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【10万円以下】株を始める最低資金は何円から?初心者必見!株の始め方を紹介

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株式投資に必要な資金は、「株価×1単元」で計算できます。

株の資金について

  • 必要最低資金は「株価×1単元(100株)」
  • 10万円あれば東証プライム市場の約5分の1の銘柄が買える
  • ミニ株(単元未満株)なら約100円~始められる!

株の売買では、売買手数料を証券会社に支払う必要があります。

売買手数料は、証券会社によって違うので、思ったよりコストがかかって利益が出せなかった…とならないように気を付けましょう。

定額プランを用意している証券会社では、「SBI証券」や「楽天証券」のように、1日の約定代金が100万円以下なら手数料ゼロ円というところもあります。

証券会社1日の約定代金の合計金額にかかる手数料(税込)
~10万円~50万円~100万円

SBI証券

アクティブプラン

無料無料無料公式

楽天証券

いちにち定額コース

無料無料無料公式

岡三オンライン

定額プラン

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松井証券

※25歳以下は全て手数料無料
無料無料1,100円公式

※参考:SBI証券楽天証券岡三オンライン松井証券

この記事では、投資初心者向けに、株を始める資金や、リスクを抑えた投資方法を解説します。

【掲載情報について】
2023年8月10日時点の情報を掲載しています。
  • 株式会社400F 執行役員CGO(Chief Growth Officer) / 株式会社400F

    監修者林 和樹

    京都大学卒業後、2007年トヨタFS証券(現:東海東京証券)入社。2012年エイチームへ入社し、翌年に金融メディア事業を立ち上げ。最盛期には売上高72億円の事業に育てる。2019年エイチームフィナジーを設立し、代表取締役社長に就任。保険代理店業務を開始する。2022年5月より現職。個人理念は『お金の不安が意思決定の制約にならない世界を創る』。趣味はボディメイク。

  • イーデス編集部 / 株式会社エイチームフィナジー

    編集者小林 梨沙

    1989年生まれ、愛媛県松山市出身。

    大学卒業後、株式会社ブリッジインターナショナルに入社。外資系教育サービス会社にて、薬機法や品質マネジメントシステムのインサイドセールスを担当。その後、スーパーバイザーとして、日系大手企業のインサイドセールスプロジェクトの立ち上げを行う。

    2019年に株式会社エイチームフィナジーに入社。FX、新規事業開発部を経て、イーデスの編集者に就任。

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資金がいくらあれば株式投資を始められるか?

Point

  • 必要最低資金=株価×1単元
  • 東証プライム市場のうち、5分の1程度の銘柄は、10万円もあれば投資できる

通常、株を購入する際には、1単位の整数倍で取引することが決まっていて、この単位を単元といいます。

東京証券取引所に上場している株式会社の単元は100株です。

なので、株を購入するためには「株価×100株分」の金額が必要となります。
(REITやETFなどで、1単元が1株の場合は、株価×1株分の金額が必要です)

現在、東証プライム市場で最も株価が高いのはSMC株式会社(6273)です。
(2023年7月31日時点)

この株を1単元購入する場合の金額を計算してみましょう。

  • 2023年7月31日終値は、1株74,150円
  • 必要最低資金は、74,150円×100株=7,415,000円

SMC株式会社(6273)の株を購入するには、最低でも740万円以上の資金が必要です。

しかし、740万円の株を初めから購入するのは、さすがに難しいでしょう。

東証プライム市場に上場している銘柄は1,833銘柄ありますが、そのうち350銘柄以上は1,000円以下です。
(2023年7月31日時点)

したがって、1,000円×100株=100,000円となるので、東証プライム市場のうち、5分の1程度の銘柄は10万円もあれば投資することができます。

参照:
上場会社数・上場株式数|日本取引所グループ
単元株価格下位:株式ランキング|Yahoo!ファイナンス

株を始めるのは少額投資からがおすすめな理由

株の投資で重要なのは、「リスク許容度をどの程度持てるか」です。

リスク許容度とは、投資をする上でどの程度投資資産の価格変動のリスクを受け入れられるかの指標です。

簡単に言うと、投資した金額に対して、どのくらいの損が出ても我慢できるかということです。

例えば、株は、1日に5%程度動くことも珍しくありません。

先ほどのSMC株式会社でいえば、740万円以上を投資して、1日で5%下落すれば、約37万円の損が出ることになります。

この約37万円の損が許容できるかが、リスク許容度になります。

投資経験がなければ、いきなり約37万円の損失を抱えたら、パニックに陥ってしまうでしょう。

したがって、もっとリスクの低いものに投資するか、投資金額を減らすかの選択をします。

株に投資することを考えれば、リスクを低くすることはできませんので、投資する金額を少なくするという選択になります。

少額投資で株を始めるメリット

株初心者は少額から始めるのがおすすめな理由が分かったところで、少額投資のメリットも理解しておきましょう。

少額投資で株を始めるメリット

初心者でも手軽に始められる

少額投資で株を始めるメリットとしては、初心者でも手軽に始められることがあげられます。

前の章でも述べていますが、東証プライム市場でも1株1,000円以下の銘柄は350以上あります。

1株2,000円以下まで入れると約1,000銘柄と、東証プライム市場上場銘柄のは約半数は、20万円までで購入することができるのです。
(2023年7月31日時点)

つまり、少しまとまったお金があれば、株式投資に挑戦することができます。

参照:単元株価格下位:株式ランキング|Yahoo!ファイナンス

損失が抑えられる

10万円や20万円の少額で投資すれば、相対的に損失の額を抑えることができます。

例えば、リーマンショック時に日経平均は2ヶ月で約40%下げました。

株を購入して、すぐにリーマンショックのような暴落に出会うことも滅多にないかもしれません。

しかし、そのような暴落が起きても、1,000万円の投資であれば400万円の損失になりますが、10万円の投資では4万円の損失と、相対的には損失が少なくなります。

株式投資では株価下落のストレスは想像以上に大きいので、最初は少額投資で始めるのが良いでしょう。

株主優待や配当も得られる

株を投資する際に、株主優待や配当を目的に投資する人もいると思います。

通常、株主優待は、1単元以上を保有する株主に対して付与されますので、少額投資であっても、1単元以上を基準日に保有していればもらえることができます。

また、配当も基準日現在に株を保有している株主に対して支払われますので、少額投資であっても、配当を得ることができます。

少額投資で株を始めるデメリット

少額投資はメリットがある一方で、次のようなデメリットがあることも理解しておきましょう。

少額投資で株を始めるデメリット

利益の額が小さい

少額投資のデメリットとしては、投資金額が小さいので、得られる利益の金額も小さいということがあげられます。

運よく、購入した株が倍になったとします。

10万円が20万円になったのですが、100万円になるには、まだまだ時間がかかります。

少額投資は、株を始める際の勉強の期間と考え、徐々に投資金額を増やしていかないと利益は増えません。

コストの高い証券会社では利益が出にくい

株は売買をするたびに、売買手数料というものを証券会社に支払わなければなりません。

売買手数料は自由化されているので、証券会社によって違いがあります。

定額プランのある証券会社では、1日の約定代金が50万円以下なら手数料ゼロ円というところもあります。

証券会社名1日の約定代金の合計金額にかかる手数料(税込)口座開設
10万円まで50万円まで100万円まで

SBI証券

アクティブプラン

無料無料838円公式

楽天証券

いちにち定額コース

無料無料無料公式

岡三オンライン

定額プラン

無料無料無料公式

松井証券

※25歳以下は全て手数料無料

無料無料1,100円公式

※参考:SBI証券楽天証券岡三オンライン松井証券

なお、手数料が安いといわれているネット証券でも、1回あたりの約定代金が5万円以下の取引に対し50円から55円、10万円以下の場合は88円から99程度(税込)と開きがあります。

10万円で株を購入し、2,000円の利益が出たところで売却するのを3回繰り返した場合

  • 手数料がゼロ円であれば…
    利益は、2,000円×3回=6,000円
  • 手数料が99円であれば…
    売りと買いでそれぞれ手数料が取られるので3回×2=計6回払う必要がある
    取引コストは、99円×6回=594円
    利益は、6,000円-594円=5,406円

売買が増えるほど手数料が大きくなりますので、取引を行うときは、手数料の低い証券会社を選ぶようにしましょう。

ちなみに、証券会社の店舗経由で注文を出すと、1回当たり2,000円以上の手数料がかかるケースもあるので、少額投資には不向きといえます。

初心者向け株の始め方①:
10万円以下の資金で始める

初心者の人が株を始めるなら、まずは10万円以下の資金ではじめることをおすすめします。

ほとんどの人は、株で儲けたいと思って投資を始めるのですが、リスクや特性などを十分に理解してからはじめる人はごく一部です。

10万円以下の資金で始めるメリット

メリット

取引自体に慣れる

株取引に慣れていない人にとっては、注文を出すのでさえ、一苦労すると思います。

慣れない注文で間違いをして大きく損をしたりすると、もうそれ以降は株取引をしないとなってしまうかもしれません。

まずは取引になれる意味で、少額からスタートするのはよい方法です。

小さな金額から初めて、注文の出し方を学んだり、相場の転換点を感じたりすることで、その後に金額を増やした株の売買につなげていくことができるでしょう。

10万円以下でも、対象は多くある

日本の株式市場で売買できる銘柄は、東京証券取引所プライム・スタンダード・グロース・TOKYO PRO Market、名古屋、福岡、札幌証券取引所に上場する銘柄は全部で3,994銘柄あります(REITを含む)。
(2023年8月10日現時点)

そして、その中には、10万円以下で投資できる銘柄が、なんと1,500銘柄弱もあるのです。

参照元:
全国証券取引所別売買高・売買代金|日本取引所グループ
単元株価格下位:株式ランキング|Yahoo!ファイナンス

したがって、利益成長をメインに考えるのか、株主優待や配当をメインに考えるかなど、様々な投資スタイルも考えることができます。

野村ホールディングス(8604)や旭化成(3407)などの有名企業も、2023年8月10日現在の株価は1,000円以下ですので、10万円の予算でも投資対象となります。

ほったらかし投資もできる

少額投資の場合、細かいトレードを行っても、それほど大きな利益にはならないことが多いです。

例えば、10万円を投資した場合、毎月5%の利益が出たとしても、1ヶ月で5,000円、1年間では6万円です。

しかし毎月コンスタントに利益を出すのは難しい上に、取引コストもかかりますので、利益はもう少し下がります。

従って中長期で保有して、利幅を大きく取るという考え方もできます。

つまり日々の株価に左右されず、ほったらかしのまま置いておくというものです。

少額であれば、そのままほうっておいて、1.5倍や2倍になるまで待ち続けることもできます。

10万円以下の資金で始めるデメリット

デメリット

値嵩株は買えない

株価の高い株のことを、値嵩株(ねがさかぶ)といいます。

株価が●円以上だと値嵩株である、という明確な定義はありませんが、数千円~数万円の株価の銘柄に対して、値嵩株と呼ぶことが多いです。

値嵩株のように、株価が1,000円を超えているものは、10万円以下の資金で買うことができません。

先ほど3,994銘柄中約1,500銘柄は10万円以下で購入可能と説明しましたが、逆の意味では、約2,500銘柄は、10万円では買えないということです。

例えば東京ディズニーリゾートを経営するオリエンタルランド(4661)の8月10日前日終値は5,331円ですので、53万円以上の資金が必要です。

株主優待が欲しくても、10万円では購入することはできません。

儲けが少ない

株=儲かると考える人も多いと思いますが、10万円以下の投資では、それほど大きな儲けにはなりません。

30%値上がりしたとしても、金額的には3万円です。

10万円以下の投資は、勉強のためと割り切って、短期間で大きな利益を期待しないほうがいいでしょう。

10万円以下で買えるおすすめ銘柄5選

配当金は業績により増減しますが、株主優待は、株を保有していればもらえるものなので、業績には影響されません。

今回は、株主優待を出している企業を中心におすすめを選んでみました。


銘柄明光ネットワークジャパン
(4668)

MIRARTHホールディングス(8897)

※旧タカラレーベン

楽天グループ
(4755)
AOKIホールディングス
(8214)

三菱HCキャピタル
(8593)

※三菱UFJリース

必要資金67,000円45,00円97,600円68,800円92,900円
特徴
  • 学習塾の「明光義塾」を運営

  • 配当+クオカード

  • 首都圏を基盤としたマンション分譲

  • 株主優待廃止後は配当金による利益還元を優先

  • ネット通販大手で携帯電話事業にも参入
  • ネット通販など抜群の知名度
  • 紳士服専門店で業界2位

  • 配当+割引券

  • 三菱UFJグループ系のリース会社

  • 成長性も知名度も高い

配当金
株主優待

※2023年8月10日終値

【おすすめ銘柄の選定基準】

①株価が1,000円未満の東京証券取引所1部銘柄
②連続して配当を出している
③経営基盤が安定している
④株主優待も含めて配当利回りが3%以上

おすすめ銘柄①
明光ネットワークジャパン(4668)

学習塾の明光義塾を運営する会社です。

2023年8月期の配当予想は100株で年間2,400円です。

株主優待として、100株以上保有していれば、年1回、3年未満保有の株主に500円、3年以上の保有の株主には1,500円のQUOカードを配布しています。

おすすめ銘柄②
MIRARTHホールディングス(8897)(旧タカラレーベン)

首都圏でマンション分譲を行う不動産会社です。

株主優待については、2021年3月31日時点の株主への贈呈を最後に廃止しています。

その後は、配当金による利益還元を優先しており、2020年3月期の配当は100株で年間1,900円でしたが、2023年3月期は年間2,200円とあがっています。

おすすめ銘柄③
楽天グループ(4755)

皆さんもご存知のネット通販大手です。

株主優待は2023年4月28日16:59をもって廃止となりました。

配当金については、2022年(第26期期末)の配当は100株で年間450円で、ここ10年近く同額で推移しています。

おすすめ銘柄④
AOKIインターナショナル(8214)

紳士服専門店で業界2位です。

紳士服の割引券以外にも、カラオケやネットカフェの割引券が付与されます。

配当については、2020年3月期の配当は100株につき年間4,600円でしたが、2021年3月期には低迷し年間1,000円にまで落ち込みました、

その後徐々に回復し2023年3月期には年間2,000円にまであがってきています。

株主優待としては、100株以上保有の株主にAOKI、ORIHIKAなどで使える20%割引券が5枚(年間10枚)、またコートダジュール、快活CLUBで使える20%割引券が10枚(年間20枚)付与されます。

おすすめ銘柄⑤
三菱UFJリース(8593)

三菱UFJグループのリース会社で、リースでは首位級です。

株主優待はありませんが、20期連続増配している会社です。

直近でも、2022年3月期の配当は100株で年間2,800円、2023年3月期は年間3,300円と堅調に推移しています。

増配ができるということは利益が成長しているということで、株価にも好材料です。

初心者向け株の始め方②:
1株単位で購入できるミニ株で始める

現在、一部の証券会社では1株単位で購入できるサービスを提供している会社もあります。

サービスを提供する会社により愛称が異なっていて、SBI証券であれば「S株」、楽天証券であれば「かぶミニ」などと呼ばれています。

注意点

ここでいうミニ株とは、単元未満株取引のことを指していますが、似たものに株式ミニ取引というものが存在します。

サービスの内容について異なる点がありますので、取引の際にはどちらの制度なのか確認しましょう。

ミニ株で株を始めるメリット

  • 少額で株式投資ができる
  • 損失額が少なくてすむ
  • 積立投資や分散投資がしやすい
  • 株式投資の練習になる

ミニ株を使えば、1単元に大きな金額が必要な「オリエンタルランド」や「任天堂」といった値嵩株も購入することができます。

ミニ株で株を始めるデメリット

  • 取り扱っている証券会社が少ない
  • 銘柄が限られる
  • 売買時間が決まっている
  • 手数料が高い
  • 指値注文ができない

ミニ株は1単元未満で取引をするために、取引時間などに制限があります。

詳しい内容はこちらを参照してください。

まとめ

少ない資金からでも株式投資が始められることが理解いただけたと思います。

また株式投資は、値上がり益だけでなく、配当や株主優待といった別の楽しみもあると分かったと思います。

10万円以下で割安な株からはじめるのも良いですし、ミニ株で、成長が期待できる銘柄へ投資するのも良いでしょう。

必要なのはどのような投資スタイルが自分に向いているかを発見することです。
大きなお金を入れる前に、是非、少額投資で経験を積んでください。

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