横浜銀行の住宅ローンを徹底解説! 歴史ある銀行の住宅ローンは対面サポートで安心
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これから住宅ローンを検討しようと考えている人の中には、どこの銀行でローンを組んだらよいのかわからない方も多いと思います。
ネット銀行は別として、都市銀行や地方銀行などでは融資対象となる住宅の所在地が条件になっていますので、借入先の候補になるかどうか確認する必要があるでしょう。
今回紹介する横浜銀行は横浜に本店を構える地方銀行です。
原則として神奈川県全域および東京都の一部にある住宅が対象となります。
これらの地域を予定している人に限られますが、これから借入先を探そうとしている人はご参考になさってください。
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横浜銀行 住宅ローンの特徴
横浜銀行は2020年12月に創立100周年を迎えた歴史ある銀行。地域密着型の地銀でありながら、ネット銀行並みの低金利の住宅ローンを取り扱っています。
横浜銀行の住宅ローンでは他行と同様、ネットからの申し込みも可能です。
それに加えて、対面による相談ができますので、ご家庭の状況に合わせて適切なアドバイスをもとに進めていきたい人にとっては安心して利用できるのではないでしょうか。
横浜銀行の住宅ローンは通常の標準型金利プランに加えて、2019年4月にネット銀行並みの金利水準である融資手数料型金利プランの取り扱いを開始しました。
注目の融資手数料型住宅ローンの金利や諸費用の料金体系がどうなっているか、具体的に確認していきましょう。
おすすめの金利タイプ
横浜銀行の〔融資手数料型〕住宅ローンの金利タイプは、返済期間中も金利が変動する変動金利型、借り入れから一定期間固定金利となる固定年3~10年があります。
全体的にネット銀行並みの金利水準となっています。手続きを自分でしなければならないネット銀行が選択肢にない人にとっては、特に魅力があるかもしれません。
金利タイプ | 金利 |
---|---|
変動金利型 | |
固定3年 | |
固定5年 | |
固定10年 |
こちらの表に記載している金利一覧は、「横浜銀行を給与振込口座にしている」など以下の4つの条件を満たした際に適用される、金利が年0.03%引き下げられたプランになります。
尚、対象となる金利タイプは、変動金利型、固定金利期間選択型(3年、5年、10年)となります。
“さらにおトクな金利プラン”金利の引き下げ条件
- 借入時の年齢が満18歳以上の人
- 横浜銀行で給与振込を利用している人・利用する人
- スマホアプリ「はまぎん365」を申し込みの人
- 横浜信用保証(株)の保証が受けられる人
なお、次章で解説する諸費用も〔融資手数料型〕住宅ローンの変動金利型、固定金利期間選択型(3年、5年、10年)が対象です。
公式ホームページを見ると固定20年や長期固定金利型35年が前面に出ていませんが、フラット35よりも金利が低く設定されています。
ただフラット35は保証料が無料ですので、諸費用を考えるとフラット35の方がお得になる可能性があります。
〔融資手数料型〕住宅ローンにかかる諸費用や団信の保険料
ここでは金利以外の諸費用(保証料や事務手数料)や団信の保険料の有無について紹介していきます。
諸費用 | 金額(税込) | 備考 |
---|---|---|
不動産担保取扱手数料 | 33,000円 | |
住宅ローン事務取扱手数料 | 借入金額×2.20% | |
保証料 | 保証料は借入金利に含まれます。 借入時に一括で支払う必要はありません。 |
※上記のほかに、登記費用、司法書士報酬、印紙代などがかかります。
団体信用生命保険の 種類 | 保険料 (金利上乗せ) |
---|---|
地銀協一般団信 (特約なし) | なし |
ガン保障特約付き | 年0.20% |
3大疾病保障特約付き | 年0.25% |
8大疾病保障特約付き | 年0.30% |
全傷病保障特約付き | 年0.35% |
引受条件緩和型 (ワイド) | 年0.30% |
保証料や団信の保険料は借入金額が高くなると負担が増えますので、住宅ローンを比較する際には検討材料にしましょう。
横浜銀行のメリット・デメリットを徹底解説
ここでは横浜銀行を選択するメリットやデメリットについて解説していきます。
初めて住宅ローンを利用する人はホームページを見ても、どこに注目したらよいかわからない場合があります。
ここで紹介するメリットやデメリットを参考にしてみてください。
メリット:対面相談で状況に合わせながら手続きができる
住宅取得には様々な知識が必要です。
不動産会社や建築会社を選び、借入先を検討し、保険の見直しをするなど、考えなければならないことが数多くあります。
そのため、なるべく専門家のアドバイスがあれば大きなトラブルになることなく手続きを進められるでしょう。
デメリット:申込エリアが限定されている
借入の対象となる物件の所在地が、神奈川県全域および東京都の一部に限定されるため、全国どこでも利用できるわけではありません。
また、都内の物件を購入の場合は、あらかじめ物件所在地が対象地域になっているかを確認しておく必要があります。
他の金融機関にない横浜銀行ならではの特徴を知ろう
ここでは他の金融機関ではあまり見られない横浜銀行の特徴について紹介していきます。
金利や諸費用だけの比較だけでは決められない場合などに参考になるでしょう。
保障が充実した団信付き住宅ローン
横浜銀行の団信には、8大疾病を対象とした特約があります。
8大疾病とは
がん(「上皮内新生物(上皮内ガン)」および「皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚のその他の悪性新生物」を除く)、急性心筋梗塞、脳卒中の3大疾病に、5つの重度慢性疾病である高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎を加えたもの。
横浜銀行の8大疾病には、さらに「ダブル入院保障」と「奥さまガン保障」が付いています。
病気やケガの保障である「ダブル入院保障」では、1日でも入院したら一時金10万円(通算12回まで)、入院により働けなくなったら月々の返済額(1回の入院につき3か月分、通算36か月分まで)が支払われます。
「奥さまガン保障」では、奥さまが女性特有のガンと診断されたら、一時金で100万円支払われます。
ここでは簡単に解説しましたが、支払要件をはじめ、詳細につきましては事前に確認しておきましょう。
宿泊やレジャーなどのサービスを、優待価格で利用できる特典あり
男性には「生活応援住宅ローン 〈はまぎん〉ハッピーエブリデー」、女性には「女性専用住宅ローン 〈はまぎん〉ロング・エスコート」という特典があります。
株式会社リロクラブが提供するサービスで、横浜銀行にしかない特典ではありませんが、要件を満たせば宿泊、レジャー、育児・介護などのサービスを優待価格で受けられます。
なお、住宅金融支援機構のフラット35は対象外となりますので、ご注意ください。
FPが解説!横浜銀行 住宅ローンが向いている人・向いていない人
ここまで横浜銀行の特徴やメリット、デメリットを解説してきました。
これらを踏まえ、横浜銀行が向いている人、向いていない人について考えていきます。
向いている人
- 取得予定の住宅が所定の場所にある人
横浜銀行で住宅ローンを利用できる大前提ですが、融資対象の物件の所在地は、原則として神奈川県全域および東京都(一部除く)となります。
「原則として」ですので、実際に希望する所在地が対象外の場合でも問い合わせて確認してみてください。
- 対面相談をしながら進めていきたい人
書類の準備など基本的に自分で進めていかなければならないネット銀行ではなく、対面相談をしながら手続きを進めたい人に向いています。
融資まであまり時間をかけられない人は事情に合わせて手続きを進めてもらえる可能性もありますので、最寄の住宅ローンセンターで聞いてみましょう。
向いていない人
- ネット銀行も選択肢にある人
ネット銀行は金利や諸費用の面で優れています。住宅ローンの負担をおさえることが最優先の人にとっては、横浜銀行の住宅ローンは割高と感じるかもしれません。
ただ金利や諸費用は審査の結果によります。ネット銀行も審査に通ったとしても、機体の金利が適用されるとは限りません。
横浜銀行の審査について知ろう
横浜銀行の審査について解説していきます。審査が通りやすいかどうか、借り入れ条件にもよりますので一概に言えませんが、公開されている利用条件などから確認していきましょう。
そもそも住宅ローンの審査について知りたいという方は、「」で解説していますので、参考にしてみてください。
審査の通りやすさ
融資手数料型金利プランを利用できる条件は次のようになります。
融資手数料型金利プランを利用できる条件
- お借入時の年齢が満18歳以上の方
- 前年度税込年収400万円以上の方
- 返済比率30%以内の方
(横浜銀行所定の計算方法によります) - 保証会社(横浜信用保証(株))の保証が受けられる方
- 正社員として勤続3年以上の方
- スマホアプリ「はまぎん365」をお申し込みの方
2、3、5が主なポイントとなりますが、「正社員として勤続年数3年以上」とありますので、様々な働き方があるなかで、条件として気になる人はいらっしゃるでしょう。
他の金融機関でも「安定した収入のある人」という条件が付くことが多いです。
必ずこの条件を満たす必要があるかどうかを含め、興味のある人は一度相談してみてください。
審査のスピード
事前審査の書類が到着後、一週間程度で審査結果がわかります。
その後、正式な手続きに必要な書類を横浜銀行が受理後、正式審査をおこないます。正式審査の期間は5営業日程度です。
横浜銀行 住宅ローンの申し込みの流れ
横浜銀行で住宅ローンの手続きをする場合、インターネット申込のほか、店舗による申し込みも可能です。
大まかな流れは次のようになります。
ステップ1
事前審査
ステップ2
事前審査の結果
ステップ3
正式申込・正式審査
ステップ4
融資
正式申込から融資に必要な日数については、借り入れ条件などによって異なると思いますので、必要書類と合わせて確認しておきましょう。
まとめ
横浜銀行は神奈川県横浜市西区に本店を置く地方銀行(地銀)です。2023年4月1日時点で資本金2,156億2,800万円、2022年9月末現在の単体総資産額21兆5,592億円、従業員数4,134人、2022年12月末現在の国内店舗数202店に加え海外にも拠点を持つ最大手の地銀です。
一般的に地銀は都銀ほどの知名度やステータスがなく、また口座を作っていない(取引がない)という理由で住宅ローンの選択肢から漏れてしまうことがあります。
しかし、横浜銀行の住宅ローンについては営業エリアが限られていることを除いては、本文にあるように金利面でもネット銀行並みの低金利商品を出しているので、神奈川県または東京都(一部地域)に住宅を購入するなら一度検討してみてはいかがでしょうか。
その他の住宅ローンと比較したい場合は、「」で解説していますので、こちらも参考になさって下さい。