マイカーローンのシミュレーションであなたに合った返済プランを立てる方法
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人生でもっとも高額な買物のひとつが自動車ですよね。
自動車は新車なら数百万円するケースが当たり前ですし、中古車でも新車時の価格が高い車であれば相当な金額となる場合が多くあります。
そのため、多くの人が車購入のために資金確保としてマイカーローンの利用をします。
そこで重要となるのが事前の返済シミュレーションです。
返済シミュレーションをしておけば、購入前に手数料や月々の返済額が分かるため、どんな感じで返済していくのか把握することが可能です。
よって、自分に合った返済プランが立てやすくなり計画的な利用をすることが出来ます。
そこでこの記事では、マイカーローンのシミュレーションについて徹底解説しています。
この記事を読んでもらえれば、マイカーローンのシミュレーションを利用してあなたに合った返済プランを立てる方法が分かります。
武藤 英次 / ファイナンシャルプランナー
人生で購入するものの中でも、自動車はトップクラスの高額商品のひとつでしょう。 最近では、軽自動車であっても新車で200万円近い価格設定も珍しくなくなっているのには驚かされます。 そのため現金一括で支払いたい気持ちがあっても、多くの方はマイカーローンに頼らざるを得ないのが現状です。 しかし実際にマイカーローンを利用するとなると ・月々の返済額はどのくらいだろうか ・支払利息は高額にならないだろうか と言った不安を持たれる方も少なからずいらっしゃることでしょう。 そこで、こちらの記事ではこうした疑問をスッキリ解消できる「返済シミュレーション」について徹底解説していきます。 ぜひ参考にしていただき、あなたにとってベストなマイカーローン活用法を見つけ出してください。
ファイナンシャルプランナー / 美樹ライティングオフィス
監修者武藤 英次
成蹊大学経済学部経営学科卒。地方銀行勤務中にカードローンを含む個人・法人の融資業務などを幅広く担当。
2016年3月に美樹ライティングオフィスを開業し代表を務める。
趣味は一眼レフでの写真撮影、5人家族でのおでかけ、ピアノ演奏、甲子園を目指す長男の高校野球応援など。
カナヘイのピスケ&うさぎグッズを大量コレクト中。株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。
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マイカーローンは事前のシミュレーションが重要
マイカーローンを利用する時は事前に返済計画のシミュレーションを利用しておき、どのような返済になるのかを確認しておくことが必須です。
マイカーローンの借り入れには手数料がかかりますし、それは金利・借入額・返済期間などによっても変ります。
また、毎月の返済額も借入額や返済期間などによって異なるため、そうした金額がいくらなのかを事前にシミュレーションをして確認しておく必要があるのです。
きちんとした返済計画が立てられる
返済計画のシミュレーションをしておけば、きちんとした返済計画が立てられます。
マイカーローンを取扱っている金融機関には大抵、返済シミュレーションができるページがありますがそれを利用すれば以下のような項目が簡単に分ります。
- 手数料
- 総支払額
- 返済期間
- 毎月の返済額
こうした部分を確認できますので、事前にどのような返済プランになるのかを知ることが可能なのです。
そのため、ご自身に合った無理のない返済計画を立てることが可能になるんですね。
マイカーローンの年間返済額は年収の30%までが限度
マイカーローンの1年間の返済額は年収の30%までが限度と知っておきましょう。金融機関の審査では「返済負担比率」と呼ばれる指標が使われています。この返済負担比率は「1年間の総返済額が年収に対してどれくらいの比率なら安全なのか?」を判断するための大切な指標で年収の30%以内が目安となります。
たとえば、年収500万円の人なら30%の150万円までが借入額上限の目安となります。
年収の30%はあくまで目安!
返済負担比率の年収の30%が上限というのは、実はあくまで目安にしか過ぎません。
金融機関によって審査基準は異なりますし、30%以下でも審査落ちとなる可能性はゼロではありません。
ただし30%というのは、支払不能になる危険が高まるボーダーラインであるのは事実です。
実際のところ、返済負担比率が年収の30%ギリギリとなると返済が苦しく感じられる方が多くなります。
たとえば先ほどの年収500万円のケースでは返済負担比率が年収30%ですと1年間に150万円もの支払が必要になります。
毎月12万円超の返済が手取り30万円程度から差し引かれることが、いかに大変かをイメージしてみてください。
以下は年収500万円の年間の返済額です。無理のない返済プランを決めるための参考にしてください。
返済負担比率 | 1年間の返済額 |
---|---|
25% | 125万円 |
20% | 100万円 |
15% | 55万円 |
10% | 50万円 |
5% | 25万円 |
返済負担比率の算出方法
返済負担比率の算出方法は以下のとおりです。
返済負担比率=1年間の総返済額÷年収×100
たとえば、年収500万円の人が1年間に80万円を返済する場合ですと以下のように計算します。
80万円÷500万円×100=16%
上記のケースの場合は年収に対しての返済負担率は16%となります。
返済負担率はこのように求めればOKです。
返済負担率は他社への返済額も含めること!
返済負担率は他社への返済額も含める必要があります。
たとえば現在、住宅ローンやカードローン、ショッピングローン、クレカの分割払い・リボ払いなどを利用しているとしましょう。
これらの年間の返済額もマイカーローンと一緒に返済負担率へ含めなくてはいけません。
よって、他社のローンなどの利用がある場合はこれらも考慮して返済負担比率を考えるようにしてください。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 武藤 英次の一言コメント!
「憧れの車に手が届きそう」という状況になると、誰でも気分が高揚して冷静な判断が難しくなりがちです。
自動車の販売会社も「〇日までに決めてください」と言った常套句で契約を迫ってくることは良くあります。
ギリギリでも審査が通るなら、何とかして愛車を手に入れたい気持ちとなるのは理解できなくもありません。
しかしローンを組んだ翌月からは厳しい返済が待っていることは忘れてはならない現実です。
友人や両親などからの借金であれば「今月はちょっと待って」などといった甘えも通用するかもしれません。
しかし金融機関からのローンではそのような甘えは通用しないのです。
武藤さん
各機関が出しているシミュレーションを参考にする
マイカーローンを扱っている金融機関では、公式サイトに返済シミュレーションがあるケースが多いです。
そのため、返済計画のシミュレーションをする時は申込先のシミュレーションを利用するのが一番オススメです。
そこでこの章では「三井住友銀行のシミュレーション」を利用して、返済プランの立て方を解説していきます。
今回は以下の条件でローンを組むと仮定しましょう。
- ローン金額:300万円
- ボーナス返済:50万円
- 借入期間:5年
- 金利:年3.0%
上記のケースですと以下のような返済プランになります。
毎月の返済額 | 44,921円 |
---|---|
ボーナス月の返済額 | 99,138円 |
手数料 | 237,443円 |
総返済額 | 3,237,443円 |
この状態から返済プランを変更したい場合は以下の4つを変更します。
- 金利 返済期間
- ローン金額
- ボーナス払いの金額
それではそれぞれを変化させた場合の返済プランを確認していきましょう。
金利を変化させたケース
金利 | 毎月の返済額 | ボーナス月の返済額 | 支払利息 | 総返済額 |
---|---|---|---|---|
変更前(年3.0%) | 44,921円 | 99,138円 | 237,443円 | 3,237,443円 |
年1.0% | 42,734円 | 94,119円 | 77,879円 | 3,077,879円 |
年2.0% | 43,819円 | 96,610円 | 157,034円 | 3,157,034円 |
年5.0% | 47,178円 | 104,307円 | 401,920円 | 3,401,920円 |
年8.0% | 50,690円 | 112,335円 | 657,852円 | 3,657,852円 |
当然ですが、金利が低いほど手数料も安くなりますので毎月の返済額も抑えられます。
とくに明確に違うのが手数料と総返済額です。
自動車ローンの場合、ローン金額が高額になるケースが多いため、金利が年1.0%違うだけでも手数料と総返済額が大きく違います。
金利が年3.0%の時の手数料は237,443円で総返済額は3,237,443円でした。しかし、金利年2.0%になるだけで手数料は157,034円で総返済額は3,157,034円とかなり差があります。
このため、なるべくなら金利が低いマイカーローンを利用したいものです。
▼こちらでは低金利でおすすめのマイカーローンについて紹介しているので、ご参考にしてください。
返済期間を変化させたケース
返済期間 | 毎月の返済額 | ボーナス月の返済額 | 手数料 | 手数料 |
---|---|---|---|---|
変更前(年5年) | 44,921円 | 99,138円 | 237,443円 | 3,237,443円 |
年3年 | 72,703円 | 160,465円 | 143,859円 | 3,143,859円 |
年8年 | 29,323円 | 64,705円 | 381,164円 | 3,381,164円 |
年10年 | 24,140円 | 53,262円 | 479,196円 | 3,479,196円 |
返済期間を変化させた場合、おもに以下の2つの変化があります。
- 返済期間を短くすると毎月の返済額は増えるが手数料が減る
- 返済期間を長くすると毎月の返済額が減るが手数料が増える
こうした特徴を理解しておき返済プランを立てる必要があります。
たとえば、手数料を抑えたいなら毎月の返済額が大きな負担にならない範囲で返済期間を短くする、毎月の返済額を低くしたいなら手数料のことも考えながら返済期間を長くするというようにします。
ローン金額を変化させたケース
毎月の返済額 | ボーナス月の返済額 | 手数料 | 総返済額 | |
---|---|---|---|---|
変更前(300万円) | 44,921円 | 99,138円 | 237,443円 | 3,237,443円 |
100万円 | 8,984円 | 63,201円 | 81,188円 | 1,081,188円 |
200万円 | 26,953円 | 81,170円 | 159,307円 | 2,159,307円 |
ローン金額は少ない方が毎月の返済額や手数料を抑えることが出来ます。
逆にローン金額が増えるほど、毎月の返済額や手数料も大きくなってしまいます。
このため、頭金や下取りなどを利用してマイカーローンの価格自体をなるべく抑えておくのがおすすめです。
ボーナス払いの金額を変化させたケース
毎月の返済額 | ボーナス月の返済額 | 手数料 | 総返済額 | |
---|---|---|---|---|
変更前(50万円) | 44,921円 | 99,138円 | 237,443円 | 3,237,443円 |
0円 | 53,906円 | 53,906円 | 234,333円 | 3,234,333円 |
10万円 | 52,109円 | 62,952円 | 234,941円 | 3,234,941円 |
30万円 | 48,515円 | 81,045円 | 236,190円 | 3,236,190円 |
70万円 | 41,327円 | 117,230円 | 238,682円 | 3,238,682円 |
ボーナス払いの金額を変化させた場合、おもに変化するのは「毎月の返済額」と「ボーナス月の返済額」です。
ボーナス払いの金額が大きいほど毎月の返済額は安くなりますが、ボーナス月の返済額は大きくなります。
逆にボーナス払いの金額が小さいほど毎月の返済額が高くなり、ボーナス月の返済額は安くなるのです。
そのほかの手数料や総返済額については大きくは変化しません。
これは返済期間が同じであるため、手数料を支払う回数が変わりないからです。
そのため、ボーナス払いの金額のみを変化させる場合は「毎月の支払額を抑えて、ボーナス月のみ多めに支払いたい」というような目的でするのが最適です。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 武藤 英次の一言コメント!
ボーナス月の割増返済を併用すると、毎月の返済額を抑えることができます。
しかしながらあまりボーナス返済額を多めに設定するのはリスクが大きくなります。
最近では超大手企業であっても業況不振でボーナスカットが普通に行われるようになっています。
万が一当てにしていたボーナスが入らなかったとしたら、多額のボーナス払いにより一気にピンチになってしまいかねません。
最初からボーナス払いを当てにするのではなく、無事にボーナスが入って余裕があるときに「繰り上げ返済」をするといったスタイルがおすすめです。
武藤さん
返済計画を立てるポイント4つ!
ここからは返済計画を立てるポイントについて解説していきます。
返済計画を立てるには、以下の4つのポイントに注目しておくことが必須です。
- 返済期間
- 手数料と総返済額
- 毎月の済額
- 年間の総返済額
返済期間
手数料・総返済額・毎月の返済額に直結するのが返済期間です。
返済期間が短い場合は毎月の返済額が多くなりますが、手数料と総返済額は抑えることが出来ます。
逆のケースですと、毎月の返済額は少なくなりますが、手数料と総返済額が大きくなります。
手数料と総返済額
手数料と総返済額の確認は必須です。
手数料と総返済額が多すぎると感じる場合は返済期間を短めにします。
逆に「この程度の手数料と総返済額なら、もう少し月々の返済額を抑えたいな」というような場合であれば返済期間を長めにします。
毎月の返済額
「毎月いくらずつ返済するのか?」という部分も確認が必要です。
もし、毎月の返済額が多すぎると感じるなら返済期間を長めにしましょう。
そうではなく、「もう少し返済額を増やせる余力がある」というなら、返済期間を短くするのがおすすめです。
そうすれば支払回数が減りますので、手数料と総返済額を抑えることができます。
年間の総返済額
年間の総返済額も確認しておかなくてはいけません。
先にもお伝えしたように、1年間の返済負担比率は年収に対して30%が上限です。
これ以上になると返済が難しくなる可能性が高いため、年間の総返済額はどんなに多い倍でも年収の30%を超えないように返済計画を立てるようにしてください。
また、年収の30%はあくまで上限であり、実際に年収の30%の金額を1年に返済するとなるとかなりの負担になります。
そのため、年間の総返済額は年収の20%以内に留めておくのがおすすめです。
年間の総返済額は「毎月の返済額×12」で割り出せます。
あとは「年間の総返済額÷年収×100」で返済負担比率を割りだし、これが20%以内なるように返済計画を立てればOKです。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 武藤 英次の一言コメント!
マイカーローンに限らず、金融機関のローンの返済では「返済額を増やすのは簡単」なのに対して「返済額を減らすのはかなり難しい」点に注意が必要です。
余裕を持った返済額に設定しておいて、余裕ができたらまとめて繰り上げ返済することは(一部の例外を除き)難しいことはありません。
しかしギリギリの返済に設定しておいて、途中から「苦しいので返済額を減らす」ということは原則としてできないことが大半です。
右肩上がりに給料が上がる時代であれば、ギリギリの返済でも問題なかったかもしれませんが、コロナ禍で先行き不透明な時代には、ある程度余裕を見ておかないと危険です。
武藤さん
返済がなかなか進まない時はどうすればいい?
「しっかり返済を行なっているのに全然ローン残高が減らない・・・」、返済計画の立て方によってはこのような事態に陥ってしまうケースもあります。
この章ではなぜそうした事態に陥ってしまうのかを解説していきます。
返済が上手くいかない理由
返済が上手くいかない一番の原因は「毎月の返済額が少ないから」です。
毎月の返済額が少ないとローン残高の減りが遅くなってしまうため、「返済しても返済してもローン残高が減らない」という事態になってしまうのです。
そのため、返済がなかなか進まない時は「繰上げ返済」をするのが有効です。
繰上げ返済とは、毎月の返済額とは別に任意で返済をすることです。
たとえば、毎月の返済額が1万円だとし、「今月は臨時収入があったからもう5,000円多く返済したいな」というような時にするのが繰上げ返済です。
この繰上げ返済をすれば、ローンの残高が早く減りますので返済期間を短縮でき、手数料も減らせるというメリットがあります。
ただし、金融機関によっては繰上げ返済時に「繰上げ手数料」がかかる場合があります。
また、繰上げ返済自体が出来なかったり、回数の制限があったりする場合もありますので事前によく確認しておきましょう。
その他、繰上げ返済をしても通常の返済はありますのでその点は注意が必要です。
返済が上手くいかないそのほかの理由
返済が上手くいかない理由には、毎月の返済額が少ないというもの以外の原因も存在します。
その代表的なものは以下の4つです。
- ローン金額が大きすぎる
- 返済期間が長すぎる
- 返済期間が短すぎる
- 年間の返済額が多すぎる
ローン金額が大きすぎる
そもそもローン金額が大きすぎる場合、どうやってもスマートな返済が出来ません。
ローン金額が大きすぎる場合、必然的に返済期間を長く取ることになります。
そうしないと毎月の返済額が大きくなってしまうからです。
返済期間を長く取れば取るほど、手数料と総返済額が増えてしまうのは何度も説明したとおりです。
このため、ローン金額が大きすぎると上手な借入が出来なくなります。
そうしたことから、貯金や下取りを利用するなどして頭金を用意し、できる限りローン金額を下げたいとことです。
返済期間が長すぎる
返済期間が長すぎる場合、手数料と総返済額が大きくなってしまうため、思ったような返済ができない場合があります。
そうした事態にならないためには、毎月の返済額が大きな負担にならない範囲で返済期間を短くするのが有効です。
また先の解説とおり、ローン金額をできるだけ下げるという手もあります。
返済期間が短すぎる
返済期間が短すぎる場合、毎月の返済額が多くなってしまい返済が上手くいかないことがあります。
返済期間を短くすれば手数料を抑えられるというメリットがあるのですが、その分毎月の返済負担は大きくなるというデメリットもあります。
このため、そうした部分もしっかり理解して返済計画を立てなくてはいけません。
年間の総返済額が多すぎる
年間の総返済額が多すぎると返済が苦しくなります。
何度もお伝えしているように、1年間に返済する金額は年収の30%以内に留めなくてはいけません。(できれば20%以内がおすすめです)
年収の30%を超えてしまうと支払不能に陥る危険域とされるからです。
返済が遅延した場合の対策
「返済日をど忘れしてしまい遅延してしまった」、「お金がなくて返済できなかった」、返済期間中にはこのようなケースもあるでしょう。
返済を遅延すると以下のようなデメリットが発生してしまいます。
- 遅延損害金が発生する
- 信用情報に傷がつく
- 催促の電話や手紙がある
- 最悪、車両引き上げもある
このため、できる限り返済の遅延は防ぐべきですが、万が一遅延してしまった時どうすれば良いでしょうか?
もし、遅延してしまった場合はすぐローン会社に連絡を入れましょう。
こちらからすぐに連絡を入れればローン会社側の心象が違いますし、なんらかの代替案を提案してくれることもあります。
たとえば、「ローン期間の延長」や「その月は手数料のみの支払でOK」といった提案をしてくれる可能性があります。
このため、返済遅れしてしまった時はすぐにローン会社に連絡するようにしてください。
ただし、ローン会社に連絡する時はただ「返済できなかった」と伝えるだけではいけません。
それではローン会社が「なぜ支払できなかったのか?」、「今後支払できる予定なのか?」、「そもそも支払意思があるのか?」という部分が確認できません。
そのため、以下のような項目をローン会社にきっちりと伝えましょう。
- 支払できなかった理由
- いくらなら支払えるのか
- いつ支払えるのか
- 支払できる根拠(給料日など)
まとめ
マイカーローンで失敗しないためには自分に合った返済計画を立てることが重要です。
そのためには事前に手数料や総返済額、毎月の返済額といった項目をしっかり調査しておき、ローンを組んだ後どのような感じで返済していくのかを確かめておく必要があります。
そうした部分を確認しておかなければ、高い確率で「失敗した!」と後悔してしまうことになります。
そこで重要となるのがシミュレーションなのです。
各金融機関にあるシミュレーション機能なら、こうした部分を簡単に把握できますので必ず申込前に利用して、自分に最適な返済計画が立てられるかを確認しておきましょう。
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2級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 武藤 英次の一言コメント!
マイカーローンを借りた場合には必ず、借りたお金に利息を付けて返済していく必要があります。
支払う利息は、現金で購入するよりも余分に払わなければならないお金ですから可能な限り少なくしたいものです。
実際の利息の金額は以下の3つのポイントに注意しなければなりません。
・借りた金額が多いほど支払利息が増える
・借りる期間が長いほど支払利息が増える
・借りる金利が高いほど支払利息が増える
少しでも支払う利息を減らしたいのであれば
・借りる金額は1円でも少なく
・借りる期間は1日でも短く
・金利は0.1%でも低く
するのが鉄則となります。
ただし毎月の返済額に余裕が無いと、途中で返済が行き詰まってしまいかねません。
そこで大切なのが返済シミュレーションの活用です。
無理なく返済できる範囲で無駄な利息を払わないようなベストなプランを見つけるようにしましょう。
武藤さん