
三菱UFJ銀行バンクイックの増額審査を徹底解説!審査時間や在籍確認について
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「カードローンを契約しているけど、もう少し借りたいな」というとき、知っておきたいのが「増額」のことです。
申請の手続きや審査をクリアすれば、今の限度額以上にお金を借りられるかもしれません。しかし注意点もあります。
三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」で増額を希望したときの審査について詳しく解説します。
▼三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」についてはこちらで詳しく解説しています。

AFP(日本FP協会認定)
執筆者馬場愛梨
株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。
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バンクイックの増額審査は初回申込よりも厳しめ
利用上限額を上げる(増額する)ときは、最初にカードローンを申し込んだときと同じように「審査」があります。
審査では、金融機関が利用者に対して「この人は貸したお金をきちんと返してくれる人だろうか」という視点で、チェックや判断をしています。
「すでに1回審査をクリアできているから、増額の審査も余裕で通過できるだろう」と思うかもしれません。
でも、増額の審査は一般的に初回申込時の審査よりチェックが厳しいと言われています。
増額の申請をしたということは、「今の限度額では足りない状況=初回申込時よりお金に困っている状況」ともとられかねません。
また、一度しっかりと審査したうえで限度額を決定したはずなのにそれをくつがえすとなると、それ相応の理由が必要になります。
そのため、申請さえすれば全員が希望どおり増額できるというわけではなく、審査次第では増額できない可能性も充分あります。
増額できないだけならまだしも、場合によっては、逆に「減額(利用限度額を下げられること)」や「カードローンの利用停止」になってしまうこともあります。
そのため、少しお金が足りないからと言って気軽に増額を申請すると、「わざわざ手間と時間をかけたのに、自分で使い勝手を悪くしてしまった」という事態になる可能性もあるのです。
それはできれば避けたいですよね。
増額の申請をするなら、次に挙げる審査のポイントをしっかり押さえて、増額できる見込みがありそうか確認してからにするのがおすすめです。
バンクイックの増額審査で重視される3つのポイント
バンクイックで増額を申請するときは、初回申込時と同じように自身のさまざまな情報を入力します。
その内容などをもとに審査が行われます。審査のカギを握る、特に重要なポイントは以下の3つです。
ポイント
- バンクイックでの利用実績
- 直近の収入の増減
- 他社での借入状況や返済状況
1つ1つ詳しく見ていきましょう。
ポイント1.バンクイックでの利用実績
1つめのポイントは、バンクイックを過去に利用したことがあるか、どのくらいの期間に渡って利用してきたかなど、これまでの利用状況です。
バンクイックを以前から契約していても、実際の借り入れを一度もしたことがない人は増額審査に不利になる傾向があります。
三菱UFJ銀行の側から見て、「本当に貸したお金を返してくれるのか」という判断がつきにくいからです。
一方、審査に有利になるのは、過去にバンクイックで借り入れをしたことがあり、きちんと返済してきた履歴が残っている人です。
銀行側から「この人は今までも期日どおりに返してくれたから、今回増額してもきっと大丈夫だろう」と信用されやすい状態になっています。
個人間でも、あまり情報がなくほぼ初対面のような人にお金を貸すのは慎重になりますが、昔からの顔なじみなら貸しやすいと感じるのではないでしょうか。それと同じことです。
問題なく返済してきた期間がなるべく長い方が審査に有利に働くでしょう。正確な数字は公表されていませんが、おおむね過去6ヶ月以上の利用実績があれば審査に通過しやすい傾向があると言われています。
ただ、これはあくまで目安です。その他の審査ポイントの状況などによっては、使い始めて3ヶ月で通過できる人もいますし、数年経っていても落ちてしまう人もいます。
より審査に通過しやすくしたいなら、「毎回決められた金額を決められた日までに返済する」という基本的なことがとても大切です。
ポイント2.直近での収入の増減
次に重要なのが、本人の収入です。年収は初回の申込時にも自己申告しますが、増額申請の際にあらためて直近の金額を尋ねられます。
初回申込時よりも年収がアップしていれば問題ないのですが、年収が下がっている場合は審査に通過しにくくなるため要注意です。
銀行側は、基本的に年収が高ければ高いほど返済能力が高い(=お金を返せる状態)と判断しています。
年収が下がっているとどうしても「以前より返済が難しくなっている」と思われやすくなります。
もう1つ注意したいのが、前回の審査のあとに「転職している人」です。
バンクイックでは、利用を申し込める人の条件の1つとして「安定した収入のある方」と明示しています。
たとえば失業して無収入になっている場合は、「安定した収入がある」に該当しないとみなされるため、審査に通過できる可能性は限りなく低くなります。
また、年収は前回と同じ、もしくは少し上がっていたとしても、正社員だった人が非正規雇用や自営業に転職したり、勤続年数が転職によってリセットされて短くなったりしている場合などは、審査が不利になることがあります。
「年収が下がって不利だから」といって、高めの金額を記入するのは絶対にやめましょう。
虚偽申告にあたります。審査の過程でウソはバレますし、そうなれば銀行側からの信用を失って審査に通過できなくなります。今使っているバンクイックの利用を停止されてしまう可能性まであり、非常にリスキーです。
ポイント3.他社での借入状況や返済状況
バンクイックの利用実績だけでなく、他社でいくらくらい借りているのか、ほかの借入先が何社あるのか、他社ではきちんと返済できているのかといった点も重視されます。
次のような人は審査に通過しにくい傾向があります。
他社での借入件数が多い
一般的に、3社以上で借りている人は通過しにくくなると言われています。同時に複数社に申し込みをしている場合も不利になりやすいので避けましょう。
他社での借入額が大きい
バンクイック分や他社分を合わせて「年収の3分の1」を超える借り入れは難しいでしょう。
過去に金融事故(延滞トラブル)を起こしたことがある
長期間に渡って返済期限を超過したり、債務整理や自己破産をしたりした経験がある方は不利です。
他社での借入状況は、増額の申請のときに自己申告します。その情報ももちろんチェックされますが、金融機関はさらに「信用情報機関」を通して申請者の情報を照会します。
信用情報機関には、金融機関各社が自社の申込者についてのさまざまな情報を登録しています。
銀行側は、いつどのローンに申し込んで、何社でいくら借りているのか、今まで延滞はなかったのかなど他社の情報もかんたんに把握できます。ここでももちろんウソの申告はNGです。
バンクイックでは、信用情報機関に登録されていない他社情報も審査の際に考慮されていることがあります。
バンクイックは三菱UFJ銀行独自の審査も行っていますが、保証会社としてアコムと提携しています。
審査を通過するには、アコムの審査もクリアする必要があるのです。ちなみに、初回申込時もアコムの審査をクリアしているはずです。
こうした事情から、アコムもしくはアコムが保証会社になっている他社で期日どおり返済ができなかったことがある人は、審査に不利になるでしょう。
アコムが保証提携をしているのは、たとえば以下のような銀行です。
メガバンク | 三菱UFJ銀行 |
---|---|
ネット銀行 | auじぶん銀行、ソニー銀行 |
流通系銀行 | セブン銀行 |
地方銀行 | スルガ銀行、西日本シティ銀行、南都銀行、琉球銀行など |
これらの銀行で過去に延滞を起こしたことがある方は特に要注意です。
バンクイックの増額審査にかかる時間は?
銀行のカードローンは、基本的に審査に数日かかることが多いです。初回申込時とは状況が違いますが、増額の審査についてもやはり2~3営業日はかかると思っておいた方がいいでしょう。
一部のサイトでは「急ぎであれば当日中に増額できる可能性もある」と記載されていることもありますが、バンクイックの担当者によると「利用期間の長い人であればその可能性もないとは言えないが、かなり難しい」とのことです。
今の利用上限額では足りなくなりそうだと思ったら、早めに増額申請を検討して実行しておきたいところです。
50万円を超える利用限度額(他社との借り入れ合計が100万円以上)を希望する場合、増額の申請と同時に収入証明書類(源泉徴収票や確定申告書など)を提出するようにすると、審査にかかる時間を短くすることができます。
原則として在籍確認はない
初回申込時に必ず行われるのが「在籍確認」ですが、職場に電話をかけられるのは嫌だという方も多いのではないでしょうか。
バンクイックでは、増額の審査のときは原則として在籍確認の電話はありません。
ただし、初回申込時から勤務先が変わっていないことが前提です。同じ勤務先なら2度目の確認をする必要はありませんが、転職などで変わっている場合はあらためてチェックされます。
転職以外でも、たとえば以下のような場合は勤務先に電話がかかってくることがあります。
- 会社は同じでも、転勤で勤務地が変わった
- 会社は同じでも、収入が著しく低下している
- 出向したり、派遣先が変わったりした(派遣社員や契約社員の場合)
最近は、在籍確認しようにも「コロナ禍で全員がリモート勤務」など難しいこともあるでしょう。
そんなときは、増額審査の申込をしたあと、三菱UFJ銀行の第二リテールアカウント支店専用ダイヤル(0120-76-5919)に電話して相談してみましょう。
在籍確認を、勤務先への電話以外の方法(たとえば書類の提出など)にできる場合があります。
ただし、あくまで状況次第ですので、「相談すれば必ず電話を避けられる」というわけではありません。
審査結果は電話かメールで連絡あり
増額審査の結果は、電話かメールで連絡がきます。通常は、電話で申し込んだ場合でも登録してあるメールに連絡があることが多く、電話がかかってくることはあまりないようです。
バンクイックでは、メールの場合も営業時間内(平日:9時~21時、土日祝:9時~17時)に連絡があります。
バンクイックから増額案内が来ても増額審査に通過できるとは限らない
バンクイックでは、自分から増額申請をしなくても、銀行側から「増額しませんか?」のような案内が来る場合があります。
初回の申し込みから半年~1年程度経ったあたりで借入状況や返済状況をチェックされ、数回の利用実績がある人などに向けて送られているようです。
この案内が届いたら、審査基準の1つである「バンクイックの利用実績」についてはクリアできている可能性が高いです。
ただ、だからといって確実に増額審査に通過できるわけではありませんので、過度な期待は禁物です。
「銀行から案内が来たからその内容に従って増額を申し込んだのに、審査に落ちた」ということもありえます。
これはなぜかというと、審査ではバンクイックの利用実績以外にもさまざまな情報をチェックされて総合的に判断されるからです。
たとえば「最近収入が下がった」「他社での借入が増えている」など初回申込時より審査に不利な点が増えていれば、利用実績に問題がなくてもクリアしにくくなります。
増額の案内が来たからといって安易に申し込むと、自分の現在の状況によっては審査の結果、逆に利用限度額が減ってしまうリスクもあります。
先述の「審査で重視されるポイント」を確認して、通過できる見込みがありそうか考えてから申し込むようにしましょう。
まとめ
増額は、うまくいけば利用限度額が上がったり金利が下がったり、今より良い条件に変更することができます。ただし、そのためには審査に通過する必要があります。
審査結果は、増額を申請してから数日後にメールで知らされることが多いです。
途中、初回申込時のように職場あてに在籍確認の電話がかかってくることは原則ありません。
バンクイックで借り入れをしたことがあって期日どおりに返済できた人や、年収が上がった人、他社での借り入れが少ない人などは審査に有利になる傾向があります。
場合によっては、増額のために再審査をした結果、「お金を貸せない」と判断されてしまい、減額や利用停止になってしまうこともあるため、増額申請は慎重に考えて行いましょう。

AFP(日本FP協会認定)
執筆者馬場愛梨
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