みなと銀行の住宅ローンの特徴をわかりやすく解説!金利やメリット・デメリットを紹介
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兵庫県神戸市に本店を置く「みなと銀行」は、兵庫県下で最大規模の店舗網がある地方銀行です。
1999年にみどり銀行と合併してみなと銀行が生まれ、現在は関西みらいフィナンシャルグループの一員として兵庫地域に密着した金融サービスを提供しています。
当記事では、
簡単にまとめると
を紹介します。
金利タイプや借入先で
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オフィス千日合同会社 代表社員 公認会計士 / 公認会計士中村岳広事務所
監修者千日太郎
公認会計士として、本名である中村岳広の名を掲げた公認会計士 中村岳広事務所を設立・運営。
独自のノウハウと公認会計士としての金融商品の分析力を生かし、
2014年から「千日太郎」として住宅ローンの情報をブログ「千日のブログ 家と住宅ローンのはてな?に答える」で発信。
「千日の住宅ローン無料相談ドットコム」では一般の人からの匿名相談に無料で乗り、コンサル内容をネットに公開している。
住宅ローンの金利動向やリスク対策について著した『住宅ローンで「絶対に損したくない人」が読む本』など、複数の著書を出版。
▼書籍一覧
住宅ローンで「絶対に損したくない人」が読む本
家を買うときに「お金で損したくない人」が読む本
初めて買う人・住み替える人 独身からファミリーまで 50歳からの賢い住宅購入
住宅破産株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。
■書籍
初心者でもわかる!お金に関するアレコレの選び方BOOK
■保有資格
KTAA団体シルバー認証マーク(2023.12.20~)
■許認可
有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788)
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みなと銀行の金利情報
金利は住宅ローンの借入金額に応じて発生する利息の割合のため、住宅ローンを借りる際に金利の低さを重視する人は少なくありません。
まずは、みなと銀行の金利情報を下記の表でまとめました。
金利タイプ | 金利(手数料型) |
---|---|
変動金利型 | 年0.445%
|
固定金利期間2年 | 年1.300%
|
固定金利期間3年 | 年1.300%
|
固定金利期間5年 | 年1.300%
|
固定金利期間10年 | 年1.300%
|
都市銀行・ネット銀行との比較
上記の表でみなと銀行の金利を一覧で提示しましたが、みなと銀行の金利情報だけを見ても、みなと銀行の金利が高いのか低いのか判断することはできません。
今回はメガバンクにみずほ銀行を、ネット銀行にPayPay銀行を比較対象としてピックアップしています。
金融機関 | 年利 |
---|---|
みなと銀行 | 年0.445%
|
みずほ銀行 | 年0.375%
|
PayPay銀行 | 年0.420%
|
固定期間 | みなと 銀行 | みずほ 銀行 | PayPay 銀行 |
---|---|---|---|
固定期間2年 | 年1.300%
| 年1.100%
| 年1.035%
|
固定期間3年 | 年1.300%
| 年1.200%
| 年1.155%
|
固定期間5年 | 年1.300%
| 年1.200%
| 年1.215%
|
固定期間10年 | 年1.300%
| 年1.450%
| 年1.245%
|
固定期間35年 | - | 年1.950%
| 年2.215%
|
みなと銀行は都市銀行のみずほ銀行、ネット銀行のPayPay銀行と比較すると金利に差はありますが、固定期間35年の場合のみ他よりも低い金利となっています。
みずほ銀行の35年固定金利は業界でもトップクラスの金利の低さです。その金利よりも低い金利で借り入れできるのは、とてもお得ですよ。
みなと銀行の住宅ローンのメリット・デメリットを紹介
他の金融機関と比較してみなと銀行の金利の特徴が掴めたところで、続いてはみなと銀行の住宅ローンのメリット・デメリットを紹介します。
住宅ローンの長所と欠点の両方を知ったうえで、自分の希望に合う住宅ローンを選ぶようにしましょう。
メリット
みなと銀行の住宅ローンのメリットは、下記の2点が挙げられます。
みなと銀行住宅ローンのメリット
いずれも他の金融機関にはあまりない、みなと銀行特有のメリットです。
メリット①団体信用生命保険の保障内容が充実
一般的に金融機関の住宅ローンを利用するときは、団体信用生命保険への加入が必須となります。
団体信用生命保険(団信)とは、住宅ローン契約者が死亡あるいは高度障害となった場合に、生命保険会社から支払われるローン残高相当の保険金で住宅ローンを完済できる保険のことです。
団信の保障内容は金融機関により異なります。
現在は2人に1人ががんと診断される時代と言われているため、がんの備えに対する重要性はますます高くなっています。
もしもがんになって住宅ローンの支払いが滞れば、担保に入れた物件が差し押さえられる可能性があります。
みなと銀行の生活習慣病団信〈入院プラスα〉は、がんの保障を充実させた団信です。
生活習慣病団信〈入院プラスα〉の保障内容
- がんと診断されたら(所定の悪性新生物):
ローン残高が0円となる - がんと診断されたら(所定の悪性新生物):
100万円の一時金が支払われる - 上皮内がんまたは皮膚がんと診断されたら:
50万円の一時金が支払われる
上記のほかにローン借入者の配偶者のがんも保障してくれるなど、手厚い保障内容となっています。
みなと銀行の「生活習慣病団信〈入院プラスα〉」を利用すれば、「がん」の保障だけでなく、10種類の生活習慣病
による長期入院時の保障もあるため、十分に備えておくことができるでしょう。
メリット②県内最大の店舗数で休日でも相談可能
住宅ローンに関して不明点があるときは、金融機関の行員に直接尋ねるのがもっとも適切な回答がもらえる方法です。
住宅ローンの仕組みは複雑で細かな規定も存在するため、住宅ローンに関する専門知識がないと完璧に理解することはできません。
インターネットで住宅ローンのことを調べるといろいろな情報が出てきますが、行員に対面で相談するほうがより早く的確な答えが見つかるでしょう。
とはいえ、ほとんどの店頭窓口の営業時間は平日の9時~15時までです。
仕事帰りに店舗へ立ち寄りたくても時間がなく、金融機関の窓口に行くことをあきらめている人は多いのではないでしょうか。
みなと銀行は兵庫県下を中心に105店舗(※)を展開しているため、兵庫県に自宅や職場がある場合は気軽に立ち寄ることが可能です。
さらに、みなと銀行のローン専門店舗である住宅ローンプラザは、平日だけでなく、土日祝も営業を行っています。
- 平日は仕事が忙しくて店頭窓口に行けない
- 住宅ローンを対面で相談したい
という人は、兵庫県内でトップの店舗数を誇るみなと銀行に相談しましょう。
なお、住宅ローンプラザの営業時間は店舗によってさまざまです。
みなと銀行の公式サイトに各店舗情報が掲載されているため、土日祝にみなと銀行の公式サイトでおける住宅ローンプラザの営業時間を確認してください。
デメリット
一生に一度の大きな買い物であるマイホームの購入で後悔しないためにも、住宅ローンにはデメリットがあることを理解しましょう。
続いては、みなと銀行の住宅ローンにおけるデメリットを解説します。
みなと銀行の住宅ローンのデメリット
デメリット:対象地域でしか利用できない
みなと銀行の住宅ローンはすべての人が利用できるわけではありません。みなと銀行から融資を受けるためには所定の条件を満たす必要があります。
みなと銀行では多様な住宅ローンを取り扱っていますが、どの住宅ローンにおいても「勤務地または居住地、並びに担保物件がみなと銀行の営業区域内にあること」が前提です。
そのため、「勤務地も担保物件も兵庫県外」「居住地は兵庫県だが担保物件は他府県」などの場合はみなと銀行の住宅ローンを利用することはできません。
みなと銀行の住宅ローンで借り入れたいときは、勤務地・居住地・担保物件の所在地がみなと銀行の営業区域内にあるか確認しましょう。
住宅ローンにかかる諸費用
マイホームを買うにあたり必要となるお金は物件購入費用だけではありません。
住宅ローンを申し込む際は諸費用がかかります。
そのため、物件購入価格の約5~10%にあたる資金を諸費用として用意する必要があることに注意しましょう。
住宅ローンにかかる諸費用は下記が挙げられます。
みなと銀行が向いている人・向いていない人
ここからは、住宅ローンに求めるものと照らし合わせて、みなと銀行が
を解説します。
向いている人
みなと銀行が向いているのは、
みなと銀行が向いている人
の2タイプです。
プラスアルファのサービスや充実した保障を住宅ローンに求めている場合は、みなと銀行が適しているでしょう。
以下では、みなと銀行が向いている人の詳細を説明します。
向いている人①住宅ローンにプラスアルファのサービスを求めている人
みなと銀行は住宅ローン以外のプラスアルファのサービスが充実している金融機関です。
プラスアルファのサービスには下記が挙げられます。
住宅ローン休日相談会
みなと銀行は県内最大規模の店舗網があり、駅前などの好立地の場所に店舗があるため、買い物のついでに気軽に店頭へ立ち寄ることができます。
とはいえ、平日に店頭窓口へ行くことが難しい人もいるでしょう。
みなと銀行では休日にローン相談会を開催しているため、住宅ローン休日相談会に参加すれば住宅ローンの疑問を解消できます。
会員制サービス「Club Off」
みなと銀行で住宅ローンを契約すれば、株式会社リロクラブが提供する会員制サービス「Club Off」を利用できるようになります。
Club Offは、宿泊施設・遊園地・飲食店の割引サービスや、家事代行・育児・介護サービスの優待が受けられる特典です。
みなと銀行の住宅ローンの利用者にはClub Offの各種優待がセットとしてついてきます。
みなと銀行は独自のサービスを通し、住宅ローンの利用前に限らず利用後も手厚くサポートしています。
みなと銀行がおすすめな人
- 休日に住宅ローンのことを相談したい
- 住宅ローン利用後に得する特典がほしい
という人には、みなと銀行がおすすめです。
向いている②安心できる保障を求めている人
住宅ローンはすぐに返済が終わるものではなく、何十年と返済し続けるものです。
住宅ローンの返済中に万が一の事態が発生し、住宅ローン契約者が返済できない状態となれば、抵当権のついている物件が差し押さえられる場合もあります。
そうした住宅ローンの返済が不可能となるリスクに備えるために、みなと銀行では充実した保障を用意しています。
ひとつは「がん団信プラス」。
この団信は、死亡・高度障害・余命半年で住宅ローンが全額返済されることに加え、がんと診断確定されると住宅ローン残高がゼロになります。
さらに、診断給付100万円、上皮内がん・皮膚がんの場合は50万円の給付金を受けることができ、配偶者ががんと診断されると100万円の給付金を受け取ることができます。
さらに、金利を上乗せすることで幅広いリスクに対応した保障も受けられます。
【上乗せ金利による保障の例】生活習慣病プラス〈入院プラスα〉・がん団信プラスに加え、以下の保障がすべて追加されます。
- 10種類の生活習慣病により入院日数180日以上となった場合にローン残高が0円となる
- 病気やけがで連続して5日以上入院した場合に10万円が支払われる
- 病気やけがで連続して31日以上入院した場合に月々のローン返済額が保障される
生活習慣病プラス(入院プラスα)は入院期間にあわせ、一時金・返済額保障・ローン残高0円と段階的に保障が手厚くなる特徴があり、長期療養の際にも安心できる仕組みです。
そのため、「死亡だけでなく、生活習慣病やがん、入院時のリスクにも対応したい」という人は、みなと銀行の住宅ローンが向いています。
向いていない人
続いて、みなと銀行が向いていない人を解説します。
みなと銀行が向いていないのは、「変動金利での借り入れを考えていて、金利の低さを求めている人」です。
みなと銀行の変動金利は決して高くありませんが、みなと銀行よりもネット銀行のほうが変動金利は低くなります。
そのため、変動金利で低金利を重視する場合は他の金融機関を検討しましょう。
みなと銀行住宅ローンの口コミ・評判
みなと銀行住宅ローンを利用している方の口コミを調査すると、「保障や付帯サービスが充実している」など、手厚い団信の保障内容についての口コミが数多く挙がっています。
みなと銀行住宅ローンの口コミ・評判
- 保障や付帯サービスが充実している
- 生活習慣病団信が標準なので安心
- 金利の設定が高め
- インターネットバンキングの使い勝手が悪い
みなと銀行住宅ローンは、金利を上乗せすることで生活習慣病など幅広いリスクに対応するなど、充実した団信の保障内容が利用者から好評のようです。
その一方で、金利の設定が高めという意見もいくつか見受けられました。
みなと銀行 住宅ローン申し込み後の流れ
ここからは、みなと銀行に住宅ローンを申し込んだ後の流れを紹介します。
実際にみなと銀行の住宅ローンを利用する際に参考にしてください。
STEP1
住宅ローン申し込み・審査 住宅ローンの申し込み後に審査がおこなわれます。
STEP2
審査結果の連絡 みなと銀行から審査結果の連絡がきます。
STEP3
返済用口座の開設 審査に通過したらローン返済用の口座をつくります。
STEP4
住宅ローン契約 必要な書類を持参して住宅ローン契約を締結します。
STEP5
融資 融資日の金利が適用されて融資が始まります。
まとめ
みなと銀行では充実した保障の団信がある住宅ローンを提供しており、幅広いリスクに備えられるため安心です。
また、兵庫県で最大の店舗数を誇ることから、みなと銀行は利便性の高い金融機関だと言えます。
みなと銀行の住宅ローンプラザは平日・土日を問わず営業しているため、住宅ローンで質問や不安があるときは気軽に利用しましょう。
みなと銀行の住宅ローンはプラスアルファのサービスや保障が充実しているだけでなく、金利がそれほど高くないことも特徴です。
とはいえ、住宅ローンを借り入れる際はつい金利の低さに注目しがちですが、住宅ローンの良し悪しは金利だけでは判断できません。
金利・諸費用・保障・サービスなど、住宅ローンのさまざまな項目を比較検討し、自分に合う住宅ローンを見つけましょう。
千日さん
住宅ローン専門家
千日太郎からのコメント
みなと銀行の住宅ローンは変動金利タイプと全期間固定金利タイプに特化したものになっています。
変動金利の水準はネット銀行と比較しても遜色のない低金利で、変動金利には5年ルールと125%ルールの適用があるので、借入実行後に変動金利が上昇しても5年間は毎月の元利均等返済額が維持されます。
変動金利は金利でリスクを取るので、この二つのルールの適用があるか無いかは重要なポイントです。
全期間固定金利はフラット35よりも低金利となっています。ただしフラット35については子育て世帯や省エネ住宅を対象とした金利の引き下げ制度があり、これを適用する場合はフラット35の方が低金利となることがあります。
こうした引き下げ制度の適用外となる場合や、フラット35で必須となる10%の頭金を確保できない場合には、みなと銀行の全期間固定金利タイプが有利になるでしょう。
このほか、地方銀行に特有の弱点を挙げるとすれば、融資できる物件のエリアが限られているところです。
しかし、エリアに入ってさえいれば、対面でのサポートを受けながらネット銀行なみの低金利で借りることができるので、しっかり検討すべき銀行です。
地方銀行とメガバンクの間に明確な線引きはなく、例えば変動金利の上げ幅についてもメガバンクとほぼ同じ水準に抑えられることが期待できます。物件が融資可能なエリアに入っていればぜひお勧めしたい商品です。