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株取引で知りたい銘柄分析のやり方【ファンダメンタル分析編】

最終更新日:

監修者

青野泰弘

編集者

小林 梨沙

株取引で知りたい銘柄分析のやり方【ファンダメンタル分析編】
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  • 株の銘柄分析ってどうやってやるの?
  • ファンダメンタル分析ってどうやってやるの?
  • 分析に役立つおすすめツールが知りたい

株の銘柄分析には、大きく分けると次の2種類の方法があります。

ファンダメンタル分析

企業の財務状況や業績状況のデータをもとに、企業の分析を行う方法

PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、ROE(株主資本利益率)などの株式指標を使い、企業の経営状況や成長性を判断する


向いている人
・経済に関するニュースに関心がある人
・時間をかけて、様々な指標を使いながら、じっくりと企業研究を行いたい人
・長期投資で利益を出したい人

テクニカル分析

過去の株価の値動きをチャートで表して、トレンドやパターンなどを分析する方法

移動平均線、株価チャートなどのグラフを組み合わせ、「ゴールデンクロス」「デッドクロス」などのパターンを探し、今後の株価を予想する


向いている人
・経済に関する知識があまりない人
・チャートの動きにのみ集中して株価を分析したい人
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特にファンダメンタル分析は、企業の経営状況の把握や、今後の業績の見通しを予測できるため、中長期投資の銘柄選びに役立ちます。

ただし、チェックするべき指標や分析の方法を理解していないと、業績が悪化する可能性がある企業に投資をして大損してしまうことにもなりかねないので注意しましょう。

そこで本記事では、ファンダメンタル分析のやり方や、分析に役立つツールを紹介します。

最後まで読めば、自分が気になっている企業について、様々な指標を使いながら、企業の成長性や業績をしっかりと分析できるようになるでしょう。

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  • 行政書士/ファイナンシャルプランナー / 青野行政書士事務所

    監修者青野泰弘

    同志社大学法学部卒業後、国際証券に入社。
    その後、UFJキャピタルマーケッツ証券、トヨタファイナンシャルサービス証券(現:東海東京証券)、オリックスフィナンシャルプロダクツ、コスモ証券にて、債券の引き受けやデリバティブ商品の組成などに従事。
    2012年に、FPおよび行政書士として独立。2017年日本FP協会相談員、2018年日本FP協会広報スタッフを担当。

    ▼保有資格
    日本証券アナリスト協会検定アナリスト(CMA)
    プライマリープライベートバンカー
    行政書士
    ファイナンシャルプランナー(CFP®)

    • SNS
  • イーデス編集部 / 株式会社エイチームフィナジー

    編集者小林 梨沙

    1989年生まれ、愛媛県松山市出身。

    大学卒業後、株式会社ブリッジインターナショナルに入社。外資系教育サービス会社にて、薬機法や品質マネジメントシステムのインサイドセールスを担当。その後、スーパーバイザーとして、日系大手企業のインサイドセールスプロジェクトの立ち上げを行う。

    2019年に株式会社エイチームフィナジーに入社。FX、新規事業開発部を経て、イーデスの編集者に就任。

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    株のファンダメンタル分析とは

    株のファンダメンタル分析とは、企業の財務状況や業績状況のデータをもとに、分析を行う方法です。

    ファンダメンタル分析が行えるようになると、この企業の経営は安定しているか、業績は伸びているのかなど、企業の経営状況を正確に把握できるようになります。

    そして、株式投資をする場合、この企業は今後も成長していくのか、また、どの企業の銘柄に投資したらよいのか、自分で企業の業績の見通しを予測できるようになるでしょう。

    では、ファンダメンタル分析を行う場合に必要な次の3つの項目を具体的に確認していきましょう。

    決算について

    企業の「決算書」は、ファンダメンタル分析を行う場合に最初にチェックすべきものです。

    決算書さえ見れば、その企業の売上は順調か、借金をどのくらい抱えているのか、など、客観的な数字をもとに、企業の経営状況をすぐに確認することができます。

    そもそも、決算とは、各企業が決めている営業年度(1年間)の区切りのことを指します。

    営業年度の1年間のスタート時期は、各企業が自由に決めることができるため、4月初めから翌年の3月末までとする企業もあれば、1月初めから同年の12月末までとする企業もあります。

    そして、営業年度の終わりである決算迎えた後には、売上高や、利益など、企業がどのくらい成長したのかをチェックすることができる、いわゆる企業の成績表とも言える「決算書」が公開されます。

    決算書で見るべき項目

    決算書は、いくつかの資料で構成されていますが、ファンダメンタル分析の基本となる資料は大きく3種類です。

    上の3つの資料を確認すると、企業の売上状況など、大まかな経営状態であれば簡単に把握できます

    それぞれどういう資料なのか、また資料から何が分かるのかを確認しましょう。

    貸借対照表

    概要

    企業の一定時点における財務状況を示すもの
    「B/S」バランスシートとも呼ばれる

    チェック項目

    ①資産
    企業が持っているお金や土地など価値があるものすべて

    ②負債
    企業の借金など返済義務があるもの

    ③純資産
    総資産から負債を差し引いて残るもの
    返済義務がない

    貸借対照表では、一定時点の企業の資産と負債のバランスをチェックできます。

    どのくらいお金があるのか、借金はどのくらいかなど、企業の安定性を数字で確認します。

    貸借対照表は、すべての上場企業が必ず作成しなければならない決まりとなっており、決算書の基本となる資料です。

    損益計算書

    概要

    企業の一定期間の儲けを示すもの
    「P/L」プロフィットアンドロスとも呼ばれる

    チェック項目

    ①収益
    一定期間で、企業の営業活動によって生じた資産増加

    ②費用
    会社の利益を出すための生産活動に消費された金銭

    ③利益
    収益から費用を引いたもの

    損益計算書では、一定期間に企業がどのくらい儲けたのか、という利益について把握できます。

    貸借対照表と同様に、損益計算書もすべての上場企業が必ず作成しなければならないもので、決算書の重要な資料です。

    また、企業の利益と言っても、様々な切り口で分析する必要があるため、損益計算書には以下のような名称の異なった収益額が掲載されています。

    損益計算書で覚えておきたい用語
    売上高
    商品を販売したり、サービスを提供したりして、会社の営業活動の対価として得られる収益
    売上総利益

    売上から売上原価を差し引いた金額

    計算方法

    売上総利益=売上高-売上原価

    営業利益

    企業が本業で稼いだ利益

    計算方法
    営業利益=売上総利益-販売費・一般管理費

    経常利益

    通常行っている業務の中で得た利益

    計算方法
    経常利益=営業利益+営業外収益-営業外費用

    税引前当期純利益

    臨時的なものも含めた、事業活動で獲得した全ての利益

    計算方法
    税引前当期利益=経常利益+特別利益-特別損失

    当期純利益

    一会計期間の経営成績を表す利益

    計算方法

    当期純利益=税引前当期利益-法人税等(法人税+法人住民税+法人事業税)

    損益計算書では、これらの収益をチェックするだけでは不十分です。

    たまたま、前期の売り上げが多かっただけだったり、前期は大規模な設備投資をして費用がかかってしまっていたりと、1年分の収益をチェックしただけでは、企業の経営状況の流れをつかむことができません。

    そこで、実際にファンダメンタル分析を行う場合は、単に、1年分の売上高だけではなく、ここ10年分くらいの売上高の推移をチェックすることも大切です。

    収益の推移を見ることで、企業の経営方針が適切なのかを知る大きな手掛かりとなります。

    また、売上高と営業利益を使って計算することができる「売上高営業利益率」などの指標を使えば、企業の経営効率を他の企業と比較しやすくなるでしょう。

    キャッシュフロー計算書

    概要

    企業の会計期間における現金の流れを示したもの。

    チェック項目

    ①営業活動によるキャッシュフロー
    企業の中心事業が、いくら資金を生み出しているのかを示す

    ②投資活動によるキャッシュフロー
    設備投資などの投資活動による現金の流れを示す

    ③財務活動によるキャッシュフロー
    会社が資金不足に陥ったときの資金調達方法と、借りたお金の返済方法を表す
    銀行からの借入れや返済、株式の発行など、資金調達や、借りたお金の返済の流れを示す

    キャッシュフロー計算書では、企業の資金繰りか順調か、お金の流れはどうなっているかを確認できます。

    家庭でいえば、家計簿のような存在です。

    キャッシュフロー計算書は、大きく次の3つのキャッシュフローに分類し、企業が、資金繰りに困り、倒産することがないかをチェックします。

    1. 営業
    2. 投資
    3. 財務

    例えば、お金の資金繰りがうまくいっていない企業の場合、損益計算書上では利益が出ているように見えても、回収や支払のタイミングによっては営業のキャッシュフローが赤字になっているケースもあります。

    最悪の場合、「黒字倒産」となってしまうことがあるので、キャッシュフロー計算書で、しっかりと企業の資金繰りを確認しておきましょう。

    なお、キャッシュフロー計算書は、上場企業では、作成することが義務付けられていますが、非上場の中小企業などは作成する義務がなく、作っていない企業も多いと言われています。

    分析に使う指標

    貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書など、決算書の資料の種類や内容を理解しても、ただ数値を眺めているだけでは、「その企業が安全なのか」「割安の株なのか、割高の株なのか」ということは、判断ができません。

    そこで、決算書に書かれている数字を使って、株式投資のポイントとなる指標を確認することで、企業の分析を行う必要があります。

    たくさんの指標をチェックするとなると、時間も手間もかかるため、まずは基本的な項目を抑えるようにしましょう。

    投資初心者の場合、ファンダメンタル分析の際にチェックしておきたい主な指標は、次の8個です。

    PER(株価収益率)

    株価が割安か割高かを判断するための指標

    株価が、「1株当たりの当期純利益」の何倍になっているかを示している

    一般的に、PERは、投資家の企業の今後の成長期待が高いほど、PERは高くなる

    業種によってPERが高い業種と低い業種がある

    計算方法
    PER=株価÷一株当たり当期純利益

    PBR(株価純資産倍率)

    株価が割安か割高かを判断するための指標

    株価が、直前の本決算期末の「1株当たり純資産」の何倍になっているかを示す指標

    一般的に、PBRが小さいほど、株価が割安であると判断される

    計算方法
    PBR=株価÷一株当たり純資産

    ROE(自己資本利益率)

    企業が自己資本をどれだけ有効に活用して、利益を上げているかを示す指標

    自己資本に対する「経営の効率性」を示している

    一般的に、ROEが高い水準で推移していれば、その会社の収益性や成長性が期待できると判断される

    計算方法
    ROE=当期純利益÷自己資本×100

    ROA(総資産利益率)

    企業の総合的な収益性を示す財務指標

    企業の総資産をどれだけ効率的に活用して、利益を上げることができたかを示している

    一般的に、ROAが5%を超えていると優良企業であると判断される

    計算方法
    ROA=当期純利益÷総資産×100

    自己資本比率

    企業の財務体質の強さや安全性を示す指標

    純資産のうち、自己資本(株主持分)が占める割合

    会社の総資本は自己資本と借入金で構成されているが、自己資本比率が高いほど、借金が少なく、安全性が高いことを示している

    計算方法
    自己資本比率=自己資本÷総資本×100

    流動比率

    現金化できる資産がどれだけあるかという、企業の安全性を示す指標

    流動資産とは一年以内に現金化できる資産で、流動負債とは一年以内に支払期限の到来する借金のことを指す

    流動資産が流動負債を上回っている(流動比率が100%以上)場合、支払余力があると推測される

    流動負債が流動資産を上回っている場合は、返済すべき負債のほうが多いので、支払能力に問題があると判断される

    計算方法
    流動比率=流動資産÷流動負債

    売上高営業利益率

    企業の本業による収益性を示す指標

    企業が「本業で儲かっているのか」を判断する場合に、最も分かりやすい指標の一つ

    一般的に、売上高営業利益率が高ければ高いほど、本業で利益を生み出す力が高いということになる

    同業他社や業界平均値と比較したり、過去からの伸び率などと比較したりして分析すると、企業の収益性がわかる

    計算方法
    売上高営業利益率=営業利益÷売上高×100

    時価総額

    企業の規模を示す指標

    業界内で比較することで、企業規模を判断することができる

    また、海外との企業との比較も可能

    一般的に、時価総額が高く、企業規模が大きい方が、安全性が高いと考えられる。

    計算方法
    時価総額=株価×発行済株式数

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    株のファンダメンタル分析におすすめのツール

    ここでは、投資初心者の方でも簡単に活用できる、代表的なツールを5つ紹介します。

    代表的なツール

    1.moomoo

    特徴
    365日・24時間最新の金融ニュースが閲覧できる
    プロ投資家でしかアクセスできないような情報にもアクセス可能

    利用できる証券会社・サイト
    moomoo証券

    2.お客様サイト 国内株式検索

    特徴
    無料で四季報の情報が閲覧可能
    複数銘柄の指標を並べて比較できる

    利用できる証券会社・サイト
    SBI証券

    3.総合口座 マイページ

    特徴
    一般的な指標に加え、投資関連のニュースや専門家のコラムが充実している

    利用できる証券会社・サイト
    楽天証券

    4.証券総合口座

    特徴
    掲載されている指標の数が多く、専門家やユーザーからの評判が高い

    利用できる証券会社・サイト
    岡三オンライン

    5.Yahoo!ファイナンス

    特徴
    一般的な指標がコンパクトに掲載されていて、誰でもアクセスできる
    時価総額上位ランキングなど、指標がランキング形式で紹介されており、指標の参考値を入手できる

    利用できる証券会社・サイト
    Yahoo

    6.企業活動基本調査

    特徴
    経済産業省が行っている調査で、誰でもアクセスできる
    日本の様々な産業ごとに、自己資本比率や売上高営業利益率などの株式指標の平均値を公開している

    利用できる証券会社・サイト
    経済産業省

    【おすすめツールの選定基準】

    以下条件を選定基準としています。
    ①「四季報」や「業績」など分析に必要な指標や情報が掲載されている
    ②ニュースやコラム、チャートやグラフが多く、分かりやすいレイアウトである
    ③ユーザーからの評判が良い
    ④サイトへのアクセスが簡単
    ⑤ツールの作成者が、大手企業や国の機関など、信頼性がある

    moomoo

    moomooは、ナスダック上場のフィンテックグループ「Futu Holdings Limited」が提供する金融情報アプリです。

    全世界で2,000万人を超えるユーザーに利用されており、2022年の最優秀取引プラットフォーム(※)に選ばれるなど、高い評価を受けています。
    ※:2022 FinTech Breakthrough Awards

    個別銘柄分析はもちろん、経営データや業種動向まで提供されているため、より細かな分析を行えます。

    例えば、自動車メーカーの「テスラ」だと車種別の売上データまで細かく確認できます!

    投資に関するニュースも365日・24時間タイムラグなしで配信されており、最新の情報を基に投資判断ができます。

    また、ユーザー同士で情報交換できるコミュニティやアナリストの銘柄評価なども用意されているため、他の投資家やプロの動きを参考に銘柄分析できる点も魅力的です。

    これから本格的に投資を始める人や、愛用の分析ツールが決まっていない人におすすめのツールです!

    moomoo証券アプリを
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    SBI証券:お客様サイト

    ネット証券の最大手であるSBI証券のお客様サイトは、口座開設をすれば無料で閲覧できます。

    四季報が公開している「企業概要」や「財務状況」も無料で提供されているので、ファンダメンタル分析をする際に使うROEや自己資本比率などのデータを簡単に確認できます。

    「業績推移」や「経常利益の進捗率」は、すべてグラフ化されているため、分かりやすいレイアウトです。

    また、「銘柄比較」画面では、最大6銘柄までの企業の指標や業績を横一列に並べることができます。

    業界内の比較を行ったり、気になる企業を並べてみたりと、銘柄を効率的に選べるでしょう。

    なお、「取引デモ画面」で発注のシミュレーションも可能なので、ファンダメンタル分析を行った後に、発注の手続きを確認できます。

    SBI証券のお客様サイトは、投資初心者にもおすすめのツールと言えるでしょう。

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    楽天証券:総合口座

    楽天証券のサイトは、口座開設した人が閲覧可能となり、四季報の情報をはじめ、多くの銘柄情報を入手できます。

    財務状況を示す、売上高、営業利益、経常利益、当期利益は、すべて棒グラフで表示され見やすい工夫が施されています。

    経常利益を示すグラフでは、前期と前々期の会社実績を重ねて表示することができるため、会社の業績の推移が分析しやすいでしょう。

    楽天証券が提供するスマートフォンアプリ「i SPEED」も使い勝手が良く、併せて利用すると、便利です。

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    岡三オンライン:証券総合口座

    岡三オンラインのサイトは、口座開設をすることで閲覧が可能となり、掲載されている指標の数が多く、情報量が多い点が特徴です。

    また、「2020年オリコン顧客満足度ランキング」における「ネット証券」において、「分析ツール」、「国内株式」部門でそれぞれ1位を獲得し、グラフやチャートが見やすく、ユーザーからの評価が高いツールとなっています。

    実際に取引を行う際に使用する「岡三ネットトレーダーWEB2」も合わせて活用することができ、投資初心者の方も迷わないほど、シンプルで操作がしやすいと評判が高くなっています。

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    Yahoo!ファイナンス

    Yahooが提供する情報サイト「Yahoo!ファイナンス」は、銘柄情報に誰でもアクセスすることが可能です。

    一般的に、証券会社が提供するツールを見るためには、口座を開設し、マイページなどにログインをしなければならないので、時間や手間がかかります。

    しかし、Yahooファイナンスは、誰でもすぐに閲覧できる点がメリットです。

    また、必要な指標のみが掲載されているため、難しいことを考えずに、シンプルに企業分析をしたい人にもおすすめです。

    ただし、銘柄情報の中には、証券会社などの広告なども掲載されているため、サイト内の統一感がなく、ごちゃごちゃとしたイメージを持つ人もいるかもしれません。

    経済産業省:企業活動基本調査

    経済産業省が様々な日本の産業について行っている調査結果です。

    4万件近い企業を対象に行った調査結果なので、信頼性が高く、その上無料で、誰でも情報を利用することができます。

    調査結果では、ファンダメンタル分析を行う上で必要な、産業ごとの様々な株式指標の平均値が掲載されています。

    自分で業界内の平均値を計算するのは、大変な作業ですが、こちらの調査結果を使えば、効率的に、かつ正確に、業界内の指標を確認することができます。

    そして、業界の平均値と、自分が投資を検討している企業の指標の値を比較すれば、より正確にファンダメンタル分析を行うことができるでしょう。

    なお、調査は毎年行われており、最新版は2022年に行われたもの(2021年の実績)となっています。
    ※「2023年経済産業省企業活動基本調査」(2021年の実績)は下記サイト内に2023年6月に実施の発表あり。

    ファンダメンタル分析を使った企業分析のやり方

    それでは実際に、企業のファンダメンタル分析の方法を見ていきましょう。

    指標の見方・経営状況や安全性の確認などは、自分で実践することで身につけられます。

    ここでは、moomoo証券を使ったファンダメンタル分析の手順として、トヨタ自動車(7203)の株を例にまとめました。

    手順①:銘柄を検索する

    米国株投資の常識を覆す!

    ※引用元:moomoo証券

    まずはmoomoo証券にログインし、トップページを表示しましょう。ログインできたら、画面左上の赤枠部にあるマークを選択します。

    選択すると検索フォームが表示されるため「トヨタ」と入力して検索しましょう。企業の正式名称がわからなくても、一部を入力すれば、該当の企業が一覧で表示されます。

    「トヨタ」に該当する複数の銘柄から、トヨタ自動車を選んで選択すれば、詳細が確認可能です。

    米国株投資の常識を覆す!

    ※引用元:moomoo証券

    手順②:四季報を表示する

    moomoo証券には四季報の欄が用意されていませんが、四季報に相当する情報を確認可能です。財務・会社などのタブを開いて、必要な情報をチェックしましょう。

    トヨタ自動車1,857.0

    ※引用元:moomoo証券

    手順③:時価総額を確認する

    四季報に相当する情報を確認できたら、トヨタ自動車の時価総額を確認しましょう。時価総額は、出来高右側の矢印部分を選択すると表示されます。

    トヨタ自動車1,857.0

    ※引用元:moomoo証券

    時価総額は、企業の大きさを示す数字です。大きければ大きいほど、大企業になることを理解しておきましょう。

    1位のトヨタ自動車が約30兆円、2位のキーエンスが約16兆円と倍近い差があることから、かなりの大企業といえます。

    手順④:自己資本比率を確認する

    次に「自己資本比率」をチェックします。

    自己資本比率に関してはmoomoo証券だと少しわかりにくいので、日本経済新聞社などで確認することをおすすめします。

    トヨタ自動車の自己資本は約20兆円と潤沢ですが、負債自体も多いです。そのため、自己資本比率は約38%と決して高くありません。

    経営指標

    ※引用元:日本経済新聞社

    同じ自動車業界の企業としての中ではSUBARUがの数値が高く、52%と圧倒的に高い数値を誇っています。

    時価総額・企業規模ともに大きいトヨタ自動車であっても、自己資本では、他社に劣っていると判断可能です。

    ただし、トヨタ自動車の負債が多いのは、新規事業への投資のために多くの借り入れがあることを示します。

    企業の成長のために投資をしていると判断するなら、今後の成長にも期待できるかもしれません。

    手順⑤:「売上高」と「営業利益」を確認する

    トヨタ自動車の収益を確認するためには、「売上高」と「営業利益」を見る必要があります。moomoo証券内で確認する際は「財務」の中にある「損益構成書」を選択しましょう。

    「売上高」と「営業利益」

    ※引用元:moomoo証券

    本項目では売上高や営業収益が確認でき、トヨタ自動車は2020年まで順調に利益を伸ばしていることが分かります。

    2021年はコロナの影響もあり売り上げを落としていますが、2022年・2023年ともに再度売り上げが増えていました。

    売り上げの加工や上昇の原因については、トヨタ自動車が公開している「投資家情報」の「四半期報告書」を確認してみましょう。

    当連結会計年度における日本、海外を合わせた自動車の連結販売台数は、882万2千台と、前連結会計年度に比べて59万1千台(7.2%)の増加となりました。

    日本での販売台数については、206万9千台と、前連結会計年度に比べて14万5千台(7.5%)増加しま
    した。海外においても、675万3千台と、前連結会計年度に比べて44万6千台(7.1%)の増加となりました。

    ※引用元:四半期報告書(2023年3月期)|トヨタ自動車株式会社

    何が影響して業績が良くなっているかを知っていれば、安定した企業かどうかも判断しやすいです。また、可能であれば自動車業界全体の業績についても確認しておきましょう。

    トヨタ自動車だけの売り上げが良いのか、業界全体の売り上げが上がっているのかをチェックすることが大切です。

    手順⑥:「売上高営業利益率」を確認する

    トヨタ自動車の業績を正しく分析するためにも「売上高営業利益率」の確認が大切です。

    企業規模が違う場合、売上高営業利益率を比べることで、どのくらい効率的に経営を行っているのかを判断できます。

    まずはトヨタ自動車が公開している「投資家情報」の「財務データ」にアクセスし、売上高営業利益率の推移を確認しましょう。

    売上高営業利益率は「営業利益÷売上高×100」で求められます。

    ファンダメンタル分析をする際は、企業が公開している正確で具体的な数字を確認するのが大切です。

    また、経済産業省が行っている「企業活動基本調査」も活用してみましょう。

    「企業活動基本調査」では、各業界のさまざまな株式指標の平均値を公開しています。自動車業界は「輸送機械器具製造業」に分類され、売上高営業利益率の業界平均値を確認可能です。

    例えば、2019年の調査によると、自動車業界の売上高営業利益率は平均3.9%となっています。トヨタ自動車は8.2%となっており、利益率が高いです。

    売上高営業利益率が高ければ経営効率が良いと判断でき、業界内ではトップクラスといえます。

    また、2023年5月には新型コロナウイルスの制限が緩和されました。このことにより、さまざまな業種への影響が少なくなり、トヨタ自動車も例外ではありません。

    最終的な購入判断は自分自身でする必要があるため、業績やその他指標を考慮したうえで投資判断を進めましょう。

    手順⑦:PER(株価収益率)を確認する

    投資家の企業への期待度を確認するためには、PERのチェックが大切です。

    PERの数値は業界によって大きな違いがあるため、トヨタ自動車の数値だけを確認しても意味がありません。自動車製造をしている企業と比較して、大きいのか小さいのかを確認しましょう。

    なお、トヨタ自動車のPERは出来高右側の矢印を選択すると表示されます。

    トヨタ自動車1,857.0

    ※引用元:moomoo証券

    2023年6月1日時点でのPERは11.15倍となっており、近年の数値から比較すると低めになっています。

    PERの数値は、低ければ低いほど割安と判断可能です。投資家の判断指標としても重要で、あまりにも数値が高いと買い控えが起きる可能性もあります。

    逆に、既に株を保有している投資家からは売りの判断をされることもあるため、慎重に判断することが大切です。

    もちろんPERだけで判断するのではなく、その他の指標も参照したうえで投資するかを決めましょう。

    手順⑧:PBR(株価純資産倍率)を確認する

    PERを確認したら、株価が割高・割安を判断する指標のPBRをチェックしましょう。一般的に、PBRの目安は1倍です。

    PBRが1倍であれば、株価と一株当たり純資産額が等しいことを示します。結果、株価が正当な評価を受けていると判断可能です。

    2023年5月に入ってから、トヨタ自動車のPBRは0.89~0.94倍を推移しています。

    トヨタ自動車のPBR

    ※引用元:7203 トヨタ自動車 PBR|IR BANK

    上記のことから、若干割安であると判断可能です。ただし、自動車業界の中にはトヨタ自動車よりもPBRが低く、PERが同水準の企業もあります。

    結論として、トヨタ自動車の株価が大幅に上昇することは期待できません。多少の値上がりは期待できるため、投資を判断する一つの材料として活用しましょう。

    手順⑨:ROE(自己資本利益率)を確認する

    次に、自己資本でどのくらい利益をあげているかを示すROEを確認していきます。株式投資においてROEは、投資家が最も重視する指標の一つです。

    ROEは10%を超えると、一般的に優良企業であると認識されます。トヨタ自動車のROEは約9%と、10%を若干下回っている点を認識しておきましょう。

    ヨタ自動車のROE

    ※引用元:moomoo証券

    また、企業によってはROEがマイナスになっている可能性もあります。ROEがマイナスになるケースは、利益のマイナスや債務超過がほとんどです。

    大手企業であっても、業績が悪かったり負債が多すぎたりすると、ROEが低いもしくはマイナスとなります。結果、安定した経営ができていないと判断可能です。

    経営方針が変わったり経営者が変更になったりしていない場合、経営状況の改善は期待できません。ROEがマイナスになっている企業への投資は、一旦見送りましょう。

    トヨタ自動車が公開している「投資家情報」の「財務データ」には、当期純利益とROEの推移が分かるグラフが掲載されています。

    トヨタ自動車の場合、当期純利益とROEは基本的に連動しています。当期純利益が上がればROEも上がり、当期純利益が下がればROEも下がります。

    合わせて、ROEの推移をチェックすることも大切です。

    会計年度売上高営業利益率
    2018年3月期13.7%
    2019年3月期9.8%
    2020年3月期10.0%
    2021年3月期10.2%
    2022年3月期11.5%
    2023年3月期9.0%

    上記表の通り著しく数値が変動していないため、トヨタ自動車は安定した経営ができている企業といえます。

    手順⑩:ROA(総資産利益率)を確認する

    株式指標として、ROAの確認も大切です。ROAの数値が高ければ、収益性が高いと判断できます。

    ROAについては、5%を超えていると優良企業と判断して問題ありません。

    ROA

    ※引用元:moomoo証券

    トヨタ自動車の約3.5%となっており、優良企業ではないものの、決して経営状況が悪いとも言えません。

    逆にROAがマイナスとなっている企業は、業績が悪化していたり、負債が多かったりします。そのため、効率的な経営ができていないと判断できるでしょう。

    あわせて、ROAの推移もしっかりチェックするのが大切です。トヨタ自動車が公開している「投資家情報」の「財務データ」では、以下の数値となっています。

    会計年度売上高営業利益率
    2018年3月期5.0%
    2019年3月期3.7%
    2020年3月期3.8%
    2021年3月期3.7%
    2022年3月期5.0%

    常に5%を超え続けるのはなかなか難しいですが、比較的安定した経営ができていると判断して問題ないでしょう。

    手順⑪:総合判断をする

    ここまで紹介した手順をもとに、さまざまな指標を確認してきました。すべての指標を総合的に判断し、トヨタ自動車へ投資するかどうかを決めましょう。

    今回実施したファンダメンタル分析の結果から、トヨタ自動車は自動車業界の中でも安全かつ健全な経営を行っていると判断できます。

    数値から大きな値上がりは期待できませんが、手堅い投資をしたいという人にはおすすめです。

    ただし、投資に正解はありません。上記はあくまで筆者の考えとなるため、投資に失敗する可能性も理解しておいてください。

    最終的な株式の購入は、投資家一人一人の判断が必要です。

    株式指標や日本経済・世界経済の動向を予測して判断しなければならないのが、株式投資の難しいところといえるでしょう。

    まとめ

    今回は、株のファンダメンタル分析に使う様々な株式指標が出てきたので、特に投資初心者の方は、少し戸惑ってしまったかもしれません。

    また、PBRやROAなど、横3文字の経済用語に抵抗感がある場合、ファンダメンタル分析を行うことに、億劫だと感じてしまう方もいるかもしれません。

    実際のところ、ファンダメンタル分析は、プロの投資家が行っても、必ず投資に成功するということはありません。

    多くの知識や、経験があったとしても、株価の今後の動きを正確に予測するのは、困難です。

    また、ファンダメンタル分析だけを行っても、株式投資で必ずもうかる保証はありません。

    様々なチャートを使って株価を予測する「テクニカル分析」と組み合わせたり、世の中の景気動向を予測したりすることも必要です。

    ファンダメンタル分析は、あくまで、株式投資を成功させるための手助けとなる、手段の一つなので、難しく考えすぎず、まずは、自分が注目している銘柄について、指標をチェックしてみましょう。

    そして、ファンダメンタル分析に慣れてくると、企業が公開している決算書や財務諸表を読み解くのが、より効率的にできるようになり、指標への理解も深まります。

    特に投資初心者の方の場合は、自分ができるところから、少しずつファンダメンタル分析の訓練をして、株式投資を学んでいくと良いでしょう。

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