
結婚式費用が払えないときの対処法!後払いの可否やおすすめローンについて解説
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一生に一度とされる結婚式を、盛大に執り行いたいと考える人は多いでしょう。
しかし、結婚式には多額の費用が必要な場合も多く、払えるかどうか不安という人もいるかもしれません。
万が一結婚式のお金が払えないとなってしまったら、どうすればいいのでしょうか。
その状況に陥らないためにも、お金の出所や対処法をしっかりと理解しておくべきです。
本記事では、支払いのタイミングや払えない場合の対処法、結婚式にかかる費用の相場と自己負担額について解説します。

金子賢司からのコメント
ファイナンシャルプランナー
結婚式の相場を見ると、想像以上にかかると感じるかもしれません。しかし実際に結婚式を挙げようと打合せをしていると、「せっかくの結婚式だから」ということで、いろいろなオプションを付けてしまい、想定よりもかなり高い見積りになりがちです。
結婚の費用は二人の考え方もあるため、一概に自分の意見だけで節約できるというわけでもありません。ここで紹介する程度の費用はかかると想定しておいた方が良いでしょう。
ファイナンシャルプランナー
監修者金子 賢司
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、金融に興味を持ち、資産運用やローンなどの勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
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結婚式費用の基礎知識|相場や支払い方法をわかりやすく解説
結婚式の準備を進める中で「費用が一体いくらかかるのか、なんだかよくわからなくて不安……。」という悩みを抱える人も多いですよね。
そのようなときは、客観的なデータや一般的な支払いスケジュールをまず知ることが大切です。冷静に自分たちの状況を把握し、計画を立てるためのスタートラインに立てるでしょう。
ここでは、結婚式の費用に関する基本的な知識をわかりやすく解説します。
- 結婚式費用の全国平均と自己負担額のリアルな金額
- 挙式や披露宴にかかる主な費用項目の一覧
- ご祝儀や親からの援助額を踏まえた自己負担額の計算方法
もし結婚式費用をカバーするための方法を早く知りたいと感じるのであれば、このあとの「結婚式の費用が払えないときの対処法5選」からお読みください。
結婚式費用の相場|全国平均は343.9万円
最新の「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」によると、結婚式にかかる費用の全国平均は343.9万円です。
結婚式費用の相場は地域によっても差があります。
地域 | 結婚式にかかる費用の相場 (挙式、披露宴・ウエディングパーティー) |
---|---|
全国 | 343.9万円 |
北海道 | 221.5万円 |
青森・秋田・岩手 | 283.9万円 |
宮城・山形 | 328.7万円 |
福島 | 333.7万円 |
茨城・栃木・群馬 | 321.7万円 |
首都圏 | 374.8万円 |
新潟 | 315.5万円 |
長野・山梨 | 338.9万円 |
富山・石川・福井 | 310.2万円 |
静岡 | 347.7万円 |
東海 | 348.0万円 |
関西 | 336.7万円 |
岡山・広島・山口・鳥取・島根 | 303.6万円 |
四国 | 289.2万円 |
九州 | 363.6万円 |
上記の金額はあくまで平均であり、実際の費用は招待するゲストの人数、式場、そして結婚式の内容によって大きく変動します。
この金額だけを見ると「そんな大金、払えない!」と驚いてしまうかもしれません。
しかし、安心してください。そのような結婚式費用すべてを、新婚夫婦が自己資金だけですべて支払うケースは少ないです。
結婚式費用の内訳
総額だけを見ても、具体的に何にお金がかかるのかイメージしにくいかもしれません。
費用の主な内訳を把握すれば「どこにお金をかけたいか」「どこなら費用を抑えられそうか」という具体的な作戦を立てやすくなります。
主要な項目とその平均額をチェックしてみましょう。
- 料理・飲物:約107万円 (節約しやすさ:★☆☆)
- 新婦衣装:約51万円 (節約しやすさ:★★☆)
- 引出物・ギフト:約24万円 (節約しやすさ:★★☆)
- 写真撮影(スナップ):約21万円 (節約しやすさ:★★☆)
- 会場装花:約19万円 (節約しやすさ:★★★)
- ペーパーアイテム:(節約しやすさ:★★★)
※引用:ゼクシィ「結婚式のお金っていくらかかるの?気になる費用の基礎知識」
上記は結婚式において必要性の高い費用ですが、選ぶグレードによって金額は大きく変わります。
特にゲストの満足度に直結する料理などは慎重に考える必要がありますが、装花やその他アイテムなどは工夫次第で費用を調整しやすい項目です。
どこまでクオリティを重視するかが、全体の費用を決める鍵となります。
結婚式費用はすべて自己負担となるわけではない
結婚式の大きな費用の支えとなるのが、ゲストからいただくご祝儀です。
そのため、結婚式費用の総額をすべて自己資金で用意する必要はありません。
ご祝儀の額はゲストとの関係性によって異なり、一般的な相場は以下のようになっています。
参加者 | 相場 |
---|---|
友人・同僚 | 3.0万円 |
上司 | 4.2万円 |
親族 | 7.4万円 |
「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」によれば、ご祝儀総額の平均は205.6万円でした。
さらに、7割以上の新婚夫婦が親・親族から平均で168.6万円の援助を受けているというデータもあります。
これらを考慮すると、結婚式費用の多くを自己資金以外でカバーできるケースも珍しくありません。
同調査によると、ご祝儀や援助額を差し引いたカップルの「自己負担費用」の平均は161.3万円となっています。
ただし、最終的な自己負担額は、援助の有無やご祝儀の総額によって大きく変わります。
家族やプランナーとよく相談しながら、入念にシミュレーションしておくのが重要です。
結婚式費用の支払いタイミングは前払いが6割以上
結婚式費用の支払いタイミングは「前払い」「当日払い」「後払い」の3種類に分けられます。
資金計画を立てる上で、費用だけでなく支払いタイミングも重要な情報です。
支払いタイミング | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
前払い | 挙式の1か月~1週間前までに、見積書の残金を一括または2回に分けて支払い | 式前に支払いが完結し、当日以降の金銭的心配が不要 総額が固定され、予算管理がしやすい | ご祝儀を受け取る前に大きな自己負担が発生 時間オーバーや追加ドリンク発生時に式後に別途精算が必要 |
後払い | 挙式翌日以降~式場指定の期日までに全額支払い | ご祝儀金額を把握した上で精算可能 前払い・当日払いのデメリットを緩和 | ご祝儀不足時は負担増加リスク 対応式場が少なく、選択肢が限られる |
当日払い | 挙式当日(通常は披露宴終了後) | ご祝儀を充当でき自己負担を軽減 前払いに比べて準備金額の負担が少ない | 当日ご祝儀の開封・計算作業で負担が増加 ご祝儀が想定より少ないと自己負担リスクがあるため多めの現金準備が必要 |
当日払いや後払いならご祝儀を支払いに充てられるため、自己資金に不安がある夫婦にとって特に魅力的でしょう。
しかし実際には、約65%の式場が「前払い」を採用しているとの調査もあります。
後払いが少ない理由は、万が一代金が支払われなかった場合に、式場側が大きな損失を被ってしまうからです。
契約が成立した瞬間から、式場は予約日の該当時間にほかの夫婦による売上を得られなくなります。
また数か月前から食材やスタッフの手配などもしなければなりません。
そのため、もし支払いが遅れたり、支払いが不可能になったりした場合、大きな損失が生まれてしまいます。
そのようなリスクを避けるために、前払い制を採用している式場が多いのです。
※参考:みんなのウェディング「結婚式費用は前払いが7割!現金じゃなきゃだめ?ご祝儀で支払う方法は?」
結婚式の費用が払えないときの対処法5選
もし結婚式の費用が支払えない場合、どのような対処法があるのでしょうか。
親・親族からの援助を除いた場合、次の方法が考えられます。
お金を借りる前に行いたいのが、結婚式費用の見直しです。
一部の項目を減らしたり、別の内容に変えたりすると、用意していた資金で結婚式が挙げられるかもしれません。
それでもどうしてもお金が足りない場合に、お金を借りることを検討するのが一般的な対処の検討方法です。
順番に見ていきましょう。
※本記事では支払いのタイミングを結婚式前として解説します。
結婚式の費用を見直す
結婚式の費用が払えないと感じた場合、結婚式の内容を見直して安く抑えるプランにし直すことが大切です。
結婚式の費用に上限はなく、こだわればこだわった分だけ費用が高くなります。
そのため、ウエディングプラン作成時に譲れない部分をはっきりさせておき、それ以外はウエディングプランナーと相談して決めるとよいでしょう。
事前に予算を伝えておくのもひとつの方法です。
見直す内容で触れないほうがよいのは、食事や引出物です。
試食やサンプルの確認をした結果、ランクダウンしても問題なければランクダウンしても問題はありません。
しかし、ゲストの満足度に直結する部分であるため、無理なランクダウンは避けたほうがよいでしょう。
それ以外の方法には、衣装数を減らしたり、ペーパーアイテムの要不要を決めたりする方法があります。
詳しくは「結婚式の費用を抑えるコツ」で解説しています。
- 新たな借金をせずに費用問題を解決できる可能性がある
- 2人の価値観を再確認し、計画性を高める機会になる
- 演出やプランを妥協しなければならない場合がある
- 見直しや交渉に時間と労力がかかる
- 支払い日まで時間的な余裕があり、結婚式のプラン内容に柔軟性を持てる人
結婚式費用の支払い方法について交渉する
「最大限プランを見直しても、まだ費用が足りないときに考えたいのが式場との直接交渉です。
「一度契約したのだから変更は無理だろう」と諦める必要はありません。
なぜなら、式場側にとっても、土壇場でのキャンセルは何としてもお金を工面する方法避けたい事態だからです。
「何とかしてこの結婚式を成功させたい」という共通の目的があるため、次章交渉の余地はまだ残されているかもしれません。
成功の鍵は、正直に状況を伝えることです。とはいえ、ただ「払えません」と伝えるのではなく、具体的な代替案をこちらから提案する姿勢が重要です。
- ゲストからのご祝儀で精算した後、挙式3日後まで支払いを待ってもらえないか
- 現在手元にある〇〇万円を先に支払い、残りを分割で支払えないか
といった支払い意思を示す提案をすれば、交渉を建設的に進めやすくなります。
契約後でも決して不可能ではないため、勇気を出して相談してみましょう。
- 借入をせず、キャンセルも回避して理想の結婚式を実現できる可能性がある
- 交渉次第でご祝儀を支払いに充当でき、一時的な自己資金の負担を大幅に軽減できる
- 交渉が必ず成功するとは限らず、精神的な負担がかかる
- 交渉の結果、保証人を求められるなど新たな条件が加わる場合がある
- 費用見直しなどほかの手段を尽くしても、どうしても費用が足りない人
- 夫婦で協力し、式場に対して誠実な交渉ができる人
ブライダルローンでお金を借りる
ブライダルローンとは、結婚に関わるお金を借りられる金融機関の商品のひとつです。
銀行や信販会社、クレジットカード会社が取り扱っていますが、結婚式場と提携しているものもあります。
事前の書類作成や審査は必要になりますが、後述するカードローンよりも金利が低いという特徴があります。
取扱い金融機関によって多少の差異はあるものの、ブライダルローンであれば年3.0%~10.0%程度です。
また、最高300万円~500万円まで借りられる可能性があるため、不足している結婚式の費用を補填するには十分な場合も多いでしょう。
ただし、一般的なフリーローンとは異なり、ブライダルローンは費用の使い道が決まっており、結婚に関連する内容以外で利用できません。
また、同じブライダルローンでも利用できる条件が異なる点に注意が必要です。
- 複数の金融機関から自分に合ったものを選択できる
- カードローンと比較すると金利が低め
- 融資額が結婚式場などの見積書に基づいて決定されるため、予算が不必要に膨らんでしまうのを防げる
- 審査~融資決定までに時間がかかる
- 使い道が決まっているため、対象となる項目を確認する必要がある
- 支払い期日まで1か月以上の時間的余裕があり、必要な金額が明確な人
- とにかく金利を抑え、総返済額を少しでも減らすことを最優先したい人

金子賢司からのコメント
ファイナンシャルプランナー
手持ちのクレジットカードにキャッシング枠が設定されていれば、審査なしでお金が借りられます。ただしキャッシング枠は数十万円とあまり大きくない傾向があります。急ぎで利用したい人や、少し借りられれば良いという人は検討してみましょう。
また結婚費用の借入は、どちらかが相手に秘密で利用してしまうと、あとでトラブルの原因になります。必ず二人同意のもと利用するよう心がけてください。
カードローンでお金を借りる
カードローンとは、銀行や消費者金融が取り扱っているフリーローンの一種です。
専用のカード1枚で借入も返済もできるため、カードローンと呼ばれています。
近年ではアプリで完結するサービスも登場しており、アプリローンと呼ばれることも増えました。
テレビCMなどでよく見かける消費者金融カードローンと、ATMなどに掲載されている銀行カードローンには、わずかながら違いがあります。
具体的には以下の通りです。
消費者金融カードローン | 銀行カードローン | |
---|---|---|
金利 | 年18.0%前後 | 年14.0%前後 |
融資までのスピード | 最短即日 | 最短翌日 |
借入限度額 | 500万円~800万円 | 500万円~800万円 |
1日程度の猶予がある人であれば銀行カードローンを、時間がなくすぐに資金を工面したい人は消費者金融カードローンを選択しましょう。
消費者金融カードローン
消費者金融のカードローンとは、プロミスやアコムなどの消費者金融が取り扱っているローンです。
銀行カードローンよりも審査~融資実行までの時間が短く、すぐにでもお金を借りたい人におすすめです。
ただし、対象となる法律が貸金業法になるため、年収の3分の1以上を借りることはできません。
申込み方法はアプリや郵送などでできますが、即日融資を希望するのであればホームページやアプリなどのオンライン申込みが便利です。
なかには最短1時間以内に融資実行までできる場合もあるため、急いでいる場合は消費者金融カードローンを利用しましょう。
返済方法も複数の方法があり、提携コンビニATMや無人機での返済のほか、銀行からの引き落としで返済することも可能です。
ただし、返済時の金利が銀行カードローンよりも高いため、無理のない返済ができるかどうかも確認しておきましょう。
- 最短即日での融資が可能
- 返済方法が複数から選択できるため、返済の自由度が高い
- 銀行カードローンと比較すると金利が高め
- 総量規制の対象になるため、年収の3分の1以上は借りられない
- 支払い期日が迫っており、とにかく急いで資金を確保したい人
- ご祝儀などによる短期での返済計画が明確に立っている人
消費者金融カードローンの中でおすすめしたいのが、三井住友銀行の系列であるプロミスです。
プロミスの特徴は、30日間の無利息サービスがあること。
この期間は初回借入の翌日から始まり、一度契約しておき、資金が必要になったときに借入してもよいでしょう。
無利息期間を無駄にせず、賢くお金を準備することができますよ。
- 初回借入日の翌日から30日間は利息がかからない※
- 契約してからすぐに借りなくても、無利息期間は減少しない
※30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とweb明細利用の登録が必要となります。
金利 | 年4.5%~17.8% |
---|---|
審査時間 | 最短3分※ |
融資スピード | 最短3分※1 |
web完結 | 可能 |
無利息期間 | 初回借入日の翌日から30日間※2 |
学生の利用 | 〇(18歳以上の場合)※3 |
※1.申込みの時間帯や利用する銀行によって、当日中の融資ができない場合があります。
※2.30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とweb明細利用の登録が必要となります。
※3.申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
借入金利 | 年4.5%~17.8% |
---|---|
無利息期間 | 30日間 |
融資時間 | 最短3分※ |
- はじめてご契約の方に最大1,000ポイント分のVポイントをプレゼント
- Web契約で最短3分融資も可能※
- 初めての方なら、30日間利息0円※
※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
銀行カードローン
銀行カードローンとは、その名の通り銀行が取り扱っているカードローンの一種です。
消費者金融カードローンとは異なり保証会社がついているため、審査には最低でも1日を要するという違いがあります。
即金性という意味では消費者金融カードローンに劣るものの、保証会社がついているため、消費者金融よりも金利は低めに設定されています。
返済総額も消費者金融より低くなるため、返済の負担を抑えたい人にはおすすめです。
注意したいのは審査の厳しさです。審査基準は公開されていませんが、銀行カードローンは保証会社の兼ね合いで細かなポイントを審査されます。
そのため、年収や年齢などの問題で融資を受けられない場合もあるでしょう。
また、希望している金額を借りられない可能性もあるため、その点にも注意が必要です。
- 消費者金融よりも金利が低めに設定されている
- 借入上限額は消費者金融とほぼ同じで、まとまったお金を借りられる可能性が高い
- 審査に最低1日はかかるため即金性では消費者金融に劣る
- 審査の結果借りられなかったり、借入額が小さくなったりする可能性がある
- 支払い日まで数日〜1週間程度の余裕がある人
- 返済が長期なる可能性があり、少しでも総返済額を抑えたい人

金子賢司からのコメント
ファイナンシャルプランナー
銀行カードローンは借入までに時間がかかる反面、低金利で利用できる。一方、消費者金融は早ければ20分程度で融資が受けられる反面金利が高いという違いがあります。
ただし大手消費者金融は、はじめての利用なら、一定期間は利息がかからない無利息期間を設けているケースがほとんどです。無利息期間に返済できるなら、消費者金融の金利の高さは問題にならないでしょう。

※借入金利:住宅ローンの利用で、みずほ銀行カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。
親や親族に相談してみる
式場との交渉と並行して考えたいのが、親や親族への相談です。
お金の相談は勇気がいることですが、大切な選択肢のひとつです。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」によると、8割以上のカップルが、親や親族からなんらかの資金援助を受けています。結婚式費用について援助を頼むのは、決して特別なことではありません。
ただし、デリケートな話題だからこそ「上手な頼み方」が重要です。タイミングと場所を選び、必ず自分の親には自分の口から直接話しましょう。
また単にお金を頼むのではなく、まず結婚に至るまでの感謝と、どのような結婚式にしたいかという想いを伝えるのがおすすめです。
その上で、式場の見積書を見せながら「ふたりでここまで準備したけれど、あと〇〇円が足りなくて……。」と正直に状況を説明してみましょう。
援助金の使い道を具体的に伝えられると、親御さんや親戚の皆さんも気持ちよく応援しやすくなるでしょう。
- 利息などの金銭的負担なく、資金的な問題を解決できる可能性がある
- 精神的な安心感が得られ、家族に応援されている実感を得やすい
- 必ずしも援助を受けられるとは限らず、断られた場合の精神的ダメージがある
- 頼み方によっては、今後の家族関係に気をつかうなど精神的な負担となる可能性もゼロではない
- 日頃から親子関係が良好で、お金のことでも真摯に話し合える信頼関係が築けている人
- 自分たちでできる限りの努力をした上で、最終手段として誠実にお願いできる人
結婚式費用が足りないときはブライダルローンとカードローンどちらを選ぶべき?
結婚式費用に充てるお金を借りる方法として、ブライダルローンとカードローンをご紹介しました。
そのため「結局どちらを選ぶべきなの?」と疑問に思うかもしれません。
しかしどちらを選ぶべきかについては、結論、状況によります。
ブライダルローンとカードローンとでは、金利や融資スピード・借入限度額が異なります。そのため、ご自身に合ったほうを選ぶのが大切です。
対処法 | 融資スピード | 審査の有無 | 金利 |
---|---|---|---|
ブライダルローンでお金を借りる | 1か月前後 | あり | 年3.0%~10.0% |
カードローンでお金を借りる | 最短即日 | あり | 年3.0%~18.0% |
結婚式までに時間があり、なおかつ金利を抑えたい場合はブライダルローンが優先的に考える借入方法になるでしょう。
一方で、支払いまで時間がない、結婚式までの時間が限られているなどの場合は、カードローンの利用を検討してみるのがおすすめです。
ローン利用時の3つの注意点
ローンを検討しはじめたとき、どのローンを選ぶか以上に重要なのが「どのように返済していくか」を考えることです。
ローンはあくまで「未来の収入を前借りする」行為であり、借金であるという事実から目を背けてはいけません。
計画的な利用を心掛けるために、特に注意すべき3つのポイントを解説します。
それぞれ詳しく解説していきます。
ブライダルローンはやめたほうがいいと言われる理由と本当のリスク
インターネット上で「ブライダルローンはやめたほうがいい」という意見を見かけることがあるかもしれません。
その背景には、ブライダルローンならではのルールや特徴があります。
まず、ブライダルローンは結婚式関連の出費にしか使えないケースが多いです。
そのため「結婚式でお金を使いすぎたから、追加で借入が必要になりそう」となった場合、ブライダルローンを契約していても別のローンを再度契約する必要があります。
また「一生に一度の結婚式だから」とついつい借りすぎてしまう可能性もあります。
たしかに結婚式は特別なイベントですが、お金の使いすぎには十分注意しましょう。
お金を借りられたとしても、返済の負担が重くのしかかってしまうリスクがあります。
毎月の返済額を把握するために返済シミュレーションを活用しよう
「金利〇%」と言われても、実際に毎月いくら払い、利息が総額でいくらになるのかを具体的にイメージするのは難しいものです。
そこで大きな力を発揮するのが、各金融機関の公式サイトにある「返済シミュレーション」です。
借りたい金額や金利を入力するだけで、完済までの期間や支払う利息の総額を瞬時に把握できます。
たとえば、100万円を金利10.0%で借り入れ、毎月5万円ずつ返済していくと仮定します。
すると返済期間は約22か月、支払う利息の総額は約9.6万円です。
具体的な数字を事前に把握し、無理のない返済計画を立てるのが極めて重要です。
結婚式のためのローンが住宅ローン審査に影響するケースも
将来の「マイホーム購入」にどう影響するのかについても、事前に正しく理解しておく必要があります。
住宅ローンの審査では主に「過去の返済履歴」と「現在の借入状況」が厳しくチェックされます。
そのため何よりも重要なのが、決して返済を延滞しないことです。
万が一、返済が61日以上遅れると、信用情報に「異動」という記録(いわゆるブラックリスト状態)が登録され、その後5年~7年間は新たなローン契約が極めて難しくなります。
また、たとえ延滞がなくても、ローン残高があるまま住宅ローンに申し込むのは避けましょう。
ローンが残っていると「返済負担率(年収に占める年間総返済額の割合)」が大きくなり、住宅ローンで借りられる金額が減ってしまいます。
将来住宅ローンを組む予定があるなら、その申込み前にはブライダルローンやカードローンを完済した上で、解約までしておくのがおすすめです。
結婚式の費用を抑えるコツ
結婚式にかかる費用は、演出などをこだわれば上限がなく、青天井と言われるほど高額になる可能性もあります。
裏を返せば、必要なものとそうでないものを仕分けすれば、結婚式費用を抑えられるかもしれません。
いくつかの方法が考えられますが、代表的な結婚式費用を抑える方法は次の通りです。
決して外したくないものを除いて、削減や変更できることに対応することで、結婚式の費用を抑えられるかもしれません。
それぞれの詳細を解説します。
人気の日取りを避ける
まず検討すべきは結婚式の日取りです。結婚式場の繁忙期は5月~6月と10月~11月と言われています。
過ごしやすい気候や気温であるため、結婚式の時期として人気があるようです。
特別な事情がないのであれば、この繁忙期を避けた時期に結婚式を開くとよいでしょう。
繁忙期には割高だった費用を下げられる可能性があります。
また、六曜のうち大安を避けるのも結婚式の費用を下げる方法のひとつです。
特に仏滅は一般的には結婚式を避ける風潮にありますが、結婚式場は仏滅割引などを用意している場合があります。
特に六曜を気にしていないのであれば、大安を避けることで結婚式の費用を抑えやすくなるでしょう。
ただし、特に六曜に関しては新郎新婦だけで決定せず、双方の両親や親族の意見も聞いて決定するようにしてください。
人によっては気にする人もいるためです。
時間はかかるかもしれませんが、まずは季節や六曜を再検討しましょう。
演出やアイテムをカットする
装飾やウェルカムボード、写真や動画などを見直すことで、結婚式の費用を削減できるかもしれません。
装飾でもフラワーアレンジメントを予算内でお任せにすることで、アレンジメントを指定するよりも低額に抑えられる可能性が高くなります。
また、ウェルカムボードを自作するなど費用をかけないようにすることで大幅な費用削減につながるでしょう。
ほかにも、スナップショットのシーンを指定したり、ビデオ撮影でも細かい条件を指定したりすることで費用を抑えられる可能性があります。
ほかにもアルバムにするのではなくデータでもらう、招待状を紙ではなくWebなどにするといいかもしれません。
結婚式場によっては変更できない項目もあるため、事前にウエディングプランナーとの相談は必須です。
もしある程度、新郎新婦側に裁量が委ねられているのであれば、少しでも節約できる方法を模索するとよいでしょう。
結婚式の費用は夫婦や両家でどう分担すべき?トラブルを回避する解決方法3選
結婚式の準備において「費用をどのように分担するか」は最もデリケートな問題のひとつです。
誰がどれくらい負担するのか、なかなか話し合いがうまくいかないと感じる夫婦もいらっしゃるでしょう。
トラブルを避け、円満に計画を進めるためには、まず「一般的な分担パターン」を知り、それをたたき台としてふたりで話し合うのがスムーズです。
ここでは、代表的な3つの分担パターンと、お金の話を円満に進めるための具体的なステップを解説します。
これらのパターンはあくまで一例です。
最終的にどう分担するかは夫婦によりますが、基本的な枠組みを知っておくことで、議論の道筋が見えやすくなるでしょう。
ここからは代表的な分担パターンについて、より具体的に説明していきます。
また、円満に話し合いを進めるためのステップについても解説していきます。
夫婦で均等に折半する
ご祝儀などを差し引いた後の自己負担額の総額を、単純に2で割り、新郎新婦が同額を負担する方法です。
計算がシンプルでわかりやすく、対等な状態を維持できるのがメリットです。
お互いの収入や貯蓄額、そして招待するゲストの人数に大きな差がないカップルに向いています。
ただし、この方法には注意点もあります。たとえば、新婦のドレスやヘアメイク代は、構造的に新郎の衣装代よりも高くなりやすいです。
また、どちらかの招待客数が明らかに多い場合、単純に折半すると「自分のほうが多く負担しているのでは?」という不公平感が生まれる可能性もあります。
お互いの状況をよく考慮し納得した上で、折半する必要があります。
招待客の人数比で按分する
飲食代や引出物など、ゲストに直接関わる費用を、新郎側と新婦側の招待客数の比率に応じて分担する方法です。
たとえば、ゲストの比率が新郎60人:新婦40人なら、関連費用も6:4で負担するという考え方で、両家の招待客数に大きな差がある場合には、特に有効でしょう。
「ゲストを多く呼んだ側が多く支払う」というわかりやすい考え方であるため、お互いに納得感が高くなりやすいのが最大のメリットです。
しかし、会場費や写真代、演出費用など、ゲストの人数とは直接関係しない「共通費用」をどう分担するかが曖昧になりがちです。
共通費用は折半にするなど、事前にルールを決めておくことがトラブル回避の鍵となります。
項目ごとに分担する
「新婦の衣装や美容代は新婦側が負担する」「新郎の衣装は新郎側が負担する」「会場費や演出などふたり共通のものは折半する」といったように、費用項目ごとに負担者を決める方法です。
「ドレスに一番お金をかけたい」「ゲストが楽しめる映像演出にこだわりたい」など、特定の項目に強いこだわりを持っている夫婦に向いています。
自分がこだわりたい部分の費用を自分で管理できるため、相手に遠慮することなく理想を追求できるのがメリットです。
しかし、この方法には最大のリスクが潜んでいます。
それは、新婦の衣装代や美容代は、新郎よりも格段に高くなる場合がほとんどであることです。
新婦側の負担が著しく大きくなる危険性があるため、全体の費用バランスをよく見て調整しましょう。
結婚式費用についての話し合いを円満に進めるための3ステップ
お金の話は非常にデリケートで、感情的な対立を生みやすい難しいテーマです。
しかし進め方を少し工夫するだけで、お互いの意思を尊重しつつ、建設的な話し合いが可能になります。
どのように話し合いを進めればいいか、より掘り下げていきましょう。
まずはお互いの貯金額と予算感を正直に共有する
お金の話の第一歩であり、最も重要なのが、お互いのお金事情をオープンにすることです。
ふたりの間に存在する隠しごとを取り払うための重要なステップでもあります。
お互いのお金の使い方を責めるのではなく、収入や支出、貯金額などをリストアップして「見える化」しましょう。
そうすることで「あなた vs 私」ではなく「私たち vs 課題」という協力関係を築きやすくなります。
やりたいことと支払う費用のバランスをすり合わせる
自分たちの予算をどう配分するかも、意見が割れやすいポイントです。
もし話し合いがうまく進められない場合は、結婚式の費用を「おもてなし費用」と「こだわり費用」の2種類に分けて考える戦略が有効です。
- おもてなし費用:料理や引出物など、ゲストの体験に直接影響する費用
- こだわり費用:衣装や装飾など、主にカップル自身の満足のための費用
上記のように分類して考えることで、主観的な意志のぶつかり合いを回避できます。
「私たちの『こだわり費用』の予算のうち、ドレスにはどれくらいの割合を配分する?」という客観的なリソース配分の議論へと転換しやすくなるのです。
両家の親への報告と相談のタイミング
結婚式費用を援助してもらうために、親に相談する夫婦も多いでしょう。その際重要なのは、夫婦での意見が定まってから相談すること。
つまり、ふたりの間で計画と予算について完全に合意するまで、親に相談するのは控えたほうがよいでしょう。
親に相談するベストなタイミングは、式場から詳細な見積書を受け取った後です。
そうすれば、「援助をお願いします」と漠然と切り出すのではなく「こちらが私たちの計画で、総額◯◯円のうち自己資金で△△円を準備しましたが、✕✕円が不足している」と具体的に相談できます。
結果的に、ふたりの責任感を示すと同時に、親御さんも気持ちよく応援しやすくなります。
まとめ
結婚式は、一生に一度の大事なイベントのひとつ。しかし、先立つものがなければ思い描いた結婚式ができないのも事実です。
結婚式は一生に一度の大切なイベントですが、どうしても多額の費用がかかってしまいます。
しかし、その不安を乗り越えるためには、正しい知識と計画、そして何よりも「早めの行動」が必要不可欠。
費用が足りないと感じたら、まずはプランの見直しや日取りの変更、アイテムの自作といった工夫で費用を抑えられないか検討するのが重要です。
もしそれでも結婚式の費用が足りないのであれば、ウエディングローンやカードローンを利用して補填することも検討してください。
結婚式の費用は高額であり、ほとんどの結婚式場では前払い制を採用しています。
見積書をもとに必要な分だけ借りるようにし、返済額が大きくなりすぎないようにしましょう。
大切なイベントがのちの負担につながらないよう、借入は計画的にしてください。
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