仮想通貨取引所10社のスプレッドを徹底比較!コストをおさえる3つのコツ
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- 仮想通貨のスプレッドが狭い取引所はどこだろう?
- スプレッドの狭さだけで取引所を選んでいいのかな…
国内事業者の中で、特にスプレッドが狭く設定されている取引所(販売所)のおすすめランキングは以下の通りです。
仮想通貨取引所名 | ビットコイン | イーサリアム | リップル | 3つのスプレッドの平均値 |
---|---|---|---|---|
1位 | 5.0% | 4.9% | 2.7% | 4.2% |
2位 | 4.8% | 4.4% | 4.4% | 4.5% |
3位 | 4.8% | 4.8% | 4.8% | 4.8% |
4位 | 4.9% | 4.9% | 5.0% | 4.9% |
5位 | 4.5% | 6.8% | 8.7% | 6.6% |
6位 | 5.9% | 6.8% | 8.7% | 7.1% |
7位 | 5.8% | 6.7% | 9.5% | 7.3% |
8位 | 5.7% | 7.0% | 10.6% | 7.7% |
9位 | 10.6% | 13.0% | - | 11.8% |
【ランキング外】 DMM Bitcoin | 3.9% | 3.9% | 3.9% | 3.9% |
※スプレッドはすべて販売所のものであり、取引所のスプレッドとは異なる
※スプレッド調査は2024年10月28日に実施
この記事では、仮想通貨取引時のコストを最小限にするため、スプレッドが狭くコストが低い仮想通貨取引所や、取引コストをおさえるコツを解説します。
2024年10月28日時点の情報を掲載しています。
サービスの都合上「仮想通貨」「暗号資産」という言葉を併用する場合がありますが、どちらも同じ意味です。
本記事では、以下の一覧に記載されている、金融庁・財務局から暗号資産交換業者として登録を受けている業者のみ紹介します。
暗号資産交換業者一覧
スキラージャパン株式会社 代表取締役 / スキラージャパン株式会社
監修者伊藤亮太
伊藤亮太は「スキラージャパン株式会社」の取締役を務めるFP(ファイナンシャル・プランナー)。
慶應義塾大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻を修了しており、在学中にCFP®を取得。
その後、証券会社にて営業・経営企画・社長秘書・投資銀行業務に携わる。
現在は富裕層個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランの提案・策定・サポート等を行う傍ら、資産運用に関連するセミナー講師や講演を多数行う。
▼書籍
7日でマスターNISA&iDeCoがおもしろいくらいわかる本
図解即戦力 金融のしくみがこれ1冊でしっかりわかる教科書
ゼロからはじめる! お金のしくみ見るだけノート
株で勝ち続けるための 上がる銘柄選び黄金ルール87
など株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。
■書籍
初心者でもわかる!お金に関するアレコレの選び方BOOK
■保有資格
KTAA団体シルバー認証マーク(2023.12.20~)
■許認可
有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788)
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スプレッドが狭い仮想通貨取引所10選
仮想通貨の取引で効率よく利益を上げるためには、なるべくスプレッドによるコストをおさえることが大切です。
スプレッドが狭い仮想通貨取引所10選を比較してランキング化しました。
仮想通貨取引所名 | 3つのスプレッドの平均値 |
---|---|
1位 | 4.2% |
2位 | 4.5% |
3位 | 4.8% |
4位 | 4.9% |
5位 | 6.6% |
6位 | 7.1% |
7位 | 7.3% |
8位 | 7.7% |
9位 | 11.8% |
【ランキング外】 DMM Bitcoin | 3.9% |
1位:BitTrade
スプレッド(販売所) | ・ビットコイン:5.0% ・イーサリアム:4.9% ・リップル:2.7% |
---|---|
取引手数料 | 【販売所】無料(スプレッドあり) |
入金手数料 | 無料 ※振込手数料はユーザー負担 |
出金手数料 | 330円 ※仮想通貨で支払う場合は銘柄による |
取扱銘柄数 | 39銘柄 |
最小取引単位(BTC) | 0.0001BTC |
BitTrade(ビットトレード)は「ビットトレード株式会社」が運営する仮想通貨取引所です。サービス開始以来ハッキング0件、仮想通貨はネット接続のないコールドウォレットで管理されているなど、安全面で定評があります。
また、取扱銘柄数が38と比較的多く、多種多様な仮想通貨を取引できる点も魅力です。
BitTradeの取引所形式では、ビットコインが手数料無料で取引でき、コストを気にせずにビットコインの売買が可能です。
また、BitTradeの取引所形式では、ビットコイン以外の銘柄についても期間限定のキャンペーンで取引手数料が0%になることもあります。
低コストで取引できるチャンスですので、ぜひ定期的にキャンペーン情報をチェックしてみましょう。
BitTradeの公式サイトはこちら
2位:GMOコイン
スプレッド(販売所) | ・ビットコイン:4.8% ・イーサリアム:4.4% ・リップル:4.4% |
---|---|
取引手数料 | 【販売所】無料(スプレッドあり) |
入金手数料 | 無料 ※振込手数料はユーザー負担 |
出金手数料 | 無料 ※大口出金の場合は400円 |
取扱銘柄数 | 26銘柄 |
最小取引単位 (BTC) | 0.0001BTC |
GMOコインは、スプレッドの狭さに加えて、入出金手数料が無料であることが特徴です。
クイック入金ではGMOコイン側が手数料を負担してくれるため、コストを気にせずリアルタイムで入金が行えます。
入出金の都度発生する手数料は、回数を重ねると利益を圧迫する要因にもなるので、無料で資金移動ができる点はトレーダーにとって大きな魅力です。
またGMOコインでは、通常の売買とは別に「つみたて暗号資産」のサービスを取り扱っています。
つみたて暗号資産とは毎日もしくは毎月仮想通貨を積み立てていくサービスで、自動で仮想通貨を購入してくれるメリットがあります。
つみたて暗号資産は500円からスタートできますので、「購入するタイミングが分からない」という人は利用してみるとよいでしょう。
なお、つみたて暗号資産での購入時は販売所と同様のスプレッドが適用されるため、他の取引所と比較しても安価なコストで積立投資が可能です。
GMOコインの公式サイトはこちら
3位:bitbank
スプレッド(販売所) | ・ビットコイン:4.8% ・イーサリアム:4.8% ・リップル:4.8% |
---|---|
取引手数料 | 【販売所】無料(スプレッドあり) |
入金手数料 | 無料 ※振込手数料はユーザー負担 |
出金手数料 | 550/770円(3万円以上) |
取扱銘柄数 | 38銘柄 |
最小取引単位 (BTC) | 0.0001 BTC |
bitbank(ビットバンク)は、国内最大級の仮想通貨取引所のひとつです。ビットコインとイーサリアム、リップルのメジャーコインのスプレッドがいずれも4.8%であり、取引にかかるコストが分かりやすいのが特徴です。
また、取扱銘柄が38種類と豊富な点も魅力的だといえます。メジャーコインだけでなくマイナーコインも多く取り扱っているので、「アルトコインをメインに投資したい」という人にも便利な取引所です。
なお、仮想通貨の長期保有を前提としている人は、レンディングサービスの利用も検討してみましょう。
レンディングサービスとは、保有している仮想通貨を取引所へ貸し出すことで利回りを得るサービスです。
bitbankでは最大年率5%のレンディングサービスを取り扱っており、取り扱っている銘柄はすべて貸し出すことができます。
長期保有して値上がり益を狙いたい仮想通貨は、レンディングによって利回りを得るのもよいでしょう。
bitbankの公式サイトはこちら
4位:SBI VCトレード
スプレッド(販売所) | ・ビットコイン:4.9% ・イーサリアム:4.9% ・リップル:5.0% |
---|---|
取引手数料 | 【販売所】無料(スプレッドあり) |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
取扱銘柄数 | 24銘柄 |
最小取引単位(BTC) | 0.00000001BTC |
SBI VCトレードは、大手金融グループであるSBIグループが運営する仮想通貨取引所です。
仮想通貨取引所を利用する際は、運営元の健全性についても重視しなければなりません。万が一、取引所の運営企業が経営破綻した場合は、預けていた資金が返ってこない可能性があるためです。
その点SBI VCトレードは、東証プライム市場に上場している「SBIホールディングス株式会社」の傘下に置かれていることから、トレーダーも安心して利用できるといえます。
また、SBI VCトレードでは通常の売買取引に加えて、レンディングやステーキング、レバレッジ、積立など多くの取引方法が用意されています。
最初は取引の流れが簡潔な販売所形式が分かりやすいかもしれませんが、取引に慣れてきたらレバレッジ取引など他の取引方法にチャレンジしてみるのもよいでしょう。
SBI VCトレードの公式サイトはこちら
5位:BITPOINT
スプレッド(販売所) | ・ビットコイン:4.5% ・イーサリアム:6.8% ・リップル:8.7% |
---|
BITPOINT(ビットポイント)は、SBIホールディングス株式会社の100%子会社である「株式会社ビットポイントジャパン」が運営している仮想通貨取引所です。
5位のSBI VCトレードと同様に、大手金融グループのSBIグループの傘下企業が運営している点は、トレーダーにとって安心できるポイントといえます。
また、BITPOINTはステーキングが手数料無料で利用できることも特徴です。
ステーキングとは、仮想通貨を保有してブロックチェーンのネットワークに参加することで報酬を受け取れるサービスです。
BITPOINTでは「コスモス(ATOM)」「カルダノ(ADA)」「イーサリアム(ETH)」「トロン(TRX)」など7銘柄のステーキングに対応しており、最大16.8%の報酬を受け取れます。
「売買以外で利益を得たい」という人は、ステーキングで利益を得ることもひとつの方法です。
BITPOINTの公式サイトはこちら
6位:Coincheck
スプレッド(販売所) | ・ビットコイン:5.9% ・イーサリアム:6.8% ・リップル:8.7% |
---|
Coincheckの取引所形式では、ビットコインを手数料無料で売買できます。
通常、取引所形式ではMaker、Takerそれぞれに手数料が定められていることが一般的ですが、Coincheckではいずれも手数料が0%です。
「将来的には取引所形式に移行したい」と考えている人は、ビットコインが手数料無料で売買できるCoincheckを検討してみましょう。
また、Coincheckは「Coincheckでんき」や「Coincheckガス」などインフラ関連サービスを展開しています。
これらのサービスでは、電気代やガス代の決済によってビットコインが付与されるだけでなく、保有しているビットコインで公共料金を支払うことも可能です。
Coincheckの公式サイトはこちら
7位:bitFlyer
スプレッド(販売所) | ・ビットコイン:5.8% ・イーサリアム:6.7% ・リップル:9.5% |
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bitFlyer(ビットフライヤー)は、ビットコイン(BTC)の取引量が8年連続1位(※)の取引所です。
※ 参照元:bitFlyer公式サイト
入金手数料については、住信SBIネット銀行からのクイック入金が手数料無料となっており、提携先の金融機関を利用することで取引にかかるコストを削減できます。
また、1円から取引できることもbitFlyerの特徴です。
仮想通貨は損失のリスクが伴う取引ではありますが、少額取引ならチャレンジしやすいのではないでしょうか。
「仮想通貨に興味があるけどなかなか一歩が踏み出せない」という人は、bitFlyerなど少額投資ができる取引所を使って、取引を始めてみるのがおすすめです。
bitFlyerの公式サイトはこちら
8位:LINE BITMAX
スプレッド(販売所) | ・ビットコイン:5.7% ・イーサリアム:7.0% ・リップル:10.6% |
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LINE BITMAXは、LINEヤフーグループが運営する仮想通貨取引所です。LINEは2023年にYahoo!・Zホールディングスとの合併を発表しており、2025年4月末にはLINE Payがサービスを終了します。
こうした動向から「LINE BITMAXも終了してしまうのでは?」という懸念もありましたが、現時点ではその予定はなく、通常通り新規口座開設者向けのキャンペーンを実施しています。
LINE BITMAXの大きな魅力は、LINEアプリ上で取引ができる取引の手軽さやシンプルさです。
「まずは手軽にメジャーなビットコインなどを購入してみたい」という人は、LINEアプリから手続きしてみてはいかがでしょうか。
LINE BITMAXの公式サイトはこちら
9位:Zaif
スプレッド(販売所) | ・ビットコイン:10.6% ・イーサリアム:13.0% ・リップル:取り扱いなし |
---|
Zaifは、株式会社カイカエクスチェンジが運営する仮想通貨取引所です。
Zaifの大きな特徴は、自動売買のシステムが利用できることです。自動売買とは、あらかじめ設定したルールに基づいて自動で仮想通貨を売買するサービスを指します。
仮想通貨市場は24時間365日オープンしているため、「夜寝ている間に相場が急変していた」ということも珍しくありません。
相場の下落に気が付かなければ、損切りのタイミングを逃してしまうこともあるでしょう。
しかし、自動売買を利用すれば「◯%下落したら売却する」といったルールに従って売買を行ってくれるため、マーケットを注視していないときでも取引のタイミングを逃しません。
なお、Zaifの自動売買では、取引所形式の「Orderbook Trading」の価格を基準に取引が行われます。販売所のスプレッドとは異なる点にご注意ください。
Zaifの公式サイトはこちら
ランキング外:DMM Bitcoin
2024年5月31日に、DMM Bitcoinにてビットコイン(BTC)の不正流出が検知されたため、現在新規口座開設の審査が停止しています。
>【重要】暗号資産の不正流出発生に関するご報告(第一報)❘ DMM Bitcoin公式サイト
なお、サービス内容自体は高く評価することができるため、「ランキング外」という形で掲載自体は継続しています。
スプレッド(販売所) | ・ビットコイン:3.9% ・イーサリアム:3.9% ・リップル:3.9% |
---|---|
取引手数料 | 【販売所】無料(スプレッド) |
入金手数料 | 無料 ※振込手数料はユーザー負担 |
出金手数料 | 無料 |
取扱銘柄数 | 38銘柄 |
最小取引単位(BTC) | 0.0001BTC |
DMM Bitcoinでは、販売所形式による取引のほかに「BitMatch取引」という形式を取り扱っています。
BitMatch取引とは、各ユーザーの「売りたい」「買いたい」という需要をDMM Bitcoinが仲介する取引です。
マッチングするのはユーザー同士の注文ですが、取引の相手となるのはユーザーではなくDMM Bitcoinです。販売所形式と取引所形式をハイブリッドしたものだと考えると分かりやすいでしょう。
BitMatch取引では、DMM Bitcoinが提示する仲値で売買が行えるため、販売所形式のようにスプレッドを気にしなくてよいメリットがあります。
他の業者では取り扱っていない珍しい取引方法ですので、販売所形式での取引に慣れてきたらBitMatch取引も利用してみるとよいでしょう。
また、DMM BitcoinではLINEアプリで問い合わせができることも特徴です。
いつも使っているアプリから気軽に不明点をたずねられるため、初めて仮想通貨取引にチャレンジする人でも安心して利用できます。
DMM Bitcoinの公式サイトはこちら
※DMM Bitcoinは、現在新規口座開設の審査を停止しています。
仮想通貨のスプレッドについておさえておきたいポイント
仮想通貨取引を行うときは、下記の点を理解しておくことが大切です。
仮想通貨のスプレッドは「コスト」
仮想通貨のスプレッドとは「買値と売値の差額」で、トレーダーが実質的に負担するコストのことです。
たとえば、ある銘柄の購入価格が12万円、売却価格が10万円の場合、その差額(スプレッド)は2万円となります。
多くの取引所では売買にかかる手数料を無料としていますが、トレーダーにスプレッドを負担してもらうことにより収益を得ています。
スプレッドは各取引所が独自に定めているため、コストをおさえるためには、複数の取引所を比較してよりスプレッドの狭い取引所を利用することが大切です。
仮想通貨の取引所と販売所、コストが小さいのは「取引所」
仮想通貨の売買には、「取引所形式」と「販売所形式」の2種類の取引方法があります。
形式 | 概要 |
---|---|
取引所形式 | ユーザー同士で直接売買を行う |
販売所形式 | 運営事業者を相手に売買を行う |
取引所形式と販売所形式には、それぞれ次のようなメリット・デメリットがあります。
形式 | メリット | デメリット |
---|---|---|
取引所形式 | コストがおさえやすい | 取引が成立しないことがある |
販売所形式 | 取引が成立しやすい | コストが高い傾向にある |
取引所形式では、スプレッドが発生しない代わりに取引手数料がかかりますが、販売所形式のスプレッドによるコストと比較すると安価であることが一般的です。
ただし、取引所形式ではユーザー同士が直接取引を行うため、「買いたい」「売りたい」という需要と供給が一致しなければ、取引が成立しないことも少なくありません。
一方、販売所形式は売買したい数量を入力するだけで取引が行えるので、初心者でも手軽に売買しやすいメリットがあります。
しかし、取引にはスプレッドが発生するため、コストの大きさには十分注意しなければなりません。
仮想通貨取引を始める際は販売所形式から取り組み、徐々に取引に慣れてきたら取引所形式へ移行していくとよいでしょう。
仮想通貨のスプレッドの算出方法
仮想通貨のスプレッドは「購入価格 - 売却価格」によって算出します。
たとえば、ビットコインの購入価格(買値)が420万円、売却価格(売値)が400万円の場合、スプレッドは20万円です。
スプレッドの算出方法
420万円(購入価格)-400万円(売却価格)=20万円(スプレッド)
スプレッドは市況によって常に変動するため、取引時は「今のスプレッドはどれくらいか」を確認したうえで売買するようにしましょう。
また、同じタイミングで取引する場合であっても、各取引所によってスプレッドが異なります。
仮想通貨取引でコストをおさえるためのコツ3つ
仮想通貨の取引で全体のコストをおさえるためのコツを3つ紹介します。
仮想通貨取引でコストをおさえるためのポイント
複数の取引所を使い分ける
スプレッドによるコストをおさえるためには、複数の取引所を使い分けることも有効です。
仮想通貨のスプレッドは市況によって変動しているため、「常にスプレッドが狭い」という取引所はありません。
たとえば、同じビットコインを取引するときでも「昨日はA取引所のスプレッドが狭かったけど、今日はB取引所のスプレッドが狭い」ということも十分起こり得ます。
少しでもコストをおさえるために、1つの取引所だけを使うのではなく、状況をみながら複数の取引所を使い分けることも検討しましょう。
市場の変動が大きいときは取引を控える
スプレッドは市況によって変動しますが、特に次のようなタイミングで広がりやすくなります。
- 仮想通貨に関するネガティブなニュースが出て価格が下落する
- 著名人の発言などによって価格が急騰する
- コインの流動性が低い
「価格が急落した」もしくは「急騰した」というニュースを目にすると、「取引のチャンスでは?」と思いがちですが、値動きが大きいときはその分コストがかかることも考えられます。
よりスプレッドによるコストをおさえるためには、市場の変動幅が大きいときは取引を控えるようにしましょう。
入出金手数料が安い取引所を利用する
仮想通貨取引所では入出金手数料が定められており、入出金を行うたびに都度手数料が発生します。
もし無計画に入出金を繰り返すと、その都度手数料がかかってしまい、仮想通貨で得た利益を圧迫しかねません。
「取引に必要な金額はまとめて入金しておく」など、なるべく入出金の回数を抑えることが大切です。
中には、「提携先金融機関からの入出金は無料」など手数料が優遇されるケースもありますので、複数の取引所を比較してよりコストをおさえられる取引所を選びましょう。
よくある質問
仮想通貨とFXのスプレッドは同じ意味ですか?
どちらも「買値」と「売値」の差額を示す、同じ意味で用いられる言葉です。
仮想通貨とFXの「スプレッド」は、同じ意味で使われています。
ただしFXでは「固定スプレッド」を採用している業者も多く、原則一定のスプレッドが適用されるのが一般的です。
一方、仮想通貨のスプレッドは変動制であることが多く、市況によって適用されるスプレッドが異なります。
スプレッドはいつ差し引かれますか?
購入・売却を行うタイミングで差し引かれます。
スプレッドによるコストはすでに購入価格や売却価格に上乗せされていて、売買の注文が約定したタイミングでコストを負担することになります。
スプレッドをより狭くする方法はありますか?
スプレッドが原則かからない取引所形式での売買を検討してみましょう。
仮想通貨の取引には「取引所形式」と「販売所形式」の2種類の形式がありますが、ユーザー同士が直接売買する取引所形式ではスプレッドが原則発生しません。
その代わりに取引手数料がかかりますが、販売所でのスプレッドに比べると安価であることが一般的です。
まとめ
仮想通貨取引所名 | 3つのスプレッドの平均値 |
---|---|
1位 | 4.2% |
2位 | 4.5% |
3位 | 4.8% |
4位 | 4.9% |
5位 | 6.6% |
6位 | 7.1% |
7位 | 7.3% |
8位 | 7.7% |
9位 | 11.8% |
【ランキング外】 ※新規口座開設の審査が停止中 | 3.9% |
仮想通貨の取引において、トレーダーは「スプレッド」と呼ばれる実質的なコストを負担しています。
スプレッドは市況によって常に変動しており、その幅は取引所によってさまざまです。
スプレッドの幅は取引で得られる利益にも直結しますので、効率よく利益を得るためにはなるべくスプレッドが狭い取引所を選ぶことが大切です。
口座開設を行う際は、ぜひ本記事で紹介した取引所を参考に、よりコストが抑えられる取引所を利用しましょう。