
カードローンで100万円借りるための方法と返済額をFPが徹底解説!
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「どうしてもお金が足りない…突発的な出費に備えるためにも、100万円程度借りてコツコツ返済していくことってできるのかな?」と悩んでいる方も多いでしょう。
経済的に厳しい状態が続く場合、多めに借りてリスクに備えつつコツコツ毎月返済していくのも1つの手段です。
100万円前後のお金を借り入れたい場合は、カードローンの利用を検討しましょう。
ただし、カードローン利用者のほとんどは少額融資目的なので、少額融資のケースと同様の選び方では利息がかさんでしまったり、なかなか返済が進まなかったりと、思わぬ事態に繋がる可能性があります。
そのような事態を防ぐために、ここでは「カードローンで100万円借りるための条件」や「100万円借りる際の利息金額」など、気になる話題にスポットを当てて詳しく解説します。

新井 智美 / ファイナンシャルプランナー
【専門家の解説】
カードローンを提供している金融機関には、消費者金融と銀行があります。そして、銀行のカードローンは消費者金融のカードローンと比べ、比較的金利が低く設定さているという特徴があります。返済期間にもよりますが、100万円を完済するまでにかかる利息額はかなり高額になることが予想されます。即日融資ができないというデメリットはあるものの、高額な借り入れを考えているなら、銀行のカードローンに申し込むことをおすすめします。
トータルマネーコンサルタント
監修者新井 智美
福岡大学法学部法律学科卒業。
1995年4月 情報通信会社入社。
2006年11月 ファイナンシャル・プランニング技能士1級取得。
2017年10月 独立。
コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆および監修も行い、現在年間200本以上の執筆および監修をこなしている。これまでの執筆および監修実績 は1,000本以上に及ぶ。
監修実績
レイク:融資とは?出資や投資との違いや種類についてわかりやすく解説
auじぶん銀行:資産運用について知っておきたいことまとめ!種類や方法、注意点を解説株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。
■書籍
初心者でもわかる!お金に関するアレコレの選び方BOOK
■保有資格
KTAA団体シルバー認証マーク(2023.12.20~)
■許認可
有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788)
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カードローンで100万円を借りるための条件
「カードローンで100万円を借り入れすることが可能です」とは言っても、実際に借り入れする際には審査があります。
カードローンは大きく分けて下記2種類あり、それぞれ取り扱う業者によって少し取り扱いが異なります。
- 消費者金融カードローン
- 銀行カードローン
どちらのカードローンも融資限度額は最低500万円以上となっているため、どちらのカードローンでも100万円以上を借り入れすることが可能です。
ただし、必ず押さえておかなければならない重要なポイントがあります。それは、「総量規制対象となるかどうか」です。
総量規制とは、平成18年に改正施行された貸金業法に含まれている、多重債務者対策の規制制度です。貸金業法の対象は貸金業者で、消費者金融もこれに含まれます。
総量規制の概要を簡単に説明すると、利用者の年収の3分の1以上の貸付を規制するもので、もし規制金額以上に貸付した場合は当該事業者に対してペナルティが課されます。
したがって、貸金業者は利用者の返済能力を詳細に調査する必要があるため、過剰な貸付をすることはありません。つまり、利用者から見れば、消費者金融で年収の3分の1以上を借り入れすることはできないということです。
ここで重要なポイントに触れます。
それは、銀行は貸金業者に該当しないため、貸金業法の対象ではないということです。
つまり、総量規制の対象にはならず、銀行からであれば年収の3分の1以上を借り入れすることが可能だということです。
ここまでの内容をふまえて、カードローンで100万円を借りるための条件は以下4つです。
- 消費者金融カードローンを利用するなら、最低でも年収が300万円以上
- 消費者金融カードローンよりも銀行カードローンのほうが100万円の融資は受けやすい
- 銀行カードローンにおいても返済能力を加味した審査が行われるため、年収は300万円前後必要
- 他社の借り入れ金額が多すぎると100万円を借り入れすることは難しい
では、実際に100万円を借り入れした場合、どの程度の利息が発生し合計いくら返済する必要があるのか、次章でシミュレーション計算を行います。
100万円を借りると返済は厳しい?月々の返済早見表から解説
カードローンで100万円を借り入れする場合、基本的には短期返済ではなく長期的な返済となるでしょう。
そこで、気になるのが「利息」です。カードローンの利息は借り入れ当初に計算されるものではなく、あくまで借りた日数に応じて計算されます。
つまり、長く借りれば借りるほど利息がかさむということです。
カードローンで100万円を借り入れする際の法的上限金利は、利息制限法により15%となっています。
この金利はカードローンの種類によって多少異なるため、ここでは年15%を基準にシミュレーション計算を行います。
100万円を金利年15%で借り入れした場合の返済早見表を作成しましたので、ご参考にしてください。
返済期間 | 毎月の返済金額 | 合計利息金額 | 合計返済金額 |
---|---|---|---|
12ヶ月(1年) | 90,258円 | 83,094円 | 1,083,094円 |
18ヶ月(1年半) | 62,384円 | 122,918円 | 1,122,918円 |
24ヶ月(2年) | 48,496円 | 163,668円 | 1,163,668円 |
30ヶ月(2年半) | 40,178円 | 205,341円 | 1,205,341円 |
36ヶ月(3年) | 34,665円 | 247,934円 | 1,247,934円 |
42ヶ月(3年半) | 30,749円 | 291,436円 | 1,291,436円 |
48ヶ月(4年) | 27,830円 | 335,856円 | 1,335,856円 |
54ヶ月(4年半) | 25,577円 | 381,170円 | 1,381,170円 |
60ヶ月(5年) | 23,789円 | 427,378円 | 1,427,378円 |
※残高スライドリボルビング方式、金利15%で試算しています。 ※カードローンによって多少の誤差が生じる可能性があります。
上記をもとに解説すると、カードローンで100万円を借り入れした場合、毎月の返済金額は少し高くなってしまいます。
カードローンの利息計算方式はですので、単なる分割払いよりも利息がかさみやすいです。
そこで、重要となるのが「ライフスタイルに適したカードローンの選び方」です先述したように、カードローンの金利はカードローン会社によって異なります。
したがって、金利が高いカードローンで100万円もの大金を借りてしまうと、返済に困窮してしまうリスクが高くなってしまいます。
100万円をカードローンで借り入れする際は、金利等の取引条件を詳細に確認し、明確な返済計画を立てたうえで利用するようにしてください。
より詳しくシミュレーションしたい方は、以下のシミュレーターツールをご利用下さい。
借入希望額と返済期間から毎月の返済金額を算出します。
借入希望額 | 万円 |
---|---|
返済期間 | ヶ月 |
年率 | % |
- ※最終回のご返済金額は端数調整のため多少変動します。
- ※実際のご利用の際は、月の日数の相違などにより、この表の金額とは多少異なる場合があります。
- ※このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合がありますので、あくまでも目安としてご利用ください。
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監修者 新井 智美の一言コメント!
リボルビング方式とは、毎月一定額を返済していく返済方式です。そして、「残高スライドリボルビング方式」とは、借入金額に応じて月々の返済額が変わっていく返済方式です。「残高スライドリボルビング方式」には、借入金額が減ると月々の返済額が減少するメリットがあるものの、その分返済期間が延び、最終的な金利負担が大きくなる点に注意する必要があります。100万円もの高額の借り入れを行なうなら、毎月の返済以外にも少しずつ返済を行なうなど、できるだけ利息負担を減らす返済を心がけることが大切です。

新井さん
カードローンで100万円借りたときの注意点
カードローンで100万円借り入れしたときの注意点は以下3つです。
- 資金に余裕ができたときは毎月の返済に加え、随時返済を併用する
- 現状の残高など返済の状況をこまめに確認しておく
- 追加借り入れはできる限り避ける
これらは全て返済に関わるもので、全てのポイントを押さえることができればスムーズに完済することができます。
特に、カードローンによっては、毎月の返済金額(約定返済額)が非常に低く設定されているものもあるため、随時返済を併用しなければ、延々と返済し続けなければならなくなってしまうケースがあります。
できる限り早期完済を実現するため、カードローンは計画的に利用しましょう。
返済計画については、「カードローンの返済シミュレーションから計画的な返済をしましょう」を参考にしてみてください。
カードローンの審査で注意するときのポイント
カードローンの審査は利用者の返済能力を重視して融資可否を判断します。
したがって、すでに他社で借り入れがある場合は審査結果にネガティブな影響を及ぼします。
「どうしてもカードローンの審査に通りたい」という方は、可能な限り他社の残高を減らした上で申し込みすることをおすすめします。
また、カードローンの審査を受ける際には「本人確認書類」と、必要に応じて「収入証明書類」を用意する必要があります。
その際、書類の住所と申し込みフォームに記入した現住所が異なる場合には、住所が証明できる公共料金の領収書等を併せて提出する必要があります。
これらの書類に不備があると審査に通ることはできませんので注意が必要です。
審査については、「カードローンなぜ審査通らない?審査基準が甘いと聞いたのに通らないときの対処法」を参考にしてみてください。
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監修者 新井 智美の一言コメント!
カードローンの審査の際、本人確認書類は必須ですが、収入証明書類は希望借入金額が50万円以上の場合に求められるケースが主流となっています。100万円を借りたいと思っているなら、申し込みの際に収入証明書類を準備することを忘れないようにしましょう。源泉徴収票や給与の支払い明細書、確定申告書の控えなどで可能な場合もあれば、場合によっては納税証明書といった公的な資料を求められる可能性があります。その際には平日に市区町村の窓口に出向いて発行してもらう必要があるため、事前にどのような書類が必要なのかを確認し、もれのないように準備しておきましょう。

新井さん
カードローンで100万円借りる際のおすすめ銀行
ここまでの内容をふまえて、カードローンで100万円借りる際のおすすめ銀行カードローンをご紹介します。
お金のプロであるFPおすすめの銀行カードローンは、みずほ銀行カードローンです。
みずほ銀行カードローンの商品詳細は下記のとおりです。
※審査時間・融資時間:みずほ銀行の口座を持っている場合は最短当日~1週間程度、持っていない場合は2~3週間程度かかります。借入金利:住宅ローンの利用で、みずほ銀行カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。
みずほ銀行カードローンは、融資枠によって金利が固定されているカードローンです。
審査の結果融資枠が100万円に設定された場合、年12.0%の金利が適用されます。
消費者金融カードローンで100万円を借り入れした場合の目安金利が年15%ということを踏まえて考えると、非常に低い金利に設定されていることがわかります。
銀行口座を開設する必要があるため融資までの日数は少し長いものの、「どうしても低金利で100万円借りたい!」という方にぴったりのカードローンです。
カードローンで100万円借りたいのですが、年収はいくら必要ですか?
カードローンで100万円をかりるためには、総量規制の観点から年収は300万円以上が必要です。
まとめ
カードローンで100万円を借り入れするには、相応の返済能力が必要です。
借り入れする際は、合計利息金額や完済時期を細かく把握したうえで利用してください。
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- ※プロミス:※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
- ※アコム:※審査時間・融資時間:申込時間や審査により希望に添えない場合があります。
- ※アイフル:※申込の状況によっては、希望に沿えない場合があります。
1級FP技能士・CFP
監修者 新井 智美の一言コメント!
銀行は貸金業者に該当しないため、総量規制の適用対象外となっています。 だからといって銀行のカードローンならいくらでも借りることができるわけではありません。銀行側も融資を行なうという視点から、貸し倒れのリスクをできるだけ回避しようと考えます。そのため、最近では銀行内で独自のルールを策定し、申込者の返済能力を超えた貸し付けは原則として行なわないことになっています。
新井さん