Operated by Ateam Inc.

VISAデビット・JCBデビットって何?デビットカードの種類

最終更新日:

今さら聞けないデビットカードの基本
クレジットカード

イーデス』は、複数の企業と提携し情報を提供しており、当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、各企業から報酬を受け取ることがあります。ただし当サイト内のランキングや商品の評価に関して、提携の有無や報酬の有無が影響を及ぼすことはございません。
また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。※提携機関一覧

デビットカードには主に 「VISAデビット」「JCBデビット」「Jデビット」の3種類ありますが、その違いを知って使っている人は少ないでしょう。

「VISAデビット」「JCBデビット」であれば、日本国内で使う分にはどちらを選んでも問題ありません。利用できる国内加盟店はどちらも多いためです。

使い勝手やお得さに違いが出てくるとしたら「どこが発行しているデビットカードなのか」でしょう。

そこで本記事では、「VISAデビット」「JCBデビット」の特徴と、おすすめのデビットカードを紹介します。ご自身に合うデビットカードが見つかれば幸いです。

張替愛

張替愛 /

大学で心理学を学んだ後、国内損害保険会社に就職。夫の海外赴任による退職を経て仕事とお金のことで悩んだ経験から、教育費・住宅購入・資産運用・ママの働き方・海外赴任準備など、相談者の気持ちに寄り添った家計相談を行う。そのほか、執筆やマネー講師など、幅広く活動する。保育園児と小学生の2児の母でもある。
【専門家の解説】

日本ではあまりなじみのないデビットカードですが、海外では多くの人が日常的に使っています。デビットカードは口座から使ったその場で引き落としされ、預金残高の範囲内でしか使えないので使いすぎの心配がありません。現金やクレジットカードの代わりにデビットカードを使うようにすれば、銀行口座の明細を家計簿代わりにすることもできます。そのため、家計管理が苦手な人はデビットカードを検討してみてください。

デビットカードを選ぶ際には、利用できる店舗数や年会費などに気を付けつつ、高還元率のものを選ぶと良いでしょう。同時に、ポイントの利用法についても注目してみてください。デビットカードは独自のポイントが付与されることもありますが、自動でキャッシュバックされるタイプのものも多いです。ポイントを失効させやすい人は、自動キャッシュバックのものを選んでおくと、忙しくても還元率の恩恵をもらさず受け取れるのでおすすめです。

また、デビットカードは審査不要で、国際ブランドのものでも高校生以上から使える点も忘れてはいけません。高校生や大学生が海外旅行に行くときや、普段の生活でキャッシュレス決済を取り入れたいときなどに便利です。現金と比べると、大金を持ち歩く必要がなく、不正利用時の補償もついているので安心といえます。

  • ファイナンシャルプランナー / FP事務所マネセラ

    監修者張替愛さん

    上智大学心理学科卒業
    国内損害保険会社に入社
    2級FP技能士の資格を取得
    夫の海外赴任を機に退職
    日本FP協会認定AFP資格を取得
    金融商品を販売しない 独立系FPとして活動中


    個人相談(オンライン・対面)
    執筆・監修(家計や保険などを中心に年間60件以上)
    取材協力・講師など

    • SNS
  • 株式会社エイチームライフデザイン

    編集者イーデス編集部

    「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。

    • SNS

気になる内容をタップ

「VISAデビット」「JCBデビット」「Jデビット」の違い

デビットカードとひと口に言ってもデビットカードには複数の種類があります。

主なデビットカードとして、  「VISAデビット」「JCBデビット」「Jデビット」の3つが挙げられます。

その違いについては下記にまとめてみました。

※スマホの方は表をスワイプできます。

種類利用できる店舗金融機関利用可能時間特徴
VISAデビットVisa加盟店(世界約4400万ヵ所)三菱UFJ銀行、りそな銀行、スルガ銀行、PayPay銀行、イオン銀行、関西みらい銀行、楽天銀行、ソニー銀行、住信SBIネットなど原則24時間356日・年会費が必要な場合がある
・ネットや海外で利用できる
・高校生以上が対象
JCBデビットJCB加盟店(世界3100万ヵ所)三菱UFJ銀行、イオン銀行、みずほ銀行、千葉銀行、大垣共立銀行、北洋銀行、楽天銀行など原則24時間356日・年会費が必要な場合がある
・ネットや海外で利用できる
・高校生以上が対象
Jデビット百貨店など約45万ヵ所ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行などゆうちょ銀行
全日:午前0:05~午後23:55
※24時間対応の金融機関もある
・年会費や年齢制限なし
・キャッシュカードをそのまま利用する

※上記は2020年1月にデビットカード会社や銀行のホームページの情報をもとに作成しています。
最新情報は各サイトのホームページにてご確認ください。

「VISAデビット」の特徴

VISAデビットは、国際ブランドを展開するVISAと銀行が提携しており、利用できる店舗が多い点が特徴です。

Visa加盟店で利用できるので、 国内だけでなく海外でも幅広く利用することができ、インターネット通販や海外の店舗でももちろん利用できます。

Sony Bank WALLET

「Sony Bank WALLET」は年会費無料のデビットカードです。

還元優待プログラムClub Sのステージによって還元率が0.5%~最大2%に残高や利用条件で変わり、ポイントではなくキャッシュバックで還元されるため、交換の手間や期限切れの心配も要りません。

Visaのタッチ決済対応でGoogle Payで便利に使うことができます。

PayPay銀行 Visaデビットカード

「PayPay銀行 Visaデビットカード」は満15歳以上であれば審査不要でどなたでも作りやすいデビットカードです。

Webから口座開設を申込みすれば最短5日で届くので、発行スピードは非常に早いことも特徴です。

ご利用500円につき1円がキャッシュバックされるのでポイント交換などの手間が無く現金派の方に特におすすめです。

カードレスVisaデビットとしても利用可能で最大4枚まで発行できるのでお店によって使い分けることもでき、使わない時はカード番号を停止できるので、ネットでも安心して使うことができます。

GMOあおぞらネット銀行デビット

「GMOあおぞらネット銀行デビット」はGMOおあおぞらネット銀行の口座開設された15歳以上の方が申し込めます。審査なしで作れるうえに年会費も無料で、作りやすいデビットカードと言えます。

ご利用状況によって優遇されるカスタマーステージで0.6%~最大1.2%がキャッシュバックよる還元が受けられるのが特徴です。

さらにサインや暗証番号不要でタッチのみでお買い物ができるVisaのタッチ決済にも対応しています。

住信SBIネット銀行のデビットカード

住信SBIネット銀行のデビットカード「 Visaデビット付きキャッシュカード」は、利用金額の合計に応じて 1,000円につき6ポイント(還元率0.6%)が貯まります。

入会・年会費は無料です。

※住信SBIネット銀行デビット付キャッシュカード(Mastercard)とは特典内容が異なります。

楽天銀行のデビットカード(Visa)

楽天銀行のデビットカード「 楽天銀行シルバーデビットカード (Visa)」は、2,200円(税込)の年会費はかかります

しかし、カード購入日から60日間のショッピング保険をはじめ、Visaゴールド会員として国内外の様々な優待特典を受けることができます。

また、還元率も1.0%のため100円(税抜)で1ポイントの楽天ポイントが貯まります。

※楽天銀行デビットカード(JCB)とは特典内容が異なります。

「JCBデビット」の特徴

クレジット大手のJCBが提供しているデビットカードがJCBデビットです。JCBは千葉銀行や大垣共立銀行などと組んでデビットカードを発行しています。

銀行のキャッシュカードをそのまま使うJデビットに比べ、 全国のJCB加盟店で支払いに使えるので、使用可能な店舗数が多いのが特徴です。

また、VISAデビット同様、海外店舗やインターネットの通販でも利用できるケースが多くあり、海外での現金引き出しにも対応しています。さらにJCBデビットは、 所定の条件を満たせば、旅行傷害保険を付帯することができます。

その他、観光情報を得られる海外サービス窓口であるJCBプラザを利用でき、また利用によってポイントも貯まります。そういったサービスはクレジットカードに似た特典と言えます。

申込条件は提携金融機関に口座を持っていることですが、対象年齢は千葉銀行・大垣共立銀行の2行では中学生を除く15歳以上となっています。

イオン銀行キャッシュ+デビット

「イオン銀行キャッシュ+デビット」は基本還元率が0.5%、イオングループ対象店舗での利用で1.0%のポイントが還元されます。

電子マネーWAONに対応しており、WAONオートチャージ利用でイオングループ以外でも1%の還元率でお買い物ができて便利なデビットカードです。

「Jデビット」の特徴

Jデビットは、 金融機関のキャッシュカードを事前の手続きなしでそのまま使えます。

実は、国内で発行される銀行キャッシュカードの多くは、デビットカードの機能を備えています。1,000を超える金融機関が加わっており、国内の加盟店で利用できます。

店頭でキャッシュカードを提示してデビットカードでの支払いと伝えて、専用端末に通して預金口座と同じ暗証番号を入力すれば決済することができます。

ただし、Jデビットは、VISAデビットやJCBデビットと異なり、 国内の家電量販店や百貨店などの実店舗でしか利用できず、海外やネットでは利用できません。

VISAデビットとJCBデビットの共通点

VISAデビットとJCBデビットには、次のような共通点があります。

おすすめポイント

  1. 国内だけでなく海外の加盟店やネットショッピングにも利用できる
    VISA、JCBともそれぞれの国際ブランドの加盟店で利用することができます。
  2. 海外にあるATMから現地通貨を現金で引き出せる
    VISAやJCBなどの国際ブランドの目印がある提携金融機関のATMで引き出すことができます。利用時に適用される為替レートで換算され、現金残高の範囲内で現地通貨を引き出すことができます。
  3. セキュリティ・サービスや不正利用に対する補償が付帯している
    デビットカードを使うと、自身のメールアドレスに利用通知が届くなど、第三者による不正利用をされた場合に気づける仕組みがあります。通知以外にも、ネットショッピングで、カード番号、有効期限のほか、事前に登録したパスワードを入力しない限り手続きが進まないような設定も可能です。不正利用に対する補償は、一定条件を満たせば原則被害金額をデビットカードの発行会社が補償してくれます。

また、サービスによってはキャッシュバックやポイント還元などのさまざまな「お得」を享受することができます。

デビットカードは発行する 銀行によって年会費やキャッシュバック、ポイント還元などが異なりますので、自分に合った銀行はどこなのか確認して申し込むと良いでしょう。

まとめ

  • デビットカードには主に「VISAデビット」「JCBデビット」「Jデビット」の3種類がある
  • 「VISAデビット」と「JCBデビット」は海外でも使うことが可能
  • 「Jデビット」は金融機関のキャッシュカードを事前手続きなしで使うことができる

本記事の編集者について

イーデス編集部

イーデス編集部

専門知識がないと難しい金融商品を、正確で詳しく、わかりやすく伝えるために、記事企画・推敲・構成・編集・情報の更新を行っております。

おすすめ デビットカードの関連記事

  • Facebook
  • x
  • LINE
クレカ診断はコチラ

© 2022 Ateam LifeDesign Inc.