エポスカードのキャッシングについて解説!手数料を最小限に抑えるポイント
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マルイでおなじみのエポスカード。年会費が無料でマルイの割引特典などがある人気のクレジットカードです。
そんなエポスカードにはキャッシング枠もあり、必要なときに現金を引き出すことのできるメリットがある一方で、手数料負担が重くなるデメリットもあります。
エポスカードでキャッシングをする際の手数料(金利)や、手数料を最小限に抑える方法を知りたいと思いませんか?
この記事では、エポスカードでキャッシングする場合の「具体的な申込み方法」や「海外キャッシングの方法」について解説します。
いくらキャッシングしたら毎月の返済額がいくらになるのかを実際にシミュレーションをしてみたので、エポスカードでキャッシングしたいと思っている人は参考にしてみてください。
また、キャッシング目的でエポスカードを作れるのかどうかについても解説していきます。
これでエポスカードでキャッシングしたい人が、どのような返済シミュレーションになるのかを知ることができるようになります。

新井智美 / トータルマネーコンサルタント
【専門家の解説】
エポスカードに限らず、クレジットカードのキャッシング枠を利用する際の返済はできる限り一括で行うことをおすすめします。
なぜなら、キャッシングを利用した場合の利息は年18%と高いため、リボ払いにしていると完済までに時間がかかってしまいその分金利負担も大きくなってしまうからです。
エポスカードでは「前倒し返済」が可能になっていますので、余裕ができた際には前倒しで返済することで金利負担を抑えることができます。
金利は利用日数分が日割りで計算されますので、利用日数をいかに少なくできるかが利息を抑えるポイントになります。
エポスカードについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
トータルマネーコンサルタント
監修者新井智美さん
福岡大学法学部法律学科卒業。
1995年4月 情報通信会社入社。
2006年11月 ファイナンシャル・プランニング技能士1級取得。
2017年10月 独立。
コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆および監修も行い、現在年間200本以上の執筆および監修をこなしている。これまでの執筆および監修実績 は1,000本以上に及ぶ。
監修実績
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エポスカードでキャッシングをする前に知っておくべきこと
エポスカードでキャッシングをする前に知っておくべきこととして、
- エポスカードでキャッシングができる人
- エポスカードでキャッシングできる限度額と確認方法
- エポスカードのキャッシングでかかる金利手数料
- エポスカードのキャッシングシミュレーション
これらをご紹介します。これでエポスカードでのキャッシングについて詳しい内容を確認することができます。

新井智美 / トータルマネーコンサルタント
【専門家の解説】
エポスカードのキャッシングは、1,000円単位で借りることができ、振込手数料がかからない点がメリットです。
キャッシング方法はネットとATM、電話が用意されており、ネットキャッシングは振込手数料無料で利用できます。
エポスカードは「はじめてのカードキャッシングで30日間金利0円サービス」のサービスを行っていましたが、2021年9月末で終了しています。
クレジットカードでこのようなサービスを行っているのは珍しかったのでよく覚えているのですが、利用できなくなったのはちょっと残念ですね。
ただし、キャッシング枠を設定するには審査を通過する必要があり、収入がない人はそもそもキャッシング枠を設定できない点に注意しておきましょう。
キャッシング枠がある人が限度額内でできる
エポスカードでキャッシングができる人は、キャッシング枠のあるエポスカードを持っている人です。 エポスカードを持っているすべての人がキャッシングを利用できるわけではありません。
なぜなら、クレジットカードには「ショッピング枠」と「キャッシング枠」がそれぞれ設定されており、カード申込み時の審査でカード会社がそれぞれの枠の利用金額を決めることになっているからです。
エポスカードの申し込みの際にキャッシング枠を設定しなかった場合も、キャッシング枠がないためキャッシングをすることができないということになります。
さらに、専業主婦でエポスカードを申し込んだ人もキャッシングを利用することができません。
パートやアルバイトをしている主婦であればキャッシングをすることができるので、今は働いている場合はエポスカードへ連絡してみましょう。
キャッシング限度額の確認方法
エポスカードの会員サイト「エポスNet」で利用可能額を確認することができます。

上記の場合、ショッピング枠が50万円、キャッシング枠が20万円あるカードで、14,000円キャッシングを利用している場合のログイン画面です。
キャッシング枠の限度額は、「エポスNetマイページ」の「キャッシング利用可能枠」で確認することができます。
エポスカードのキャッシング金利手数料
エポスカードのキャッシング金利手数料は、
【キャッシング残高×実質年率18.0%×利用日数÷365】
となっています。
そのため、
- キャッシング利用金額が多いだけ金利手数料がかかる
- 利用日数が長くなるほど金利手数料がかかる
ということになります。
しかし、エポスカードで初めてキャッシングする場合は、最大30日間金利手数料が0円になる特典もあります。
初めてエポスカードでキャッシングをする際は、初回利用日の翌日から30日以内に返済すれば、金利手数料を0円にすることができます。
キャッシングシミュレーション
それでは実際に、10万円を借りて毎月15,000円ずつ返す場合でキャッシングシミュレーションをしてみましょう。
実質年率18.0%で計算をすると、
- 支払合計額:106,271円(元金100,000円+金利手数料6,271円)
- 支払回数:8回
となります。 1回から7回までは15,000円ずつ返済していき、最後の8回目で残額を支払うことになります。
もしエポスカードでのキャッシングが初めてであれば最大30日間金利手数料が0円になる特典が適用されるので、
- 支払合計額:104,635円(元金100,000円+金利手数料4,635円)
- 支払回数:7回
- 初回金利優遇:1,636円分お得
という結果になります。
ここまで、エポスカードでキャッシングをする前に知っておくべきことを4つご紹介しました。
続いて、具体的なキャッシング方法をご説明します。これでエポスカードでキャッシングする方法を知ることができます。
具体的なキャッシング方法(国内)
エポスカードのキャッシング方法として、
- カードを持っている場合のキャッシング方法
- カードを持っていない場合のキャッシング方法
- 毎月の返済方法
これらの3つをご紹介します。こちらの章では国内でのキャッシング方法を説明します。海外キャッシングについては次の章となります。
カードを持っている場合のキャッシング方法
エポスカードを持っていてキャッシング枠が設定されていればそのまま使うことができます。
キャッシングの都度、審査をする必要はありません。
エポスカードを持っていてもキャッシング枠が設定されていない場合は「キャッシング利用可能枠設定・増額サービス」で、持っているエポスカードにキャッシング枠を設定したり、キャッシング利用可能枠を増やしたりすることができます。
ただし新たにキャッシング枠を設定するためには、カード会社による審査が必要となります。
審査内容によっては、源泉徴収票などの「収入証明書類」の提出が必要になることもあるため、スムーズにキャッシングできるように用意しておくと安心です。
エポスカードのキャッシング方法は、
- ATMキャッシング
- Netキャッシング
- 電話キャッシング
これらの3つの方法があります。それぞれの方法について詳しく解説していきます。
ATMキャッシング
エポスカードがあれば、
- エポスATM
- コンビニATM
- 銀行ATM
上記を利用して、ATM手数料無料でキャッシングすることができます。
エポスATMは全国に187台設置されています。エポスATMの場所はエポスATM検索(公式)にて、詳細な場所がわかります。
マルイ各店舗以外にも、品川駅、新橋駅、下北沢駅など便利な場所にも設置されています。マルイ店舗でも店舗以外でも、早朝6時~深夜26時まで利用できるATMがほとんどで使い勝手が良いです。
しかしエポスカードがあれば、コンビニATMと提携銀行ATMでも手数料無料なので、わざわざ探す必要なく便利にキャッシングすることができます。
Netキャッシング
エポスカードがあれば、Netキャッシングで自分の口座へ現金を振り込んでもらうことができます。
PCやスマホから24時間キャッシングを申し込むことができ、最短数十秒でカード引き落とし口座へ入金してもらうことができます。
振込手数料はエポスカードが負担してくれるので、口座残高が不足しているときに便利に利用することができます。
電話キャッシング
PCやスマホが使えない場合でも、エポスカードなら電話でキャッシングすることができるので安心です。
Netキャッシングとは「後日自宅へ利用内容のお知らせが届く」点で異なりますが、それ以外はNetキャッシングと同じようにキャッシングすることができます。
カードを持っていない場合のキャッシング方法
エポスカードを持っていない場合は、キャッシング枠を付けて新たにカードを申し込むようにしましょう。
キャッシング枠を含めての審査となるため、審査結果によってはカード発行されないことや、キャッシング枠0円でショッピング枠だけで発行されることがあります。
その場合は残念ながらエポスカードでキャッシングをすることはできません。
キャッシング枠が付いたエポスカードが発行されればキャッシング専用カードとして使うことができるので、キャッシング目的でエポスカードを作ることも可能です。
審査が通ってエポスカードでキャッシングできるまでには最短で30分、遅くても10日はかかるとみておきましょう。
エポスカードをネットで申込みエポスカードセンターで受け取るようにすれば、当日にキャッシングすることが可能です。
郵送で受け取る場合は1週間~10日くらいかかります。
毎月の返済方法
エポスカードで利用したキャッシング金額の返済方法には、
- リボ払い
- 1回払い
という2種類があります。
リボ払いなら毎月の返済額を一定にすることができ、金利手数料を抑えたい場合はペイジーとATMから前倒し返済することが可能です。
1回払いはキャッシングした金額をまとめて口座引き落としで返済します。口座引き落とし日より前に支払うこともできますが、エポスATMとエポスカードセンターのみ対応可能となっています。
そのため1回払いはコンビニATMやペイジーで前倒し返済することができない点で注意が必要です。
手数料を最低限にするためにできること
手数料を最低限にするためにできることとして「ATM手数料をかけないようにする」「利用日数を短くする」という方法があります。
一般的にキャッシング利用でかかる手数料は、
- ATM利用手数料
- 金利手数料
上記の2つがありますが、エポスカードならどのATMからでもATM手数料がかからないというメリットがあります。(国内のみ)
わざわざエポスATMまで行く必要がないので、便利にキャッシングすることができます。
そして利用日数を短くするためには「前倒し返済」をしましょう。そうすることによって、支払日が来る前に元金を減らすことができるので、誰でも金利手数料を安く抑えることができるようになります。
ここまでエポスカードの具体的なキャッシング方法についてお伝えしました。最後にエポスカードを使った海外キャッシングの利用方法についてご紹介します。
海外キャッシングの方法
エポスカードで利用できる海外キャッシングについて、
- 海外キャッシングのメリット
- 返済方法
について解説します。これでエポスカードで海外キャッシングをするメリットや注意点を知ることができます。
海外キャッシングのメリット
海外キャッシングのメリットには、
- 為替手数料を抑えられる
- いつでも好きな時に必要な分だけ現地通貨を引き出すことができる
- 持ち歩く現金を必要最小限にできるので安心して海外に滞在できる
というものがあります。
ATM手数料として108円(1万円を超える場合は216円)がかかりますが、両替手数料や為替手数料がかからない分だけお得に両替することができます。
下記は、香港で1,000香港ドルをキャッシングした場合の明細です。
実際に空港や銀行で両替をする際には1香港ドル15円前後のレートでしたので、上記の13.578円に比べて1ドル当たり1.5円以上も為替手数料が抑えられています。
1,000ドルとなると1,500円以上も為替手数料が浮いているため、ATM手数料の216円や金利手数料167円を考慮しても、「1,000円以上お得」といえますね。
さらに今回は初めてのキャッシングだったため、初回金利優遇が適用されています。4月2日までに前倒しで返済すれば、ATM手数料のみで銀行よりもはるかに有利な条件で両替できています。
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海外のATMは、上記のようなクレジットカードの国際ブランドのマークが表示されていれば利用できます。
返済方法
エポスカードで海外キャッシングを利用した場合の返済方法は、原則として1回払いのみとなりますが、あとからリボ変更も可能です。
もちろん前倒し返済をすることができるので、帰国後すぐにエポスATMかエポスカードセンターで支払うことで金利手数料を安く抑えることができます。
エポスカードの海外キャッシングの注意点としては、前倒し返済できるのは日本国内にあるエポスATMとエポスカードセンターのみとなる点です。
帰国してからでなければ前倒し返済をすることができないので、長期滞在している人は返済できる資金があったとしても返済日までの金利手数料を支払わなければならないということになります。
そのためエポスカードでの海外キャッシングは、滞在日数が数日~数週間程度の人におすすめします。
まとめ
ここまで解説してきたエポスカードのキャッシング方法と手数料を最小限に抑えるポイントをまとめます。
- キャッシング枠の付いているエポスカードを持っている人なら、キャッシング枠の限度額内でキャッシング利用できる
- エポスカードの実質年率は18.0%となっており、利用日数分だけ日割り計算される
- 10万円キャッシングして毎月15,000円ずつ返済した場合は、金利手数料は6,271円(キャッシング初回特典適用時は4,635円)となる
- エポスカードのキャッシング方法は【ATM・ネット・電話】の3つの方法がある
- エポスカードでのキャッシング利用額を返済する方法は【リボ払い・1回払い】の2つの方法がある
- エポスカードならどのATMを利用してもATM利用手数料無料でお得
- 金利手数料を最低限にするためには【前倒し返済】が有効
- エポスカードがあれば海外キャッシングで為替手数料をかけずに現地通貨に両替することができる
- 海外キャッシングの前倒し返済は帰国しないとすることができないので短期滞在の人におすすめ
これらのポイントを押さえれば、エポスカードでのキャッシングの返済プランについて知ることができ、自分にぴったりのキャッシングの方法を見つけることができるようになります。
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イーデス編集部
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