黒い外壁にする場合の4つのポイント!黒い外壁のメリット・デメリットも解説
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モダンな雰囲気で、ほかの家とは違った個性がある黒い外壁の家。
家の見た目や外壁の色にこだわることができる注文住宅で、最近注目されています。
しかし、黒の外壁にするのなら、素材選びや配色でいくつか注意するべきことがあります。
イメージだけで選んでしまうと、
「色あせて劣化が目立ってしてしまった 」
「悪目立ちしてしまって、ご近所さんとトラブルになってしまう」
など、後悔をする可能性も。
「外壁を何色にするか」を考えるときには、素材や塗料は何を使うのか、どんな色を組み合わせるのかも重要です。
本記事では、外壁を黒にする際のポイント4つをご紹介。
黒い外壁にするときのポイント
黒い外壁を検討している方は参考にしてみてください。
株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
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黒い外壁は モダンな印象が魅力的
街を歩いていて、パッと目を引く、黒い外壁の家。
家の外壁としては白やグレー、茶色を選ぶ人が多い中で、黒い外壁はほかの色と比べて珍しく、個性を出すことができます。
また、おしゃれで洗練された印象を作り出し、モダンな印象の家になりやすいのも黒い外壁の魅力です。
木目や他の色との相性も良い
洗練された印象がある黒い外壁ですが、実は木材やコンクリートなどの素材との相性がよいという特長も。
木材と合わせれば黒い外壁のなかに柔らかさが生まれ、親しみやすい印象になります。
また、コンクリートと合わせれば無機質でクールな印象になります。
素材だけでなく、ほかの色をアクセントにしてもおしゃれです。
たとえば、屋根や玄関部分に白などをワンポイントで入れてもよいでしょう。
赤や青など、全面に使うにはインパクトが強すぎる色も、黒にワンポイントで使えばほどよく個性を出すことができます。
黒い家は、黒ずみが目立たない代わりに白い汚れが目立つ
家は、経年とともに 砂埃や排気ガスなどによって 黒ずんでいくことがあります。
外壁を黒くすれば、白い外壁にするよりも家の隅などの黒ずみが目立ちにくく、きれいに保ちやすいというメリットがあります。
一方で、黒い外壁は鳥のフンなどの白っぽい汚れは目立ちやすいというデメリットも。
「できるだけきれいなまま保てる色を選びたい」という場合は、ベージュやグレーなどの中間色を選ぶのがおすすめです。
それでも黒い家がいいなら、塗料選びに注意
外壁の汚れを防ぐためには、塗料選びが重要になります。
たとえば、光触媒塗料を使用すれば、表面の汚れを雨で流してくれます。
また、フンなどの汚れが付いてしまったら、こびりつく前にすぐ拭き取るというお手入れも大切です。
黒い外壁のデメリット
洗練された雰囲気を演出し、木材などとの相性も良い黒い外壁。
しかし、外壁を黒くする場合は、素材などによってはデメリットがあることもあります。
家を建ててから後悔しないように、デメリットも把握しておきましょう。
外壁を黒くするデメリット
外壁が熱くなりやすい
1つ目のデメリットは、外壁が熱を持ちやすいということです。
黒色は 日光を吸収するため、黒い外壁は熱を持ちやすいという特徴があります。
とくに夏場は、触れるだけでやけどをするような熱を帯びることもあるので、小さな子どもがいる場合は注意が必要です。
黒い外壁は家の中の温度にはほぼ影響しない
外壁を黒にするのならば、断熱材選びが大切です。
断熱効果の高い断熱材を使ったり 通気層を作ったりすれば、外壁の熱が室内に影響することはほぼないでしょう。
紫外線ダメージを受けやすい
2つ目のデメリットは、黒い外壁は紫外線ダメージを受けやすいということです。
黒色は紫外線を集めやすいため、外壁に使用すると塗装がはがれやすくなったり、色あせしやすくなったりします。
白い外壁と比べると色あせが目立ちやすいのもデメリットといえるでしょう。
紫外線ダメージを避けるためには、塗料選びが重要です。
フッ素や無機を使った耐久性の高い塗料を選ぶことで、紫外線ダメージによる色あせを防ぐことができます。
景観の問題でトラブルになることがある
3つ目のデメリットは、黒い外壁の家は珍しく、近隣が白い家ばかりである場合、悪目立ちしてしまうことがあるということです 。
また、黒い家が建つことで 圧迫感を感じたり 視界が暗くなってしまったりという影響を受けることもあります。
なかには「景観を乱している」とご近所トラブルに発展してしまうケースも。
とくに「景観地区」と呼ばれる外観の規制が厳しいエリアに家を建てる場合は、トラブルになりやすいため、事前に確認をしておいたほうがよいでしょう。
黒い外壁にするときの4つのポイント
メリット・デメリットどちらもある黒い外壁ですが、快適に暮らすためには、色や素材の合わせ方や塗料選びが重要です。
黒い外壁にするときにおさえておきたいポイントは、以下の4つです。
黒い外壁にするときのポイント
ひとつずつ詳しく見てみましょう。
カラーシミュレーションをする
外壁の色だけを見るのではなく、家全体としてどのような印象になるかを確認しながら選ぶことが大切です。
外壁を黒にする場合、窓枠や扉の色は全体のアクセントになります。
- 黒×茶色=高級感があり落ち着いた雰囲気
- 黒×グレー=都会的でモダンな雰囲気
- 黒×赤=個性的でスタイリッシュな雰囲気
など、使う色によって全体の雰囲気が大きく異なるのです。
「あれもこれも」とさまざまな色や素材を使ってしまうと、統一感がなくなってしまうので、注意をしましょう。
また、カラーシミュレーションで家全体のイメージを確認し、周りの景観から浮きすぎた色を選ばないようにすることも大切です。
「何色にするか」だけでなく素材や塗料についても考える
外観を考えるときには、つい「何色にするか」ばかり考えてしまいがち。
しかし、外観は素材によって印象が大きく異なります。
- ガルバリウム鋼板(金属製の外壁材):
モダンでクールな印象 - 塗装仕上げ:
スッキリとした印象 - サイディング(セメントを原料とした外壁材):
凹凸がありメリハリが出る
など、全体の印象が変わってくるため、素材選びは重要です。
また、素材によって、耐久性にも違いがあります。
紫外線ダメージに強い素材や、色あせしにくい素材・ 汚れを防ぐ素材を選ぶことで、長くきれいに保つことができます。
家を建てるエリアの気候や、周辺の景観によって適切な素材は変わってくるので、施工業者と相談をするようにしましょう。
一段薄い色を選び、マットに仕上げる
外壁を黒にするときは、一段薄い色を選び、マットに仕上げることをおすすめします。
黒などの濃い色はツヤが出すぎてしまい、安っぽく見えてしまうことがあります。
漆黒ではなく一段薄い色にしたり、ツヤが出にくいマット仕上げの塗料を選んだりするとよいでしょう。
黒一色にしない
「外壁は黒がいい」と思っていても、扉も窓枠もすべて黒にしてしまうと、圧迫感が出て周りの景観とも馴染みません。
そこでおすすめなのが、黒以外の色と組み合わせること。
玄関ドアや窓枠の色を変えたり、2階部分の色を変えたりすることで、まわりとも調和しやすくなります。
近隣の家とのバランスが取りにくい場合は、外観のベースを別の色にして、アクセントカラーとして黒を使うのもひとつの方法です。
まとめ
洗練されたモダンな雰囲気が出る黒い外壁。
外壁を黒くするのなら、素材選びやカラーシミュレーションを慎重にすることが大切です。
黒い外壁は紫外線のダメージによって色あせしやすかったり、白い汚れが目立ちやすかったり というデ
メリットがあるため、それらを防ぐ素材や塗料を使用することをおすすめします。
また、周辺の景観を乱さないように、カラーシミュレーションをすることも忘れてはいけません。
調和しにくい場合は、黒の割合を減らしたり、玄関ドアや窓枠の色を変えたりすることで調整をしましょう。