ETCカードのみでも作成可能!クレジットなしで使えるETCカード3種類をご紹介
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クレジットカードを作らなくてもETCカードを持つ手段はあります。
ただし、下記のカードは申込する際に手間やコストがかかるため、発行手数料や年会費のかからないクレジットカードに付帯するETCカードを選んだほうがお得です。
クレジットカード機能なしのETCカード
- 個人の方:ETCパーソナルカード
- 個人事業主・企業の方:ETCコーポレートカード
- 個人事業主・中小企業・新設法人の方:法人ETCカード
本記事では、クレジットなしのETCカードの特徴や作り方などを解説します。
ETCカードが作れるおすすめクレカ4選!
カード | 総合人気No.1 JCB CARD W | ライフカード 「年会費無料」 | au PAY カード | dカード |
---|---|---|---|---|
年会費 | 1,375円(税込) ※au携帯電話を契約中の方、もしくは年1回以上の利用で無料 | |||
ETCカード年会費 | 440円(税込) ※年1回以上の利用で無料 | 初年度無料 ※年1回以上の利用で無料 | ||
ポイント還元率 | (※) | |||
電子マネー | ||||
リンク |
※カード詳細のレーディングの根拠については、「クレジットカードランキングの評価プロセスと根拠」をもとにしています。
※1 最大還元率はJCB PREMOもしくはnanacoポイントに交換した場合

田中裕晃 / 大峰FP事務所
高速道路利用者にとってETCカードは必須アイテムと言えます。料金所通行の際の利便性はもちろん、利用料金の割引も受けられますので、メリット尽くしでしょう。
そんなETCカードですが、多くの方はクレジットカードの付帯商品として認識されているのではないでしょうか。実際、クレジットカードに付帯するETCカードの場合、入会金や年会費が不要なケースもあり、コスト面でも最適の選択肢だと言えます。
一方、クレジットカードを持てない人の場合、そういったETCカードを持てないということになってしまいます。本稿で紹介されているETCパーソナルカードなどのクレジット無しのETCカードであれば、審査なしでETCカードを持つことができますので、信用情報に自信のない方にもオススメです。
申し込みの手間が掛かったり、デポジットが必要になったりする上、年会費コストがかかるというデメリットはあるものの、ETCカードを持つことによるメリットを享受できます。高速道路の利用頻度によって損得のラインが分かれるでしょうが、ご自身の利用状況を前提に検討してみてはいかがでしょうか。
ETCカードについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
気になる内容をタップ
- ETCカードのみの作成が可能
- クレジットカード機能なしETCカードとは
- 車載器がなくてもETCカードは利用可能
- クレジットなしのETCカードのメリット
- クレジットなしのETCカードのデメリット
- ETCカードの有効期限の確認方法
- おすすめはETCパーソナルカード
- ETCパーソナルカードの基本情報
- ETCパーソナルカードのメリット3つ
- ETCパーソナルカードのデメリット3つ
- ETCパーソナルカードの利用方法
- ETCパーソナルカードとクレジットカードに付帯するETCカードの違いまとめ
ETCカードのみの作成が可能
結論から言うと、 ETCカードのみの作成は可能です。
この章では、クレジットカード機能のないETCカードについて、その概要やメリット・デメリット、車載器を購入しなくても使えることについて解説します。
クレジットカード機能なしETCカードとは
クレジット機能なしのETCカードとは、デポジット(保証金)をカード発行元の団体に預けることで、ETCカードと同等の機能が使えるカードのことです。
ただ、デポジットから高速料金が引かれるわけではなく、利用代金は毎月支払う必要があります。
利用できる車両は自動車(四輪車)およびバイク(二輪車)です。
車載器がなくてもETCカードは利用可能
車載器がなくてもETCカードは利用できます。
使い方は一般車両の通行と同じで、高速道路の入口で通行券を取り、一般の出口でETCカードを提示するだけです。現金のやり取りをしなくても済みます。
ただし、車載器無しの利用では、無線走行が適用条件になっている各種割引が適用されません。時間や曜日による割引を受けたいなら、車載器を購入するようにしましょう。
では、クレジットなしのETCカードにはどのようなメリットとデメリットがあるでしょうか。順番に説明していきます。
クレジットなしのETCカードのメリット
クレジットなしのETCカードのメリットには、以下のようなものがあります。
メリット
- クレジットカードの審査を受ける必要がない
- クレジットカード番号の盗難などの被害に遭う心配がない
- ほかのETCカードと同様に各種割引の対象となる
何といっても一番大きなメリットは、クレジットカードの審査を受ける必要がなく、クレジットカードを保持しなくてよい点です。
そのため、クレジットカードの番号を盗まれるといった被害の心配もありません。
また、クレジットなしのETCカードでも、車載器を積めば各種割引が適用されETCカードそのもののメリットも享受できます。
プリペイドのETCカードについては、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
クレジットなしのETCカードのデメリット
では、クレジットなしのETCカードには、どんなデメリットがあるでしょうか。
デメリット
- 選択肢が少ない
- クレジットカードとセットのETCカードに比べると手続きが煩雑
- デポジット分のお金を余分に用意しなくてはならない
クレジットなしのETCカードは、あまり種類がありません。特に給与所得者の場合、選択肢は限られます。
また、クレジットカードの作成よりも手続きが煩雑なのも難点です。
申込は郵送でしか受け付けていないため、申込書の郵送を依頼するところから始めなければいけません。また、デポジットの振り込みをしてからでないとETCカードを使うことができません。
デポジット分のお金が初期費用として必要になる点もデメリットです。その分のお金は使えず、ETCカードの使用を止めるときまで戻ってきません。
上記がわずらわしいと感じる方は、コストなしでETCカードを発行できるクレジットカードを検討してみるのもよいでしょう。

岩田昭男 / 消費生活ジャーナリスト
たとえクレジットカードに紐づいたETCカードがなくても、高速道路6社が発行する「ETCパーソナルカード」があれば、ETC割引が受けられます。
クレジットカードのような審査はありませんし、利用金額は後払いで清算できます。
ただし、1,257円(税込)の年会費と最低2万円の保証金が必要になります。
まず1257円の年会費ですが、これはETC割引の適用で割と簡単に回収できます。
たとえば、首都高で「渋谷」から「丸の内」を往復利用するだけで割引額は1620円です。年1回以上使うと元が取れるので、つくる価値はあると思います。
問題は保証金(デポジット)です。
「ETCパーソナルカード」はチャージ式のカードではないため、デポジットを支払いに充当できません。
よって、利用料金は銀行口座から引き落とされます。
また、最初に預けるべきデポジットは、最低でも2万円と高めです。
しかもデポジットは平均利用月額の4倍必要なので、利用額が高くなるとさらに増額しなければなりません。
解約時にデポジットは返還されますが、「ETCパーソナルカード」を利用している間は、預けたお金は使えません。
ETCパーソナルカードはお得がある反面、こうした使いにくさもあります。
いまクレジットカードがつくれない人は、クレジットカードがつくれるまでの“つなぎ”と割り切って使ってみてはいかがでしょう。
ETCカードの有効期限の確認方法
ETCカードの有効期限の見方についても触れておきます。
クレジットカード付のETCカードの場合、同時発行していればクレジットカードの有効期限と同じです。
クレジットカードなしで作れるETCパーソナルカードの場合は、券面表面の右下に小さく印字されています。
カードタイプ | ETCカードの有効期限 |
---|---|
クレジットカード付のETCカード | 紐づいているクレジットカード本体の有効期限と同じ。 |
ETCパーソナルカード (クレジットなしETCカード) | 券面表面の右下に小さく印字。 |
利用履歴に問題がなければ、有効期限が近づいてくると自動的に新しいカードが送られてきますので、特別な手続きは不要です。
ここまでで、クレジットなしのETCカードは作成可能であることについて解説しました。
ETC利用照会サービスについては、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
では、具体的にクレジットなしのETCカードにはどのような種類があるのでしょうか。
クレジットなしのETCカードの種類
クレジットなしのETCカードとして、以下の3種類を紹介します。
それぞれの特徴について解説します。
ETCパーソナルカード
ETCパーソナルカードは、高速道路6会社合同で発行しているクレジット機能なしのETCカードです。
自分で事業をしていない個人がクレジットなしのETCカードを持ちたいと考えた場合、ETCパーソナルカードが現在のところ唯一の選択肢になります。
申込時には最低2万円のデポジット(保証金)を用意する必要があります。
ETCコーポレートカード
ETCコーポレートカードとは、NEXCO東/中/西日本が発行する事業者向けのETCカードです。
車両1台ごとに1枚のETCコーポレートカードが割り付けられ、利用金額が増えるほど首都・阪神高速道路が割引になる大口・多頻度割引に対応しています。
高速道路をひんぱんに使う事業を営んでいる企業や個人事業主を想定したサービス内容です。
法人ETCカード
法人ETCカードとは、高速情報協同組合やETC協同組合が発行する法人向けのETCカードです。
利用限度額の制限がなく、個人事業主や新法人でも利用できます。ETCコーポレートカードのようにカードに特定の車両を結び付ける必要がないため、例えばレンタカーでも使える点も特徴のひとつです。
また、ETCパーソナルカードに比べて入会時の必要経費や年会費が少ないのも特徴。入会時に出資金として1万円程度支払う必要がありますが、退会時に返金されます。
ほかにも発行手数料と年会費にあたる取扱手数料が発生し、高速情報協同組合、ETC協同組合によって異なりますので、事前にお確かめください。
個人事業主や中小企業、新法人なら選択したいクレジットなしのETCカードといえます。
おすすめはETCパーソナルカード
給与所得者のように、自分で事業を営んでいるわけではない個人がクレジットなしのETCカードを持つなら、ETCパーソナルカードがおすすめです。
カードを作成するときにデポジットとして2万円を用意しておく必要がありますが、その他には特に制限がありませんので、お金さえ用意できれば発行できます。
週末起業や副業で個人事業主として働いているなら、ETCコーポレートカードや法人ETCカードも選択肢として検討しましょう。
カード1枚を複数の車両で使うことが想定されるなら法人ETCカードがおすすめです。こちらは中小規模の事業所や個人事業主に向いています。
首都高速や阪神高速の使用頻度が高いなど、高速道路をよく利用しているならより多くの割引が期待できるETCコーポレートカードが良いでしょう。
ETCパーソナルカードの基本情報
ETCパーソナルカードの基本情報は以下のとおりです。
- 年会費:1,257円(税込)
- 初回の年会費引き落とし:カード発行日の翌月
- デポジット:申込時2万円、以降平均利用月額の4倍の額(最低2万円、2万円単位)
- 利用限度額:デポジットの80%
- 後納料金の支払方法:自動払込(ゆうちょ銀行の場合は口座振替)
- 支払口座:本人または生計を一にする父母、配偶者若しくは子の名義による決済口座
- 締切日:毎月末日
- 支払日:翌月27日(当日が金融機関休業日の場合は翌営業日)
- 申込できる年齢:20歳以上または16歳以上で親権者の同意がある場合
なお、ETCパーソナルカードは家族カードが作れません。必要な場合は、ひとりひとり個別で申し込みます。
ETCパーソナルカードのメリット3つ
ETCパーソナルカードのメリットは以下の3つです。
メリット
順番に説明していきます。
その1.審査不要でETCカードのメリットを享受できる
クレジット機能がないため個人信用情報を使った審査がありません。
審査に不安がありETCカードを持てないと思っていた方にとって、クレジットカードがなくてもETCの割引特典が受けられる点は大きなメリットです。
その2.後納料金は月単位で領収書が送られてくるので管理が楽
クレジットカードと同じように、毎月締め日と口座引き落とし日が決まっていて、後納料金のお知らせおよび利用明細・領収書が送られてきます。
このため、毎回料金所で支払って領収書を保管するよりも管理が楽です。
その3.デポジットは最終的に返ってくる
デポジットは、ETCパーソナルカードを退会するときに戻ってきます。
クレジットカードが作れるようになるまでのつなぎとしてETCパーソナルカードを作った方には、この点もメリットとなります。
ETCパーソナルカードのデメリット3つ
一方、ETCパーソナルカードのデメリットは3点挙げられます。
デメリット
こちらも順番に説明していきます。
その1.申込手順が面倒
ETCパーソナルカードの申込方法は、紙面による郵送のみです。
申込書は、有料道路のサービスエリアにあるインフォメーションで直接入手するか、ETCパーソナルカード事務局に電話で郵送をお願いするしかありません。
その2.年会費がかかる
クレジットカード付きETCカードの場合、うまく探せば年会費無料のものも多くあります。
しかしETCパーソナルカードは年会費がかかってしまいます。この点もデメリットといえるでしょう。
その3.デポジットが高額で月々の利用料金によっては追加が必要
デポジットが必要で、その額が最低2万円とかなり高い点もデメリットとなります。また、利用料がデポジットの70%以上に近づいてくると、さらに2万円追加して4万円預けなくてはなりません。
ご利用金額(未決済残高)の合計が預託いただいたデポジットの70%(14,000円)に達した場合、ご利用金額の合計がデポジットの70%に達した日以降の6日または23日(金融機関休業日の場合は翌営業日)にご登録口座からの振替によりデポジット20,000円を増額していただきます。
追加のデポジットを発生させたくなければ、利用を控えるなどの管理が必要です。この点は使い勝手が悪いと言えます。
これらのデメリットを考慮したうえで、どうしてもETCカードのみを発行したいと考える方にはETCパーソナルカードが良いでしょう。
ETCパーソナルカードの利用方法
ETCパーソナルカードは、紙の申込書を郵送して申し込まなければなりません。申込書をETCパーソナルカード事務局に郵送したあと、デポジット2万円を所定の口座に振り込むとカードが送られてきて使える状態になります。
ETCパーソナルカードを利用する方法は車載器に差し込んでETC専用レーンを通過するか、車載器を使わず一般の料金所を利用するかのどちらかです。
利用料金は月末毎にまとめられ、翌月27日に申込時に指定した口座から引き落とされます。
ここまでで、個人におすすめのETCパーソナルカードについて解説しました次項では、ETCパーソナルカードとクレジットカードに付帯するETCカードの違いをまとめています。
ETCパーソナルカードとクレジットカードに付帯するETCカードの違いまとめ
ETCパーソナルカードとクレジットカードに付帯するETCカードの違いをまとめると下記のようになります。
カードタイプ | 申込手続き | ETCカード年会費 | デポジット | 発行手数料 | クレジットカードの審査 |
---|---|---|---|---|---|
ETCパーソナルカード(クレジットなしETCカード) | 紙面による郵送のみ | 1,257円(税込) | 申込時2万円、以降平均利用月額の4倍の額(最低2万円、2万円単位) | 無料 | なし |
クレジットカード付のETCカード | Web申込などさまざまな形式に対応 | 無料~550円程度 | 不要 | 多くの場合、無料だが一部有料のカードもあり | あり |
ETCパーソナルカードは、発行や所持に手間やコストがかかるため、自己破産後などクレジットカードを持てない特別な事情がなければ、発行手数料や年会費のかからないクレジットカードに付帯するETCカードを選んだほうがお得です。
ここまで見てきたように、ETCパーソナルカードを作るのは少々大変です。そこで、比較的審査が通りやすいと言われているクレジットカードでETCカードも発行しているカード会社を紹介していきます。
コストなしでETCカードを発行できるおすすめのクレジットカード
ETCカードを発行するクレジットカードは多くあります。
そのなかでも年会費、発行手数料ともに無料・条件付き無料のおすすめのカードを4つ紹介します。
カード | JCB CARD W | ライフカード | au PAY カード | dカード |
---|---|---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 |
ETC年会費 | 永年無料 | 初年度:無料 2年目以降:1,100円(税込)※年1回の利用で翌年度の年会費無料 | 初年度:無料 2年目以降:1,100円(税込)※年1回の利用で翌年度の年会費無料 | 初年度:無料 2年目以降:550円(税込)※年1回の利用で翌年度の年会費無料 |
ETC発行手数料 | 無料 | 無料 | 1,100円(税込)※発行から1年以内にETCカード利用で返金 | 無料 |
ポイント還元率 | ||||
国際ブランド | ||||
おすすめポイント | ポイント還元率が1.0~5.5%の高還元 | ポイントは利用金額に応じて最大2倍、誕生月は3倍 | ETCマイレージサービスのポイントとPontaポイントの二重取りが可能 | ポイント還元率も1.0%と高還元で、使える店舗も豊富 |
リンク |
※カード詳細のレーディングの根拠については、「クレジットカードランキングの評価プロセスと根拠」をもとにしています。
※1 最大還元率はJCB PREMOもしくはnanacoポイントに交換した場合
JCB CARD W
JCB CARD WのETCカードは、入会費・年会費ともに無料です。
クレジットカード1枚につきETCカードの発行可能枚数は1枚に限られていますが、発行や維持に手数料がかからないため、気軽に発行できます。
JCB CARD Wも年会費は無料ですがポイント還元率が1.0~5.5%(※)と高く、またセキュリティ面に配慮したナンバーレス仕様になっているなど何かと使い勝手の良いクレジットカードです。
※ 最大還元率はJCB PREMOもしくはnanacoポイントに交換した場合。
帰省などで年に1回高速道路に乗るか乗らないか、というような人でも入会費や年会費が無料なので作っておくと便利です。
JCB CARD Wについて、もっと詳しく知りたい方はこちら!
ライフカード
ライフカードの最大の魅力は、年会費永年無料なうえに、誕生日の月はポイントが3倍になるという点です。
ETCカードの発行手数料は無料で、初年度の年会費も無料です。
2年目以降の年会費は1,100円(税込)ですが、年に1回利用するだけで翌年度の年会費は無料となるので、実質永年無料と言っても良いでしょう。
ポイントの有効期限も最大5年と長期間であるため、うっかりポイントを失効させてしまうという心配があまりないと言えます。
ライフカード(年会費無料)について、もっと詳しく知りたい方はこちら!
au PAY カード
au PAY カードは、本カードもETCカードも初年度年会費無料で、2年目以降も年間を通じて一度でも利用していれば翌年度の年会費も無料になります。
カードを利用し続けていれば、本カード(※1)・ETCカードともに実質無料で所持することができます。
※1 年間カード利用がない場合、年会費1,375円(税込)
ETCカードの発行手数料については1,100円(税込)かかりますが、発行から1年以内にETCカードを使用すると、利用特典として翌月の請求額から発行手数料相当額が差し引かれるため、実質無料になります。
さらにポイントについても、ETCマイレージサービスのポイントに加えて、100円(税込)利用するごとにPontaポイントを1ポイント貯めることができるので、ポイントの二重取りが可能です。
auユーザーであれば、貯めたポイントを携帯料金の支払いにあてることもできるため、ポイントを持て余すことがありません。
新規入会キャンペーンなどもたくさん開催されていますので、ぜひ下記記事をチェックしてお得にカードを入手しましょう。
au PAY カードについて、もっと詳しく知りたい方はこちら!
dカード
dカードは、本カードは年会費永年無料。ETCカードの年会費は初年度無料、2年目以降は550円(税込)となっています。2年目以降の年会費は年に1回利用するだけで無料となるため、ETCカードも実質永年無料と言えます。
発行手数料も一切かかりません。
ポイント還元率も1.0%と高還元で、使える店舗が豊富な「dポイント」として貯まる点も魅力のひとつです。
ETCカードも本カードと同じ比率でポイントが付与されますので、ほぼETCのみの利用しかしないという人にもお得感があります。
また、家族会員の方もETCカードを申し込むことができるところも便利な点です。
dカードについて、もっと詳しく知りたい方はこちら!
クレジットカード会社でのETCカードの作り方については、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
ETCカードの申込方法
ETCカードの申込方法は、クレジットカード会社または、ETCカードのみ発行できる会社に申し込みます。
申込の流れは以下のとおりです。
STEP.1
申込用紙を提出
STEP.2
信用情報等の審査
STEP.3
デポジットの振り込み
STEP.4
ETCカードが到着
それぞれの特徴にも触れながら、紹介していきます。
申込用紙を提出
まず、ETCパーソナルカードの申込用紙を入手します。
有料道路のサービスエリアにあるインフォメーションに置いてあるのを直接入手するか、ETCパーソナルカード事務局へ電話連絡をして郵送をお願いしましょう。
ETCパーソナルカード事務局の連絡先
営業時間:平日 9:00~17:00(土日、祝日、年末年始除く)
送られてきた申込用紙に必要事項を記入して、申込用紙に指定のある本人確認書類を同封し、ETCパーソナルカード事務局宛てに送付します。
信用情報等の審査
送付した申込用紙の内容を元に審査がおこなわれます。
クレジットカードを作成するときのような審査はありません。
ただし、過去に高速料金でトラブルを起こしていないか、月の利用見込み金額が多額ではないかなどについては審査されています。
デポジットの振り込み
審査が完了すると、その連絡とともにデポジットの振り込み案内の連絡が郵送されます。
同封の払込取扱票を使ってデポジットを入金しましょう。振り込みは以下で行えます。
- 郵便局取扱窓口
- コンビニエンスストア
ETCカードが到着
ETCパーソナルカード事務局でデポジットの振り込みが確認されると、約2週間でETCカードが郵送され、到着した日から使えるようになります。
券面の名前や有効期限などを確認しておきましょう。
ここまで、ETCカードの作り方を流れに沿って解説しました。では、実際にETCカードを使う時はどうすれば良いでしょうか。
ETCカードの使い方
クレジット機能なしのETCカードも、クレジット付きのETCカードと同じような使い方ができます。
ここでは、ETCカードの使い方から利用料金の引き落とし、ETCカードの解約まで見ていきましょう。
料金所で利用する
ETCカードを料金所で利用する場合は、あらかじめセットアップされた車載器にETCカードを差し込んでください。
セットアップとは、車載器に車両情報など料金の精算に必要な情報を書き込むことです。車載器は、無線で料金所と通信して車両情報に即した料金を自動で清算するようになっています。
車載器を使っている場合は、入口・出口のETC専用レーンを、停止せずに通過可能です。
時速20km以下で徐行して、前方車が通過し、ETC専用レーン内のバーが上がったかどうかを確認しながら慎重に通過しましょう。
車載器を使わない場合
車載器を積んでいない場合でも、ETCカードは使用可能です。
この場合、一般車両と同様、入口で通行券を受け取り、出口では一般用のレーンで一旦停止して、ETCカードと通行券を渡して清算します。
車載器を使わない場合は、ETC時間帯割引のような無線走行が前提となっている割引が適用されません。
ETCカードの特典を最大限活用するためには、車載器の導入を検討しましょう。
利用料金の引き落とし
例えばETCパーソナルカードの場合、利用料金は、当月末締めで翌月27日に指定した口座から引き落としされます。
その他のクレジットなしETCカードも締め日と引き落とし日が決まっている点は同様です。
クレジット付きのETCカードの場合は、そのクレジットカードと同じ日の締めおよび引き落としとなります。
利用料金の引き落とし前には引き落とし予定額を明記した請求書が送付され、引き落とし後には領収書が発行されますので、金額はしっかり確認しておきましょう。
etcカードの引き落としをするクレジットカード変更については、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
ETCのみのカードの解約方法
ETCのみのカードを解約するときは、所定の用紙を発行元の会社から取り寄せ、内容を記入してETCカードを同封、返送します。利用料金の引き落とし用口座にデポジットが返金されたら解約終了です。
届出の口座が何らかの理由で使えなくなっていてデポジットが振り込まれない場合は 、発行元の会社に連絡して対処しましょう。
ETCパーソナルカードの場合、解約の申込をしてから5年以上経過すると、デポジットが受け取れなくなってしまうため要注意です。
ETCカードの使い方に関する解説は以上です。次に、ETCカードをお得に活用するための方法について解説します。
ETC割引を利用しよう
ETCカードは、有料道路の料金支払いをスムーズに行う他に、料金の割引が受けられる点が大きなメリットです。
ETC割引には大きく分けて2種類がありますので解説します。
ETC時間帯割引
ETC時間帯割引とは、ETC車載器を搭載した無線走行の車両に適用される、時間帯による割引です。
割引の種別によって、割引の時間帯、割引率や適用車両の種類が異なります。なかにはアクアライン割引など、特定条件のある割引もあり、種類は多彩です。
ここでは、主な割引制度として以下2つを紹介します。
休日割引
休日割引は、ETC時間帯割引のひとつです。
ETC車載器搭載の軽自動車(二輪車含む)および普通自動車のみに適用される土日祝日専用の割引制度で、30%割引されます。
NEXCO3社(東日本・中日本・西日本)で休日割引が適用される有料道路が対象となります。
なお、大都市近郊区間には適用されません。
深夜割引
深夜割引は、休日割引と同様のETC時間帯割引のひとつで、深夜0~4時の間、ETC車載器搭載の全車両に対して適用される30%割引の制度です。
NEXCO3社(東日本・中日本・西日本)で休日割引が適用される有料道路に適用されます。
ETC頻度型割引
ETC割引には、ETCマイレージサービスに登録することで利用できるETC頻度型割引もあります。
ETCマイレージサービスとは、ETCの利用回数によって利用料金の割引をおこなうサービスです。
平日朝夕割引やETCマイレージポイントによる還元が主な割引です。
平日朝夕割引
平日朝夕割引は、入口料金所または出口料金所を6~9時の間または17~20時の間に通過した全車両に適用される30~50%割引の制度です。
NEXCO3社(東日本・中日本・西日本)で適用されますが、東京と大阪の近郊区間や第二神明道路などは除外されます。
他の割引と被る場合はそちらが優先されます。また、料金がすぐ割り引かれるのではなく、後日ETCマイレージポイントとして還元される点が特徴です。
FAQ(よくある質問)
クレジットカードなしで使えるETCカードについてよくある質問をまとめています。
クレジット無しのETCカードのメリットは何?
クレジット無しのETCカードのメリットは以下の3つです。
- クレジットカードの審査を受ける必要がない
- クレジットカード番号の盗難などの被害に遭う心配がない
- 他のETCカードと同様に各種割引の対象となる
詳しくはこちらで紹介しています。
ETCカードの申込はどんな流れ?
ETCカードは、クレジットカード会社または、ETCカードのみ発行できる会社に申し込みます。
申込の流れは以下の通りです。
- 申込用紙を提出
- 信用情報等の審査
- デポジットの振り込み
- ETCカードが到着
詳しくはこちらで紹介しています。
車載器がなくてもETCカードは利用できるの?
車載機がなくてもETCカードは利用できます。現金で高速料金を支払う場合と同じく、一般の出口でETCカードを提示するだけで支払いができます。
ただし、車載器がないとETCの各種割引が適用されないため、車載器を購入するのがおすすめです。
詳しくはこちらで紹介しています。
クレジット無しのETCカードの利用明細を確認する方法は?
後納料金のお知らせ、および利用明細と領収書が月単位で送付されるので、ここで利用明細を確認できます。
詳しくはこちらで紹介しています。
クレジット無しのETCカードの解約方法は?
クレジット無しのETCカードを解約する場合は、所定の用紙を発行元の会社から取り寄せ、内容を記入してETCカードを同封、返送します。後日、デポジットが返金されたら解約完了です。デポジットは利用料金の引き落とし口座に入金されます。
詳しくはこちらで紹介しています。
まとめ
ETCカードのみでもカードの作成は可能です。個人でETCカードのみのカードを作りたいなら、ETCパーソナルカードをおすすめします。
クレジットカード付きETCカードのような、個人信用情報を使うような審査はなく、スムーズにETCカードが作成可能です。
デポジットとして申込する際に必要な2万円だけ準備して、申込を進めましょう。
ETCカードのみの発行の手間やコストを考えると、一番おすすめなのは
『まずはコストなしでETCカードを発行できるクレジットカードに申し込んでみて、それでダメだった場合にETCパーソナルカードへ申し込む』
という流れです。