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株のデイトレードの手法とは?初心者が知りたいコツ・やり方がまるっとわかる

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  • 株のトレードってどうやってやるの?
  • 株のトレードで成功させるためには、どんなやり方で戦略を立てればいいの?

株のトレードの主な戦略には、以下の5つがあります。

トレードでは、テクニカルな指標を使って取引するので、戦略を定めないままトレードを始めると、大きな損失を被ることにもなりかねません。

しっかりとトレード戦略を理解して、自分の戦略を定めるようにしましょう。

この記事では、代表的なトレード戦略とその内容について解説します。

最後まで読めば、トレード戦略を理解でき、自分にあったトレード戦略で利益を上げられるようになるでしょう。

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株における投資とトレードの違いとは?

まずは「投資」と「トレード」が違うものであるということを理解しなければなりません。

投資は、ファンダメンタル分析を加えた上で、比較的長期のスパンで利益を追求するものです。

一方でトレードは、株価の動きといったテクニカルな面にのみ焦点を当てて、短期間に利益を追求するものです。

投資はファンダメンタルを見る

投資とは、自分がその企業に対して、お金を投入してよいかを判断して行うものです。

したがって、投資を行う際には、その企業がどのようなビジネスを展開しているか、また財務内容、業績などがどのように推移しているかなど、ファンダメンタル分析を行う必要があります。

ファンダメンタル分析を行ったうえで、その企業が割安であると判断すれば株を購入します。

ただしその割安感はすぐに修正されるとは限らないため、利益回収までのスパンは半年以上かかることもあります。

トレードはテクニカルを見る

トレードとは、その企業のファンダメンタルはあまり重要ではなく、株価の上下動を狙って行うものです。

したがって、テクニカルな指標を常に意識して行うことが重要になります。

トレードは比較的短期間に決済を行いますが、その日のポジションを持ち越さないものをデイトレードと呼んでいます。

デイトレードは、取引時間内の情報しか影響されないため、ヨーロッパ時間やアメリカ時間での事象に影響されない利点があります。

その分、損切りも早く行うので、ある程度の資金を準備しておく必要があります。

株のデイトレードのやり方

ここでは、株のデイトレードのやり方として、次の5つの戦略を紹介します。

戦略①スキャルピング

スキャルピングとは?

スキャルピングとは、少ない利益を数多く積み重ねるやり方です。

株を購入してから売却まで、数十秒から長くて数十分単位で行う、トレード方法です。

トレード戦略の中でも一番短時間で取引を終了させます。

トレードを時間軸で考えた場合に、短い順に以下のようになります。

スキャルピング
デイトレード
スイングトレード

スキャルピングは株の購入後、数十秒から長くて数十分でポジションを解消するので、狙う利幅は自ずと小さくなります。

その分、取引数を多くして、利益を積み上げることになります。

一方でスイングトレードは2~3日程度のスパンでトレードをするため、利益の幅は大きくなります。

一日のうちにトレードを完了させる点では、スキャルピングもデイトレードの1種といえますが、利益の幅とトレードの数が違うと考えてください。

トレードの手法に関しては、時間軸が短くても長くても、基本のやり方は同じです。

ただしスキャルピングは、注文発注に関しても、より迅速性と正確性が求められるため、高速回線を利用したPCを用いることをおすすめします。

また多くの情報が必要となるので、少なくとも2画面以上は必要となります。

Point

  • スキャルピングは、短時間で取引を決済するトレード手法。
  • ポジションを保持する時間としては、スキャルピング、デイトレード、スイングトレードの順で長くなる。
  • トレードの手法は、トレンドトレード、レンジブレイクなどが中心。

戦略②トレンドトレード

トレンドトレードとは?

トレンドトレードとは、一般的には「順張り」といわれる取引の手法です。

上昇トレンド、下降トレンドのどちらでも、その同じ方向にポジションを作る方法です。

株価の動きは、大きく分けると次の3つに分けられます。

  1. 上昇
  2. 横ばい
  3. 下降

トレンドトレードは、このうちの上昇、下降のときに、その同じ方向に売り買いを行う手法です。

例えば、ある銘柄が上昇トレンドにある場合には、その株を購入することです。

また直近の安値を下回った時点で、トレンドが転換したと判断します。

通常はトレンドが転換するまでポジションを持ち続けますが、デイトレードの場合には、当日の後場の終了までにポジションを解消することになります。

株トレード1

これはBASE(4477)の10月19日の5分足チャートですが、9時20分頃に上昇が始まり、9時30分に株価の上昇トレンドが始まりました。

その後上昇を続け、10時30分に、前の時間帯につけた安値を更新しますので、ここで上昇トレンド終了です。

上昇のスタートが分かりにくい場合には、10時10分あたりの、短期移動平均を割った後に、再び上昇するところでエントリーも考えられたと思います。

Point

  • トレンドトレードは、上昇トレンドにある銘柄を買う、もしくは下降トレンドにある銘柄を売る手法で、トレンドについていけばよい、単純な投資法。
  • トレンドが転換したところでは、ポジションを解消する必要がある。

戦略③レンジブレイク

レンジブレイクとは?

レンジブレイクとは、株価が一定のレンジ内で動いていたものが、そのレンジから上へもしくは下へ抜けることで、大きく動く兆候です。

レンジ内の動きとしては、ボックスレンジ、三角持合(フラッグパターン)などがあります。

株価の動きの1つである、「横ばい」の動きが続いた後、その横ばいの動きから変化するのがブレイク(放れ)になります。

株価が横ばいの動きをするときは、一定の範囲内で上下するボックス、上値と下値が徐々に狭まる三角持合などがあります。

そして株価がそのようなレンジ内の取引から抜け出すことをレンジブレイクといいます。

上昇して抜けることを上放れ(うわっぱなれ)、下降して抜けるのを下放れ(したっぱなれ)とも呼びます。

株トレード2

これはシステナ(2317)の10月19日のチャートです。

線を引いたボックスの中で株価は動いていましたが13時45分頃にレンジをブレイクすると大きく上昇しました。

典型的なボックス相場からの上放れですので分かりやすいと思います。

株トレード3

三角持合の例も見てみましょう。

これはブイキューブ(3681)の10月15日のチャートです。

寄り付き後、下落に転じ、しばらくは小動きが続きました。

13時頃に三角持合を上放れると上昇基調のまま引けました。

この場合もレンジブレイク後は、急速に上昇しているので、乗り遅れないことが重要です。

レンジ内の取引をしているときは、市場のエネルギーが貯まっていく状態で、どちらかへブレイクしたときは、大きく動くので、注目しておきましょう。

また見てもすぐに分かりやすいので、初心者にもおすすめなトレード方法です。

Point

  • レンジブレイクは、ボックスレンジや三角持合から放れるのを狙った手法。
  • 一般的にレンジブレイクをしてからの動きが早いので、乗り遅れないように注意する。
  • レンジブレイクは、初心者でも分かりやすいので、デイトレードとして活用しやすい手法である。

戦略④移動平均線分析

移動平均線分析とは?

移動平均線分析とは、短期、中期、長期の移動平均線を用いて売買に活用する手法です。

デイトレードにおいては、5分と15分の移動平均線を使うのが一般的です。

移動平均線を支持線としたり、ゴールデンクロスやデッドクロスを観察したりします。

移動平均線はデイトレードにおいても活用できるアイテムです。

デイトレードにおいては、5分と15分の移動平均を使うのが一般的です。

移動平均線を使って観測できる代表的なものに、「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」があります。

ゴールデンクロスとは、短期(5分)移動平均線が、上昇もしくは横ばいの長期(15分)移動平均線を下から上に突き抜けるもので、買いのシグナルとなっています。

デッドクロスはその逆で、短期移動平均線が、下降もしくは横ばいの長期移動平均線を上から下に突き抜けるもので、売りのシグナルです。

株トレード4

これはベネフィット・ワン(2412)の10月16日のチャートです。

9時40分頃に短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に、急角度で突き抜けていて、これがゴールデンクロスとなります。

ゴールデンクロスが現れた後、株価は大きく上昇しています。

また長期移動平均線は、上昇時には支持線(サポートライン)となり、下降時には抵抗線(レジスタンスライン)となることも多いので、トレード時にはチェックするようにしましょう。

ベネフィット・ワンのチャートでは、15分移動平均線は高値の後の12時30分頃にはサポートラインとして機能しましたが、13時頃に株価が15分移動平均線を割り込むと13時45分頃と14時頃には抵抗線となっているのが見て取れます。

Point

  • 移動平均線分析は、デイトレードにおいては5分と15分の移動平均線を使う。
  • ゴールデンクロスやデッドクロスは、相場の方向性が決まるので、出現には注目する。
  • 長期線はサポートラインやレジスタンスラインになるので、株価が接近したら注意。

戦略⑤平均回帰性

平均回帰性とは?

平均回帰性とは、株価が一時的に大きく動いたとしても、標準偏差の2倍までの範囲に収まり、やがては平均値近辺に戻ろうとする習性を利用する手法です。

買われすぎ、売られすぎの判断に使われ、吹き値売りや突っ込み買いに応用できます。

平均回帰性とは、株価が一時的に大きく動いた場合でも、平均値に戻ろうとする習性を利用するものです。

移動平均に標準偏差を足し引きしたものをボリンジャーバンドと呼んでいます。

株価はランダムに動いたとしても標準偏差の2倍までの範囲で97%は収まるのです。

つまりボリンジャーバンドの上限に達している株価は、一旦下落する可能性があるということです。

ただし株価が上昇を続けると、移動平均が上がるので、ボリンジャーバンドも上方へシフトします。

一度上限にタッチしたからといって、すぐに下落するのではないことに注意しましょう。

株トレード5

これは、先ほども例に挙げたブイキューブの10月15日から19日までの3日間の5分足にボリンジャーバンドを付け加えたものです。

この3日間でボリンジャーバンドを大きく外れているのは、10月15日の9時50分頃と10月16日の9時15分頃です。

また他の時間帯でも上限や下限に達した後にその上限、下限から乖離し始めると、平均向かっても戻っていくのが見て取れます。

株は上がっているときはまだ上がる気分が高揚したり、下がっているときはどこまで下がるか恐怖に感じたりしますが、このような指標を使うことで、買われすぎや売られすぎのポイントを客観的に捉えることができます。

Point

  • 平均回帰性は、株の買われすぎや、売られすぎの反動を捉える考え方で、標準偏差を利用したボリンジャーバンドを使うことで観測する。
  • 株価が上限、下限に近くても、値動きの大きさにより、ボリンジャーバンドが広がるので、完全に超えるのを確認する必要がある。

株のデイトレードを成功させるコツ

株のデイトレードを成功させるコツには、以下の4つがあります。

株のデイトレードを成功させるコツ

トレード方針をはっきりさせる

デイトレードで成功したいなら、まずは方針をはっきりと決めましょう。

デイトレードで失敗する人は、自分で決めた方針が守れない人です。

相場に向かっていると、せっかく利益が出ているのだからもう少し利益確定を遅らせてはとか、損しているのでポジション翌日に持ち越してはどうかなど、自分が決めたルールに対して、判断を鈍らせるような様々な状況が発生してきます。

デイトレードでしっかり利益の出せる人は、決めたルールにしっかりと従える人です。

自分で決めた利益幅より多く利益を取ろうとして、その後急落して、利益がほとんどなくなったり、翌日にポジションを持ち越しても、さらに下がったりなどはよくあることです。

自分の決めたルールに従わなかったことで、失敗を引きずることになり、精神的にはダメージを負ってしまいます。

トレード方針ははっきり決めて、従うようにしましょう。

損切りは早めに行う

デイトレード行うにあたって、一番難しいのが、損切りを早めに行うことです。

最初のうちは、株は買ったら下がり、売ったら上がるようなことも多くあると思います。

特に下がったときに損切りしなければならないのは、非常に苦痛を伴います。

しかし結果的には早めの損切りのできる人は、デイトレーダーとしても生き残ることができるでしょう。

2015年に一夜にして40億円を稼いだといわれる投資家のCISさんも、損切りの重要性を説いています。

CISさんは自分がエントリーして想定どおりの動きにならなければ、すぐにポジションを解消してしまうほど、短期志向のトレーダーです。

「一人で日経平均を動かせる男の投資哲学」という本が出ていますので、一度参考に読んでみると良いでしょう。

自分のトレードを振り返る

勉強するのには、予習、復習が大切と学校で教わってきたことと思います。

デイトレードも同じで、デイトレードが上達するためには、事前の勉強をしておくことに加えて、トレードを振り返る復習が大切です。

トレードは上手く言っているときは、気分が高揚していて、無理なポジション取りをしてしまうことがあります。

また株価の上昇に気をよくして、利益確定が遅くなることもあります。

買った途端に株価が下がると、損切りに躊躇したりなど、トレードは気持ちに左右されることが多々あります。

トレードを振り返ることで、自分の判断があっていたか、間違っていたかを理解することで、その後のトレードの勝敗が大きく変わってくるでしょう。

ポジポジ病にならない

ポジポジ病とは、常にポジションを作ってしまうというものです。

デイトレーダーはトレードをしないと稼ぐことができないので、ついついポジションを取りがちになりますが、不要なエントリーをすることで、損失を計上したり、ここぞというときの資金がなかったりすることが起きてしまします。

トレードは自信のあるときだけ行うようにしましょう。

株初心者がデイトレードを練習するには?

株初心者がデイトレードを練習するには、実践で経験するしかありません。

しかしいきなりトレードをするのも勇気がいることですし、経験と勘が養われる間に、どのくらいの資金がなくなるのか、心配になります。

そのためには、次の順番でトレードを始めてみると良いでしょう。

STEP①デイトレードで成功している人のやり方を参考にする

ここではトレードの内容を挙げている2つのブログを紹介します。

1つ目は「デイトレードで毎日を給料日にしよう♪」です。

毎日のトレードの損益とともに、トレードの振り返りを動画でアップしています。

どの時点でどのような気持ちでトレードをしているかなどが語られており、後から見れば、成功の場面であっても、トレードの当事者にとっては、常に不安を抱えているのがわかり、非常に参考になると思います。

また後から振り返ることの大切さも教えてくれます。

2つ目は、「美人OLのデイトレードで100億稼ぐ」です。

こちらはブログというよりも、取引記録に近い感じで、その日の売り買いについて、若干の遅れはあるものの、リアルタイムに近い形でアップデートされます。

解説などはありませんが、トレードの結果のみが更新されますので、相場を見ながら、どこでエントリーをしたのか、どこでエグジットしたのかを追うことで、トレードのポイントが分かると思います。

STEP②デイトレードの理論が学べたら、実際にトレードを始める

デイトレードの方法や成功者の研究で、理論が学べたら、実際のトレードに入ります。

ポイントとしては如何に注文を上手く入れるかです。

最初は自分の思った値段で買うことさえ難しいと思います。

上がり始めた株価は指値をしても約定しにくく、成行にすると、結構高値で買えてしまうこともあります。

ここが買いのポイントというものが分かってきたら、何回か発注の練習をしてみましょう。

いかに上手く買うかは、経験がしてみないと、分からないでしょう。

売却の場合は、利益確定なら指値で対応できますが、損切りの場合は成行も必要でしょう。

ただし成行で売却すると、損切り設定したレベルよりも大きく下回ることもあるので、相場を見ながら、早めに判断することが必要となります。

トレードは理論どおりに行かないこともあるので、少額から練習を重ねてみましょう。

まとめ

株のトレードの方法について解説してきましたが、理解いただけましたでしょうか?

トレードと投資は違いますので、中長期でキャピタルゲインを目指す場合には、投資を学びましょう。

一方で、トレードは完了までの時間の長さをベースに、スキャルピング、デイトレード、スイングトレードに分けられます。

自分がどのタイムスパンで勝負するのか、しっかりと決めておく必要があります。

またトレードの手法としては、トレンドトレード、レンジブレイク、移動平均線分析、平均回帰性などを利用する方法があります。

初心者としてはレンジブレイクや移動平均線分析ならば、エントリーするポイントが分かりやすいのでお勧めできます。

デイトレーダーは1年でその8割が退場するという厳しい世界です。

初心者にとって練習する機会があればよいのですが、実際にトレードを行うことでした、経験をつむことはできません。

まずは理論をしっかりと学び、自分なりのトレードのルールを作るところから始めてください。

そのルールを厳格に守ることができれば、デイトレーダーとして成功することができるでしょう。

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