Amazonはデビットカードでも買い物できる?メリット・デメリットや注意点について解説
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大手通販サイトAmazonで商品を購入する際、デビットカードで代金を支払うことができます。
ただし、Amazonでデビットカードを利用する場合、次のような注意点があります。
- J-Debitは利用できない
- 口座残高以上の買い物はできない
- ポイントが貯まりにくい
もしデビットカードで支払うことにこだわりがないのであれば、デビットカード以外での支払いをおすすめします。
この記事では、Amazonでのデビットカード利用を検討している人に知ってほしい情報をまとめました。ぜひチェックしてくださいね。
スキラージャパン株式会社 代表取締役 / スキラージャパン株式会社
監修者伊藤亮太
伊藤亮太は「スキラージャパン株式会社」の取締役を務めるFP(ファイナンシャル・プランナー)。
慶應義塾大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻を修了しており、在学中にCFP®を取得。
その後、証券会社にて営業・経営企画・社長秘書・投資銀行業務に携わる。
現在は富裕層個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランの提案・策定・サポート等を行う傍ら、資産運用に関連するセミナー講師や講演を多数行う。
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Amazonの支払方法について
Amazonは大きく分けて、6種類の支払方法に対応しています。
クレジットカード・デビットカード・プリペイドカード
国際ブランドが付いているクレジットカードやデビットカード、プリペイドカードによる決済に対応しています。分割払いは不可で、 一括払いのみ利用可能です。
すべてのカードに対応しているわけではなく、下記のいずれかの国際ブランドを搭載している必要があります。
- VISA
- Mastercard
- アメリカンエキスプレス
- ダイナース
- JCB
- 銀聯(クレジットカードのみ)
主要な国際ブランドが網羅されているので、国内で発行されたクレジットカードなら基本的に利用可能です。
クレジットカードについては、下記の記事にまとめてあるので参考にしてください。
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伊藤亮太/ ファイナンシャルプランナー
皆様にとって真に必要なライフプランニングの設計、資産運用相談を承っております。中立的な立場から、ご相談に応じます。砂金取りという趣味も実益をかねて実践中です。詳しくはZIPANNINGで検索を。
【専門家の解説】
amazonを利用する時に、多くの方はクレジットカードで決済を行うと思います。
実はデビットカードでも決済ができることをご存じでしょうか。
デビットカードのメリットは、銀行口座内にある資金までしか利用できないため、後払いに不安がある方はメリットがあるといえます。
また、デビットカードでも支払った額に応じてポイント貯まります。
ただし、デメリットもあります。
例えば、すべてのデビットカードが利用できるというわけではなく、J-Debitには対応していないため注意が必要です。
また、クレジットカードよりはポイントが貯まりにくいかもしれません。
この他、返金はされるものの、注文内容の変更により、一時的に二重引き落としが生じる場合があるため注意してください。
クレジットカードの決済が嫌な方や、現金と同様の支払い方をしたい方は、amazonにおいてデビットカードでの支払い方を検討するとよいでしょう。
デビットカードは国際ブランドがついていないと利用できない
ただしデビットカードやプリペイドカードについては、 VISAやJCBなどの国際ブランドが付いているカードでないと利用できません。
金融機関のキャッシュカードをデビットカードとして利用する J-Debitは非対応です。
携帯決済も可能
NTTドコモやKDDIの携帯電話を利用している方は、キャリア決済サービスを利用して携帯電話料金と合算して支払うことが可能です。
対応している携帯キャリアと、決済サービスは下記の2種類です。
- NTTドコモ「docomo ケータイ払い」
- KDDI「auかんたん決済」
コンビニ・ATM・ネットバンキング
対象のコンビニやATM、ネットバンキングから代金を支払うことも可能です。
例えばコンビニはセブンイレブンやローソン、ファミリーマートといった主要なチェーン店には一通り対応しています。
- セブンイレブン
- ローソン、ミニストップ
- ファミリーマート
- デイリーヤマザキ、ヤマザキデイリーストア
- セイコーマート
- スリーエフ
それぞれのコンビニに設置されている端末の操作方法については以下のサイトをご確認ください。
電子マネー
いくつかの電子マネーにも対応していますが、基本的におサイフケータイに対応している端末が必要です。
- 楽天Edy(Edyカード、おサイフケータイに対応)
- Suica(Suicaインターネットサービス、モバイルSuicaに対応)
- iD(FeliCa搭載のおサイフケータイのみ対応)
- JCB PREMO
カードタイプの楽天EdyやSuicaで決済するためにはFeliCaポート「パソリ」などの読み取り機が必要です。
JCB PREMOは専用機器が不要で、専用サイトにカード情報を入力することで支払うことができます。
いずれもコンビニ店頭で支払うことはできないのでご注意ください。
代金引換
商品受取時に代金を支払う、代金引換にも対応しています。いわゆる代引ですね。
代引は発送ごとに代引手数料330円(税込)がかかります。また商品によっては代引を選択できなかったり、代引では配達できない地域があるので注意が必要です。
Amazonギフト券・ポイント・クーポン
Amazonギフト券やAmazonポイント、あるいは専用のクーポンコードを入力して支払うことも可能です。
ギフト券やポイントで全額支払えない場合は、残額分を他の方法で支払うことになります。
以上、Amazonが対応している支払方法について一通り確認してみました。次にデビットカードによる支払いについて詳しく説明します。
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伊藤亮太/ ファイナンシャルプランナー
皆様にとって真に必要なライフプランニングの設計、資産運用相談を承っております。中立的な立場から、ご相談に応じます。砂金取りという趣味も実益をかねて実践中です。詳しくはZIPANNINGで検索を。
【専門家の解説】
クレジットカードでの支払いが嫌な方は、amazonの場合ギフト券がありますので、コンビニなどで先に買っておき、ギフト券を利用する方法もあります。
デビットカードと共にご検討ください。
Amazonで利用できるデビットカードについて
デビットカードは大きく分けて2種類が存在します。
VISAデビットやJCBデビットなどと呼ばれる国際ブランドが搭載されているデビットカードと、金融機関が発行するキャッシュカードにデビットカードの機能を搭載したJ-Debitです。
国際ブランドが搭載されているデビットカードのみ対応
Amazonでは 国際ブランドが搭載されているデビットカードで決済することが可能です。
使い方はクレジットカードと同じで、券面に記載されているカード番号と名義人、有効期限などの情報を入力して決済します。
J-Debitは非対応
キャッシュカードで決済するという特性から、デビットカードと言えばJ-Debitのほうが馴染みがあるという方も多いかもしれませんね。
預金口座を開設すれば高校生などの未成年でも持てるので、VISAデビットなどより敷居が低いのも事実でしょう。
しかし残念ながら、Amazonは 国際ブランドが搭載されていないJ-Debitの決済に対応していません。
デビットカードで支払いたい場合は、J-Debitではなく国際ブランドが搭載されているデビットカードを用意しましょう。
デビットカード決済のメリット

それではデビットカードで決済すると、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。
クレジットカードのように使い過ぎる心配がない
例えばクレジットカードだと、預金口座に十分なお金が入っていなくても利用限度額まで決済することが可能です。つまり実際の支払能力以上に使い過ぎてしまう恐れがあります。
しかしデビットカードは口座残高以上の決済を行うことはできません。即時に引き落としが行われるので、 支払能力を超えている買い物を未然に防げます。
またクレジットカードとは異なり、デビットカードは発行にあたって審査が不要です。
カードによってはポイントが貯まる
カードによってはポイント還元や、キャッシュバックなどの特典が用意されています。
還元率はクレジットカードよりも低い傾向にありますが、 まったく割引がないコンビニやATMで支払うことに比べれば確実にお得です。
即時に決済されてすぐに配送手続きが行われる
またクレジットカードのように即時に決済が完了するので、すぐに配送手続きへと移ります。
これがコンビニ払いなら、注文後にコンビニへ行って支払手続きを済ませないと商品が発送されません。ATMやネットバンキングも同じく、注文完了から配送手続きが行われるまでの時間にラグが生じてしまいます。
すぐに商品が欲しい場合は、注文手続きだけで簡単に決済が完了するカード払いが便利です。
このようにデビットカードにはいくつかのメリットはありますが、もちろんデメリットもあります。
デビットカード決済のデメリット、注意点

デビットカードは使い過ぎを防げたり、審査なしで作れるという点ではクレジットカードよりも優れています。
しかしクレジットカードに対するデメリットは少なくありません。
口座残高以上の買い物はできない
デビットカードは口座残高が利用限度額となりますが、これはメリットでありデメリットでもあります。
例えば給料日前などで口座に十分なお金が入っていない場合、クレジットカードなら利用限度額さえ残っていれば決済することが可能です。
しかしデビットカードは 即時に引き落としが行われるので、クレジットカードのような融通は利きません。
J-Debitは非対応
実店舗ではJ-Debitに対応しているお店も多いのですが、Amazonでは利用できません。
すべてのデビットカードに対応しているわけではないので、カードで支払いたい場合は国際ブランドが搭載されているかどうか確認しましょう。
クレジットカードと比べるとポイントが貯まりにくい
デビットカードはクレジットカードと比べるとポイントやキャッシュバックの還元率が総じて低めです。
特にAmazonに限定して言えば、 1.5~2.5%の高還元率のクレジットカードが存在します。メモ
2021年11月1日より、Amazon Mastercard クラシック/ゴールドがリニューアルした、
- Amazonプライム会員用の「AmazonPrime Mastercard」
- Amazonプライム非会員用の「Amazon Mastercard」
の2種類のカードにリニューアルされることになり、還元率が変わります。
- Amazon Mastercard/Amazon Prime Mastercard(1.5~2%)
- Orico Card THE POINT(2%)
デビットカードのポイント還元率は、最高クラスの楽天銀行デビットカード(JCB)でも1%です。
コンビニやATMを利用して現金で支払うことに比べればお得ですが、クレジットカードと比べるとポイントが貯まりにくく、あまりお得ではありません。
注文内容を変更すると二重引き落としの状態になる
Amazonが販売・発送している商品は、購入から30日以内であれば返品や返金を受け付けています。
しかしデビットカードで決済した場合、引き落とされたお金が返金されるまでにラグが生じてしまいます。また注文内容を変更して金額が変動したり、すぐに再注文を行うと二重引き落としの状態になる可能性もあります。
いずれは返金されるので損するわけではありませんが、 一時的に2倍の金額が必要になってしまうかもしれません。
一方でクレジットカードで決済すると、引き落とし自体は注文から約1か月後に行われるため、二重に請求されるような事態にはなりにくいです。
このようにデビットカードはあまりお得ではなかったり、やや不便な点があったりします。
そこでおすすめの支払方法を1つ紹介します。
おすすめのクレジットカード不要な支払方法
クレジットカードを使わず、デビットカードよりもお得に支払う方法が1つあります。それはチャージタイプのAmazonギフト券です。
ギフト券と聞くと他の人にプレゼントするためのものだと思われるかもしれませんが、実はAmazonでは「チャージタイプ」と呼ばれる購入者が自分で使うためのギフト券が販売されているのです。
チャージタイプのAmazonギフト券のメリット
チャージタイプのAmazonギフト券を購入しておけば、いつでもAmazonの支払いに充当することが可能になります。
先にギフト券自体を購入する必要があるので、実際の支払能力以上に使い過ぎてしまう心配はありません。
また注文するたびにコンビニやATMで決済する必要がなく、クレジットカードやデビットカードのように即時に決済されるのがメリットの1つです。
チャージ金額に応じて最大2.5%のAmazonポイントを還元
1回のチャージ額 | 通常会員 | プライム会員 |
---|---|---|
5,000円~19,999円 | 0.5% | 1.0% |
20,000円~39,999円 | 1.0% | 1.5% |
40,000円~89,999円 | 1.5% | 2.0% |
90,000円~ | 2.0% | 2.5% |
チャージタイプの最大のメリットは、Amazonポイントの還元率です。
下記の支払方法で購入すると、 最大2.5%のAmazonポイントが付与されます。2.5%と言えばAmazon Masterard ゴールドと同率でかなりの高還元率です。
- コンビニ
- ATM
- ネットバンキング
ギフト券を購入するためにコンビニやATMへ行く手間はかかりますが、ネットバンキングを利用している方ならインターネット上ですべての手続きが完結します。
多少手間がかかったとしても、デビットカードよりもお得に買い物することができます。 非プライム会員でも最大で2%のAmazonポイントが付与されるので、並のクレジットカードよりも高還元率です。
利用限度額はチャージ残高以上
チャージタイプのギフト券で購入する場合、基本的にはチャージ残高が利用限度額となります。
しかし実際には、ギフト券は他の支払方法と併用することが可能です。ギフト券だけで全額支払えなければ、残額分をカードやコンビニなどで支払うことができます。
デビットカードのように口座残高に制限されるわけではなく、しかしクレジットカードを使わなければ支払能力以上に使い過ぎてしまうこともないので安心です。
即時に決済されてすぐに配送手続きが行われる
クレジットカードやデビットカードと同じく、ギフト券は即時に決済が完了します。
あらかじめチャージしておく必要はありますが、注文するたびにコンビニへ行く必要はありません。また商品の在庫があればすぐに発送されます。
このようにチャージタイプのギフト券は、他の支払方法の良いところ取りと言えますね。
さらにこんなメリットもあります。
注文キャンセルや返品などの処理も速い
Amazonギフト券はAmazon自身が管理しているので、注文をキャンセルしたり返品した際の返金処理もスムーズです。
ATMやネットバンキングで支払った場合、Amazonが返品された商品を受け取ってから返金処理を行うまでに1週間から3週間もの日数を要します。ギフト券での返金を希望すれば1~3日程度で返金してもらうことも可能ですが、現金で持っていたはずのお金がギフト券に変わってしまいます。
またクレジットカードで支払った場合、締日のタイミングによってはキャンセル処理が追い付かずに二重請求となってしまい、返金に時間がかかってしまう可能性があります。
しかしAmazonギフト券で購入した場合は、1~2日程度で返金されます。確実に短期間で返ってくるので1番安心です。
チャージタイプのAmazonギフト券のデメリット
良いところ取りをしたようなAmazonギフト券ですが、デメリットが2つだけあります。
一定額チャージしないとポイント還元率は低くなる
最低でも 5,000円以上チャージしないとAmazonポイントが付与されず、1回である程度の金額をチャージしないとお得になりません。
Amazonをよく利用するなら大したデメリットではないかもしれませんが、少額の商品しか購入しないのであればギフト券を利用するメリットがほとんどなくなってしまいます。
またAmazonギフト券や、付与される Amazonポイントには有効期限があります。
チャージ残高やAmazonポイントには有効期限がある
Amazonギフト券は発行から 10年間有効です。以前は1年間で失効してしまいましたが、現在はどのタイプのAmazonギフト券も10年間有効になりました。
10年間もあれば失効してしまうことはないかもしれませんが、チャージ特典として付与されるAmazonポイントについては最後の買い物から1年間が有効期限です。1年間まったくAmazonを利用しなければポイントが消滅してしまうので、こちらに注意する必要があります。
以上の2点には気を付けないといけませんが、定期的に利用していればギフト券もポイントも無駄になることはありません。
まとめ
Amazonは、 国際ブランドが搭載されているデビットカードなら利用することができます。
J-Debitは非対応なので、デビットカードを利用したい場合はVISAやJCBなどの国際ブランドが付いているかどうかしっかりと確認しましょう。
「クレジットカードは使い過ぎてしまうのが怖いから、デビットカードを使っている」という方も多いかと思われますが、デビットカードは還元率が低いのであまりお得ではありません。
そこでおすすめなのが、 チャージタイプのAmazonギフト券です。
チャージタイプのAmazonギフト券は使い過ぎてしまう心配がなく、それでいてある程度まとまった額をチャージすればクレジットカード並に還元されるお得な支払方法です。
「クレジットカードは持ちたくないけどお得に買い物したい」という方は、チャージタイプのAmazonギフト券で支払うことをおすすめします。
この記事を書いた著者:
GARNET スマートフォンや格安SIMなどの話題が好きなブロガーです。 自分にとってベストなクレジットカードを模索中。
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