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パソコンの電気代はいくら?デスクトップやノートPCの消費電力と節約方法を紹介

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「パソコンの電気代はいくら?」「節約するにはどうしたらいい?」パソコンの電気代が毎月どれぐらいかかっているのか気になりますよね。とくに在宅で仕事をする場合、ずっとパソコンを起動しているので、電気代が高くなるのではないかと心配になります。

結論から言うと、デスクトップパソコンの場合、1時間当たりの電気代は約1〜4円。
1日8時間起動すると、電気代は8〜32円です。

パソコンの電気代の仕組みを知り、正しく節約するためにこの記事では以下の内容を解説していきます。

パソコンの電気代はそこまで高くありませんが、使い方を意識するともっと節約できます。
毎月の固定費を削減できて家計の見直しにもなるので、パソコンを頻繁に使用する方は参考にしてください。

なお、パソコンの電気代を節約しつつ、家庭全体の電気代を今よりも安くしたい方は、契約している電力会社や料金プランの見直しも行いましょう。

電気代だけでなく、光熱費・通信費も安くしたいなら大阪ガスの電気と通信がおすすめ!

  • 消費生活アドバイザー

    監修者和田由貴さん

    日本女子大学家政学部卒業。消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザー、食生活アドバイザーなど、家事の専門家として、日常生活に密着したアドバイスを発信。「ホンマでっか⁉︎TV」節約評論家をはじめ、テレビ出演、講演、執筆など幅広く活動中。経済産業省消費経済審議会臨時委員ほか公務歴多数。

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パソコンの消費電力と電気代はいくら?

パソコンの消費電力と電気代
消費電力電気代(1h)電気代(8h)
デスクトップパソコン50〜150W1円~4円8円~32円
ノートパソコン20〜30W0.5円~0.8円4.3円~6.4円
ゲーミングPC280W7.5円60.4円

デスクトップパソコン(50~150W)の場合、1時間あたりの電気代は1円~4円。
ノートパソコン(20~30W)の場合、1時間あたりの電気代は0.5円~0.8円。
ゲーミングパソコン(280W)の場合、1時間あたりの電気代は約7.5円です。

表で比較すると、ノートパソコンよりもデスクトップパソコンの方が消費電力と電気代が高いことがわかります。

また、パソコンの消費電力は最新のモデルほど小さくなる傾向があります。
NECのLAVIEシリーズで比較してみましょう。

10年前のパソコンの消費電力を比較
型番標準時最大時スリープ時
N1585/CAL(2022年)約9.3W約45W約0.4W
LL750/TSシリーズ(2012年)約13W約90W約0.6W

もちろんパソコンの性能や使い方によって異なりますが、10年前の製品と比較すると、消費電力は少なくなっています。

ここからはパソコンの種類ごとに消費電力と電気代を説明していきます。

デスクトップパソコンの消費電力と電気代

一般的なデスクトップパソコンの消費電力は、50〜150Wです。
平均して100Wで計算した場合、1時間の消費電力量はkWhであらわすと「0.1kWh」となります。
電気代を1kWhあたり27円(※)で計算すると、「1時間あたり2.7円」の電気代がかかります。

もし1日8時間パソコンを使用したとすると、電気代は「1日あたり21.6円」、1ヶ月(30日)毎日パソコンを使用した場合の電気代は、「1ヶ月あたり648円」になります。

なお、デスクトップパソコンの場合、使用しているパーツによって消費電力量が異なります。お使いのパソコンの消費電力をさらに詳しく知りたい方は、合計使用電力の目安を計算してくれるサイトでチェックしてみましょう。
代表的なパーツを入力すると、合計使用電力目安が算出されます。

※新電力料金目安単価(1時間に1000W使用)27円/kWh(税込)〈家電公取協調べ〉

ノートパソコンの消費電力と電気代

一般的なノートパソコンの消費電力は、20〜30Wです。
平均して25Wで計算した場合、1時間の消費電力はkWhであらわすと「0.025kWh」となります。
電気代を1kWhあたり27円(※)で計算すると、1時間あたり0.675円の電気代がかかります。

もし1日8時間パソコンを使用したとすると、電気代は「1日あたり5.4円」、1ヶ月(30日)毎日パソコンを使用した場合の電気代は162円になります。
デスクトップパソコンと比べると、毎月の電気代は500円近く差が出ます。

※新電力料金目安単価(1時間に1000W使用)27円/kWh(税込)〈家電公取協調べ〉

ゲーミングパソコンの消費電力と電気代

ゲーミングパソコンの場合は、消費電力はCPUやグラフィックボードの性能によって異なりますが、だいたい280Wほどです。
グラフィックボードとCPUの最大使用電力を考えると少ない数値ですが、ずっと最大使用電力で使い続けるわけではないので、目安として280Wと仮定します。
平均して280Wで計算した場合、1時間の消費電力は「0.28kWh」となります。
電気代を1kWhあたり27円で計算すると、「7.56円/時間」の電気代がかかります。

もし1日8時間パソコンを使用したとすると、電気代は「60.48円/日」、1ヶ月(30日)毎日パソコンを使用した場合の電気代は、「1,814.4円/月」になります。
デスクトップパソコンと比べると、約3倍の電気代がかかることがわかりました。

※新電力料金目安単価(1時間に1000W使用)27円/kWh(税込)〈家電公取協調べ〉<

ゲーミングパソコンのような特殊なものでなければ、パソコンにかかる電気代はそれほど気にするほどではありません。特にノートパソコンの場合、大きく電力がかかるものではありません。
ですが、バッテリーを装着したままACアダプタを接続し常に満充電のような状態は、バッテリーに負荷がかかり劣化が早まります。ノートパソコンの場合は、電気代よりそちらを気にしたほうがよいでしょう。

消費生活アドバイザー和田由貴さん

和田さん

パソコンの電気代の計算方法

パソコンの電気代=1時間あたりの消費電力(kw)×使用時間(時間)×1kWhの電力料金(円/kWh)

ASUSの2022年3月モデルのノートパソコン「E410KA」を例に、電気代を計算してみましょう。
「E410KA」の消費電力は、最大33Wです。
したがって、最大消費電力に基づいた電気代は次のように求められます。

0.033kw×1時間×27円/kWh=0.89円

このページでは、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の新電力料金目安単価をもとに、1kWhあたり27円で計算しています。
ただし、契約している電力会社によって異なるケースがあるので、具体的な金額を知りたい方は「電気ご使用量のお知らせ」などを確認してください。

パソコンの消費電力が大きくなるタイミング

パソコンの消費電力が大きくなるのは、具体的に次のようなタイミングです。

  • パソコンを起動・終了させるとき
  • 写真の加工・動画の編集をするとき
  • 高グラフィックのオンラインゲームをするとき
  • 高画質の動画を視聴するとき
  • 複数のディスプレイを使用しているとき
  • たくさんのアプリケーションを使用しているとき

このような動作をするとパソコンに負荷がかかり、電気代が上がりやすくなります。
一方で、WordやExcelなど負荷の少ない作業をするときは、あまり消費電力がかかりません。
パソコンを使用する時間は同じでも作業内容によって、消費電力は変わるのです。

パソコンを使う際にはモニターを使用していると思います。ノートパソコンでも外部モニターに接続して使っている方も多いでしょう。場合によってはマルチディスプレイにして複数使用していることもあるのでは。そんな方は、パソコン自体の消費電力を気にするより、ディスプレイの節電を意識しましょう。

ディスプレイの節電はほぼテレビと同じで、輝度のコントロールと使用しないときにはこまめに消すことです。特に輝度は消費電力に大きく関わるので、モニターを明るすぎない設定にすることは節電に有効です。

消費生活アドバイザー和田由貴さん

和田さん

パソコンの電気代を節約するポイント

1日あたりのパソコンの電気代を見ると安いと感じるかもしれませんが、1ヶ月間毎日使用すると電気代は高くなっていきます。
電気代は、なるべく安く済ませたいですよね。
パソコンの電気代を節約するポイントは、次の3つです。

  • ディスプレイの輝度(明るさ)を下げる
  • 省電力モードを使用する
  • スリープとシャットダウンを使い分ける

ぜひ、参考にしてみてください。

1.ディスプレイの輝度(明るさ)を下げる

ディスプレイの輝度を下げて画面を少し暗くすると、パソコンの電気代の節約に繋がります。
なぜなら、パソコンのディスプレイは明るいほど、消費電力が大きくなるからです。
Microsoft社によると、ディスプレイの明るさを40%に調整するだけで、約23%の節電になるようです。
ディスプレイ単体でみると、約38%もの節電です。
画面が明るすぎると目への刺激も強くなるので、明るさを下げることで節電だけでなく、目の負担も軽減できます。

パソコンの明るさの下げ方

  1. 「スタートボタン」の「設定」、またはデスクトップから右クリックで「ディスプレイの設定」をクリック
  2. 「明るさと色」の項目から明るさを下げる

参考:疑問3 節電しながら賢く PC を使うには? | Microsoft

2.省電力モードを使用する

パソコンの省電力モードは、一度の操作で簡単に節電できる機能です。
多くのパソコンには、バッテリー節約機能や省エネモードが搭載されています。

Windows10の場合のバッテリー節約方法

  1. タスクバーに表示されている「バッテリーアイコン」をクリック
  2. 表示されるスライドバーを左に動かす

Windows10の場合の省電力モード設定方法

  1. 「スタート」から設定をクリック
  2. 「システム」から「電源とスリープ」を開き、右の設定項目にある「電源の追加設定」をクリック
  3. 「省電力モード」がある場合はクリック、ない場合は「電源プランの作成」から「省電力」を選択し、作成

また、Windows7では「Windows PC 自動節電プログラム」を利用すると、面倒な操作をしなくても約30%節電できる省エネモードに切り替わります。
とくにノートパソコンの場合はバッテリー節約機能や省エネモードにするとバッテリーの持ち時間が延びるため、バッテリー切れの心配がいりません。

参考:Windows10のパソコンの電源プランを省電力モードへ設定したい | Microsoft
参考:疑問4 もっと簡単に節電設定できないの? | Microsoft

3.スリープとシャットダウンを使い分ける

Microsoft社によると、90分以内の離席は、スリープを使った方がお得です。
スリープ状態のときの消費電力はノートパソコンの場合平均1W、デスクトップパソコンの場合は5W程度で、仮に1ヶ月間ずっとスリープ状態にしても約20円~100円ほどです。

シャットダウン&起動の電力とスリープ&スリープ復帰の電力の差異

画像引用:疑問2 ちょっと離席、休憩のときにも賢く節電するには?

パソコンの電力消費が大きくなるのは、起動やシャットダウンを実行するタイミングです。
そのため、離席のたびに起動とシャットダウンを繰り返すとかえって電気代が高くなります。
90分未満の離席はスリープにして、90分以上離席するときはシャットダウンしましょう。

シャットダウン、スリープ以外にも、ノートパソコンなどでは休止状態を選択することができます。休止状態とは、そのときの作業内容をハードディスクに保存して省電力状態に入る機能です。 スリープより起動には時間がかかりますが、電力消費がより少なくなります。充電ができない環境で長時間使用しない場合などでは、休止状態にすることがおすすめです。休止状態がない場合、お使いのPCで利用可能かどうか確認してみましょう。コントロールパネルの電源オプションから設定できます。

消費生活アドバイザー和田由貴さん

和田さん

パソコンの電気代が気になるなら電力会社や電気料金プランを見直そう!

安い新電力会社
おすすめ3選

1

looopでんき

Looopでんき

基本料金なし、使った分だけ。

基本料金が0円で30分ごとに、
電気料金が変わる仕組みを採用。

2

東京ガス

東京ガス

東京電力からの乗り換えがおすすめ。

東京電力と比較すると、
従量料金が2~5%ほど安い。

3

楽天でんき

楽天でんき

楽天ポイントを貯める・使える。

でんきとガスをセットで契約すると、
楽天ポイント4,000GET。

※画像は公式サイトから引用(Looopでんき東京ガス楽天でんき

節約術で多少パソコンの電気代を節約できるとはいえ、安くなる金額は限られています。
デスクトップパソコンの場合、省エネモードでパソコンを使用しても、1ヶ月で節約できるのは約194円です。

そこで、電気料金の見直しが、節約のための根本的な対策になります。
実際に東京電力からENEOSでんきに乗り換えると、4人家族世帯の場合は年間10,370円お得になります。1ヶ月に換算すると約860円の節約となり、パソコンを節約して使用するよりも大幅に安くなっていますよね。
したがって、パソコンの電気代を節約したい方は、省エネモードを使用しつつ、根本的な電気代節約を電力会社や料金プランの見直しで行うのがおすすめです。

参考:電気料金のお得なプラン「ENEOSでんき」東京Vプラン

パソコンの電気代に関するQ&A

パソコンの電気代について、よくある質問をまとめました。

  • パソコンの電気代はいくら?
  • パソコンをつけっぱなしにしたときの電気代はいくら?
  • パソコンの消費電力の調べ方は?

Q.パソコンの電気代はいくら?

パソコンの1時間当たりの電気代の目安は、デスクトップパソコンの場合1〜4円、ノートパソコンの場合0.5〜0.8円、ゲーミングパソコンの場合7.5円ほどになります。

ただし、お使いのパソコンの年代や使い方によって電気代は異なります。
古いパソコンを使っていたり、高画質の動画を視聴していたりすると、電気代はより高くなります。

Q.パソコンをつけっぱなしにしたときの電気代はいくら?

パソコンの電源を切らずに24時間つけっぱなし(スリープ)にしたときの電気代は、ノートパソコンの場合は約0.65円、デスクトップパソコンの場合は約3.24円です。

つけっぱなし(スリープ)にしたときの消費電力はノートパソコンの場合約1W、デスクトップパソコンの場合は約5Wです。
仮に1ヶ月間ずっとスリープ状態にしても約20円~100円ほどです。

Q.パソコンの消費電力の調べ方は?

パソコンの消費電力は、メーカーの公式サイトや説明書に記載されています。

メーカーが消費電力を公表していない機種や自作のパソコンをお使いの場合は、消費電力を測定するツールを使いましょう。

  • Microsoftのソフトウェア「Joulemeter
  • 電圧電流チェッカー

上記のようなものを使うと、お使いのパソコンの消費電力を調べられます。

パソコン内の設定で省電力にすることも可能です。例えばWindows10以降のパソコンの場合、タスクトレイのバッテリーアイコンを右クリックすると「電源とスリープの設定」を開くことができます。ここから画面とスリープでスリープになるまでの時間を変更したり、バッテリー節約機能のオンオフをすることが可能です。使用状況に合わせて最適な設定にすることで、電力の無駄が省けますので是非確認してみましょう。

消費生活アドバイザー和田由貴さん

和田さん

まとめ | パソコンの電気代

パソコンの1時間当たりの電気代は、次の通りです。

  • デスクトップパソコン:1円~4円
  • ノートパソコン:0.5円~0.8円
  • ゲーミングPC :7.5円

パソコンの電気代は最新のものほど安くなる傾向があり、2022年モデルと2012年モデルを比較すると、標準時で30%、最大時で50%の省エネになっているメーカーもあります。
古いパソコンを使用している場合は買い換えるのもおすすめです。

また、現在使っているパソコンから買い替えずに電気代を安くしたい場合は、省エネモードを使用したり、スリープとシャットダウンを使い分けたりして、節約術を試しましょう。
さらに大幅にパソコンの電気代を安くしたいときは、電力会社や料金プランを家庭に合うものに変更するのがおすすめです。

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