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ゆうちょ銀行カードローンについてFPが紹介|メリットから弱みまで詳細解説!

ゆうちょ銀行カードローンについてFPが紹介|メリットから弱みまで詳細解説!

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「ゆうちょ銀行でカードローンの案内を受けたけど、よい商品なのかわからない」

「ゆうちょ銀行のカードローンなら安心して利用できるかな?」など、ゆうちょ銀行が直接取り扱うカードローンについては、あまり知られていないだけに疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。

ゆうちょ銀行が取り扱うカードローンは、「したく」というサービス名で展開されています。

ゆうちょ銀行カードローン「したく」は、どのような商品なのでしょうか。

ここでは、ゆうちょ銀行カードローン「したく」について、詳しく解説します。

飯田道子さん

飯田さん

1級ファイナンシャルプランニング技能士
監修者 飯田 道子の一言コメント!

ゆうちょでお金が借りられるの?と思ってる人もいるかもしれませんが、ゆうちょ銀行にもカードローンがあり、今現在はスルガ銀行が窓口となって取り扱いが行われています。ただし、新規での申し込みを中止していますので、新たに申し込むことはできませんが、すでに申し込みを済ませている人は使うことは可能です。いったいどのようなカードローンなのか、解説します。

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ゆうちょ銀行カードローンはどんなローン?

ゆうちょ銀行は、2005年に公布された「郵政民営化法」によって国営だった郵便貯金が民営化し、名称が改められた銀行です。

ゆうちょ銀行は2007年に発足し、日本郵政公社から一部の事業を引き継いで営業を開始しました。国内で最も大きな預金残高を持ち、日本最大の金融機関となっています。

そんなゆうちょ銀行が直接取り扱う、ゆうちょ銀行カードローンしたくは、スルガ銀行のローン契約を媒介するかたちで提供されているカードローンです。

したがって、契約自体はスルガ銀行との契約になりますので、あらかじめ注意しておきましょう。

ゆうちょ銀行カードローンしたくの特徴は下記のとおりです。

ゆうちょ銀行カードローンしたくの特徴

ゆうちょ銀行カードローン「したく」は、大変残念ながら2018年10月31日(水)受付分で新規申込終了となります。その理由はゆうちょ銀行カードローン「したく」がスルガ銀行の商品であることにあるのです。

じつはゆうちょ銀行の個人向けローンは、スルガ銀行の商品を媒介しているにすぎません。
スルガ銀行には2018年10月に金融庁から行政処分が下されています。

それを受けてゆうちょ銀行としても、これ以上スルガ銀行の商品販売は継続できないとの判断となったわけです。

すでに契約中の人は今後もそのまま利用可能

現在ゆうちょ銀行カードローンを利用中の人は、今後は使えなくなってしまうのか心配になるかもしれませんね。
しかし今回は新規受付を終了するのみで、すでに契約されているカードローンは継続して利用できます。

なおスルガ銀行には一部業務停止命令がなされていますが、投資用不動産向け融資だけが停止となっています。
カードローンを含むその他の銀行業務は通常通りとなっていますので、ひとまず安心して利用できそうですね。

ゆうちょ銀行と普通の銀行のサービス内容で違いはある?

前項でも解説したとおり、ゆうちょ銀行カードローン「したく」は、実質的にはスルガ銀行のカードローンです。
そのため、基本的なサービスでは一般的な銀行カードローンと同じような特徴を持っています。
とくにスルガ銀行直営のカードローンとは多くの共通点が見つかるのです。

ただし、スルガ銀行直営のカードローンとは、いくつか異なる点もあります。

主な違いをまとめると以下のようになります。

ゆうちょ銀行
カードローン「したく」
スルガ銀行
カードローン
FPのひとくちメモ
利用限度額500万円10万~800万円上限額がスルガ銀行カードローンのほうが少し高め
利率7.0%~14.9%年3.9%~14.9%スルガ銀行の下限金利が低いのは利用上限額が高いため
返済方法
  • 専用カード入金
  • 専用カード入金
  • スルガ銀行口座からの自動引き落とし返済も可能
  • 振込
ゆうちょ銀行「したく」は口座振替返済不可

キャッシング手数料0円のATM
平日7:00~18:00
土曜日9:00~14:00

※土曜日は祝日を除く

  • スルガ銀行
  • ゆうちょ銀行
  • コンビニATM(セブン銀行、イーネット)
  • イオン銀行
  • タウンネットワークサービス
利用可能なATMはどちらも共通
キャッシングは時間内取引のみ利用手数料0円
保証会社
  • SDP(株)

    ※スルガ銀行グループ

  • スルガ・キャピタル(株)

    ※スルガ銀行グループ

  • (株)オリエントコーポレーション
保証会社がそれぞれ異なり、またスルガ銀行カードローンは2社のいずれかが指定される
その他-ガン保証特約付きスルガ銀行のガン保証特約付きは他に類を見ない

上記の表の中では「利用限度額」および「利率」が気になるかもしれませんね。
しかしこの違いが関係するのは、ほんの一握りの人だけです。

100万円以上のカードローン契約というのは、一般的に見ても非常に少なくなっています。

またスルガ銀行の下限金利が低く見えるのは、利用限度額の上限が高めに設定されていることによります。
年3.90%が適用されるのは、ごくごく一部の人のみなのです。

それよりもFP目線で気になるのは「返済方法」についてです。
スルガ銀行では口座振替返済を利用可能ですが、ゆうちょ銀行では専用カードでのATM返済しか利用できません。

毎月20日から翌月1日までの間に、忘れずに返済手続をしなければならないということになります。

ゆうちょ銀行カードローンは資金用途も自由

ゆうちょ銀行カードローン「したく」では、一般的なカードローンと同じく、お金の使いみちに制限はありません。

  1. 金利年7.0%~14.9%の固定金利
  2. 限度額は500万円(初回利用時は300万円まで)
  3. 口座開設不要で利用可能
  4. 毎月の最低返済額が3,000円からなので返済しやすい
  5. 利用明細書を発行しないプランを選択可能
  6. 満20歳以上、満70歳以下の安定した収入のある人なら申し込み可能、76歳まで利用できる

それぞれ簡単に解説します。

金利は少し高めの水準

ゆうちょ銀行カードローンしたくの金利は年7.0%~14.9%です。
この水準は消費者金融カードローンよりも低く、利息を節約できます。

ただし、銀行が取り扱うカードローンの中では少し高めの水準となっていますので、その他のポイントを比較して選択するといいでしょう。

融資限度額は若干低め

ゆうちょ銀行カードローンの融資限度額は500万円までとなっています。
初回利用時は300万円までと制限されていますので、使い過ぎることがありません。

融資限度額500万円という水準は、銀行カードローン全体では若干低めです。
しかし、実際のところ融資限度額が利用者に影響するケースは非常に少ないのです。

どういうことかというと、融資限度額自体と、個々に設定される限度額は、比例しないのです。
さらに、最大融資額である500万円を借入するには、それ相応の返済能力が必要です。

銀行が取り扱うカードローンは総量規制の対象ではありませんが、返済能力を著しく超えた融資を行うことはありません。

したがって、大半のケースでは、返済能力として問題ないとされる「年収の3分の1」までを限度に、個々の限度額が設定されます。

これを踏まえて、ゆうちょ銀行カードローンしたくの融資限度額である500万円を借入しようとした場合、500万円の3倍、すなわち年収1500万円前後のステータスが必要と考えられるのです。

カードローン利用者のほとんどは、100万円以内の少額利用者ですから、融資限度額が利用者に影響するケースは極めて少ないといってもいいでしょう。

つまり、融資限度額が他社に比べて少し低めの500万円であっても、まずデメリットになりません。融資限度額よりも、その他のポイントを比較するといいでしょう。

飯田道子さん

飯田さん

1級ファイナンシャルプランニング技能士
監修者 飯田 道子の一言コメント!

利用限度額は500万円までなのですが、初回の利用限度額は300万円までに制限されています。どうして最初は少ないの?と思うかもしれませんが、300万円まで借りられるなら充分ではないでしょうか。銀行の場合、総量規制はないため、年収の3分の1までという借入制限はないものの、審査が軽くなるという訳ではありません。借りられる金額と返済できる金額は違うことを知っておいて下さい。

口座開設不要で利用可能

ゆうちょ銀行カードローンしたくは、口座開設不要で利用できます。

銀行カードローンの場合、口座開設を必須としているケースが多く、通常のカードローン契約とは別に口座を開設する手間がかかってしまうこともあります。

ゆうちょ銀行カードローンしたくでは銀行口座を開設することなく契約できますので、簡単かつスムーズに手続きを完了させられるでしょう。

毎月の最低返済額が3,000円からなので返済しやすい

ゆうちょ銀行カードローンしたくの最低返済金額は、月々3,000円からとなります。

この水準は銀行カードローン全体の中でも低く、負担の少ないカードローンだといえるでしょう。

返済金額が少ないことで得られる大きなメリットは、「返済を自由に計画できること」です。

例えば、最低返済額が月10,000円のカードローンを利用した場合、いくら生活が厳しくても10,000円以上を返済しなければ、滞納扱いとなってしまいます。

対して、ゆうちょ銀行カードローンしたくでは、経済的に厳しい月は3,000円、余裕のある月には15,000円、というように、ご自身のライフスタイルに合わせて返済計画を決定できるのです。

このサービスは、「子供がまだ小さいからゆっくり返済したい」という人や、「収入が安定していないので、毎月同金額の返済が難しい」という人にとっては非常にありがたいサービスだといえるでしょう。

ただし、毎月の最低返済額は残高に比例して大きくなりますので、借り過ぎには注意しましょう。

利用明細書を発行しないプランを選択可能

カードローンはその性質上、「周囲の人に知られることなく利用したい」という人も非常に多いサービスです。

その場合に、非常にネックとなりやすいのが「利用明細書」です。
カードローンの利用明細書は、残高や次回の返済額などが記載されていますので、誰かに見られてしまった場合、カードローンの利用事実が知られてしまいます。

ゆうちょ銀行カードローンしたくでは、利用明細書を発行しないプランを任意で選択できます。
「周囲にバレると困る」という人でも利用しやすいカードローンだといえるでしょう。

20歳以上、70歳以下の安定した収入のある方なら申し込み可能、76歳まで利用できる

ゆうちょ銀行カードローンしたくの申し込み可能年齢は、「20歳~70歳」となっています。
70歳まで申し込みが可能な商品は銀行カードローン全体でも少なく、この点はゆうちょ銀行カードローンしたくの大きなメリットだといえるでしょう。

このように、ゆうちょ銀行カードローンしたくにはさまざまな特徴があります。
しかし、カードローンの利用を検討中の人からすれば、「ゆうちょ銀行には安心感はあるけれど、実際、大手銀行カードローンのサービスと比べたらどちらがお得なのか」と、他行との比較が気になるのも無理はありません。

そこで次に、大手銀行カードローンとゆうちょ銀行カードローンしたくを徹底的に比較します。

飯田道子さん

飯田さん

1級ファイナンシャルプランニング技能士
監修者 飯田 道子の一言コメント!

カードローンが利用できる年齢は金融機関によって違いがありますが、「したく」の場合は、20歳以上から70歳以下でありが利用することができ、最長76歳まで利用することができます。申し込むためには安定した収入があることが必要ですが、ここまで年齢を重ねても利用できるカードローンは珍しいと言えます。

ゆうちょ銀行カードローンと大手銀行カードローンとの違いを徹底比較

銀行カードローンを選択する際に必ず避けては通れないのが「他社との比較」です。
しかし、銀行カードローンにはそれぞれ違った用語やサービスが多く、一概に比較するといっても、簡単にできるものではありません。

比較するには多くの情報を集める必要があり、初心者であるほど情報収集に手間取ってしまう可能性があるからです。

ここでは、カードローン初心者の方でも比較しやすいように、大手銀行カードローンとゆうちょ銀行カードローンしたくのスペックを一覧化し、比較表としてまとめました。
下記をご覧ください。

ゆうちょ銀行銀行カードローンと他社カードローン比較一覧
カードローン名金利利用限度額審査スピード口座開設毎月の最低返済額提携ATM
利用手数料
ゆうちょ銀行銀行カードローンしたく7.0%~14.9%500万円-不要3,000円原則有料
(110円~220円)
みずほ銀行カードローン年2.0%~14.0%※1最大800万円最短当日※2必須
(同時申込可)
2,000円原則有料
(110円~220円)
三井住友銀行 カードローン年1.5%~14.5%10万~800万円最短当日※不要2,000円原則無料※3
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」年1.8%~14.6%最大500万円最短即日不要2,000円※3無料
りそなプレミアムカードローン年1.99%~13.5%※10万円~800万円最短翌営業日※必須10,000円有料
(110円~220円)
イオン銀行カードローン年3.8%~13.8%最大800万円-不要1,000円イオン銀ATM・コンビニATMは無料

※上記手数料は消費税10%込みの料金表示です。
※1.住宅ローンを利用の場合、みずほ銀行カードローンの金利は年0.5%引き下げとなります。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。
※2.みずほ銀行の口座を持っている場合は最短当日~1週間程度、持っていない場合は2~3週間程度かかります。
※3.ATMの利用はカードでの取引に限ります。
※4.借入利率が年8.1%超の場合

利用者にとって『ゆうちょ銀行カードローンしたく』の大きなメリットは、やはりスペック面以外の「安心感」でしょう。

前身は国営の郵便貯金であり、今では「日本最大の金融機関」が取り扱っているという点は、利用者の安心感に大きく影響する要素だといえます。

また、配偶者に収入のある専業主婦の方や年金収入のみの方でも利用できますので、ゆうちょ銀行カードローンしたくを選択する際は、「安心感の高いゆうちょ銀行のカードローン」というイメージも含めて、他のカードローンと比較検討するといいでしょう。

ゆうちょ銀行カードローンの強みや弱みを徹底比較

ここまで触れたように、ゆうちょ銀行カードローンしたくにはたくさんの強みがあります。

しかし、当然のことながら弱みもあるのです。ここでは、ゆうちょ銀行カードローンしたくの強み弱みをまとめました。

メリットデメリット
ゆうちょ銀行が取り扱っているという安心感がある即日融資を受けられない
審査回答が比較的早い金利が高い
口座開設不要で利用できる郵送を介する必要がある
専業主婦や年金収入のみの方でも申し込み可能融資までの時間が長い
毎月の最低返済額が少ない提携ATM利用手数料が有料
申し込み可能な年齢が広い返済方法が少ない

ゆうちょ銀行カードローンしたくの最も大きな強みは、やはり「ゆうちょ銀行が取り扱っている」という安心感でしょう。

ネット専業の銀行カードローンに比べると、そのブランドイメージの安心感は比べ物にならないレベルだといえます。
また、申し込み要件が広く、どんな人でも申し込みやすい点も大きな強みとなっています。

それに対して、ゆうちょ銀行カードローンしたくの弱みは、なんといっても即日融資に対応できない点でしょう。

カードローン利用者は融資までの時間が限られているケースがほとんどで、即日融資を希望する方も多いのです。

ただし、即日融資に対応できない銀行カードローンはゆうちょ銀行だけではありません。
大手を含む銀行カードローンでは、2018年1月より即日審査・即日融資が受けられなくなります。

また、申込書の郵送についてもネックです。
申込書は勤務先もしくは自宅への郵送となっていますので、家族や同僚などに内緒で利用したいと思っていても、周囲にバレてしまう可能性も低くありません。

「即日融資を希望している」方や、「書類を郵送されると困る」方は、後述するおすすめカードローンを利用するようにしましょう。

飯田道子さん

飯田さん

1級ファイナンシャルプランニング技能士
監修者 飯田 道子の一言コメント!

カードローンを申し込むとき、大切なことは、どのような強みや弱みがあるのかを知って、自分の希望にあっているのかを判断することです。「したく」の強みのなかでも特筆すべきは、口座開設が不要である、毎月の最低返済額が3,000円からと少ない金額からOKな点です。弱みとしては、金利が高いことと返済方法が少ないなどがあげられます。どのカードローンにも強みと弱みがあります。自分の希望する内容を書き出しておき、優先すべきことは何かを考えてから、選ぶようにしましょう。

FPが教えるゆうちょ銀行カードローンに向いている人・向いていない人

ここまで触れてきたように、ゆうちょ銀行カードローンにはメリットもあればデメリットもあります。
ということは、ゆうちょ銀行カードローンしたくに向いている方もいれば、当然のことながら不向きな人もいるのです。

ここでは、ゆうちょ銀行カードローンしたくに向いている人、向いていない人をまとめました。

向いている人向いていない人
普段からゆうちょATMをよく利用している即日融資を受けたい
融資を急いでいない提携ATM手数料無料のカードローンを利用したい
銀行で安心してお金を借りたいローソン銀行ATMで借入・返済したい
職業が専業主婦ローンカードを即日で受け取りたい
郵送でのやり取りでも問題ない郵送物があると困る
借入希望額が300万円以内借入希望額が500万円以上
年金収入のみだけどカードローンを利用したい金利の低いカードローンを利用したい

ゆうちょ銀行カードローンしたくに向いているのは、「融資を急いでいない」「銀行で安心してお金を借りたい」という方でしょう。

先述の通り、ゆうちょ銀行カードローンは銀行カードローンのため、即日で融資を受けられません。したがって、融資を急いでいない方に向いています。

また、「ゆうちょ銀行が扱っている」という安心感は大きく、普段ゆうちょ銀行をよく利用している方にとっては、非常に利用しやすいカードローンだといえるでしょう。

一方、ゆうちょ銀行カードローンしたくに向いていないのは、「即日融資を希望している」「金利の低いカードローンがいい」という方です。

ここまで何度もお伝えしているとおり、ゆうちょ銀行カードローンしたくでは即日融資を受けられません。

また、金利も銀行カードローンの中では比較的高めとなりますので、「どうしても早くお金を借りたい」という方や、「利息を節約したい」という方には不向きだといえるでしょう。

ゆうちょ銀行カードローンの返済額早見表

カードローンを利用するうえで軽視できないのが「合計返済額」です。
特に、ゆうちょ銀行カードローンしたくのように、毎月の返済額が低く設定されているカードローンでは、最低額の返済だけに頼ってしまうと返済期間が長期化し、結果として利息が非常に高くつくことになる可能性があります。

そのような状態に陥るリスクを防ぐため、余裕のある月には随時返済を行いましょう。
ここでは、ゆうちょ銀行カードローンしたくの利息や返済期間、合計返済額などをシミュレーション計算し、一覧にまとめました。
ぜひ参考にしてください。

ゆうちょ銀行カードローンしたくの利息シミュレーション結果早見表
借入額想定上限金利毎月の返済額返済に要した月数合計利息額返済合計額
10万円年14.9%6,000円19か月12,727円112,727円
30万円12,000円31か月61,413円361,413円
50万円20,000円31か月102,362円602,362円
100万円30,000円44か月298,806円1,298,806円
150万円40,000円51か月531,276円2,031,276円
200万円50,000円56か月781,606円2,781,606円
300万円70,000円62か月1,308,861円4,308,861円

※ゆうちょ銀行カードローンしたくの金利は年7.0%~14.9%の範囲内での審査で決定されるため、上限金利で試算しています。

ゆうちょ銀行カードローンで借入するまでの流れと必要書類

先述したように、ゆうちょ銀行カードローンしたくでは即日融資を受けることができません。

なぜ即日融資を受けることができないのかというと、銀行カードローンだからです。大手を含むすべての銀行カードローンでは、2018年1月より即日審査・即日融資ができなくなるからです。

さらに、ゆうちょ銀行カードローンの場合、「仮審査後に申込書が郵送される」ことも要因として考えられるでしょう。

まずは、ゆうちょ銀行カードローンしたくの審査の流れと必要書類を見ていきましょう。

審査の流れ

  1. STEP.1

    インターネットを利用し、ゆうちょ銀行カードローンしたくの公式ホームページにアクセスする

  2. STEP.2

    「webでのお申し込みはこちら」ボタンをクリック

  3. STEP.3

    「インターネットでのお申し込みはこちら」ボタンをクリック

  4. STEP.4

    確認事項を一読し、「同意する」ボタンをクリック

  5. STEP.5

    必要事項を入力し、申し込みを確定させる

  6. STEP.6

    仮審査の実施

  7. STEP.7

    審査結果の回答後、自宅もしくは勤務先へ申込書が郵送される

  8. STEP.8

    到着した申込書に必要事項を記入し、本人確認書類(※後述)の写しと併せて返送する

  9. STEP.9

    本審査

  10. STEP.10

    本審査完了後、ローンカードが郵送される

  11. STEP.11

    ローンカードを受け取った後に、ゆうちょATMもしくは提携ATMで現金を引き出す

本人確認書類例

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • パスポート※
  • 健康保険証※1

※1.保険者番号、被保険者記号・番号、通院歴、臓器提供意思確認欄に記載がある場合はマスキングして提出ください。

注意:本人確認書類として「※」の書類を提出する場合は、住所が証明できる公共料金領収書もしくは住民票、印鑑証明書などの確認書類をあわせて提出する必要があります。

まず重要なのが、7、8、10の手順です。
これらは全て郵送で行われますので、書類が到着するまで日数を要します。

したがって、全ての手続きをスムーズに完了できたとしても、最短でも1週間以上かかるというわけです。加えて、ゆうちょ銀行カードローンしたくでは振込融資を実施していませんので、ローンカードが郵送されるまでは借入することができません。

「どうしても即日融資を受けたい」という方や、「急いでお金を用意したい」という方は、消費者金融を検討しましょう。

ゆうちょ銀行カードローンの審査を通りやすくするコツ

ゆうちょ銀行カードローンしたくの審査を通りやすくするコツは、「他社の残債を減らしたうえで申し込みをすること」です。

ゆうちょ銀行カードローンしたくの商品自体を実質的に取り扱っているのはスルガ銀行であり、信用情報照会による審査が行われます。

したがって、あまりに他社の残債が多い状態だと、審査に通りにくくなってしまうのです。
できる限り他社の残高を返済し、少しでも審査に通りやすい状況を作ってから申し込むようにしましょう。

ゆうちょ銀行カードローンの最短融資の方法と審査にかかる時間はどれぐらい

ゆうちょ銀行カードローンしたくの最短融資方法は、「ゆうちょ銀行カードローンしたくの審査の流れ」と同様です。

審査時間は最短で30分となっていますが、その後の手続きに郵送を伴うため、最短でも融資までに10日程度の時間を要します。

申し込み方法は、「インターネット」もしくは「電話」のどちらかとなっていますが、どちらも融資までに要する日数は同じです。

ただし、インターネット申し込みであれば混雑の影響を受けにくいため、よりスムーズに申し込みたいなら、インターネットを利用するといいでしょう。

ゆうちょ銀行カードローンの返済方法一覧

ゆうちょ銀行カードローンしたくの返済方法は、「ATM」のみとなっています。利用可能なATMは下記のとおりです。

ゆうちょ銀行カードローンしたくを利用可能なATM
ATM名称利用可能な時間帯
ゆうちょATM【借入】

・平日 0:30~23:00
・土曜日 9:00~21:00
・日曜日、祝日 9:00~21:00

【返済】
・平日 7:00~21:00
・土曜日 9:00~17:00
・日曜日、祝日 9:00~17:00

スルガ銀行ATM【借入】

・平日 0:30~23:30
・土曜日 9:00~21:00
・日曜日、祝日 9:00~21:00

【返済】
・平日 0:30~23:30
・土曜日 9:00~21:00
・日曜日、祝日 9:00~21:00

セブン銀行ATM
EnetATM

(ファミリーマート等)

タウンネットワークATM
イオン銀行ATM【借入】

・平日 8:00~23:00
・土曜日 8:00~21:00
・日曜日、祝日 8:00~21:00

【返済】
・平日 8:00~23:00
・土曜日 8:00~21:00
・日曜日、祝日 8:00~21:00

※利用時間帯や金額により、110円~220円のATM利用手数料が必要となります。

毎月の返済額

毎月20日から翌月1日までの間の好きなタイミングで返済可能です。

返済金額は「返済時の借入残高」により「最小返済額」が決められています。
最小返済額以上であれば好きな金額を返済可能です。

毎月の定例返済額
返済時の借入残高約定返済額(最小返済額)
10万円以下3千円以上
10万円超20万円以下6千円以上
20万円超30万円以下9千円以上
30万円超40万円以下1万2千円以上
40万円超50万円以下1万5千円以上
50万円超100万円以下2万円以上
100万円超150万円以下3万円以上
150万円超200万円以下4万円以上
200万円超250万円以下5万円以上
250万円超300万円以下6万円以上
300万円超350万円以下7万円以上
350万円超400万円以下8万円以上
400万円超450万円以下9万円以上
450万円超500万円以下10万円以上

ただし最小返済額だけで返済を続けていると、借入元金がなかなか減りません。
借入が長期化すると支払利息ばかりがふくらんでしまうので注意が必要です。

余裕がある月は、できるだけ多くの金額を返済するように心がけましょう。

返済可能なATM

返済に利用できるATMは次のとおりです。

  • ゆうちょ銀行
  • スルガ銀行
  • セブン銀行ATM
  • イーネットATM
  • タウンネットワークATM
  • イオン銀行

キャッシングについては時間内取引のみ利用手数料0円ですが、返済については全ての曜日&時間帯で利用手数料0円です。

随時返済

ゆうちょ銀行カードローン「したく」では、いつでも好きなタイミングで随時返済が可能です。
通常の返済と同じように、ATMの利用手数料0円で手続可能となっています。

ただし定例返済が行われていない状態では随時返済はできません。

なお随時返済は硬貨対応のATMであれば1円以上から可能です。

返済が遅延した場合のペナルティは?

万が一返済に遅れてしまった場合に、どのようなペナルティがあるのかは気になるところでしょう。

基本的に深夜早朝の電話や、訪問などによる行き過ぎた取り立てはありません。
法律で厳しく禁じられているため、たとえ延滞したとしても怖い思いをすることはないのです。

ただし怖い思いはしないといっても、ノーペナルティで済むわけではありません。
怖い思いはしませんが、「痛い思い」はどうしても避けられないのです。

ペナルティの内容は、以下のようなものが想定されます。

ペナルティの種類ワンポイント解説
遅延損害金

延滞初日から日割り計算で遅延損害金が加算されます。

年率19.5%となるため、通常の利息と合わせると年率30%ほどの負担となります。

1日遅れるごとに遅延損害金は増えていきます。

キャッシング利用停止延滞している状態では原則としてキャッシングは利用停止になります。
信用情報への登録

個人信用情報機関へ延滞している事実が記録されることになります。

(※どのタイミングで信用情報に延滞記録がつくのかは非公表です)

信用情報に延滞記録がつくと他社で新規借入は難しくなり、また利用中のローンやクレジットカードも停止される恐れがあります。

強制解約

延滞が長期化するとカードローンが強制解約処分となる場合があります。

一度強制解約になると契約を元に戻すことはできません。

強制解約後は約定返済専用となってしまいます。

保証会社による
代位弁済&取立

延滞状態がさらに長期化すると、保証会社により代位弁済(保証会社が立替払いをすること)が行われます。

※代位弁済となると、よりシビアな取立てを覚悟する必要があります。この段階となると給与差し押さえなどの法的措置も行われるようになってきます。

このように、返済に遅れた場合のペナルティは決して軽いものではありません。
返済が苦しくなってきて延滞してしまうと、1日ごとに遅延損害金がかかるため借金がふくらみやすくなります。

また一度返済に遅れてしまうと、どうしても借金から目を背けたくなってしまうものです。
どのような延滞も最初は1日の延滞からスタートしています。
延滞初期であれば、対処方法はいろいろ考えることができるのです。

「返済が厳しい」と感じたならば延滞する前に相談することが大切となります。
また現在延滞してしまっている場合でも、一分一秒でも早く相談するようにしたいものです。
「延滞状態で電話したら怒られてしまうのでは」などの心配をされる方もいらっしゃるかもしれません。

しかしこちらから連絡&相談することで、つらい思いをする心配はまずありません。

ほとんどの場合は親身になって相談に乗ってもらえることでしょう。

たとえば返済期日をある程度伸ばしたり、返済額を減額したりするなとの対応をしてもらえる可能性があります。
苦しい時は遠慮せずに事情を話して、正直に相談するのが一番の解決策となるのです。

ゆうちょ銀行カードローン「したく」の返済などに困った場合の相談先

スルガ銀行 ゆうちょローンサービスセンター カードローンデスク

0120-508-911

平日9:00~19:00受付 (12月31日~1月3日をのぞきます)

ゆうちょ銀行カードローンの増額の仕方

ゆうちょ銀行カードローンの増額は、0120-050-304(平日9:00~17:00)に連絡することで申し込みができます。

審査に必要な日数は、2018年1月以降未定となっています。先述の通り、2018年1月以降すべての銀行カードローンでは即日審査・即日融資を受けられなくなります。したがって、増額であっても審査に要する時間は読めないのが現状です。

審査の難易度は高めで、過去の返済実績や延滞の有無を含めて総合的に判断されます。

したがって、誠実な返済と豊富な利用実績を持つ方のほうが審査に通りやすいといえるでしょう。

ゆうちょ銀行でキャッシングはできる?

ゆうちょ銀行でのキャッシング方法はひとつだけとなっています。
(※定額貯金や定期貯金を担保に貸付を受ける場合は除く)

それはゆうちょ銀行のクレジットカード(JP BANKカード)に付帯するキャッシング機能を利用する方法です。

ゆうちょ銀行でクレジットカードというのも、意外に感じられる方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかもクレジットカードブランドが「VISA/マスターカード」「JCBカード」からも選べるというのは驚きです。

一般カードはもちろん、若者向け専用カードやゴールドカードまでラインナップしています。
もちろん、全ての種類のカードでキャッシング機能を付帯させることが可能です。
(※学生の方はキャッシング機能に制限がある場合があります)

なおVISA/マスターカードブランドの一般&ゴールドカードでのみ、クレジットカード単体型を選択可能となっています。

★忙しい方のための瞬速まとめ

  • ゆうちょ銀行取扱のカードローン「したく」は2018年10月に新規申込が終了に
  • ゆうちょ銀行でキャッシングする方法は、クレジットカードのキャッシング機能のみ(定期預金担保貸付などをのぞく)
  • ゆうちょ銀行のクレジットカードブランドは「VISA」「マスターカード」「JCB」が選択可能
塚越さん

塚越さん

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 塚越 一央の一言コメント!

ゆうちょ銀行では、カードローンの新規申込を終了しているのでご注意ください。カードローンの代わりにお金を借りる方法は、提携しているクレジットカードを作成して、キャッシングをすることになります。提携しているクレジットカード会社は、VISA、マスターカード、JCBと有名ブランドばかりなので、安心して利用できます。

ゆうちょ銀行JP BANKカードのラインナップと商品内容

ゆうちょ銀行のクレジットカードはブランド&カード種別の組み合わせで8種類ものカードがあります。

そのため公式サイトのカード情報はちょっと複雑で、キャッシング情報を見つけにくいかもしれません。

こちらではキャッシング関連の情報を中心にわかりやすくまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。

JP BANKカードの種別と、商品内容まとめ(キャッシング機能関係情報を主に抜粋)

VISAカード/マスターカードブランドJCBブランド
カード種別ALente(アレンテ)VISA専用一般カードVISA/マスターゴールドカードVISA/マスターEXTAGE(エクステージ)一般カードゴールドカード
発行形態一体型のみ一体型/単体型から選択可能一体型のみ
申込対象者

※いずれも家族会員は満18歳以上

高校生を除く満18歳以上、29歳以下の方高校生を除く満18歳以上の方満25歳以上で安定収入がある方満18歳以上29歳以下で、本人または配偶者に安定収入がある方 または高校生を除く満18歳以上29歳以下で学生の方満18歳以上でご本人または配偶者に安定収入がある方または、高校生を除く満18歳以上の学生の方満20歳以上でご本人に安定収入がある方
年会費(税込)

※優遇制度有

  • 初年度無料
  • 翌年度以降1,350円
11,000円新規入会後5年間無料
  • 永年無料
11,000円
ショッピング枠10~80万円(学生:10万円~30万円)10~80万円70~200万円社会人:20~100万円学生:10、30万円10~100万円60~150万円
キャッシング枠0~30万円0~30万円0~50万円社会人:0~50万円学生:利用不可0~50万円0~50万円
キャッシング 利率(リボ・一括・海外)実質年率15.0%年利15.0%
遅延損害金年20.0%年20.0%

※JCB EXTAGEの学生キャッシングは海外キャッシング1回5万円のみ例外的に利用可能

このようにVISA/マスターブランドとJCBブランドの好きな方を選択することが可能です。

さらにブランドの中で「若手向け」「一般向け(若手も利用可能)」「ゴールドカード(高収入エグゼクティブ向け)」に分かれます。

ブランドについてはVISA/マスターは海外で圧倒的に強く、JCBは日本国内が強いという特徴があります。

国内店舗ではJCBが使えないことは稀ですが、ECサイトではVISAのみということは時々あるようです。

なおポイントプログラムはJCBが充実しているイメージです。

あなた自身の利用シーンを想像してみて、より便利そうに感じるブランドを選ぶと間違いありません。

キャッシング利率は比較的低水準

肝心のキャッシングについては、それぞれ実質年率、年利で年15.0%と、キャッシングとしては比較的低水準です。

決して低金利というわけではありませんが、キャッシング金利としては良心的なレベルと言えるでしょう。

キャッシングの上限額については、やはりクレジットカードの付帯機能ということで最高でも30万円~50万円となっています。

ただし一般的なカードローンであっても50万円以内で利用する方が大半ですから、それほど問題というわけではありません。

むしろ必要以上の借りすぎの心配がないので良い面もあります。

遅延損害金は年20.0%なので注意!

万が一キャッシング支払に遅れた場合の「遅延損害金」は年20.0%となっています。

キャッシング金利は抑えられているものの、遅延損害金は高いレベルに設定されています。

返済に遅れてしまうとペナルティーとして「利息が倍以上(遅延日数分の日割計算)」と覚えておくと良いでしょう。

キャッシングでは返済を考えた計画的な利用が何よりも大切です。

年会費は無料ではないが優遇制度あり

クレジットカードの年会費については、残念ながら「永年無料」の取扱はありません。

ただし若手向けカードには無料期間がありますし、ショッピング利用などでの年会費優遇制度もあります。

上手に利用すれば年会費無料状態で運用することも十分に可能です。

★忙しい方のための瞬速まとめ

  • ゆうちょ銀行のクレジットカードはブランド&カード種別の組み合わせで8種類もある
  • ゆうちょ銀行のクレジットカードのキャッシング利率は年15.0%
  • 遅延損害金は年20.0%と高めの設定となっているため注意が必要
  • 年会費は無料ではないが、優遇制度を利用すれば無料運用も可能
塚越さん

塚越さん

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 塚越 一央の一言コメント!

ゆうちょ銀行のJP BANKカードは、クレジットカードのVISA、マスターカード、JCBと提携していて、それぞれ若手向けカード、一般向け、エグゼクティブ向けと選ぶことができます。キャッシングの利率は、年15.0%と比較的低いので利用価値があります。但し、遅延損害金は年20.0%なので、決して遅延しないようにしてください。

ゆうちょ銀行のクレジットカード申込方法

ゆうちょ銀行のクレジットカード申込は、公式サイトから申込書類を取り寄せる形となっています。

インターネットで必要事項を入力すると、入力内容が印刷された申込書が送られてくるのです。
(※入力せずに白紙の申込書を取り寄せることも可能)

インターネット全盛のこの時代に、なんともアナログな申込方法に感じます。

しかも書類が送られてくるまでに、およそ1週間の期間が必要です。

通常預金口座をお持ちの場合は、口座開設したゆうちょ銀行の窓口に記入押印した申込書類を提出してください。

提出後、クレジットカード会社で審査され、審査通過した場合は3週間ほどで手元にカードが届きます。

なお申込時のゆうちょ銀行との取引状況により、クレジットカード等の発行手続きの流れが変わってきます。

クレジットカード一体型と単体型のどちらかを選択することになります。
どちらがあなたにとって都合が良いのか、事前に検討しておくようにしましょう。

ゆうちょ銀行との取引状況クレジットカード発行手続
通常貯金口座を持っている&キャッシュカード発行済
  • 一体型クレジットカードとキャッシュカードを入替え
  • クレジットカード単体型を発行
通常貯金口座を持っているがキャッシュカード未発行
  • 一体型クレジットカードを発行
  • キャッシュカードとクレジットカード単体型を発行
通常貯金口座を持っていない

(最初に通常預金口座を開設)

  • 一体型クレジットカードを発行
  • キャッシュカードとクレジットカード単体型を発行

※キャッシュカード未発行の状態で、クレジットカード単体型を発行することはできません

クレジットカード一体型と単体型のメリット&デメリットも確認しておきましょう。

メリットデメリット
クレジットカード一体型
  • カード一枚でキャシュカード&クレジットカードが利用可能
  • カードが一枚で済むのでかさばらない
  • 別々に管理することができない
  • 紛失した場合、両方の機能を使えなくなる
  • クレジットカードを解約する場合は、キャッシュカードを作り直しになる
クレジットカード単体型
  • 別々に管理することができる
  • クレジットカードだけを個別に解約できる
  • カードが2枚になるのでかさばる

※クレジットカード単体型はVISA/マスターカードブランドの「一般カード」「ゴールドカード」のみ利用可能です

ゆうちょ銀行のクレジットカード申込の事前チェックPOINT

申込前に事前にチェックしておくべきPOINTをまとめて紹介しておきましょう。
事前に手続をしないと、申込できないケースもあるので注意が必要です。

申込前に手続が必要なケース事前手続内容
ゆうちょ銀行の通常貯金口座を持っていない場合通常貯金の口座開設手続
通帳に記載・押印された「住所・氏名・お届け印」と、JP BANKカード入会申込書に記載・押印する内容が異なる場合「住所・氏名・お届け印」の変更手続き
すでにJP BANKカードを持っている場合(カードブランドを変更する場合)

※ゴールドカードへの切替は、「切替申込書」を取り寄せ&返送手続が必要

JP BANKカードの廃止手続
キャッシュカードを持っていない場合で、キャッシュカード機能なしJP BANKカード(単体型)を申込む場合キャッシュサービス利用申込手続

ゆうちょ銀行のクレジットカード入会に関する問い合わせ先

入会手続きで困った場合は、フリーダイヤルでオペレーターに相談することもできます。

JP BANK VISAカード/マスターカード

JPBANKカード 入会案内デスク

0120-933-010

受付時間9:00~17:00(12月30日~1月3日のみ受付休止)

JP BANK JCBカード

JCB入会ご案内専用ダイヤル

0120-015-870

0570-015-870(携帯電話の方)有料

受付時間9:00~17:00(日・祝・年末年始(12月31日~1月3日)受付休止)

※JCBカードのデスクは日曜・祝日は受付休止なので注意してください

★忙しい方のための瞬速まとめ

  • ゆうちょ銀行のクレジットカードはネット申込では完結できない
  • クレジットカード申込手続後、およそ3週間程度でカードが手元に届く
  • 一部のカード種別ではクレジットカード一体型か、単体型のいずれかを選択可能
  • ゆうちょ銀行のクレジットカードに申込する前に、いくつか確認しておくべきPOINTがある

ゆうちょ銀行のクレジットカード審査基準

いざ実際に申込みするとなると、審査に通るのか心配になってしまうかもしれませんね。

そこで、ゆうちょ銀行のクレジットカードの審査基準をわかりやすく解説しておきましょう。

あらかじめ審査基準を知っておくことで、必要以上に心配しなくて済みます。

ゆうちょ銀行のクレジットカード審査のポイント

ゆうちょ銀行に限りませんが、クレジットカードの審査は「個人信用情報」が特に重視されます。

過去に2か月~3か月以上の延滞などのマイナスの信用情報があると、審査に重大な悪影響があることが多いのです。

またクレジット会社による信用情報照会によって、他のクレジットカードなどの借入&返済状況が明らかになります。

他社で延滞している場合はもちろんですが、延滞がなくても「借入総額」が大きくなりすぎると問題なのです。

反対に、信用情報に「適度で順調な利用記録」が残っている場合は審査に有利になります。

きちんと利用している実績があれば「新しくクレジットカードを作っても大丈夫」という高評価を得やすいのです。

基本的にキャッシング枠の審査はショッピング枠よりも厳しい

キャッシング枠は、基本的にショッピング枠よりも審査が厳しい傾向があります。

ショッピング枠なら購入するモノやサービスがはっきりしていますし、カード会社も何に支払ったのかがわかりますよね。

しかしキャッシングの場合、現金を融資しますから、カード会社はお金の使いみちを確認することができません。

たとえば他社の借入の返済資金として使うことも、キャシングなら出来てしまいます。

そのためお金の使いみちがフリーなキャッシング枠の審査はどうしても厳しくなってしまうわけです。

ちなみに、ゆうちょ銀行のクレジットカードはキャッシング枠0円からとなっています。

キャッシング枠を少なくするほどに、審査のハードルは下がるわけですね。

「申込みブラック」には要注意

短期間にいくつものクレジットカードに繰り返し申込みするのはいわゆる「申込みブラック」になる危険性があります。

じつは申込情報も信用情報に登録されるため、いくつものクレジットカードに申込みをしていることはバレてしまうのです。

通常であれば、クレジットカードが短期間に何枚も必要になることはほとんどありません。

それにもかかわらず多数の申込をするのは「現金化利用」「他社借入返済資金調達」など、ネガティブな理由を疑われる可能性があるわけなのです。

このように短期間の申込が確認される状況を「申込みブラック」と呼び、審査に不利になるものとされています。

信用情報がまっさらでも審査に落ちる?

「クレジットカードを持ったことも借金したこともないから信用情報はきれいで心配いらない」という方もいらっしゃるかもしれません。

たしかにブラック情報はないはずですから、ブラック情報を理由に審査落ちになることはなさそうです。

しかし信用情報がまっさらな状態は「スーパーホワイト」などと呼ばれ、審査落ちの原因となる場合があるのです。

クレジットカードの審査の裏側を知る方でないと「何を言っているのか全く意味がわからない」と思われるかもしれませんね。

スーパーホワイトの方が審査落ちしやすい理由としては以下のようなものがあります。

  • 過去にきちんと返済や支払をした実績がないため、「信用」の積み重ねがない
  • 5年以上前に債務整理経験のある方も信用情報がまっさらとなるため見分けがつかない

今まで全く借金の経験がない方が、債務整理した方と同じ扱いというのは心外かもしれません。

しかし5年ないしは10年で信用情報がリセットされる現在のシステムでは、残念ながら両者を見分けられないことも多いのです。

なおスーパーホワイト状態だと必ず審査落ちするというわけではありません。

「審査に不利になることもある」程度に考えて、まずは気軽に申込んでみるのが良いでしょう。

★忙しい方のための瞬速まとめ

  • ゆうちょ銀行のクレジットカード審査では「信用情報」が重視される
  • キャッシング枠はショッピング枠よりも審査が厳しい傾向がある
  • 「申込みブラック」「スーパーホワイト」には要注意
塚越さん

塚越さん

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 塚越 一央の一言コメント!

ゆうちょ銀行のクレジットカードの申込みは、書類を取り寄せてから提出することになります。カードの発行までに3週間かかるので、急いでお金を借りたい人には向きません。クレジットカードの審査では、一度に複数の申込みをする「申込みブラック」や、信用情報がまっさらな「スーパーホワイト」には注意してください。

キャッシング機能で即日融資を受けることはできる?

ゆうちょ銀行のクレジットカードは、申込手続きから発行されるまでおよそ3週間前後はかかります。

即日発行に対応していないので、残念ながら即日融資を受けることはできません。

返済方法と期日

ゆうちょ銀行のクレジットカードの返済日は毎月26日となっています。
(※当日がゆうちょ銀行休業日の場合は翌営業日)

キャッシング方法返済方法
キャッシングリボ毎月元利定額返済(日割計算)
キャッシング一括元利一括返済(暦により返済期間26日~56日)

※キャッシングリボの毎月返済額は申請により変更可能です ※キャッシングリボではボーナス月返済を併用可能です。

まとめ

ゆうちょ銀行カードローンしたくは、さまざまな注意点があるものの、安心して利用できるカードローンです。
しっかりと注意点を把握し、計画的に利用してください。

ゆうちょ銀行カードローンに関するよくある質問

Q.専業主婦の方でも利用できます?

A.はい。
配偶者の方に継続安定した収入があればお申込みいただけます。
お申込の際は、配偶者の方の勤務先や年収、勤続年数をご記載いただきますので、あらかじめご了承くださいませ。

Q.配偶者の勤務先に在籍確認が行われますか?

A.いえ、配偶者さまの勤務先をご記入いただいた場合、お申込みいただいたご本人様に確認のお電話をさせていただいております。
配偶者さまの勤務先に対して在籍確認は行いませんので、ご安心くださいませ。

Q.年金収入のみでも申し込みできますか?

A.はい、70歳以下で安定した収入のある方であれば、年金収入のみの方でもお申込いただけます。

Q.増額に必要な日数、方法を教えてください

A.ゆうちょ銀行カードローンしたく専用支店 0120-050-304(平日9:00~17:00)へご連絡いただければ、増額審査の受付をいたします。
増額審査に要する時間は、最短当日~3営業日程度となっていますが、お客様の事情により前後する可能性がございます。

Q.ゆうちょ銀行カードローンしたくで融資を受けられるまでの最短日数を教えてください

A.ゆうちょ銀行カードローンしたくでは、インターネットもしくはお電話でお申込いただき、仮審査後郵送で申込書をお送りしております。
そのため、全ての手続きが終了するまで最短で10日程度となっています。
あらかじめご了承くださいませ。

Q.金利はどのように決定されますか?

A.年7.0%~14.9%の範囲で、審査により決定いたします。
限度額によって段階的に規定されているわけではございませんので、ご注意くださいませ。

Q.インターネットで申込するか、電話で申込するか、どちらのほうが融資まで早いですか?

A.どちらの方法でお申込いただいた場合も、仮審査の結果は数日中に回答させていただいておりますので、かかる日数も同様となっています。

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