クレジットカードの審査期間はどれくらい?取得までの時間を短くする方法
最終更新日:

『イーデス』は、複数の企業と提携し情報を提供しており、当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、各企業から報酬を受け取ることがあります。ただし当サイト内のランキングや商品の評価に関して、提携の有無や報酬の有無が影響を及ぼすことはございません。
また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。※提携機関一覧
クレジットカードが取得できるまでの期間は、各クレジットカードによってさまざまです。
クレジットカードごとに独自の審査基準を設けているため、同じクレジットカード会社が発行しているカードであっても審査期間が異なる場合もあります。
気になっているクレジットカードがあれば、そのクレジットカードの審査に要する期間や、発行されてから手に入れるまでの期間について知りたくありませんか?
今回は、クレジットカードの審査にどの程度の期間がかかるのか、またその理由について解説していきます。
併せて審査期間をできるだけ短くする方法や、審査期間が短くすむクレジットカードもご紹介していきます。
できるだけ短い審査期間でクレジットカードを手に入れるために、是非参考にしてみてください。
即日発行のクレジットカードについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
株式会社 Money&You 代表取締役 / 株式会社 Money&You
監修者頼藤太希
慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。
女性向けWebメディア『FP Cafe』や月250万PV・200万UUの『Mocha(モカ)』を運営すると同時に、マネーコンサルタントとして、資産運用・税金・Fintech・キャッシュレスなどに関する執筆・監修、書籍、講演などを通して日本人のマネーリテラシー向上に注力している。
▼著作・共著
2022年6月『会社も役所も銀行もまともに教えてくれない 定年後ずっと困らないお金の話』
2021年6月『お金がどんどん増える! あなたにぴったりの投資法が見つかる! マンガと図解 はじめての資産運用』
2022年1月『1日1分読むだけで身につくお金大全100』
2021年1月『1日5分で、お金持ち--誰でもできる、お金の超基本大全』
2022年3月『いちからわかる! FIRE入門 積立投資で目指す 早期リタイア術 いちからわかる!シリーズ』
など多数。
▼保有資格
日本証券アナリスト協会検定会員
ファイナンシャルプランナー(AFP)
日本アクチュアリー会研究会員
気になる内容をタップ
審査から取得までの期間は即日発行~3週間までさまざま
クレジットカードを申し込んでから、実際に手にするまでの期間はクレジットカードによって異なります。
例えば、国際ブランドが同じVisaのカードでも、エポスカードやセゾンカードのように、最速でその日のうちに手に入れられるカードもあれば、三井住友カードのように到着まで1週間を要するカードもあります。
プラチナカードなど、グレードが高く審査が厳しいカードは到着まで2~3週間を要する傾向にあります。
このように、クレジットカードの審査にかかる時間は、クレジットカードごとに異なるため、急ぎの場合は発行までの目安をクレジットカード会社に確認しておくことをおすすめします。
審査から取得までの期間が短い理由
クレジットカードの中には即日発行や翌日発行など、申込後審査から手にするまでの期間がとても短いものがあります。
中にはACマスターカードやセゾンカード インターナショナルなど、即日発行可能なカードも何種類かあります。
上記のようなカードが、どのような理由で審査が短い期間で済むのかを解説していきます。
クレジットカード利用履歴が良好
これまで持っていたクレジットカードの利用履歴に問題がない場合は、比較的審査がスムーズな傾向にあります。クレジットカードの審査は、
- 申し込みの際に申告した内容
- 信用情報機関から取り寄せたこれまでの利用状況
などから判断して、総合的に行われます。
申し込んだクレジットカードが、これまで利用していたものと別の会社のクレジットカードであっても、支払い状況は信用情報機関で情報共有されています。
そのため、これまでのクレジットカードの利用履歴が良好な人は、審査がスムーズに進むので、短い審査期間で済む傾向にあります。
クレジットカードの審査については、下記の記事も参考にしてみてください。
機械的なチェックによる審査のスピード化
クレジットカードの審査は機械審査が多くなっているため、審査期間が短くなっています。
即日発行されるような審査期間の短いカードは、web申し込み後数時間で審査を行い、所定の場所でクレジットカードを受け取る、という形式がとられています。
大半を機械化することで事務手続き上必要であったかなりの手間が削減されています。
審査には機械が判断できないこともあるため人の目で判断する部分もありますが、住所・氏名・生年月日等の照合など、機械的にできる部分は自動化されていることがほとんどです。
このように、機械でスピーディーに申込内容がチェックされることによって、短い審査期間でのカード発行が可能になっています。
審査から取得までに時間がかかる理由
クレジットカードの種類や、申し込んだ人の信用状況によっては、クレジットカードを発行できるまでに2・3週間要する場合があります。
もともと審査や発行に時間がかかるカードには下記のようなものがあります。
- ゴールドカード、プラチナカードなどステータスカード
- クレジットカードに電子マネーなどほかの機能も搭載されたカード
これ以外にも、比較的審査が早いはずのクレジットカードでも、時間がかかることがあります。
どのような理由で審査から取得までに時間がかかるのかを見ていきます。
問題があるクレジットカード利用履歴の審査
申込者の過去の利用履歴に何らかの問題があった場合は、審査に時間がかかる傾向があります。
クレジットカードは、クレジットカード会社が利用者に代わって支払いを立て替えている仕組みです。
立て替えたお金を回収できなければ事業継続に影響が出るため、何らかの問題がある人に対しては慎重に審査を進める必要があります。
そのため、下記のような場合に審査に時間がかかる傾向があります。
- これまでに返済遅延、滞納履歴、金融事故がある→返済できないリスクが高くなる
- 短期間(目安6ヶ月以内)に複数枚のカードを申し込む→お金に困っている人がキャッシングを繰り返し、返済できなくなるリスクがある
このように、返済・申込などの利用履歴に問題がある人は、慎重に審査を進める必要があるため、問題のない人に比べると審査に時間がかかります。
申込者本人の申込内容と事実に相違がある場合の調査
申込内容と事実が異なる場合も調査が必要になるため審査に時間がかかります。
下記のような場合が考えられます。
- 入力ミス
- 虚偽申告
入力ミスがないかどうか気を付けるのはもちろんですが、故意に虚偽申告をしたのか単なるミスなのかを判断するために時間を費やすこととなるため時間がかかります。
申込内容と事実に相違がなくても、下記のような場合は相違があるとみなされ、審査に時間がかかる場合があります。
- 信用情報機関の情報と一致しない(引越・転職したばかり、など)
- 在籍確認がとれない
支払い能力があるかどうか判断するためには、本当に勤務しているのかどうか確認するのが判断基準の一つになるので、上記の場合は慎重に審査を進める傾向があり、時間がかかります。
このように、審査から取得までにかかる時間は機械化などで速くなっています。
クレジットカードの利用履歴に問題がなければ、早く手に入れることが可能なカードもあります。
ただし、利用履歴に問題があったり、申込内容と事実に相違があったりする場合には、時間がかかることもあります。
次の章では、少しでも早くクレジットカードを取得するためにはどうしたらいいのかを解説していきます。
クレジットカード取得までの時間を少しでも短くする方法

クレジットカードは申込から届くまで1~2週間かかることがほとんどですが、申し込みの時に少し手間をかけたり工夫したりすることで、早く手に入れることができます。
どうすれば早く手に入れられるのかを解説していきます。
オンラインで申し込む
クレジットカードの申し込みをオンラインで行うことで、申し込みから受取までの時間を短縮することができます。
申込用紙に記入する方法と比べて、インターネット経由であればクレジットカード会社が申込内容を入力する手間が省けるため、申し込んだらすぐに審査スタートできるからです。
例えばセゾンカードを発行できるセゾンカウンターでは、カウンターでの申し込みも受け付けています。
しかし、即日発行したい人にはインターネットで申込手続きを行った後にカウンターで受け取るようにアナウンスされています。
このように、少しでも早くカードを受け取りたい時には、オンラインで申し込むのがおすすめです。
申込内容に間違いがないか徹底チェック
申込内容には、入力・記入ミスがないかどうか、徹底的にチェックを行うことが必須です。
事実と異なる部分がある場合、記入ミスかどうかを確かめるために時間を要してしまうからです。
オンラインで申し込む場合は、入力時に間違いがないか気を付けましょう。予測変換の選択ミスも起こりやすい誤りです。
紙の申し込み用紙で申し込む場合は、記入ミスに気を付けましょう。オンラインであればエラーで知らせてくれる記入漏れも、手書きであれば起こりやすいです。
どちらの申し込み方法を選ぶにせよ、記入・入力後に誤りがないか目視で何回か徹底的にチェックをすることが重要です。
そのひと手間をかけることで、カード会社の審査がスムーズに進むため、少しでも早くクレジットカードが発行できます。
キャッシングは0円にしておく
キャッシング希望枠の記入欄がある場合、0円にしておくのがおすすめです。
通常クレジットカードには、キャッシング枠も付帯していることがほとんどなので、カード発行時にはクレジットカードの審査とキャッシングの審査両方が行われます。
キャッシングの利用希望枠を0円にしておくことで、クレジットカードの審査だけで済むため審査が早く進み、早くクレジットカードを受け取ることができます。
引き落とし口座設定をしておく
クレジットカードを早く発行したい場合は、申込の際に引き落とし口座設定を済ませることをおすすめします。
クレジットカード会社が一番恐れているのは貸し倒れですが、口座設定をあらかじめ済ませておくことで、そのリスクが少なくなるからです。
口座設定は、インターネットバンキングに契約していれば、オンラインでできる場合が多いです。
このように、あらかじめ引き落とし口座設定しておくことは、クレジットカードの発行が早くなる条件の一つです。

頼藤太希 / マネーコンサルタント
本記事の中で「キャッシングの利用希望枠を0円にしておくことで、早くクレジットカードを受け取れる」とありましたが、その理由としては、キャッシングを希望した場合、クレジットカードの審査とは別に、キャッシング枠の審査は貸金業法に基づいて行われるからです。
よって、早く手元にクレジットカードが欲しいならキャッシング枠は0円にしておきましょう。
また、申し込み時の利用限度額を30万円以下にしておくと、審査が早くなります。
割賦販売法によりカードの入会審査で「支払可能見込額」をチェックすることが義務付けられているためで、支払可能見込額を超えた契約はできないようになっています。
通常、この支払可能見込額の調査に時間がかかるのですが、例外として、限度額が30万円以下のクレジットカードは、原則として支払可能見込額の調査が免除されます。
今回紹介した条件をまとめると、一番早くクレジットカードを発行できる条件は、オンラインで入力ミスなく申し込みを行い口座設定も済ませてキャッシング枠は0円にしておくことです。
このような条件をふまえて、次の章では短期間で手にすることができるクレジットカードをご紹介していきます。
カードを手にするまでの期間が短いクレジットカード3選

クレジットカードの種類によっては、即日や翌日に受け取ることが可能なものがあります。
年会費無料のものからゴールドカードまで、比較的早く受け取れるクレジットカードをご紹介していきます。
セゾンカードインターナショナル
セゾンカードインターナショナルは、学生でも申込可能なクレジットカードです。webであらかじめ申し込んで全国のセゾンカウンターで即日受け取りが可能です。
メリット
- 国際ブランドをVISA・Mastercard®・JCBから選べる
- 年会費永久無料
- 永久不滅ポイントでポイント投資もできる
デメリット
- セゾンカウンターは全ての都道府県にあるわけではない(郵送の場合3営業日必要)
セゾングループでの付帯サービスも多く、ポイントの有効期限を気にしたくない人におすすめです。
SAISON CARD Digital
SAISON CARD Digitalは、最短5分でスマホの専用アプリにデジタルカードを発行することができます。
24時間いつでも好きな時に申し込めますが、21時半以降になると審査結果の通知が翌日になるといわれていますので、この点に注意しましょう。
後日、完全ナンバーレスのプラスチックカードが郵送で届きます。券面に番号や有効期限などカード情報ぼ記載が一切無いので、第三者による盗み見やスキミングの心配がほとんどいりません。
メリット
- 最短5分でスマホにデジタルカードが発行できる
- 完全ナンバーレスのプラスチックカードも利用できる
- Visa・Mastercard®・JCB、AMEXと選べる国際ブランドが豊富
- 年会費永久無料
- 有効期限のない永久不滅ポイントが貯まる
デメリット
- プラスチックカードは即日発行ではない
(デジタルカード発行後、最短3営業日で郵送される)
審査に比較的通りやすいといわれているカードですので、審査通過に自身のない方も要チェックのカードです。
海外保険付帯で海外旅行向きのエポスカード
海外旅行傷害保険が利用付帯で付いているエポスカードも最短で即日受け取りが可能なカードです。
百貨店であるマルイの発行しているクレジットカードで、webで申し込みをすると、結果がメールで届きマルイの店舗内のカウンターで受け取り可能です。
口座設定を希望する場合は受け取りの際に設定を行いますが、窓口払いも選べます。
メリット
- 年会費無料
- 窓口払いも選択可能
- 利用付帯で海外旅行傷害保険が最高3,000万円、疾病・治療費が最高270万円付帯
- マルイで優待を受けられる
- 学生も申込可能
デメリット
- 店舗がある都道府県が限られている
- nanacoなど非対応の電子マネーがある
即日発行で受け取るためにはマルイがある都道府県まで出向くことが必要なので少し不便ですが、近くにマルイの店舗があり、利用する機会がある人にとってはメリットが大きいカードです。
最速即日発行可能!ACマスターカード
ACマスターカードは消費者金融であるアコムが発行しているクレジットカードで、審査の回答までがとても速いのが特徴です。
事前にwebから申し込みをしておくと、最速20分で結果が届きます。
審査に通過すると、営業時間内であれば、全国にある無人契約機でカードを受け取ることができます。
アコム営業時間(一部例外あり) | |
---|---|
無人契約機(むじんくん) | 9:00~21:00 |
メリット
- 審査回答まで最短20分
- 早朝から深夜まで受け取り可能
- 全国の47都道府県に無人契約機がある
- 利用金額(売上金額)の0.25%キャッシュバック
デメリット
- 利用限度額が一定額を超えると収入証明が必要なため発行まで時間がかかる場合がある
- 銀行口座引き落としに対応していない
- 返済方法によっては手数料が発生する
- 翌月一括払い以外の金利がとても高い
- ポイントが付与されない
平日日中仕事をしている人でも仕事の前後に受け取り可能なのは大きなメリットです。
急ぎでクレジットカードを必要としている人におすすめです。
このように、即日発行できるカードはいくつかありますが、即日受け取りができるかどうかは、生活範囲にカウンターがあるかどうかが重要になってきます。
カードごとの特徴も大事ですが、どうしても急ぎで必要な場合は、自身の生活圏やスケジュールに合わせて選ぶのがいいでしょう。
まとめ
今回の記事では、クレジットカードの審査に時間がかかる理由や、審査期間を短くする方法についてご紹介してきました。ポイントを振り返ります。
- ほとんどのカード会社で機械審査が導入されている
- 利用履歴の問題・入力ミス・虚偽申告などで審査に時間がかかる
- オンラインでミスなくクレジットカードに申し込むことで審査がスムーズになる
- キャッシングは0円にし、口座設定をしておくのがいい
- 即日発行できるカードはいくつかあるが窓口がある都道府県が限られているものも多い
このように、クレジットカードには審査にある程度時間がかかります。
即日から3週間とクレジットカードによって必要な時間は異なりますが、入力ミスをなくすなどの方法で審査を早くすることも可能です。
こちらでご紹介した内容を参考にして、できるだけ早くクレジットカードを手に入れられるようにしてみてくださいね。
クレジットカードの審査難易度についての記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。