金の投資方法を比較【種類・違い・注意点】ETFや積立のデメリットは?

金の投資方法を徹底比較!それぞれの違い・注意点は?
おすすめ金投資

2022-06-03

  • 金投資の方法にはどんな種類があるの?
  • 金に投資する方法を初心者にも分かりやすく教えてほしい

一口に金に投資するといっても、現物・先物・投資信託など、様々な方法で投資することができます。

金に投資する5つの方法
①現物購入

金貨や金地金(ゴールドバー)を直接購入する

②金ETF

金価格に連動するETFを購入する

③金関連の投資信託金鉱山を所有する企業を中心に投資する
④純金積立金を一定金額で毎月買い付ける
⑤金先物取引レバレッジを効かせることで少ない資金で大きな取引ができる

なお、金に投資する方法は、ほとんどが譲渡所得の対象で、総合課税となります。

そのため、所得が大きい人は税負担が大きいという点に注意しないと、確定申告で思っていたより多く課税されることにもなりかねません。

この記事では、金投資の方法について解説します。

最後まで読めば、自分に合った金の投資方法を学べ、上手に金投資ができるようになります。

【掲載情報について】 
2022年2月18日時点の情報を掲載しています。

【おすすめ業者の選定基準】
本記事では以下条件を選定基準として、おすすめ業者を紹介します。
●金を取り扱っている会社であること
●金投資に関するサービスが充実していること

石原玄紀さん
石原玄紀さん

金融アドバイザー
きわみアセットマネジメント株式会社

中京大学経済学部卒業後、FP事務所に入社。
その後、トヨタファイナンシャルサービス証券(現:東海東京証券)、東海東京ウェルス・コンサルティングにて、経営企画や営業、大手税理士法人への出向、富裕層部署の相続コンサルタントとして従事。
2020年、IFA(独立系金融アドバイザー)「きわみアセットマネジメント」へ初期メンバーとして入社。

目次

金の投資方法①
金貨・ゴールドバーなどの現物購入

おすすめな人

金という資産に現物で投資したい人

最低資金

金貨:
1/10オンス(約3.1g) 
税込27,641円~
金地金:
5グラム
税込43,205円~
※100g以下には別途手数料が必要
※2022年2月10日店頭価格

購入できる場所銀行、証券会社、貴金属商、デパートなど

メリット

  • 信用リスクがない
  • 価値が世界で共通
  • インフレに強い

デメリット

  • 為替相場の影響を受ける
  • 利息や配当が出ない
  • 管理のコストがかかる

比重が高い金は、小さくても重さがあるので、コンパクトにまとまる資産として昔から重宝されてきました。

現在でも、戦争などが起こると「有事の金」として、金の価格が上昇することは多くあります。

通貨と違って、信用リスクがなく、価値が世界で共有されている点も、金投資のメリットといえます。

また、実物資産としてインフレにも強く、宝飾品としても価値があるため、富裕層に人気があります。

ただ、保有していても利息や配当がもらえるものではなく、またどこかに預けたり、自宅で保管するならセキュリティを高めたりなど、管理コストがかかります。

さらに、ドルベースの価格がもとになるので、日本においては為替相場の影響を受けます。

購入方法

金は、預託すれば、証券会社でも購入できますが、ここでは金貨などの現物を購入する方法を見ていきます。

STEP.1

店舗へ出向く

STEP.2

申込書を書く

(200万円以上購入する場合には、本人確認が必要)

STEP.3

代金を支払う

まず、店舗に出向いて、購入申込書を記入します。

現物を購入する際には、貴金属商など、信頼のおけるところで購入しましょう。

購入できるおすすめ会社

店頭で購入する場合、当日の9:30から10:00くらいに小売価格が決定されます。

金貨の場合、重さに加え、デザイン料などのプレミアムを加味した値段となります。

200万円以上購入する際には本人確認が求められます。

なお、金は換金性が高いため、現物で購入する場合には現金決済でしか購入できないため注意しましょう。

金の投資方法②金ETF

おすすめな人

金投資を有価証券で行いたい人

最低資金

6,663円
(1540 純金上場投資信託)
※2月18日終値

購入できる場所証券会社

メリット

  • 金と同様の動きをする
  • 現物を保有しなくてもよい
  • 少額で投資できる
  • 有価証券としての分離課税される

デメリット

  • 実際の金価格と乖離する可能性がある
  • 利息や配当が出ない
  • 為替相場の影響を受ける

金ETFは、金価格と連動するように運用される上場投資信託です。

単元が1株であり、純金上場投資信託(1540)であれば、7,000円弱から、金投資を始めることができます。

また、現物を預託したり、保有したりする必要はありません。

金ETFで投資すれば、株と同様に分離課税が適用されるので、特定口座を使えば、確定申告不要も選択することができます。

ただし、現物の金と同様に配当はでません。

また、金価格と連動するように運用されますが、価格が金価格と乖離する可能性はあります。

金価格が為替相場の影響を受けるように、金ETFでも為替相場の影響を受けることになります。

購入方法

ETFで金投資を行う場合には、購入方法は株式投資と同じです。

STEP.1

証券会社に口座を開く

STEP.2

買い付ける資金を送金する

STEP.3

注文を出す

証券会社で口座開設し、買付資金を送金して、注文を出します。

既に株取引を行っていて、証券会社に口座を持っている人であれば、特別な手続きは必要ありません。

通常の株式と同様に発注が可能なので、希望の価格で指値することもできます。

現在、金価格に連動するETFは、3銘柄が上場しています。

金価格に連動するETF

  • SPDRゴールド・シェア
    (1326)
  • NEXT FUNDS 金価格連動型樹上投信
    (1328)
  • 純金上場信託(現物国内保管型)
    (1540)

購入できるおすすめ会社

金の投資方法③金関連の投資信託

おすすめな人

金に関する投資信託で投資したい人

最低資金

100円~(会社による)

購入できる場所証券会社、銀行、投信会社

メリット

  • 株式と金の両方のパフォーマンスが受け取れる
  • 少額で投資できる
  • 配当が受け取れるものもある

デメリット

  • 企業の倒産リスクがある
  • 金の値動きとは乖離する可能性がある
  • 為替相場の影響を受ける

金に関連する投資信託は、2種類に分けることができます。

金に関連する2種類の投資信託

  • 金の価格に連動することを目標として運用する投資信託:
    金ETFとほぼ同じだが、約定は1日1回で、日中の変動が反映されない。
  • 金鉱山を保有する企業などに投資する投資信託:
    金の価格の変化に加え、株式市場の変動も加味され、分配金が出る可能性もある。
    企業の信用リスクがリスク要因として加わるほか、金の価格と乖離する可能性もある。

取扱の会社によりますが、金に関連する投資信託は、最低100円~投資できるので、少額からでもスタート可能です。

購入方法

投資信託は、取り扱いのある証券会社もしくは銀行、投信会社で購入します。

STEP.1

証券会社または銀行に口座を開く

STEP.2

買い付ける資金を送金する

STEP.3

目論見書を確認する

STEP.4

注文を出す

投資信託を購入する場合は、取り扱いのある証券会社もしくは銀行、投信会社に口座を開きます。

会社によって取扱う投資信託が異なるので、自分が欲しい投資信託を取り扱っている会社を選んでください。

買付資金を送金して、目論見書を確認後、注文を発注します。

投資信託は営業日の午後3時までに発注すれば、当日もしくは翌日の基準価額で約定します。

海外が休日の場合には、日本が営業日であっても発注できないことがあるので注意しましょう。

購入できるおすすめ会社

金の投資方法④純金積立

おすすめな人

金を積み立てで投資したい人

最低資金

1,000円~

購入できる場所証券会社、貴金属商

メリット

  • 信用リスクがない
  • ドルコスト平均法が生かせる
  • 少額で投資できる

デメリット

  • 利息や配当が出ない
  • 投資期間が長期となる
  • 雑所得で課税される

純金積立は、証券会社や貴金属商などで取り扱っています。

安い時に多く買い、高い時に少なく買うドルコスト平均法が生かせるので人気がある投資方法です。

また、貴金属商で積み立てをすると、金貨やジュエリーに交換することもできます。

一般に金投資では、利息や配当はつきませんが、一部の会社では年1回、残高に応じたボーナスなどを提供するところもあります。

少額から投資できますので、金投資を始めたい初心者向けの投資方法としては、純金積立から始めるのがおすすめです。

購入方法

純金積立を開始するには、純金積立のサービスを提供している会社で口座開設をします。

STEP.1

純金積立を行う会社に口座を開く

STEP.2

毎月の積み立て額を設定する

STEP.3

引き落とし口座の設定をする 

まずは、純金積立を行う会社に口座を開設しますが、既に取引のある証券会社でも、純金積立用に別途口座を開設する手続きが必要です。

口座が開設できたら、毎月の積立金額を設定し、その後、毎月の引き落とし用の銀行口座を登録します。

残高が足りなくて、引き落としができないといったことの無い様に、普段から残高のある口座を設定しましょう。

証券会社であれば、総合口座から振り替えるサービスのある会社もあります。

購入できるおすすめ会社

金の投資方法⑤金先物取引

おすすめな人

金という資産に現物で投資したい人

最低資金

15,000円~(金ミニ)

購入できる場所証券会社、先物会社

メリット

  • レバレッジが効かせられる
  • 取引参加者が多い
  • 売り、買い、どちらからでも入れる

デメリット

  • 期限が定められている
  • 雑所得として課税される
  • 為替相場の影響を受ける

金先物は、一定の証拠金を入れれば、その何倍もの金額が取引できます。

2022年2月18日の金の店頭小売価格は7,761円でしたので、100g購入するためには、776,100円が必要です。

先物取引では、証拠金15,000円を入金すれば、100gの取引ができるようになるので、50倍のレバレッジがかけられることになります。

売りと買いのどちらからでも取引に参加できます。

ただし相場が思っていた方と反対に動けば、足りなくなった資金を入金しなければなりません。

それだけリスクが大きくなりますので、初心者のうちは、手を出さない方が良い投資方法でしょう。

購入方法

取引を行いたい会社に口座を開設して、資金を送金し、注文を出すという手順は、ほかの商品と変わりはありません。

STEP.1

 取引会社に口座を開く

STEP.2

買い付ける資金を送金する

STEP.3

注文を出す

大手ネット証券会社の中で東京商品取引所の会員になっているのは、楽天証券のみです。

またSBI証券は、くりっく株365という制度の中で、金のCFD取引ができます。

先物とCFDの違いは、先物は現物の受け渡しが可能(ミニ取引は差額決済のみ)ですが、CFD取引は差額決済のみという点になります。

購入できるおすすめ会社

低リスクな投資方法なら純金積立をおすすめする理由

金の投資方法について紹介してきましたが、初心者が少額で始めるのであれば、純金積立がおすすめです。

特にリスク分散として金の保有を考えるのであれば、高い時に少なく買って、安い時に多く買えるドルコスト平均法が生かされる積立投資が最適です。

ドルコスト平均法とは

価格が変動する金融商品を常に一定の金額で、時間を分散して定期的に買い続ける手法。

価格変動リスクを低減させる効果がある。

また、純金積立は1,000円から開始することができるので、少ない資金でもスタートすることができます。

純金積立のおすすめ証券会社
証券会社名楽天証券SBI証券
積立金額1,000円以上
1,000円単位
手数料
(税込)

\業界最安値/

購入金額×1.65%

特徴純金積立以外にも金投資のラインナップが豊富取引手数料の1%がTポイント・Pontaポイントで還元
公式サイト公式公式

まとめ

金は昔から取引の決済手段として使われ、現在でも世界中でその価値が認められています。

取引を行うには5つの方法があり、投資家の好みで選択することができます。

ただし現物と純金積立の譲渡損益は、一般の譲渡損益、金関連投資信託と金ETFの譲渡損益は株式等の譲渡損益、金先物は先物等の譲渡損益と、それぞれカテゴリーが異なっていますので、利益が出た際には注意して申告等を行いましょう。

初心者が開始するのであれば、少額から始められる純金積立がおすすめです。

金相場の動きや取引の仕組みが分かってきたら、リスク許容度に合わせて他の方法を使ってみるのもいいでしょう。

資産分散の1つとして、ぜひ金投資を考えてみてください。

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