【現役FPさんにリアルお金相談!】子どもの学費いまのままで大丈夫?
最終更新日:
このページにはPRリンクが含まれています
また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。※提携機関一覧
「100万円をラクに貯める方法」や「老後の貯蓄は大丈夫?」というマネーセミナーのキャッチコピーを見ると、思わず参加してみたくなってしまう人も多いと思います。
将来に向けてお金の相談はしたいけど、自分の生活費などや支出などを見られて使い過ぎと怒られたり、あなたの年齢なら〇〇万円は貯めてなきゃ……なんて言われたりすると想像したら、なんとなく躊躇してしまうことも少なくありません。
そこで、独立系ファイナンシャルプランナー(以下:FP)の先生に、お金の悩みを持っている人の相談にリアルに乗ってもらい、相談している様子や、相談に乗ってもらうまでの流れを紹介!
実際の流れを知れば、安心してお金の相談もできるようになるはずです。
株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。
■書籍
初心者でもわかる!お金に関するアレコレの選び方BOOK
■保有資格
KTAA団体シルバー認証マーク(2023.12.20~)
■許認可
有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788)
気になる内容をタップ
今回相談に乗ってくれるFPはこちら!
塩見 太郎先生
株式会社FPコンサルティング
資格:CFP®認定者(日本FP協会)
大手企業を多く顧客に持ち、論理的でわかりやすい講演や相談に定評があるベテランファイナンシャルプランナー。
保険業界に在籍していたこともあり、保険や住宅ローン、確定拠出年金や定年退職後の生活資産形成などを得意としている。
やんちゃ盛りのお子さんが4人もいるため、休日はもちろん、普段からワークライフバランスの実現を目指す優しいパパでもある。
相談者は大阪在住の村上さんファミリー
村上さん
IT企業 エンジニア
ご主人はIT企業にてエンジニア、奥さんは実はFP3級資格をお持ちの村上さん一家。 無理な節約はせず、ポイントなどを活用して旅行に行くなど我慢しすぎない生活をモットーにしているそう。
3歳の女の子と1歳の男の子(2020年6月現在)に囲まれ、大変ながらも賑やかで楽しい毎日。
村上家データ
- 収入:ナイショ
- 支出:毎月約36万円(固定費など)
- 毎月の貯蓄額:10万円~12万円(変動あり)
今回の相談内容(予定)
- 3歳と1歳の子供の将来に備えている学資保険は適切か
- 今は掛け捨ての保険だけだが、年金保険の加入も検討するべきか
- 数年後に実家をリフォームする予定。ローンを組むならどのくらいの金額がいいのか
相談に行く前に準備するもの
ファイナンシャルプランナー(以下:FP)にお金の相談をしようと思うと、給料明細や保険証書、通帳に住宅ローンの支払い計画書など、自分に関わるお金に関しての情報や書類をすべて提出しなくてはいけないと思っていませんか?
それに加えて生活費や住居費、通信費など毎月の支出を細かくきっちり提出するとなったら、家計簿をつけていない限り、相談前にもういいや……と思ってしまいそう。
実は今回の担当ライターである私は、取材に行く前まで、かなりそう思ってました。
ところが今回、FPの塩見先生から「マネーヒアリングシートをお送りしますので、相談の日までにこちらにメールでお送りいただければいいですよ」というお返事が。
シートの内容も、下記の写真は一部抜粋ですが、家族構成や相談内容はどのようなことか、相談内容によって持ってきて欲しい資料などが記載された簡単なものです。
このぐらいなら、準備にもさほど手間がかからず用意することができます。
事務所の地図なども一緒に送ってきていただけたので、小さなお子さんが一緒でも安心して向かうことができました。
※画像:公式サイトより引用
また、今回は小さなお子さんを連れて相談に伺う旨を伝えると、キッズスペースがあるとのこと!公式サイトには掲載されていなかった情報をゲットです。
いざ当日。オフィスビルの1画にあるため、さまざまなオフィスの入り口が並んでいます。
FPコンサルティングの事務所に向かうと、玄関に名前を書いて出迎えていてくれました。この心配りがちょっとうれしいですよね。
早速玄関を入り、目の前にあったインターフォンを鳴らします。
今回の担当者であるFPの塩見先生が出迎えてくれ、いざ相談スタートです!
相談内容を確認したらいきなり物価の話!?
村上さんが持参した資料などをFP塩見先生に提出しつつ、メールで先に送っている相談内容と変更はないか、現在の状態などの確認を行います。
いちばん気になる、お子さんの教育費に関しての相談からスタートします。
学資保険が適切かどうかを知るためには、物価の上昇に関して理解しておくといいんです。2018年に日銀(日本銀行)の金融政策として物価が1%上昇したんですよ。
しかも、今後の目標として2%まで上昇させるとしているのですが、物価上昇ってイメージ湧きますか?
FP塩見先生
村上さん
(ちょっと不思議な顔をしながら……)物価上昇というと、物の価値が上がるってことですよね。
ここで、物価上昇をするとお金の価値がどうなるのか、村上さん一家の入っている学資保険に関しての詳しい説明、定期預金との比較などの詳しい説明がされました。
村上さんが入っている学資保険は、学資保険の中でもかなり良いので、1%の物価上昇には耐えられます。でも大学授業料の上昇率は年1.5%以上というデータもありますね。
FP塩見先生
村上さん
私立理系大学の学費だと、1年目は150万円程度です。
2年目からは年間130万円ぐらいが今の相場だとおもいますので、物価上昇率を考えると、17年後には1年間の授業料は160万円程度になると予想できるってことですか。
そうですね。今加入している学資保険は、定期預金よりいいものに入っていると考えて、それ以外のオプションを持っておく、貯金を増やすというのが良いと思います。
FP塩見先生
学資保険なのに物価上昇の話?と思いましたが……なるほど! 物価上昇の話を分かっていれば、将来的なお金の価値や、どのくらい必要になるかというのが理解しやすくなりました。
今の生活水準を維持した上での貯蓄を考える
村上さん
いま結婚5年目で、年間100万円を貯めようって頑張っているんです。でも子供もいますし、これ以上生活を切り詰めたり、節約をしたりというのは難しいと思うんです。
村上さんの総収入と支出などを見させていただくと、年間100万円ってちょっと少ないかなって思うんですよ。
お互いのへそくりなどの可能性もありますけど(笑)、120万円~140万円ぐらいは貯められるんじゃないかと。
FP塩見先生
村上さん
えっ、そうですか!?
でも、この5年間の間に引っ越しをしたり、家具を買ったり、車を買い替えたりなど、年間で50万円ぐらいは大きな出費もコンスタントにあるんですが……。
想定以外の出費は、年間で100万円ぐらいは考えておいた方がいいんですよ。それに、毎月の支出も決まっているようでいて、意外と変動していることが多いので年間で考えたほうがいいでしょう。
それでも、村上さんは年間で120万円程度は今の生活水準を落とすことなく貯蓄できると思います。
FP塩見先生
村上さん
無理に節約を頑張ったり、何かを我慢したりという必要がないんですか?
10年後など将来的に必要なお金を確保するのも重要なのですけど、今生活する上でのお金を確保することも大事なんです。そうじゃないと、毎日の生活がストレスになってしまいますからね。
生活水準をどうするかっていう、ライフプランを考える上ではとても重要なんです。まず、いまの生活をしっかりできていますかってことが大切なので、そこは詳しくお伺いするようにしています。
では、その金額が貯蓄できるとして、実際の必要なお金や、その貯金に対して考えていきましょう。
FP塩見先生
投資と投機は違うもの。長い目で見るなら投資という選択を
村上さんは年間120万円を貯蓄するとして、でもそれ以上に貯蓄額を増やそうと思うと、生活水準が落ちてしまう事になります。
そのため、効率的に増やそうと思ったら投資という選択になると思うんです。投資とかはやられてます?
FP塩見先生
村上さん
確定拠出年金ぐらいですね。投資はケアできる自信がなくて。
増えたとか減ったとか、見直しができる知識もないですし、リスクも高そうですし。
こういう選択肢があるんだよっていう感じで、聞いていただければと思うのですが。
私が投資の話をしたのは、お金に働いてもらう選択肢を与えようってことなんです。今の生活費を崩さずにね。
FP塩見先生
村上さん
お金に働いてもらう?
投資というのは、仕組みづくりがすごく大事なんです。
投資と聞くと運用が難しそうって先ほどお話をされていたと思うのですが、株価を見ながら安い時に買って高い時に売る、それは投資ではなくて投機って僕らは呼んでいるんです。短期的にお金を増やしていこうってものですね。
投資は株の売買はするのですが、放っておいてもある程度は利益が出るような仕組みづくりをしましょうねってことなんです。1年に1回、バランスを整えることは必要ですけどね。FP塩見先生
投資の話に関して、分散投資、株式と債券、インフレリスク、投資信託などに関して丁寧なお話が続きます。
もちろん、投資なのでリスクがあることは説明したうえで、これから10年以上運用していくことを考えたときにどうすればいいのか、投資をした時の税金の話など、村上さんの質問にも丁寧に答えていきます。
このまま、他に気になっていたリフォーム資金の話、老後の貯蓄に関しての話、保険の話など、かなり広い範囲まで相談が続きます。
村上さん
私が定年を迎えるまでに必要なお金の流れや、どんな感じで貯蓄や投資をしていけばいいのか理解できました!
将来的なビジョンなど、お金の悩みが解決してよかったです。
これからお二人でよくお話しをしてもらって、今後どうしていくのかを考えていってくださいね。
FP塩見先生
今回の相談はたっぷり2時間。ここで終了です。
FPさんに相談してどうでした?
今回、お金の相談をした村上さん一家に感想を聞いてみました。
――お子さんの教育費をどう貯めるかをメインに相談されていたと思うのですが、実際に相談されてみてどうでしたか?
1年間で100万円ぐらい貯めていければ大丈夫だろうと思って貯めていたんですけど。
保険に関してこの部分が足りないとか、教育費に関してもどう捻出していけばいいのか、明確に数字を出してくれるのですごく理解できました!
村上さん(妻)
村上さん
将来のことを考えるとき、物価上昇のことなんてまったく頭になかったですからね。
物価が1%上昇していくから、貯金してるだけじゃだめだよっていうのは、すごく考えさせられました。
――私も隣で聞いていて、教育費の相談に来たのに物価上昇の話?と、最初はびっくりしました。
それ、実は私も思ってました(笑)。これ以上難しい話になったら理解できないんじゃないかなぁって心配になったんです。
でも、その話もこちらが分かりやすいように例を挙げてお話をしてくれましたし、物価上昇の話があったからこそ理解が深まる感じでしたので。さすがプロ目線だなって思いました。
村上さん(妻)
村上さん
お金に関しての相談はしたかったのですが、やっぱり相談をするとなると料金がかかるじゃないですか。 保険関連で無料相談などもありますけど、新しい保険に入りたいわけじゃなくて、いまが正解か不正解かを確認したかったので。
私も相談に来る前は、特定の商品を売りつけられたり、株を買えとか投資の話をされたりしても絶対に買わないぞ!ぐらいの気持ちだったんですけどね(笑)。
でも、いま入っている学資保険は学資保険の中では正解だけど、将来的な教育費としては足りないからどうしようかっていう話をしてくださったので。
貯蓄をするとなると、何かを我慢しろとか言われるのかなぁとも思っていましたが、生活水準はそのままじゃないとストレスが溜まってうまくいかないという感じで、すごく現実的なお話ができたと思います。
村上さん(妻)
村上さん
これから家に帰ったら、今回のお話を元にどうしていくか、しっかりと話し合わなくちゃって思ってます。
いやホントに、自分が今回相談したからじゃないですけど、皆さんFPさんに相談したほうがいいですよ!
若いうちは将来のことなんて考えられないかもしれませんけど、早めに行ったほうがいいですね。
自分のお給料や将来を見つめて真剣に話し合いましょう!
今回、村上さん一家のお金の相談に乗ってくださった塩見先生にも、お話を聞いてみました。
――2時間、本当にありがとうございました!事前にお話をしていた相談内容よりも幅広いお話になっていましたが、大丈夫だったのでしょうか?
FP塩見先生
そういう事って割と多いんですよ。基本的な情報と、相談内容は先にいただいていますけど、どんな考え方をされているのか、スタンスとか、そういうのをお会いしたときに確認して、それからのお話という感じになりますのでね。
今回はお子さんの大学進学費用や、リフォーム資金を貯めたいというお話だったので、加入している学資保険や貯蓄だけでは、十分な費用を貯めることはできないと判断しました。
ならば、その費用を捻出するためにはどうするか。そのまま貯蓄をしていくのか、資産運用をしていくのかをご提案して、考えていただくのがFPの私の役目だと思っています。
――奥様も言ってましたが、投資ってなると急にハードルが高くなるような気がするんです。1回失敗すると、お金が無くなってしまうイメージですし、元手もたくさん持ってないとできないような。
FP塩見先生
ほとんどの方がそう思っていると思うんです。でも投資は、リスクはあってもギャンブルではありません。お金の流動性を確認する必要がありますので、経済の動きに合わせて半年や1年に1回、見直しを行うことが大事なんですよ。
でもやっぱり投資はイヤという人もいますから、その場合はどうすればいいかも、その方々によってお話が変わってくる感じですね。
今回の村上さんに関しては、投資に関してもご興味があるようでしたので、そちらの方向で話を進めていきました。
――同じ相談内容だとしても、人によってまったく答えが違ってくるという事なんですね。でも例えば投資はイヤ、貯蓄は必要ってなったとしたら、生活費を我慢しなさいとかのアドバイスになるんですよね?
FP塩見先生
あまりにも散財されているようでしたら言うかもしれませんが、まず総収入に対してどれくらい貯蓄しているかを見ますし、その生活費を維持した上でどうやって貯蓄をしていくかを考えますね。
生活水準って、なかなか下げることができないんですよ。貯金のために、将来のために我慢しましょうって言っても、数カ月ならイケるかもしれませんが、長くなるとどこかに無理が出てしまいます。
FPとして計画を立てるのであれば、我慢をさせてはダメなんです。我慢させないようにどうしたらいいんだろうって考えて。それから相談をして決めていくって感じですね。――そうなんですね!もう絶対、FPさんにお金の相談をしたら怒られるところから始まると思ってました(笑)。相談に来る際も、気軽な感じで来てもいいんでしょうか?
FP塩見先生
漠然とした考えでご相談にいらっしゃっても良いのですが、それだとこちらも漠然としたお答えしか出せないことになってしまいます。せっかく決して安くない相談料を払っているのに、それではもったいないですよね。 お金に関する悩みは何か、将来的にはどうしたいのか、そこはしっかりと考えて相談に来てもらえたらと思います。
もちろん、時には厳しいことも言うかもしれません。でも、それは私が儲けようという話ではなくて、相談に来て下さった方の想像する将来のためには、こうした方が良いよというお話ですから。
私と真剣勝負をするぐらいの気持ちで、相談に来て下さるといいですね。真剣に向き合って、ベストな道を探していきたいと思っています!
まとめ
関西でも人気の独立型FP会社「株式会社FPコンサルティング」に、お客様との相談の様子をリアルに記事にしたいとお願いし、快く承諾していただきました!
今回担当してくださった塩見先生は、お子さん4人のグレートパパ。教育費に関して悩んでいた村上さん一家にはぴったりのFPさんです。
村上さんとお話をしていくうえで、より専門的で具体的なお話になっていくのですが、決して押しつけがましいのではなく、塩見先生としての選択肢はこう思っているとして聞いてくださいという姿勢だったのがとても好印象でした。
相談内容は最初、到底していたものとお話の中で変化していったのですが、それにもすぐに対応してくっださいます。
小さいお子さん連れだったので、実は相談中もちょっと泣き出してしまったり、お子さんが飽きてしまったりということもありましたが、スムーズに話が進んでいくのはさすがだなという感じです。
また、企業での講演なども多いため、実は家族の収入や貯蓄に関して一家の大黒柱であるご主人が知らないということに関して忠告することもあるそう。
独立型ファイナンシャルプランナーなので、特定の商品を販売されたりすることもないので安心して相談できます。
もちろん、相談に際しては相談料金がかかります。2時間2万円は決して安い金額ではありません。しかし、その金額以上に価値のある相談だったと実感しました。
株式会社FPコンサルティング基本情報
会社名 | 株式会社FPコンサルティング |
---|---|
本社所在地 | 大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第三ビル11階16号 |
東京支店 | 東京都港区新橋5-12-11 天翔オフィス新橋5丁目 |
TEL | 【大阪本社】06-6147-7147 【東京支店】03-4405-6262 |
設立 | 平成14年1月8日 |
事業内容 |
|
個人向け相談 | ・ライフプラン ・保険 ・住宅購入アドバイス ・不動産仲介 ・相続 ・資産運用 ・税務手続き受付 など |
相談料金 | FP相談(面談方式):1時間~1.5時間 22,000円(税込) ライフプラン表の作成:33,000円(税込) 各種専門家の協力を要する実行援助:別途お見積り |
申込方法 | 電話、もしくは公式サイトの問い合わせフォームより |
インタビュー・取材の関連記事
人気カードローンランキング
- ※プロミス:※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
- ※アコム:※審査時間・融資時間:申込時間や審査により希望に添えない場合があります。
- ※アイフル:※申込の状況によっては希望にそえない場合があります。
村上さん
子供の教育費として、学資保険にそれぞれ200万円満期のものに入っているのですが。もうちょっと増やせたらいいのかもしれないですけど、これが適切かどうか気になっているんです。