
株を始めるのに必要なものは何?初心者向けに投資に必要なもの・知識を解説!
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株を始めるために最低限必要なものは以下の5つです。
株を始めるために必要なもの
他にも「まちがって株を買ってしまった」「どうやって注文すれば良いか分からない…」とならないためにも、最低限の基本用語や注文方法も理解しておきましょう。
この記事では、株を始める人に向けて、事前に用意するものや、知っておきたい知識をわかりやすく解説します。
株式会社400F 執行役員CGO(Chief Growth Officer) / 株式会社400F
監修者林 和樹
京都大学卒業後、2007年トヨタFS証券(現:東海東京証券)入社。2012年エイチームへ入社し、翌年に金融メディア事業を立ち上げ。最盛期には売上高72億円の事業に育てる。2019年エイチームフィナジーを設立し、代表取締役社長に就任。保険代理店業務を開始する。2022年5月より現職。個人理念は『お金の不安が意思決定の制約にならない世界を創る』。趣味はボディメイク。
イーデス編集部 / 株式会社エイチームフィナジー
編集者小林 梨沙
1989年生まれ、愛媛県松山市出身。
大学卒業後、株式会社ブリッジインターナショナルに入社。外資系教育サービス会社にて、薬機法や品質マネジメントシステムのインサイドセールスを担当。その後、スーパーバイザーとして、日系大手企業のインサイドセールスプロジェクトの立ち上げを行う。
2019年に株式会社エイチームフィナジーに入社。FX、新規事業開発部を経て、イーデスの編集者に就任。
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株を始めるために必要なもの
株を始めるために必要なものは次の5つです。
株を始めるために必要なもの
準備する上で押さえておくべきポイントもあるので、順に詳しく説明します。
必要なもの①:本人確認書類・マイナンバー
証券会社に口座開設を申し込む際は、次の2つの書類を提出します。
- マイナンバー確認書類
- 本人確認書類
マイナンバーの提出は法律によって義務付けられていて、取引を開始するには必ず登録が必要です。

確認書類はすべて現住所と記載住所が一致していることが条件です。
引っ越しなどで住所が変わった場合は、住所変更の手続きも行いましょう。
なお、提出するマイナンバー確認書類や、申し込む証券会社によって、必要書類の組み合わせが異なります。
ここでは、ネット証券主要2社の必要書類を紹介します。
SBI証券の口座開設に必要な書類
スマホで撮影して提出する場合
- マイナンバーカード
- マイナンバー通知カード×運転免許証
郵送で提出する場合
- マイナンバーカード×本人確認書類のいずれか1種類
- マイナンバー通知カード×本人確認書類のいずれか2種類(※)
※下記の本人確認書類に加えて、マイナンバー記載の住民票も可。
■本人確認書類として利用できるもの
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 住民基本台帳カード(写真付き)
- 日本国パスポート
- 住民票の写し
- 各種健康保険証
- 印鑑証明書
※参照:SBI証券公式サイト|口座開設の流れ 簡単4ステップでお取引!
楽天証券の口座開設に必要な書類
スマホで撮影して提出する場合
- マイナンバーカード
- 運転免許証
郵送で提出する場合
- 本人確認書類のいずれか1種類
本人確認書類として利用できるもの
- 運転免許証
- 住民票の写し・印鑑登録証明書
- 個人番号カード(表面のみ)
- 通知カード
- 各種健康保険証
- パスポート
- 在留カード・特別永住証明書
- 住民基本台帳
※参照:
口座開設から手続きまで | 楽天証券
本人確認書類について | 楽天証券
必要なもの②:証券口座
株を売買するには証券口座も必要です。
証券会社が仲介してくれることで、私たちは株取引ができています。


証券口座を開設する前には、以下の3つを選択しなくてはいけません。

それぞれどうやって選べばいいの?
それぞれの違いと選ぶときのポイントを確認していきましょう!

「ネット証券」「店舗型証券」どちらにするか
証券会社の種類は、大きく分けると「ネット証券」「店舗型証券(対面型)」の2つにわけることができ、それぞれ以下のような特徴・違いがあります。
ネット証券 | 店舗型(対面型) | |
---|---|---|
特徴 | インターネットを通じて すべての手続きを行う | 店舗の窓口などに直接出向き すべての手続を行う |
手数料 | 安い | 高い |
サポート | 最低限 | 手厚い |
口座開設に かかる時間 | 比較的短い | 比較的長い |
おすすめな人 | コストを抑えて取引したい人 | コストを重視せず、担当者のサポートを受けながら資産運用したい人 |
主な 証券会社 |

手数料を抑えたいならネット証券のほうが良さそうですね!
口座開設する証券会社をどこにするか
「ネット型証券」「店舗型証券」のどちらかに決まれば、どこの証券会社で口座開設を申し込むかを選びます。
証券会社を選ぶ際に、確認・比較してほしいポイントは以下の4つです!

証券会社を選ぶ時のチェックポイント
- 取引手数料
- サービス
- 取扱商品
- ツール

- 自分はどんな株に投資したい?
- 投資スタイルは短期?長期?
- 運用資金はどのくらい?
ご自身の希望を具体的にイメージしながら比較して、より有利な条件で取引できる証券会社を選びましょう。
おすすめの証券会社を知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。

「一般口座」「特定口座」どちらにするか
口座の種類は以下の3つがあり、口座開設の申込み時にいずれかを選択しないといけません。
口座の種類
- 一般口座
- 特定口座(源泉徴収あり)
- 特定口座(源泉徴収なし)
3つの違いは、「利益が出たときにかかる税金をどう支払うか」という点です。
株初心者は、是金の手続きが必要ない「源泉徴収ありの特定口座」を選ぶと良いでしょう。

一般口座 | 特定口座 | ||
---|---|---|---|
源泉徴収あり | 源泉徴収なし | ||
損益計算 | 必要 | 不要 | 不要 |
確定申告 | 必要 | 不要 | 必要 |
納税対応 | 必要 | 不要 | 必要 |
ただし、特定口座の源泉徴収ありを選んだ場合、税金を余分に支払うことになるケースもあるので注意してください。
その場合は、申告すれば余分に支払った税金が還付されます。
必要なもの③:銀行口座
証券口座の入出金をする銀行口座も必要です。
銀行口座を準備する際は、なるべく開設する証券口座と連携できる銀行を選びましょう。
ネットの手続きで資金の移動が即時完了できたり、コンビニATMの出金手数料が複数回無料になったり、お得で便利な特典が受けられます。

SBI証券 | 住信SBIネット銀行 三菱UFJダイレクト 三井住友銀行 みずほダイレクト りそな銀行 埼玉りそな銀行 関西みらい銀行 楽天銀行 PayPay銀行 ゆうちょ銀行 セブン銀行 スルガ銀行 イオン銀行 |
---|---|
楽天証券 | 楽天銀行 三井住友銀行 三菱UFJ銀行 みずほ銀行 ゆうちょ銀行 PayPay銀行 セブン銀行 りそな銀行 埼玉りそな銀行 関西みらい銀行 住信SBIネット銀行 イオン銀行 広島銀行 |
必要なもの④:パソコンorスマホ
株の値動きや相場の流れをすぐにチェックするには、パソコンとネット環境が必要です。
ただし、最近では、証券会社のスマホサイト、アプリも充実しています。
そのため、パソコンを持っていなくても、スマホがあれば十分株を始められるでしょう。
ここでは、株取引に推奨されるパソコンのスペックと、スマホで取引するときの注意点を紹介しておきます。

推奨されるパソコン等の周辺環境
推奨されるパソコンやネット環境は、投資スタイルによって次のように異なります。
投資スタイル | おすすめのパソコン・ ネット回線 |
---|---|
数か月~数年かけてじっくりと取り組む 中長期取引 | 家庭用のパソコンとネット回線があればOK |
数日から数週間で売買する 短期取引 | |
1日で売買を済ませる デイトレ | 処理性能に優れたトレーディングパソコンや、相場の変化をチェックするためのモニター数台、より早くて安定したネット接続環境が望ましい |
数秒から数分で売買する スキャルピング |
知識や経験が少ない初心者のうちはリスクの少ない中長期取引がおすすめです!
株取引に慣れてきたら、デイトレやスキャルピングに挑戦してみましょう。

スマホで取引する注意点
入出金や株の売買、株価のチェックなど、いつでも手軽にスマホで行えます。
ただし、外出先でスマホを置き忘れたりした場合に生じる、個人情報の漏洩といったセキュリティ面でのリスクに注意しましょう。
他にも「画面が小さくてチャートやデータが見えにくい」「パソコンに比べて使用できる機能が制限される」などのデメリットもあります。
必要なもの⑤:株を買う資金
株を買うための資金は購入方法と銘柄によって異なります。
株の購入に必要な資金の目安
- 1単元を購入する場合:約10万円
- 1株を購入する場合:数百円~
1単元購入するのに必要な資金
1単元(100株)を購入するのに必要な資金の目安は約10万円です。
2023年8月4日現在、東証プライム市場には1,834銘柄上場していますが、そのうち株価が1,000円以下のものも数多く存在します。
そのため、10万円あれば、東証プライム市場の多くの銘柄から購入する株を選ぶことができます。
東証プライム市場とは
2022年4月4日からスタートした市場区分の最上位にあたる市場
株式の流動性や経営状況など、厳格な基準をクリアした企業だけが上場できる
比較的安定性の高い企業が多く、株初心者におすすめの市場です!

1株購入するのに必要な資金
ミニ株(単元未満株)のサービスを利用すると、通常100株からしか買えない株を、最低1株から買うことができます。
例:ソフトバンクグループ(9984)の株をミニ株で購入する場合
1株4,883円 × 1株
=4,883円で購入可能
※2022年5月11日時点終値

銘柄によっては数百円から始めることができますね!
株を始めるために最低限必要な知識
株取引に必要なものがわかったところで、最低限知っておくべき知識も解説します。
株を始めるために必要な知識
必要な知識①基本の用語
株取引を始める前に、専門用語の理解も必要です。
用語を理解していないと「間違った注文をしてしまった…」ということにもなりかねないので、しっかり確認しておきましょう。
用語 | 意味 |
---|---|
取引時間 | 証券取引所が取引を行う時間。 朝の9時~11時半までを「前場」、12時半~15時までを「後場」と呼ぶ。 |
銘柄(めいがら) | 有価証券の名称で商品名にあたる。 また、上場する銘柄に割り当てられた4桁の数字を銘柄コードという。 |
成行(なりゆき)注文 | 値段を指定せずに売買する注文方法。 取引は成立しやすいが、想定外の値段で売買されるリスクがある。 |
指値(さしね)注文 | 値段を指定して売買する注文方法。 条件の合う相手がいなければなかなか成立しない。 |
約定(やくじょう) | 取引が成立すること。 成立した日を「約定日」という。 |
受渡(うけわたし) | 実際に買付代金を支払って株を受け渡す日。 一般的に約定日から3営業日目に行う。 |
その他の用語や取引ルールは以下の記事で詳しく解説しているので、是非参考にしてください。

必要な知識②:注文方法
ここではSBI証券の取引画面を見ながら、株注文の流れをご紹介します。

STEP1:【入金】から、購入に必要な金額を入金
PC画面
スマホ画面
SBI証券のスマホアプリでは、カテゴリに【出金】しかないため、銀行口座から入金手続きをします。

STEP2:検索窓から購入する銘柄を検索して選択
PC画面

スマホ画面

STEP3:購入する株数と成行・指値いずれかの注文方法を指定
PC画面
スマホ画面

STEP4:注文内容を確認して確定すれば注文完了
1度注文を確定すると取り消しはできないので、入力内容に間違いがないかしっかり確認しましょう!

株を始める前に知っておくべき注意点
最後に、株初心者が知っておくべき株取引の注意点を紹介します!

株取引を始める上での注意点は以下のとおりです。
株を始める前に知っておくべき注意点
- 必ず利益が出るわけではない
- 1つの銘柄に集中して投資するのは危険
- 余裕資金以上の金額で取引するのは危険
株取引は「投資」のため、必ず利益が出るというわけではありません。
時には、損失が膨らまないように「損切り」を行う必要もあります。
損切りとは
購入時より株価が下がっている株を売却し、損失を確定させること
さらに株価が下がる可能性がある時に、損失を最小限に抑えることができる
有名企業などの一部の銘柄に集中して投資することも危険と覚えておきましょう。
集中投資をすると、その銘柄の株価が上がれば大きな利益を得られますが、反対に株価が下がった場合は大きな損失を被ることになります。
また、余裕資金以上の金額で取引をすることも危険です。
「信用取引」という取引を行えば、証券会社からお金を借り、資金以上の金額で取引できます。
株価が上がれば、大きな利益になりますが、株価が下がれば損失は大きくなり、最悪の場合、借金を抱えるということにもなりかねません。
初心者のうちは「損切りルールを設ける」「銘柄・購入タイミングを分散させる」などを徹底させることをおすすめします!

よくある質問
株を始めるにはいくら必要?
株を買うための資金は購入方法と銘柄によって異なります。
株の購入に必要な資金の目安
- 1単元を購入する場合:約10万円
- 1株を購入する場合:数百円~
少額から株を買いたいという人は、ミニ株取引ができるSBI証券がおすすめです。
株を始めるには何が必要?
株を始めるために次の5つが必要です。
株を始めるために必要なもの
証券口座はネット証券なら最短翌営業日で開設ができます。
マイナンバーカードがない場合は開設時には不要な楽天証券がおすすめです!

まとめ

今回は最低限の準備について解説しましたが、投資を始めたあとは、景気動向やあらゆる分析を理解するための実践的な勉強が必要不可欠です。
現況の株価の値動きを感じとれるように、日頃から経済ニュースを見る習慣をつけたり、セミナーや動画を見て学習したりするのもおすすめです。

この記事を読んで、株を始めるために必要なものが理解できたと思います。
次は、以下の記事を読んで、株を始めるための基礎基本を理解しましょう。
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