【初心者向け】SBI証券の手数料プラン「スタンダード」と「アクティブ」はどっちを選ぶべき?手数料無料の条件も徹底解説
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SBI証券の手数料プランには、スタンダードプランとアクティブプランの2種類があります。
SBI証券の手数料プランはどっちがいい?
- アクティブプラン:取引額が小さい初心者や売買回数が少ない人におすすめ
- スタンダードプラン:1日の取引額が100万円を超えることが多い人におすすめ
2つのプランの違いを理解していないと、手数料が高くなってしまうリスクもあります。
2つのプランの違いや具体的な手数料の額、プランの変更について解説するので、 この記事を参考にお得な手数料で取引をしましょう。
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2023年4月27日時点の情報を掲載しています。
スキラージャパン株式会社 代表取締役 / スキラージャパン株式会社
監修者伊藤亮太
伊藤亮太は「スキラージャパン株式会社」の取締役を務めるFP(ファイナンシャル・プランナー)。
慶應義塾大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻を修了しており、在学中にCFP®を取得。
その後、証券会社にて営業・経営企画・社長秘書・投資銀行業務に携わる。
現在は富裕層個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランの提案・策定・サポート等を行う傍ら、資産運用に関連するセミナー講師や講演を多数行う。
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などイーデス編集部/金融サービスチーム
編集者下平 瑞貴
2019年に大学卒業後、株式会社エイチームフィナジーに入社。
キャッシュレス比較情報サービス「ナビナビクレジットカード」の編集者として勤務。
その後2022年に保険代理店事業に異動し、「ナビナビ保険」の編集に携わる。
現在はイーデス内証券投資系のコンテンツの作成・編集に従事中。
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- SBI証券の手数料プランは「スタンダード」と「アクティブ」どっちがおすすめか徹底比較
- 【アクティブプラン】取引額が小さい初心者や売買回数が少ない人におすすめ
- 【スタンダードプラン】は1日の取引額が100万円をよく超える人におすすめ
- 【初心者にもわかりやすい】「スタンダードプラン」と「アクティブプラン」の取引額と取引数ごとの手数料比較一覧
- スタンダードプランの取引額と取引数別の手数料まとめ
- アクティブプランの取引額と取引数別の手数料まとめ
- 【必見】SBI証券の取引手数料が無料になる5つのケース
- 25歳以下での国内株式の現物取引
- 新NISA口座での国内株式・投資信託の取引
- S株(単元未満株)での国内株式買付
- 期間限定キャンペーン実施時
- 「SBI ETFセレクション」銘柄の買付(米国株)
SBI証券の手数料プランは「スタンダード」と「アクティブ」どっちがおすすめか徹底比較
SBI証券の手数料プランには、「スタンダード」と「アクティブ」があります。
「スタンダード」は、1回の取引ごとに約定代金によって定められた取引手数料を支払うプランです。
「アクティブ」は、1日の約定代金の合計金額によって定められた取引手数料を支払うプランです。
約定代金とは
株の取引で、売買する際の代金となる株価×株数の金額
プランによる違い | スタンダード | アクティブ |
---|---|---|
手数料無料 | なし | 1日の約定代金合計が 100万円まで0円 |
1日の約定代金合計が 100万円まで | 55円~535円 | 0円 |
現物取引で約定代金が 100万円を超えた場合の手数料 | 640円~ | 1,238円~ |
現物取引で約定代金が 300万円を超えた場合の手数料 | 1,013円~ | 1,986円~ |
信用取引で約定代金が 100万円を超えた場合の手数料 | 385円 | 880円~ |
信用取引で約定代金が 100万円を超えた場合の手数料 | 385円 | 1,760円~ |
新NISAについては、スタンダードプランとアクティブプランのいずれも、買付、売却ともに無料です。
取引の金額が少ない人は、アクティブプランのほうが手数料は安くなります。
取引資金が大きい場合は、スタンダードプランのほうがおすすめです。
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詳しいプランの内容については、下記で解説します。
【アクティブプラン】取引額が小さい初心者や売買回数が少ない人におすすめ
アクティブプランの手数料は、下表のとおりです。
1日の約定代金 | 現物取引手数料(税込) | 信用取引手数料(税込) |
---|---|---|
100万円まで | 0円 | 0円 |
200万円まで | 1,238円 | 880円 |
300万円まで | 1,691円 | 1,320円 |
以降、100万円ごと | 295円ずつ加算 | 440円ずつ加算 |
アクティブプランは、1日の約定代金が100万円を超えなければ手数料は無料です。
投資する金額が少ない初心者や、売買を頻繁に行うことがない長期投資家向けのプランと言えます。
しかし、1日に100万円以上の約定代金の取引をする人は、手数料が高くなります。
取引回数が少なくても大きな取引をする人や、1株の株価が高い銘柄を狙う人も手数料が高くなる可能性があるので注意が必要です。
上記のケースに当てはまる人は、スタンダードプランの方が向いています。
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【スタンダードプラン】は1日の取引額が100万円をよく超える人におすすめ
スタンダードプランの手数料は、下表のとおりです。
1注文の約定代金 | 現物取引手数料(税込) | 信用取引手数料(税込) |
---|---|---|
5万円まで | 55円 | 99円 |
10万円まで | 99円 | 99円 |
20万円まで | 115円 | 148円 |
50万円まで | 275円 | 198円 |
100万円まで | 535円 | 385円 |
150万円まで | 640円 | 385円 |
3,000万円まで | 1,013円 | 385円 |
3,000万円超 | 1,070円 | 385円 |
スタンダードプランは、取引手数料が無料になることはありません。
しかし、1度に100万円を超える取引をする場合は、アクティブプランより手数料が安く抑えられます。
また、スタンダードプランでは手数料の1.1%分のポイントが貯まります。
ためるポイントはVポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイントから選択可能です。
なお、下記のような条件に合致する人は、アクティブプランのほうが向いています。
- 少額投資を行いたい人
- 1日100万円以上取引する予定がない人
- 少額投資を何度も繰り返したい人
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【初心者にもわかりやすい】「スタンダードプラン」と「アクティブプラン」の取引額と取引数ごとの手数料比較一覧
SBI証券の「スタンダードプラン」と「アクティブプラン」それぞれの取引額と手数料は、下の表の通りです。
スタンダードプランの取引額と取引数別の手数料まとめ
1日の合計約定金額/1日の取引回数 | 1回 | 2回 | 3回 |
---|---|---|---|
100万円 | 535円 | 550円 | 825円 |
200万円 | 1,013円 | 1,070円 | 1,605円 |
300万円 | 1,013円 | 1,280円 | 1,605円 |
アクティブプランの取引額と取引数別の手数料まとめ
1日の合計約定金額/1日の取引回数 | 1回 | 2回 | 3回 |
---|---|---|---|
100万円 | 0円 | 0円 | 0円 |
200万円 | 1,238円 | 1,238円 | 1,238円 |
300万円 | 1,691円 | 1,691円 | 1,691円 |
手数料プランの確認・変更方法
SBI証券の手数料プランは、以下の手順で変更可能です。
- SBI証券にログインして画面右上の項目から「口座管理」をクリック
- 開いたメニューから「お客様情報設定・変更」を選択して「お取引関連・口座情報」を開く
- 「国内株式手数料プラン」を選んで、「変更」をクリック
- 現在のプランと変更後のプランが表示されるので、間違いがないか確認
- 「変更する」をクリックした後、表示される確認画面で「確認して申し込む」をクリック
- 最後に、赤字で変更したことが表示されたら、手続きは完了
なお、手続き後、即座に変更されるわけではありません。
取引時間中は変更されず、23時29分までに申し込んだ場合は翌営業日の0時00分から適用されます。
また、土曜日、日曜日の申し込みは、月曜日の申し込みと同じく火曜日の0時00分から適用となることに注意が必要です。
【必見】SBI証券の取引手数料が無料になる5つのケース
SBI証券の取引手数料は、以下の5つのケースで無料になります。
25歳以下での国内株式の現物取引
SBI証券は、25歳以下の方であれば取引の際、国内株式現物手数料が0円になります。
エントリーは不要で、26歳の誕生日を迎える前日まで適用されます。
25歳以下であれば何歳でも対象なので、未成年口座の取引も対象に含まれます。
新NISA口座での国内株式・投資信託の取引
新NISAでは、国内株式の買付・売却とも手数料は無料です。
また、新NISAでは信用取引ができないので、現引きや現渡しも対象に含まれません。
海外ETFに関しては、売買手数料は無料ですが、対象となるのは米国、中国、韓国、シンガポールに限られます。
外国株式取引は、米国以外の個別株を取引する際にのみ、売買時に取引手数料が発生します。
新NISAでの投資信託は買付・売却ともに手数料は無料です。
ただし、信託報酬は別途必要となるので、それぞれの銘柄の詳細ページから確認してください。
S株(単元未満株)での国内株式買付
S株(単元未満株)は、国内株式を1株単位で取引できるサービスです。
通常、国内株式は、100株を1単元として取引しますが、S株は1株単位なので少額での取引が可能です。
投資を始めたばかりの初心者や、少額で投資をしたい人に向いています。
なお、S株は、売買手数料が無料です。
期間限定キャンペーン実施時
SBI証券では、1年に何度かキャンペーンを行っています。
キャンペーンの中には、条件を満たすと株式取引の手数料が無料になるものがあるのです。
例えば、2023年3月には「国内株式タイムセール」を実施し、取引ツールの「HYPER SBI2」から発注した国内株式の売買手数料を実質無料にしていました。
事前にエントリーすれば参加することができ、現物取引だけではなく信用取引も対象で、取引金額の上限もなく、手数料はいったん支払う必要があるものの4月末にキャッシュバックされる予定という、非常に参加しやすい内容のキャンペーンでした。
現在は、口座開設後にクイズ正解で2,000円プレゼントやLine連携と公式アカウント追加で100円プレゼントなどのキャンペーンを行っています。(2024年5月現在)
他にも、様々なキャンペーンを不定期に開始しているため、欠かさずチェックしましょう。
「SBI ETFセレクション」銘柄の買付(米国株)
SBI証券では、「SBI ETFセレクション」として長期投資に向いた米国ETF10銘柄を指定しています。
対象の米国ETFは、買付手数料が無料です。
対象の銘柄には、例えば「バンガード トータルワールドストックETF」が含まれています。
米国だけではなく、アジアや欧州等全世界の株式に幅広く分散投資できる銘柄です。
また、「インベスコ QQQトラストシリーズ1ETF」は、NASDAQに上場する時価総額上位100社で構成された指数「NASDAQ100」をベンチマークするファンドで、最もパフォーマンスが良い大型成長株ファンドと評価されています。
以上のとおり、「SBI ETFセレクション」では優良な米国ETFをラインナップしています。
買付手数料が無料であるだけでなく、信託報酬などのコストについても安い銘柄を選定しているので、おすすめです。
SBI証券の公式サイトはこちら
SBI証券の手数料プランに関するよくある質問
SBI証券の取引手数料は他の証券会社と比べてお得?
株式の取引手数料は、証券会社によって異なります。
SBI証券の取引手数料は、アクティブプラン・スタンダードプランともに業界内で最安水準です。
現物取引手数料を、主要な証券会社と比較してみました。
約定代金 | SBI証券 | 楽天証券(※) | auカブコム証券 | マネックス証券 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
スタンダードプラン | ポイント | 超割コース | ポイント | |||
5万円まで | 55 円 | 手数料の1.1% | 55円 | 手数料の1% | 55円 | 55円 |
10万円まで | 99 円 | 99円 | 99円 | 99円 | ||
20万円まで | 115 円 | 115円 | 115円 | 115円 | ||
50万円まで | 275 円 | 275円 | 275円 | 275円 | ||
100万円まで | 535 円 | 535円 | 535円 | 535円 | ||
150万円まで | 640 円 | 640円 | 約定金額×0.099%(税込)+99円 【上限4,059円】 | 640円 | ||
3,000万円まで | 1,013 円 | 1,013円 | 1,013円 | |||
3,000万円超 | 1,070 円 | 1,070円 | 1,070円 |
1日の約定代金合計 | SBI アクティブプラン | 楽天(※) いちにち定額コース | auカブコム 一日定額手数料 | 松井 ボックスレート 手数料 | マネックス 1日定額 手数料コース |
---|---|---|---|---|---|
50万円まで | 0 円 | 0円 | 0円 | 0円 | 550円 |
100万円まで | 1,100円 | ||||
200万円まで | 1,238円 | 2,200円 | 2,200円 | 2,200円 | 2,750円 |
300万円まで | 1,691円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | |
以降100万円 増加ごと | +295円 | +1,100円 | +1,100円 | +1,100円 | +2,750円 |
※ 楽天証券:2023年10月1日より、手数料コースを「ゼロコース」に設定で手数料無料。
アクティブプランとスタンダードプランは取引毎に変更できる?
SBI証券の取引手数料プランは、取引ごとに変更することはできません。
しかし、1日1回プラン変更することは可能です。
月曜から金曜までは、23時29分までに手続きをすれば日付が変わるタイミングでプランが変更されます。
ただし、土日に手続きをした場合は月曜の手続きと同じく、火曜日に変更されます。
アクティブプランで手数料無料なのに手数料が記載されているが問題ない?
アクティブプランで取引した場合は、たとえ手数料無料であっても手数料が記載されます。
約定日当日に、見積もりでの約定代金に応じた手数料金額の1段階上の金額が拘束されるのです。
1日の約定代金金額が100万円以下の場合は、本来は手数料無料ですが、一時的に1,238円が拘束されます。
拘束された手数料は、翌日の朝に買付余力へと戻されます。
注文履歴画面に記載される手数料金額は修正されないので、約定履歴画面で正しい金額を確認してください。
まとめ
SBI証券の手数料には、2つのプランがあります。
「スタンダードプラン」は、1回ごとの取引の約定代金に対して手数料がかかります。
「アクティブプラン」は、1日の約定代金合計に対して手数料がかかります。
大きな金額の取引をする方には、スタンダードプランがおすすめです。
少額の取引をする人や何度も取引をする人には、アクティブプランがおすすめです。
SBI証券の取引手数料は、国内最安水準です。
国内株式の取引をSBI証券でやっていないという人は、口座開設をしてみてはいかがでしょうか。
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スタンダードプランとアクティブプランはどう違うの?どっちがお得なのかを知りたい!