費用を支払う
  • 借りる以外の方法でお金を工面して退去費用を支払う

貸主や管理会社に相談することで、支払いに対する提案をしてもらえるかもしれません。例えば、可能性は低いですが分割での支払いに対応してもらえるなどが考えられます。また、自身から交渉するのも一つの方法です。

貸主や管理会社との相談が叶わなかった場合には、退去費用を自身で工面するための対処法しか残されていません。具体的には、お金を借りる、もしくは稼ぐなどして工面する方法を検討しましょう。

CFP(日本FP協会会員)
監修者 金子 賢司の一言コメント!
退去費用は、賃貸用の火災保険で支払われることがあります。 賃貸用の火災保険は、①自身に家財の保険、②個人賠償責任保険(他の入居者に賠償責任が生じたときの保険、③借家人賠償責任保険(大家に賠償責任が生じたときの保険)に分かれています。 このうち退去時の費用を補償する可能性があるのは③です。これは賃貸物件特有の補償です。 基本的に賃貸用の火災保険にはついているはずなので、確認してみましょう。 なお、必ず支払われるとは限りません。まず保険会社に相談してみることをおすすめします。

金子さん

金子さん

貸主や管理会社に相談する

貸主や管理会社に相談することで、分割払いや支払日の延期などに応じてくれる可能性があります。貸主・管理会社からしても、「1円も退去費用を回収できない」という事態は何としてでも避けたいためです。

すべての貸主・管理会社が応じてくれるわけではありませんが、払う意思があることを前提に相談してみましょう。また、相談する際は具体的に「いつまでに支払える」、「この返済プランなら確実に支払える」といった計画を持ったうえで相談すると話を進めやすいです。

お金を借りて退去費用を支払う

お金を借りれば、退去費用の不足分を補填できます。主にキャッシングやカードローン、家族から借りるといった方法があります。

借りる方法によっては利息がかかるなど、負担が増えてしまうものもあるでしょう。ただ、払わないことによって連帯保証人を巻き込んだり、未払いで起訴されたりするといった事態になるほうが大きな問題であるため、周りを巻き込んで大事にしないためにもお金を借りて解決することを推奨します。

借りる以外の方法でお金を工面して退去費用を支払う

人によっては、信用情報にキズがあってキャッシングやカードローンの審査に通らないこともあるでしょう。審査などの理由で借りることが難しい場合は、それ以外の方法でお金を工面しなければいけません。具体的な方法として、身の回りのものを売る、働いて稼いだお金で支払うといった手段があります。

ただし、これらの方法だけで工面するのは簡単ではありません。身の回りのものを売る場合、退去費用の不足分のお金を補填できるだけの高額な売却額が必要ですし、働くにしても仕事を見つけるところから始めなければいけません。

そのため借りる以外の方法は、貸主・管理会社への相談とキャッシングやカードローン、家族から借りるといった方法が叶わなかった場合に検討すると良いでしょう。

退去費用を借りる方法

退去費用を借りる方法には、次の3種類があります。それぞれ、融資スピードや審査の有無、借りられる金額の大きさなどを考慮し、現実的な優先順位の高さを基準として上から順に紹介します。

対処法融資スピード審査の有無金利
キャッシング枠のあるクレジットカードでキャッシングする最短即日あり年14.0%~18.0%
カードローンでお金を借りる最短即日あり年3.0%~18.0%
家族にお金を借りる最短即日なし

すでに持っているクレジットカードにキャッシング枠が付帯している場合は、その枠を利用して借りることで迅速に退去費用を確保できます。ただし、利用可能枠が少ない場合には、退去費用の不足分全額を工面できない可能性があります。

カードローンは、銀行または消費者金融が提供している金融サービスです。消費者金融の場合は最短即日で借りられます。すぐにでもお金が必要な場合は、消費者金融のカードローンを検討しましょう。

家族からお金を借りるには、お互いの話しやすさや信用度などが影響するため、家族との関係性を踏まえて借りるべきか検討してください。家族といえども、借りた後に返す約束を破るなどすれば、関係性にヒビが入ることも考えられます。

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監修者 金子 賢司の一言コメント!
大手の管理会社では、退去費用をクレジットカードで支払える場合があります。 クレジットカード払いにすれば、支払日をクレジットカード代金の支払日に延ばすことができます。 クレジットカード会社にもよりますが、カード払いにするだけで1カ月~2カ月は支払いが延ばせます。その間にお金を準備する方法もあるでしょう。 また金額が大きいときは、クレジットカードの分割払いはリボ払いも便利です。ただし手数料がかかることがあります。

金子さん

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キャッシング枠のあるクレジットカードでキャッシングする

クレジットカードにはキャッシング機能を付帯しているものがあり、すでに付帯している場合にはすぐにでもお金を借りることが可能です。キャッシング枠の有無は、カード会員専用サイトやクレジットカードを受け取った際の同封書類などで確認できます。

サイトのパスワードが分からなかったり、関連書類を紛失してしまったりした場合には、クレジットカードの裏面に記載されているサポートセンターに連絡して調べてもらいましょう。

また、可能枠をチェックした結果、退去費用を全額工面できるだけの枠がない可能性もあります。枠が足りない場合はサポートセンターに連絡して、一時的に増枠を申請しなければいけません。

メリットデメリット
キャッシング枠があればすぐに利用可能利用可能額が少ない可能性がある
キャッシング枠がない場合は申請が必要

クレジットカードのキャッシング枠がすでにある人は、退去費用を工面する方法としてキャッシングがおすすめです。もし、キャッシング枠が最初から付帯していない場合は、カードローンで新規に契約する方法を推奨します。カードローンのほうが低い利息で借りられる可能性もあります。

カードローンでお金を借りる

カードローンとは、利用可能枠の範囲内であれば借り入れと返済をいつでも自由にできる金融サービスです。カードローンを契約する際、事前に保証人や担保の準備・確認は不要です。

また、カードローンで借りたお金は原則何に使っても問題ありません。住宅ローンのように、目的に対する用途以外に使用してはいけないといった制限もないため、退去費用に使用しても咎められるようなことはないでしょう。

ただし、制限がない分、金利は年3.0%~18.0%と高めに設定されています。借りる額が大きすぎると、その分負担も大きくなる点には気をつけなければいけません。

補足として、カードローンには消費者金融が提供するものと銀行が提供するものの2種類があり、それぞれ金利や融資スピードに多少の差があります。それぞれの違いは以下のとおりです。

消費者金融カードローン銀行カードローン
金利年18.0%前後年14.0%前後
融資までのスピード最短即日最短翌日
借入限度額500万円~800万円500万円~800万円

金利は銀行カードローンのほうが少し低めです。そのため、負担を最小限に抑えてお金を借りたい場合は銀行カードローンのほうが適しているでしょう。

一方で、融資スピードは消費者金融のほうが最短即日とスピード感があるため、すぐにでも退去費用を工面する必要がある場合には、消費者金融カードローンのほうがおすすめです。

借入限度額は、収入をベースに算出されるため双方に差はありません。

おすすめの消費者金融カードローンはプロミス

退去費用のための借入でカードローンを利用する場合にはプロミスがおすすめです。

おすすめポイント

  • 30日間利息0円!
  • 24時間振込可能な金融機関の口座があれば最短10秒で振込可能
  • 申し込み、借入、返済24時間OK!

※30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とweb明細利用の登録が必要となります。

金利年4.5%~17.8%
審査時間最短3分
融資スピード最短3分※1
web完結
無利息期間初回借入日の翌日から30日間※2
学生の利用〇(18歳以上の場合)※3

※1.申込みの時間帯や利用する銀行によって、当日中の融資ができない場合があります。
※2.30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とweb明細利用の登録が必要となります。
※3.申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。

カードローンで退去費用を工面しようと考えている人には、消費者金融カードローンのプロミスがおすすめです。借入利率は年4.5%~17.8%(実質年率)、利用限度額は最大500万円※になります。また、初めてプロミスを利用する場合、30日間利息0円で利用可能です。

※新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。

30日以内に返済できる場合は、利息負担なしで退去費用を借りられるでしょう。仮に30日以内に返せなくても、初月から利息が発生するキャッシングやカードローンで借りるよりかは負担を抑えられます。

プロミスは融資スピードが早く、最短3分※で融資も可能です。さらに、申し込みはWeb完結ということもあって書類を受け取る必要がありません。書類が発行されないことで、消費者金融でお金を借りたことが家族にバレる心配もないでしょう。

※申込みの時間帯や利用する銀行によって、当日中の融資ができない場合があります。

プロミス

プロミス
利用限度額審査時間融資までの時間
最大500万円※最短3分最短3分※
借入金利無利息期間サービス土日の借入
年4.5%~17.8%30日間

※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。

おすすめポイント

  • Web契約で最短3分融資も可能
  • 最短10秒で振込可能(24時間振込可能な金融機関の口座を持っていること)
  • 申込、借入、返済24時間OK!

CFP(日本FP協会会員)
監修者 金子 賢司の一言コメント!
カードローンとは、個人向けの融資サービスの一種です。事業目的でなければ、用途は問われないため、退去時費用の支払いにも充てられます。 担保や保証人も必要ありません。 その代わり住宅ローンやマイカーローンといった、いわゆる目的別ローンに比べると金利が高い傾向があります。 また利用するには審査に通過しなければなりません。他社で多額の借り入れがあったり、クレジットカード代金の支払いを長期滞納したりしていると審査に通らない可能性があります。

金子さん

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家族にお金を借りる

キャッシングやカードローンの利用が難しい場合には、家族からお金を借りることも検討しましょう。家族から借りられれば、利息がかかることもないため、負担を最小限に退去費用を工面できます。さらに、相談の仕方次第では返済プランを負担ないペースで設定してくれる可能性もあります。

ただし、家族間であってもお金の貸し借りには信用が欠かせません。そのため、借りる際は家族への感謝の気持ちを持ってお願いすることも大切です。相手に誠意が伝わらなければ、借りられない可能性もあるでしょう。お互いの関係性にヒビを入れないためにも、事情をしっかりと説明し、家族からの信用を落とさないように配慮してください。

メリットデメリット
利息などの追加負担なしで借りられる家族間の信用にヒビが入る可能性がある
早ければ相談したその日に借りられる家族に貸せるだけの余裕がなければ借りること自体できない

借りる以外の方法で退去費用を工面する方法

借りる以外の方法で退去費用を工面する方法は以下のとおりです。

借りる以外の方法で退去費用を工面する方法

  • 身の回りのものを売る
  • 働いて稼いだお金で支払う

これらの方法は、退去費用の不足額がそこまで大きくない場合に最適な方法です。なぜなら、どちらの方法も何十万円といった費用を工面するにはハードルが高い方法であるためです。

売るものがなければ十分なお金を工面できませんし、仕事が見つからなければ素早くお金を稼ぐこともできません。不足している金額と、自身の状況(売るものがあるか、すぐに働けそうな仕事があるか)をもとに、借りる以外の方法を採用するかどうか判断しましょう。

身の回りのものを売る

リサイクルショップやフリマアプリを活用すれば、自身の持っているものを売ることが可能です。ただし、何を売るかによって得られる金額は変わってきます。家電やゲーム機、ブランド品といったものなら売却した際にそれなりの金額になる期待が持てますが、本や使い古されたグッズでは退去費用の足しにもならない可能性があります。

また、フリマアプリを利用する場合には、売れたとしてもそのお金を出金するまでに時間がかかる可能性がある点に注意しなければいけません。

身の回りのものを売る方法は、「退去費用の不足額がそこまで大きくない」「結構な額で売れそうなものを持っている」、といった場合に適した方法です。

働いて稼いだお金で支払う

日雇いや単発アルバイト、パートによってお金を稼ぐのも一つの方法です。日雇いのバイトはその日に現金で支払ってくれるため、すぐにお金を確保するのに適しています。ただし、仕事を探す手間がかかるだけでなく、仕事が見つからなければ稼ぐことすらできません。

さらに、日雇いのバイトでは、数十万円といった額が必要な場合に全額をひと月で補えない可能性があります。毎日働き続けることも難しいため、大きい金額を工面する必要がある人には適していません。もし、全額を工面できない場合には、お金を借りる方法とあわせて検討することを推奨します。

退去費用を抑えるポイント

退去費用を抑えるポイントは4種類あります。実施することで、退去時にお金を工面する負担を最小限に抑えられるでしょう。

退去費用を抑えるポイント

  • 日頃からしっかりと掃除をしておく
    掃除が不十分であることによって、カビやシミが発生した場合の損害は入居者の負担になります。掃除でカビやシミを防げれば、退去時に余分に請求されることがなくなるでしょう。
  • 入居契約の際に原状回復について確認しておく
    契約によって、「何をもって原状回復とするか」が異なります。契約内容によっては賃借人の負担が大きくなってしまうケースもあるため、契約時によく確認しておかなければいけません。
  • 入居時に室内の状態を記録しておく
    原状回復の目的は、入居前の状態に戻すことであり、それ以上の回復については賃借人が負担する必要がないです。入居時に写真や動画で部屋の状態を記録しておくことで、過剰な修繕が実施されていないかを確認できます。
  • 敷金0円の物件は避ける
    敷金0円の物件は、入居時の費用負担が少なくて魅力的ですが、退去費用の負担がその分大きくなります。入居時と退去時を合わせれば結果的に負担額は変わりませんが、退去費用を抑えたい場合には敷金0円の物件は避けるべきです。

退去直前に実施できる「費用負担を抑える方法」はないため、入居時と日頃の清掃が大切になってきます。

退去費用が高くなってしまうケース

退去費用が高くなってしまうケースは以下のとおりです。

退去費用が高くなってしまうケース

  • 室内でペットを飼っていた
  • 室内でタバコを吸っていた
  • 目立つ損傷がある
  • 敷金なしの物件だった

退去費用が高くなってしまうケースに気をつければ、退去費用を抑えることも可能です。タバコのように努力で対策できるケースとペットのように努力では対策しきれないケースがあるため、それぞれのケースについて対策できるか検討してみましょう。

室内でペットを飼っていた

室内でペットを飼っていた場合、通常の使用では付かない傷や汚れが床や壁に付いてしまいます。仮にゲージで飼っていたとしても、強い臭いを発するペットを飼っている場合には臭いが染みついてしまうこともあるでしょう。臭いは見た目で分からないため一見大丈夫そうですが、貸主や管理会社によっては壁紙などを張り替えるケースもあります。

ペットが原因で修繕やクリーニングが必要になった箇所は、通常の損耗とは異なるため賃借人の負担です。ペットについては契約書に注意書きが記載されていることもあるため、入居時によく確認しておきましょう。

室内でタバコを吸っていた

室内で煙草を吸ってしまっていると、壁や天井にヤニや臭いが付いてしまい、壁紙の張り替え費用やクリーニング費用が余計にかかります。タバコを吸っていなければ、壁や天井に通常の使用以上のシミや臭いが付くことはないため、賃借人負担にならずに済むでしょう。

換気扇の下で吸うことでシミや臭いを対策している人もいますが、その方法は完ぺきではありません。ベランダや家の外に出るなどして、少しでもけむりや臭いが室内に入らないようにすることが大切です。

目立つ損傷がある

明らかに目立つ損傷がある場合、修繕の対象になるため費用が高くなります。生活の中で付くような小さな傷は別ですが、家具を移動した際についてしまった傷など、不注意によって発生した大きな傷は賃借人負担になります。

子ども部屋も同様で、子どもの不注意によってつけてしまった大きな傷なども退去費用に加算される対象です。

敷金なしの物件だった

敷金なしの物件に住んでいた場合、敷金を払っていない分の負担が退去時にかかります。敷金0円で入居できる物件は、引っ越しの際の費用を最小限に抑えられるため魅力的ではありますが、その分退去時の負担が大きいです。

補足として、敷金がある場合もない場合も、自身が負担する退去費用の総額は実質変わりません。仮に賃借人の負担額が20万円だった場合、初めに敷金を10万円払っていたら、退去時の負担額は10万円です。

敷金が0円の場合は、20万円をすべて退去時に負担します。結局、負担額が20万円である点は変わらないため、負担総額でいえば敷金があってもなくても同じです。

退去費用が高すぎる!納得いかない場合の相談先

退去費用が一般的な相場と比較した際に、高すぎる、もしくは納得いかない場合は以下の相談先に相談してみましょう。

  • 貸主や管理会社
  • 消費生活センターなどの専用窓口
  • 弁護士

相談する前には必ず契約書と原状回復のガイドラインを確認しておいてください。契約書に退去時の費用について書かれている事項があり、そこの記載内容次第では相談しても意味がない可能性があります。まずは確認し、不当に請求されている可能性がある場合に各相談先へ相談しましょう。

貸主や管理会社に交渉する

退去費用に納得いかない場合、まずは貸主や管理会社に相談しましょう。この際、具体的にどの部分の請求が納得いかないかをまとめたうえで、交渉しに行くことが大切です。複数ある場合にはリストにして、契約書とあわせて持って行き、交渉の場に臨んでください。

仮に、金額が契約書に沿って決められている場合には、交渉の余地がないため注意しましょう。あくまでも、契約書とガイドラインを確認したうえで、不当に請求されている項目が見つかったことを前提に交渉は進めなければいけません。

専用窓口で相談をする

契約書とガイドラインを確認した結果、不当な退去費用を請求しているにもかかわらず、貸主や管理会社が交渉に応じてくれない場合は専用窓口に相談しましょう。専用窓口は主に以下の3つが挙げられます。

専用窓口

  • 消費生活センター
  • 全国賃貸住宅経営者協会連合会
  • 日本賃貸住宅管理協会

専用窓口に相談することで、不当な退去費用に対する具体的な交渉方法や解決方法を教えてくれるでしょう。その内容をもとに交渉に臨めば、不当な請求分の負担を減らせる可能性が高まります。

専用窓口は、あくまで相談内容を聞いたうえで、自分で解決するための手段や方法を教えてくれるだけです。直接両者の間に入って解決してくれることはありません。そのため、相談する際は自分で解決することを前提に話を聞くようにしましょう。

弁護士に相談をする

専用窓口が教えてくれた解決方法でも解決できなかった場合は、弁護士に相談しましょう。弁護士は専用窓口と違って、直接間に入って動いてくれます。そのため、自身で交渉する必要がなくなり、最短での解決が見込めます。

ただし、弁護士に依頼すると弁護士費用がかかる点には注意です。数万円のために弁護士に依頼した結果、不当な退去費用を減らすよりも弁護士費用のほうが高くなってしまう可能性があります。

このような事態を防ぐためには、依頼するケースと依頼しないケース、どちらが得になるのかを直接弁護士に相談してみることが大切です。初回相談を無料でやっている弁護士事務所も多いため、無料で相談に乗ってくれる事務所を探して相談してみてください。

退去費用に関するよくある質問

Q.退去費用の踏み倒しに時効はある?

退去費用の踏み倒しに対して、相手が会社であれば5年、個人であれば10年の時効があります。

Q.退去費用を払えないときは分割にできる?

基本的に退去費用の分割はできないと考えておいたほうが良いでしょう。相談に乗ってくれるかどうかは、貸主・管理会社次第なところでもあり、法で決められてはいないため確実に分割ができないと言い切れるものでもありません。

貸主もお金を回収できないより回収できたほうが良いため、自身の誠意と交渉の仕方次第では分割にできる可能性もゼロではありません。

Q.退去費用に納得いかないままサインするとどうなる?

納得いかない状態でサインしてしまったとしても、原則取り消すことはできません。民法第228条4項では、サイン(署名)か押印すると「内容に納得した」とみなされるため、両者合意のもと成立した証拠として書面が残ってしまいます。

まとめ

退去費用を払えずに、支払期限を過ぎてしまうと貸主・管理会社から督促状が届きます。それでも支払わずにいると、連帯保証人に連絡がいき、最悪の場合は未払いで起訴されることもあるでしょう。そのため、退去費用の請求が来て払えないと判断した場合には、すぐに対処法を検討しなければいけません。

主な対処法は「貸主・管理会社への相談」「お金を借りる」「ものを売ったり、働いたりして稼ぐ」の3種類があります。どの方法も対処法として検討する価値はありますが、基本は「お金を借りる」という結論に至る可能性が高いです。

本記事では、お金を借りる方法としてプロミスの利用をおすすめしています。プロミスなら、初めての利用の場合30日間は利息が0円であるため、負担を最小限にお金を借りられます。どうしても退去費用を工面できない場合には利用を検討してみてください。

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最大500万円※最短3分最短3分※
借入金利無利息期間サービス土日の借入
年4.5%~17.8%30日間

※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。

おすすめポイント

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  • 利用限度額最大800万円
  • 審査時間最短18分※
  • プロミス※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
  • アコム※審査時間・融資時間:お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
  • アイフル※申込の状況によっては希望にそえない場合があります。

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