車査定は買取店で無料でできる！買取相場や査定書の入手方法も解説

車の査定額を知りたいという方の中には、「無料で車査定を依頼する方法はないか？」と疑問に思う方が多いのではないでしょうか。

結論、中古車買取店なら基本無料で査定を依頼できます。

ただし、むやみに買取店へ査定を頼むのはおすすめしません。状況や目的によって最適な査定方法を選ぶことが大切です。

車査定の方法の選び方

本記事では、目的や状況にあった査定方法を選べるように3つの方法に分けて解説していきます。

無料で車査定したい人だけでなく、正式な査定書の発行などが必要な方もぜひ本記事を参考にしてください。

車の買取相場を見たあとに、車買取を依頼をしようと考えている方は「車を売るならどこがいい？車買取業者おすすめランキング【2024年5月】高価買取のコツも紹介」もぜひ参考にしてください。

車査定は買取店で無料でできる

車の買取店では、無料で車を査定してもらえるケースがほとんどです。そのため、車を売る意思のある方は買取店に査定を依頼するのがいいでしょう。

「なぜ買取店での車査定は無料なんだろう」と不思議に思われるかもしれません。

買取店は良質な車をできるだけ多く買い取って販売することで、利益を最大化しようとします。

そのためにはできるだけ多くの車を集めて査定する必要があります。買取店は買取ができる可能性がある車をなるべく多く集めるために、査定を無料にしているのです。

一方で、「サクッと車の買取相場額を知りたい」という方や、「遺産相続や評価損の証明などで使える査定書がほしい」という方には別の方法がおすすめです。

買取相場シミュレーションの利用方法やJAAI（一般財団法人 日本自動車査定協会）での車査定など具体的な方法を、のちほど解説します。

ここからは買取店に無料査定を依頼する方法と、その注意点を解説します。

買取店に無料で車査定を依頼する方法

買取店に無料査定を依頼する方法は2つあります。

買取店に無料の車査定を依頼する方法

それぞれ詳しく説明していきます。

買取店に車を持ち込んで査定してもらう

査定してほしい車を近くの買取店に持ち込めば、その場で無料で車を査定してもらえます。

書面での契約や口頭契約をしないかぎりは、査定後に買取を断ってもお金を取られることはありません。

そのため車売却を前向きに検討している方には、買取店で査定を依頼しましょう。

また車の売却にあたり、できるだけ車を高く売りたいという場合は、複数の業者で査定額を比較するようにしましょう。

複数業者の査定額を比較したうえで、一番高い査定額の業者に売却するのが車を高く売る正攻法です。

一方で、複数の業者を一つひとつ調べて業者を選び、問い合わせていくのは骨が折れますよね。

そこでおすすめなのが「一括査定サービス」です。一括査定サービスを使えば、一度の申し込みで複数の業者に査定依頼ができるため、余計な手間がかかりません。

車を高く売りたいという方は、ぜひ利用を検討してみてください。

出張査定で査定士に来てもらい査定してもらう

買取店の査定士に車がある場所に来てもらって査定してもらう出張査定も、基本的に無料です。

今ではほとんどの買取店が出張査定を無料にしているため、有料にしてしまうと他の業者に負けてしまうためです。

ただし、詳しくは「出張査定では例外的に査定料がかかる場合がある」で後述しますが、例外的に一部の業者からは査定料を請求される可能性もゼロではありません。

出張査定を依頼する際は、事前に査定が無料かどうか確認しておきましょう。万が一査定料がかかる場合は、他の出張査定が無料の業者に依頼するのがおすすめです。

ただし、車の価値がほとんどないなど、車の条件次第では出張査定を断られる場合もあるため、その点はあらかじめ覚えておきましょう。

車の出張査定をしてくれるおすすめの業者は「車の出張買取ならここ！車買取で出張対応してくれるおすすめ業者を紹介」で解説しているので、気になる方は参考にしてください。

買取店に査定を依頼する際の注意点

買取店に車査定をする際の注意点は、以下の3つです。

買取店で査定依頼をする際の注意点

それぞれ解説していきます。

買取店での査定は「買取前提」

買取店は、車を買い取る前提で車査定を行います。

そのため、査定を行ったあとに業者から「査定額がいくらなら売却するか」「他社では査定を受けないでほしい」などの営業や交渉をされる可能性が高いです。

全く車を手放すつもりがない場合や営業や交渉の対応がニガテという方は、安易に買取店での査定を依頼せず、きちんと売却意思が固まった段階で依頼するようにしましょう。

出張査定では例外的に査定料がかかる場合がある

前述のとおり、出張査定では一部の業者から出張費を請求される可能性がゼロではありません。

出張査定では、査定を依頼する側は無料とはいえ、買取店には査定士の人件費や訪問するためのガソリン代などさまざまなコストがかかっているからです。

そのためほとんどの業者では出張査定は無料ですが、例外的に査定料の請求をされないかどうか、事前に確認しておくことが大切です。

買取店では査定書の発行はできない

車の個人間売買や遺産相続などで第三者目線での査定額や法的に有効な査定書が欲しい場合もあるでしょう。

しかし、買取店では査定書を発行することができません。

正確な査定額を知りたい場合や正式な査定書が必要な場合は、JAAI（日本自動車査定協会）で有料査定を依頼するのがおすすめです。

増田さん

記事内でも触れられているように、買取業者での無料査定は売却を前提としています。そのため、もともと売る気がなく、査定額を知りたいだけという場合は利用しないほうが無難です。

またもし売る気がないことが買取店側に伝わってしまうと、本来の査定額を提示してもらえません。

なぜなら、買取業者も商売で査定を行っているため、売る気がないユーザーに手の内をさらすようなことはしないからです。

詳しくは「有料の車査定がおすすめなケース」で解説します。

買取相場シミュレーション機能があるサイトなら車の買取相場が無料でわかる

車を手放そうか迷っている方や買取相場を参考に売却を検討したい方は、買取相場シミュレーション機能があるサイトを利用しましょう。

なかでも一括査定サイト「ナビクル」の買取・下取り相場シミュレーションでは、手軽に無料で車の買取相場を見られるためおすすめです。

ただし買取相場シミュレーション機能で見られるのは、実際の査定額ではなくあくまで相場価格です。相場価格を見たうえで実際に車を売りたいと思った方は、買取店に査定を依頼しましょう。

ナビクルで車の買取相場を調べる方法

前述のとおり、車の買取相場は一括査定サイト「ナビクル」の相場検索機能でみることができます。

以下から、実際に買取相場を調べる方法を紹介していきます。

1.ナビクルの買取相場検索ページでメーカーと車種を指定する

ナビクルの相場検索ページにアクセスします。以下のようなページが表示されます。

ページ上部にある選択フォームで、相場を検索したい車のメーカーと車種を指定します。

2.各車種のページで詳細条件を指定する

メーカーと車種を選択すると、対象車種の個別ページに移動します。

より確からしい相場を見るため、車種の詳細条件を指定して「今すぐ愛車の最高額をチェック！」のボタンを押します。

3.買取相場と下取り相場を確認する

詳細条件を指定したら、表示される買取相場と下取り相場を確認しましょう。

以下は、2022年9月にホンダ N-BOXの買取相場を検索した結果です。車種によっては買取相場が掲載されていないこともありますが、人気車種は基本的に情報が載っています。

買取相場だけでなく下取り相場も見られること、現在の相場だけではなく過去と未来の相場も確認できるところがナビクルの相場検索機能の良いところです。

相場推移を参考に、最適なタイミングを見極めて車を手放すことができます。ぜひうまく活用してください。

増田さん

相場だけを知りたいという場合は、上記のナビクルに加え、トヨタや日産が公開している下取りシミュレーションもおすすめです。

また、中古車情報サイトで販売相場相場をもとに、大体の目安を割り出すと共できます。車種により差はありますが、軽自動車なら15～30万円、普通車なら20～40万円を引いた価格が買取相場の目安です。

もちろんどの方法も、あくまで目安にしかすぎませんが、近いうちに売却や乗り換えを考えているなら、定期的にこれらの情報を調べておきましょう。

有料の車査定がおすすめなケースと査定書の発行費用を紹介

車の正式な査定書やその他の車の価値を証明する書類が必要な場合は、JAAI（日本自動車査定協会）による有料の車査定を利用しましょう。

協会専属の査定士による車査定をもとに、法的に認定された査定書やその他の証明書を作成してもらうことができます。

この章ではまず査定書やその他の証明書が必要なケースについて紹介したあとで、JAAIでは具体的にどのような書類を発行でき、査定費用がいくらなのかを解説します。

JAAIで有料査定をするケース

以下から、具体的にどのようなケースでJAAIへ査定依頼をするのかを解説します。

評価損の証明

協事故の被害にあった際に適切な保険金を受け取るために、JAAIでの有料の査定依頼と証明書の発行が有効なケースがあります。

協前提として事故の被害を正しく見積もるには、損害を「修理費用」と「評価損」の両方を合わせて考える必要があります。

「修理費用」とは車の修理にかかる費用のことで、「評価損」とは車に修理歴や事故歴がついたり、骨格部分が損傷することで落ちてしまう車の価値のことです。

損傷度合いによっては、評価損を「事故減価証明書」という書類で証明でき、事故等で損害を受けた価値落ち分（評価損）を、事故の相手方の保険会社に請求することができます。

評価損は損傷度合いによって証明できる場合とできない場合があるため、気になる方はJAAIに直接問い合わせてみることをおすすめします。

車を個人間売買する場合の評価証明

車を個人間売買で取引する際に、査定士に第三者的な立場で査定してもらい、その査定額を参考に売買を成立させたいということもあるでしょう。

そのような場合、JAAIの査定書を客観的な価値証明として利用するのがおすすめです。

JAAIは買取店とは違い、営利目的で査定をしていないため、査定額が決算や査定士の交渉などによって左右されることがありません。

査定の正確さや信頼性、査定書を発行してもらえるという点から、公平な個人間売買を進めるにはJAAIによる査定を利用するのがおすすめです。

増田さん

記事にあるように、JAAIでは正確かつ第三者的な立場で査定をしてもらえるため、買取業者への売却を考えていない場合はおすすめできます。

特に個人売買の販売価格として参考にすることは、売りやすさに加え、後のトラブルを避けるうえでも非常に有効な手段です。

しかし、営利が絡んでおらず公平すぎるため、買取業者の査定額より安くなる可能性があることは覚えておきましょう。

その他にもJAAIの査定書やその他の証明書が役立つ場面は多くあります。

次の章からは実際に発行できる書類と用途、査定料金について解説していきます。

JAAIで発行できる証明書と査定手数料

JAAIで発行できる書類は、以下の6つです。

これらの書類は買取店で出すことはできないため、必要な場合はJAAIに依頼しましょう。

JAAIの査定料金は、普通車は9,900円～、小型車・軽自動車は7,150円～となっています。

ここまで、JAAIで有料の査定依頼をするケースや実際に発行できる書類などを詳しく解説してきました。

ご紹介してきた内容を参考にしていただき、目的や状況に応じて買取店に査定を依頼するか、JAAIに有料査定を依頼するか検討してみてください。

まとめ

結論、車査定はお近くの買取店で基本無料で依頼できます。

車を売る予定があり、査定価格を知った上で売却を決めたいという方にはおすすめです。

まだ売却意思が固まっていない方やざっくりと買取相場を知りたいという場合は、ナビクルの相場検索ページの利用をおすすめします。手軽に無料で買取・下取り相場を調べることができます。

また正確な査定額を知りたい場合や、事故による評価損や遺産相続などでの価値証明などに正式な査定書が必要な場合にはJAAIに有料の査定を依頼しましょう。

本記事を読んでいただき、ご自身の満足のいく解決策が見つかれば幸いです。

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