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VYMとは?おすすめしない?配当金や今後の株価予想など徹底解説

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VYMとは?おすすめしない?配当金や今後の株価予想など徹底解説
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VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)とは、バンガード社が提供している「上場投資信託(ETF)」の一種です。

米国株式市場に上場された400銘柄以上の高配当株式が組み入れられています。

高めの分配金や分散投資効果、低い経費率から、中長期での安定投資を目指す方におすすめの銘柄です。

また、VYMはNISA(成長投資枠)でも投資できます。

利益にかかる税金が非課税になることはもちろん、SBI証券楽天証券であれば手数料無料で購入できるので、NISAの利用を強くおすすめします!

この記事では、VYMとはどのようなETFなのか、今後の見通しなどを解説します。

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2023年10月24日時点の情報を掲載しています。

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VYMとは

VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)とは、バンガード社が提供している「上場投資信託(ETF)」の一種です。

VYMの基本情報
名称バンガード米国高配当株式ETF
(Vanguard High Dividend Yield ETF)
運用会社バンガード社
本社:アメリカ合衆国ペンシルべニア州
市場NYSE ARCA
ベンチマークFTSEハイディビデンド・イールド・インデックス
資産総額514.34億米ドル
基準価額111.2米ドル
直近配当利回り2.76%
トータルリターン
(3年)
9.82%
取扱証券会社SBI証券楽天証券マネックス証券など

VYMは「FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス」に連動するように設計されているETFで、2006年11月に設定されました。

FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスとは?

米国株式市場におけるREITをのぞく高配当利回り銘柄で構成される株価指数。

時価総額加重平均型の株価指数であり、時価総額(株価×上場株式数)の影響を強く受ける。

ETFは株式とは異なり配当金は出ませんが、年4回の決算において分配金が支払われます。

VYMの分配率は非常に優秀であり、過去には年平均3%程度の分配が行われている高配当銘柄です。

VYMの主要構成銘柄

VYMの主要構成銘柄は以下のようになっています。

VYMの主要構成銘柄

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン
  • エクソンモービル
  • JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー
  • プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)
  • シェブロン
  • ホーム・デポ
  • ファイザー
  • イーライリリー
  • アッヴィ
  • コカ・コーラ

VYMを構成している銘柄は高配当の大型株が中心です。

構成比率は毎月変わりますが、構成銘柄の入れ替えは年1回だけ行われており、銘柄数が増減する場合もあります。

連動を目指すFTSEハイディビデンド・イールド・インデックス指数そのものが平均以上の高配当を想定しているため、VYMも高い分配率が期待できるのです。

なお、GAFAMなど米国を代表するテクノロジー系企業の株式は成長株であり、無配または低配当です。

そのため、VYMにはこうした成長企業がほぼ組み入れられておらず、安定した配当が可能な銘柄が中心となっています。

VYMのセクター比率

VYMのセクター比率の上位5位は以下のようになっています。

VYMのセクター比率(上位5位)
金融20.20%
ヘルスケア15.20%
生活必需品12.75%
エネルギー11.17%
資本財10.37%

前述の通り、VYMに組み入れる銘柄は高配当の大型株が中心です。

安定した高配当を生む金融、ヘルスケアの割合が高く、GAFAMを含む情報技術は5.92%と控えめな構成比率となっています。

爆発的な値上がりよりも、安定した高配当を重視したセクター比率といえるでしょう。

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VYMはNISAでも買える

VYMはNISA(成長投資枠)でも購入できます。

NISAでVYMに投資したい場合は取り扱いのある証券会社を選びましょう。

なお、つみたて投資枠ではVYMは購入できません。

つみたて投資枠(旧つみたてNISA)は原則として投資信託商品を対象としており、海外ETFは投資対象に含まれていないからです。

NISAの非課税枠を利用して投資する場合は、成長投資枠を使うようにしましょう!

VYMなどのETF以外にもNISAに最適な銘柄も合わせて確認してみてください。

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チャートで見るVYMの株価推移

Vanguard High Dividend Yield ETF  $106.24

引用:Google Finance

VYMの価格はコロナショックにより大幅に下落しましたが、その後は堅調な推移で価格を上昇させています。

2020年3月には60ドル中盤まで下がったものの、2022年初頭には110ドルを上回るほどの成長を見せました。

高い配当のみならず、価格の上昇にも期待できる銘柄として注目を集めています。

【予想】VYMの今後の株価はどうなる?

コロナショックで大きな価格下落を経験したものの、その後は米国経済の成長にも後押しされ順調な回復を見せています。

安定的な配当を望める大型株で構成されていることから、爆発的な価格上昇は期待しにくいですが、今後も高いパフォーマンスを継続すると考えられます。

ただし、相場へ短期的にネガティブな影響を与える出来事が起こる可能性もあるため、一定のリスク管理は継続して行う必要があります。

VYM・HDV・SPYDを比較

米国市場に上場する高配当株を組み込んだ3つのETFを比較してみましょう。

VYMHDVSPYD
運用会社Vanguard社Black Rock社State Street社
ベンチマークFTSEハイディビデンド・イールド・インデックスモーニングスター配当フォーカス指数S&P500高配当指数
投資対象高配当株高配当株高配当株
構成銘柄数442銘柄75銘柄80銘柄
直近配当利回り2.76%4.63%4.08%
経費率0.06%0.08%0.07%

いずれも米国株式市場に上場された高配当の大型株を組み入れたETFです。

配当率が高く、経費率も低めで、安定した収益が望める銘柄となっています。

それぞれ以下のような特徴があります!

  • VYM
    →構成銘柄数が多く分散効果が高い。経費率の低さもあり、安定した長期運用におすすめ。
  • SPYD
    →S&P500の対象銘柄の中から特に高配当の80銘柄を対象としているため、配当利回りは高め。
  • HDV
    →財務健全性の高い銘柄を集中して組み入れていることから、安全性と高い利回りを両立させる銘柄。
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VYMを購入するメリット

VYMに投資するメリットは以下の通りです。

VYMを買うメリット

メリット①経費率が低い

VYMの経費率は0.06%と非常に低めに設定されています。

これは100万円のVYMに対し年間600円の経費が必要であることを意味します。

同じ高配当ETFであるSPYD、HDVよりも低いため、経済的な負担を極力抑えたETF投資が可能です。

メリット②分散投資が可能

VYMの組み入れ銘柄は400社以上と、他の高配当ETFに比べ圧倒的に多い数です。

ETF1銘柄だけで400社への分散投資を行えるので、価格変動リスクを大幅に抑えられるでしょう。

また各社の企業分析をVanguard社に一任し、プロが選定した企業への投資を簡単に行える点も大きなメリットです。

メリット③値上がり率が高い

高配当が注目されるVYMですが、ETFそのものの値上がりも非常に好調です。

直近5年でみれば33%以上、設定以来では110%を超える値上がり率を記録しています。

分配を受け取りつつ値上がりも期待できる長期投資対象の銘柄として非常に優秀です。

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VYMを購入するデメリット

VYMに投資するデメリットは以下の通りです。

VYMを買うデメリット

デメリット①キャピタルゲイン狙いには不向き

VYMは先述の通り一定の値上がりは期待できるものの、他のETFに比べて特別期待値が高いわけではありません。

S&P500を対象としたVOOや、米国株式市場全体を対象とするVTIといった銘柄に比べると値上がり率は低いため、キャピタルゲインを狙うならVYMではない銘柄への投資が有効です。

デメリット②配当利回りは他の高配当ETFに比べると低め

VYMは高配当株を組み入れたETFであるため、一般的なETFに比べて高い配当利回りが期待できます。

しかし400銘柄を超える多くの銘柄を組み入れていることから、厳選した銘柄で構成されたHDVやSPYDに比べると、配当利回りは決して高いとはいえません。

配当利回りを優先して考えるなら、VYM以外の高配当ETFを検討するのもよいでしょう。

デメリット③二重課税を避ける場合、確定申告の必要がある

分配金に対する日米からの二重課税を避けたい場合、分配金を受け取った翌年の3月15日までに確定申告を行う必要があります。

これはVYM以外のETFや米国株にも共有する事項です。ただし二重課税が気にならない場合は、確定申告を省略することは可能です。

VYMの買い方

VYMは以下の手順で買うことができます。

VYMの買い方

  1. VYMを取り扱っている証券会社で口座開設する
  2. 外国株式口座を開設する
  3. 口座に入金する
  4. 外国株式口座に資金を振り替える
  5. 注文を出す

VYMを購入するためには、まず証券会社の口座を開設しなければなりません。

ただしVYMを取り扱っていない証券会社もあるので、事前に取り扱っているか調べて口座開設をしましょう。

また、米国ETFを取引するには、証券総合口座に加えて外国株式口座も開設しなければなりませんので、同時に申し込むようにしましょう。

証券会社によっては、証券総合口座から外国株式口座に資金を振り替えないと、外国株式が購入できないところもあるので注意してください。

VYMが買えるおすすめネット証券

VYMを取り扱っている主な証券会社は、以下のとおりです。

証券会社名マネックス証券SBI証券楽天証券
米国株
取扱銘柄数
4,905銘柄5,333銘柄4,799銘柄
米国ETF
取扱銘柄数
372銘柄376銘柄389銘柄
取引手数料
(税込)
約定代金の0.495%
最低手数料:0米ドル
上限手数料:22米ドル
為替手数料

買付時:0銭
売却時:25銭

買付時:0銭
売却時:0銭
買付時:0銭
売却時:0銭
取引時間21:00~翌9:00
(夏時間)
22:30~翌5:00
(夏時間)
22:30~翌5:00
(夏時間)
口座開設公式公式公式

※2023年10月24日時点(為替手数料は2023年12月6日時点)。

3社ともVYMの取り扱いだけではなく、米国株や米国ETFの取扱が多くあります。

また、取引手数料の水準が同じで、一部の銘柄ではSBI証券楽天証券が買付手数料無料、マネックス証券が手数料キャッシュバックのキャンペーンを行っています。

為替手数料については購入時・売却時ごとに発生することが多い中、マネックス証券は購入時が0銭、さらにSBI証券楽天証券は購入時・売却時どちらも0銭になりコストを抑えて取引することが可能です。

また、マネックス証券は取引可能時間が他の2社より長く、夏時間であれば夜9時から翌朝9時までの取引が可能なので、時間の少ない人でも取引がしやすくなっています。

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VYMはCFDでも購入できる

VYMは現物取引だけでなく、CFDでも購入できます。

CFD(差金決済取引)とは

証券会社に証拠金を預け、現物のやり取りは行わず、価格や指数を参照して買値と売値の差を決済する金融商品

CFDはレバレッジがかけられるため、保証金を証券会社に預けることで、自分の資金以上の金額で取引することが可能です。

また、現物のやり取りは行わないため、売り注文から出すことができるという点も特徴的です。

売り注文を出せば、コロナ禍のような株価が急落した時でも利益をあげることができます。

ただし、レバレッジをかけるとその分損失も大きくなるというリスクもあります。

CFDでVYMを購入する際は、リスクを理解した上で、無理のない範囲で行うようにしましょう。

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よくある質問

VYMはおすすめしないって本当?

A.長期安定投資先としては優秀ですが、売買益(キャピタルゲイン)狙いではおすすめしません。

VYMは高配当の大型株を中心とした400以上の銘柄を組み込んでいるため、高い分散投資の効果が期待できます。

また、毎年3%前後の分配を継続していることから、分配狙いの長期投資先として非常に優秀です。

緩やかに価格も上昇しているため、長期保有の対象としても魅力的ですが、売買益で利益を狙うならVTIVOOなどの高成長ETFを選ぶとよいでしょう。

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まとめ

VYMは米国の高配当大型株に連動した投資効果を目指すETFです。

高配当企業400社以上が組み込まれており、年3%を超える高い分配率が期待できます。

分配率の面では、同様に米国高配当大型株を対象としたETFに一歩譲りますが、広く投資対象を組み込んだ分散投資効果と低い経費率により、長く安定した投資効果を得られるでしょう。

中長期でじっくりと投資する先としておすすめの銘柄です。

米国株に分散投資しながら分配金も期待したい方は、VYMやそれに投資する投資信託を購入してはいかがでしょうか。

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