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急な出費に慌てない!FPが将来への備え方をアドバイス

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「予想していなかったところから急な出費が…」「大きな出費があってお金がキツイ」と、想定外の出来事から大きな出費に繋がる場合があります。

また、ご自身の都合だけでなく、家族や親族、知人関係など、出費にはさまざまなケースがあります。

しかし、いきなり用意しようとしても、なかなか用意できないのが「お金」です。お金を計画的にコントロールできなければ、もしものときにピンチに陥る可能性が非常に高いです。

ここでは、よくありがちな出費項目をまとめ、出費への備え方をわかりやすく解説します。

飯田道子さん

飯田 道子 / ファイナンシャルプランナー

【専門家の解説】

急な出費で、どうやってお金を工面しようかと考えたことはありませんか? FPとして王道の言葉を伝えるとしたら、「イザというときに備えてお金を準備しておくこと」となります。とはいえ、それができるのなら、慌てることなんかありませんよね? 急な出費の理由はさまざまです。イザというとき、どのように備えておくと良いのか、解説していきます。

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「急な出費」はどんなときに必要か

「急な出費」と一言でいっても、ご自身の家族構成やライフスタイルによってさまざまなものがあります。よくありがちなものを挙げると、以下があります。

これらの出費に必要な目安金額は下記のとおりです。

急な出費とその目安金額
出費目安金額
友人の結婚式のご祝儀30,000円~50,000円
親族、親戚の冠婚葬祭50,000~100,000円
急な入院100,000~500,000円
車両事故による修理代50,000~1,000,000円
思わぬタイミングでの引っ越し100,000~500,000円

上記は、よくある突発的な出費例を挙げたものです。高額となっているものの1つに、「急な入院」があります。入院費は、長期間になればなるほど高額になる出費であり、事前に想定できないという特徴があります。

入院費として高額な出費があった場合は、「高額医療費制度」を利用することができますが、全額を担保してもらえるわけではありません。したがって、もしものときのため、ある程度貯金しておく必要があるでしょう。

また、「車両事故による修理代」も高額なケースが多いです。車両事故に関しては、「任意保険に入ってるから大丈夫」と思い込みがちですが、自車の修理代が出ないようなプランを契約している家庭も多く、突発的な修理代として高額な負担を被る場合があります。

加えて、単独ではない事故の場合は、「過失相殺」で負担割合を決定します。過失相殺とは、過失の割合を事故の状況から決定し、その割合分の修理代をそれぞれの負担とするものです。

その場合によくある事例は、かけていた保険の金額が過失相殺で超えてしまい、自己負担額が発生するケースです。車両の修理代は高額になるケースが多いため、突発的な出費としては特に注意すべきでしょう。

このように、出費にはさまざまなものがあり、ある程度想定できるものもあれば、全く想定できない出費も中にはあります。つまり、どのような出費があったとしても対応できるような貯金をしておくことが、最も確実なリスク対策だといえるのです。

急な出費として準備を比較的に準備しやすいのが、入院したときや車両事故です。これらはいずれも保険でカバーすることが可能になっています。結婚式の場合、ある程度の時間的余裕がありますので、準備しやすい出費であると言えます。予想がつかないのが冠婚葬祭や思わぬ引越しです。特に、引っ越しをする場合、まとまった資金が必要になってしまいますので、金欠まっしぐらになってしまう可能性大と言えます。

飯田道子さん

飯田さん

もしもの時に困らないように・・・将来の出費への備え方

もしものときに困らないようにするためには、普段から備えておく必要があります。将来的な出費に備える手段としては、以下があります。

  • 貯金
  • 貯蓄機能付き生命保険
  • 定期預金

これらの手段は全て資産を増やすためのものです。
それぞれの特徴、メリット・デメリットは下記のとおりです。

手段貯金貯蓄機能付き生命保険定期預金
メリット・いつでも気軽に行える

・ご自身のライフスタイルに合わせて計画を練ることができる
・突発的な出費があったとしてもすぐに引き出せる

・毎月一定額を引落しで積み立てるので、確実に貯蓄しやすい

・もしものときの医療費に備えることもできるため、リスクを防ぎやすい
・ご自身のライフスタイルに合った商品を選択できる

・普通預金よりも金利が高い

・天引きで貯蓄するので、確実に貯まりやすい
・キャンペーン時に申込すると、優遇金利で扱ってもらえる

デメリット・貯蓄体質の方でないとなかなか貯まらない

・金利が低い
・ご自身で貯蓄額をコントロールする必要がある

・掛け捨てのものに比べて保険料が高額

・途中解約すると、損をする場合がある
・家計への負担が大きい

・途中解約は原則不可

・普通預金に比べて金利が高いものの、実質的な効果は低め
・急な出費時にいきなり引き出すことができない

貯蓄効果の大きさ
FPのおすすめ
特徴

最もオーソドックスな出費対策です。金利情勢をもとに運用されています。昨今の金利情勢は非常に低金利ですので、貯蓄効果の大きさとしては小さめでしょう。

ただし、いつでも入金・出金することができるため、突発的な出費対策としては、非常に有効な手段だといえるでしょう。

生命保険の中には、貯蓄機能を備えた商品があります。大きくわけると、
・終身保険
・年金保険
・養老保険
・学資保険
などの種類があります。それぞれ保障内容が異なるため、ご自身にあった商品を選択する必要があるでしょう。貯蓄機能付き生命保険は、貯蓄とリスク対策を同時に行える便利な商品ですが、その分保険料が高額に設定されています。また、途中解約すると掛けた保険額以下の返戻金となる場合があるため、急な出費に対する対策としては、少し扱いづらいといえます。

普通預金とは違い、優遇金利で運用される貯蓄商品が「定期預金」です。毎月指定口座から天引きで積立てて、確実に貯蓄を行うことができます。

しかし、デメリットとして、原則途中解約できない点があります。もし途中解約できた場合でも、普通預金より低い金利での取り扱いとなってしまうケースもあります。したがって、突発的な出費対策としては不向きな商品だといえるでしょう。

上記のうち、急な出費対策としてまず取り組むべきなのは、やはり「貯金」でしょう。普通預金で毎月少しずつ積み立てて、ある程度の金額が貯まってから、資産運用等の手段を検討するのが無難でしょう。

貯蓄機能付き生命保険は、リスク対策と同時に貯蓄をすることができ、有効な手段ではあります。しかし上記表をご覧いただくとわかるように、急な出費の対策としては少し扱いづらい部分があります。したがって、突発的な出費対策よりも長期的な貯蓄手段として利用するほうが有効です。

同様に、定期預金も長期的な貯蓄対策として利用される手段であることから、急な出費に備える場合には少し不向きです。

これらの理由から、まずはある程度の金額を普通預金で貯蓄するのが急な出費対策としては有効、というのがFPとしての見解です。もちろん、ある程度の金額が貯蓄できた場合には、生命保険や定期預金を組み合わせた貯蓄プランを立てましょう。

最初に目指すべき貯蓄金額は、「100万円」です。最低限100万円の貯蓄があれば、急な出費があったとしてもトラブル無く処理できる場合が多いです。まずは100万円を貯蓄するようにしましょう。

どのように準備すべきか、メリット・デメリットを紹介しながら解説していますので、確認して下さい。その他にも自動車保険、医療保険なども有効です。また、親族などが遠方に住んでいるような場合、旅行券をためる積み立てをするのもアリです。利用する交通機関に株主優待制度があるようなら、株主になっておくのも手です。株主は無理なら、優待券を売っている金券ショップなどは最低限、押さえておくようにして下さい。

飯田道子さん

飯田さん

いま急な出費で困っている方へのおすすめ対処法

現在急な出費で困っている方への対処法としては、以下の順番で検討しましょう。

  1. 家計を紙に書き出し、いくら足りないのか具体的な金額を算出する
  2. 家計から無駄な出費を徹底的に削る
  3. 日払いのバイトで一時的に収入を増やす
  4. どうしても足りない分は、資産を売却したり、親族に相談したりするなど、できる限りリスクの低い方法でお金を集める
  5. それでもどうしようもない分に関しては、キャッシング・カードローンで一時的に借入する

キャッシング・カードローンは非常に便利な融資方法ですが、当然ながら金利が発生します。今後の見通しが悪い状態でキャッシング・カードローンを利用すると滞納に繋がる可能性があります。ご自身の将来的状況を踏まえつつ、確実に返済できる分だけ活用するようにしてください。

大切なのは、いつまでのどれくらい準備しなければならないのかを知ることです。いくら足りないのかが分かれば、どのように準備するのかを考えていきます。まずは節約となりますが、金額的に節約では対応できないこともあります。そのような場合は、バイトなどで収入を得ることが必要です。それでも足りないときには、①親子・兄弟から借りる、②カードローンなどで借入する言う方法を検討してみましょう。

飯田道子さん

飯田さん

まとめ

どのような人でも、急な出費には驚くものです。しかし、急な出費に対して普段から対策できているのであれば、トラブルに陥ることなく対処することができます。まずは100万円の貯蓄を目指し、ライフプランを立てましょう。

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