カードローンとキャッシングの違いをFPが分かりやすく徹底解説
最終更新日:
このページにはPRリンクが含まれています
また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。※提携機関一覧
「カードローンとキャッシングの違いってなんだろう?」という疑問は、初めてカードローン・キャッシングを利用する方にとって理解するのが難しいポイントだと言えます。
なぜかというと、インターネットには、キャッシングやカードローン、フリーローンを混同して捉えているサイトが多く存在しているからです。
もちろん、混同して捉えること自体は悪いわけではないのですが、初心者の方からすれば「どう違うのかわからなくて不安…」という状態に繋がってしまいかねません。
ここでは、お金のプロであるFPがカードローンとキャッシングの違いを分かりやすく解説します。
塚越 一央 / 塚越FP社労士事務所 代表
【専門家の解説】
カードローンとキャッシングの違いはあまりありませんが、金利や融資までの時間は業者によって異なります。借入事項の優先度によって、どちらにするか決めてください。いずれにしてもお金を借りる訳ですから、毎月いくら返すのか、いつまでに全額返し終えるのか、返済計画をしっかり立てて借りてください。
▼カードローン選びで困ったら、こちらの記事をお役立てください。
ファイナンシャルプランナー / 塚越FP社労士事務所
監修者塚越 一央
東京都立大学法学部を卒業後、大手都市銀行および銀行系のシンクタンクに41年間勤務。
定年退職を機に1級ファイナンシャル・プランニング技能士および社会保険労務士のダブルライセンスで「塚越FP社労士事務所」を立ち上げ、現在に至る。
日本FP協会東京支部主催の「神保町FPフォーラム」に参加し、相続のセミナー講師および相談員を務める。
また、外部メディアへの記事執筆や監修、コンサルティング業務を手掛ける。
経営理念「お客様に喜んでいただき、信頼される仕事を目指します」株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。
■書籍
初心者でもわかる!お金に関するアレコレの選び方BOOK
■保有資格
KTAA団体シルバー認証マーク(2023.12.20~)
■許認可
有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788)
気になる内容をタップ
カードローンとキャッシングの違いとは
カードローンとキャッシングの違いを理解するためには、少し歴史的な背景を知っておく必要があります。
また、平成22年に改正施行された貸金業者を対象とする法律、「貸金業法」も大きく関係しています。
貸金業法が改正される以前、「多重債務者」が大きな社会問題となっていました。
多重債務者とは、いくつもの貸金契約を結んでしまい、返済困難な状況になってしまっている人のことを指します。
多重債務者については、「カードローンの多重債務者でもお金を借りることができる?FPが徹底解説!」も参考にしてみてください。
当時、多くの消費者金融は利用者の返済能力をはるかに超えた貸付を行っていました。
当然、返済できない状況に陥ってしまう多重債務者が多数発生し、そのような利用者に対して消費者金融は厳しい取り立てを行っていました。
したがって、当時を知っている人からすれば、ほとんどの商品名が「キャッシング」だった影響で「キャッシング=イメージが悪い」というように感じてしまうのです。
貸金業法が改正される以前は、以下の違いがありました。
- キャッシング…カードを介さず翌月一括返済する融資商品
- カードローン…カードを介し毎月分割返済する融資商品
しかし、多重債務者問題を受けて、多くの消費者金融が「キャッシング」から「カードローン」へと商品名を変更しました。
なぜなら、イメージが悪くなることでの影響を避けるためです。
つまり、商品内容的にはキャッシングなのに商品名はカードローン、というものが出来上がったのです。その後、利便性向上のためにキャッシングでもカードを介するようになり、分割で返済を行う現在の形となりました。
したがって、現在はキャッシングとカードローンの違いはほとんどないということです。
ただし、業界的な側面として、「キャッシング」という商品名を用いるのは主に消費者金融で、「カードローン」という商品名は銀行の取り扱う商品が主となっています。
キャッシングとカードローンの違いを1つ挙げるとすれば、取り扱っている業者が大きな違いだと言えるでしょう。
ここまでの内容をもとに、それぞれのメリット・デメリットと詳細を一覧にまとめました。
商品名 | キャッシング | カードローン |
---|---|---|
メリット | ・無人契約機を設置しているケースが多く、気軽に借りやすい ・審査から融資までが早い | ・低金利で利用できる ・提携ATM利用手数料が無料のものが多い |
デメリット | ・金利が高い ・キャッシングのイメージがあまり良くないため、 | ・ネット銀行が取り扱っている場合には無人契約機の設置が無いため、 融資に時間がかかってしまう場合がある |
詳細 | ・主に消費者金融が取り扱っている融資商品 ・かつてはカードを介さず翌月一括返済が主だったが、 | ・主に銀行が取り扱っている融資商品 ・かつてはキャッシングよりも人気のない商品だったが、 |
ちなみに、現在の貸金業法は厳しい多重債務者対策を実施しており、義務を怠った業者に対しては厳しいペナルティを課すように定められています。
したがって、現在のカードローン・キャッシングは以前のような厳しい取り立てもありませんし、返済能力以上の貸付や高い金利で貸付することもありませんので、安心して利用することができます。
▼カードローンのメリット・デメリットについて、より詳しく知りたい方は、下記を参考にしてみてください。
カードローンを利用するのが合う人・合わない人
ここまでの内容をもとに、カードローンに合う人と合わない人を簡単にまとめました。
合う人 | 合わない人 |
---|---|
低金利でお金を借りたい | いますぐ借りたい |
銀行が取り扱う商品を選びたい | 無人契約機を利用したい |
提携ATM利用手数料を節約したい | 審査に通りやすいものがいい |
カードローンには銀行の取り扱う商品が多く含まれており、キャッシングに比べると低金利に設定されているものが多いです。
その反面、審査に時間がかかったり、無人契約機を利用できなかったりと、融資スピードが比較的遅い傾向があります。
したがって、特に急いでいる方はキャッシングを利用すると良いでしょう。
▼即日融資については、
「FPが教える!本当に即日融資が可能なカードローン!最短融資の方法を教えます」も参考にしてみてください。
カードローンの選び方とおすすめのカードローン会社
カードローンの選び方は以下がポイントです。
- 金利
- 利便性
- 融資スピード
- 審査の難易度
これらのポイントを高いレベルで満たすバランスの取れたおすすめカードローンを1つ選ぶとするなら、「みずほ銀行カードローン」が良いでしょう。
みずほ銀行カードローンをおすすめできる理由は、以下2つの理由があります。
- 上限金利が年14.0%と低金利で優秀
- 毎月の返済額が2,000円から
みずほ銀行カードローンは「初めてカードローンを利用するので不安」という方や、「お得で使いやすいカードローンがいい」という方にぴったりのカードローンです。
※審査時間・融資時間:みずほ銀行の口座を持っている場合は最短当日~1週間程度、持っていない場合は2~3週間程度かかります。借入金利:住宅ローンの利用で、みずほ銀行カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。
おすすめポイント
- WEB完結申込なら24時間いつでも受付!
- 提携コンビニATMで借入も返済も可能
- みずほ銀行のキャッシュカードで利用できる
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 塚越 一央の一言コメント!
カードローンを選ぶポイントは金利の低さと返済の利便性です。ソニー銀行のカードローンは、銀行系の中でも金利が低くお得です。また、セブン銀行やイオン銀行のATMが、無料で利用できて返済が楽です。しかも、ネット銀行なので、パソコンやスマホで申込みができ、初めて利用する方にはお勧めです。
塚越さん
キャッシングに向いている人はどんな人?
ここまでの内容をふまえて、キャッシングに向いている人は、以下のポイントを優先する人だと言えるでしょう。
- とにかくすぐ借りたい
- 短期間で返済する予定
- 多少金利が高くても融資までのスピードを優先したい
- 審査に通りやすい商品が良い
キャッシングはカードローンよりも審査スピードに特化した商品が多く、即日融資が基本となっています。
とにかくすぐにお金が必要な場合はキャッシングを利用しましょう。
おすすめのキャッシング会社の選び方
キャッシングを選ぶ際は、以下を比較すると良いでしょう。
- 金利
- 審査スピード
- 無利息期間の適用条件
これらのポイントをバランス良く満たしているキャッシングを1つ挙げるとするならば、「プロミス」がおすすめです。
プロミスがおすすめな理由は、以下の3つの理由があります。
- 審査時間が最短3分で融資までがスムーズ
- 初めてプロミスを利用する場合は30日間無利息で利用できる
- 上限金利が年17.8%となっており、消費者金融の中では最も低い水準となっている
※30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とweb明細利用の登録が必要となります。
「今日中に借り入れしたい」という方や、「短期間で返済したい」という方にピッタリのキャッシングだと言えるでしょう。
※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
おすすめポイント
- Web契約で最短3分融資も可能
- 最短10秒で振込可能(24時間振込可能な金融機関の口座を持っていること)
- 申込、借入、返済24時間OK!
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 塚越 一央の一言コメント!
キャッシング会社を選ぶポイントは、金利の低さと融資までの時間です。キャッシングを選ぶ人の一番の理由は、早くお金を借りたいということです。その点、プロミスは即日融資が可能であり、金利は低めでかつ30日間無利息期間サービスもあるので、とてもお得です。初めてキャッシングを利用する方に、お勧めします。
塚越さん
クレジットカードとの違いはなに?
クレジットカードの主な利用目的は、サービスの購入やお買い物となっています。
対して、カードローン・キャッシングは、「お金を借りる」という目的が主となっています。
つまり、全く別物のカードだということです。
さらに違いを説明すると、クレジットカードはお店で何かを購入する際に、レジにて直接利用することができます。
対してカードローン・キャッシングは、お店で直接カードを利用することができないため、あらかじめ現金を引き出しておく必要があります。
クレジットカードとカードローン・キャッシングはこのように大きな違いがあります。
まとめ
カードローンとキャッシングは商品内容にほぼ違いはないものの、取り扱っている業者によって少しずつメリットが異なります。
しっかりと情報収集を行い、ご自身のニーズに合った商品を見つけましょう。
カードローンとはの関連記事
人気カードローンランキング
- ※プロミス:※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
- ※アコム:※融資時間:お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
- ※アイフル:※申込の状況によっては希望にそえない場合があります。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 塚越 一央の一言コメント!
カードローンとキャッシングは、ほとんど同じです。消費者金融のキャッシングは、審査から融資までが早く、審査は通りやすい傾向ですが金利は高めです。一方、銀行のカードローンは、審査が厳しく融資まで時間がかかりますが金利は低めです。何を優先するかを考えれば、どちらがよいか自然に決まってきます。
塚越さん