法人カードでETCカードを複数発行したい方必見!選ぶときの6つのポイントとおすすめカード3選
最終更新日:
このページにはPRリンクが含まれています
また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。※提携機関一覧
法人カードの中にはETCカードを複数発行できるものとできないものがあります。
そこで、今回はETCカードを複数枚発行できるおすすめのクレジットカードを紹介します。
選ぶ際のポイントも解説しているので参考にしてくださいね。
この記事でわかること
ETCカードを複数発行できる法人カード3選
カード | JCBゴールド法人カード | 楽天プレミアムカード | JCB一般法人カード |
---|---|---|---|
年会費(税込) | 11,000円 (初年度無料) | 13,200円* (2,200円+11,000円) | 1,375円 (初年度無料) |
>ETC年会費 (税込) | 無料 | 無料 | 無料 |
ETC発行 可能枚数 | 上限なし | 上限なし | 上限なし |
還元率 | 0.5% | 1.0% | 0.5% |
リンク | |||
備考 | *楽天ビジネスカードの年会費2,200円+楽天プレミアムカードの年会費11,000円 |
法人のETCカードについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
トータルマネーコンサルタント
監修者新井 智美
福岡大学法学部法律学科卒業。
1995年4月 情報通信会社入社。
2006年11月 ファイナンシャル・プランニング技能士1級取得。
2017年10月 独立。
コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆および監修も行い、現在年間200本以上の執筆および監修をこなしている。これまでの執筆および監修実績 は1,000本以上に及ぶ。
監修実績
レイク:融資とは?出資や投資との違いや種類についてわかりやすく解説
auじぶん銀行:資産運用について知っておきたいことまとめ!種類や方法、注意点を解説株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。
■書籍
初心者でもわかる!お金に関するアレコレの選び方BOOK
■保有資格
KTAA団体シルバー認証マーク(2023.12.20~)
■許認可
有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788)
気になる内容をタップ
ETCカードを複数枚発行できる法人カードを選ぶポイント6つ
ETCカードが複数枚発行できる法人カードを選ぶポイントは主に以下の通りです。
- 会社の業績を示す書類が必要か
- 起業直後の個人事業主や小規模法人の経営者でも発行可能か
- ETCカードの発行枚数上限が必要枚数以上か
- 利用可能枠が最低でも経費2ヶ月分以上あるか
- ポイントで経費節減可能か
- 年会費などの維持費が許容範囲かどうか
ETCカードを複数枚発行できることは最低限の条件ですが、法人カードとしても使い勝手が良いかどうかという点もしっかり確認しておきたいところです。それではそれぞれのポイントについて、詳しく解説しましょう。
会社の業績を示す書類が必要か
法人カードを持つかどうか検討している人の多くは、起業直前・直後でこれから事業を展開しようとしているところです。しかし、起業直後で会社としての業績はまだ出ていないため、会社の業績を示す決算書を申込時に求められる法人カードは、審査を通過できない場合があります。
ETCカードを複数枚発行できるとしても、そもそも審査に通過しないなら申し込んでも無駄な労力をかけるだけになってしまいます。
申込み情報は個人信用期間に半年間残るため、複数の法人カードを申し込むと審査に落とされる可能性もあります。審査に通過しないことが分かっている法人カードは、申込対象からは外すようにしましょう。
起業直後の個人事業主や小規模法人の経営者でも発行可能か
起業直後の個人事業主や小規模法人の経営者でも発行可能な法人カードを選ぶようにしてください。多くの法人カードは、法人としての実績を確認するために会社の決算書や登記簿等を申込時の必要書類に組み入れています。
起業直後の場合、会社関連の資料を求められない法人カードを選びましょう。申込者個人の信用情報のみを審査して発行するかどうかを判断している法人カードなら、起業直後でも発行できる可能性が高くなります。
そのような法人カードは少数派ですが、公式サイトに「個人事業主向け」と書かれている場合はこの条件に当てはまります。この場合はETCカードを複数枚発行できるかどうかと合わせて確認しましょう。
ETCカードの発行枚数上限が必要枚数以上か
ETCカードを複数枚発行できても、発行枚数の上限が少ない場合もあります。事業に必要な枚数分確実に発行できるかどうかも忘れず確認してください。5枚必要なのに4枚までしか発行できなかった、ということがないように注意しましょう。
利用可能枠が最低でも経費2ヶ月分以上あるか
ETCカードを複数枚利用する際、気を付けたいのが利用可能枠です。法人カードは、追加カードやETCカードの利用分も、すべて本カードの利用可能枠内でしか利用できません。ETCカードの発行枚数が多ければ多いほど、利用可能枠内で収まるかどうか、必ず試算して確認しましょう。
ポイントで経費節減可能か
ポイント制度は、クレジットカードを事業で利用する大きな理由のひとつです。経費削減になるため、できる限りポイント還元率の高いカードを選びましょう。年会費無料の法人カードの中にはポイント制度がないものやポイント還元率が低いものもありますので注意してください。
年会費が高くてポイント還元率も高い法人カードにするか、ポイントはないものと割り切って年会費無料の法人カードを選ぶかは検討の必要があります。
年間に必要となる経費が多いほど得られるポイントも多くなるため、年会費が少々高くてもポイント還元率の良い法人カードを選ぶと良いでしょう。
年会費などの維持費が許容範囲かどうか
特に起業したてのタイミングでは、法人カードの年会費が負担になってしまう場合もあります。初年度年会費無料としている法人カードもあるので、その場合も加味して、選んだ法人カードの維持費が事業の負担とならないかは確認しましょう。
追加カードやETCカードも、年会費のかかるもの、かからないものと法人カードによってさまざまです。トータルの維持費がいくらなのかを確認してください。
以上で、ETCカードが複数枚発行できる法人カードを選ぶポイント6つを説明しました。次に、おすすめの法人カードを紹介します。
新井智美 / トータルマネーコンサルタント
法人がETCカードを複数枚所有したい一番の理由として言えるのは、「会計を1つにまとめ、経費管理を楽にしたい」ことでしょう。さらに言えば、データがしっかり残ることから、不正利用や計上ミスが減るというメリットに結びつけることも可能です。
とはいえ、その為に余分な年会費や発行手数料を払う必要があったり、さらには枚数制限があったりすることから、カードを選ぶ際にはニーズをしっかり把握し、それに合ったカードを選択することが大切です。「JCB法人カード」は希望枚数の発行ができない場合があるものの、原則として発行枚数に上限はないことから、多くの法人の方に利用されているカードです。
法人カードは複数枚持つべきかについては、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
ETCカードが複数枚発行できておすすめの法人カード3選
ETCカードが複数枚発行できておすすめの法人カードとして、以下の4種類を紹介します。
それでは、各カードの特徴を順番に説明します。
JCBゴールド法人カード
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:11,000円(税込) |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5%~1.0% |
国際ブランド | |
発行スピード | 通常2~3週間 |
追加カード | ETCカード 家族カード |
ETCカード発行手数料 | 無料 |
ETCカード年会費 | 無料 |
ETCカード発行期間 | ウェブでお申し込み:約1週間 電話でお申し込み:約2週間 家族カードを発行してお申し込み:約2週間 |
旅行保険 | 国内旅行保険・海外旅行保険 |
ポイント名 | Oki Dokiポイント |
締め日・支払日 | 締め日:毎月15日・支払日:翌月10日(土・日・祝日の場合は翌営業日) |
申し込み条件 | 法人または個人事業主(カード使用者は18歳以上の方が対象となります。) |
必要書類 | ■法人の本人確認書類 現在事項全部証明書・履歴事項全部証明書いずれか1点 ■法人の代表者の本人確認書類 運転免許証または運転経歴証明書・パスポート・在留カード・特別永住者証明書等・マイナンバー(個人番号)カード・住民票の写しなど |
注目ポイント
- 海外(1億円))・国内(5,000万円)旅行保険が利用付帯
- 国内空港ラウンジを無料で利用可能
- 追加カードの発行枚数に制限なし
- ETCカードの複数枚発行無料・年会費も無料
- カード利用でポイントが貯まる
JCBゴールド法人カードは、先ほど紹介したJCB一般法人カードのワンランク上のカードで、特徴は以下の通りです。
- ETCカードの発行枚数に上限なし
- 年会費などの維持費が比較的安い
- 利用可能枠は上限が決まっているので問題ないか確認が必要
これらの特徴も順番に見ていきましょう。
ETCカードの発行枚数に上限なし
JCB一般法人カードと同様、ETCカードの発行枚数に上限はありません。審査があるため申請した枚数が必ず発行されると断言はできませんが、現実的な枚数なら、特に問題なく発行できるでしょう。
年会費などの維持費が比較的安い
ゴールドクラスの法人カードですが、年会費や維持費が比較的安い点も、JCBゴールド法人カードを持つメリットのひとつです。本カードは年会費11,000円(税込)、追加カードは1枚につき年会費3,300円(税込)となります。
一般カードと同じく、インターネットからの申込みで初年度年会費無料キャンペーンをやっているため、起業直後は負担なく利用できます。
利用可能枠は上限が決まっているので問題ないか確認を
利用可能枠は、ゴールドクラスの法人カードとしては少なめの250万円。一般カードの2.5倍とはいえ、毎月の経費100万円程度なら問題なく回せますが、念のため毎月の必要経費がどれぐらいかかるかは見積もってください。
楽天ビジネスカード
年会費 | 初年度:11,000円(税込) 2年目以降:11,000円(税込) |
---|---|
ポイント還元率 | 1.0%~3.0% |
国際ブランド | |
電子マネー | |
発行スピード | 7営業日程度 |
追加カード | ETCカード 家族カード |
ETCカード発行手数料 | 無料 |
ETCカード年会費 | 無料 |
ETCカード発行期間 | お申し込みから通常約2週間 |
旅行保険 | 国内旅行保険・海外旅行保険 |
ポイント名 | 楽天ポイント |
締め日・支払日 | 締め日:毎月末日・支払日:翌月27日 |
申し込み条件 | 原則として20歳以上の安定収入のある方 |
必要書類 | ■公的証書(住民票の写しあるいは印鑑登録証明書)の原本いずれか1点か、下記のコピーいずれか2点 ・住民表の写し ・印鑑登録証明書 ・運転免許証 ・個人番号カード ・在留カード ・健康保険証 ・パスポート(日本政府発行) |
注目ポイント
- 世界各国の空港ラウンジ利用ができるプライオリティ・パス無料!
- 海外・国内旅行保険が自動付帯!
- 楽天ETCカード年会費無料!
- 誕生日月には楽天市場のお買い物がポイント4倍!
楽天ビジネスカードは、楽天プレミアムとセットで合計13,200円(税込)の年会費が必要なゴールドクラスの法人カードです。本カードの特徴は以下の通りです。
- ETCカードの発行枚数に上限なし
- 貯めやすく使いやすいポイント制度
- 個人利用の楽天プレミアムカードと利用可能枠が同じことに注意
これらの特徴について説明します。
ETCカードの発行枚数に上限なし
楽天ビジネスカードも、ETCカードの発行枚数に上限がありません。利用可能枠は300万円とまずまずで、複数枚のETCカードが発行できるメリットを生かせます。
貯めやすく使いやすいポイント制度
楽天ビジネスカードは、楽天ポイントが貯まります。通常利用でも100円(税抜)あたり1ポイントで、利用する際は1ポイント1円で使えますが、楽天市場で買い物をすると、常に4倍の楽天ポイントが手に入るポイントアップ制度があります。
貯まったポイントは毎月の支払いに充てることもできるため使い勝手が良く、経費節減に直接役立つメリットです。
個人利用の楽天プレミアムカードと利用可能枠が同じことに注意
楽天ビジネスカードを選ぶ際の注意点は、セットで保持する個人カード・楽天プレミアムカードと利用可能枠を共有している点です。個人利用で大きな買い物をすると、利用可能枠を超えてしまう危険性があります。
利用可能枠がぎりぎりの場合は、本当に楽天ビジネスカードでやっていけるか、自分のクレジットカード払いの傾向とあわせて確認しておきましょう。
JCB一般法人カード
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:1,375円(税込) |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5%~1.0% |
国際ブランド | |
電子マネー | |
発行スピード | 通常2~3週間 |
追加カード | ETCカード 家族カード |
ETCカード発行手数料 | 無料 |
ETCカード年会費 | 無料 |
ETCカード発行期間 | ウェブでお申し込み:約1週間 電話でお申し込み:約2週間 家族カードを発行してお申し込み:約2週間 |
旅行保険 | 国内旅行保険・海外旅行保険 |
ポイント名 | Oki Dokiポイント |
締め日・支払日 | 公式サイト参照 |
申し込み条件 | 法人または個人事業主。カード利用者は18歳以上のみ。 |
必要書類 | ■法人の場合 法人の本人確認書類(現在事項全部証明書か、履歴事項全部証明書のいずれか1点、発行日から6ヵ月以内の原本またはコピー)と代表者の本人確認書類(運転免許証など) ■個人事業主 個人事業主の本人確認書類 |
注目ポイント
- 追加カードの発行枚数に制限なし
- ETCカードの複数枚発行無料・年会費も無料
- カード利用でポイントが貯まる
- ビジネスシーンで活躍
- 初年度年会費無料!2年目以降も安価
JCB一般法人カードは、起業したばかりの個人事業主や小規模法人の経営者でも審査を通過しやすい法人カードです。年会費も安く、ETCカードの発行枚数に上限がないため、ETCカードを複数持ちたい方におすすめします。JCB一般法人カードの特徴は以下の通りです。
- 年会費は1,375円(税込)でETCカードは年会費無料
- ETCカード発行枚数に上限がない
- 利用可能枠の上限が100万円なので注意
これらの特徴について順番に説明します。
年会費は1,375円(税込)でETCカードは年会費無料
JCB一般法人カードは、維持費が非常に安くて助かる点が大きな特徴です。本カード・追加カードともに年会費は1,375円(税込)で、ETCカードは年会費無料です。また、インターネット限定で入会キャンペーンを行っていて、初年度は年会費が無料となっています。これだけ維持費が安いのに、ポイント制度がある点も大きな魅力です。
ETCカード発行枚数に上限がない
ETCの発行枚数に上限がない、という点もJCB一般法人カードの注目ポイント。個人事業主向けの法人カードは、あまりETCカードの枚数を多く作れないものもある中で、審査があるとはいえETCカードを何枚も作れます。ETCカードを複数作りたい方には大きな魅力です。
利用可能枠の上限が100万円なので注意
JCB一般法人カードは、一般カードということもあり、利用可能枠の上限が100万円と、個人カードとあまり変わらない金額です。ETCカードを複数人で持てるとはいえ、毎月経費は全員分が合算されるため、経費全体で毎月50万円以上かかる見込みの場合は、本カードに入会するかどうか検討の余地があります。毎月締め日近くなると利用限度額に達してしまい、全員が使いづらいという状況に陥ります。
まとめ
法人カードの中で、ETCカードを複数枚作れるカードをご紹介しました。ETCカードを複数枚作って従業員に配る場合は、毎月の経費がどのぐらいになるかをあらかじめ計算し、利用可能枠に問題のない法人カードを選ぶようにしましょう。
ETCカードを必要数分だけ作れる法人カードで、自分の使い方にあっているものはどれかをよく検討して、これはと思える一枚を見つけてください。