レバレッジとは?意味や仕組みを初心者向けにわかりやすく解説
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- レバレッジとは何?仕組みってどうなっているの?
- レバレッジ取引の注意点は?
レバレッジとは、FXや仮想通貨などの運用において、自己資金よりも大きな金額で取引できる仕組みのことです。
少額の資金で多額の売買ができるため、期待通りになれば短期間で資産を増やせる一方、相場が急変するようなケースでは大損して借金を負ってしまうリスクもあります。
レバレッジを利用して取引する際は、余剰資金で投資するようにするなど、リスクを十分に考慮して行うことが大切です。
この記事では、筆者おすすめのレバレッジ管理方法や、レバレッジの注意点を解説します。
レバレッジを適切に使えば、少額で資金効率よく取引できます。
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本記事では、以下の一覧に記載されている、金融庁・財務局から金融商品取引業者として登録を受けている業者のみ紹介します。
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執筆者のプロフィール
ゆったり為替/FX・仮想通貨トレーダー
早稲田大学政治経済学部政治学科卒。独立行政法人職員を経て独立。中長期トレードを主戦場とし、仮想通貨・アンティークコインにも投資を行う。執筆業では正直かつ正確な情報提供に努めて執筆することを心がけている。
スキラージャパン株式会社 代表取締役 / スキラージャパン株式会社
監修者伊藤亮太
伊藤亮太は「スキラージャパン株式会社」の取締役を務めるFP(ファイナンシャル・プランナー)。
慶應義塾大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻を修了しており、在学中にCFP®を取得。
その後、証券会社にて営業・経営企画・社長秘書・投資銀行業務に携わる。
現在は富裕層個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランの提案・策定・サポート等を行う傍ら、資産運用に関連するセミナー講師や講演を多数行う。
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編集者イーデス編集部
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レバレッジとは
レバレッジとは、小さな資金で大きな金額を取引できる仕組みのことです。
レバレッジは英語で「てこ」という意味で、小さな力で大きな物を動かせることからこのように表現されます。
レバレッジを使える金融商品はFXだけではなく、株式や仮想通貨(暗号資産)も該当します。
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もちろん、レバレッジが不要なら使う必要はありません。
レバレッジの仕組み
FXでは、取引の際に実際の資金を移動しません。
取引はFX会社の帳簿に記録されるだけであり、取引終了時に損益があれば、その損益分だけ資金を移動します。これを差金決済取引といいます。
資金そのものを移動しないため、レバレッジの条件の範囲内であればどれだけ多額の取引をしても構いません。
しかし、損失が生じた場合にはその金額を支払わなければならないため、資金をあらかじめ入金しておく必要があります。
この資金を証拠金といい、証拠金と取引金額の比率をレバレッジといいます。
レバレッジの計算方法
レバレッジを利用した取引金額の計算方法は、下記の式の通りです。
(証拠金の額)×(レバレッジ)=(取引金額)
たとえば、証拠金が100万円で取引額が1,000万円のとき、レバレッジは10倍になります。
取引商品によってレバレッジの上限は異なり、FXは25倍、仮想通貨は2倍、そして株の信用取引はおよそ3.3倍です。
値動きが小さい金融商品はレバレッジの上限が大きく、逆に値動きが大きい場合はレバレッジの上限が小さくなっています。
利用者が大きく損をするリスクを減らすため、上限が定められているのです。
レバレッジの2つのメリット
レバレッジを利用するメリットは以下の2点です。
レバレッジのメリット
少額の資金で取引できる
レバレッジを使うと、少額の資金で大きな取引ができます。
例えば、米ドル/円=140円のときに1万ドルを買う場合、通常は140万円が必要になります(140円×1万ドル)。
しかし、レバレッジ2倍で取引をすれば必要額は70万円になり、レバレッジを引き上げると必要な資金をさらに減らせます。
レバレッジ | 必要な資金 |
---|---|
1倍 | 140万円 |
2倍 | 70万円 |
5倍 | 28万円 |
10倍 | 14万円 |
20倍 | 7万円 |
上の表の通り、レバレッジ1倍で取引すると140万円が必要ですが、20倍にすると7万円という少額で取引できるのです。
資金効率が良くなる
レバレッジを使って取引すると、資金効率が良くなるというメリットもあります。
上の図では棒グラフが3つ並んでおり、真ん中は取引額です。
証拠金1は取引額と大きさが同じのため、レバレッジは1倍です。一方、証拠金2は証拠金1よりも少額で、レバレッジは3倍になります。
レバレッジをかける分、証拠金2のほうが資金効率が良くなるのです。
取引を開始して含み益になると、証拠金は含み益分だけ増えます。
証拠金2は金額が2倍になりましたが、証拠金1は1.3倍ほどです。
増えた金額は同じですが、証拠金2のほうが少ない元手で効率よく稼げたと言えます。
レバレッジの2つのデメリット・リスク
レバレッジを利用するデメリットは以下の2点です。
レバレッジのデメリット
ロスカットされやすい
ロスカットとは、含み損が基準を超えて大きくなると強制的に決済される仕組みです。
仮に含み損が増え続ける場合、口座残高よりも損が大きくなって借金になるかもしれません。
そこで、投資家の損が増えすぎないよう、借金になる前に強制的に取引を終了させる仕組みがとられています。
ロスカットは損失が確定するので嫌ですが、投資家を守るために必要なルールです。
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大きなレバレッジで取引をすると、ロスカットが発生しやすくなります。
上のグラフで、右側の証拠金Aは取引額と同額であり、レバレッジは1倍です。左側の証拠金Bは取引額よりかなり少額で、レバレッジは25倍です。
この条件で取引を始めて含み損になると、証拠金は含み損と同額だけ減少します。
証拠金Aの場合、含み損は証拠金全体と比べてわずかであるため取引を続けられますが、証拠金Bは資金がほとんどなくなっています。
含み損の割合が基準値を超えて大きくなると、ロスカットになってしまうのです。
ロスカットの基準値は必要証拠金の40%~100%とされています。
基準値はFX会社によって異なるため、どれぐらいまで含み損が出るとロスカットされるかは把握しておきましょう。
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追証が発生することも
FX会社によっては、含み損が膨らみ追証が発生することもあります。
追証とは、含み損が膨らんで証拠金が基準額に満たなくなり、追加で入金しなければならない状態です。
指定時刻までに入金しなければ、ロスカットされて損失が確定します。
また、入金後にさらに含み損が広がった場合、追証が再発生することもあります。
なお、FX会社によっては追証の制度がなく、証拠金が基準値を下回った時点でロスカットになる場合もあるので覚えておきましょう。
安全に運用するために、追証が発生する前に損切りしましょう。
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借金を背負う場合もある
投資家の損失を防ぐためにロスカットの制度が存在しますが、借金になってしまうケースもあります。
実際に、2021年3月22日にトルコリラ/円が急落して多くの人が借金を背負いました。
借金になった件数 | 3,444 |
---|---|
借金の総額 | 13億7,500万円 |
1件あたりの借金 | およそ40万円 |
※引用元:ロスカット等未収金発生状況|一般社団法人金融先物取引業協会
借金を背負ったのは3,444件(名)で、1件あたりの借金は40万円ほどです。
口座内の自己資金をすべて失った上で借金を抱えるので、1件あたりの損失額はさらに大きいはずです。
どうしてロスカットがあるのに借金が発生してしまうの?
その理由は、相場の急変です。
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ロスカットは即座に行われるわけではなく、判定までに数分程度の時間差が発生する可能性があります。
そのため、相場の動きがあまりに激しいとロスカットのタイミングが遅れてしまい、借金になることがあるのです。
レバレッジを小さくすると、含み損が出ても証拠金に余裕があるので、借金を回避しやすくなります。
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レバレッジ取引をする際の3つのポイント
レバレッジを使うと資金効率を上げられますが、大損になったり借金を背負ったりする可能性があるのも事実です。ポイントをおさえて臨みましょう。
レバレッジ取引のポイント
投入資金をすべて失っても生活に支障が出ない金額で取引する
レバレッジ取引をすると、レバレッジを使わない場合に比べて利益も損失も大きくなりがちです。
生活費や将来必要な資金でFXをして損をすると、大変なことになります。
FXに投入してよい金額は、取引に失敗して全額なくなっても生活に支障がない金額です。
使う金額をしっかりと定め、金銭的にも精神的にも余裕のある取引を心がけましょう。
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レバレッジを低くする
レバレッジが高いとすぐにロスカットされる可能性が高まるため、最初のうちはなるべく低レバレッジで取引するようにしましょう。
例えば、25倍のレバレッジで取引すると、為替レートが不都合な方向に少し動くだけでロスカットになってしまいます。
その結果、大損してしまい証拠金がなくなるので、次の取引が難しくなるかもしれません。
むやみに大きな金額を扱わず、まずは低レバレッジで取引を行いましょう。
レバレッジが低くてもロスカットになる場合がありますが、為替レートが不利な方向に大きく動いた後に行われるため、高レバレッジの場合に比べて余裕があります。
低レバレッジで資金を増やせるようになってから、高レバレッジに挑戦しましょう。
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取引ごとの想定損失額を小さくする
一度の取引で証拠金の大半を失わないよう、想定損失額を証拠金額に比べて十分に小さくするようにしましょう。
例えば、証拠金が10万円で、米ドル/円を1万ドル買うとします。その後、含み損が5円分発生した時点で決済すると、損失額は5万円です。
1回の取引で資金の半分を失うと、次の損失で全額失う可能性があるため取引を継続できません。そのため、取引数量を減らして大損を回避するのがおすすめです。
証拠金に対して損失額の割合をどのくらいにすべきかの決まりはありませんが、損失の割合が小さければ小さいほど安全になります。
証拠金が残ってさえいれば、次も取引できます。大損にならないように気を付けましょう。
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「実効レバレッジ」に気をつける
レバレッジに関連して、実効レバレッジという言葉を見たことがあるかもしれません。
実効レバレッジとレバレッジは似ていますが、異なる部分があります。
レバレッジは取引金額と証拠金を使って求められます。
(証拠金)×(レバレッジ)=(取引金額)
一方、実効レバレッジは含み損益を反映して計算します。証拠金に含み損益などを加えた金額を有効証拠金といい、計算式は下記の通りです。
(有効証拠金)×(実効レバレッジ)=(取引額+含み損益)
実効レバレッジの主な特徴は2つです。
実効レバレッジの主な特徴
- 含み益になると数字が小さくなる
- 含み損になると数字が大きくなる
為替レートが動くたびに実効レバレッジの数字も動くので、初心者にとっては扱いづらいリスク管理指標です。
含み益になると数字が小さくなります。リスクが減ったと感じてポジションを追加すると、リスクが過大になる場合があります。
含み損になると数字が上昇するため、過度なリスクを負っていると感じて焦ってしまうかもしれません。すると、適切な判断が難しくなります。
初心者が実効レバレッジを適切に扱うのは難しく、避けるべきだと考えています。
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以下で、含み益が大きくなってリスクを過大に取ってしまう例を紹介します。
やや難しい内容のため、「実効レバレッジが小さくなってもポジションを追加しない」と覚えておけば問題ありません。
実効レバレッジを使ったポジション管理の例
実効レバレッジを使ったポジション管理について、レバレッジ3倍の取引を例に解説します。
左側は証拠金で、右側は取引額です。レバレッジは3倍なので、取引額は証拠金の3倍になっています。
取引の結果、為替レートが希望通りに動いて含み益が発生し、実効レバレッジは2倍まで小さくなりました。そこで、3倍に戻すためにポジションを追加します(修正後取引額)。
その後、為替レートが反転して取引開始時の位置に戻ったとします。すると、含み益はすべてなくなり、逆に含み損が増えます。
元の為替レートに戻っただけなのに証拠金が全てなくなり、ロスカットになりました。
為替レートが元の位置に戻っただけでロスカットになってしまう理由は、取引の途中でポジションを追加したからです。ポジションを追加すると、相場反転時に含み損の増え方が大きくなります。
含み益が増えて実効レバレッジが下がってもポジションを追加しなければ、この問題は起きません。
レバレッジを使ったポジション管理の具体例
レバレッジは有効であると同時に、使い方を間違えれば大損につながります。
レバレッジを使ったポジション管理方法は数多くあり、正解は一つではありません。一例を紹介します。
ポジションとは?
ポジションとは、取引を開始した後、まだ取引を終了していない状態。
例えば、米ドル/円を1万ドル買って持っている状態を「買いポジションを持つ」と言う。
レバレッジを1倍未満にする
当記事の筆者(ゆったり為替)は安全重視で、レバレッジが1倍未満のトレードを好みます。
具体的には、入金額が100万円の場合、取引金額を100万円未満にします。
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そして、特定の条件が満たされる場合にレバレッジを1倍より大きくします。
例えば、100万円を入金して、米ドル/円=140円のときに5,000ドルを買うとします。このときの取引額は70万円ですから、レバレッジは1倍未満です。
また、含み損になる場合に備えて、損切り位置を決めて逆指値注文を出しておきます。その後、含み益が大きくなったら、少し利益になる位置に逆指値注文を移動します。
すると、為替レートが不利な方向に動いても利益になり、損になりません。
この米ドル/円のポジションを持っている状態で、ユーロ/円=150円の時に5,000ユーロ(75万円)を買うとします。
既に米ドル/円を70万円分持っているため、合計取引金額は145万円となり、レバレッジは1倍を超えています。
しかし、米ドル/円のポジションは損の心配がほぼありません。そこで、米ドル/円の取引額を考慮せず、ユーロ/円の取引額が100万円を超えないようにして取引します。
この方法は短期間で大きく稼ぐ方法ではなく、相場で生き残ることを重視しています。
レバレッジを1倍未満でなく、2倍未満などに調整することも可能です。
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これからレバレッジ取引を始める人におすすめのFX口座3選
FXのレバレッジは最大で25倍と決められており、どのFX会社も共通です。そこで、レバレッジ以外の部分を考慮して、おすすめのFX口座を紹介します。
おすすめするFX口座は下の3つです!
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おすすめのFX口座3選
SBI FXトレード
※画像引用元:SBI FXトレード
最低取引単位 | 1通貨 |
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取引に必要な金額 | 10円程度以上 |
取扱い通貨ペア数 | 34種類 |
特徴的なサービス | 積立FX (宝くじ付きつみたて外貨) |
デモ口座 | なし |
スマホアプリ | あり |
取引手数料・口座管理料 | なし |
SBI FXトレードの最低取引数量は1通貨(1米ドルや1ユーロなど)です。
最初は1通貨や10通貨など小さな数量で取引して、慣れた後に1,000通貨などで取引する方法が使えるため、FX初心者も始めやすいでしょう。
また、SBI FXトレードの特徴的なサービスは積立FXです。ポジションを定期的に積み立てると、平均ポジション円価に応じてジャンボ宝くじを年2回もらえます。
取引しながら無料で宝くじをもらえるのは嬉しいですね!
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マネーパートナーズ(パートナーズFXnano)
※画像引用元:マネーパートナーズ
最低取引単位 | 100通貨 |
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取引に必要な金額 | 数百円程度以上 |
取扱い通貨ペア数 | 21種類 |
特徴的なサービス | スプレッドが0.0銭~(※) |
デモ口座 | なし |
スマホアプリ | あり |
取引手数料・口座管理料 | なし |
※原則固定(例外あり)。米ドル/円5万通貨まで。対象期間4/22~9/30(対象時間帯8:00~翌4:00)。
マネーパートナーズ(パートナーズFXnano)は100通貨から取引でき、金や銀も取引可能です。自動売買(リピート型)の取引もできます。
マネーパートナーズの何よりの特徴はスプレッド0.0銭(※)のものがいくつもあることです。主要な通貨ペアを少額で取引する場合は、取引コストをゼロにすることも可能です。
※米ドル/円(4/22~9/30の期間で 8:00~翌4:00)、ポンド/円(9:00~翌3:00)、ユーロ/円(9:00~翌3:00)、豪ドル/円(9:00~翌3:00)など。原則固定(例外あり)。
コストをおさえられる分、他のFX会社よりもお得に取引できますね!
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ヒロセ通商
※画像引用元:ヒロセ通商公式サイト
最低取引単位 | 1,000通貨 |
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取引に必要な金額 | 数千円程度以上 |
取扱い通貨ペア数 | 51種類 |
特徴的なサービス | 豊富なキャンペーン |
デモ口座 | あり |
スマホアプリ | あり |
取引手数料・口座管理料 | なし |
ヒロセ通商はスキャルピング(超短期売買)ができるFX会社です。
毎月のようにキャンペーンを実施しており、取引高に応じて豪華なプレゼントをもらえます。
デモ口座があるので、実際の取引を始める前に練習できるのも魅力的ですね!
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レバレッジに関するよくある質問
ここでは、レバレッジに関するよくある質問と回答を紹介します。
Q.レバレッジは危険って本当?
使い方によっては危険ですし、有益でもあります。
レバレッジは使っても良いですし、使わなくても構いません。そして、適切に使えば資金効率が高くなります。
レバレッジが危険になるのは、レバレッジを使う人が適切に使いこなせない場合です。
自動車の運転と同じで、免許を取得して安全運転すれば有益ですが、無免許で無謀な運転をすると非常に危険です。
まずは低レバレッジで取引して、知識と経験を積んでいきましょう。
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Q.レバレッジは最大何倍までかけられるの?
最大レバレッジは25倍です。
2000年代は最大100倍のレバレッジが認められていましたが、FXの黎明期だったこともありFX会社と投資家の間でトラブル・事件が何件も発生しました。
これを受けて法整備が進められ、現在レバレッジは最大で25倍になっています。
Q.レバレッジ型の上場投資信託は危険?
短期向けの金融商品ですので、長期保有は不利になります。
レバレッジ型の上場投資信託(ETF)は、日経平均株価などの指数に連動するのではなく、1日あたりの値動きが株価上昇率の2倍や3倍になるように設計されています。
1日あたりの成績を基準にしたうえで、ETF運用者は複雑な取引を繰り返します。
その結果、長期運用すると株価が上昇しても損をする場合があり、また、株価が大きく上下動すると成績が悪くなる性質があります。
レバレッジ型のETFに投資する際は短期的な利益を目的として行うようにしましょう。
まとめ
レバレッジはFXの特徴の一つです。便利な仕組みですが、不用意に使うと大損する可能性があります。
一方で、効率良く取引を行い利益につながる仕組みでもあります。
自分に適したレバレッジはどれくらいか、少額取引で感覚を掴むことが大切です。
取引開始前に、レバレッジが大きくなりすぎないようにチェックしましょう。
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