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【2024】VTIとは?つみたてNISAでも買えるの?今後の株価予想や買い方も紹介!

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【2023】VTIとは?つみたてNISAでも買えるの?今後の株価予想や買い方も紹介!
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VTI(Vanguard Total Stock Market ETF )とは、アメリカのバンガード社が提供している「上場投資信託(ETF)」のことです。

VTIは、米国株式市場の4,000銘柄以上をカバーしており、VTIだけで、米国株に幅広く投資することができます。

したがって米国企業の成長力に期待して投資したい人にピッタリの商品です。

また、VTIはNISA(成長投資枠)でも購入できます。

2024年からは成長投資枠とつみたて投資枠の併用が可能になったため、VTIへ投資する際は積極的にNISA口座を利用するとよいでしょう。

この記事では、VTIとはどのようなETFなのか、またVTIに投資するメリット・デメリットや買い方などを解説します。

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【掲載情報について】
2023年10月24日時点の情報を掲載しています。
  • ファイナンシャルプランナー

    監修者石原玄紀

    中京大学経済学部卒業後、FP事務所に入社。2005年にはCFPを取得。
    その後、トヨタファイナンシャルサービス証券(現:東海東京証券)、東海東京ウェルス・コンサルティングにて、経営企画や営業、大手税理士法人への出向、富裕層部署の相続コンサルタントとして従事。
    2020年にIFA(独立系金融アドバイザー)「きわみアセットマネジメント」へ初期メンバーとして入社後、2023年に独立。
    中京大学付属中京高校で資産形成に関する授業の実施経験もあり。

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  • イーデス編集部 / 株式会社エイチームライフデザイン

    編集者板橋 辰汰郎

    1998年生まれ、兵庫県川西市出身。
    大学卒業後、2021年に新卒として株式会社エイチームフィナジーに入社し、ナビナビ証券、イーデスの編集者に就任。

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    VTIとは米国の上場投資信託(ETF)のこと

    VTI(Vanguard Total Stock Market ETF)とは、アメリカのバンガード社が提供している「上場投資信託(ETF)」のことです。

    以下はVTIの基本情報です。

    VTIの基本情報
    名称バンガード・トータル・ストック・マーケット・ETF
    (Vangurd Total Stock Market ETF)
    運用会社バンガード社
    本社:アメリカ合衆国ペンシルべニア州
    ベンチマークCRSP USトータル・マーケット・インデックス
    資産総額2,678.29億米ドル
    基準価額198.01米ドル
    直近配当利回り1.61%
    トータルリターン
    (3年)
    8.92%
    取扱証券会社SBI証券楽天証券マネックス証券など

    VTIは、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」に連動するように設計されているETFで、2001年5月に設定されました。

    CRSP USトータル・マーケット・インデックスとは

    構成銘柄が4,000銘柄以上と、米国市場のほぼ100%をカバーしている指数。

    指数とは、市場の動向などを表す指標のことです。

    日本では日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)が有名ですね。

    VTIの過去10年間のトータルリターンは278.94%(10年間で4倍近くの値上がり)と、高い利益率を示しています。

    また、株式とは違い配当金は出ませんが、VTIでは4半期ごとの決算により、分配金という形でお金を受け取ることができます。

    VTIは「バンガード・トータル・ストック・マーケット・ETF」のティッカー

    VTIは「バンガード・トータル・ストック・マーケット・ETF」を表すティッカーです。

    VTIは米国株式市場で売買できる約4,000銘柄を対象とした株価指数「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」への連動を目指したETFであり、米国株式市場に上場された銘柄が幅広く組み込まれています。

    VTIは年4回の配当が行われるETFであり、直近の分配利回りは1.53%でした。
    高配当ETFではないため多額の分配は期待できませんが、米国経済の成長に伴うキャピタルゲインが期待できます

    資産運用会社は「バンガード社」

    VTIは、世界有数の資産運用会社であるバンガード社により運用されているETFです。

    経費率は0.03%と極めて低く、運用による成果の大部分が利益となるETFとして高く評価されています。

    VTIと同じくCRSP USトータル・マーケット・インデックスをベンチマークとする投資信託に「楽天VTI」があります。

    楽天VTIはマザーファンドを介して投資家から集めた資金をVTIに投資し、VTIと同様の運用成果を得る仕組みの投資信託です。
    VTIのように株式市場で取引はできませんが、長期的にVTIに近い利益を得られる投資信託として人気を集めています。

    VTIの主要構成銘柄とセクター割合

    VTIの構成銘柄は以下のようになっています。

    VTIの主要構成銘柄

    • アップル
    • マイクロソフト
    • アマゾン
    • エヌビディア
    • アルファベット(旧グーグル)クラスA
    • バークシャー・ハサウェイ
    • アルファベット クラスC
    • メタ・プラットフォーム
    • エクソンモービル
    • ユナイテッドヘルスグループ

    ※2023年5月23日時点

    上位10銘柄には、GAFAMなどのテクノロジー企業が多く含まれています。
    セクター比率においても27%以上をGAFAMを含む情報技術が占めており、VTIの成長を牽引しています。

    一方、VTIには約3,800銘柄が組み込まれており、米国にある11のセクターを全てカバーしているのが特徴です。
    「NYダウ」や「S&P500」といった大企業の株式のみで構成される指数とは異なり、幅広い業種や規模の企業への投資が可能です。

    中小企業含む米国企業の成長の恩恵を年率0.03%という低コストで享受できる点が人気を集め、日本円にして約39兆円 という巨大な純資産総額を誇ります。

    よく比較されるeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)について

    eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はS&P500に連動しているため、VTIと比較して検討されることが多い投資信託です。

    eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の利回りや基準価格については、積立シミュレーションのページで詳しく紹介しています。

    比較して検討したい人はそちらをチェックしてみてください。

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    VTIはNISAでも買える

    VTIはNISA(成長投資枠)でも購入することができます。

    2023年までのNISA制度では「一般NISA」か「つみたてNISA」のどちらかしか選ぶことができず、多くの人が選ぶ「つみたてNISA」ではVTIを購入することはできませんでした。

    しかし、2024の新NISAから「成長投資枠」と「つみたて投資枠」という形で併用ができるようになったため、NISAで米国ETFを購入しやすくなったのです。

    利益が非課税になることはもちろん、SBI証券楽天証券であれば手数料無料で購入できるので、VTIを購入する際はぜひNISAを利用してください!

    また、つみたて投資枠においても、VTIを投資対象に含んだ投資信託を購入することで、間接的にVTIに投資することができます。

    詳しくはつみたて投資枠でVTIに投資する方法で解説します。

    NISAでVTIが買えるおすすめ証券会社

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    チャートで見るVTIの株価推移

    過去10年間のVTIの株価チャートは以下のようになっています。

    VTI-Vanguard Total Stock Market ET

    Vanguard Total Stock Market ETF | Vanguardを基に筆者作成
    ※2022年5月6日現在

    過去10年間、VTIの株価は上下しながらも、順調に上昇してきました。

    2014年後半から2016年にかけては、オバマ政権末期の政治の停滞、FRBのゼロ金利解除により横ばいの動きがありました。

    また、2019年から2020年前半までは、新柄コロナの影響から、大きく下げる場面もありました。

    しかし、2020年中盤からは米国企業の収益の拡大に加えて、FRBの金融緩和姿勢の継続が、株価上昇に弾みを付けました。

    直近はロシアのウクライナ侵攻により、上下動が大きくなっています。

    【予想】VTIの今後の株価はどうなる?今後の見通し

    今後のVTIの株価は、以下の3点から、長期的には上昇傾向をたどると考えられます。

    理由①米国経済の拡大余地

    1つ目の理由は米国経済の拡大余地です。

    米国は、世界3位の国土面積、人口がある一方で、人口密度は1平方キロ当たり約33人と世界140位程度です。
    ※参照元:WHO世界保健統計2021年版

    人口は経済規模の需要なファクターであり、少子高齢化が進んでは成長速度が鈍ります。

    そのため、人口密度の低い米国は、今後も人口増加の余地があり、経済成長が望めます。

    理由②技術革新の風土

    2つ目の理由は技術革新の風土があることです。

    旧来の方法のみに頼っていては、経済は疲弊し、やがて衰退する傾向がります。

    しかし、自由な経済活動ができる米国には、世界中から人が集まり、新しい技術に資本を提供する体制があります。

    これにより、企業の新陳代謝が行われ、米国の成長が維持されているのです。

    ただし短期的には、下落要因があることに注意が必要です。

    例えば、2022年5月4日に米国は政策金利を0.5%引き上げましたが、金利上昇は短期的には株式市場の下落要因です。

    また、ロシアのウクライナ侵攻のような武力衝突も、市場の混乱要因となります。

    理由③GAFAM銘柄・chatGPT銘柄・コロナ銘柄などの株価成長

    VTIはCRSP USトータル・マーケット・インデックスに含まれる約4,000銘柄のうち、3,800を超える銘柄が組み込まれています。

    その中にはGAFAMを始めとした米国を代表するハイテク銘柄に加え、新型コロナの影響を受けた「コロナ銘柄」を多く含むヘルスケアセクターが躍進しています。

    また、株価の成長に伴い、臨機応変に組入比率を変えていくのもVTIの強みです。

    直近では株価の下落が目立つテスラが組入比率トップ10から下落した一方、半導体需要などの追い風により好調を続けるエヌビディアがアルファベッド(Google)を抜き、4番目の組入比率となっています。

    VTIとVOOの違い

    米国の株式指数をベンチマークとするETFのひとつに「VOO」があります。

    同じバンガード社が運用するVTIとVOOは比較対象にされることの多いETFですが、具体的に以下の2点に違いがあります。

    VTIとVOOの違い

    連動する指標|CRSP USトータル・マーケット・インデックスとS&P500

    VTIとVOOの大きな違いのひとつが、連動する指標の違いです。

    VTIは米国市場に上場されているほぼ全ての銘柄が組み込まれている「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」への連動を目指して運用されています。

    一方のVOOは、米国を代表する主要500社の時価総額を対象とした株価指数である「S&P500」との連動を目指したETFです。

    銘柄分散|4,000社と500社

    VTIとVOOの大きな違いに、分散投資の対象となる銘柄の数があります。

    VTIには、大企業から中小企業まで含めた3,800銘柄が幅広く組み込まれています。

    一方のVOOには、米国市場に上場した株式銘柄の中で時価総額の高い約500銘柄のみが厳選され、組み込まれているという違いがあります。

    なお、銘柄数には大きな違いがありますが、S&P500の対象企業の時価総額は、米国市場全体の時価総額の約8割を占めるといわれており、株価の推移はほぼ同じです。

    また、VTIとVOOのセクター比率もほぼ同じであるため、異なる指数をベンチマークとしていながらも、非常に似通った性質を持ったETFだといえます。

    VTIを買うメリット

    VTIに投資するメリットは以下のとおりです。

    VTIを買うメリット

    メリット①米国企業の高い成長率を享受できる

    VTIは、米国株式市場の4,000銘柄以上をカバーしているため、VTIを購入すれば、米国企業の高い成長率を享受することができます。

    2022年3月末における世界の株式の時価総額トップ10のうち、8社が米国企業ですので、世界をけん引する企業が米国には多くあります。

    また、米国は規制の壁が低く、企業は自由度高く経営することができます。

    実際に、VTIに組み入れられている銘柄の過去5年間の利益成長率は、20.6%となっています。

    東証上場銘柄の同期間の経常利益成長率が4.46%なため、日本の企業と比較するとはるかに高い成長が期待できます。

    メリット②米国市場の株式をほぼ網羅できる

    VTIがベンチマークとする「CRSP USトータル・マーケット・インデックスは、米国市場の株式指数の中でもトップクラスの米国株式の組入数を誇ります。

    株式指数米国株式の組入数田中
    CRSP USトータル・
    マーケット・インデックス
    4,000銘柄以上
    ニューヨークダウ 30銘柄
    ナスダック100100銘柄
    S&P500500銘柄

    4,000銘柄以上の米国株式を対象としているため、大型株のみならず、中小型株を含め、全米の株式市場のほぼ全銘柄をカバーしています。

    つまり、VTIを購入することで、米国の大型株はもちろん、今後成長してくる中小型株の成長も享受できます。

    メリット③低コストの運用ができる

    VTIは運用にかかるコストが低いのも特徴的です。

    VTIの信託報酬は年0.03%ですが、同種の投資信託の平均的な信託報酬は年0.80%もあります。

    10,000米ドルを年9%で10年間投資したとすると、VTIであれば信託報酬は71米ドルで済みますが、平均的な投資信託であれば、1,827米ドルにもなってしまいます。

    したがって、信託報酬の低いVTIに投資すれば、余分なコストを抑えることができ、効率よく資産を増やすことができます。

    メリット④四半期毎に分配金が出る

    VTIはインデックス連動型のETFですが、四半期ごとに分配金を出しています。

    日本でTOPIXに連動するETFは9本ありますが、年4回の分配金を出している銘柄は1本しかなく、VTIの分配金頻度は高い方といえます。

    株式の配当金は、企業が赤字であっても過去の利益の蓄積があれば出すことができますが、ETFの分配金はその期の利益しか出すことができません。

    それでもVTIでは、2021年6月から2022年3月までに欠かさず分配金を支払っており、年利で1.2%程度となっています。

    なお投資信託と違い、分配金の再投資は自動的には行われませんので、注意しましょう。

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    VTIを買うデメリット

    VTIに投資するデメリットは以下のとおりです。

    VTIを買うデメリット

    デメリット①リスクが米国に集中する

    VTIを購入すると4,000銘柄以上の米国企業に投資することができます。

    したがって数の上では、大きく分散投資ができますが、投資先がすべて米国企業になるリスクがあります。

    米国市場の時価総額は、全世界の60%程度を占めており、資産運用を考える際にはコアとなる市場です。

    そんな米国市場に銘柄分散はできていますが、安全性が高いとされる分散投資には地域分散、商品の分散なども含まれます。

    対策:米国市場以外を投資先とする商品を購入する

    資産運用のリスクを避けるためにも、欧州やアジア市場を投資先とする商品を購入することをおすすめします。

    そうすることで米国株式市場が不調となった時に、値下がりを補完できるでしょう。

    豊富な商品数から銘柄を選ぶならSBI証券がおすすめです!

    VTIを購入できるネット証券はSBI証券楽天証券マネックス証券の3社ですが、その中で取扱い商品数が最も多いのはSBI証券です。

    SBI証券では日本市場を投資先にした「SBI 日本株4.3ブル」や、欧州市場を投資先にした「フィデリティ・欧州株・ファンド」を購入することが出来ます。

    外国株の取り扱い数も多いため、SBI証券で口座開設をすればほとんどの銘柄を購入できるでしょう。

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    4.0
    口座開設数1,100万口座超(2023年12月時点)
    ※SBI証券、SBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、FOLIOの合算
    IPO取扱銘柄数

    89社(2022年)

    米国株式
    取扱銘柄数
    5,600銘柄(2023年1月30日)
    口座開設の流れ
    手順やることポイント
    STEP1本人確認書類の提出マイナンバーカードorマイナンバー通知カード+免許証でOK
    STEP2初期設定勤務先や銀行口座の登録
    STEP3完了通知の受け取り郵送orメールで受け取り

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    デメリット②少額では投資できない

    VTIの株価は207.90米ドルのため、1株購入するためには3万円弱の資金が必要となります。
    ※2023年10月24日時点(1ドル149.53円で算出)

    十分な資金のある人には問題ないと思いますが、これからコツコツと運用を開始したい人には、3万円弱は一度に投資する金額として、高額かもしれません。

    数百円から購入できる投資信託に比べると高いですね…!

    人気のVTIですが、必要資金が高いのは初心者にとってはデメリットですね

    対策:VTIを組み入れた投資信託を少額で購入する

    VTIを使ってコツコツ資産を貯めたいと考える人は、VTIを組み入れた投資信託があるので、そちらを選択するとよいでしょう。

    VTIを組み入れた人気の投資信託

    SBI証券なら2つの銘柄をどちらとも購入することが出来ます。

    いきなりVTIを購入するのが不安という人は、これらを少額で購入してみましょう

    SBI証券の
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    デメリット③価格・為替の変動リスクがある

    VTIは米ドルで取り引きされるので、価格の変動リスクに加えて、為替の変動リスクにも注意する必要があります。

    どうなると損するの?

    米ドル建ての商品の場合、購入時より円高になっていると商品が値上がりしても損する可能性があります!

    価格-為替の変動リスク

    デメリット④外国税額控除を利用するには確定申告が必要

    VTIは四半期ごとに分配金を出していますが、米国株ETFの分配金には米国で10%の源泉税が引かれます。

    それに加え、日本で受け取る際に20.315%の源泉所得税が差し引かれます。

    外国税額控除を利用すれば、米国で徴収された10%分の税金取り戻すことができますが、外国税額控除を利用するためには確定申告をしなければなりません。

    手続きは簡単ですが、手間がかかる点はデメリットと言えます。

    確定申告を行うと、ふるさと納税のワンストップ特例制度が無効になるので、注意してください。

    VTIの買い方

    VTIは以下の手順で買うことができます。

    VTIの買い方

    1. VTIを取り扱っている証券会社で口座開設する
    2. 外国株式口座を開設する
    3. 口座に入金する
    4. 外国株式口座に資金を振り替える
    5. 注文を出す

    VTIを購入するためには、まず証券会社の口座を開設しなければなりません。

    ただしVTIを取り扱っていない証券会社もあるので、事前に取り扱っているか調べて口座開設をしましょう。

    また、米国ETFを取引するには、証券総合口座に加えて外国株式口座も開設しなければなりませんので、同時に申し込むようにしましょう。

    証券会社によっては、証券総合口座から外国株式口座に資金を振り替えないと、外国株式が購入できないところもあるので注意してください。

    VTIが買えるおすすめネット証券

    VTIを取り扱っている主な証券会社は、以下のとおりです。

    証券会社名マネックス証券SBI証券楽天証券
    米国株
    取扱銘柄数
    4,905銘柄5,333銘柄4,799銘柄
    米国ETF
    取扱銘柄数
    401銘柄376銘柄389銘柄
    取引手数料
    (税込)
    約定代金の0.495%
    最低手数料:0米ドル
    上限手数料:22米ドル
    為替手数料

    買付時:0銭

    売却時:25銭

    買付時:0銭
    売却時:0銭
    買付時:0銭
    売却時:0銭
    取引時間21:00~翌9:00
    (夏時間)
    22:30~翌5:00
    (夏時間)
    22:30~翌5:00
    (夏時間)
    口座開設公式公式公式

    ※2023年10月24日時点(為替手数料は2023年12月5日時点)

    3社ともVTIの取り扱いだけではなく、米国株や米国ETFの取扱が多くあります。

    また、取引手数料の水準が同じで、一部の銘柄ではSBI証券楽天証券が買付手数料無料、マネックス証券が手数料キャッシュバックのキャンペーンを行っています。

    為替手数料については、マネックス証券は購入時のみ0銭、さらにSBI証券と楽天証券は購入時・売却時どちらも0銭になるので、コストを節約して投資を開始できます。

    また取引可能時間については、マネックス証券は他の2社より長く、夏時間であれば夜9時から翌朝9時までの取引が可能なので、時間の少ない人でも取引がしやすくなっています。

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    VTIはCFDでも購入できる

    VTIは現物取引だけでなく、CFDでも購入できます。

    CFD(差金決済取引)とは

    証券会社に証拠金を預け、現物のやり取りは行わず、価格や指数を参照して買値と売値の差を決済する金融商品

    CFDはレバレッジがかけられるため、保証金を証券会社に預けることで、自分の資金以上の金額で取引することが可能です。

    また、現物のやり取りは行わないため、売り注文から出すことができるという点も特徴的です。

    売り注文を出せば、コロナ禍のような株価が急落した時でも利益をあげることができます。

    ただし、レバレッジをかけるとその分損失も大きくなるというリスクもあります。

    CFDでVTIを購入する際は、リスクを理解した上で、無理のない範囲で行うようにしましょう。

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    CFDでVTIが買える証券会社

    IG証券の
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    つみたて投資枠でVTIに投資する方法

    つみたて投資枠でVTIに投資する方法はないの?

    VTIに投資する投資信託を買うことで、間接的につみたて投資枠でVTIに投資することができます!

    代表的なものとして以下の2つのファンドがあります。

    つみたて投資枠でVTIに投資できるファンド

    楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド) | CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動

    楽天・全米株式インデックス・ファンドの積立シミュレーション

    undefined

    毎月3万円20年間積み立てた場合(年利 18.59%)の運用結果

    最終運用結果
    7,557万円
    運用コスト
    66万円
    手元に残る金額
    7,491万円(+ 6,771万円)

    運営会社

    楽天投信投資顧問

    運用方法

    米国株式

    種類

    インデックスファンド

    信託報酬

    0.162%

    純資産

    7428.51億円

    メリット

    • VTIに少額から投資することができる
    • 投資対象が大手のバンガード・トータル・ストック・マーケットETFなので安心感がある

    デメリット

    • 米国株式市場が落ち込んだ際の影響が強い

    米国市場全体を示す指数である、CRSP USトータル・マーケット・インデックスという指数に連動した値動きをするインデックスファンドです。

    米国株式の4000銘柄がほぼすべて投資対象となるファンドで、楽天バンガードファンドという愛称でも呼ばれています。

    投資対象となるのがほぼ米国株式だけなので、その市場が落ち込んだ場合には影響を強く受けることになります。

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    SBI VTI(SBI・V・全米株式インデックス・ファンド) | バンガード・トータル・ストックマーケットETFが投資対象

    SBI・V・全米株式インデックス・ファンドの積立シミュレーション

    undefined

    毎月3万円20年間積み立てた場合(年利 15.90%)の運用結果

    最終運用結果
    5,106万円
    運用コスト
    29万円
    手元に残る金額
    5,077万円(+ 4,357万円)

    運営会社

    SBIアセットマネジメント

    運用方法

    先進国株式(除く日本)

    種類

    インデックスファンド

    信託報酬

    0.0938%

    純資産

    1202.48億円

    メリット

    • VTIに少額から投資することができる
    • 楽天VTIより信託報酬が低い

    デメリット

    • 米国株式市場が落ち込んだ際の影響が強い

    SBI VTI(SBI・V・全米株式インデックス・ファンド)は、2021年に設定された、比較的新しい投資信託です。

    楽天VTI同様、バンガード・トータル・ストックマーケットETFを投資対象にしています。

    購入手数料は無料となっており、信託報酬はETFの年0.03%に加え、年0.0638%が日本国内でかかりますが、楽天VTIと比較すると低くなっています。

    ただし、販売会社は今のところSBI証券1社のみのため、SBI VTIを購入するにはSBI証券に口座を開設しなければなりません。

    SBI VTI(SBI・V・全米株式インデックス・ファンド)が購入できる証券会社

    SBI証券の
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    VTIに関するよくある質問

    VTIに関するよくある質問をいくつかまとめてみました。

    Q. VTIだけに投資するのは危険?

    A.分散投資の考え方からは、VTIだけに投資するのは危険といえます。

    VTIは全米の株式に投資できるというメリットがあり、優れたパフォーマンスを残していますが、分散投資の考え方からすると、VTIだけに投資するのは危険といえます。

    長期的には米国の成長性を鑑みて、VTIを投資の中心(コア)にするのは良いでしょう。

    ただし投資の格言に「すべての卵を一つの籠に盛るな」とあるように、資産は一つのものに集中すべきではありません。

    周辺資産(サテライト)として他の先進国株式や新興国株式、債券、不動産、商品などで資産の分散を図るのが良いでしょう。

    Q. VTIとVOOを両方買うのはあり?

    A.両方買うよりも、VTIに絞るほうがおすすめです。

    VTIとVOOは組入れられた銘柄の重複が多く、内容が似通っています。株価の推移や分配率にあまり差がないため、両方を同時に持つメリットはあまりないでしょう。

    どちらか一方を選ぶならVTIがおすすめです。VTIはVOOに比べて1単位の価格が安いため、少額から投資を始められる点にメリットがあります。
    また約3,800銘柄への分散投資効果が高く、値下がりのスピードがVOOに比べゆるやかです。

    直近の分配率はVTIが1.53%、VOOが1.56%とわずかにVOOが上回っていますが、高配当率を売りにしているETFではないため、それほど気にする必要もないでしょう。

    まとめ

    VTIは、米国株式市場のほぼ全銘柄に投資するのと同様の効果の得られる株価指数に連動するETFです。

    世界第1位のGDPを誇る米国市場へ投資することで、米国経済の好パフォーマンスを享受することができます。

    また全米4,000銘柄以上の株式に投資するのと同じ効果が得られるので、今後伸びてくる新興企業なども対象に含まれてきます。

    信託報酬も年0.03%と非常に低く、投資効率が高められます。

    したがって米国株はVTI1本でも十分カバーできますが、他国の株式市場や債券、不動産などへの分散は必要となります。

    また米ドル建てなので、為替リスクを伴うことにも注意が必要です。

    VTIに投資するリスクをしっかりと理解すれば、VTIを資産運用のコアとして利用することができます。

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