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アイフルを解約するメリット・デメリットとその手順と注意点

アイフルを解約するメリット・デメリットとその手順と注意点

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アイフルを完済したのに、まだアイフルとの契約が残っていて不思議に感じる人もいるのではないでしょうか。

アイフルでは、完済と同時に契約が解除されることはなく、契約を解除するためには契約者が自ら解約手続きを行う必要があります。

また、アイフルを解約することには、メリットやデメリット、そして注意点なども存在します。

ここでは、アイフルを解約するメリット・デメリットを説明した上で、解約の手順や注意点などについて詳しく説明していきます。

新井 智美

新井 智美 / ファイナンシャルプランナー


【専門家の解説】

アイフルに限らず、カードローンは急にお金が必要になった際に利用するには便利ですが、不要になった際には解約しておいた方がいい面もあります。 理由としてはカードローンの契約があるということが、他のローンの審査において不利に働く可能性も否定できない点です。したがって、今後利用の予定がない場合は解約しておくことをおすすめします。

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アイフルを解約するメリット・デメリット

冒頭で説明した通り、アイフルでは基本的に契約者の申告がない限り契約は更新されます。

たとえ借入金額を完済していても契約自体は残っています。そのため、いつでも借り入れが可能な状態になるのです。

まずは、アイフルを解約するメリットとデメリットをそれぞれみていきましょう。

アイフルを解約するメリット

アイフルを解約するメリットには、以下のようなものがあります。

  • 不要な借金をしなくなる
  • 他社のローンなどで審査が通過しやすくなる

不要な借金をしなくなる

アイフルを解約してしまえば、お金を借りることができなくなりますので、必要以上に借金をする必要がなくなります。

すぐにお金を借りてしまいがちな人で、借りグセを直したいという人は解約手続きをして借りにくい環境を作ってしまうという方法はおすすめです。

他社のローンなどで審査が通過しやすくなる

また、住宅ローンなど他社のローン商品やクレジットカードにこれから申し込みをする人にもアイフルの解約はメリットがあります。

銀行や消費者金融からお金を借りた情報は、日本に3つある信用情報機関の個人信用情報に登録されます。

個人信用情報とは「個人と企業とのお金の貸し借りに関する記録」で、金融機関が共通して確認できます。

いつ・どこで・いくら借りたか・返済状況などの詳細が記載されており、ローンの審査時などに申込者の信用情報の確認のために利用されています。

カードローンの場合、たとえ完済をしていた場合でも、契約が更新されていれば与信枠(借入可能額)がいつでも利用可能な状態となるので、個人信用情報に契約の記録が残り続けます。

住宅ローンなどの審査では、与信枠があるだけでも厳しくチェックされる可能性があるのです。

そのため、これから住宅ローンなど他のローンの申し込みを検討している人は、審査通過率を上げるためにも解約した方がよいでしょう。

1級ファイナンシャルプランニング技能士・CFP
監修者 新井 智美の一言コメント!
カードローンの借入可能額(与信枠)は、利用していなくても「お金を借りることができる枠がある」と判断されるため、新たにローンを組む際の審査において不利な影響を及ぼします。 利用していなくても他社からの借入額と判断されるのは本意ではないでしょう。そのためにも、利用の予定の無いカードローンはできるだけ早めに解約手続きを取るようにしてください。

新井 智美

新井さん

アイフルを解約するデメリット

アイフルを解約するデメリットには、以下のようなものがあります。

  • すぐに借入ができなくなる
  • 改めて借入したい時には再び審査が必要になる

すぐに借入ができなくなる

当たり前ですが、アイフルを解約すれば今まで通りにアイフルからの借り入れはできません。

つまり急にお金が必要になった場合でも、アイフルの借入はできなくなります。

いざという時のために、いつでも借り入れができるようにしておきたいという人は、アイフルの解約はおすすめできません。

改めて借り入れしたい時には再び審査が必要になる

上記で説明したデメリットにも通じますが、一度解約してしまえば再びアイフルで借り入れするためには再申し込みが必要になります。

再申し込みを行うと新規契約時同様に審査が行われ、審査に通過した場合のみ再びアイフルの利用が可能になります。

また再申し込みのタイミングでは、新規契約時と申込者の申告内容などが変わっている可能性がありますので、必ず審査に通過するとは限りません。

「現在は仕事を辞めて無職になっている」など、状況が変わっている場合には審査に落ちてしまう可能性もあるのです。

アイフルを解約するかどうかの判断基準

アイフルを解約するかどうかの判断基準としては、以下を判断基準にするとよいでしょう。

  • 借金クセを直したい
  • 今後新たに住宅ローンなどの申し込み予定がある

解約は自分にとって「メリットとデメリットのどちらが多いのか」を考えてみてください。

まずは自分の生活スタイルや今後の予定などを確認し、解約するかしないかを判断してみるとよいでしょう。

1級ファイナンシャルプランニング技能士・CFP
監修者 新井 智美の一言コメント!
カードローンの解約は、新たな借り入れを防ぐと同時に、不正利用を防ぐことや複数のカードローンの利用による借り過ぎを防ぐ効果もあります。 どちらかというとメリットとして挙げられる点が多いものの、デメリットである「再利用の場合は審査に通過する必要がある」という点を比較考量したうえで、最終的に解約するかどうかを決めるようにしましょう。

新井 智美

新井さん

アイフルを解約する前に知っておくべき注意点

「メリットやデメリットを考慮した結果、やはり解約したい。」ということであれば、具体的に解約について検討していきましょう。

ただし、アイフルではATMやインターネットなどからすぐに解約手続きを行える訳ではなく、いくつかの注意点があります。

ここでは、アイフルを解約する前に知っておくべき注意点を見ていきましょう。

解約手続きは土日にできない

アイフルでは、土日に解約手続きはできません。

アイフルに問い合わせをしたところ、アイフルの解約手続きを行うためには会員専用ダイヤルに電話をする必要があります。

この会員専用ダイヤルは平日9時~18時までしか繋がりませんので、土日祝日に解約手続きを行うことはできないのです。

アイフルの土日利用について詳しく知りたい人は、「アイフルで土日に借入できるのは何時まで?審査や在籍確認、営業時間を紹介」を参考にしてみてください。

解約手続きを行うのであれば、必ず平日の9時~18時までにアイフルの会員専用ダイヤルへ電話をしてください。

再契約には再審査が必要

アイフルを解約するデメリットの項でも説明しましたが、一度解約をした後で再契約を行うためには審査に通過する必要があります。

一度契約した経験があったとしても、基本的には新規契約の人と同様の審査内容になるのです。

そのため新規契約時と収入などの状況が変わっていたり、個人信用情報に滞納などの記録が登録されている場合には、審査に落ちる可能性もあります。

一度審査に通過できたからといって、再審査も通過できるとは限らないので注意してください。

アイフルを解約するための前準備

アイフルを解約するためには、借入残高がゼロであることが絶対条件となります。つまり借入金を完済していることです。

借入金が残っていれば解約手続きは行えません。

まずは会員専用ダイヤルに電話をし、現在の借入残高の状況を確認しておきましょう。

借入残高が少しでも残っているようであれば、一括返済手続きを行い完済する必要があります。

一括返済の方法

アイフルで一括返済を行うためには、事前の電話連絡が必要になります。

  1. STEP.1

    会員専用ダイヤルに電話をし、一括返済希望の旨と返済予定日を伝える

  2. STEP.2

    オペレーターから返済金額が案内される

  3. STEP.3

    返済予定日当日に「店舗支払い」または「銀行振込」のいずれかの方法で返済する

  4. STEP.4

    返済手続きが終了すれば一括返済完了

アイフルでは利息の計算上、返済日によって返済金額が変動します。

伝えておいた返済予定日に返済できない場合には、再度会員専用ダイヤルに電話をし、返済金額を計算し直してもらってください。

また、一括返済には専用ATMや提携ATMは利用できません。

▼アイフルの一般的な返済について詳しく知りたい人は、

を参考にしてみてください。

また、▼アイフルの一括返済について詳しく知りたい人は、

を参考にしてみてください。

アイフルをスムーズに解約する手順

アイフルの借入金を確実に完済したら、実際の解約手続きに入ります。

アイフルの公式サイトには解約手続きの方法が記載されていませんので、実際にアイフルに電話をして、解約方法について確認してみました。

  1. STEP.1

    アイフルの会員専用ダイヤルに電話をし、解約希望の旨を伝える

  2. STEP.2

    「契約書を返却するか」「完済証明書を発行するか」を聞かれるので、契約書の返却を希望する

  3. STEP.3

    完済証明書の発行を希望する場合には、その旨も伝える

  4. STEP.4

    契約書と完済証明書の受取方法を店舗窓口、または郵送のどちらか選択する

  5. STEP.5

    手持ちのローンカードの磁気部分にハサミを入れて自分でカードを破棄する

  6. STEP.6

    来店または郵送にて契約書と完済証明書を受け取る

  7. STEP.7

    解約手続き完了

アイフルを解約しない場合の注意点

「現在は使う予定がないけれど、アイフルの契約は維持しておきたい」という人もいるでしょう。

アイフルを利用しないが、解約しないという場合には以下のことに注意しましょう。

  • ローンカードはしっかり保管する
  • 完済しているかをチェックする

ローンカードはしっかり保管する

アイフルのローンカードを持っている人は、利用していない間もしっかり保管することを心がけましょう。

たとえ利用していない場合でも、ATMさえあればローンカードはいつでも利用できます。

そのため万が一紛失や盗難が発生した場合には、悪用されてしまう恐れがあるのです。

利用しない期間が長ければ長くなるほど、ローンカードの管理を忘れがちですが、紛失・盗難などを避けるためにも、できるだけ持ち歩くことはせず紛失・盗難の可能性が低い場所に保管してください。

完済しているかをチェックする

アイフルを解約しない場合でも、しばらく利用する予定がない場合には、借入残高がゼロになっているかどうかを確認しておきましょう。

利息は借入残高に対して日々かけられているものですので、1円でも借入残高が残っていればそこに利息がかかります。

余計な利息を払わないためにも、長期的に利用する予定がないのであれば、必ず完済しているかどうかは確認しておきましょう。

1級ファイナンシャルプランニング技能士・CFP
監修者 新井 智美の一言コメント!
アイフルの契約を残しておきたい場合は、そのデメリットをきちんと理解したうえで契約を存続させるようにしましょう。お金を借りる手段はアイフル(カードローン)だけではありません。 クレジットカードを所有しているのであれば、そのキャッシング枠を利用するという方法もあります。アイフルの契約を存続させるメリットが自分にとってどのくらいあるのかについてしっかりと考えたうえで判断することが大切です。

新井 智美

新井さん

まとめ

今回はアイフルを解約するメリット・デメリット、解約の手順や注意点について詳しく説明してきました。

アイフルでは完済した後でも、契約者からの解約意思表明がなければ契約自体は継続していきます。

そのため、解約を希望するのであれば必ず契約者の解約手続きが必要になるのです。

まずはアイフルを解約した場合のメリット・デメリットをしっかり把握した上で、解約手続きを行うようにしましょう。

また、いきなり店頭窓口への来店や無人契約機への来店をしても解約手続きは行えませんので、必ず事前に電話で手続きを行いましょう。

正しい手順に従って、解約手続きを行うようにしてください。

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