債券のデメリット・リスク【国債・社債は投資メリットなくて買う意味ない?】

債券のデメリットは?投資する意味ない?
おすすめ債券

2022-05-31

  • 債券投資のデメリットが知りたい
  • 国債や社債って投資する意味あるの?

保有期間中のインカムゲインを狙った投資法が特に魅力の債券投資ですが、以下のようなデメリット・メリットがあります。

債券投資のデメリット・リスク

債券投資のメリット

以上のメリット・デメリットを踏まえると、利子の受け取りによるインカムゲインの獲得や、売却のタイミングを考えずに保有したい人は、債券投資がおすすめだと言えるでしょう。

この記事では債券投資のメリット・デメリットの詳細や、どんな人に債券投資が向いているか解説します。

最後まで読めば、債券の特徴を理解したうえで、債券投資が自分に向いているかどうか判断できるようになるでしょう。

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目次

債券投資のデメリット・リスク

債券投資のデメリット・リスク

債券は安全性が高い投資商品であると一般的には言われていますが、デメリットもあります。

安全性が高いというイメージだけで購入すると、思わぬ損失を被ったり、「思ったよりも利益が出ない」などと落胆したりすることもあるかもしれません。

そうならないためにも、債券が自分の運用スタイル等に合った投資商品なのか、知ることが大切です。

債券の良い面ばかりだけでなく、どのようなデメリットがあるのか事前に把握して、購入を検討した方が良いでしょう。

デメリット①途中で売却した場合には損失が発生する可能性がある

債券は、償還を迎える前に売却できます。

その場合、市場価格で売却することになりますが、市場価格が購入時の金額よりも低いと損失が発生します。

政策金利が引き上げられた時や資金需要の豊富な好景気の時などで金利の上昇が続き、購入時の金額が額面より高い場合、売却をすると売却損が発生します。

注意

償還時まで保有していた場合、額面が戻ってくるのが債券です。

購入時の金額が額面と同等か下回っている場合には、どうしても資金が必要でなければ、売却せずに償還まで待った方が良いでしょう。

デメリット②債務不履行になる可能性もある

債券は、債務不履行(デフォルト)のリスクがあり、債務不履行になると、額面分の金額が戻ってこず、償還までに受け取れるはずの利子も受け取れなくなります。

  • 国債の場合:
    日本国債は、毛国家財政の破綻や外貨準備の枯渇などが発生しない限りは簡単に債務不履行にならないと考えられます。
    しかし、新興国の国債は、貿易赤字などの増大や政情不安もあるので注意が必要です。
  • 社債の場合:
    社債は、資金繰りの悪化など発行体である企業の経営状況が極端に悪化すると債務不履行に陥ることがあります。

国債や政府保証債、地方債などは債務不履行のリスクは低いでしょう。

債務不履行の可能性の大小は債券により異なりますが、リスクがあることを念頭に置く必要があります。

デメリット③外貨建て債券の場合は為替変動によるリスクがある

債券の中には米ドルやユーロなど、外貨建てのものもあります。

外貨建て債券も償還時に額面分が返ってきますが、為替変動により、元本割れになることがあるのです。

  • 額面1万ドルの外貨建て債券を1ドル100円の時に100万円で購入
  • 購入後、円高が進み償還時の為替レートが1ドル95円に
  • 額面の1万ドルが返ってきても、日本円に替えると95万円になり、5万円の損失が発生

外貨建て債券は、償還時に額面分の金額が返ってきても、円高になっていれば為替差損が発生し、その結果、損失を被る可能性があるので注意しましょう。

デメリット④金利上昇に弱い

債券は、金利低下時に強い金融商品のため、金利上昇に弱いのがデメリットです。

  • 固定金利1%で満期5年、額面1万円の債券Aを1万円で購入
  • 1年後、金利が2%に上昇し、上昇した2%の金利を元に固定金利2%で額面1万円の債券Bが発行
  • 債券Aの2倍の金利がもらえるため、債券Bに人気が移り、債券Aを売却するには価格を下げる必要がある
  • 債券Bと同程度の利回りがもらえるよう、債券Aの価格を割り引き、満期になり償還した際のトータルリターンを債券Bと同程度の水準にする必要がある

金利が上昇すると債券価格は下がり、途中で売却すると損失が発生します。

そのまま保有しても、他の投資対象の方がより多くの利益を得られる可能性が高く、投資妙味に欠けるでしょう。

デメリット⑤個人向け国債の場合、定期預金の方が金利が高いケースもある

個人向け国債には「変動10」や固定金利の「固定5」「固定3」といった商品があり、いずれも年0.05%の金利が保証されていて、100万円購入した場合は1年で500円の金利がもらえます。

一般的に定期預金は個人向け国債より低い金利のものが多いのですが、中には、個人向け国債より金利の高いものもあります。

100万円を預け入れした場合、あおぞら銀行の「BANK THE 定期」なら0.20%の金利が付くので、1年で2,000円の金利になる!

個人向け国債は国が元利金を保証しているため、安全性が高い商品ですが、キャンペーンや優遇などで定期預金の中にも金利が高いものもあり、投資妙味に欠ける点がデメリットと言えます。

デメリット⑥購入できる場所や種類が限られている

債券は金融機関によっては取り扱いのないところもあり、取り扱っていても、種類がかなり少ない点がデメリットです。

  • 国債:
    個人が買えるのは個人向け国債か新窓販国債で、証券会社、銀行等の金融機関や郵便局などで年12回購入の機会があるが、取扱いがない証券会社もある
  • 地方債:
    個人で購入できるが、募集が不定期で、いつでも購入できるわけではない。
    また取り扱いの無い証券会社もある個人向け
  • 社債:
    取り扱いの有無は金融機関によって異なり、取り扱っていても種類がかなり限られる

新発債券の場合は、好きな時に買えるわけではない点もデメリットといえ、株やFXなどの投資商品よりも選択肢が少なく、売買の自由度が下がることにも注意が必要です。

デメリット⑦ハイリスク・ハイリターンの債券もある

債券は一般的に、株など比較するとローリスク・ローリターンと言われていますが、中には仕組債のようなハイリスク・ハイリターンの債券もあるので注意が必要です。

仕組債は、オプションやスワップなどのデリバティブを組み込んだ債券で、特定の株価や指数に連動するものなどがあります。

金利がかなり高く、株価が一定価格まで上昇すると早期償還されたり、一定価格まで下落すると元本割れか株式で償還さたりするものが多く見られます。

高い金利は魅力的ですが、複雑な仕組みのため初心者には不向きで、高い利子をもらうためには株価下落のリスクと背中合わせで保有し続けなければなりません。

ハイリスク・ハイリターンの債券もあるため、「債券だから比較的安全性が高い」とは考えないよう注意が必要です。

債券投資のメリット

債券投資のメリット

メリット①銀行の普通預金や定期預金よりも金利が高い傾向にある

債券は、銀行の普通預金や定期預金より、金利が高い傾向にあります。

金利の例