洗濯乾燥機の電気代は高い?ヒートポンプ式やヒーター式での比較や節約方法を紹介
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洗濯乾燥機の電気代の仕組みを知り、正しく節約するためにこの記事では、以下の内容を解説していきます。
「洗濯乾燥機の電気代はいくら?」「なるべく節約したい!」と、洗濯乾燥機の電気代がどれぐらいかかっているのか気になりますよね。とくに乾燥機をフル活用している場合、電気代が高いのではないかと心配になります。
省エネ性の高いヒートポンプ式の洗濯乾燥機を使用したときの1時間あたりの電気代は、2円〜24円ほどです。
使用している洗濯乾燥機がヒーター式の場合は1円~43円と電気代がもう少し高くなります。
省エネ性の高いヒートポンプ式の洗濯乾燥機の登場により、以前よりも電気代が大幅に安くなりました。とはいえ、使い方を間違えると、電気代が高くなることも。
毎月の固定費の削減にも繋がるので、洗濯乾燥機の電気代が気になる方は参考にしてください。
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消費生活アドバイザー
監修者和田由貴さん
株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
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【タイプ別】洗濯乾燥機の消費電力と電気代
シャープの洗濯乾燥機を例にして、洗濯乾燥機の消費電力と電気代をまとめました。
消費電力 | 電気代(1時間) | 電気代(週1×4週間) | 電気代(週2×4週間) | 電気代(週3×4週間) | |
---|---|---|---|---|---|
ヒートポンプ式洗濯乾燥機 | 280〜670W | 2円~24円 | 8円~96円 | 16円~192円 | 24円~288円 |
ヒーター式ドラム洗濯乾燥機 | 190〜850W円 | 1円~43円 | 4円~172円 | 8円~344円 | 12円~516円 |
ヒーター式縦型洗濯乾燥機 | 440〜950W | 2円~59円 | 8円~236円 | 16円~472円 | 24円~708円 |
一般的な洗濯乾燥機の消費電力は、洗濯時が190〜440W、乾燥時が670〜950Wです。
また、洗濯時の消費電力量は60Wh~110Wh、洗濯~乾燥時の消費電力量は900Wh~2200Whです。
仮に一人暮らしで週1回洗濯・乾燥をしていると、1回あたりの電気代は、
900Wh÷1000×31円(※)=27.9円から、
2200Wh÷1000×31円(※)=68.2円、
1ヶ月の電気代は139円〜341円ほどです。
※新電力料金目安単価(1時間に1000W使用)31円/kWh(税込)〈家電公取協調べ〉
なお、洗濯乾燥機の消費電力や電気代は、種類によって異なります。
洗濯乾燥機の消費電力と電気代
ヒートポンプ式 < ヒーター式
省エネであるヒートポンプ式に比べると、ヒーターを使うヒーター式は消費電力が大きくなります。
それでは、洗濯乾燥機の種類ごとに消費電力や電気代を確認していきましょう。
ヒートポンプ式の洗濯乾燥機の消費電力と電気代
ヒートポンプ式は、洗濯槽内の空気をヒートポンプ(熱交換器)によって温風に切り替えて衣類を乾燥させる方法です。
ヒーターも熱も使用しないため、ヒーター式よりも大幅な省エネになります。
また、乾燥中の温度は65〜70℃と低めなので、衣類を痛めにくいのも特徴です。
ヒートポンプ式洗濯乾燥機のメーカー別の消費電力と電気代は、以下の通りです。
消費電力 | 電気代(1時間) | 電気代(週1×4週間) | 電気代(週2×4週間) | 電気代(週3×4週間) | |
---|---|---|---|---|---|
日立 | 140〜980W | 1円~20円 | 4円~80円 | 8円~160円 | 12円~240円 |
パナソニック | 300〜850W | 2円~25円 | 8円~100円 | 16円~200円 | 24円~300円 |
シャープ | 280〜670W | 2円~24円 | 8円~96円 | 16円~192円 | 24円~288円 |
東芝 | 135〜1,190W | 1円~34円 | 4円~136円 | 8円~272円 | 12円~408円 |
【参照】日立「BD-SV110BL/R」パナソニック「NA-LX113AL」シャープ「ES-WS14」東芝「ZABOON TW-127XP1L(T)/(W) 」
一般的なヒートポンプ式の洗濯乾燥機の消費電力は、洗濯時が135〜300Wで、乾燥時が670〜1190Wです。
消費電力量で見ると、洗濯時が66Wh〜80Whで、洗濯~乾燥時が770Wh〜900Wh。
1時間あたりの電気代は「770Wh÷1000×31円=23.87円」から「960Wh÷1000×31円=29.76円」です。
仮に一人暮らしで週1回洗濯・乾燥をすると、1ヶ月の電気代は80〜136円ほどです。
※新電力料金目安単価(1時間に1000W使用)31円/kWh(税込)〈家電公取協調べ〉
ヒーター式ドラム洗濯乾燥機の消費電力と電気代
ヒーター式は、内蔵されたヒーターで洗濯槽内の空気を温めて衣服を乾燥させる方法です。
ヒートポンプ式と比べると電気代が高くなりやすい洗濯乾燥機です。
乾燥温度は80℃前後と高温のため、衣服の痛みや縮みが発生しやすい一方で、タオルや衣服をしっかりと乾かせることができるのが特徴です。
ヒーター式ドラム洗濯乾燥機のメーカー別の消費電力と電気代は、以下の通りです。
消費電力 | 電気代(1時間) | 電気代(週1×4週間) | 電気代(週2×4週間) | 電気代(週3×4週間) | |
---|---|---|---|---|---|
日立 | - | - | - | - | - |
パナソニック | 260〜1,190W | 1円~32円 | 4円~128円 | 8円~256円 | 12円~384円 |
シャープ | 190〜850W | 1円~43円 | 4円~172円 | 8円~344円 | 12円~516円 |
東芝 | 115〜1,390W | 2円~53円 | 8円~212円 | 16円~424円 | 24円~636円 |
一般的なヒーター式のドラム洗濯乾燥機の消費電力は、洗濯時が115〜260Wで、乾燥時が850〜1,390Wです。
消費電力量で見ると、洗濯時が60Wh〜77Whで、洗濯~乾燥時が1600Wh〜1980Wh。
1時間あたりの電気代は「1600Wh÷1000×31円(※)=49.6円」から「1980Wh÷1000×31円(※)=61.38円」です。
仮に一人暮らしで週1回洗濯・乾燥すると、1ヶ月の電気代は248〜306円ほどです。
※新電力料金目安単価(1時間に1000W使用)31円/kWh(税込)〈家電公取協調べ〉
ヒーター式縦型洗濯乾燥機の消費電力と電気代
洗濯乾燥機というとドラム式のイメージがありますが、縦型洗濯機にも乾燥機能が付いている製品があります。縦型洗濯機は製品によって簡易乾燥やしっかり乾燥させるものなど、さまざまありますが、ヒートポンプ式やヒーター式ドラム型と比べると電気代は高くなる傾向にあります。
ヒーター式縦型洗濯乾燥機のメーカー別の消費電力と電気代は、以下の通りです。
消費電力 | 電気代(1時間) | 電気代(週1×4週間) | 電気代(週2×4週間) | 電気代(週3×4週間) | |
---|---|---|---|---|---|
日立 | 380〜1,180W | 2円~53円 | 8円~212円 | 16円~424円 | 24円~636円 |
パナソニック | 320〜1,100W | 1円~61円 | 4円~244円 | 8円~488円 | 12円~732円 |
シャープ | 440〜950W | 2円~59円 | 8円~236円 | 16円~472円 | 24円~708円 |
東芝 | 680〜1,250W | 2円~60円 | 8円~240円 | 16円~480円 | 24円~720円 |
一般的なヒーター式の縦型洗濯乾燥機の消費電力は、洗濯時が320〜680Wで、乾燥時が950〜1,250Wです。
消費電力量で見ると、洗濯時が60Wh〜110Whで、洗濯~乾燥時が1980Wh〜2290Wh。
1時間あたりの電気代は「1980Wh÷1000×31円(※)=61.38円」から「2290Wh÷1000×31円(※)=70.99円」です。
仮に一人暮らしで週1回洗濯・乾燥をすると、1ヶ月の電気代は306〜354円ほどです。
※新電力料金目安単価(1時間に1000W使用)31円/kWh(税込)〈家電公取協調べ〉
洗濯乾燥機の電気代の計算方法
画像引用:【洗濯機全般】洗濯機の電気代と水道代は | Panasonic
洗濯乾燥機の電気代を知りたい場合は以下の流れで計算しましょう。
- 「消費電力量」を本体ラベルや説明書、公式サイトで調べる
- 「消費電力量(kWh)」に「1kWhの電力料金(円/kWh)」をかける
消費電力量が洗濯時98Wh、洗濯乾燥時2,550Whの洗濯乾燥機の場合で計算してみましょう。
1時間の運転にかかる電気代の計算方法
消費電力量(kWh)× 1kWhあたりの電気料金(円)
1時間の運転にかかる電気代の目安(洗濯時98Whの場合)
98Wh÷1000=0.098kWh
0.098kWh×31円/kWh(※)=約3円
1時間の運転にかかる電気代の目安(洗濯乾燥時2550Whの場合)
2550Wh÷1000=2.55kWh
2.55kWh×31円/kWh=約79円
洗濯乾燥機の1時間あたりの電気代は、消費電力量が98Whの洗濯の場合は約3円、2,550Whの洗濯乾燥時の場合は約79円かかります。
※新電力料金目安単価(1時間に1000W使用)31円/kWh(税込)〈家電公取協調べ〉
電気代を求めるには「消費電力」ではなく「消費電力量」を用いて計算しよう!
製品情報に記載されている「消費電力」は「定格消費電力」のことです。
「定格消費電力」とは、すべての機能を最大限に使用した場合に消費する電力量です。
そのため、製品に記載されている「消費電力(定格消費電力)」を用いて電気代を計算してしまうと、実際の使用に比べて電気代が高く算出されてしまいます。
上記画像のとおり、製品情報には「消費電力」「消費電力量」の記載があります。
電気代を計算したいときはご使用の製品の公式サイトや説明書に記載されている消費電力量を用い、「記載の消費電力量(kWh)×1kWhの電気料金(円/kWh)」を計算して求めましょう。
洗濯乾燥機と浴室乾燥機の電気代を比較
洗濯乾燥機と浴室乾燥機の電気代を比較すると、次の通りです。
電気代 | |
---|---|
ヒートポンプ式洗濯乾燥(乾燥約130分) | 52円 |
ヒーター式ドラム洗濯乾燥機 (乾燥約125分) | 90円 |
ヒーター式縦型洗濯乾燥機 (乾燥約170分) | 167円 |
浴室乾燥機で乾燥3時間 (自動乾燥運転) | 306円 |
浴室乾燥機で涼風6時間+乾燥1時間 (乾燥(節電)運転) | 252円 |
表を見ると、衣類を乾燥させるために、浴室乾燥機は洗濯乾燥機の電気代の1.7〜4倍以上かかることがわかります。
たとえば、パナソニックの浴室乾燥機の消費電力は、1,250Wです。
洗濯乾燥機の乾燥にかかる消費電力は1,000W以下のものが多く、浴室乾燥機の方が電力を消費するのです。
また、冬期は表の数値に比べて40〜60%ほど乾燥に時間が長くかかり、梅雨期は10〜30%ほど長くかかります。
冬期や梅雨期に使用すると、表の金額よりもさらに電気代が高くなるということです。
浴室乾燥機は洗濯物の乾燥だけをみるとランニングコストが高くデメリットが目につきますが、浴室のカビの予防になったり、浴室暖房でヒートショックのリスク低減など、メリットもいろいろあります。
また、シワになるため乾燥機が使えない衣類の乾燥にも使えますので、メリットを生かし上手に使い分けましょう。オール電化のご家庭であれば、深夜の電気料金が安い時間帯を利用して乾燥をするのもおすすめです。
和田さん
洗濯乾燥機の電気代を節約する3つのポイント
洗濯乾燥機を頻繁に使用すると、電気代が気になりますよね。
洗濯乾燥機の電気代を少しでも節約するために、今すぐに始められることを3つ紹介します。
- 乾燥機に入れすぎない
- こまめにフィルターの掃除をする
- ドライヤーボールを使用して乾燥効率をアップさせる
それぞれの節約方法について詳しく見ていきましょう。
1.乾燥機に入れすぎない
乾燥させる必要がないものは干すのも、節約方法のひとつです。
乾燥機に入れる洗濯物の量が多いと、それだけ乾燥させるのに時間がかかり、電気代も高くなります。
無理に多くの洗濯物を入れて乾燥させると、生乾きになり、臭いの原因になることも。
洗濯物の容量は製品によって決まっているので、公式サイトや説明書の仕様を確認しましょう。
2.こまめにフィルターの掃除をする
洗濯乾燥機の乾燥機能を使った後は、毎回フィルターを掃除をしなければいけません。
乾燥フィルターに溜まったホコリをそのままにしておくと、乾燥に時間がかかり電気代が高くなります。
また、乾燥ムラや故障の原因になる可能性もあります。
毎回掃除するのはめんどうかもしれませんが、サっと掃除して電気代節約に繋げましょう。
3.ドライヤーボールを使用して乾燥効率をアップさせる
ドライヤーボールは、乾燥機に入れて一緒に回すと乾燥が早くなる便利グッズです。
一般社団法人ボーケン品質評価機構による乾燥時間テストで、40分の時間短縮になることがわかっています。
また、柔軟剤を使わなくても、約10%ふわふわに仕上がる効果も期待できます。
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スマートシープのドライヤーボールは、界面活性剤や化学物質不使用で純天然成分100%なので、小さい子供やペットがいる家庭でも安心して使用できます。
1〜3年ほど、1,000回以上使用できるので経済的です。
このほか乾燥時間を短縮する方法として、洗濯後の脱水時間を長くすることも有効です。また、薄手や化繊の衣類は短時間で乾くので、厚手のものはいったん取り出しある程度部屋干しでから乾燥させるのも、時間短縮につながります。
ドライヤーボールのような専用のグッズがない場合は、乾燥したバスタオルなどを乾燥時に一緒に入れて回すのも効果的です。
和田さん
洗濯乾燥機の電気代が気になるなら電力会社や電気料金プランを見直そう!
安い新電力会社
おすすめ3選
洗濯乾燥機の電気代節約術を実践しても、節約できる金額は限られています。
たとえば、パナソニックの「NA-LX129A」の場合、節電・省エネモードで洗濯・乾燥しても、節約できる金額は1時間あたり3〜4円です。
そこで、しっかりと電気代を節約したいときの対策として、契約する電力会社や料金プランの見直しが挙げられます。
たとえば東京電力から東京ガスのでんきに乗り換えると、電気の使用量に応じて従量料金が0.1円~3.21円安くなります。
月間平均電気使用量が400kWhの4人家族世帯の場合、1ヶ月で約547円(0.1円×120+1.19×180+3.21×100)の節約になります。
新規申込みで電気代の基本料金1か月無料になる特典を抜きにしても、年間で約6566円もお得です。
洗濯乾燥機など、家電の電気代が気になっている方は、電力会社の変更や契約プランの見直しも行い、根本から節約対策しましょう。
洗濯乾燥機の電気代に関するQ&A
洗濯乾燥機に関して、よくある質問を3つまとめました。
- 10年以上前と今の洗濯乾燥機ではどれくらい電気代に差が出る?
- 洗濯乾燥機と浴室乾燥機はどっちの方が節約できる?
- 洗濯乾燥機と衣類乾燥除湿機の電気代はどっちが安い?
Q.10年以上前と今の洗濯乾燥機ではどれくらい電気代に差が出る?
結果から言うと、1時間あたり15.66円の差が出ました。毎日乾燥機を使用する場合、10年以上前の洗濯機と今の洗濯機では、1ヶ月で940円も電気代に差が出る計算です。
シャープの2009年製「ES-V510」と2021年製「ES-WS14」を例に出して、比較してみました。
洗濯時の消費電力 | 乾燥の消費電力 | |
---|---|---|
2009年製(ES-V510) | 300W | 1,250W |
2021年製(ES-WS14) | 280W | 670W |
洗濯時の消費電力はそんなに変わりませんが、乾燥時の消費電力は2分の1近く差が開いています。
1時間あたりの電気代を比較すると、15.66円も違うことがわかりました。
つまり、毎日乾燥機を使用する場合、10年以上前の洗濯機と今の洗濯機では、1ヶ月で940円も電気代に差が出ます。
旧製品と比較し電気代も変わっていますが、洗濯時の水の使用量も少なくなっています。乾燥機は使わないから古い洗濯機を使い続けているという方は、水道代を考慮すると損をしている可能性があります。
内閣府の消費動向調査によると、洗濯機の平均使用年数は10.2年。買い替え理由の75%超は故障によるものという調査結果が出ていますので、おおむね10年程度で故障することが多い家電です。
10年を超過して使用しているようであれば、乾燥機能を使用するか否かは関係なく、買い替えを検討してもよいと思います。
和田さん
Q.洗濯乾燥機と浴室乾燥機はどっちの方が節約できる?
A、洗濯乾燥機と浴室乾燥機を比較すると、電気代が安いのは洗濯乾燥機です。
乾燥1時間あたりの電気代 | |
---|---|
ヒートポンプ式洗濯乾燥機 (自動乾燥運転) | 24円 |
浴室乾燥機で乾燥3時間 (自動乾燥運転) | 102円 |
以前までは洗濯乾燥機の電気代は高いイメージがありましたが、ヒートポンプ式の登場により電気代は大幅に削減されました。 電気代を節約したい場合は、洗濯乾燥機の使用がおすすめです。
Q.洗濯乾燥機と衣類乾燥除湿機の電気代はどっちが安い?
A、洗濯乾燥機を使う方が安い
乾燥容量 | 乾燥時間 | 電気代 | |
---|---|---|---|
ヒートポンプ式洗濯乾燥機 | 6kg | 約130分 | 約24円/時間 |
ハイブリッド式衣類乾燥除湿機 | 2kg | 約64分(梅雨時)/約80分(冬季) | 約20円/時間(梅雨時)/約24円/時間(冬季) |
コンプレッサー式衣類乾燥機除湿機 | 2kg | 約80分 | 約13円/時間 |
コンプレッサー式衣類乾燥機除湿機:「寸法/仕様| CV-P180 |除湿器|SHARP」
一見すると洗濯乾燥機より衣類乾燥機除湿機を使った方が電気代が安く見えますが、乾燥容量が違います。
もし衣類乾燥除湿機で6kg分の衣類を乾燥させたい場合は、上記に記載している以上の時間が必要なため、電気代は24円には収まりません。
したがって、電気代が安いのは洗濯乾燥機といえます。
除湿機は大量の洗濯物を乾かそうとすると時間がかかりコストが高くなります。外干しをしないでほぼ毎日乾燥機を使うのであればヒートポンプ式全自動洗濯乾燥機、たまに室内干しをする方や一人暮らしなど洗濯物の量があまり多くない方であれば除湿器が良いでしょう。
除湿機を使う際は、洗濯物の間隔をあけて干し、浴室や脱衣室などできるだけ閉め切れる空間で使う方がより効率よく乾かすことができます。
和田さん
まとめ | 洗濯乾燥機の電気代
洗濯乾燥機の洗濯~乾燥1時間あたりの電気代の目安は、次の通りです。
- ヒートポンプ式洗濯乾燥機:約24円
- ヒーター式ドラム洗濯乾燥機:約43円
- ヒーター式縦型洗濯乾燥機: 約59円
ヒートポンプ式の洗濯乾燥機は、ヒーター式のものより省エネで、電気代は安く済みます。
「洗濯乾燥機は便利だけど、電気代が気になる」と思っている方は、乾燥機に衣類を入れすぎないようにしたり、ドライヤーボールを活用したりして、節約を意識しましょう。
洗濯乾燥機はもちろんのこと、家庭全体の電気代を節約したいと思っている方は、電力会社や料金プランの見直しもおすすめです。
洗濯機は洗濯時の消費電力量はそれほどかかりませんが、乾燥時は大きな電力を使用します。また、ヒーター式とヒートポンプ式では消費電力量が大きく異なるので、洗濯乾燥機を購入する時点で十分考えなければなりません。
ヒーター式は本体価格は比較的安価ですがランニングコストが非常に高いので、乾燥はめったに使わない方におすすめです。ヒートポンプ式は本体価格は高額ですが、ほとんど毎日乾燥機能を使うのであれば元がとれます。
生活環境やライフスタイルによって異なりますので、よく考えて選びましょう。
和田さん