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老後に受給できる老齢年金の金額をねんきん定期便から正しく知る方法

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老後の生活に必要なお金は○○○円です、ということがわかったら、あなたの今の不安の1つが解消することになりませんか。

老後に必要なお金の金額は、以下のように老後にどのような生活を送るかによって全く異なってきます。

  • 何歳まで働くつもりなのか
  • 都会に住むのか、田舎に住むのか
  • 趣味や旅行に時間を費やすのか
  • 自分が死んだあとの持ち家はどうするのか
  • 現在の預貯金額等
  • 老齢年金の受給額(原則65歳から亡くなるまでの年数分)
  • 私的な個人年金保険等の受給額

これらの合計金額と、老後の生活に実際に必要な費用を比べてみると、
「今のままで老後の生活費が足りなくなる…」
という人が多くいらっしゃいます。

そういった人たちのためにこの記事では「老後にもらえる年金がいくらなのか」を把握するための方法について紹介しています。

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老後に必要な金額を知るためにはどうすればいい?

老後に必要な金額を知るために「老齢年金の受給額」をまず把握しましょう。

老齢年金とは

原則65歳から受給できる「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」のことです。

これらの受給額を知れば、「老後までに準備しておかないといけないお金」が見えてきます。

あまり知られていないかもしれませんが、実はこれらの金額は「日本年金機構」のサイトで公開されていて、「ねんきんネット」と「ねんきん定期便」で確認することができます。

ねんきんネット

少々の手続きは必要ですが、インターネットに接続できる環境であれば24時間いつでも見られるサイトです。

ねんきんネットでは以下のような情報を確認することができます。

  1. 自身の年金記録の確認
  2. 将来の年金見込み額の確認
  3. 電子版「ねんきん定期便」の閲覧
  4. 日本年金機構から郵送された各種通知書の確認

これらの中で特に重要なのは(2)将来の年金見込み額の確認です。

これからの生活スタイルによって将来の年金見込み額が変わるので、「どんな生活スタイルにすればいくらもらえそうなのか?」をシミュレーションすることができます。

以下のようにシミュレーションできるので、ぜひご活用ください。

  • 現状のまま働き続けた場合の年金見込み額
  • 転職して給料が変わった場合の年金見込み額
  • 今のライフスタイルを変更(サラリーマンから起業など)した場合の年金見込み額

将来の年金見込み額を把握することで、あなたの働き方改革を後押ししてくれるかもしれません。

ねんきん定期便

毎年誕生日月に送られてくる数字が羅列されたハガキで、なんとなく記憶がある人も多いかと思います。
ところが、中身を理解されている方はほとんどなく、気づけばなくなっているものでもあります。

ねんきん定期便は、年齢で掲載されている情報が異なるので注意が必要です。

日本年金機構ねんきん定期便の概要

画像引用:「日本年金機構ねんきん定期便の概要」より

ここからは、このハガキを使ってどのように受給額を確認するのかについて詳しく説明していきます。

簡単にできる!受給額の計算方法

先ほど書いた通り、受給額を知るには国からの無料情報である「ねんきんネット」と「ねんきん定期便」が有効です。

ねんきんネットは、シミュレーション機能を利用すれば簡単に年金見込み額を確認することができます。
複雑なこと苦手な方はこちらを使われるのをおすすめします。

一方、ねんきん定期便は、ご自身で少々電卓をたたく必要があります。

先述した通り、50歳未満の人には「これまでの加入実績に応じた年金額」が記入されています。
知りたい情報は、65歳以降いくら受給できるのか、なので、この情報では正しくありません。

そこで、簡単に計算できる方法をお伝えします。
ただし、細かな金額まで合致しないので、そこはご了承ください。

計算式

「これまでの加入実績に応じた年金額」+給料の金額(※)×5.481/1,000×退職までの残りの月数

※厳密に言えば平均標準報酬額なのですが、簡易的に給料の金額としています。

(例)
・今の給料金額が変わらない前提です。
・ねんきん定期便に記載されていた「これまでの加入実績に応じた年金額」: 130万円
・今の給料金額:35万円
・退職までの残りの月数:15年×12カ月=180月
130万円+35万円×5.481/1000×180月=164万5,303円

上記の例で考えると、65歳以降の遺族厚生年金が年間164万5,303円です。
遺族基礎年金は満額を受給できる前提だと、年額78万100円(平成31年4月からの場合)です。

これら2つの合計金額が65歳以降受給できる金額という訳です。

164万5,303円+78万100円=242万5,403円(年額)

月額にしてみると以下の金額となります。

242万5,403円/12カ月=20万2,116円(月額)

これらの計算は少しややこしいこともありますので、シミュレーション機能を利用するか、もしくはファイナンシャルプランナーのようにお金に詳しい人に相談してみることをおすすめします。

まとめ:実際に知ることの勇気をもち、次の行動へつなげる

老後の生活への不安は、年齢に関係なくつきまとってくるものです。
今や新成人も抱えている悩みの1つです。

毎年誕生月に送られてくる国からの誕生日プレゼントである「ねんきん定期便」をしっかり理解し、自分で計算できることで、世間の一般論に騙されることのない正しい情報を得ることができます。

正しい情報を知り、65歳からの受給額の少なさに驚くかもしれません。

しかし、そこからがスタートラインです。
自分の老後の生活をイメージし、それに見合う収入があるのかの確認をします。

すでにあなたは何となくの不安から私的な個人年金保険やiDeCoや投資をされているかもしれません。
これらも含めて老後に必要な金額を知って、次の行動に繋げてください。

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