車の買い替え時期はいつがいい?乗り換えを考えるべきタイミングを解説
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車の買い替えを検討するにあたり、「結局いつ買い替えるのがよいのかわからない」「買い替えてから後悔したくない…」といった悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
また、「みんなどうやって判断しているんだろう?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
最初に、前に乗っていた車を何年所有して買い替えたかについてのアンケート結果を示します。新車・中古車ともに3年未満で買い替えた方の割合が最も多いです。
また、アンケートの結果から「乗りたい車が見つかった」「車検が近くなった」といった理由で買い替えを判断する方が多いことがわかりました。「乗りたい車があるかどうか」は、買い替えにおいて特に重要な判断基準となります。
以下、経験者の声やモータージャーナリストの岡崎五朗さんからのアドバイスとともに、車の買い替え時期・タイミングについて詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてください。
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モータージャーナリスト
監修者岡崎五朗さん
青山学院大学理工学部機械工学科在学中から執筆活動を開始。新聞、雑誌、webへの寄稿のほか、2008年4月からはテレビ神奈川「クルマでいこう!」のMCをつとめる。ハードウェア評価に加え、マーケティング、ブランディング、コンセプトメイキングといった様々な見地からクルマを見つめ、クルマを通して人や社会を見るのがライフワーク。
▼肩書き・役職
日本自動車ジャーナリスト協会理事
日本カーオブザイヤー選考委員
ワールドカーアワード選考委員
インターナショナルエンジンオブザイヤー選考委員
▼著書
2021年10月『EV推進の罠』
2021年9月『SDGsの不都合な真実』
2010年5月『岡崎五朗のクルマでいこう!』
1996年3月『個性派が乗りたい!外国車−ひと味違ったベストカー選び』
1995年8月『パリダカパジェロ開発記ー鉄の駱駝から砂漠のスポーツカーへ』
1991年7月『enjoyユーノス ロードスター』株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。
■書籍
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■保有資格
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■許認可
有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788)
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よくある車の買い替え時期・タイミングをアンケート結果から解説
まずは、車の買い替え理由についてのアンケート結果を示します。「他に乗りたい車が見つかった」という回答が頭一つ抜けていることがわかります。
ここからは、アンケートで回答が多かった以下の時期・タイミングについて、経験者の声とともに解説していきます。ベストなタイミングを判断する材料にしてください。
乗りたい車が見つかったとき
アンケートの結果によると、車を買い替えた際の理由やきっかけとして「他に乗りたい車が見つかったから」と答えた方が最多となりました。回答者の半分近くが選択しています。
また、「他に乗りたい車が見つかったから」と回答した方の6割は他の理由をあわせて選択せず、単一回答となっています。
乗っていた車に問題があったわけではなく、「ハイブリッド車に乗り換えたい」「安全装備がついた車にしたい」など、ポジティブな理由で買い替えを決めた方が多いようです。
経験者の声|具体的な理由
- 燃費の良いハイブリッド車に乗り換えたかったから(男性・30代)
- 脱炭素化の社会を見越して電気駆動系の車種に変更した(男性・60歳以上)
- 街中を走っているのを見て欲しくなったから(男性・60代以上)
- 前から気になっていたクルマが良い状態の中古車で出ていた(男性・50代)
- スライドドアタイプの車に乗りたかったから(女性・40代)
- 安全装備が最新の車種に乗り換えた(男性・60歳以上)
- 環境に配慮した車がフルモデルチェンジしたため(男性・60歳以上)
「乗りたい車」の内容は人それぞれですが、気に入った車との出会いをきっかけに車を買い替える方が多いことがわかりました。
「次に乗りたい車があるかどうか」は、車を買い替えるかどうかの重要な判断基準となりそうです。
車検が近くなってきたタイミング(3年目,5年目,7年目)
車を買い替えた理由として2番目に回答が多かったのが「車検が近くなってきたから」でした。ただし、単一回答の割合は少なく、他の理由とセットで回答した方が6割以上にのぼります。
車検そのものが理由になるというよりは、車検が車を買い替える「一つのきっかけ」になる場合が多いことがわかりました。
経験者の声|具体的な理由
- 車検代と修理代を考えたら他の中古を買った方が良いと思ったから(男性・60歳以上)
- 不具合箇所が増えていたので車検費用が高くなりそうだったから乗り換えた(女性・40代)
- 車検代がかかるのとタイヤなど交換する必要があり費用が予想以上にかかったため(男性・50代)
- 車検費用を払うより新車費用にまわしたかったから(男性・60歳以上)
- 車検が近づいたタイミングで条件に合ったクルマが見つかった(男性・40代)
車検が近くなったタイミングで車を買い替えた方は、やはり費用面が理由となる場合が多いようです。
車検のタイミングで修理等の費用がかさみそうであれば、買い替えを検討してみましょう。
故障が発生した/増えてきたとき
次に回答が多かったのが、「故障が発生した/増えてきたから」という理由です。
経験者の声|具体的な理由
- 故障箇所が増えメンテナンス費用が高くなる計算だったので乗り換えた(男性・40代)
- 故障箇所が見つかり、タイヤも限界だったのでこれを機に安全装備の付いた車にした(男性・50代)
- どうしても直らない故障がでてきた(男性・40代)
故障箇所が増えれば増えるほど修理費用はかさみますし、直すことができない故障が出たら車を買い替えざるを得ない場合もあるでしょう。買い替えの大きな理由になり得ることがわかります。
ライフステージ・ライフスタイルが変化したとき
故障とほぼ同等に選択されたのが、「家族構成や居住環境など、ライフスタイルが変化したから」という理由です。
経験者の声|具体的な理由
- 子供が産まれ、家族で出かけるにはミニバンが適しているため乗り換えた(男性・40代)
- 子供が独立して一緒に出かける事が無くなり、妻と二人になったのでミニバンからステーションワゴンに乗り換えた(男性・50代)
- 子供の習い事の送迎で友達も乗せることが多くなったため(男性・40代)
- 田舎に転勤したから(女性・20代)
- 高齢の親がいるため、乗り降りが楽なスライドドアの車に乗り替えた(男性・60歳以上)
やはり、子供の誕生や独立が理由となり買い替えを判断する方は多いようです。他に、転勤・引越しや介護に関する回答も見られました。
ライフステージに合った車選びを重視する方が多いことがわかります。
独身時代、結婚、出産、子育て、子離れ、親の介護・・・人生には様々なライフステージがあって、適した車もそれぞれ違います。
室内の広さや乗車定員、ドアの枚数や形式など、自分が置かれた状況に合わせた車選びをすることが快適なカーライフの基本です。そのうえでオススメしたいのが、利便性だけでなく、ライフスタイルの観点も採り入れた車選びをすること。
たしかに子育て中はミニバンが便利ですが、子供たちが成長して免許をとる年齢になったら家族揃っての外出は減りがち。パパとママがちょっとお洒落して出かけても、あるいは子供が友達と出かけても似合う車、というニーズを考えると、スタイリッシュなSUVやステーションワゴン、セダンも理想のファミリーカーになり得るのです。
岡崎さん
ここまで、どんな理由・タイミングで車を買い替える方が多いのか、アンケート結果をもとに解説してきました。
以上の内容を踏まえ、車を買い替えるかどうか判断する際のポイントを解説していきます。
車を買い替えるかどうかの判断ポイントを紹介
アンケート結果を見たうえでも、実際にどのように買い替えを判断するか迷っている方はいるかと思います。
3つの判断ポイントを、買い替え経験者の声も紹介しながら詳しく説明していきます。
乗りたい車があるかどうかは重要な判断基準
アンケートの結果からも、「乗りたい車があった」という理由で車を買い替えた方が最も多いことがわかりました。
乗りたい車が見つかった時に買い替えることには、以下のようなメリットがあります。
乗りたい車に買い替えるメリット
- 希望する車に乗ることで楽しいカーライフを実現できる
- よりよい性能の車を選ぶことでストレスが軽減される
やむを得ず、またはなんとなく選んだ車に買い替えるよりも「後悔しない選択」を実現できるのではないでしょうか。
乗りたい車に買い替えた結果として、実際に以下のような声が挙がっています。
経験者の声|よかったことや満足できたこと
- 前から一度乗りたいと思っていた車で日々楽しく過ごしています(男性・50代)
- アウトドア派なので、期待通りの機動性能の車だった(男性・60歳以上)
- 最新の安全技術が装備されている車に乗れて毎日が楽しくなった(男性・60歳以上)
- 運転のしやすさ、疲労もしにくく燃費も良い(男性・60歳以上)
- 魅力ある限定車だったのでリセールを考えても正解だった(男性・50代)
- 加速が早くなった。所有する楽しみが増した(男性・50代)
- 乗りたかった車種に乗れて満足 装備が充実しているので楽しい(女性・60歳以上)
乗りたい車に買い替えた結果、日々の運転が楽しくなったという前向きな声が多く見られました。
次に乗りたい車がすでにあるという方は、思い切って買い替えを判断してみてもよいのではないでしょうか。自分の望む車に乗ることで、日々が快適になるはずです。
逆に、次に乗りたい車が特にない場合は無理に買い替えをしなくてよいといえます。乗りたい車が見つかるまでは、今の車に多少の不満があっても我慢が必要かもしれません。
急いで買い替えて後悔するよりも、乗りたいと思える車に出会ってから買い替えた方が納得感や満足度の高い買い替えができるでしょう。
思い浮かぶ車が特にない方は、漠然としたイメージからでもよいので、まずは理想の車を探してみてはどうでしょうか。
アンケートのなかで大切だなと思ったのが「日々の運転が楽しくなった」という回答。せっかく高いお金を払って買うのですから、カタログに書かれているスペックや利便性だけで選ぶのはもったいない。
デザインが好みとか、運転して楽しいとか、オーディオの音がいいとか、なんでもいいので、どこか一点でもワクワクする部分があるかどうかを重視するのが後悔しない車選びにつながるでしょう。
岡崎さん
故障・不具合が増えてきたら買い替えどき
車に故障や不具合が増えてきたら、買い替えを検討しましょう。小さな故障や不具合であっても、積み重なると修理代が大きくなります。
また、小さな故障に見えても修理代は高くつく場合もあるので注意が必要です。
故障の程度によってかかる費用は大きく異なりますが、主な修理費用の相場は以下の通りです。
故障箇所 | 修理費用の相場 |
---|---|
エンジン | 20万~100万円 |
フレーム | 10万~100万円 |
バンパー | 1~20万円 |
ドア | 2万~10万以上(車種による) |
エアコン | 5,000~10万円 |
エンジンやフレームまわりの修理は特に費用がかかる場合が多いので、故障が出たら修理だけでなく買い替えも検討するのが賢明です。
また、費用がかかるだけでなく、修理に関する手間や時間が生じることも忘れてはいけません。
販売店などのメンテナンス先にたびたび足を運ぶことになりますし、修理に時間がかかる場合は一度車を預ける必要があるなど、さまざまなストレスがついて回ります。
不具合が立て続いてくるようなら買い替え検討のサインです。修理代がかさむ前に買い替えを考え始めましょう。
ライフステージにあわせた車選びは必須
どんな方であっても、ライフステージに合わせた車選びは必須です。
引越しや家族構成の変化など、状況に応じてベストな選択をすることでストレスや無駄をなくし、快適なカーライフを送ることができます。
以下の例のように、状況の変化にあわせて買い替えを検討しましょう。
状況の変化にあわせた買い替え例
- 子供が産まれたら大きめの車に乗り換える
- 転勤して車での通勤距離が長くなったら燃費がよい車に乗り換える
- 子供や高齢者の利用が増える際は、乗り降りがしやすい車に乗り換える
ライフステージの変化を理由に車を買い替えた結果として、アンケートでは以下のような声が挙がっています。
経験者の声|よかったことや満足できたこと
- 家族でゆったり乗車できるので、乗り換えして良かった(男性・50代)
- 後部シートの乗り降りが楽になったし、室内が広くなった(男性・60歳以上)
- 家族みんなで乗れるようになった(女性・40代)
- 10分程度の通勤で使うだけなので、軽自動車で十分だし、維持費も低く抑えられる(男性・60歳以上)
- 要介護者の乗り降りがしやすくなった(男性・60歳以上)
- 趣味とかに使える車にして利便性が増した(男性・60歳以上)
- 荷物も人も乗ってドライブが楽しくなった(男性・30代)
車内空間の広さや乗り降りのしやすさに対する満足の声が特に多く見られました。乗車人数に対して車内空間が狭いなどの場合は、早めに乗り換えを検討するのが賢明です。
いくら気に入った車でも、用途に合っていないと日常的にストレスを感じてしまいます。
僕自身は二人目の子供が生まれタイミングでミニバンを購入。チャイルドシートへの乗せ降ろしがラクな広い室内とスライドドアの利便性を最大限に活用しました。
その後、下の子が幼稚園に上がったタイミングでステーションワゴンに乗り換え、次はSUVに。SUVは利便性もさることながら、「キャンプ場映え」、「スキー場映え」という点でも我が家のお気に入りでした。家族みんなが楽しい気分になれることはとても大切な要素です。
そして子供が独立したいまは昔から憧れていたスポーツカーに乗っています。
このように、ライフステージの変化に合わせて、ちょっと大胆なぐらいに選ぶ車を変えていくのが楽しい車選びのコツです。
岡崎さん
車を「所有」しないことも選択の一つ
車を使う頻度が減る場合は、車を「所有」しないことも選択の一つです。
カーシェアリングなどを利用する方が経済的なこともあるので、購入にこだわらずに車との付き合い方を考えることをおすすめします。
今持っている車の売り方も含め、あなたにぴったりの車の利用方法を診断できる機能があります。中古車一括査定サイト「ナビクル」の「車の売り方/買い方診断」を利用してみてください。
ここまで、車を買い替えるかどうかの判断基準について解説してきました。次は、一年を通して見たときのお得な車の買い替え時期について解説していきます。
お得に車を買い替えたいなら3月か9月を狙うのがおすすめ
ここからは、一年を通して見たときのお得な車の買い替え時期について解説していきます。
結論として、今持っている車を高く売ることと次に乗る車を安く買うこと、両方を考慮して最もおすすめな時期は3月です。次におすすめしたい時期が9月となります。
3月は車の需要の高まりと販売店の決算期が重なる
車を買い替えるなら3月が最もおすすめです。今乗っている車を高く売りやすく、かつ次に乗る車を安く買いやすいからです。以下2つの理由があります。
3月の買い替えをおすすめする理由
- 新生活のスタートに向けて車の需要が高まる
- 多くの販売店が決算期を迎える
新年度の始まりを控えた3月には、車を高く売れる可能性が高まります。新生活のスタートに向けて車の需要が高まり、販売店が在庫の確保に力を入れるためです。
多くの販売店が少し高い値段をつけてでも車を買い取ろうとするため、高額売却を実現しやすくなります。
また、3月には多くの販売店が決算期を迎えます。少しでも売上を伸ばすべく車の販売に力を入れるため、大きな値引きやサービスが期待できます。車をできるだけ安く買いたい方にとってもおすすめの時期です。
ただし、今乗っている車を高く売ることを考える場合、「車の価値は時間の経過とともに下がっていく」ということには注意してください。
3月にあわせるために何ヶ月も待つくらいなら、すぐに売ってしまうのが賢明です。
詳しくは、後に説明する注意点の一つ「買い替えを検討し始めたら、早めに動き出す」で解説しています。
3月の次に9月を狙うのがおすすめ
3月が最もおすすめなのはすでに説明した通りですが、次におすすめしたい買い替え時期は9月です。
3月ほどではないものの、9月も需要の高まりと半期決算期が重なることでお得な買い替えを実現しやすい時期です。
9月の買い替えをおすすめする理由
- 夏のボーナス支給により車の需要が高まる
- 多くの販売店が半期決算期を迎える
夏のボーナスの支給に加え、多くの会社で10月が人事異動の時期にあたることもあり、転勤や引越しをする人が増えて車の需要が比較的高まります。
需要の高まりに合わせて販売店が在庫の確保に力を入れるため、今乗っている車を高く買い取ってもらいやすいです。また、半期決算期にあわせて販売にも力を入れるため、次に購入する車の値引きやサービスも期待できます。
以上の理由から、9月もお得な買い替えを実現しやすいです。時期を合わせられる場合は9月の買い替えも検討してみてください。
車種によって値引き額は異なりますが、新車販売は3月と9月に好条件がでることが多いので、買い替え時期に余裕があるのならそのタイミングを狙うのも賢い買い方です。
岡崎さん
適切な時期・タイミングがわかったところで、次は買い替えの際におさえておきたいポイントや注意点を紹介します。
車を買い替える際のポイント・注意点
車を買い替える際は、できるだけスムーズに、かつ後悔しないように検討を進めたいところです。
車を買い替える際におさえておきたい3つのポイント・注意点を詳しく解説していきます。
買い替えを検討し始めたら、早めに動き出す
車の買い替えを検討し始めたら、早めに行動を起こすのが肝心です。以下の2つの理由があります。
早めに動き出した方がよい理由
- 車の価値は時間の経過とともに下がっていく
- 新車を購入する場合、納車まで時間がかかる場合がある
車の価値は時間の経過とともに下がっていく
車の価値はどんどん下がっていくので、売ると決めたら早めに動き出すことが基本です。
買取相場の下がり方は車種によって異なりますが、たとえばプリウスの場合は以下のようになります(2015年式/走行距離70,000kmのプリウスの買取・下取り相場を一括査定サイト「ナビクル」のシミュレーション機能で調査)。
人気がある車種であっても、どんどん相場が下がっていくことがわかります。「ナビクル」のシミュレーション機能で車の買取相場を調べてみてください。
車を少しでも高く買い取ってもらうために、早めに行動を始めましょう。
経験者の声|失敗談
- 買い替え前の車をもう少し早く売れば査定価格が大きく違っていた(男性・60歳以上)
新車を購入する場合、納車まで時間がかかる場合がある
新車を購入する場合、納車まで想定以上に時間がかかることもありえます。新しい車を手に入れたい時期にあわせ、数ヶ月前には動き出すことをおすすめします。
希望の車種があれば早めに販売店に出向き、スケジュールも含めて検討しましょう。
経験者の声|失敗談
- もう少し余裕を持って、半年前から購入交渉に当たるべきであった(男性・60歳以上)
最近は半導体不足やコロナ禍の影響で新車の納車に大幅な遅れが出ています。車種によっては数ヶ月〜2年待ちというケースも。(※2021年12月時点での情報です)
とくに車検のタイミングでの買い替えを考えているのであれば、余裕をもって販売店にアプローチしておくことをオススメします。
岡崎さん
売ることと買うことのどちらを踏まえても、早めに動くに越したことはありません。先延ばしにせずに、少しずつでも話を前に進めましょう。
また、仮にディーラーや販売店に出向いたからといって、必ず契約をしなければならないわけではありません。まずは一度話を聞いてみることをおすすめします。
先を見据えて次の車を検討する
車を買い替える際は、ある程度先を見据えた選択をすることをおすすめします。これから先どのくらい乗りたいか、ライフステージやライフスタイルに変化がありそうかなども考えて判断しましょう。
経験者の声|失敗談
- 最初のうちは満足していたが最近大人数で出掛ける事が増えてきて少し車が小さいと感じている(男性・50代)
- 車の価格を予算内でと思い、いろいろ妥協して選んだが、後々あれもつけとけばよかったと思うことがあった(女性・40代)
新車を買うか中古車を買うか、車種は何にするかだけでなく、所有とは違ったサブスクリプションやカーリースといった選択肢もあります。
予算やその時点での希望だけでなく先のビジョンも考慮することで、後悔しない選択に近づくことができるでしょう。
車選びはライフステージやライフスタイルの変化に合わせて柔軟にするのが理想ですが、なかなかそうもいきません。
そこで注目なのがサブスクリプションやカーリースです。プランによっては18ヶ月後から乗り換えできるものもあるので、気軽に車種を変更できます。
オプションについては、多少支払額が多くなっても売却時に高評価になれば選んでおいて損はないでしょう。買い取り額アップにつながりやすいのはディーラー装着オプションではなくメーカー装着の純正オプション。先進安全装備や純正ナビ、サンルーフ、本革シート、電動スライドドアなどです。
岡崎さん
先を見据えて車を選んだほうがよいとはいえ、多様な選択肢の中から自分に合った手段を選ぶのは難しいという方もいると思います。
先にも紹介した、中古車一括査定サイト「ナビクル」の「車の売り方/買い方診断」を利用してみてください。今持っている車の売り方も含め、あなたにぴったりの車の利用方法を診断してくれます。
ローン残債の有無を事前に確認しておく
今乗っている車を手放す際、ローン残債の有無、ローンがどれくらい残っているかを事前に確認しておきましょう。
ローン残債がある場合は、残っているローンの返済についても考えなくてはなりません。残っているローンをすべて返す前提でないとそもそも車を手放すことができないため、注意が必要です。
とはいえ、車を売ったお金で残りのローンを返済する、新たに購入する車のローンに上乗せするなど方法はあるので安心してください。
ローンが残っている車の売却について、詳しく知りたい方は「ローン中の車でも売れる!売却の流れや必要な対応をわかりやすく解説」をご覧ください。
ここまで、車を買い替える際におさえておきたいポイントや注意点を解説してきました。次は、実際に車を売る際に必要な手続きについて解説していきます。
車を買い替える際の手続きを解説
ここからは、車を買い替える際の手続きや必要書類について、以下の3つに分けて簡単に説明します。
それぞれについて説明していきます。
今乗っている車の売却手続き
今乗っている車を売却する際の大まかな流れは以下の通りです。
STEP.2
契約
必要書類を揃え、契約をします。事前に書類を準備しておくとスムーズです。
STEP.3
車両引き渡し
車両を売却先に引き渡します。車内に忘れ物がないか確認しておきましょう。
STEP.4
入金確認
指定した口座に買取額の入金があるか確認します。車両の引き渡しから入金までは数日~1週間程度かかるのが一般的です。
車を売る際の流れをより詳しく知りたい方は「車売却の流れ・手続きを解説!注意点を知ってスムーズな買取を実現」をご覧ください。
なお、今乗っている車の売却先と新しい車の購入先が同じである「下取り」の場合は売却と購入の手続きをまとめて進められるため、上記の流れとは限りません。
また、車を売る際に必要な書類は以下の通りです。
普通車を売却する場合 | 軽自動車を売却する場合 |
---|---|
自動車検査証 自動車リサイクル券 | 自動車検査証 自賠責保険証明書 |
(※)がついている書類は販売店が用意してくれるため、準備する必要はありません。
売却先の業者やディーラーから指定された通りに手続きを進めましょう。名義変更などの細かい手続きも売却先の業者が代行してくれることがほとんどです。
書類の準備方法を含め詳しく知りたい方は「【初心者必見】車売却時の必要書類と賢く売るための事前準備を紹介」をご覧ください。
新しい車の購入手続き
新しい車を購入する際の大まかな流れは以下の通りです。
STEP.1
購入する車の決定
見積もりを取って購入する車を決定し、商談をします。試乗して検討することをおすすめします。
STEP.2
契約
必要書類を揃え、販売店と契約をします。売買契約書の内容をしっかり確認しましょう。車の登録や名義変更など必要な手続きは販売店に代行してもらうことができます。
STEP.3
代金の支払い
購入代金を支払います。支払い方法によって必要な手続きが異なるので、販売店の担当者に確認しましょう。
STEP.4
納車
納車までで一連の流れが完了です。自宅まで車を運んでもらう場合は納車費用がかかることもあるので注意が必要です。また、納車までの間に代車が必要な場合は事前に相談しておきましょう。
車を購入する際に必要な書類は以下の通りです。
普通車を購入する場合 | 軽自動車を購入する場合 |
---|---|
車検査証 自動車検査証(※) | 自動車検査証(※) 自賠責保険証明書(※) 印鑑(認印可) 車庫証明書 住民票 委任状(※) |
(※)がついている書類は販売店が用意してくれるため、準備する必要はありません。
自分で用意すべき書類については、事前に揃えておくことで手続きをスムーズに進めることができます。車を買い替えることを決めたら、早めに準備を進めておきましょう。
任意保険の車両入替手続き
車を買い替える際、忘れてはいけないのが任意保険の車両入替手続きです。
加入義務がある自賠責保険に関する手続きは売却先や購入先に任せることができますが、任意保険に関する手続きは自分で行う必要があります。
車両入替手続きの流れ
- 新しい車の納車日を決める
- 新しい車の車検証(コピー)を準備する
- 保険会社に書類を郵送orインターネットで登録する
なお、新しい車が納車される前に手続きを行う必要があるので注意してください。
手続きの内容や流れについてさらに詳しく知りたい方は「車売却時や買い替え時の「自賠責保険・任意保険」の手続きをケース別に解説」をご覧ください。
まとめ
この記事では、車の買い替え経験者へのアンケート結果を踏まえ、車を買い替える適切な時期・タイミングやその判断基準、おさえておきたいポイントや買い替えの流れについて説明してきました。
次に乗りたい車がすでにある場合は、思い切って買い替えに踏み切ることをおすすめします。逆に、乗りたい車がないという方はよいと思える車が見つかるまで待ってみるのがよいでしょう。
無理に買い替えて後悔するよりも、本当に乗りたいと思える車を選ぶことが快適なカーライフにつながります。
また、後悔しない選択をするために、ある程度先を見据えて判断することをおすすめします。
この記事を参考に自分に合った選択をし、快適で満足できるカーライフを送っていただければ幸いです。
最後に、岡崎さんからのメッセージを紹介します。
車は日々の生活の足であると同時に、オーナーのライフスタイルを表現するものであり、また人生の相棒でもあります。それだけに、100人いれば100通りの正しい車選びがあります。正解はひとつじゃない。
だからこそ自動車メーカーは多彩な要望に応えるべく数多くの選択肢を用意しています。逆にいえば、膨大な車種のなかから今の自分に最適な一台を探しだしていくのが車選びの醍醐味と言えるでしょう。
その際、利便性ももちろん大切なポイントですが、その車を手に入れたことで日々の生活がより楽しくなったと実感できることがもっとも大切なポイント、というのがこれまで30台以上のクルマを乗り継いできた僕からのアドバイスです。
岡崎さん
気に入った車に長く乗るのも素敵なことですが、車の進化は日進月歩。とくに最近は自動ブレーキ(正式には衝突被害軽減ブレーキ)に代表される先進安全装備付きの車や、電動車(ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車)の選択肢がどんどん増えてきています。
“安全“や”エコ”をキーワードにした車選びをするのであれば、いまは絶好の買い替え時と言えるでしょう。
岡崎さん