コーポレートカードで空港ラウンジを使おう!取得前に知っておくべきポイントを解説
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搭乗までの待ち時間を優雅に過ごせる空港ラウンジ。
設備が整っているところも多く、それなりにグレードが高いカードがなければ入れなそう、と思っている方も少なくありません。
ですが、コーポレートカードの中には、空港ラウンジの利用許可が備わっているものが多くあります。
そこで今回は空港ラウンジが使えるコーポレートカードや空港ラウンジについて解説します。これからコーポレートカードを取得しようと考えている方は、この記事を参考にしてください!

菊地崇仁 / クレジットカード専門家
空港には様々なラウンジがあります。航空会社のラウンジ、国内線のカードラウンジ、国際線ラウンジなどです。基本的にゴールドカードで利用できる空港ラウンジは国内線のカードラウンジと一部国際線のカードラウンジです。
国際線ラウンジはプラチナカードや一部ゴールドカードで無料で手に入るプライオリティ・パスやラウンジ・キーでの利用となり、一般的なゴールドカードでは利用できません。
また、トヨタの本拠地である中部国際空港では、トヨタ系列のゴールドカード以上のみで利用できる専用ラウンジも用意されるなど、カードにより利用できるラウンジは異なります。
国内線のカードラウンジは少しゆっくりできる程度と考えた方が良いでしょう。羽田空港のように、搭乗手続き後にあるラウンジの場合は搭乗開始後にラウンジを出ても搭乗時間に間に合いますが、搭乗手続き前にあるラウンジの場合は、搭乗開始後では手荷物検査を受ける必要があるため間に合いません。
地方空港にあるカードラウンジは、多くの場合は登場手続き前に設置されています。どのカードレベルで、どこのラウンジを利用できるのかは事前にチェックするようにしましょう。
空港ラウンジを無料で使えるクレジットカードについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
株式会社ポイ探 代表取締役
監修者菊地崇仁
1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。
2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。
約100枚のクレジットカードを保有、年間約150万円の年会費を支払っている、まさにクレジットカードの専門家。
一般カードからプラチナカードまで幅広い層のカードを実際に保有・利用し、日々様々なメディアにて、使った人にしか分からない信用できる情報提供を行っています。所有されているすべてのカードを月に1度は必ず利用しながら、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。
三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。
【主な著書】
新かんたんポイント&カード生活 (自由国民ムック)
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空港ラウンジが使用できないカードを見分けよう
カードの中には空港ラウンジが使用できないものがあります。
そういったカードを契約してしまうと、空港ラウンジが使えず、搭乗まで立って待たなくてはいけないことも…。
そのような事態にならないためには、空港ラウンジが使えないカードを見分けなければいけません。
次の項目では、どのように見分ければ良いのかなど解説します。
一般的なクレジットカードでは空港ラウンジは使えない
一般的なクレジットカードだと空港ラウンジは利用できません。
普段の決済には使えるのですが、特典が乏しく、空港ラウンジの使用許可がされていないのです。
空港ラウンジが使えることを条件にクレジットカードを探している方は、一般的なものは選択肢から外した方が良いでしょう。
空港ラウンジを使用するなら法人カードが確実
空港ラウンジを利用するなら、法人カード(コーポレートカード)が確実です。
一般的なクレジットカードに比べて年会費がいくらかかかりますが、その分特典が充実しているので空港ラウンジも使えるのです。
法人カードなら、ほとんどのもので空港ラウンジの使用許可がされているため、この中から最適なカードを選ぶといいでしょう。
次は空港ラウンジの基礎知識をおさらいします。
空港ラウンジの基礎知識
空港ラウンジでどんなことができるのか知っていますか?
実は空港ラウンジと言っても種類が分かれており、設備なども、若干違います。
また法人カードを持っていても入れない場所もあるので要注意です。
事前に基礎知識を知っておかないと、いろいろと間違えてしまうこともあります。
「空港ラウンジのことあまり知らないな」という方は、カードの情報よりも、ラウンジの基礎知識を覚えていきましょう。
まず空港ラウンジは大きく分けて2種類ある
まず空港ラウンジは大きく分けて、「カードラウンジ」と「航空会社ラウンド」の2種類があります。
カードラウンジ
カードラウンジとは、法人カードを発行している会社が運営しているラウンジのことです。
ゴールドカード以上なら基本的に利用できるサービスとなっており、ドリンクや充電コンセント、Wi-Fiなども完備されているので、待ち時間を有意義に過ごすことができます。
コーポレートカードで空港ラウンジを使う場合は、カードラウンジを利用することになるので、覚えておきましょう。
航空会社ラウンジ
航空会社ラウンジとは航空会社が運営しているラウンジを指します。
基本的にビジネス・ファーストクラスの利用者が対象となっており、コーポレートカードを持っていても利用できません。
設備に関してもカードラウンジよりも充実しており、ビュッフェスタイルの食事ができることも。
充実した時間を過ごすなら航空会社ラウンジが最適となっています。
以上のように空港ラウンジの種類が分かれています。
これらを踏まえた上で、どんなコーポレートカードを使うのか検討すると良いでしょう。
コーポレートカードを持っていても入れないラウンジがあるので要注意
先ほども少し触れましたが、航空会社ラウンジはコーポレートカードを持っていても入れません。
グレードは関係ないので注意してください。航空会社ラウンジを使う場合は、ビジネスかファーストクラスのチケットを予約しておきましょう。
航空会社ラウンジの利用は少しハードルが高いですが、その分設備が整っており、カードラウンジよりも充実した時間を過ごせるので、ビジネスやファーストクラスで予約した方は使ってみると良いでしょう。
次の項目では空港ラウンジでどんなことができるのか説明します。
空港ラウンジどんなことができるのか紹介
空港ラウンジは、普通の待合室よりも設備が整っています。なのでできることも多く、搭乗までの待ち時間を有意義に過ごせるでしょう。
具体的にどんなことができるのかは、以下の通りです。
待合室よりも確実にリラックスできるのが魅力です。
以下でもう少し深く掘り下げて解説します。コーポレートカードを契約しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
ドリンクを飲みながらゆっくりくつろげる
空港ラウンジにはフリードリンクが用意してあります。
全て無料で飲めるため、搭乗までの待ち時間はドリンクを飲みながらゆっくりくつろぐことも可能です。
さらに、一部の空港ラウンジでは、アルコール類を無料提供している場所もあります。ビールを飲みながらリラックスできるのも魅力となっています。
普通の待合所だと席も無く、ドリンクも有料です。そう考えると、無料では入れてフリードリンクを楽しめる空港ラウンジはかなりお得ですね。
これだけでも、空港ラウンジを利用する価値はあるでしょう。
Wi-Fi環境を使ってビジネス
リラックスだけではなく、ビジネスを進めることもできます。
空港ラウンジではフリーWi-Fiを提供しているので、ネット環境は十分。
さらに、充電器が席に備え付けられていることも多く、バッテリー切れも心配いりません。
飛行機の時間が迫っているけれどまだ仕事が残っている方、ビジネス相手に連絡したい方でも問題ありませんね。
スクナドリンクを飲みながらビジネスもできてしまうのが空港ラウンジの魅力です。
一部ラウンジではシャワーなども
一部のラウンジではシャワーが利用できます。そのため、ビジネス相手とあう前にさっぱりするのもOK。
特に夏場だと汗を多くかくため汗の臭いなどが気になってしまいます。汗臭いと、ビジネス相手からの印象も悪くなってしまいます。
まずはシャワーでさっぱりしてから、向かうのがおすすめです。
さらに、マッサージチェアやサロンを完備している場所もあるので、シャワーでさっぱりした後に、疲れた体をリフレッシュするのも可能。
ビジネスマンには嬉しい設備ですね。
新聞や雑誌を自由に読める
空港ラウンジには新聞や雑誌が置いてあります。
全て自由に読めるので、出発前に世間の情報を頭に入れておけますよ。ビジネス相手との話題にもなるので、読んでおいて損はありませんね。
さらに、空き時間の暇つぶしにも使えるので、嬉しい設備となっています。
空港ラウンジに入った際は、ぜひ読んでみてください。
次は空港ラウンジを利用できるおすすめコーポレートカード6選を紹介します。
空港ラウンジを利用できるおすすめコーポレートカード6選
空港ラウンジを利用できるコーポレートカードはたくさんあります。
その中から「これっ!」というものを選ぶのは非常に難しいです。
なので、今回はおすすめのコーポレートカードを下記の6種類に厳選しました。
- 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
- オリコ EX Gold For Biz
- JCB CARD Biz ゴールド
- 楽天ビジネスカード
- ライフカードビジネスライトプラス(ゴールド)
それぞれ特徴が違うので、各種どんなカードなのか詳しく説明します。
ぜひ参考にしてください。
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドはオールマイティなコーポレートカードとして人気があります。
国内・海外旅行傷害保険やポイント還元サービス、空港ラウンジの利用ができるため、どんなシーンにも活用できるのが強み。
年会費はゴールドカードでありながら、5,500円(税込)です。複数枚作る場合は、2枚目からはなんと年会費永年無料というのも嬉しいですね。
そして、このカードで特に人気なのはビジネスグルメオファーです。全国にある人気レストランで優待特典を受けられるため、ビジネスの接待にも使える優秀なカードとなっています。
オールマイティなコーポレートカードが欲しい方は、ぜひ検討してみてください。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは付帯サービスが充実しており、飛行機出張のお供に最も理想的な1枚となっています。
空港ラウンジを無料で利用できる特典はもちろん、航空機遅延保証や荷物宅配サービスも付いているため、快適な移動が可能に。
さらに保険にも加入でき、国内だと5000万円、海外だと1億円まで傷害保証が付きます。
その他にもビジネス関係では、ビジネス・セービングといったアメックスカード加盟店を利用した時に優待が受けられるサービスも付いているため、ビジネス接待にも最適となっています。
年会費は36,300円(税込)なので、決して安いわけではありませんが、特典の多さとかを考えると、十分納得できる料金ですね。
オリコ EX Gold for Biz
オリコ EX Gold for Bizの特徴は最安値の年会費と高スペックな点です。
まず年会費は2,200円(税込)。さらに、最大で20枚も作成できるため、従業員に渡して経費処理を効率化させるのも可能です。
それだけではなく、限度額は最大で1000万円も希望できるもの嬉しいところです。
そして、空港ラウンジももちろん利用できます。加えて、保険が受けられて、海外だと最大2000万円まで保証してくれます。
飛行機での出張もこれで安心ですね。
従業員が多い方、年会費を安く抑えたい方に最も適したコーポレートカードとなっています。
JCB CARD Biz ゴールド
JCB CARD Biz ゴールドは、利用者が安心して使えるコーポレートカードとして非常に人気が高いです。
そう言われている理由は、利便性の高さ。
まず、旅行先や出張先での傷害保証は最大1億円までとなっているので安心。
ポイント還元率も0.8%まで上昇できるので、使えば使うほど還元されるのは嬉しいですね。
さらに、宿泊施設などを優待価格で利用できるので、出張が多い会社でもOKです。また宿泊料金を一括精算できるので、社員が現金立て替えする手間もカットできます。
このように利便性に富んでいますが、年会費は11,000円(税込)というのもポイントです。
安心して利用したい方はJCB CARD Biz ゴールドがおすすめとなっています。
楽天ビジネスカード
楽天ビジネスカードは年会費が安い上にサービスが充実しているのが特徴のコーポレートカードです。
まず年会費は2,200円(税込)ですが、限度額は最高300万円まで設定できるので、利便性が非常に高いです。
さらに、サービス面では、ポイント還元はもちろん、出張時にありがたいトラベルデスク、国内・海外旅行傷害保険、国内空港ラウンジ利用など充実しているのが魅力です。
ただし、年会費11,000円(税込)の楽天プレミアムカードの申し込みも必要となります。
その他には、お誕生日月サービスなどもあり、快適に使えるよう工夫されているのもポイント。
楽天ビジネスカードを持っているだけで、経費支払いの一本化や精算負担の軽減、見える化ができるだけではなく、サービスも充実しているので使い勝手の良さは流石ですね。
使いやすいコーポレートカードを探しているなら、楽天ビジネスカードがおすすめです。
ライフカードビジネスライトプラス(ゴールド)
ライフカードビジネスライトプラス(ゴールド)は家族特約といったサービスがあるコーポレートカードです。
保険サービスでは家族特約で自分以外の方にも保険が適用されます。なので、ビジネスついでに家族で旅行する方も安心して旅を漫喫できますね。
ただ、利用限度額は最大500万円なので、上記してきたものと比べるとやや低めとなっています。
ですが、ゴールドカードでありながら、年会費は2,200円(税込)で、初年度無料となっており、安さも魅力の1枚です。
まとめ
以上が空港ラウンジを利用できるコーポレートカードまとめです。
空港ラウンジが使えるだけで、出張がより快適になります。ドリンクを飲んでリラックスするのも良いですし、ビジネスを進めるのもOK。
ただ、そのためには、空港ラウンジが利用できるコーポレートカードが必要です。
これからコーポレートカードを取得しようと思っている方は、記事を参考に自分に合ったものを選んでください。
そして、快適な出張を実現しましょう。
本記事の編集者について

イーデス編集部
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