アメックスビジネスのETCカードはコスパ最強!他社法人ETCカードとの比較結果も紹介
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アメックス・ビジネス・カードを持っていれば、ETCカードを作ることができます。
アメックス・ビジネス・カードのETCカードでは、1枚で社用車最大5台まで(※)の高速道路利用状況の管理ができる点が魅力の1つです。
※5台以上の場合でも対応可能
ETCカードを作れば、高速道路の料金所で一時停止したり、現金のやりとりをしたりする必要がありません。
アメックス・ビジネス・カード会員の場合、年会費は550円(税込)と割安になっているので、コスパを重視する方にはおすすめの1枚です。
ここでは、以下の内容について紹介します。
ぜひ最後まで読んでいただき、発行する際の参考にしてください。
法人のETCカードについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
トータルマネーコンサルタント
監修者新井 智美
福岡大学法学部法律学科卒業。
1995年4月 情報通信会社入社。
2006年11月 ファイナンシャル・プランニング技能士1級取得。
2017年10月 独立。
コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆および監修も行い、現在年間200本以上の執筆および監修をこなしている。これまでの執筆および監修実績 は1,000本以上に及ぶ。
監修実績
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- アメックス・ビジネス・カードで作れるETCカード
- 法人カードのオーナーは手数料無料で作れる
- ビジネス・カード会員のETCカード年会費は550円(税込)
- 個人事業主でも法人代表者でも5枚まで持てる
- 追加カードを利用すれば社員も1枚使える
- ETCカードが届くのは申し込みから半月程度
- 利用代金はアメックス・ビジネス・カードと合算されるので便利
- アメックス・ビジネス・カードでETCカードを利用する3つのメリット
- 経費計上が簡単にできる
- ビジネス・カード1枚で社用車5台の高速道路利用状況の管理が可能
- アメックス・ビジネス・カードのサービスを活用できる
アメックス・ビジネス・カードで作れるETCカード
事業に車を使用しており、高速道路の利用が多い場合は、ETCカードの導入が視野に入ります。
クレジットカードのサービスの一環として発行されるETCカードならお得で便利です。
ETCカードを作るなら、法人カードの中でも人気の高いアメックス・ビジネス・カードがおすすめです。
アメックス・ビジネス・カードがおすすめの理由
法人カードのオーナーは手数料無料で作れる
アメリカン・エキスプレスでは、法人カードのオーナーがETCカードを作るときの新規発行手数料が無料になっています。
もちろん、枚数に関係なく無料です。
ビジネス・カード会員のETCカード年会費は550円(税込)
アメックス・ビジネス・カード会員がETCカードを持つとかかる年会費は550円(税込)と割安になっています。
たとえば、同じアメックスの個人カードでETCカードを作る場合、年会費は無料ですがETCカード1枚につき935円(税込)の新規発行手数料が必要です。
ビジネス・カード会員の方がお得であるだけでなく、経費処理する場合は法人カードが適しています。
個人事業主でも法人代表者でも5枚まで持てる
アメックス・ビジネス・カード会員なら、個人事業主と法人代表者の違いに関係なく、基本カード会員として5枚までETCカードを持てます。
本人と社員を合わせて5人までであれば、1人1枚で使い分け可能です。
追加カードを利用すれば社員も1枚使える
アメックス・ビジネス・カード会員で基本カード会員が持てるETCカードとは別に、追加カード会員でもETCカードの発行を受けられます。
追加カード1枚につきETCカードも1枚です。
たとえ、社員や社用車が増えて6枚以上必要になっても対応可能です。
ETCカードが届くのは申し込みから半月程度
アメックス・ビジネス・カード会員がETCカードを作る場合、通常は申し込みから半月程度で手元に届きます。
いつでも使えるようにしたければ、余裕を持って申し込むことが必要です。
利用代金はアメックス・ビジネス・カードと合算されるので便利
アメックス・ビジネス・カード会員として持つETCカードの利用代金は、ビジネス・カードと合算で請求されるので、別途支払う必要がありません。
クレジットカードのサービスで発行されるETCカードの利用代金の支払いに、別途手続が必要ではメリットが半減してしまいます。
アメックス・ビジネス・カード会員なら、そのような煩雑さがなく便利です。

新井智美 / トータルマネーコンサルタント
アメックスビジネスのETCカードは5枚まで発行することができ、1枚目であれば通常500円必要となる年会費も初年度は無料です。
ETCカードを新規に発行する際には手数料500円が必要となるものの、アメックスのポイントプログラムである「メンバーシップ・リワード・プラス」を利用することで、貯めたポイントをマイルへ交換できるなど、ポイントの活用法も豊富に揃っていることから考えると、ポイント還元の魅力の方が勝っていることは間違いありません。
アメックスビジネスのETCカードについても、ショッピングやレストランで決済を行った際と同じく、「100円=1ポイント」でポイントが貯まります。
仮に毎月1万円の高速道路料金を支払っているのであれば、毎月100ポイント、年間で1,200ポイント貯まる換算になります。
そして、「メンバーシップ・リワード・プラス」を利用してANAのマイルに移行すると1,200マイルを貯めることが可能となります。
もちろんANA以外のアメックスと提携する航空会社のマイルへも交換可能ですので、貯まったポイントで片道&往復の航空券を入手することもできます。高速道路の利用料も無駄にすることなくマイルに移行できるという意味では、とても使い勝手のよいETCカードといえるでしょう。
次の章では、アメックス・ビジネス・カードでETCカードを利用するメリットを3つ解説します。
アメックス・ビジネス・カードでETCカードを利用する3つのメリット
アメックス・ビジネス・カードでETCカードを使う主なメリットは以下の3つです。
メリット
それぞれ順にみていきましょう。
経費計上が簡単にできる
アメックス・ビジネス・カードに紐ついているため、経費計上が簡単にできます。
法人カードは用途を経費の支払いに特化したカードで、個人カードよりも利用代金の経費処理が容易です。
したがって、法人カードであるビジネス・カードと合算での請求となるETCカードの利用代金を経費計上することも簡単になります。
ビジネス・カード1枚で社用車5台の高速道路利用状況の管理が可能
ビジネス・カード1枚あれば、ETCカードを5枚まで持てます。
そのため、社用車が5台あっても、すべての高速道路利用状況を管理可能です。
しかも、追加カードを利用すれば6台以上の社用車の管理にも対応できます。
仮に、ビジネス・カード1枚につきETCカードを1枚しか持てないとなれば、関連性のないETCカードを何枚も使うことになってしまいます。
そうなれば、経費管理の効率化が限定的なものとなってしまうでしょう。
基本カードで5枚のETCカードを発行でき、追加カードでもETCカードを発行できるのは、アメックス・ビジネス・カードの大きなメリットです。
アメックス・ビジネス・カードのサービスを活用できる
アメックス・ビジネス・カードでETCカードを使うということは、アメックス・ビジネス・カードそのものに付帯するサービスや特典も使えるということです。
主なサービス・特典を見ておきましょう。
経費管理向けサービス
基本となる経費管理向けサービスとして、利用状況の分析や勘定科目の仕分けなどに便利な利用明細書が発行されます。
紙ベースの詳細な利用明細書の他に、パソコンやスマでの確認やPDFデータとしてのダウンロードも可能です。
また、オンライン・サービスでは過去一定期間のデータも確認できます。
しかも、CSVファイルやExcelファイルなどの形式でのダウンロードにも対応しています。
パソコン上で利用明細の分類・ソート・集計が可能となり、経費管理に役立つ生きたデータに作り変えることも可能です。
加えて、クラウド会計ソフト「freee」との間で、API連携によるデータの移行を行えば、会計事務が飛躍的に効率化されるでしょう。
空港利用時のサービス
アメックス・ビジネス・カードでは、空港利用時のサービスも充実しています。
他のクレジットカードでも一般的になっている空港ラウンジサービスがついているのは当然です。
その他、無料ポーターサービスや自宅と空港間の往復が楽になるスーツケースの無料宅配サービス、出発駅から出張先のホテルまで手荷物を運んでくれる当日無料宅配などがあります。フライト機会の多い事業者のメリットは大です。
福利厚生サービス
社員を雇用する事業者にとって、福利厚生の充実は重大な関心事といえるでしょう。
しかし、自前で用意するのは大変です。アメックス・ビジネス・カードには、福利厚生プログラムの「クラブオフ」VIP会員に、年間登録料なしで登録できる特典がついています。
クラブオフで利用できる施設は75,000以上に及びます。
つまり、ほぼ何もしなくても有利な福利厚生サービスを導入できるのです。
契約施設の利用料も優待価格でお得になっています。
年会費無料のビジネス情報サービス
ビジネスに役立つ情報が得られる「ジー・リサーチ」の年会費が無料です。
取引先に関するものや、業界の動向など、帝国データバンクなどの重要情報を手軽に費用負担なしで活用できます。
その他の各種優待サービス
レストランを2名以上で利用すると、所定のコース料理が1名分無料になる「ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン」も接待面でサポートしてくれます。
また、健康維持などについての質問ができる「ヘルスケア無料電話健康相談」ともども、ビジネス・ゴールド・カード会員が使えます。
コスパの良いクレジットカードについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
次の章では、アメックス・ビジネス・カードのスペックについて解説します。
アメックス・ビジネス・カードのスペック
ここでは、アメックス・ビジネス・カードそのもののスペックを解説します。
一般に申し込めるのは、グリーンカラーのビジネス・カードとゴールドカードであるビジネス・ゴールド・カードの2種類です。
ビジネス・プラチナ・カードは、アメックスからのインビテーション(招待)を待って申し込む形となっています。
アメックス・ビジネス・カード
券面が緑色であることからグリーンカードとも呼ばれているのが、アメックス・ビジネス・カードです。年会費は13,200円(税込)で、追加カードは1枚あたり6,600円(税込)となっています。
経費管理に関する機能やサービス面では上位カードであるビジネス・ゴールド・カードと同様です。
また、ETCカードの取扱いについても変わるところはありません。
経費管理とETCカードの発行だけを考えるのであれば、ビジネス・ゴールド・カードよりも年会費が安いこちらがお得と考えることができます。
利用限度額に一律の設定はなく、下限・上限とも個別の状況で変わります。
海外旅行傷害保険は、基本カード会員本人に付帯されますが、チケットやツアー代をカード決済することが条件となる利用付帯です。最高額は5,000万円となっています。
アメックス・ビジネス・ゴールド・カード
アメックス・ビジネス・カードとして高い人気を得ているのがビジネス・ゴールド・カードです。
アメックスのカードは総じて高いステータスで知られており、一般カードに位置づけられているグリーンのビジネス・カードが他社のゴールドカードに相当するといわれています。年会費を見ても納得できる評価です。
したがって、ステータスでいえば、ビジネス・ゴールド・カードは他社のプラチナカード相当です。
それだけの高いステータスでありながら、個人事業主やスタートアップして間もない法人の代表者でも持ちやすいカードである点も人気の理由といえます。
海外旅行傷害保険は自動付帯もある
ビジネス・ゴールド・カードの年会費は36,300円(税込)で追加カードは1枚につき13,200円(税込)です。
利用限度額に一律の設定がないのはビジネス・カードと同様で、そのため、上位カードだから限度額が多いとは限りません。
逆に考えれば、限度額の設定にカードランクの上下は関係ないことから、持ちやすさがビジネス・カードと変わらない傾向が見られます。
つまり、はじめからステータスの高いこちらを持つことも可能です。
利用付帯される海外旅行傷害保険は最高額1億円で、ビジネス・カードの2倍あります。
また、チケットやツアーの代金をカード決済しなくても最高5,000万円の海外旅行傷害保険が付帯される自動付帯が特徴です。
接待に使える各種サービスも用意されている
ビジネス・ゴールド・カードの会員限定のイベントや、新国立劇場での観劇、京都観光ラウンジ、ゴールド・ワインクラブ、ゴルフ関連サービスなども見逃せません。接待やビジネスの合間のリフレッシュに使えるサービスです。
次の章では、ETCマイレージサービスについて解説します。
年会費無料のETCマイレージサービスも利用できる
アメックス・ビジネス・カードのETCカードで、ETCマイレージサービスの年会費が無料になります。
また、ETCマイレージサービスを利用すると、通行料金をETCカードで支払った分だけポイントが貯まってお得です。
サービスの利用には無料登録が必要
ETCマイレージサービスを利用するための登録は無料でできます。登録したETCカードを別の車両で使用してもポイントがつきます。
すぐに使いたいときはインターネットで登録しましょう。ネット環境が使えない場合でも郵送による登録が可能です。
ETCマイレージを実施している高速道路会社
ETCマイレージを実施しているのは、以下の各高速道路会社・公社です。
- NEXCO東日本
- 中日本
- 西日本
- 宮城県道路
- 本州四国連絡高速道路
- 阪神高速道路(※)
- 名古屋高速道路
- 愛知県道路
- 神戸市道路
- 広島高速道路
- 福岡北九州高速道路
※阪神高速道路は8号京都線のみとなっています。
付与されるポイントは会社によって異なる
NEXCOなどは10円で1ポイントが付与されますが、100円1ポイントなど会社・公社によってレートが異なります。
なお、ポイントは翌年度末まで有効で、通行料金として利用可能です。
【参考】ETCマイレージサービス
最後に、他社の法人カードとの比較を行います。
アメックス・ビジネスの比較対象となる他社法人カードのETCカード
クレジットカード名称 | ETCカード年会費 (税込) | ETCカード発行可能枚数 |
---|---|---|
アメックス・ビジネス・カード | 550円 | 基本カードは5枚 追加カード1枚につき1枚 |
JCBゴールド法人 | 無料 | 複数枚発行可能 |
オリコEX Gold for Biz | 無料 | クレジットカード1枚あたり ETCカード1枚 |
三井住友カード ビジネスオーナーズ | 550円 または無料 | クレジットカード1枚あたり ETCカード1枚 |
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | 無料 | クレジットカード1枚あたり ETCカード5枚 |
JCBゴールド法人カードで作るETCカード
JCBゴールド法人カードでは、ETCスルーカードNを発行できます。
このカードの特徴は、クレジットカード自体を発行しなくても発行できる点です。
JCBゴールド法人カードのカードスペック
年会費は11,000円(税込)で、追加カードは3,300円(税込)です。
限度額は50万~250万円に設定されています。
旅行傷害保険の最高額は、海外で1億円、国内が5,000万円です。
JCBのOki Dokiポイントが付与される他、空港ラウンジサービスなど付帯サービスも充実しています。
オリコEX Gold for Bizで作るETCカード
オリコEX Gold for Bizで作れるのがオリコETCカードです。
発行枚数はオリコEX Gold for Biz 1枚に対して1枚となっています。
オリコEX Gold for Bizのカードスペック
オリコEX Gold for Bizには、個人事業主向けのSと法人代表者向けのMの2種類がありますが、基本的なスペックはまったく同じです。
年会費は2,200円(税込)で初年度無料となっており、2枚目以降の年会費は無料という手軽さが受けています。
限度額は10万円~300万円です。
主な付帯サービスは国際ブランドにより異なります。
海外旅行傷害保険が自動付帯で最高2,000万円つきますが、国内は利用付帯で最高1,000万円です。
三井住友カード ビジネスオーナーズで作るETCカード
三井住友カード ビジネスオーナーズ1枚あたりETCカード1枚が発行されます。
初年度の年会費は無料です。
その後は、前年度にETCカードを1回以上利用した場合は、550円(税込)の年会費が無料となります。
三井住友カード ビジネスオーナーズのカードスペック
三井住友カード ビジネスオーナーズの一般ランクの年会費は永年無料ですが、ゴールドランクの三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドは年会費が5,500円(税込)かかります(※)。
※年間100万円のカード利用で翌年以降の年会費無料
限度額は500万円です。
法人カードではめずらしく分割やリボ払いにも対応していますので、キャッシュフローの改善にもつながります。
旅行傷害保険の最高額は2,000万円で、一般カードは海外旅行だけですが、ゴールドカードは国内・海外旅行ともに付帯しています。
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードで作るETCカード
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードで作るETCカードは、セゾンのETCカードです。
クレジットカード1枚につきETCカードは5枚まで無料で発行することができます。
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードのカードスペック
申込時に登記簿謄本や決算書が不要のため、起業1年未満の方でも申し込むことができます。
年会費は本カード、追加カードともに永年無料です。さらに追加カードは9枚まで発行可能です。
年会費0円にもかかわらず、限度額は最高500万円と高めです。
ただし多くの法人カードに付帯している旅行傷害保険は付いていません。
付帯サービスにはセゾンカードとして提供されるものと、アメックスのカードとして使えるものがあり充実しています。
まとめ
アメックス・ビジネス・カードで作るETCカードは、基本カードだけで5枚発行できる点が大きな特徴です。
つまり、追加カードを発行しなくても社員にETCカードを持たせることができます。
もちろん、自分用の1枚があれば足りる個人事業主でも使用可能です。
他社との比較では、ETCカード自体に違いがないため、ETCカードの年会費や発行枚数だけでなく、クレジットカードの使い勝手のよさも決め手となります。
具体的には、年会費や限度額、付帯サービスなどです。