
賃貸の初期費用が払えないときの対処法!払えないとどうなる?相場も解説
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賃貸物件を選ぶ際、家賃や立地、間取りなど検討するポイントは多く、気に入る賃貸物件を見つけることは簡単なことではありません。
しかし、「気になる物件がようやく見つかったのに、初期費用が高くて支払えない」ということもあるでしょう。
そこで本記事では、賃貸の初期費用が払えないときの対処法についてわかりやすく解説します。
賃貸の初期費用を借りる方法や相場、抑えるためのポイントについても紹介するので、気になる賃貸物件の初期費用が高いと悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

金子賢司からのコメント
ファイナンシャルプランナー
賃貸の初期費用は確かに負担になることもありますが、入居すればそれ以降、毎月家賃も発生します。
賃貸の初期費用が払えない場合、その後の家賃の支払いも苦労する可能性が高いでしょう。賃貸物件で生活をはじめるときは、継続的に家賃を払い続けられるか、あらかじめライフプランを立てておくことをおすすめします。
ライフプランを立てた結果、支払っていくことが難しいと感じた場合は、家賃以外の生活費を見直すのも1つの方法です。

塚越一央からのコメント
ファイナンシャルプランナー
賃貸物件の初期費用は、敷金と礼金を含めると意外に高額になります。
気に入った物件が見つかっても、初期費用が払えずに諦めることがないように、事前に資金を用意しておきましょう。
もし、お金が用意できない場合は、不動産会社に相談するとか、お金を借りるとか、事前に考えておくことが重要です。
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賃貸の初期費用が払えないときの対処法
賃貸の初期費用が払えないときの対処法を紹介します。
不動産や物件によっては、分割払いに対応していることがあります。
また、お金を借りるという方法もあるので、初期費用が高いからといって諦める必要はありません。
不動産会社に相談する
交渉によっては、不動産会社が初期費用の分割に応じる場合があります。分割した初期費用は、家賃に上乗せする形で支払うことが一般的です。
「初期費用が支払えない状態で契約すると、その後の家賃の支払いも停滞するのではないか?」と不動産会社は考えて、交渉が成立しないことがあります。
それでも、状況を説明し相談することで解決策が見つかることもあるので、相談してみる価値はあるでしょう。
クレジットカードで分割払いする
不動産会社や物件によっては、クレジットカードの分割払いに対応している場合があります。
対応していれば、初期費用を数カ月に渡って少しずつ支払うことが可能です。
ただし、クレジットカードの分割払いには利息が発生します。本来の初期費用よりも支払う総額が増える点に注意しましょう。
賃貸の初期費用のお金を借りる
不動産会社が初期費用の分割に応じてくれない場合やクレジットカードの分割払いに対応していない場合は、キャッシングやカードローンなどでお金を借りるのもひとつの手です。
即日融資に対応している借入先を選べば、すぐに初期費用を支払えます。
ただし、借入には利息が発生するため、借り入れる際はしっかりと返済計画を立てましょう。
賃貸の初期費用を借りる方法
ここでは、賃貸の初期費用を借りる方法を紹介します。
対処法 | 借りやすさ | 融資スピード | 審査の有無 |
---|---|---|---|
補助金・助成金を申請する | - | - | あり |
クレジットカードでキャッシングする | ★★★☆☆ ※新たに枠の申請が必要な場合 | 最短即日 ※すでにキャッシング枠を設定している場合 | あり ※作成時に設定している場合はなし |
カードローンでお金を借りる | ★★★★☆ | 最短即日 | あり |
家族にお金を借りる | ★★★★★ | 最短即日 | なし |
身の回りのものを売る | - | - | - |
日雇いの仕事をする | - | - | - |
友人にお金を借りる | ★★★★★ | 最短即日 | なし |
それぞれ、融資スピードや審査の有無に加え、借りられる金額の大きさなどを総合的に判断して、推奨度が高い順に紹介しています。
ただ「お金を工面しやすい」だけではなく、現実的に優先順位が高いかどうかも考慮しています。
それぞれメリット・デメリットも異なるので、それらを考慮したうえで自分に合った方法を選択しましょう。
補助金・助成金を申請する
補助金・助成金の中には、賃貸の初期費用に利用できるものがあります。
審査には時間がかかるため、即日でお金が必要な場合には向いていませんが、原則返済の義務はないため、利用できるものがないか確認することがおすすめです。
賃貸の初期費用に利用できる補助金・助成金には、以下のようなものがあります。
補助金・助成金の名称 | 概要 |
---|---|
地方創生移住支援事業 | 東京23区に在住または通勤する人が、東京圏外に移住する場合に支給される。 世帯の場合は最大100万円、単身の場合は最大60万円 |
結婚新生活住宅支援事業 | 新婚を機に新生活を始める人を対象に、最大60万円を補助する |
住居確保給付金 | 離職・廃業によって生活に困窮する人を対象に、3カ月分の家賃額を支給する |
上記で紹介した補助金・助成金以外にも、自治体が実施しているものもあるので、お住まいの自治体で利用できるものがないか確認しておきましょう。
クレジットカードでキャッシングする
クレジットカードのキャッシング機能を活用すれば、設定されたキャッシング枠の範囲内でお金を借りられます。
キャッシング枠を設定していない場合には新たに申請する必要があるので時間がかかります。
クレジットカードを作成する際にキャッシング枠も設定していれば、ATMですぐに融資を受けることが可能であり、借りやすさは「★3」です。
金利がカードローンに比べて高い傾向にあり、慎重に利用する必要があります。
手軽に利用できるメリットがある反面、高額な利息が発生するリスクがあるため、必要最低限の利用にとどめましょう。

金子賢司からのコメント
ファイナンシャルプランナー
クレジットカードは「ショッピング枠」と「キャッシング枠」に分かれています。ショッピング枠とは買い物代金を後払いできる枠のことです。
一方、キャッシング枠とはキャッシング枠の範囲内でお金を借りられるサービスのことです。すでにクレジットカードにキャッシング枠が付いていることも多く、その場合は審査なしですぐにお金を借りることができます。
ただしキャッシング枠を利用すると、その分ショッピング枠が減ってしまうため、大きな買い物ができなくなる可能性がある点には注意が必要です。
カードローンでお金を借りる
消費者金融や銀行が提供しているカードローンは、原則担保・保証人なしで融資を受けられます。
ATMから借入できるものが多く、手軽に借入手続きを行えます。
最短即日で融資を受けられて短期間でお金を工面できるというメリットがありますが、返済が滞ると信用情報に傷がつくリスクがあるので、借りやすさは「★4」です。
カードローンを大きく分けると、消費者金融が提供している「消費者金融カードローン」と銀行が提供している「銀行カードローン」の2種類です。
カードローンの種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
消費者金融カードローン |
|
|
銀行カードローン |
|
|
消費者金融カードローン・銀行カードローンのいずれも、返済が滞ると信用情報に記録されます。
住宅ローンなどほかのローンの審査に影響するため、カードローンを利用する際はしっかりと返済計画を立ててから利用することが重要です。

金子賢司からのコメント
ファイナンシャルプランナー
カードローンも銀行系、消費者金融系いずれも比較的スピーディに融資を受けられるメリットがありますが、教育ローンやマイカーローンなど用途に制限があるローンよりも金利が高めです。
お金に余裕がある月に繰り上げ返済をして、少しでも前倒しでお金を返すことを心がけましょう。
繰り上げ返済は返済額がすべて借入元本に充当されるため、利息軽減効果が大きくなります。また無利息期間があるカードローンの場合、無利息期間中に返済すれば利息負担がありません。
プロミス
プロミスは、借入金利が年4.5%~17.8%のカードローンです。最大500万円の融資を受けられます。
初めて契約する人を対象に、30日間の無利息期間サービスを提供しています。
無利息期間の起算日は利用日の翌日からであり、契約してから利用するまで期間が空いても、無利息期間が経過しない点が魅力です。
※30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とweb明細利用の登録が必要となります。
プロミスの指定する口座を持っていれば、最短10秒で口座に入金されます。緊急で賃貸の初期費用が必要な場合に利用を検討してみるとよいでしょう。
プロミスがおすすめの人の特徴
- 契約してもすぐに利用する予定がない人
- 銀行カードローンの審査に落ちた人
借入金利 | 年4.5%~17.8% |
---|---|
無利息期間 | 30日間 |
融資時間 | 最短3分※ |
- Web契約で最短3分融資も可能※
- 最短10秒での振込可能(24時間振込可能な金融機関の口座を持っていること)
- 申込、借入、返済24時間OK!
※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
アイフル
アイフルは、借入金利が年3.0%~18.0%のカードローンです。最大800万円の融資を受けられます。
スマホアプリから手続きを行えば、近くのセブン銀行ATMやローソン銀行ATMから借入・返済できます。
スマホアプリでは借入金額や返済金額など、利用状況をひと目で把握できるため、安心して利用できる点が魅力です。
アプリアイコンは着せ替えが可能であり、ほかの人にスマホの画面を覗かれたとしてもバレにくくなっています。
アイフルでは30日間の無利息期間サービスを提供しています。
契約日の翌日から30日が経過するまでに返済すれば、利息0円で利用することが可能です。
アイフルがおすすめの人の特徴
- スマホアプリから手軽に借入手続きを行いたい人
- 契約してからすぐに利用する予定の人
※申込の状況によっては、希望に沿えない場合があります。
アコム
アコムは、借入金利が年3.0%~18.0%のカードローンです。
インターネット返済、アコムATM、提携ATM、振込、口座振替の5つの返済方法が用意されており、利用しやすい点が魅力です。口座振替であれば、返済のし忘れを防止できます。
アコムでは、アイフルと同様に、初めて契約する人を対象に30日間の無利息期間サービスを提供しています。
契約日の翌日から30日間であれば無利息で利用できるので、すぐに返済することでお得に利用することが可能です。
アコムがおすすめの人の特徴
- 返済のしやすさを重視する人
- 契約してからすぐに利用する予定の人
借入金利 | 年3.0%~18.0% |
---|---|
無利息期間 | 30日間 |
融資時間 | 最短20分※ |
- 申込~借入までWEB完結!最短20分で融資可能!※
- 24時間365日いつでも借り入れ&返済できる!
- はじめての人は、最大30日間金利0円!
※審査時間・融資時間:申込時間や審査により希望に添えない場合があります。
家族にお金を借りる
家族にお金を借りることのメリットは、無利息・審査なしでお金を借りられることです。
金額次第ではすぐにお金を借りることが可能であり、カードローンなどのような信用情報に影響するリスクがないので、借りやすさは「★5」です。
急な出費で返済が難しくなった場合は、返済条件を調整してもらいやすいでしょう。
しかし、家族間での借入とは言え、責任感を持って対応することが重要です。
甘えによって返済が滞れば家族関係に悪影響を及ぼすこともあるため、期日までに返済することを心がけましょう。
期日までに間に合わないことがわかった場合には、早めに相談し、新たな返済計画を立てる必要があります。
身の回りのものを売る
「身の回りのものを売る」ことは借りる手段ではないものの、賃貸の初期費用に充てるお金を得る手段としては有効であるため、紹介します。
着なくなった服や読み終えた本、使用していない家電製品などを売れば、予想以上の収入を得られることがあります。
身の回りのものを売る主な方法は、フリマアプリとリサイクルショップの2種類です。
フリマアプリは自分で自由に金額を設定できるため、賃貸の初期費用に充てられるお金が多いという点がメリットです。
しかし、発送準備の手間がかかる、すぐに買い手が見つかるとは限らない、フリマアプリよりも査定金額が低いという傾向のデメリットがあります。
一方、リサイクルショップは持ち込んだ品物をその場で現金化できるため、賃貸の初期費用に充てるお金をすぐに得られる点がメリットです。
日雇いの仕事をする
「日雇いの仕事をする」ことは借りる手段ではないものの、賃貸の初期費用に充てるお金を得る手段としては有効であるため、紹介します。
日雇いの仕事を行えば、短期間で賃貸の初期費用に充てるお金を手に入れられます。
特別なスキルがなくても始められるものが多く、誰でも挑戦しやすいです。具体的には、以下のような仕事があります。
- イベントスタッフ
- キャンペーンスタッフ
- 引越しスタッフ
- 試験監督
- アンケート調査 など
日雇いの仕事を探す際は、いつお金を受け取れるのか確認しておきましょう。
また、日雇いの仕事の中には、体力面で大きな負荷のかかるものがあるため、自分の健康状態や能力に合ったものを選ぶことが重要です。
友人にお金を借りる
賃貸の初期費用を工面する方法には、友人にお金を借りるという方法もあります。
友人からの借入は通常利息がかからず、さらに審査や手続きが不要でお金を借りることが可能です。
金額次第ではすぐにお金を借りられて、信用情報に影響するリスクがないことから、借りやすさは「★5」です。
友人から借入できる金額は、家族から借りる場合よりも少額の傾向にあります。
借金が原因で友情に亀裂が入ることもあるため、事前にしっかりと返済計画を立てておくことが重要です。
また、感謝の気持ちも伝えて、ほかの形で恩返しをするとよいでしょう。

編集部
賃貸の初期費用を借りる方法には、クレジットカードのキャッシングやカードローン、家族や友人から借りるといった方法があります。
また、補助金・助成金の中には、賃貸の初期費用に充てることができるものがあるため、一度利用できるものがないか確認してみることがおすすめです。

塚越一央からのコメント
ファイナンシャルプランナー
賃貸物件の初期費用が払えない場合は、お金を借りることを検討してみてください。
消費者金融のカードローンを利用するのが、早くて便利なのですが、金利が高いので、返済計画をしっかり立てたうえで借りるようにしてください。
補助金や助成金で利用できるものはないか、調べることも忘れないでください。
賃貸の初期費用が払えないとどうなる?
賃貸の契約を締結した後に初期費用が払えなくなった場合は、契約が取り消しになり、入居できなくなります。
さらに、途中解約扱いとなり、違約金が発生することもあるので、初期費用が用意できないとわかった時点ですぐに不動産会社に相談しましょう。

編集部
賃貸の初期費用を払わないと入居できないため、分割の相談、または借りるなどして、払えるようにしておきましょう。どうしても払えない場合は早めに不動産会社に相談してください。
賃貸の初期費用の相場は?
一般的に、賃貸の初期費用の相場は、家賃の5倍~6倍と言われています。内訳は、以下の通りです。
初期費用 | 相場 | 概要 |
---|---|---|
敷金 | 家賃1~2カ月分 | 退去する際の原状回復費用に充てられる。 余れば返金される |
礼金 | 家賃1~2カ月分 | 大家に支払う。返金はされない |
前家賃 | 家賃1カ月分 | 入居する月の家賃を事前に支払う |
仲介手数料 | 家賃0.5~1カ月分 | 物件を紹介してくれた不動産会社に支払う |
火災保険料 | 1.5~2万円 | 火災などに備えて加入する保険の料金 |
賃貸の初期費用の中でも大きな割合を占めるのは、敷金と礼金です。
物件によっては敷金と礼金が0円のものもあるため、初期費用を抑えたい場合にはそのような物件を探すとよいでしょう。

編集部
賃貸の初期費用は、家賃の5倍~6倍程度であることが多いです。
初期費用の中でも、敷金と礼金が大きな割合を占めているので、初期費用を抑えたい場合にはそれらが低いものを選びましょう。

金子賢司からのコメント
ファイナンシャルプランナー
火災保険は多くの場合、2年に1回更新があります。
火災保険料は住む物件が鉄筋コンクリート造りか、木造かで異なりますが、2年で1.5万円~2万円が相場です。新たに入居するときは多くの手続きと同じタイミングで火災保険の契約もするので、加入漏れがありませんが、更新はうっかり忘れてしまいがちです。
賃貸向けの火災保険に加入していないと、賃貸の部屋に損害を与えた場合などに補償を受けられないことがあるため、忘れずに更新をしましょう。
賃貸の初期費用が高すぎると感じたときは
相場と比較して賃貸の初期費用が高すぎると感じたら、不動産会社や大家と交渉するのもひとつの手です。
交渉次第では、初期費用を減額してもらえるため、興味のある物件の初期費用が高すぎる場合には交渉してみるのもよいでしょう。
ただし、初期費用の値引き交渉について、よく思わない大家は少なくありません。
入居可能性のある物件の大家との関係が、悪くなるリスクのあることを覚えておきましょう。

編集部
不動産会社や大家との交渉次第では、敷金や礼金などを減額してもらえることがあります。ただし、大家との関係が悪化する可能性がある点に注意が必要です。
賃貸の初期費用を抑えるには
賃貸の初期費用を抑える方法には、以下のようなものがあります。できるだけ初期費用を抑えたい方は、ぜひ参考にしてください。
敷金・礼金が0円の物件を探す
敷金と礼金の合計は家賃2~4カ月程度であるため、敷金・礼金が無料の物件なら初期費用を大きく抑えることが可能。
たとえば、家賃が8万円で敷金・礼金が0円の物件を選ぶと、初期費用を16万円~32万円抑えられる
仲介手数料の安い不動産会社を選ぶ
仲介手数料の相場は0.5カ月~1カ月程度。
不動産会社によっては無料のところもあり、家賃が8万円で仲介手数料が無料の不動産を利用すると、初期費用を4万円~8万円抑えられる
入居日を月初に設定する
月中に入居すると、家賃が日割りで発生する。入居日を月初に設定すれば日割りの家賃を支払う必要がなく、その分初期費用を抑えられる

編集部
敷金・礼金が0円の物件を探したり、仲介手数料の安い不動産会社を選んだりすると、賃貸の初期費用を抑えられます。
また、入居日を月初に設定することで前家賃を払う必要がなく、初期費用を抑えられます。
引っ越しの初期費用の相場はいくら?
引っ越す時期や地域、物件によって引っ越しにかかる費用は異なりますが、一般的に、初期費用として家賃の4〜5カ月程度のお金が必要になると言われています。
具体的には、ひとり暮らしで40万円程度、ふたり暮らしで50〜60万円程度です。
ただし、これらには引っ越し代が含まれていないため、別途引っ越し業者に支払う料金を用意する必要があります。
※参考元:2人暮らしの引越し費用の相場は?総額の目安と安くするコツも解説|ミツモア
※参考元:一人暮らしの初期費用は40万円で足りる? 家賃ごとの相場と安く抑えるコツ|LIFULL HOME'S
次項から、初期費用の内訳や項目ごとの相場を紹介していきます。
引っ越し時にお金が足りないという事態を防ぐためにも、どのような費用がどの程度発生するのか把握しておきましょう。
ひとり暮らしの場合
ひとり暮らしの場合、引っ越しにかかる初期費用の相場は40万円程度です。
以下で、家賃を8万円と仮定した場合の初期費用の相場を紹介します。
初期費用 | 相場 | 概要 |
---|---|---|
敷金 | 8万円(家賃1カ月分) | 退去時に部屋に原状回復に充てられる費用。故意・過失による汚れや傷が無ければ、全額返金される。 |
礼金 | 8万円(家賃1カ月分) | 大家さんに対して謝礼として支払う費用。礼金のない場合もある。 |
仲介手数料 | 4〜8万円(家賃0.5〜1カ月分) | 不動産会社に支払う手数料。 |
前家賃 | 8万円(家賃1カ月分) | 前払いで支払う、入居する月の家賃。月の途中から入居する場合は、日割りで計算する。 |
火災保険料 | 1.5万円 | 火災などの被害に遭ったときに備えて加入する保険の料金。 |
鍵の交換費 | 1万円〜3万円 | 鍵とシリンダーを取り替えるための費用。 |
保証料 | 4〜8万円(家賃0.5〜1カ月分) | 家賃の保証会社に支払う料金。原則返金されない。 |
上記からわかるとおり、敷金と礼金が初期費用の大部分を占めています。
そのため、敷金や礼金のない物件を選ぶことで、初期費用の大幅な節約が可能です。

金子賢司からのコメント
ファイナンシャルプランナー
火災保険料は初期費用でも必要ですが、基本的に2年に1度更新が必要です。
つまり2年に1度、保険料の支払う必要があるため注意しましょう。賃貸住宅の火災保険は、水漏れで下の階の人の家具や家電を故障させたり、共用部分の損傷させたりしたときも対象になる場合があります。
こうした損失は高額になる可能性があり、火災保険に加入していないと、多額の自己負担が必要になるおそれがあります。
ふたり暮らしの場合
ふたり暮らしの場合、引っ越しにかかる初期費用の相場は、50〜60万円程度です。
以下で、家賃を12万円と仮定した場合の初期費用の相場を紹介します。
初期費用 | 相場 | 概要 |
---|---|---|
敷金 | 12万円(家賃1カ月分) | 退去時に部屋に原状回復に充てられる費用。故意・過失による汚れや傷が無ければ、全額返金される。 |
礼金 | 12万円(家賃1カ月分) | 大家さんに対して謝礼として支払う費用。礼金のない場合もある。 |
仲介手数料 | 6~12万円(家賃0.5~1カ月分) | 不動産会社に支払う手数料。 |
前家賃 | 12万円(家賃1カ月分) | 前払いで支払う、入居する月の家賃。月の途中から入居する場合は、日割りで計算する。 |
火災保険料 | 2万円 | 火災などの被害に遭ったときに備えて加入する保険の料金。 |
鍵の交換費 | 1万円~3万円 | 鍵とシリンダーを取り替えるための費用。 |
保証料 | 6~12万円(家賃0.5~1カ月分) | 家賃の保証会社に支払う料金。原則返金されない。 |
先述したとおり、初期費用を節約したい場合は、敷金と礼金が0円または低い物件を選びましょう。
また、火災保険は不動産会社から案内されたものに加入する必要はなく、より安い火災保険を自分探して加入することで、節約につながります。

金子賢司からのコメント
ファイナンシャルプランナー
賃貸向けの火災保険は一般的な火災保険と、重視すべき補償内容が異なります。
加入する際は家財の火災保険の他に、「借家人賠償責任補償特約」と「個人賠償責任補償特約」があるか必ず確認してください。 自身で安く加入したつもりでも、肝心な補償がついていないかもしれません。
火災保険を自由に選んでも問題ありませんが、加入する前に大家さんや不動産会社に補償内容と補償額について確認してもらうことをおすすめします。

塚越一央からのコメント
ファイナンシャルプランナー
賃貸物件の初期費用が払えない場合は、クレジットカードで支払えるのなら、分割払いかボーナス払いにするとよいでしょう。
お金を借りるのなら、消費者金融のカードローンが早くて便利です。公的融資制度の中には、賃貸物件の初期費用を借りられるものもあるので、一度調べてみることをおすすめします。
まとめ
賃貸の初期費用が払えない場合の対処法として以下の方法を紹介しました。
- 不動産会社に相談する
- クレジットカードで分割払いする
- 賃貸の初期費用のお金を借りる
不動産や物件によっては分割払いに応じてもらえることがあるので、興味のある物件の初期費用が高い場合には相談してみるとよいでしょう。
相談した結果応じてもらえない場合には、賃貸の初期費用分のお金を借りるのもひとつの手です。
また、賃貸の初期費用を抑える方法も紹介しました。
- 敷金・礼金が0円の物件を探す
- 仲介手数料の安い不動産会社を選ぶ
- 入居日を月初に設定する
ぜひ本記事で説明した、賃貸の初期費用が払えない場合の対処法や、初期費用を抑える方法などを参考にして、気にいる物件を契約してください。
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- ※プロミス:※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
- ※アコム:※審査時間・融資時間:申込時間や審査により希望に添えない場合があります。
- ※アイフル:※申込の状況によっては、希望に沿えない場合があります。
編集部
不動産会社や物件によっては、初期費用の分割払いに応じてもらえたり、クレジットカードで分割払いできたりします。
分割払いに対応していない場合は、キャッシングやカードローンなどでお金を借りることを検討するとよいでしょう。