株は1株単位で買える!注文時に単位を指定する株の買い方を紹介
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この記事のポイント
- 通常は1単元(100株)から購入できる
- ミニ株(単元未満株)を利用すれば1株から購入できる!
- それぞれの買い方を理解する
株を始めて買うという人の多くが戸惑うのが、株を買う時の単位です。
株の単位は、通常「1単元=100株」と決まっていますが、ミニ株であれば1株から購入でき、通常の1/100の資金で株取引ができます。
通常の株取引とミニ株では、注文画面や手順が少し異なる場合があるので、それぞれの買い方を理解しておきましょう。
この記事では、株を売買する時の単位や注文方法について解説します。
株式会社400F 執行役員CGO(Chief Growth Officer) / 株式会社400F
監修者林 和樹
京都大学卒業後、2007年トヨタFS証券(現:東海東京証券)入社。2012年エイチームへ入社し、翌年に金融メディア事業を立ち上げ。最盛期には売上高72億円の事業に育てる。2019年エイチームフィナジーを設立し、代表取締役社長に就任。保険代理店業務を開始する。2022年5月より現職。個人理念は『お金の不安が意思決定の制約にならない世界を創る』。趣味はボディメイク。
イーデス編集部 / 株式会社エイチームフィナジー
編集者小林 梨沙
1989年生まれ、愛媛県松山市出身。
大学卒業後、株式会社ブリッジインターナショナルに入社。外資系教育サービス会社にて、薬機法や品質マネジメントシステムのインサイドセールスを担当。その後、スーパーバイザーとして、日系大手企業のインサイドセールスプロジェクトの立ち上げを行う。
2019年に株式会社エイチームフィナジーに入社。FX、新規事業開発部を経て、イーデスの編集者に就任。
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通常の買い方での単位は1単元=100株と決まっている
株を買う時の単位を「単元」と言い、通常、株は1単元ずつで売買されています。
単元というのは、1箱や1ダースのように複数の株を1つの塊としたものです。
この単元ですが、以前は銘柄によって1単元が1株や100株、1000株と異なっていました。
そのため、株を買う時はまず、1単元が何株なのかを確認しないといけなかったのです。
しかし、2018年10月からは全ての銘柄が、1単元=100株に統一されたため、計算がとても楽になりました。
では、実際に株を買う時の金額がどうなるのか、具体的にシミュレーションしてみましょう。
1単元で有名企業の株を買う場合のシミュレーション
有名企業の株を1単元で買ったらどうなるか、過去の実績をもとに確認してみましょう。
日本一の企業として名高い、トヨタ自動車の株を買う場合を例にシミュレーションします。
トヨタ自動車(7203)の株を1単元で買った場合
2021年11月10日の終値…2,006円
2,006円×100株=200,600円
↓
トヨタ自動車株を2021年11月10日の終値で1単元買った場合、必要な資金は200,600円!
※2021年11月10日の終値で買った場合
株は、1単元買おうとすると実際には100株買うことになるため、株価の100倍の資金が必要になるのです。
トヨタ自動車の株価の2,006円というのは1株当たりの株価なので、実際には2,006円の100倍に当たる、200,600円の資金が必要になります。
必要資金は「株価×100」、そして、支払いの際にも手数料がかかるので、価格だけを見て「この株なら買えそう」と勘違いしないように気をつけましょう。
資金が限られている人が買いたい銘柄を探す場合、自分の資金量と照らし合わせた上で上限となる株価を決めて探してみるのもいいでしょう。
ミニ株(単元未満株)は1株単位で購入することができる
資金が少ない人の中には、「有名企業の株を買いたいけれど、1単元では資金が足りない」という人もいるでしょう。
その場合、ミニ株で取引するのも一つの方法です。
ミニ株(単元未満株)とは
1単元の株数に満たない株式のこと。
単元未満株は、株式分割や会社の合併や減資等、様々な理由で発生する。
証券会社によっては、この単元未満株を1株単位で買うことができるサービスを提供している。
ワン株(マネックス証券)、プチ株(auカブコム証券など)、まめ株(野村證券)等が、単元未満株の売買ができるサービスである。
証券会社によっては、ミニ株というサービスがあります。
通常は100株ずつ売買している株ですが、このサービスを利用すると、それより少ない数量で売買できます。
本来は、株式分割や会社の合併などで端数となる株が生じた時のサービスなのですが、それを普通の株でも利用できるようにしているのです。
なお、一部の証券会社でしかミニ株のサービスはありません。
詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
1株単位で有名企業の株を買う場合のシミュレーション
単元未満株のサービスを利用して、1株単位で株を買うというのはどういうことなのでしょうか?
先ほども例に出した、トヨタ自動車の株を1株単位で買った場合のシミュレーションを見てみましょう。
2021年11月11日の9時にトヨタ自動車(7203)の株を1株で買った場合
※SBI証券のS株の場合
- 2021年11月11日の後場始値
…2,006円×1株=2,006円 - 手数料
…約定代金の0.55%or最低手数料50円2,006円×0.0055=11.033円となり、最低手数料の50円が適用
↓
この取引に必要な代金は、
約定代金2,006円+手数料50円=2,056円
※SBI証券のS株は、買い手数料が実質無料なので、50円は翌月にキャッシュバック。また、2023年9月30日より、インターネットコース・電子交付サービスの設定でS株の売買手数料が無料。
1単元(100株)買う場合とは、いくつかの違いがあります。
ほとんどの証券会社では、単元未満株をリアルタイムで取引することはできません。
その他にも、証券会社によって取引時間や手数料も異なります。
(例)SBI証券のミニ株取引(S株)の場合
【単位別】株を買う際に単位を指定する買い方
株を実際に買う時に、どのようにして単位を指定すればいいのか分からないという人も多いでしょう。
そこで、ここではSBI証券を例に、株を買う時の単位の指定方法を、次の2つに分けて具体的に紹介します。
株を買う時の単位の指定方法
1単元(100株)の場合の買い方
まずは、1単元で購入する場合の買い方について説明します。
①SBI証券のトップページの画面上部にある「取引」をクリックする。
②下に帯状にメニューが表示されるので、一番上の「国内株式」を選んでクリックする。
③注文入力画面が表示されるので、銘柄コードや価格等必要な内容を入力する。
その際、「株数」のところに100株単位で購入する株数を入力する。
④必要事項をすべて入力したら、取引パスワードを入力し、「注文確認画面へ」ボタンをクリックする。
注文確認画面が表示されるので、内容を確認し問題が無ければ発注する。
1単位(1株)の場合の買い方
次に、1単位…つまり1株購入する場合の買い方について説明します。
①SBI証券のトップページの画面上部にある「取引」をクリックする。
②下に帯状にメニューが表示されるので、一番上の「国内株式」を選んでクリックする。
③注文入力画面が表示されるので、その上にある「単元未満株」メニューをクリックする。
④単元未満株用の注文入力画面が表示されるので、銘柄コードや価格等必要な内容を入力する。
その際、「株数」のところに1株以上99株以下で購入する株数を入力する。
⑤必要事項をすべて入力したら、取引パスワードを入力し、「注文確認画面へ」ボタンをクリックする。
注文確認画面が表示されるので、内容を確認し問題が無ければ発注する。
まとめ
株の単位には、多くの人が最初は戸惑います。
1,000円の株を買おうとして10万円の代金を要求されたら、何か間違えたのだろうかと不安になるでしょう。
しかし、仕組みを知ってしまえば大丈夫です。
特に、今は1単元が100株に統一されたので、購入金額の計算は非常に分かりやすくなっていると思います。
株を注文する際の単位についても、図で解説した通りです。
証券会社によって多少の違いはありますが、おおよその流れは変わりません。
これを読んでおけば、どの証券会社でも戸惑うことはないでしょう。
最後まで読めば、戸惑うことなく株を買うことができ、自分の資金に応じた数量の株を買うことができます。