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ESG投資とは?メリット・デメリットやおすすめ銘柄などを初心者向けに簡単に解説

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ESG投資とは?メリット・デメリットやおすすめ銘柄などを初心者向けに簡単に解説
株のやり方・始め方・買い方
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  • ESG投資とは?
  • ESG投資のメリット・デメリットって何?

ESG投資とは、E(環境)・S(社会)・G(企業統治)に配慮する企業を重視して行う投資のことです。

ESG投資には長期投資の重要な判断材料にできる、市場の拡大が期待できるなどの特徴があります。

しかし、短期投資には不向きである点や、まだ十分な情報開示がされていない点には注意が必要です。

話題のESG投資の重要ポイントや対象銘柄を知り、投資に役立てましょう!

この記事では、ESG投資の概要やメリット・デメリット、銘柄の選び方や活用できる証券会社まで簡単に解説します。

【掲載情報について】
2022年12月19日時点の情報を掲載しています。

  • ファイナンシャルプランナー

    監修者石原玄紀

    中京大学経済学部卒業後、FP事務所に入社。2005年にはCFPを取得。
    その後、トヨタファイナンシャルサービス証券(現:東海東京証券)、東海東京ウェルス・コンサルティングにて、経営企画や営業、大手税理士法人への出向、富裕層部署の相続コンサルタントとして従事。
    2020年にIFA(独立系金融アドバイザー)「きわみアセットマネジメント」へ初期メンバーとして入社後、2023年に独立。
    中京大学付属中京高校で資産形成に関する授業の実施経験もあり。

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  • イーデス編集部 / 株式会社エイチームライフデザイン

    編集者板橋 辰汰郎

    1998年生まれ、兵庫県川西市出身。
    大学卒業後、2021年に新卒として株式会社エイチームフィナジーに入社し、ナビナビ証券、イーデスの編集者に就任。

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    ESG投資とは

    ESG投資E(Environment、環境)・S(Social、社会)・G(Governance、企業統治)

    出典:GPIF「ESG投資」

    ESG投資とは、E(Environment、環境)・S(Social、社会)・G(Governance、企業統治)に配慮している企業を重視して行う投資のことです。

    ESGを考慮した投資の始まりは1920年代とされており、日本では2014年ごろから重要視されるようになってきています。

    E・S・Gには、それぞれ以下のような内容が該当します。

    • E(環境)
      ・気候変動対策
      ・水資源の偏在対策や水質汚染対策
      ・生物多様性の喪失の防止
      ・温室効果ガス排出量削減対策
      ・再生可能エネルギーの活用 など
    • S(社会)
      ・ダイバーシティの確保
      ・サプライチェーンの人権リスク管理
      ・労働者の権利保護
      ・ワークライフバランスの確保
      ・有能な人材の採用や育成 など
    • G(企業統治)
      ・取締役会の構成の適正化
      ・少数株主の保護
      ・情報開示の透明性
      ・贈収賄などの汚職防止
      ・サイバーセキュリティ対策 など

      従来、投資家が株式投資のために企業を分析する際は、IR情報で開示されたキャッシュフローや利益率などの定量的な財務情報が主に参考にされていました。

      しかし現在は企業に対して、気候変動対策などの環境問題や、ダイバーシティの確保などの社会課題への対応、それから取締役会の構成の適正化などの企業ガバナンスの強化が求められる時代です。

      今後日本や世界各国が持続可能な成長を続けるためには、こうした「非財務情報」が重視されるといわれています。

      その考え方を投資判断に盛り込み、より適切な株式投資が行えるようにしたのがESG投資です。

      ESG投資のメリット

      ESG投資に取り組むメリットは、以下のとおりです。

      ESG投資のメリット

      メリット①長期投資の重要な判断材料になる

      ESG投資に取り組むもっとも大きなメリットは、長期投資の重要な判断材料になることです。

      ESG投資で重視される内容は短期間で達成できるものではありませんが、長期的には環境や社会によい影響をもたらします。

      その結果、取り組んだ企業にとっても収益面でリターンがあり、企業価値の向上が期待できます。

      これまで、長期投資の判断材料は財務情報のみでした。

      しかし、ESGの非財務情報も投資判断の重要な材料にすれば、長期投資で十分なリターンが期待できるでしょう。

      メリット②市場の拡大が期待できる

      ESG投資は市場の拡大が期待できるメリットがあります。

      ESG投資はすでにグローバルで浸透しつつあり、GSIAの調査によるとヨーロッパでは約12兆ドル、アメリカでは約17兆ドル規模の資金が投じられています。

      一方で、日本やカナダなどでは、まだ投資額が多くない状況です。

      今後ESG投資が世界全体でますます重要視される流れになれば、これらの国々でも投資額が増え、資金がさらに集まる可能性は十分にあります。

      ESG投資地域別ESG資産保有残高
      ヨーロッパアメリカカナダオーストラリア ニュージーランド日本
      2016年12,0408,7231,086516474
      2018年14,07511,9951,6997342,180
      2020年12,01717,0812,4239062,874

      (単位:10億米ドル)
      出典:GSIA「GLOBAL SUSTAINABLE INVESTMENT REVIEW 2020」 Snapshot of global sustainable investing assets, 2016-2018-2020 (USD billions)より筆者作成

      メリット③持続可能な社会の実現に参加できる

      ESGの観点から株式投資を行うと、社会によい影響をもたらす企業を応援することになります。

      よって間接的に、持続可能な社会の実現に参加することが可能です。

      日々の株式投資で利益以外のメリットを求めている方や、環境や社会へよい働きかけをしたいと思っている方におすすめできる投資手法です。

      ESG投資のデメリット・問題点

      ESG投資のデメリットは、以下のとおりです。

      ESG投資のデメリット

      デメリット①短期的なリターンは期待しにくい

      ESG投資の主なデメリットは、短期的なリターンが期待しにくいことです。

      ESGの内容はどれも短期的な企業利益に繋がるものではありません。

      よって企業の成果として現れるまでに時間がかかります。短期投資を好む方には、あまり参考にならないでしょう。

      デメリット②まだ十分に情報開示されていない

      ESG投資はまだ歴史が浅く、企業からの情報開示も十分でない状態です。

      そのため、投資判断をする材料を揃えるまでに手間や時間がかかってしまいます。

      ただし、上場企業を中心にESGに関する非財務情報を報告する仕組みが徐々に整いつつあります。

      今後は年を追うごとに情報量が増えていく見込みです。

      デメリット③グリーンウォッシュ企業に投資してしまうリスクがある

      ESG投資で注意したいのが「グリーンウォッシュ企業」への投資です。

      グリーンウォッシュ企業とは

      実態よりも環境に配慮した製品作りやサービス提供を行っているかのように見せかける企業のこと

      企業統治の面で同様の見せかけを行う企業は「ブルーウォッシュ企業」という

      こうした企業は、抽象的な表現や誇張的な図表などを用いて投資家をミスリードし、より多くの投資額を集めようとします。

      もしあなたが投資した企業がグリーンウォッシュやブルーウォッシュをしたと認識されてしまうと、株価が大きく下がってしまう危険性があります。

      投資する際は、開示された情報をしっかりと確認しましょう。

      ESG投資の銘柄の選び方

      ESG投資には、7つの投資手法があります。

      ESG投資の7つの投資手法

      1. ネガティブスクリーニング:
        武器やタバコ、ギャンブルなどESGにそぐわない企業を投資先から除外する方法
      2. ESGインテグレーション:
        財務情報に加えてESGの非財務情報も含めて投資判断する手法
      3. ポジティブスクリーニング:
        ESGに積極的な企業に投資する方法
      4. エンゲージメント・議決権行使:
        株主として企業にESGの観点から働きかける方法
      5. 規範に基づくスクリーニング:
        環境や人権などの国際的な規範へ対応できていない企業を除外する方法
      6. サステナビリティテーマ投資:
        サステナビリティ(持続可能性)に関連する企業に投資する方法
      7. インパクト投資・コミュニティ投資:
        投資によって生まれる本質的な変化を重視する方法。
        コミュニティ投資は、社会的弱者などのコミュニティに対する投資を指す

      最初はどの投資手法から始めればいいの?

      これからESG投資を始める際は、まずネガティブスクリーニングESGインテグレーションを行ってみましょう。

      ネガティブスクリーニングでは、まず以下の内容に関わる企業を投資対象から除外します。

      • 武器
      • タバコ
      • ギャンブル
      • 化石燃料
      • 原子力

      その後、ESGインテグレーションで、開示されている財務情報と非財務情報を参考にして、投資先を選定するのです。

      すでに株式を保有しているなら「エンゲージメント・議決権行使」を活用して、株主総会や企業へのアンケートなどで株主としての意見を伝えることもできます。

      なんだか難しそう…

      うまく選べるかな…

      そんなときは、次に紹介する投資信託を活用しましょう!

      ESG投資のおすすめ投資信託3選

      投資初心者は、非財務情報を自分で探したり、企業のESGに関する取り組みを調べたりするのは簡単ではありません。

      そこで活用できるのが、ESG投資をテーマにした投資信託です。

      ファンドマネージャーが選んだ企業に対して投資できるので、ESG投資が手軽に行えます。

      ここでは、純資産総額の多い投資信託や、ネット証券でも取引可能な投資信託を計3つ紹介します。

      ESG投資のおすすめ投資信託

      グローバルESGハイクオリティ成長株式(為替ヘッジなし)

      グローバルESGハイクオリティ成長株式(為替ヘッジなし)の基本情報
      名称グローバルESGハイクオリティ成長株式(為替ヘッジなし)
      運用会社アセットマネジメントOne
      純資産総額7407.18億円
      (2022年12月26日現在)
      基準価額8,957円
      (2022年12月26日現在)
      購入時手数料3.3%を上限に販売会社が設定
      管理費用
      (信託報酬)
      1.848%
      解約時手数料
      (信託財産留保額)
      0.3%
      分配金なし
      リターン
      (年率)
      1年:-23.76%
      取扱証券会社みずほ証券野村證券SMBC日興証券PayPay証券ほか

      グローバルESGハイクオリティ成長株式(為替ヘッジなし)は、主に日本や新興国を含む世界の株式の中から、割安かつ成長が期待できる銘柄に投資を行います。

      ESG投資をテーマにした投資信託の中では特に純資産総額が大きいため、比較的安定したファンド運用が見込めます。

      とはいえ、積極的な運用を行う「アクティブファンド」のため、値動きが大きい点には注意が必要です。

      また取り扱っているのは対面取引を行う証券会社や銀行が大半のため、手続きの手間が比較的かかる点や、購入時や解約時に手数料が発生する点も把握しておきましょう。

      グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)の積立シミュレーション

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      毎月3万円20年間積み立てた場合(年利 11.35%)の運用結果

      最終運用結果
      2,720万円
      運用コスト
      763万円
      手元に残る金額
      1,958万円(+ 1,212万円)

      ブラックロックESG世界株式ファンド(為替ヘッジなし)

      ブラックロックESG世界株式ファンド(為替ヘッジなし)の基本情報
      名称ブラックロックESG世界株式ファンド(為替ヘッジなし)
      運用会社ブラックロック・ジャパン
      純資産総額63.01億円
      (2022年12月16日現在)
      基準価額21,247円
      (2022年12月16日現在)
      購入時手数料なし
      管理費用
      (信託報酬)
      0.7608%
      解約時手数料
      (信託財産留保額)
      なし
      分配金なし
      リターン
      (年率)
      6カ月:20.49%
      1年:0.47%
      3年:14.25%
      5年:10.67%
      取扱証券会社SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券会社ほか

      ブラックロックESG世界株式ファンド(為替ヘッジなし)は、世界的な投資会社であるブラックロック社のファンドを通じて、ESGに注力する先進国の企業などの株式に投資する投資信託です。

      世界株式にバランスよく投資したい方におすすめできます。

      また、ネット証券でも取り扱っている商品なので、店舗に来店して手続きを行う必要がない点もメリットです。

      ブラックロックESG世界株式ファンド(為替ヘッジなし)の積立シミュレーション

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      毎月3万円20年間積み立てた場合(年利 16.76%)の運用結果

      最終運用結果
      5,779万円
      運用コスト
      254万円
      手元に残る金額
      5,525万円(+ 4,805万円)

      Smart-i 先進国株式ESGインデックス

      Smart-i 先進国株式ESGインデックスの基本情報
      名称Smart-i 先進国株式ESGインデックス
      運用会社りそなアセットマネジメント
      純資産総額19.29億円
      (2022年12月16日現在)
      基準価額15,435円
      (2022年12月16日現在)
      購入時手数料なし
      管理費用
      (信託報酬)
      0.286%
      解約時手数料
      (信託財産留保額)
      なし
      分配金なし
      リターン
      (年率)
      6カ月:20.29%
      1年:1.16%
      3年:13.88%
      取扱証券会社SBI証券楽天証券りそな銀行ほか

      Smart-i 先進国株式ESGインデックスは、ESGの観点に基づき日本以外の先進国の株式やETFに投資し、MSCI-KOKUSAI ESG リーダーズ指数に連動する投資成果を目指す投資信託です。

      0.286%という低い管理費用(信託報酬)が強みで、コストを抑えた効率の良い投資成績が期待できます。

      1点注意したいのは、純資産総額が20億円未満と比較的少ないことです。

      純資産総額が少ない投資信託は一般的に、運用成績がよくない状態が続くと繰上償還リスクが高まりやすいといわれています。

      運用成績やチャートの動きをよく見てから購入するとよいでしょう。

      Smart−i 先進国株式ESGインデックスの積立シミュレーション

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      毎月3万円20年間積み立てた場合(年利 21.17%)の運用結果

      最終運用結果
      1億円
      運用コスト
      2,235万円
      手元に残る金額
      8,902万円(+ 7,986万円)

      ESG投資に活用できるおすすめネット証券

      ESG投資に活用できるおすすめのネット証券を2社紹介します。

      ESG投資のおすすめのネット証券

      SBI証券

      SBI証券は大手ネット証券のひとつで、投資信託の取扱数が2,668本と国内最多です。
      ※2022年12月19日現在

      日本株式や米国株式などその他の投資先も多数揃えていて、幅広い選択肢から自分に合った銘柄・商品を探すことができます。

      また、SBI証券では、投資信託の積立投資を自動的に行えるサービスがあり、毎日・毎週・毎月・複数日・隔月の中から自由に積立コースを選べます。

      比較的こまめに積立投資を実施したい方に向いている証券会社でしょう。

      国内株式個人取引シェアNo.1! 初心者~上級者まで幅広い層におすすめ

      おすすめな理由

      • 株・投資信託以外の投資商品も充実
      • 取引に応じてTポイントが貯まる&Tポイントで投資信託が買える
      • 2012年~2019年のIPO取扱実績No.1
      投資信託外国株ミニ株IPOポイント投資
      丸二重丸丸丸Tポイント
      国内現物取引の手数料(税込)
      取引金額約定ごと定額制手数料0円コース※
      10万円99円0円
      丸
      30万円275円0円
      50万円275円0円
      100万円535円0円
      ※インターネットコースかつ電子交付サービスの設定が必要

      楽天証券

      楽天証券は、SBI証券の次に投資信託のラインナップが多く、現在2,637本を取り扱っています。
      ※2022年12月19日現在

      楽天証券でも積立投資が行えるほか、取引や残高に応じて楽天ポイントがもらえる点も魅力的です。

      また、楽天銀行と楽天証券で口座開設し、それらを連携させる「マネーブリッジ」に登録すると、楽天銀行の普通預金金利が、年0.10%(※)もつきます。
      ※マネーブリッジに登録した場合に年0.10%(税引前)の優遇金利が適用される残高には上限があります。
      普通預金残高300万円以下:年0.10%(税引後年0.079%)
      普通預金残高300万円を超えた分:年0.04%(税引後年0.031%)

      現在の金利水準ではかなり高いほうなので、投資も預金も行いたい方におすすめできる証券会社です。

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      おすすめな理由

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      ※:楽天証券調べ
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      国内現物取引の手数料(税込)
      取引金額約定ごと定額制手数料0円コース※
      10万円99円0円
      丸
      30万円275円0円
      50万円275円0円
      100万円535円0円
      ※Rクロス・SOR利用が必要

      よくある質問

      ESG投資はおすすめできないって本当?

      A.短期投資ではなく長期投資ならおすすめできます。

      ESG投資は長期的に運用することでリターンを期待できる投資手法です。

      よって短期目線での投資には不向きですが、長期目線の投資にはおすすめできます。

      日本はESG投資で遅れているって本当?

      A.ヨーロッパやアメリカよりは遅れているといえます。

      GSIAの調査によると、ヨーロッパでは約12兆ドル、アメリカでは約17兆ドル規模の投資が行われていますが、日本での投資額は約2.8兆ドルとヨーロッパの4分の1程度です。

      しかし今後ESG投資が注目されるにつれ、その投資額も増加すると考えられています。

      まとめ

      ESG投資は、環境問題や社会課題、企業統治に配慮し、積極的に取り組む企業を重視した投資手法です。

      その選び方には、ESGに反する製品やサービスを提供する企業を除いて投資するネガティブスクリーニングや、財務情報と非財務情報を併せて投資判断に活かすESGインテグレーションなどがあります。

      個人投資家が手軽にESG投資を行うなら、ESGの価値観に対応した投資信託を売買するのがおすすめです。

      自分に合った投資信託や証券会社を選び、実際に投資をしてみてはいかがでしょうか。

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