
ビューカードの法人向けはココが違う!ビュー法人カードを徹底解説
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ビューカードには個人向けカード以外に法人を対象としたおすすめ法人カード、「ビュー法人カード」があります。
他社の法人カードと同じようなネーミングだと感じるかもしれませんが、カードのスペックやサービス内容には独自の特徴があります。
まず、JR東日本系列の法人カードとして、電車やバスをよく利用するユーザーや国内出張が多いユーザーに便利でお得なカードとなっています。
もちろん、一般的な法人カードとしてのスペックは備えており、さらにVisaブランドのサービスも加えれば、よりビジネスに役立つアイテムとして選べるカードです。
最強の法人カードについては、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
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編集者イーデス編集部
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【ビューカードの法人版】ビュー法人カードは事業拡大期に持ちたいカード
JR東日本のサービス利用者にとくに便利なクレジットカードとしてビューカードがあります。
ビューカードは個人カードで、法人としての利用ならビュー法人カードの出番です。
ちょっと厳しいビュー法人カードの会員資格
ビュー法人カードの会員資格は少し厳しいものとなっています。
まず、法人登記をしていなければ申し込み条件を満たさないため個人事業主は該当しません。
また、原則として業歴が3年以上で経営の順調さも求められています。
スタートアップ企業や個人事業主に向けた法人カードが少なくない中、ターゲットとなる層を絞った法人カードです。
それだけに、経営が軌道に乗って成長を目指す時期に活用できるカードとなっています。
申し込みの流れと必要書類
ビュー法人カードの申し込みの流れを確認しておきましょう。
法人会員とカード使用者の申し込み
まず、法人としてビュー法人カード会員(法人会員と呼ばれています)となるための申し込みを行います。
法人会員はカードの使用者ではないため、カード利用には法人会員によるカード使用者の申し込みも必要です。
法人会員の役員または従業員をカード使用者として指定します。
ビューカード指定の書類を送付しての申し込みが必要で、オンライン申し込みなどには対応していません。
必要書類
入会申込時の必要書類は以下のとおりです。
- ビュー法人カード入会申込書
- ビュー法人カード利用組織登録票
- ビュー法人カード使用者登録票
- 預金口座振替依頼書・自動払込利用申込書
ここまでの4点は単純に入会意思を示す書類といえ、ビューカードから送付される用紙を使います。
さらに、資格条件の証明書類として以下の用意が必要です。
- 会社案内
- 貸借対照表および損益計算書(直近3年度分)
- 法人分の本人確認書類
- 連絡担当者分の本人確認書類
本人確認書類として指定されている書類
本人確認書類として使える書類を確認しておきます。
法人分
- 法人登記簿謄本または登記事項証明書
- 印鑑登録証明書
の2点で、前者は履歴事項を証明するものとなっています。
コピーでも構いませんが到着日からみて発行日付が6ヶ月以内のものに限られます。
連絡担当者分
- 運転免許証または運転経歴証明書
- 日本のパスポート
- 健康保険証
- 在留カード・特別永住者証明書
- 住民基本台帳カード
- マイナンバーカード
の6点のうち1点のコピーが必要です。
それぞれに日付やコピー面などの条件があります。
ビュー法人カードの基本スペック
ビュー法人カードの基本スペックをチェックします。
基本スペック一覧
国際ブランド | Visa |
---|---|
年会費 | 524円(税込) |
利用可能枠 | 審査により決定・カードごとに設定可能 |
支払い方法 | 毎月5日口座振替 または 毎月20日法人会員による振り込み |
旅行傷害保険 | 海外最高500万円(自動付帯) ※傷害・疾病治療費用は各最高50万円 国内最高1,000万円(利用付帯) ※傷害入院日額3,000円・傷害通院日額2,000円 傷害手術保険金は入院中が入院日額の10倍・入院外は5倍 |
ETCカード発行 | 1枚あたり年会費524円(税込) |
交通系機能 | Suica・Suica定期券・My Suica(記名式)へのチャージ機能 |
スペック上の特色
ビュー法人カードの国際ブランドはVisaのみとなっていますが、Visaは国内外でトップクラスの利便性を誇っているブランドです。
他の国際ブランドでなければならない理由があるユーザー以外は気にする必要もないでしょう。
年会費は524円(税込)で、1,000円を大きく切るリーズナブルさが受けています。
旅行傷害保険が付帯するなど、カード性能・サービスを考えればお得な設定です。
また、ビュー法人カードではカード利用代金の支払い方法として、口座引き落としと指定口座への振り込みの2種類を用意しています。
この点も口座引き落とししかない多くの法人カードとの違いです。
おすすめ法人カード・ビジネスカードの比較については、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
次の章では、交通系カードならではのサービスについて解説します。
交通系カードの特色を活かした多彩なサービス
ビュー法人カードには、交通系のクレジットカードらしいサービスが揃っています。
Suicaの利用が便利
JR東日本グループのクレジットカードであるビュー法人カードは、交通系ICカードとして人気のSuicaカードへのチャージができます。
ビュー法人カードは、Suicaにチャージできる現状唯一の法人カードです。
Suicaとしては使えないものの、Suicaへのチャージ機能を使うことで営業活動などのビジネスシーンで別に用意するSuicaカードの特性を活かせます。
都度きっぷを買う必要はなく、電車やバスの乗り降りがスマートになり、外回りの営業にも便利です。
同時に、営業交通費の清算などの煩雑な事務作業の解消にも役立ちます。
なお、チャージ可能なSuicaカードは一覧に掲載の3種類です。
法人カードとSuicaについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
きっぷ購入や「えきねっと」の予約もOK
ビュー法人カードを通常のクレジットカードとして利用しきっぷを購入することで、仮払いや清算の手間が省け、経費管理が楽になる点はチャージ式のSuicaカードと同様です。
さらに、ビュー法人カードはJR東日本のインターネットサービス「えきねっと」を利用して新幹線や特急列車の指定席の空席照会や予約もできます。
急な出張などビジネスの円滑な推進に役立つ法人カードです。
出張で使うホテルやレンタカーも割引
出張は日帰りだけでなく泊りがけになることもあります。
宿泊先や出張先での移動に使うレンタカーの利用も、ビュー法人カードがあればお得です。
JR東日本ホテルズなら快適なホテルの宿泊基本料金が最大20%も割引になります。
直営レストラン・バーの料金も最大10%引きです。
その他にもチェックイン時にカードを提示してチェックアウトを12時まで延長できるサービスなど、魅力的な特典があります。
JRホテルグループでは宿泊基本料金が10%割引です。
また、駅レンタカーの基本料金も10%割引され、経費の節減にも役立ちます。
法人カードでスマートexの活用については、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
次の章では、法人カードとしての一般的なサービスについて解説します。
法人カードの一般的なサービスも充実
ビュー法人カードは一般的な法人カードのサービスについても充実しています。
充実したサービス
部署ごとの経費が見える明細書発行
法人カードを導入する主目的は多くの場合、経費の一元的な管理にあります。
ビュー法人カードでは、部署ごとの経費を見える化し、効率の良い経営に役立つ明細書が発行されます。
その都度仮払いを行ったり個別に清算したりといった方法では、使う側も管理側も煩雑な作業が避けられません。
また、領収書などの統一性がなく、買掛分の支払日がマチマチといった問題点もあります。
経費の支出状況が見えにくくなる弊害もビュー法人カードの導入によって回避可能性が高くなります。
ETCカードの発行
ビジネスでの移動は電車やバスだけではなく、高速道路を営業車で走るケースも少なくないでしょう。
そのため、法人カードとETCカードは切っても切れない関係といえます。
ビュー法人カードの追加カードとしてETCカードを発行する場合は、1枚につき524円(税込)の年会費が必要です。
ビュー法人カード1枚に対して複数枚のETCカードを紐つけることができ、ETCマイレージサービスにも対応していることを考えれば、年会費を払っても損はないでしょう。
支払いは最長71日後でOK
クレジットカードは通常1ヶ月分の利用代金を翌月以降の指定日に支払うカタチをとっており、ビュー法人カードも例外ではありません。
ビュー法人カードの特徴は、そのサイクルの長さです。
たとえば、他社法人カードで末締め翌月末払いなら最長でも利用から61日後の支払いとなります。
ビュー法人カードで10日締め翌月20日振り込みなら最長71日後の支払いとなっており、キャッシュフローの面でもより優れています。
Visaブランドで利用できるサービス
ビュー法人カードには独自サービスだけでなく、Visaブランドの法人カードとして活用できるサービスとして、VisaビジネスオファーとVisaビジネスグルメオファーが存在します。
Visaビジネスオファー
Visaビジネスオファーにはビジネスツール、アウトソースなど5つのカテゴリのサービスがあります。
各カテゴリの主な内容は以下の通りです。
- おもてなし・ギフト
●ワシントンホテル・ホテルグレイスリーの基本宿泊料金10%OFF
●おみやげなど三洋堂の商品が10%OFF - ビジネスツール
●クラウドERPシステム「SmileWorks」の無料トライアル
●マネーフォワードクラウドの特定プラン3ヶ月無料 - アウトソース
●メリービズのバーチャル経理アシスタントサービス料金10%OFF
●ユーゴ/印刷サイト「スプリント」の料金5%OFF - オフィスサプライ
●ナカバヤシのフォトアルバム作成サービス「フエルフォトブック」割引
●プリンタや複合機などブラザーダイレクトクラブの全商品10%OFF - 福利厚生
●ウォータースタンドの定額制ウォーターサーバーレンタル料が1ヶ月無料
●雑誌専門のFujisan.co.jpでサイト価格から5%OFF
Visaビジネスグルメオファー
Visaビジネスグルメオファーは、Visaビジネスオファーのおもてなし・ギフトカテゴリに分類されるサービスです。
全国主要都市の有名店や人気店を優待価格で利用できるなど、ビジネスの接待にも使えます。
和洋中など料理のジャンルや人数、予算などから飲食店を選択し、専用ダイヤルで予約する流れです。
その際、Visaビジネスグルメオファーの利用であることを忘れずに申し出る必要があります。
申し出さえ行えば、あとはお店でビュー法人カードを使って決済するだけです。
最後の章では、ビュー法人カードの導入を前に注意したい事柄4点について解説します。
ビュー法人カードの4つのデメリット
ビュー法人カードには一般的な法人カードとは異なる点など、事前に注意しておきたい点が4つあります。
デメリット
カード発行まで時間がかかる
ビュー法人カードはいますぐ法人カードを使いたいというニーズには適していません。
発行スピードを重視するクレジットカードは少なくないですが、ビュー法人カードは他の法人カードと比べた場合、発行までの時間が非常に長いカードです。
通常のケースであれば、申し込みから発行まで最大で2ヶ月程度かかる可能性があります。
ビュー法人カードの公式ページに最短何日で発行といった表現が見られないことからも、手続きにしっかりと時間をかけていることが分かります。
ポイントサービスは採用していない
法人カードでも個人カードと同様にポイントを貯めて会社の備品や休憩時のお茶菓子を手に入れるといった楽しみ方があります。
しかし、ビュー法人カードにはポイントサービスがありません。
ポイントを貯めることが重要だと考えるユーザーには向いていないカードだといえるでしょう。
もっとも、使い方によってはポイントの価値と年会費を天秤にかけるとお得感が薄れる法人カードもあります。
ポイントサービスはなくても、リーズナブルな年会費のビュー法人カードは有力な選択肢のひとつです。
キャッシング枠の設定がない
ビュー法人カードにはキャッシング枠がありません。
法人カードでもキャッシング枠があると便利なケースはあります。
たとえば、個人事業主やスタートアップ企業が急な出費に対応するときです。
一方、ビュー法人カードは3年以上の歴史があり、経営が順調な法人を対象としています。
つまり、キャッシング枠の必要性がないユーザーが法人会員となる、なっているというべきでしょう。
したがって、キャッシング枠がない点はひとつの事実として捉えておけばよさそうです。
ショッピング保険がない
旅行傷害保険が付帯するビュー法人カードですが、ショッピング保険はありません。
カード決済で購入したアイテムの補償という点では期待できないことになります。
もっとも、ショッピング保険がついていない法人カードは珍しいものではなく、大きな問題とまではいえないでしょう。
ショッピング保険はなくても、カードの盗難や紛失の際に60日前まで遡る不正利用への備えはもちろんついています。
まとめ
ビューカードの法人カードであるビュー法人カードは、発行までの期間が長い、ポイントがつかないといった点で多くの法人カードとは異なるタイプの法人カードだといえます。
しかし、マイナス面を上回るプラスがあることから人気の法人カードの1枚です。
他にはないSuicaへのチャージ機能やJR東日本ホテルズでの最大20%OFFなど、国内出張や日常的に移動する社員が多い法人には見逃せないカードとなっています。
自社の活動状況を考えれば、一般的な法人カードが良いのか、ビュー法人カードが良いのかの見当がつくというものです。

ビュー法人カードの導入を決めたなら、発行まで時間がかかることを踏まえて、余裕をもった申し込みをしましょう。
法人カードについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
今回は具体的にどのようなスペックを持ち、使えるサービスがどれくらいあるのかなど、ビュー法人カードについて解説します。