車売却パーフェクトガイド/手続きの流れ・必要書類から注意点まで解説

車売却の流れや必要手続きを完全ガイド
車売却

2022-02-22

車を乗り換えるにせよ、もう運転する必要がなくなって手放すにせよ、初めて車を売るときにはいったいどうすればよいのか不安に思うのは無理もありません。

車を売るときのよくある疑問


  • 「車を売るといっても、どこに売ればいいんだろう?」
  • 「車を売るのに必要な準備って、何があるんだろう?」
  • 「自分の車を安く買い取られたくない‥‥」

上記のような、さまざまな疑問や悩みがあるかと思います。

中古車市場に詳しいわけではない一般の方の場合、準備をしておかないと相場よりも低い値段で愛車を手放してしまう可能性があるのも事実です。

ポイントとして、車買取業者を利用すれば、ディーラーで下取りをしてもらうよりも車を高く売れる可能性が高いです。また、複数の買取業者の査定額を比較できる一括査定サービスを利用するのが最もおすすめです。

この記事では、車の売却を検討している方に向けて「どのような準備を行えば、車をスムーズに、しかも高く売ることができるのか」手順に沿って解説していきます。

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  • 車を高く売りたいなら、ディーラー下取りに出さない
  • 査定額には決まりがなく、さまざまな要因で買取価格は決定される
  • 車をいちばん高く売る方法は、複数の買取業者に競わせること

車買取業者は安く車を仕入れることで、利益を増やすことができます。買い叩かれるのを防ぐためには、 事前に車の買取価格を複数の業者に競わせることが大切です。 1回で複数業者に査定依頼できる「一括査定サイト」を利用して、納得いく査定額を引き出してください。
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増田真吾さん
増田真吾さん

自動車ライター

和太鼓とROCKを愛する自動車ライター。
国産車ディーラー、車検工場でおよそ15年自動車整備士として勤務したのち、大手中古車販売店の本部業務を経験。
その後、急転直下で独立しフリーの自動車ライターに転身。国家資格整備士と自動車検査員資格を保有し、レースから整備、車検、中古車、そしてメカニカルな分野まで幅広い知見を持つ。

目次

本当に車を売るべきタイミングなのかチェック

車を売ることをすでに決めている方は、この章は読み飛ばしていただいてかまいません。

ただ「古くなってきたし、そろそろ買い替えのタイミングなのでは……」となんとなく思っている方は、本当に今が車が売りどきなのか、一度冷静に考えてみることをおすすめします。

今の車にいつまで乗り続けるのか、どのタイミングで手放すべきか、その選択によってあなたのカーライフは大きく変わります。

ここではシンプルに車を売るタイミングの参考にしていただきたい基準として重要な「年式」「走行距離」について解説します。

車を手放すうえで最適なタイミングについて、より詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

車を売ることを考えたい年式の目安

年式から考えた場合、車を売りたいタイミングとしては「車検を迎える前」「税金が上がる前」となります。この観点から考えた場合、車の売却を検討したいタイミングは次の通りです。

車の売却におすすめのタイミング

  • 新車登録から3年目
  • 新車登録から5年目
  • 新車登録から13年目

新車登録から3年未満で車を売ると、一度も車検を通す必要がありません。リセールバリューが高い車を新車で購入された方で、常に新しい状態の車に乗りたい方は、このような短期的な買い替えスパンも検討してみてはいかがでしょうか。

5年での乗り換えの場合は、最新の安全性能がついた車に乗れることが多くなります。日本の人気車では5~10年ごとにフルモデルチェンジされることが多いためです。

車は日進月歩の進化を遂げています。常に最新の安心・安全な設備を搭載している車に乗りたい方は、新車登録から5年での乗り換えを検討するとよいでしょう。

また、新車登録から13年目以降になると、自動車税や重量税といった税金が増額されるうえ、故障も目立ってきます。そのため、13年落ちになる前には車を売却することをおすすめします。

もちろん、定期的な修理を行っていれば、現代の車は20年近く走行が可能です。ただ、さまざまな不備や不便さを感じながら運転を続けるよりは、より状態のよい車に乗り換え、安全に走行するほうが重要ではないでしょうか。

車の売却を検討したい走行距離の目安

車の売却額に最も大きく影響するのは年式ですが、「走行距離」もまた査定額に大きな影響をもたらします。車種によっても異なりますが、およそ「走行距離5万キロ」を境に査定評価額が大きく落ちます

具体的にいうと、走行距離5万キロで査定額は半額近くにまで落ちるのが一つの目安です。

走行距離が10万キロまで達すると、あまり値段がつかないと思っておくのが無難です。

車を高く買い取ってもらい、そのお金を次の車の購入資金の足しにしたいと考えるのであれば「5年落ち/走行距離5万キロ」の段階で車を手放すことをおすすめします。

増田さん

年式と距離で見た場合、より買取査定に影響するのは年式よりも走行距離です。

一般財団法人 日本自動車査定協会の定めている査定基準では、3年で売却すると仮定した場合、3万kmまでは減点されませんが、それ以上の走行距離は減点対象になります。対して、同じ走行距離でも、年式が古くなった場合は減点対象になりません。

つまり、年間の走行距離が極端に少ないのであれば、多少売却時期を後ろ倒しにしてもそれほど査定額に影響しません。反対に、年間2万km以上乗るような場合は早めの売却を検討した方が、損をせず売却できる可能性が高くなります。

価格がつかないボロ車の処分に困っている場合

査定額がつくとは思えないような車(全く動かない車や、完全に水没してしまって電気系統全般がダメージを受けているような車)や、一度売ろうとしたものの値段がつかなかった車に関しては、廃車にするという選択が現実的です。

「水没車」「事故車」「不動車」など、ほとんど価値がない車を処分したいなら、専門の廃車買取業者に依頼を行うようにしましょう。廃車買取業者を選んだ方がよい理由は次の通りです。

車の処分には廃車買取業者がおすすめな理由

  • ディーラーで廃車を依頼すると、手数料がかかる
  • 自分で廃車の手続きを行うと手間や時間がかかるが、廃車買取業者に依頼すると楽
  • 大手の廃車買取業者に依頼すると、基本的にはお金がかからず、買取額がつくこともある

きちんと業者を選べば手間が少なく、費用もかからずに廃車することができます

重要なのは、廃車の買取を専門的に行っており、0円以上の買取保証をしている業者を選ぶことです。一見価値がない車にも値段がつく可能性があるのは、廃車買取業者は車を分解してパーツごとに売る、海外の事業者に売るといった販売ルートを持っているためです。

「買取価格0円以上保証」「全国対応」の廃車買取業者を利用したい方は、以下から申し込んでみてください。

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ここまで、車の売り時/売却を検討したい機会について解説してきました。

さて、車を売ることを検討している段階であるにせよ、車を売ろうと決めた方にせよ、売却を申し込む前にしておくべき準備があります。以下で見ていきましょう。

車を売る前には、必ず「売却相場価格」を把握する

車を売る前にまず行いたいのは「自分が乗っている車の売却相場価格を把握する」ことです。

中古車はそれぞれ状態が異なるので、正確な売却額を事前に知ることはできません。ただし、乗っている「車種」「グレード」「年式」「走行距離」がわかっていれば、おおまかにどれくらいの価格で売れるのか、売却相場価格を知ることができます。

相場価格を事前に知ることのメリットは、次の通りです。

相場価格を知ることのメリット

  • 車を売るかどうかの判断材料になる
  • 相場価格を把握することで、実際の査定額が妥当なものか判断できる

車を売ろうか迷っている方にとって「どれくらいの価格で売れるのか」は気になるところかと思います。

思ったより高く売れそうなら売却を決めることもできますし、逆にほとんど値段がつきそうにないなら、今の車を乗りつぶすことも考慮に入れることになるでしょう。

また、相場価格を知ることの大きなメリットとして、いざ売るときに実際の査定額と比較できることが挙げられます。

相場価格よりもずっと低い価格であれば「なぜ、こんなに安いのか」理由を質問できます。回答に納得できない場合、別の業者に改めて査定を依頼し、査定額を比較することもできます。

増田さん

事前に買取相場を調べておくことで、車を不当な安値で買い叩かれることを防ぐことができます。

買取業者もビジネスなので、相場より1円でも安く買い取りたいのが本音です。中には相場よりも安いことを踏まえ、さまざまな理由を付けて安値で買い叩こうとする業者も存在します。

しかし、市場のニーズによって決まる中古車の相場は嘘をつきません。大切な愛車を売るのですから、説明や回答に納得できないときは、別の業者からも査定を受けることをおすすめします。


それでは、どのように相場価格を調べればよいかを見ていきましょう。

ナビクルの「買取・下取り相場検索」を利用しよう

車の売却相場価格を調べるなら、一括査定サイト「ナビクル」の買取・下取り相場検索機能を利用するのがおすすめです。現在の相場だけでなく過去~未来の相場推移も確認することができ、いつ車を売却するかの判断にも活用できます。

なお、詳しくは後で述べますが、主な車の売り方として以下が挙げられます。

主な車の売り方

  • ディーラーに下取りに出す
  • ガリバー、アップル、ネクステージなどの車買取店に売る

「下取り価格相場」と「車買取店での買取相場価格」は異なり、車買取店の方が相場価格が高くなる傾向にあります。

多くのサイトが買取相場と下取り相場のどちらかしか見られない中で、ナビクルの相場検索では両方を確認することができるのが大きなメリットです。ぜひ利用してみてください。

売却相場価格をおさえておけば、車を売る前の事前準備としては十分です。それでは、いよいよ車を売るために実際に動いていきましょう。

車の売却方法を決める

相場価格を調べ、車を売ることを決めたら、次にすべきことは車の売却方法を決めることです。

すでに一部触れていますが、車を売る方法としては主に次の3つが挙げられます。

車を売る方法3つ

  • ディーラーの下取りに出す
  • 車買取店に買い取ってもらう
  • 車の一括査定サービスを利用する


上記以外にも「個人売買を行う」「オークションに出品する」といった売り方もあるにはあります。ただ、あまり一般的ではないこと、売買に際してトラブルが起きやすいことから、おすすめできません。

リスクを承知のうえで「それでも利用したい」と考える方は、以下の記事をそれぞれ参照してください。

ここから、上で紹介した「下取り」「買取店での売却」「一括査定」の3つの売り方について解説していきます。あなたが車を売る際に何を優先するかによって、最適な売り方が変わります。

売却方法の選び方

  • 車をラクに、手間なく売りたい:ディーラー「下取り」がおすすめ
  • スピーディーに車を手放したい:「車買取業者」への売却がおすすめ
  • 車を少しでも高く売りたい:「一括査定サービス」がおすすめ

それぞれの売り方について補足していきます。

買い替えの手間や面倒が少ないのは「下取り」

ご存知の方も多いかと思いますが、下取りとは「新しい車の購入先で、これまで乗っていた車を手放すこと」です。

車を下取りに出すことのメリットとしては、次のようなものが挙げられます。

「下取り」のメリット

  • 買い替えの際の手間がかからず、面倒が少なくて済む
  • 新たに購入する車の価格交渉に使える
  • 本来なら価格がつきにくい車でも、一定の値段がつきやすい

下取りの場合、前提として新たな車の購入と今乗っている車の売却がセットになっています。書類の準備は必要となるものの、売却~購入の手続きを1箇所でまとめて済ませることができるため手間が削減できます。

また下取りの価格は、そのまま購入する車の値引き額となります。本来なら車両の値引きがしにくい車でも、下取り価格を調整して実質的に値引きしてもらえることもあります。

また車買取業者では値段がつかないような、年式が15年といった古い車、状態が悪い車でも、下取りの場合はいくらか値段がつく場合があります。「新しく車を購入する」ところで利益が確保できるため、少々下取り価格に色をつけられるのです。

ただし「そもそも価値のある車」をできるだけ高く売りたいのであれば、下取りに出すのはおすすめできません。やはり中古車を売るルートを多く持っている専門の車買取店への売却の方が高い値段がつきやすくなります。

ディーラーは「新車の販売」と、そのアフターサービスによって利益を確保しており、中古車の販売ルートを豊富に持っているわけではありません。買い取った中古車も、そのまま一般消費者に売るというよりは、一定期間が過ぎたら業者専用の中古車オークションに出すことで在庫を捌いているのが現状です。

少しでも高い値段で車を売りたい方は、次に説明する「買取業者による買取」を利用するのが賢明です。

それでも下取りに出したいと考える方は、次の2つの記事を参考に、一連の流れとメリットとデメリットをおさえておきましょう。

車を高く、スピーディーに売るなら車買取業者による「買取」 

下取りよりも車を高く売りたい方は、車買取を専門とする業者(有名どころではガリバー、アップル、ネクステージ、ビッグモーターなど)への売却を検討しましょう。

同じ条件で車の下取り相場と買取相場を比較した方は気づいたかもしれませんが、買取相場のほうが下取り相場よりも高くなる傾向にあります

例外はあるものの、車買取店は買い取った車の販売ルートを多く持っており、利益が出しやすいためディーラーに比べて中古車の「買取力」が高くなるのです。

買取業者はよい状態の車を在庫として確保することが利益につながるため、当然車の買取に積極的です。申し込んだ当日のうちに査定・買取をしてくれる場合もあるので、すぐに車を手放したい方にとってはうってつけでしょう。

なるべく早く、そして適切な価格で車を高く売りたいという方は車買取店に査定依頼を行い、査定額に納得できたら契約を結ぶのが最適です。

具体的にどの車買取業者を選べばいいか悩んでしまう方は、車買取業者を比較した次の記事をご覧ください。

車買取店への査定依頼の一般的な申込み方法

車買取店へ査定依頼をするのはとても簡単です。

今では大手の車買取業者では、公式サイトからwebで査定依頼を申し込むことができますし、掲載されている電話番号(フリーダイヤルがほとんど)に電話かけて依頼をすることもできます。

「出張査定」という、自宅まで査定士に来てもらうサービスに対応している業者もあります。車買取店への査定依頼の詳細は、次の記事を参考にしてください。

査定額を上げたいなら、複数業者に査定見積もりを出してもらう

査定額が高く出る傾向にある買取業者への売却ですが、本当に少しでも高く売ることを狙うのであれば、やはり複数業者に査定してもらい、相見積もりを出してもらうことが必要です。

「できれば安く買い取りたい」と考えている業者もありますし、買取業者によって出せる金額には幅があるのも事実です。

そのため買取業者を利用する場合、いくつかの買取業者に査定依頼を行ったうえで、担当者にも「他の買取業者にも査定依頼を出している」ことを伝えるのがベストです。そして、いちばん高い査定額を提示した業者に売却を決めるのが賢い方法です。

しかし、多くの買取業者それぞれに査定依頼を行い、日程調整を行い、査定をしてもらうのは手間がかかります

そこで、「手間をかけず、しかも高く売りたい」というニーズにこたえたのが、次に解説する「一括査定サービス」です。車を売る際には、この一括査定サービスを利用するのがいちばんおすすめです。

車を少しでも高く売りたいなら「一括査定サービス」 

一括査定サービスは、その名の通り「複数の車買取業者に、一括で査定依頼を行う」ことでできるサービスです。

一括査定サービスでは、一度情報を入力すれば自動で複数の業者に査定依頼ができるので、自分でそれぞれの買取業者に連絡をする手間を省くことができます。

車の一括査定サービスを利用するメリット

一括査定サービスを利用する際の流れは以下の通りです。

車の一括査定サービス利用の流れ

一括査定サービスを使えば、手間をできるだけ省いて複数業者の査定額を比較することができます。少しでも高い値段をつけてくれる業者を見つけるためにも、ぜひ利用してみてください。

一括査定サービスを利用すると車を高く売れる理由

「一括査定サービス」を利用した場合、査定を申し込んだ業者には一括査定サイト経由での査定申し込みであることがわかるようになっています。これがどういうことかというと「業者は競合他社がいることを意識せざるを得ない」ということです。

つまり、1件でも成約がほしい業者は、お客様を競合他社に取られないように出せるだけの査定額を提示することになります。そのため、ただ比較する以上に高額売却の可能性が高まるのです。

一括査定サービスを利用する際の注意点 

ただし、一括査定特有のデメリットもあります。競合他社がいるため、買取業者は少しでも早くユーザーにアプローチして交渉をしようとします。

そのため、査定依頼を申し込んだら、すぐにさまざまな車買取業者から営業の電話がかかってきます。事前に知らなかったら驚くかもしれませんが、慌てずに対応しましょう。

中には「他の事業者とは連絡を取らないでください」「いくらだったら、即決していただけますか?」といった強引な営業をする事業者もありますが、応じる必要はありません。「査定額を比較して決めます」と告げるようにしましょう。

一括査定のメリットとデメリットの対処法については、以下を参照してください。

一括査定サイトの選び方

現在、さまざまな会社が一括査定サイトを運営しています。一括査定を利用しようと決めても「いったい、どのサイトを使えばいいんだろう」と迷う方もいらっしゃるかと思います。

一つの選び方として、提携業者が多いサイトから選択するという方法があります。提携業者が多ければ多いほど、たくさんの買取業者に査定してもらえる可能性が高まります。

つまり、高い査定額が出る可能性が高まるということです。

各一括査定サイトの提携者数を含め、おすすめの一括査定サイトランキングを以下の記事で紹介しているので参考にしてください。

営業電話を極力少なくする、電話をなるべく受け取らなくて済む一括査定サイトもいくつかあります。電話が苦手な方は、そのようなサイトを優先して選ぶとよいでしょう。

以上、車がいちばん高く売れる可能性が高い一括査定サービスの解説でした。ぜひ参考にしてください。

車の売却方法まとめ

ここまで、3つの車の売却方法を解説してきました。長くなりましたので、ここで一度まとめたいと思います。

車の主な売り方3パターン

  •  ディーラーへの下取り
  • 車買取業者への売却
  • 一括査定サービスの利用 

選ぶ基準としては、次の通りでした。

売り方を選ぶ基準

  • 車をラクに、手間なく売りたい:ディーラー「下取り」がおすすめ
  • スピーディーに、一定の価格で車を手放したい:「車買取業者」への売却がおすすめ
  • 車を少しでも高く売りたい:「一括査定サービス」がおすすめ

増田さん

車を買い取ることを生業としている買取専門店の方が、ディーラーの下取りより査定額が高くなる可能性があるのは本当です。また、複数の買取専門店から査定を受ければ、高く売れる可能性がさらに上がるのと同時に、不当な安値査定を回避できます。

では、ディーラーでの下取りが絶対にダメかといえば、そうとも言い切れません。記事内でも説明されているように、ディーラーの主な利益は、新車の販売とアフターサービスです。

そのため、ディーラーは顧客の囲い込みをとても重視しています。次に購入しようとしている車が、今乗っている車と同じメーカーの場合、意外なほど高い査定額を提示してくれることも珍しくありません。

複数の買取専門店から査定を受けるのとあわせ、ディーラーの下取り査定も忘れずに受けることをおすすめします。

次からは、車の売却先が決まったという前提で、実際に売却を進めるうえで何をしていくべきか解説していきます。

車の売却に必要な書類を揃えておく

どのように車を売るのであれ、車の所有権を変更するには定められた書類が必要になります。

特に入手が難しいものはありませんが、書類によっては取得するのに日数がかかる場合もあるので、事前に準備をしておきましょう。

車を売却する際の必要書類を表にまとめました。車を売るときに必要となる書類は「普通自動車」を売る場合と「軽自動車」を売る場合で一部異なるため、分けて記載しています。

普通車を売却する場合軽自動車を売却する場合

自動車検査証

自賠責保険証明書

自動車リサイクル券

振込口座情報

自動車納税証明書

印鑑登録証明書

実印

譲渡証明書(※)

委任状(※)

自動車検査証

自賠責保険証明書

自動車リサイクル券

振込口座情報

軽自動車納税証明書

印鑑(印鑑可)

自動車検査証記入申請書(※)

(※)がついている書類は販売店が用意してくれるため、準備する必要はありません。なお、住所変更をしている場合は住民票の写しも必要になります。

自分で用意すべき書類について、紛失した場合の対応も含め以下で解説していきます。

自動車検査証(車検証)

自動車検査証の画像

引用:車検と車の手続き案内センター

自動車検査証は車検証とも呼ばれ、車の型番や所有者等が記載されたものです。自動車検査証がないと、車を売却することができません

車の中に携帯することが義務付けられているため、ダッシュボードの中に保管している方が多いでしょう。

自動車検査証を紛失した場合 

自動車検査証を紛失した場合は、売却する車についているナンバーを管理している運輸局で再発行の手続きが可能です。手続きをすれば、その日のうちに受け取ることができます。

また、再発行には手数料:300円、申請書の用紙代:100円程度の費用がかかります。

なお、お近くの運輸局は下記のリンク先から検索することができます。

自賠責保険証明書

自賠責保険証明書の画像

引用:自動車賠償責任保険証明書

「自賠責保険証明書」も、車を売る際に必要です。車の運転をする際に義務付けられる自賠責保険への加入を証明する書類です。

こちらも自動車保険証と同様に、ダッシュボードに保管されている場合が多い書類です。

自賠責保険証明書がなかったり期限が切れていたりすると車を売却することができません必ず確認しておきましょう。

自賠責保険証明書を紛失した場合 

自賠責保険証明書を紛失した場合は、契約している保険会社で再発行手続きをすることができます。

窓口や代理店で受け取ることも可能ですし、電話で郵送を依頼することも可能です。ただし、再発行には1~2週間程度かかると考えたほうがよいでしょう。

もし保険会社が分からない場合は、車を購入した販売店に確認をしましょう。

自賠責保険証明書についてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

リサイクル券

リサイクル券の画像

引用:環境省ホームページ


「リサイクル券」とは、自動車リサイクル法で定められている料金の支払いを証明するものです。新車・中古車に関わらず購入時にリサイクル金を払っていることでしょう。

車を売却した場合は、リサイクル券を引き渡すと同時に、支払ったリサイクル料金は返金されます

リサイクル券も車検証と一緒にダッシュボードに保管されていることが一般的です。

リサイクル券を紛失した場合

リサイクル券を紛失した場合、再発行はできませんが、代用となる書類を取得することが可能です。

自動車リサイクルシステムのホームページから「リサイクル券の預託状況」という書類が印刷できます。リサイクル料金を支払っていることが証明できればよいので、印刷した書類を業者に渡せば問題なく手続きが行えます

リサイクル券については下記の記事で詳しく解説していますので、より具体的な内容と再発行などの手続きについて知りたい方は参考にしてみてください。

ここまで、車を売却する際に必要な書類について説明してきました。次は、書類に記載がある情報(住所や名義)が変わってしまっている場合の対応方法について解説します。

自動車納税証明書・軽自動車納税証明書

自動車税・納税通知書の画像

引用:自動車税納税通知書・領収証書・納税証明書

まずはじめに、自動車税を納めていないと車を売却することはできません

自動車納税証明書は自動車税を納めたことを証明する書類なので、最新のものを準備しておきましょう。

車検などの際にも必要になる書類のため、多くの人がダッシュボードに保管している書類です。

納税証明書を紛失した場合

納税証明書を紛失した場合は、管轄の都道府県税事務所にて再発行できます。再発行費用は無料の場合がほとんどです。

納税証明書についてさらに詳しく知りたい方は下記の記事を参考に再発行などの手配をしましょう。

印鑑登録証明書

印鑑登録証明書の画像

引用:財務省東北財務局ホームページ

印鑑登録証明書は普通自動車の売却時には必要となりますが、軽自動車の場合は不要です。

基本的に「3か月以内に発行された証明書」が必要です1か月以内のものを求められる場合や2通必要な場合があることも頭に入れておいてください。

「印鑑登録証明書」とは、捺印に使用された印鑑が市区町村に登録された実印であることを証明する書類です。所有している実印が変わっている場合、改めて印鑑登録をする必要があるので注意してください。

地域によって異なりますが、発行には300円程度の手数料がかかります。市区町村の役所等ですぐに発行できるほか、マイナンバーカードがあればコンビニでも発行が可能です。

実印・認印

普通自動車を売却する際には実印が必要になります。実印は市町村への登録が必要です。

軽自動車の場合は認印でもかまいません。

住所や名義が変わっている場合の対処法

ここでは、引っ越しや結婚などにより車の購入時と住所や名義が変わってしまっている方に向けて対処法を説明していきます。

住所や名義が変わっている例

  • 購入時の住所と現住所が異なる
  • 名義(姓)が異なる

購入した時の住所(車検証の住所)と現住所(印鑑登録証明書の住所)が異なる場合

車を購入した時の住所と現在の住所が異なる場合には、住所変更を証明する住民票が必要になります。

住民票は市区町村の役所で発行が可能です。マイナンバーカードがあればコンビニでも発行できます。

複数回住所変更をしている場合は、「戸籍の附票(200円)」または「住民票の除票(300円)」が必要になります。こちらは本籍地の市区町村で発行してもらえます。

結婚・離婚をして車検証の姓が異なる場合

結婚や離婚をして姓が変わっている場合、そのことを証明する「戸籍謄本」が必要になります。車検証の持ち主であることを証明するためです。

戸籍謄本を発行するには450円の費用がかかります。本籍地の市区町村で発行が可能なので、該当する方は用意しておきましょう。

以上が、車の売却に必要な書類です。申し込み後に慌てないためにも、できるだけ事前に準備しておきましょう。

査定を受け、売却を決める

契約の際に必要な書類を集めたら、いよいよ査定の申し込みとなります。

下取りの場合は、購入の相談とあわせてディーラーと打ち合わせ、査定の日程を決めることになるでしょう。

車買取店の場合は、WEBサイトもしくは電話で申し込んだらまず店舗に行く日程、もしくは自宅に出張査定に来てもらう日程を調整することになります。候補日を考えておきましょう。

日程が決まったら、実際に査定をしてもらいます。基本的には車の査定士に車の状態をチェックしてもらい、査定額を提示してもらうだけです。査定にかかる時間も30分~1時間程度とそれほど長くかかりません。

増田さん

車の買取は、時に数十万円以上になる立派な取引です。そのため、売却する側のユーザーも、きちんとした対応が求められます。高圧的な対応をした場合、買取業者も損をしないように身構えてしまいますし、逆にオドオドと自信のない対応をしてしまうと、業者のペースに飲まれてしまうかもしれません。

もちろん、少しでも高く売りたいからといって、嘘を付くのは絶対にご法度。車の査定士はプロなので、どんなに隠しても修復跡や不備を隠し通すことはできません。トラブルの元になるだけではなく、他にも何か隠しているのではないかという疑念を持たれ、査定額を下げられてしまう可能性があります。

提示された査定額に納得できれば、売却を決めて契約に進みます。納得できない価格であったり、まだ他の業者にも査定してもらいたかったりする場合は、回答を保留しましょう。

気を付けたいのは、査定額が保証される期間は決まっているということです。中古車市場価格は常に変動しているため、1ヶ月後も必ず提示してもらった査定額で売れるわけではありません。

数日経っただけでも価格が変わることがあるため、回答を保留する場合は、出してもらった査定額をいつまでなら保証してくれるか確認しておきましょう。

また、複数業者に査定依頼する場合、査定額が保証されている期間内で比較できるようにある程度近い日程で査定を行ってもらう工夫が必要です。1社1社に直接査定依頼する場合も、一括査定サービスを利用する場合も同様です。

契約手続きと車両引き渡し

満足できる査定価格が提示されれば、そのまま契約の手続きに移ります。

「契約手続き」と聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、必要書類さえ用意していれば難しいことではありません。必要書類を渡し、指定された契約書に捺印を行えば手続きは完了です。

また必要書類が契約当日になくても、後日郵送することで対応できる業者もあります。

車両を引き渡すタイミングとしては、査定してもらい契約を結んだ即日~10日間程度が一般的です。すでに触れたように、引き渡しまでに時間がかかりすぎると、査定額が変わるリスクが生じます。そのため、早めに引き渡せるようにしておくのがベストです。

車両を引き渡す日までに、車内の私物はすべて片付けておくようにしましょう。車両を引き渡したら、あとは入金を待つだけとなります。

増田さん

買取契約でもっとも注意していただきたいのが、「再査定」の有無です。再査定とは、買取業者が車を引き取ったあとに再度査定をすること。過去には再査定によって、最初に提示された査定額が半値以下に下げられたというケースもあります。

そして、再査定の額に納得できないからとキャンセルを申し出ても、中には法外なキャンセル料を請求してくる業者も存在します。

契約時には、再査定があるか、もし再査定の額に納得できない場合のキャンセルポリシーがどうなっているのかを確認しておくことが大切です。

入金確認を行う

下取り以外の車売却方法の場合、入金を確認してはじめて、車を売る一連の手続きが完了したといえます。

車の買取金額は、現金ではなく銀行振り込みで支払われることが一般的です。基本的に、車両を引き渡してから3日~1週間程度で振り込まれます。

万が一、振り込みが遅れたらすぐに売却先に連絡を入れましょう。ほとんどの場合は単純な人的なミスですが、トラブルが起こりそうなら国民生活センターなどに相談することをおすすめします。

以上で、車を売る手続きはすべて完了です。気を付けるべき点はさまざまですが、ポイントをおさえれば問題なく車を売ることができます。

最後に、売却方法以外でどうすれば車を高く売ることができるのか、そして車を売るときに知っておきたい事柄をまとめたので、参考にしてください。

車売却時に知っておきたいこと 

最後に、査定額を上げるために用意しておきたいものと、その他補足事項について解説します。

査定額アップにために用意しておきたいもの 

ここで紹介するものは、必ず用意しなければならないものではありませんが、持っていると査定額がアップする可能性があるものです。

査定額アップのチェックポイント

  • 整備記録簿(メンテナンスノート)があるか
  • オプションなどの純正品が揃っているか
  • スペアキーがあるか
  • 取扱説明書があるか
  • 外装・内装はキレイな状態か

車を売る準備をする際、上記のポイントもチェックしておきましょう。それぞれについて簡単に説明します。

整備記録簿(メンテナンスノート)

整備記録簿(メンテナンスノート)の画像

引用:車検と車の手続き案内センター

「整備記録簿」は、別名「メンテナンスノート」とも呼ばれ、車にとっては履歴書やカルテのように大切なものです。

整備記録簿には、その車が今までどんな整備や点検を受けてきたのかということが記録されているため、きちんと必要な整備や点検を受けてきたという証明になります。

中古車を購入する場合に不安なことといえば、購入後すぐに故障したり、整備が必要になったりすることではないでしょうか。そのため、「整備記録簿あり」の車のほうが売りやすく、査定額もアップする可能性があるのです

整備記録簿については下記の参考記事で詳しい解説をしていますので、あわせてご覧ください。

純正品のオプション 

純正オプションも、査定の際にプラス評価につながりやすいです。

最大のメリットは、純正であることの信頼性があることと、社外品に有りがちな「取って付けた感」がないことです。すべてがプラス評価になるわけではありませんが、査定時に伝えるようにしましょう。

もとのデザインを損なわずうまく馴染むがゆえに、査定のプロである査定士であってもオプションとして購入した装備なのか区別がつかないことがあります。せっかくの評価額アップの要素を取りこぼさないよう、何をオプションとして付けているのか伝えることが大切です。

一方、社外品については、名の通った有名ブランドのアルミホイールや高性能ナビなどであればプラス評価も期待できます。しかし、社外品は個人の趣味趣向が大きく影響するため、それほどプラス査定は期待できません。

それどころか、社外品をつけていることで場合によってはマイナス評価の恐れもあるので注意が必要です。

純正パーツが残っているなら、事前に準備しておくと無駄なマイナス評価を受けにくくなるのでおすすめです。

増田さん

プラス評価されそうなオプション品として、代表的な物がカーナビをはじめとする車内の電装品です。一般財団法人 日本自動車査定協会の査定基準によると、3年未満のもので最大4万円、5年以内のもので最大3万円のプラス査定となります。

ただし、正常に作動することはもちろん、外付けタイプのポータブルナビや一般的なオーディオはプラス評価に繋がりません。

その他、エアロパーツやアルミホイールも状態によってはプラス評価に繋がる可能性があります。純正、社外含め査定時に伝えておくとよいでしょう。

ただし、社外品は明確な査定基準が定められていないため、市場の需要によって変化します。

その他の査定額アップのポイント

その他、「スペアキー」や「取り扱い説明書」なども用意しておくと、査定額がプラスになる可能性があります。

スペアキーや取り扱い説明書などは、日ごろ車を使用しているときにはほとんど必要性を感じないものかもしれません。ところが、車を購入するときには「どうせなら付いている車を選びたい」のが消費者心理というものです。

また、簡単に車の外装、内装を掃除しておくことも重要なポイントです。洗車や室内清掃をしたところで車が若返るわけではありませんが、汚い車よりも綺麗な車の方が、査定士に与える印象が良くなります。

その他の補足事項 

中古車市場では、時期によって需要と供給の変化が起こります。そのため同条件の車でも高く売れる時期と、そうではない時期があります。もしタイミングが選べるのであれば、高く売れる時期を選びましょう。詳しくは次の記事を見てください。

また、車を売るときには支払い済みの自動車税が返ってきたり、自賠責保険の還付金が生じることがあります。知らないと損をする場合もあるので、事前に把握しておきましょう。

車を売るときのよくあるトラブルとその対処法については、以下を参照してください。

「どんな車でも売れるの?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。多くの場合において、必要な手続きさえ行えば車を売ることは可能です。「車検切れ」「まだローンが残っている車」を売るための方法を具体的に解説している記事も参考にしてください。

まとめ

この記事では、車を売る際に必要なことについて手順に沿って説明してきました。

売却の方法は大きく分けて以下の3通りあり、少しでも高く売りたいなら「一括査定サービス」を使って複数の買取業者の査定額を比較するのがおすすめです。

車の売り方まとめ

  • ディーラーの下取りに出す
  • 車買取店に買い取ってもらう
  • 車の一括査定サービスを利用する

また、査定の前に車の買取相場を調べておくようにしましょう。手続きをスムーズに進められるよう必要な書類を準備しておくことも大事です。

この記事を参考に、納得できる価格でスムーズに車を売却してもらえれば幸いです。

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