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楽天銀行デビットカードはお得?メリット・デメリットを解説

最終更新日:

楽天銀行デビットカード
専門家:

菊地崇仁

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楽天銀行デビットカードは、1.0%の高還元率で楽天ポイントが貯まり、タッチ決済にも対応している便利でオトクに使えるデビットカードです。

楽天ポイントを貯めたいけど、クレジットカードの利用に抵抗のあるかたや、クレジットカードの審査に不安ががあるかたも安心して作ることができます。

この記事では、クレジットカードを使わずに楽天ポイントが貯まる、楽天銀行デビットカードについて紹介していきます。

菊地崇仁

菊地崇仁 / クレジットカード専門家

【専門家の解説】

楽天銀行デビットカードは年会費が無料還元率が1%とデビットカードにしては非常にお得なカードです。

国際ブランドを選べないことも多いですが、楽天銀行デビットカードの場合はVisaMastercardJCBから選択もできます。
それでいて、基本的には審査も不要
審査になかなか通らないと言う方でも簡単に申し込みでき、楽天ポイントをたくさん貯められます。

ただし、楽天銀行デビットカードは楽天市場などでポイントアップするプログラム「SPU」の対象ではないため、やはり楽天ポイントを多く貯めたいのであれば楽天カードが必須です。

なお、楽天カードは楽天銀行引落でSPUの+1倍があるため、楽天銀行を保有している人も多いと思います。
楽天カードとは別の国際ブランドである楽天銀行デビットカードを保有しておくと、何かあったときにも便利です。

菊地崇仁
菊地崇仁

株式会社ポイ探 代表取締役

SNSXSNS

1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。

2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。

約100枚のクレジットカードを保有、年間約150万円の年会費を支払っている、まさにクレジットカードの専門家。
一般カードからプラチナカードまで幅広い層のカードを実際に保有・利用し、日々様々なメディアにて、使った人にしか分からない信用できる情報提供を行っています。所有されているすべてのカードを月に1度は必ず利用しながら、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。

三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。

【主な著書】
新かんたんポイント&カード生活 (自由国民ムック)

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まずは基本から!楽天銀行デビットカードの概要

楽天銀行デビットカードとは、その名の通り楽天銀行が発行するデビットカード。

楽天銀行の口座を持っている16歳以上の人であれば新規発行手数料無料で申込可能です。

この章では、楽天銀行デビットカードの概要を紹介していきます。詳しく見ていきましょう。

国際ブランドは3種類

楽天銀行デビットカードの国際ブランドは、下記の3種類から選べます。

    1. VISA
    2. JCB
    3. Mastercard

どの国際ブランドを選ぶかによって、デザインや年会費、付帯サービスなどが異なります。

JCBはデザインが2種類

JCBブランドの楽天銀行デビットカードは、2種類のデザインから選択可能です。

楽天銀行デビットカード(JCB)の特徴

  • デザインが2種類から選べる(通常デザイン or お買い物パンダデザイン)

お買い物パンダデザインがあるのはJCBのみなので、かわいいデザインを求める人はJCBを選ぶといいでしょう。

楽天銀行デビットカード(Visa)にはランクがある

VISAブランドの楽天銀行デビットカードは、ランクが3つあり、ランクによって年会費や付帯サービスが異なります。

年会費ショッピング保険海外・国内旅行傷害保険
楽天銀行ベーシック
デビットカード(Visa)
無料なしなし
楽天銀行シルバー
デビットカード(Visa)
2,200円
(税込)
付帯
(自己負担額5,000円/1事故)
なし
楽天銀行ゴールド
デビットカード(Visa)
5,500円
(税込)
付帯
(自己負担額5,000円/1事故)
最高1,000万円
補償利用付帯

特徴

  • ランクが3種類あり、年会費は異なるがショッピング保険や海外・国内旅行傷害保険を付けることができる

カードのランクを上げることで、クレジットカードと同じような付帯サービスを利用できる点がメリットです。

楽天銀行デビットカード(Mastercard)は1種類でシンプル

Mastercardブランドの楽天銀行デビットカード(Mastercard)の場合、ランクやデザインの選択肢はなく1種類でシンプルです。

特徴

  • ランクやデザインの選択肢はなく1種類でシンプル

海外で使える国が多い国際ブランドなので、海外ATMで現地通貨を引き出すことを予定しているなら、Mastercardブランドがおすすめです。

クレジットカード加盟店で使える

楽天銀行デビットカードは、カードの券面に記載されている国際ブランドの国内外加盟店で支払いに利用できます。

ただし、一部加盟店でデビットカードが使えない場合があるので、全ての加盟店で使える訳ではない点には注意しましょう。

即時引落される    

楽天銀行デビットカードの利用代金は即時払いであり、支払いの都度楽天銀行の口座から引き落されます

クレジットカードのような支払いまでの時間差はありません。

利用限度額は普通預金残高の範囲内です。

また、1日あたりの利用限度額を1,000円単位で任意に設定できますので、使いすぎないよう工夫できます。

ただしガソリンスタンドなど、一部加盟店では後払いとなる場合がある点は押さえておきましょう。

タッチ決済対応

楽天銀行デビットカードは、タッチ決済に対応しています。

タッチ決済は、面倒な暗証番号入力やサインをせずに済み、スピーディーな決済が可能になります。

加盟店が国際ブランドのタッチ決済に対応していれば、タッチ決済で支払えます。

加盟店によって利用可能か異なるため、決済前に確認して使いましょう。

楽天銀行のキャッシュカード機能搭載

楽天銀行デビットカードはデビットカードなので、当然楽天銀行のキャッシュカード機能も付帯しています。

カードの表面にはデビットカードの番号や名義・有効期限などが、裏面には楽天銀行口座番号が記載されています。

キャッシュカード機能で国内提携ATMでの引き出しができるとともに、デビットカード機能を活用すると海外ATMで現地通貨の引き出しも可能。

国内外で買い物だけでなく現金の引き出しにも使えるカードなので、活用の幅が広いです。

楽天ペイのチャージ用口座として設定できる

楽天銀行デビットカードの裏面に記載されている楽天銀行の口座は、楽天ペイのチャージに設定できます

設定しておくことで、スマホ決済としても利用可能です。

楽天ペイのチャージに使える銀行口座は楽天銀行だけですので、他の銀行ではできません。

日々の支払いにできるだけお金やカードを触らずにスマホ決済で済ませたいなら、楽天ペイを活用してみてください。

知って得する!楽天銀行デビットカードの6つのメリット

楽天銀行デビットカードを持つことには、いくつかのメリットがあるので確認しておきましょう。

この章では、楽天銀行デビットカードを持つメリットを紹介していきます。

楽天銀行デビットカードのメリット

カードの利用で楽天ポイントが貯まる

楽天銀行デビットカードを支払いで使うと、利用額100円(税抜)につき楽天ポイントが1ポイント貯まります。

ポイント付与率は、どの国際ブランドであっても変わりません。

海外ATMでの現地通貨の引き出しもデビットカードの取引ではあるものの、ポイントがつくのはJCBのみである点に注意しましょう。

貯まったポイントは、1ポイント=1円として楽天市場の支払いやデビットカードの支払いなどに利用できます。

アプリで利用状況を確認できる

楽天銀行デビットカードでいくら利用したのかは、スマホに楽天銀行アプリを入れておけばその場で確認できます

スマホへのログインは、顔認証や指紋認証などの生体認証に対応しており、セキュリティレベルも高く安心です。

アプリを入れておくことで、口座残高の確認や振込、資産管理などさまざまな手続きができます。

楽天銀行デビットカードを使う機会があるなら、利便性を高くするためには一緒にアプリも活用しましょう。

国際ブランドを選べる

大手銀行が発行しているデビットカードは、国際ブランドはVISAまたはJCBである場合がほとんどです。

例えば三菱UFJ銀行のデビットカードはVISAかJCBであり、選択肢は2種類のみとなっています。

楽天銀行デビットカードなら、Mastercard・JCB・VISAの3種類から選択可能です。

国際ブランドを大手3社から選べるのは、楽天銀行デビットカードならではのメリットと言えます。

セキュリティ対策が充実

楽天銀行デビットカードは不正使用を防ぐためのさまざまな工夫がなされています。

主な対策は下記の通りです。

  • デビットカードの利用時にはメールが届く
  • インターネットショッピングの不正使用防止システム
  • デビットカードの国内・海外に分けた利用制限
  • 1日あたりの利用限度額を設定(1,000円単位)

万が一不正使用されそうになってしまっても、防ぐ仕組みがあるので心配せずに日常使いしやすいです。

海外ATMから現地通貨を引き出せる

楽天銀行デビットカードを持っていると、世界中の現地通貨をその場で引き出せます

海外提携ATMを使って現地通貨を引き出せるので、両替する手間がかかりません。

利用できる海外ATMは、国際ブランドによって異なります。

  • Mastercard:
    Mastercard、cirrus、maestro
  • JCB:
    JCB、cirrus(2019年12月22日以前発行のカード)
  • VISA:
    VISA、PLUS

海外利用を想定しているのであれば、対応しているATMの数が比較的多いMastercardかVISAがおすすめです。

貯まったポイントをデビットカードの支払いに使える

楽天銀行デビットカードの支払いなどで貯めた楽天ポイントの通常ポイントは、デビット利用額に充当可能です。

充当パターンは2種類あり、必要に応じて設定を変えられます。

  • 全てのポイントを利用
  • 設定したポイント数を利用

あらかじめ設定しておくだけで、デビット利用時に自動でポイントを使えて、実質的な割り引きになります。

ここは要チェック!楽天銀行デビットカードの2つのデメリット

楽天銀行デビットカードにはメリットも多いですが、いくつかデメリットもあるので押さえておきましょう。

この章では、楽天銀行デビットカードを持つデメリットを紹介していきます。

楽天銀行デビットカードのデメリット

楽天ポイントカード機能は利用できない

楽天銀行デビットカードを使うと楽天ポイントが貯まります。

しかし、あらかじめ楽天市場へ会員登録し、楽天会員リンク登録で紐づけておくことが前提です。

楽天銀行デビットカードには楽天ポイントカード機能がついていないので、楽天会員リンク登録を済ませていない状態だとポイントは貯まりません。

クレジットカードの楽天カードにはついている楽天ポイント機能とリンクしていないため、楽天銀行デビットカードだと利用できない点は、少し面倒です。

クレジットカードのような付帯サービスがほとんどついていない

楽天銀行デビットカードの基本機能はキャッシュカードです。

クレジットカードではないので、付帯サービスはほとんどありません

国際ブランドでVISAの上位カードを選べば旅行傷害保険はついていますが、年会費がかかるのに補償内容は年会費無料の楽天カード(一般カード)に劣ります。

クレジットカードのような付帯サービスを利用できない点はデメリットと言えます。

楽天銀行デビットカードはこのような人におすすめ

楽天銀行デビットカードはメリットやデメリットを押さえたうえで、活用すると便利です。

この章では、楽天銀行デビットカードがどんな人におすすめなのかを紹介していきます。

楽天銀行デビットカードはこのような人におすすめ

楽天ポイントを貯めている人

楽天銀行デビットカードを支払いに使うと、一般的なクレジットカードと同様ポイントが貯まります

貯まるポイントは楽天ポイントで、100円利用ごとに1ポイント(1円相当)とポイント付与率は高いです。

貯まったポイントはデビットカードの支払いにも活用できます。

楽天ポイントを貯めている人にとって、買い物に使うだけでポイントが貯まる点はメリットが大きいです。

現金主義の人

利用から引き落としまでのブランクがあることや、使い過ぎ心配なことから、クレジットカードを避けて現金主義を貫いている人は多いです。

楽天銀行デビットカードなら基本的に利用したその場で引き落とされるので、現金での支払いと変わりません。

収支の管理がしやすい点から、現金主義の人でも使いやすいです。

海外キャッシングを利用する機会がある人

海外旅行に行った先でキャッシングすると、返済日が遅くなると手数料の負担が思いのほか高くなってしまうことがあります。

楽天銀行デビットカードを持っていると、楽天銀行の口座から現地通貨を引き出せるので、両替手数料やキャッシングに比べて手数料の負担が少なく済みます。

手数料を節約できることで、少しでも現地で使う費用を多くでき、より旅行を楽しめるでしょう。

この章では、楽天銀行デビットカードがどんな人におすすめなのかを紹介してきました。

申し込むかどうかの参考にしてください。

まとめ

楽天銀行デビットカードは、楽天銀行のキャッシュカードなのにクレジットカードと同じように買い物で使える便利なカードです。

カードに記載されている国際ブランドの加盟店であれば支払いに利用でき、利用額は即時引落となります。

楽天銀行の口座を持っている16歳以上であれば申込可能なので、幅広い層が使えるのも魅力のひとつです。

買い物で楽天ポイントが貯まったり、海外ATMで現地通貨を引き出せたりなどさまざまなメリットがある反面、付帯サービスがほとんどついていないなどのデメリットもあります。

イーデス編集部

楽天銀行デビットカードはほとんどが無料かつ活用の幅が広いカードなので、ぜひ使ってみてください。

本記事の編集者について

イーデス編集部

イーデス編集部

専門知識がないと難しい金融商品を、正確で詳しく、わかりやすく伝えるために、記事企画・推敲・構成・編集・情報の更新を行っております。

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